JPH07115195A - Mosトランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
Mosトランジスタ及びその製造方法Info
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- JPH07115195A JPH07115195A JP5280565A JP28056593A JPH07115195A JP H07115195 A JPH07115195 A JP H07115195A JP 5280565 A JP5280565 A JP 5280565A JP 28056593 A JP28056593 A JP 28056593A JP H07115195 A JPH07115195 A JP H07115195A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ないマスク数でLDD構造のMOS型トラ
ンジスタを制御性良く実現し、かつドレイン接合容量の
低減を図る。 【構成】 P型シリコン基板(1−a)上にP型ウェル
(2)を形成後、フィールド絶縁膜(3)とチャネルス
トッパー(17)を形成する。その後第1酸化膜(4−
a)と第2酸化膜(4−b)を堆積し、それらをパター
ニングする。そしてイオン注入によりチャネル注入領域
(5)を形成する。チャネル注入領域(5)に対して自
己整合的に逆テーパー型のゲート電極(8)が形成され
る。斜め回転イオン注入によりN−型LDD領域(1
0)が形成され、基板に対して垂直な方向からのイオン
注入によりN+型ソース・ドレイン領域(11)が形成
される。
ンジスタを制御性良く実現し、かつドレイン接合容量の
低減を図る。 【構成】 P型シリコン基板(1−a)上にP型ウェル
(2)を形成後、フィールド絶縁膜(3)とチャネルス
トッパー(17)を形成する。その後第1酸化膜(4−
a)と第2酸化膜(4−b)を堆積し、それらをパター
ニングする。そしてイオン注入によりチャネル注入領域
(5)を形成する。チャネル注入領域(5)に対して自
己整合的に逆テーパー型のゲート電極(8)が形成され
る。斜め回転イオン注入によりN−型LDD領域(1
0)が形成され、基板に対して垂直な方向からのイオン
注入によりN+型ソース・ドレイン領域(11)が形成
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LDD構造MOSトラ
ンジスタとその製造方法に関し、特に、ゲート電極の構
造とその製造方法に関する。
ンジスタとその製造方法に関し、特に、ゲート電極の構
造とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高性能化、高集積化のために、
MOSトランジスタのゲート長が縮小されてきている
が、それに伴ないますます高電界となるドレイン近傍の
空乏層中で発生するホットキャリアに対する素子の信頼
性を確保しなければならない。その対策として、電界を
緩和するために低濃度ドレイン領域をドレイン接合部に
用いて、ドレイン領域の不純物濃度分布をなだらかにし
たLDD(LightlyDoped Drain)構
造が用いられている。このLDD構造を実現するために
は、通常ゲート電極の加工後、低濃度ドレイン領域形成
のためのイオン注入を行い、ゲート電極の側面に側壁
(サイドウォール)を形成し、その後高濃度ドレイン領
域をイオン注入により形成する。従ってCMOS構造を
実現する為には、計4回のマスキング工程が必要とな
る。
MOSトランジスタのゲート長が縮小されてきている
が、それに伴ないますます高電界となるドレイン近傍の
空乏層中で発生するホットキャリアに対する素子の信頼
性を確保しなければならない。その対策として、電界を
緩和するために低濃度ドレイン領域をドレイン接合部に
用いて、ドレイン領域の不純物濃度分布をなだらかにし
たLDD(LightlyDoped Drain)構
造が用いられている。このLDD構造を実現するために
は、通常ゲート電極の加工後、低濃度ドレイン領域形成
のためのイオン注入を行い、ゲート電極の側面に側壁
(サイドウォール)を形成し、その後高濃度ドレイン領
域をイオン注入により形成する。従ってCMOS構造を
実現する為には、計4回のマスキング工程が必要とな
る。
【0003】このようにサイドウォールを用いた通常の
MOSトランジスタの製造方法では、マスク数が多くコ
ストが高いばかりでなく、サイドウォール形成のための
エッチバック時にシリコン基板に損傷を与え、歩留りが
低下し易いという問題点があった。これを解決するため
に、ひさし型の電極を形成し、同一のマスキング工程で
イオン注入の角度と注入量を変えた2回のイオン注入に
よりLDD構造を実現する方法が特開平5−29337
号に示されている。以下にこの従来技術について、図7
の工程断面図(a)〜(c)を用いて説明する。
MOSトランジスタの製造方法では、マスク数が多くコ
ストが高いばかりでなく、サイドウォール形成のための
エッチバック時にシリコン基板に損傷を与え、歩留りが
低下し易いという問題点があった。これを解決するため
に、ひさし型の電極を形成し、同一のマスキング工程で
イオン注入の角度と注入量を変えた2回のイオン注入に
よりLDD構造を実現する方法が特開平5−29337
号に示されている。以下にこの従来技術について、図7
の工程断面図(a)〜(c)を用いて説明する。
【0004】P型シリコン(1)上に素子分離のための
