JPH07115334B2 - 竹割箸の製造法 - Google Patents

竹割箸の製造法

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JPH07115334B2
JPH07115334B2 JP13669493A JP13669493A JPH07115334B2 JP H07115334 B2 JPH07115334 B2 JP H07115334B2 JP 13669493 A JP13669493 A JP 13669493A JP 13669493 A JP13669493 A JP 13669493A JP H07115334 B2 JPH07115334 B2 JP H07115334B2
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bamboo
chopsticks
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cut
manufacturing
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Inventor
良徳 安東
Original Assignee
オリエント物産株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竹製割箸の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の竹製割箸の製造法は、竹材から製
造すべき竹割箸の所要の長さ寸法に玉切りするため、普
通の割箸の場合は、21cm又は24cmに玉切りする
ため、竹材の節部を避けて、節部間の間隔が21cm又
は25cmより長い、通常25cm以上ある間隔部のみ
を玉切りし、その各玉切り材から竹割箸を製造してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の竹割箸の製
造法は、竹材を上記のように、節部間の間隔が25cm
以上ある部分のみを使用するため、その竹材原料に対す
る製品歩留は、30%前後と極めて低く、その大部分
は、利用されることなく無駄に廃棄処分されていた。而
も、その大量の廃棄処分に焼却等の相当の労力と費用を
要し、極めて不経済で問題であった。従って、資源の有
効利用の面から、その製品の歩留を向上すると共に、廃
棄処分する量を可及的に減少し、比較的安価に割箸を製
造することができることが望まれる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決し、上記の要望を満足する竹製割箸の製造法を
提供するもので、竹材をその長さ方向に所要の一定の間
隔を存して玉切りすること、得られた各玉切り材を大割
りすること、各大割り材の節部の隔壁部を除去するこ
と、隔壁部を除去された各大割り材を一定の幅に細割り
すること、各細割り材の節部を研削し、平坦な細割り板
材とすること、次で各平坦な細割り板材を、通常の竹割
箸の製造工程で処理することを特徴とする。
【0005】
【作用】上記本発明によれば、竹材の節部の間隔の寸法
の如何に拘らず、製造すべき所要の割箸の長さ寸法の一
定の間隔で玉切りし、その玉切り材を大割り後、これを
節部の除去工程後細割りし、その細切り材の研削工程を
経ることにより、通常の割箸の製造加工機にかけること
ができるので、竹材資源の大部分を無駄にすることなく
利用でき、製品歩留りを向上し、且つ比較的安価に割箸
を提供できる。一方、その廃棄処分する量は著しく減少
する。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。本発明の割箸の製造法によれば、竹材置場か
ら取り出した節部の間隔がまちまちの各種の竹材を任意
に原料として利用できる。即ち、製造するべき割箸の長
さより節部間の間隔が長くても短くても関係なく、原料
として利用できる。その実施の1例を添付図面により以
下説明する。
【0007】図1で、1は原料とする1例の竹材を示
す。便宜上、該竹材1は、一部を省略して示している。
一般に使用される割箸の長さ寸法は、21cmか24c
mであるので、この実施例では、21cmの長さ寸法の
割箸の製造を行う場合につき説明する。該竹材1は、そ
の基端から先端にかけて、節部2間の間隔は、基端側で
は21cmより短い寸法の個所が続き、その途中より2
1cmより長い間隔となり、先端に行くに従い長くな
り、25cm又はそれ以上の間隔を有する。
【0008】従来は、その基端から、その途中までの節
部2間の間隔が25cm未満の部分は利用することなく
廃棄し、また、その先の節部2間の間隔が25cm以上
の所でも、その節部を避けて、21cmに玉切りし、切
断された各節部2は廃棄されていたので、結局、その竹
材1の全長の70%程度は無駄に廃棄されていた一方、
玉切り作業において、このような間隔の寸法の選択を要
し、極めて煩しく、作業能率が低下していた。
【0009】本発明によれば、該竹材1の長さ方向に、
所要の一定の間隔で玉切りすれば良い。例えば、竹材1
のいずれか一方の端より、図示の例では、その基端より
21cmの一定の間隔dでその先端まで単純な作業で玉
切りし、図2(a)示のように多数の玉切り材3,3,
…を取得する。かくして、長さ21cmのその玉切り材
3,3,…の大部分は、夫々節部2を有するものが得ら
れる。次に、その各玉切り材3について大割り機により
大割りする。一般には、図2(b)示のように半割りす
る。かくして、各玉切り材3より2個の半割り材4,4
が得られる。次に、各半割り材4について、ハンマーに
よりその節部2の隔壁部2aを叩き壊して除去し、図2
(c)示の隔壁部2aの除去された半割り材4を得る。
次に、その各半割り材4を、細切り機にかけて図2
(d)示のように一定寸法の幅の複数個の細切り材5を
得る。この各細切り材5は、その外面に節部2の外面突
節2bとその内面に隔壁残部2a′を有するので、これ
らを研削除去し、図2(e)示の如く、平坦な細切り板
材6とする。次で、その各細切り板6を従来の割箸の製
造法と同様に、箸成形機、先細機にかけて、例えば、長
さ21cm、手に持つ側の最大幅12mm、厚さ5mm
の割箸に加工し、次でこれを乾燥機と研磨機にかけて図
2(f)示の節模様7aのある割箸製品7を得る。尚、
取得した節部のない玉切り材2については、半割り加工
に次いで、細切り工程を直ちに行い、以下従来の製造工
程により節模様のない竹割箸製品とする。
【0010】
【発明の効果】このように本発明によるときは、竹材を
所要の一定の寸法で節部の有無に関係なく、玉切りする
ので、玉切り作業が円滑、高能率に行われると共に、竹
材が殆ど無駄になることがなく、製品歩留が著しく高い
而も節目模様のある趣味性を有する竹割箸が比較的安価
に製造でき、従来要した廃棄処分による大きな手間と費
用を節減できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1例を示す竹材の1例の一部を
裁除した正面図である。
【図2(a)〜(f)】本発明の実施の1例の製造工程
を示す。
【図2(a)】各玉切り材の正面図である。
【図2(b)】各半割り材の斜面図である。
【図2(c)】隔壁部を除去した半割り材の斜面図であ
る。
【図2(d)】各細切り材の斜面図である。
【図2(e)】各平坦な細切り板の斜面図である。
【図2(f)】本発明の竹割箸製品の1例の斜面図であ
る。
【符号の説明】
1 竹材 2 節部 2
a 隔壁部 2a′ 隔壁残部 2b 外面突節 3
玉切り材 4 大割り材、半割り材 5 細割り材 6
細割り板材 7 割箸製品 d 一定の間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹材をその長さ方向に所要の一定の間隔
    を存して玉切りすること、得られた各玉切り材を大割り
    すること、各大割り材の節部の隔壁部を除去すること、
    隔壁部を除去された各大割り材を一定の幅に細割りする
    こと、各細割り材の節部を研削し、平坦な細割り板材と
    すること、次で各平坦な細割り板材を、通常の竹割箸の
    製造工程で処理することを特徴とする竹割箸の製造法。
JP13669493A 1993-05-14 1993-05-14 竹割箸の製造法 Expired - Lifetime JPH07115334B2 (ja)

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