フィールド絶縁膜(3)を形成後、ゲート酸化膜(7)
を成長形成する。多結晶シリコン層(8)と高融点金属
ケイ化物層(9)を順次堆積後、ゲート電極のパターニ
ングを行う。そして、多結晶シリコン層(8)をエッチ
ングしてひさし構造のゲート電極を形成する[図7
(a)]。そしてこのひさし構造を利用して斜め方向か
らイオン注入してN−型LDD領域(10)を形成し
[図7(b)]、基板に対して垂直な方向からのヒ素を
イオン注入によりN+型ソースドレイン領域(11)を
形成してNMOSトランジスタが形成される[図7
(c)]。
フィールド絶縁膜(3)を形成後、ゲート酸化膜(7)
を成長形成する。多結晶シリコン層(8)と高融点金属
ケイ化物層(9)を順次堆積後、ゲート電極のパターニ
ングを行う。そして、多結晶シリコン層(8)をエッチ
ングしてひさし構造のゲート電極を形成する[図7
(a)]。そしてこのひさし構造を利用して斜め方向か
らイオン注入してN−型LDD領域(10)を形成し
[図7(b)]、基板に対して垂直な方向からのヒ素を
イオン注入によりN+型ソースドレイン領域(11)を
形成してNMOSトランジスタが形成される[図7
(c)]。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなひさし型
のゲート電極は、多結晶シリコン層(8)を弗酸と硝酸
の混合溶液を用いたウェットエッチングにより形成され
る。多結晶シリコン層(8)を側面からウェットエッチ
ングすると、その中央部からエッチングが進行していく
ため、図8に示すように多結晶シリコン層(8)の側面
が丸みを帯びる。又、多結晶シリコン層のエッチングレ
ートは、その結晶粒の大きさや、不純物濃度のばらつ
き、あるいは、エッチング液の温度、濃度等により大き
く左右されるため、多結晶シリコン層(8)の側面形状
のばらつきが大きく、又、ひさし長(50)を再現性良
く制御するのも非常に困難である。ひさし長(50)が
ばらつくとN−型LDD領域(10)の巾や多結晶シリ
コン層(8)の電極長がばらつき、その結果素子特性の
製造ばらつきが非常に大きくなる。ゲート長0.4μm
程度のサブミクロンMOSトランジスタではN−型LD
D領域(10)の巾の製造ばらつきを0.02μm程度
に抑制することが必要とされるが、ウェットエッチング
による前述の構造では、その実現は困難である。
のゲート電極は、多結晶シリコン層(8)を弗酸と硝酸
の混合溶液を用いたウェットエッチングにより形成され
る。多結晶シリコン層(8)を側面からウェットエッチ
ングすると、その中央部からエッチングが進行していく
ため、図8に示すように多結晶シリコン層(8)の側面
が丸みを帯びる。又、多結晶シリコン層のエッチングレ
ートは、その結晶粒の大きさや、不純物濃度のばらつ
き、あるいは、エッチング液の温度、濃度等により大き
く左右されるため、多結晶シリコン層(8)の側面形状
のばらつきが大きく、又、ひさし長(50)を再現性良
く制御するのも非常に困難である。ひさし長(50)が
ばらつくとN−型LDD領域(10)の巾や多結晶シリ
コン層(8)の電極長がばらつき、その結果素子特性の
製造ばらつきが非常に大きくなる。ゲート長0.4μm
程度のサブミクロンMOSトランジスタではN−型LD
D領域(10)の巾の製造ばらつきを0.02μm程度
に抑制することが必要とされるが、ウェットエッチング
による前述の構造では、その実現は困難である。
【0006】又、前述のひさし型の電極構造では、高融
点金属ケイ化物層(9)がN+型ソース・ドレイン領域
(11)形成時のイオン注入のマスクとなるため、その
薄膜化が難しい。例えばWシリサイドを高融点金属ケイ
化物層に用いた0.4μmMOSトランジスタを形成す
るためには、0.2μm以上の厚さのWシリサイドが必
要である。その結果、CMOSプロセスにおいて、高濃
度のソース・ドレイン領域を形成するためのイオン注入
時に不純物をWシリサイドの下の多結晶シリコン中に導
入することができない。ゲート長0.3μm以下のディ
ープサブミクロンCMOSでは、PMOSトランジスタ
のゲート電極にP+型多結晶シリコンを用い、NMOS
トランジスタのゲート電極にN+型多結晶シリコンを用
いるP−N方式のCMOS構成が必須の技術である。こ
れは、通常高濃度ソース・ドレイン領域を形成するため
のイオン注入時に多結晶シリコン中にも不純物を導入す
ることによって実現される。しかし、前述のようにひさ
し型の電極構造では、これが不可能であり、ディープサ
ブミクロンCMOSの実現が難しいという問題もある。
点金属ケイ化物層(9)がN+型ソース・ドレイン領域
(11)形成時のイオン注入のマスクとなるため、その
薄膜化が難しい。例えばWシリサイドを高融点金属ケイ
化物層に用いた0.4μmMOSトランジスタを形成す
るためには、0.2μm以上の厚さのWシリサイドが必
要である。その結果、CMOSプロセスにおいて、高濃
度のソース・ドレイン領域を形成するためのイオン注入
時に不純物をWシリサイドの下の多結晶シリコン中に導
入することができない。ゲート長0.3μm以下のディ
ープサブミクロンCMOSでは、PMOSトランジスタ
のゲート電極にP+型多結晶シリコンを用い、NMOS
トランジスタのゲート電極にN+型多結晶シリコンを用
いるP−N方式のCMOS構成が必須の技術である。こ
れは、通常高濃度ソース・ドレイン領域を形成するため
のイオン注入時に多結晶シリコン中にも不純物を導入す
ることによって実現される。しかし、前述のようにひさ
し型の電極構造では、これが不可能であり、ディープサ
ブミクロンCMOSの実現が難しいという問題もある。
【0007】更に、前述の例に限らず通常のLDDトラ
ンジスタでは、しきい値電圧VTを制御するためのイオ
ン注入(以下チャネル注入と略す)領域とゲート電極を
自己整合的に設けることができない。スケーリング則に
従うと、MOSトランジスタのゲート長が短くなるに従
い、チャネル領域の不純物濃度は増加し、しきい値電圧
VTがスケーリングされないとその増加率は更に大きく
なっていく。しかし、図7に示すP型シリコン(1)の
濃度を高めていくとN+型ドレイン領域(11)とP型
基板(1)の接合容量が増大するため図9に示すように
ゲート電極を形成する前にチャネル領域のみを必要な不
純物濃度に設定するためのチャネル注入を行っている
[図9(a)]。この場合チャネル注入工程及びゲート
電極形成のためのPR工程でそれぞれフィード絶縁膜に
対する目ずれマージンを確保しなければならず、その結
果、図9(b)のオーバーラップ長(51)で示すよう
にチャネル領域(5)が必要以上に拡がりドレイン接合
容量が大きくなるという問題点がある。
ンジスタでは、しきい値電圧VTを制御するためのイオ
ン注入(以下チャネル注入と略す)領域とゲート電極を
自己整合的に設けることができない。スケーリング則に
従うと、MOSトランジスタのゲート長が短くなるに従
い、チャネル領域の不純物濃度は増加し、しきい値電圧
VTがスケーリングされないとその増加率は更に大きく
なっていく。しかし、図7に示すP型シリコン(1)の
濃度を高めていくとN+型ドレイン領域(11)とP型
基板(1)の接合容量が増大するため図9に示すように
ゲート電極を形成する前にチャネル領域のみを必要な不
純物濃度に設定するためのチャネル注入を行っている
[図9(a)]。この場合チャネル注入工程及びゲート
電極形成のためのPR工程でそれぞれフィード絶縁膜に
対する目ずれマージンを確保しなければならず、その結
果、図9(b)のオーバーラップ長(51)で示すよう
にチャネル領域(5)が必要以上に拡がりドレイン接合
容量が大きくなるという問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のMOSトランジ
スタは、ゲート電極のチャネル方向の寸法がゲート電極
の上部から下部にかけて短くなっていく逆テーパー型の
ゲート電極を備えているものであり、又、その製造方法
において、シリコン基板上に第1の絶縁膜を形成する工
程と、該第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程
と、該第2の絶縁膜を開孔する工程と、開孔部の前記シ
リコン基板中にMOSトランジスタのしきい値電圧を制
御するためのイオン注入を行う工程と、開孔部の前記第
2の絶縁膜の側面に第3の絶縁膜を形成する工程と、開
孔部の前記第1の絶縁膜を除去する工程と、開孔部の前
記シリコン基板を酸化する工程と、開孔部にゲート電極
材料を埋め込む工程と、前記第2の絶縁膜を除去する工
程と、前記第3の絶縁膜を除去する工程と、斜めイオン
注入により不純物濃度の比較的低いドレイン領域を前記
シリコン基板中に形成する工程と、シリコン基板と垂直
な方向からのイオン注入により不純物濃度の高いソース
領域とドレイン領域を前記シリコン基板中に形成する工
程とを備えているものである。
スタは、ゲート電極のチャネル方向の寸法がゲート電極
の上部から下部にかけて短くなっていく逆テーパー型の
ゲート電極を備えているものであり、又、その製造方法
において、シリコン基板上に第1の絶縁膜を形成する工
程と、該第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程
と、該第2の絶縁膜を開孔する工程と、開孔部の前記シ
リコン基板中にMOSトランジスタのしきい値電圧を制
御するためのイオン注入を行う工程と、開孔部の前記第
2の絶縁膜の側面に第3の絶縁膜を形成する工程と、開
孔部の前記第1の絶縁膜を除去する工程と、開孔部の前
記シリコン基板を酸化する工程と、開孔部にゲート電極
材料を埋め込む工程と、前記第2の絶縁膜を除去する工
程と、前記第3の絶縁膜を除去する工程と、斜めイオン
注入により不純物濃度の比較的低いドレイン領域を前記
シリコン基板中に形成する工程と、シリコン基板と垂直
な方向からのイオン注入により不純物濃度の高いソース
領域とドレイン領域を前記シリコン基板中に形成する工
程とを備えているものである。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【実施例1】図1は本発明の一実施例のNMOSトラン
ジスタの断面構造図である。フィールド絶縁膜(3)と
チャネルストッパー(17)により分離された領域のP
型ウェル(2)上にNMOSトランジスタが形成されて
いる。ゲート酸化膜(7)を介してN+型多結晶シリコ
ン層(8−C)が設けられ、N+型多結晶シリコン層
(8−C)は、チャネル方向の長さが上部より下部の方
が短い逆テーパー型の形状を有している。チャネル注入
領域(5)はP型ウェル領域(2)より不純物濃度が高
く所望のしきい値電圧VTが得られるように設定されて
いる。又、この領域はN+型多結晶シリコン層(8−
C)と自己整合的に形成されている。
ジスタの断面構造図である。フィールド絶縁膜(3)と
チャネルストッパー(17)により分離された領域のP
型ウェル(2)上にNMOSトランジスタが形成されて
いる。ゲート酸化膜(7)を介してN+型多結晶シリコ
ン層(8−C)が設けられ、N+型多結晶シリコン層
(8−C)は、チャネル方向の長さが上部より下部の方
が短い逆テーパー型の形状を有している。チャネル注入
領域(5)はP型ウェル領域(2)より不純物濃度が高
く所望のしきい値電圧VTが得られるように設定されて
いる。又、この領域はN+型多結晶シリコン層(8−
C)と自己整合的に形成されている。
【0010】そして、N+型多結晶シリコン層(8−
C)に対して自己整合的にN−型LDD領域(10)と
N+型ソース・ドレイン領域(11)がP型ウェル
(2)中に設けられている。チャネル注入領域(5)と
N+型ソース・ドレイン領域(11)の重なりは、不純
物の横方向拡散幅程度と小さい。ソース・ドレイン・ゲ
ートの各電極のとり出し領域には、フィード酸化膜
(3)と側面酸化膜をマスクとして自己整合的にTiシ
リサイド(13)が設けられ、サリサイド構造が実現さ
れている。BPSG膜(14)のコンタクト開孔部に
は、例えばWの様な埋込電極が埋め込まれ、その上部に
は例えばAl−SiCuとTiNの積層構造から成る配
線電極(16)が存在する。
C)に対して自己整合的にN−型LDD領域(10)と
N+型ソース・ドレイン領域(11)がP型ウェル
(2)中に設けられている。チャネル注入領域(5)と
N+型ソース・ドレイン領域(11)の重なりは、不純
物の横方向拡散幅程度と小さい。ソース・ドレイン・ゲ
ートの各電極のとり出し領域には、フィード酸化膜
(3)と側面酸化膜をマスクとして自己整合的にTiシ
リサイド(13)が設けられ、サリサイド構造が実現さ
れている。BPSG膜(14)のコンタクト開孔部に
は、例えばWの様な埋込電極が埋め込まれ、その上部に
は例えばAl−SiCuとTiNの積層構造から成る配
線電極(16)が存在する。
【0011】次に、上記実施例の製造工程を、図2の工
程断面図を用いて説明する。P型シリコン基板(1−
a)上に表面温度が5×1016〜1×1017cm
−3のP型ウェル(2)を形成後、公知の技術であるシ
リコン窒化膜による選択酸化法を用いて素子分離のため
の厚さ0.5μm程度のフィールド絶縁膜(3)とチャ
ネルストッパー(17)を形成する。その後900℃程
度の熱酸化法により厚さ50nm程度の第1酸化膜(4
−a)を形成し、全面に厚さ300〜400nmの第2
酸化膜(4−b)を堆積する。そしてパターニングされ
たフォトレジスト(18−a)をマスクに第2酸化膜
(4−b)と第1酸化膜(4−a)をエッチングし、加
速電圧150〜300KV、ドーズ量1〜5×1012
cm−2のホウ素のイオン注入と、加速電圧20〜50
KV、ドーズ量1〜5×1012cm−2のホウ素のイ
オン注入によりチャネル注入領域(5)を形成する[図
2−(a)]。前者のイオン注入はMOSトランジスタ
のソース・ドレイン間のパンチスルー防止のために、後
者のイオン注入はしきい値電圧VT制御のために行われ
る。その後、フォトレジスト(18−a)の除去、開孔
部の酸化、側面窒化膜(6−a)の形成、ゲート酸化膜
(7)の形成、多結晶シリコン層(8)の開孔部への埋
込みを行い、ゲート電極を形成する[図2−(b)]。
程断面図を用いて説明する。P型シリコン基板(1−
a)上に表面温度が5×1016〜1×1017cm
−3のP型ウェル(2)を形成後、公知の技術であるシ
リコン窒化膜による選択酸化法を用いて素子分離のため
の厚さ0.5μm程度のフィールド絶縁膜(3)とチャ
ネルストッパー(17)を形成する。その後900℃程
度の熱酸化法により厚さ50nm程度の第1酸化膜(4
−a)を形成し、全面に厚さ300〜400nmの第2
酸化膜(4−b)を堆積する。そしてパターニングされ
たフォトレジスト(18−a)をマスクに第2酸化膜
(4−b)と第1酸化膜(4−a)をエッチングし、加
速電圧150〜300KV、ドーズ量1〜5×1012
cm−2のホウ素のイオン注入と、加速電圧20〜50
KV、ドーズ量1〜5×1012cm−2のホウ素のイ
オン注入によりチャネル注入領域(5)を形成する[図
2−(a)]。前者のイオン注入はMOSトランジスタ
のソース・ドレイン間のパンチスルー防止のために、後
者のイオン注入はしきい値電圧VT制御のために行われ
る。その後、フォトレジスト(18−a)の除去、開孔
部の酸化、側面窒化膜(6−a)の形成、ゲート酸化膜
(7)の形成、多結晶シリコン層(8)の開孔部への埋
込みを行い、ゲート電極を形成する[図2−(b)]。
【0012】この間の工程を、図2(a)の開孔部を拡
大した工程断面図である図4,図5を用いて詳細に説明
する。図2(a)のフォトレジスト(18−a)を除去
後、900℃程度の熱酸化法により厚さ30nm程度の
第3酸化膜(4−c)を開孔部に形成する。その後全面
に厚さ50〜200nm程度の窒化膜(6)をCVD法
により成長する[図4(a)]。次に、全面にエッチバ
ックを施し、第2酸化膜(4−b)の側面にサイドウォ
ールとなる側面窒化膜(6−a)を形成する。この時、
第3酸化膜(4−c)がエッチングストッパとなり、チ
ャネル注入領域(5)が損傷をうけるのを防ぐ。そし
て、第3酸化膜(4−c)を除去した後、温度700〜
900℃の熱酸化法で厚さ8〜15nmのゲート酸化膜
(7)を形成する[図4(b)]。
大した工程断面図である図4,図5を用いて詳細に説明
する。図2(a)のフォトレジスト(18−a)を除去
後、900℃程度の熱酸化法により厚さ30nm程度の
第3酸化膜(4−c)を開孔部に形成する。その後全面
に厚さ50〜200nm程度の窒化膜(6)をCVD法
により成長する[図4(a)]。次に、全面にエッチバ
ックを施し、第2酸化膜(4−b)の側面にサイドウォ
ールとなる側面窒化膜(6−a)を形成する。この時、
第3酸化膜(4−c)がエッチングストッパとなり、チ
ャネル注入領域(5)が損傷をうけるのを防ぐ。そし
て、第3酸化膜(4−c)を除去した後、温度700〜
900℃の熱酸化法で厚さ8〜15nmのゲート酸化膜
(7)を形成する[図4(b)]。
【0013】次にCVD法により厚さ0.5〜2μmの
多結晶シリコン層(8−a)を成長後[図4(c)]、
全面にエッチバックして開孔部に多結晶シリコンを埋め
込む[図4(d)]。この時、第2酸化膜(4−c)が
エッチングストッパとなり、エンドポイントディテクタ
ー(EPD)によるエッチングの終点検出は容易に行え
る。多結晶シリコン層(8−a)の中央部にへこみが生
じ、埋め込みが不完全な場合は再度厚さ0.5〜2μm
程度の多結晶シリコン層(8−b)の成長[図5
(a)]、エッチバックを行い、表面が平坦になるよう
に多結晶シリコン(8−b)を埋め込む[図5
(b)]。
多結晶シリコン層(8−a)を成長後[図4(c)]、
全面にエッチバックして開孔部に多結晶シリコンを埋め
込む[図4(d)]。この時、第2酸化膜(4−c)が
エッチングストッパとなり、エンドポイントディテクタ
ー(EPD)によるエッチングの終点検出は容易に行え
る。多結晶シリコン層(8−a)の中央部にへこみが生
じ、埋め込みが不完全な場合は再度厚さ0.5〜2μm
程度の多結晶シリコン層(8−b)の成長[図5
(a)]、エッチバックを行い、表面が平坦になるよう
に多結晶シリコン(8−b)を埋め込む[図5
(b)]。
【0014】この時、多結晶シリコン層(8−b)を用
いずにWシリサイドの様な高融点金属シリサイドを用い
てポリサイド構造を実現することも可能である。その
後、ウェットエッチングにより第2酸化膜(4−b)の
一部あるいは全部を除去し、燐酸を用いたウェットエッ
チングにより側面窒化膜(6−a)を除去する[図5
(c)]。この時、窒化膜(6−a)と多結晶シリコン
層(8−a)、(8−b)とのエッチングレート比は4
0:1程度であるため、多結晶シリコンが削られる量は
ごくわずかである。その後、第1酸化膜(4−a)を除
去した後全面に厚さ20nm程度の第4酸化膜を堆積す
る(図中では省略する)。次に、リンの回転イオン注入
によりN−型LDD領域(10)を形成する。例えば、
加速電圧50〜100KV、ドーズ量1〜5×1013
cm−2、注入角度45°の条件でイオン注入を行う
[図2(c)]。
いずにWシリサイドの様な高融点金属シリサイドを用い
てポリサイド構造を実現することも可能である。その
後、ウェットエッチングにより第2酸化膜(4−b)の
一部あるいは全部を除去し、燐酸を用いたウェットエッ
チングにより側面窒化膜(6−a)を除去する[図5
(c)]。この時、窒化膜(6−a)と多結晶シリコン
層(8−a)、(8−b)とのエッチングレート比は4
0:1程度であるため、多結晶シリコンが削られる量は
ごくわずかである。その後、第1酸化膜(4−a)を除
去した後全面に厚さ20nm程度の第4酸化膜を堆積す
る(図中では省略する)。次に、リンの回転イオン注入
によりN−型LDD領域(10)を形成する。例えば、
加速電圧50〜100KV、ドーズ量1〜5×1013
cm−2、注入角度45°の条件でイオン注入を行う
[図2(c)]。
【0015】その後ヒ素を基板に対して垂直な方向から
イオン注入することによりN+型ソース・ドレイン領域
(11)を形成する。例えば、加速電圧50〜80K
V、ドーズ量1×1015〜1×1016cm−2の条
件でイオン注入を行う[図2(d)]。この時、多結晶
シリコン(8−a)、(8−b)にはヒ素が導入され、
N+型多結晶シリコン層(8−c)となる。その後、温
度700〜800℃の熱酸化法あるいはCVD法により
厚さ10〜20nmの側面酸化膜(12)を形成し[図
3(a)]、酸化膜の全面エッチバックにより、N+型
多結晶シリコン層(8−c)の表面とN+型ソース・ド
レイン領域(11)の表面を露出させ、全面に厚さ3n
m程度のチタン(Ti)を堆積する。そして600〜7
00℃のランプアニール、未反応Tiの選択的除去、8
00〜900℃のランプアニールを行い、Tiシリサイ
ド(13)を形成する[図3(b)]。
イオン注入することによりN+型ソース・ドレイン領域
(11)を形成する。例えば、加速電圧50〜80K
V、ドーズ量1×1015〜1×1016cm−2の条
件でイオン注入を行う[図2(d)]。この時、多結晶
シリコン(8−a)、(8−b)にはヒ素が導入され、
N+型多結晶シリコン層(8−c)となる。その後、温
度700〜800℃の熱酸化法あるいはCVD法により
厚さ10〜20nmの側面酸化膜(12)を形成し[図
3(a)]、酸化膜の全面エッチバックにより、N+型
多結晶シリコン層(8−c)の表面とN+型ソース・ド
レイン領域(11)の表面を露出させ、全面に厚さ3n
m程度のチタン(Ti)を堆積する。そして600〜7
00℃のランプアニール、未反応Tiの選択的除去、8
00〜900℃のランプアニールを行い、Tiシリサイ
ド(13)を形成する[図3(b)]。
【0016】その後、CVD法による第4酸化膜の形成
(図中略)、BPSG膜(14)の形成、コンタクトの
開孔、例えば、Ti/TiN/Wから成る埋込電極(1
5)の形成、例えばAl−Si−Cuから成る配線電極
(16)の形成により図1に示す様な所望の特性を有す
るNMOSトランジスタが実現される。本実施例ではN
MOSトランジスタについて述べたが、PMOSトラン
ジスタへの応用も容易に可能である。P型ウェル(2)
のかわりにN型ウェル、P型のチャネル注入領域のかわ
りにN型のチャネル注入領域、N−型LDD領域(1
0)のかわりにP−型LDD領域、N+型ソース・ドレ
イン領域(11)のかわりにP+型ソース・ドレイン領
域,N+型多結晶シリコン層(8−c)のかわりにP+
型多結晶シリコン層を用いることにより所望の特性を有
するPMOSトランジスタが実現できる。
(図中略)、BPSG膜(14)の形成、コンタクトの
開孔、例えば、Ti/TiN/Wから成る埋込電極(1
5)の形成、例えばAl−Si−Cuから成る配線電極
(16)の形成により図1に示す様な所望の特性を有す
るNMOSトランジスタが実現される。本実施例ではN
MOSトランジスタについて述べたが、PMOSトラン
ジスタへの応用も容易に可能である。P型ウェル(2)
のかわりにN型ウェル、P型のチャネル注入領域のかわ
りにN型のチャネル注入領域、N−型LDD領域(1
0)のかわりにP−型LDD領域、N+型ソース・ドレ
イン領域(11)のかわりにP+型ソース・ドレイン領
域,N+型多結晶シリコン層(8−c)のかわりにP+
型多結晶シリコン層を用いることにより所望の特性を有
するPMOSトランジスタが実現できる。
【0017】
【実施例2】図6(a)〜(c)に逆テーパー型のゲー
ト電極を利用してドレイン側のみをLDD構造とする片
側LDD構造のNMOSトランジスタを形成する工程を
示す。前述の実施例と同様に逆テーパー型の多結晶シリ
コン層(8)を形成後、一方向からのリン(P)の斜め
イオン注入によりN−型LDD領域(10)を形成する
[図6(a)]。例えば、加速電圧50〜100KV、
ドーズ量1〜5×1013cm−2、注入角度45°の
条件でイオン注入を行う。そしてリンイオン注入と反対
方向からのヒ素の斜めイオン注入によりN+型ソース・
ドレイン領域(11)を形成する[図6(b)]。例え
ば、加速電圧50〜80KV、ドーズ量5×1014〜
2×1015cm−2、注入角度30°の条件でイオン
注入を行う。そして基板と垂直方向から、例えば、加速
電圧50〜80KV、ドーズ量1×1015〜1×10
16cm−2の条件でヒ素をイオン注入してN−型LD
D領域(10)が所望の幅を有するように設定する[図
6(c)]。
ト電極を利用してドレイン側のみをLDD構造とする片
側LDD構造のNMOSトランジスタを形成する工程を
示す。前述の実施例と同様に逆テーパー型の多結晶シリ
コン層(8)を形成後、一方向からのリン(P)の斜め
イオン注入によりN−型LDD領域(10)を形成する
[図6(a)]。例えば、加速電圧50〜100KV、
ドーズ量1〜5×1013cm−2、注入角度45°の
条件でイオン注入を行う。そしてリンイオン注入と反対
方向からのヒ素の斜めイオン注入によりN+型ソース・
ドレイン領域(11)を形成する[図6(b)]。例え
ば、加速電圧50〜80KV、ドーズ量5×1014〜
2×1015cm−2、注入角度30°の条件でイオン
注入を行う。そして基板と垂直方向から、例えば、加速
電圧50〜80KV、ドーズ量1×1015〜1×10
16cm−2の条件でヒ素をイオン注入してN−型LD
D領域(10)が所望の幅を有するように設定する[図
6(c)]。
【0018】その後、前述の実施例と同様に、Tiシリ
サイドの形成、層間膜の形成、コンタクトの開孔、電極
の形成を行い、片側LDD構造のNMOSトランジスタ
が形成される。本実施例で形成されるトランジスタは、
電界緩和が必要なドレイン側にのみN−型LDD領域
(10)が設けられるため、前述の実施例と比べてソー
ス抵抗が低減し、トランジスタの駆動能力が向上すると
いう利点がある。
サイドの形成、層間膜の形成、コンタクトの開孔、電極
の形成を行い、片側LDD構造のNMOSトランジスタ
が形成される。本実施例で形成されるトランジスタは、
電界緩和が必要なドレイン側にのみN−型LDD領域
(10)が設けられるため、前述の実施例と比べてソー
ス抵抗が低減し、トランジスタの駆動能力が向上すると
いう利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではゲート
電極の形状は第3絶縁膜の形状で決まる。例えば、前述
の実施例において側面窒化膜(6−a)の形状は第2酸
化膜の厚さ、エッチバック前の窒化膜の膜厚と開孔部の
形状、及び窒化膜のエッチバック量で決まるが、これら
は製造ラインでの管理により容易にそのばらつきを低減
することが可能である。又、ゲート電極の高さは多結晶
シリコン層(8−a)、(8−b)のエッチバック時に
エンドポイントディテクター(EPD)を用いることに
より容易に終点検出が可能なため、製造ばらつきを小さ
くできる。従って、容易に、制御性の良い逆テーパー型
ゲート電極を得ることができ、例えばゲート長0.4μ
mのMOSトランジスタにおいてN−型LDD領域の巾
のばらつきを0.02μm以下に制御することは十分可
能である。従って従来のウェットエッチングによるひさ
し型のゲート電極を用いたMOSトランジスタでは困難
であった製造ばらつきの小さなMOSトランジスタを得
ることが可能である。
電極の形状は第3絶縁膜の形状で決まる。例えば、前述
の実施例において側面窒化膜(6−a)の形状は第2酸
化膜の厚さ、エッチバック前の窒化膜の膜厚と開孔部の
形状、及び窒化膜のエッチバック量で決まるが、これら
は製造ラインでの管理により容易にそのばらつきを低減
することが可能である。又、ゲート電極の高さは多結晶
シリコン層(8−a)、(8−b)のエッチバック時に
エンドポイントディテクター(EPD)を用いることに
より容易に終点検出が可能なため、製造ばらつきを小さ
くできる。従って、容易に、制御性の良い逆テーパー型
ゲート電極を得ることができ、例えばゲート長0.4μ
mのMOSトランジスタにおいてN−型LDD領域の巾
のばらつきを0.02μm以下に制御することは十分可
能である。従って従来のウェットエッチングによるひさ
し型のゲート電極を用いたMOSトランジスタでは困難
であった製造ばらつきの小さなMOSトランジスタを得
ることが可能である。
【0020】更に、本発明では前述のように、PMOS
トランジスタのゲート電極にP+型多結晶シリコンを用
い、NMOSトランジスタのゲート電極にN+型多結晶
シリコンを用いることが可能であり、P−N方式のCM
OS構造を容易に実現できる。PMOS、NMOSトラ
ンジスタ共に特性の製造ばらつきが小さな表面チャネル
型とすることができ、従来のひさし型の電極では困難で
あったディープサブミクロンCMOSの実現が容易であ
る。更に、本発明ではチャネル注入領域をゲート電極に
対して自己整合的に形成可能なため、必要な領域だけウ
ェルの濃度を高めて所望のしきい値電圧を得ることがで
きる。例えばゲート長0.4μmのMOSトランジスタ
でチャネル注入領域の不純物濃度をウェルに対して4倍
に高めた場合、本発明を用いることによりドレイン領域
中でチャネル注入領域と直接接合を形成する面積の割合
が38%から13%に低減するため、ドレイン接合容量
が25%程度低減する。又、この効果は、従来のサイド
ウォールを用いたLDD型MOSトランジスタに対して
も同様に得られる。
トランジスタのゲート電極にP+型多結晶シリコンを用
い、NMOSトランジスタのゲート電極にN+型多結晶
シリコンを用いることが可能であり、P−N方式のCM
OS構造を容易に実現できる。PMOS、NMOSトラ
ンジスタ共に特性の製造ばらつきが小さな表面チャネル
型とすることができ、従来のひさし型の電極では困難で
あったディープサブミクロンCMOSの実現が容易であ
る。更に、本発明ではチャネル注入領域をゲート電極に
対して自己整合的に形成可能なため、必要な領域だけウ
ェルの濃度を高めて所望のしきい値電圧を得ることがで
きる。例えばゲート長0.4μmのMOSトランジスタ
でチャネル注入領域の不純物濃度をウェルに対して4倍
に高めた場合、本発明を用いることによりドレイン領域
中でチャネル注入領域と直接接合を形成する面積の割合
が38%から13%に低減するため、ドレイン接合容量
が25%程度低減する。又、この効果は、従来のサイド
ウォールを用いたLDD型MOSトランジスタに対して
も同様に得られる。
【図1】 本発明の一実施例の断面構造図
【図2】 本発明の一実施例の工程断面図
【図3】 本発明の一実施例の工程断面図(続き)
【図4】 本発明の一実施例における開孔部の工程断面
図
図
【図5】 本発明の一実施例における開孔部の工程断面
図(続き)
図(続き)
【図6】 本発明の第2の実施例の工程断面図
【図7】 従来例の工程断面図
【図8】 従来例におけるひさし型ゲート電極の形状
【図9】 従来例におけるチャネル注入領域の形成方法
1:P型シリコン 1−a:P型シリコン基板 2:P型ウェル 3:フィールド絶縁膜 4−a:第1酸化膜 4−b:第2酸化膜 4−c:第3酸化膜 5:チャネル注入領域 6:窒化膜 6−a:側面窒化膜 7:ゲート酸化膜 8,8−a,8−b:多結晶シリコン層 9:高融点金属ケイ化物層 10:N−型LDD領域 11:N+型ソース・ドレイン領域 12:側面酸化膜 13:Tiシリサイド 14:BDSG膜 15:埋込電極 16:配線電極 17:チャネルストッパー 18−a,18−b:フォトレジスト 50:ひさし長 51:オーバーラップ長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7514−4M H01L 29/78 301 P
Claims (2)
- 【請求項1】 ゲート電極のチャネル方向の寸法がゲー
ト電極の上部から下部にかけて短くなっていく逆テーパ
ー型のゲート電極を有するMOSトランジスタ。 - 【請求項2】 MOSトランジスタの製造方法におい
て、シリコン基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
該第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、該
第2の絶縁膜を開孔する工程と、開孔部の前記シリコン
基板中にMOSトランジスタのしきい値電圧を制御する
ためのイオン注入を行う工程と、開孔部の前記第2の絶
縁膜の側面に第3の絶縁膜を形成する工程と、開孔部の
前記第1の絶縁膜を除去する工程と、開孔部の前記シリ
コン基板を酸化する工程と、開孔部にゲート電極材料を
埋め込む工程と、前記第2の絶縁膜を除去する工程と、
前記第3の絶縁膜を除去する工程と、斜めイオン注入に
より不純物濃度の比較的低いドレイン領域を前記シリコ
ン基板中に形成する工程と、シリコン基板と垂直な方向
からのイオン注入により不純物濃度の高いソース領域と
ドレイン領域を前記シリコン基板中に形成する工程とを
具備することを特徴とするMOSトランジスタの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5280565A JP2972508B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | Mosトランジスタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5280565A JP2972508B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | Mosトランジスタ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115195A true JPH07115195A (ja) | 1995-05-02 |
JP2972508B2 JP2972508B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17626808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5280565A Expired - Fee Related JP2972508B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | Mosトランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972508B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6107148A (en) * | 1998-10-26 | 2000-08-22 | Nippon Steel Semiconductor Corporation | Method for fabricating a semiconductor device |
JP2002334992A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Kawasaki Microelectronics Kk | 半導体装置及びその製造方法 |
KR20030055690A (ko) * | 2001-12-27 | 2003-07-04 | 동부전자 주식회사 | 다마신을 이용한 모스전계효과 트랜지스터의 제조방법 |
KR101133523B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2012-04-05 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 반도체 소자의 트랜지스터 제조 방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6338343U (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-11 | ||
JPH0438834A (ja) * | 1990-06-04 | 1992-02-10 | Fujitsu Ltd | Mosトランジスタの製造方法 |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5280565A patent/JP2972508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6338343U (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-11 | ||
JPH0438834A (ja) * | 1990-06-04 | 1992-02-10 | Fujitsu Ltd | Mosトランジスタの製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6107148A (en) * | 1998-10-26 | 2000-08-22 | Nippon Steel Semiconductor Corporation | Method for fabricating a semiconductor device |
JP2002334992A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Kawasaki Microelectronics Kk | 半導体装置及びその製造方法 |
JP4707259B2 (ja) * | 2001-05-10 | 2011-06-22 | 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
KR20030055690A (ko) * | 2001-12-27 | 2003-07-04 | 동부전자 주식회사 | 다마신을 이용한 모스전계효과 트랜지스터의 제조방법 |
KR101133523B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2012-04-05 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 반도체 소자의 트랜지스터 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2972508B2 (ja) | 1999-11-08 |
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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