JPH07113784A - シート型イオンセンサ及びこれを含むセンサ装置 - Google Patents

シート型イオンセンサ及びこれを含むセンサ装置

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JPH07113784A
JPH07113784A JP5281704A JP28170493A JPH07113784A JP H07113784 A JPH07113784 A JP H07113784A JP 5281704 A JP5281704 A JP 5281704A JP 28170493 A JP28170493 A JP 28170493A JP H07113784 A JPH07113784 A JP H07113784A
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ion
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Junichi Tokumoto
淳一 徳本
Terubumi Okada
光史 岡田
Chie Masuda
千栄 増田
Migiwa Ando
汀 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿気や乾燥に対し長期保存が可能で、また簡
単な操作で測定ができるシート型イオンセンサを提供す
る。 【構成】 本発明のシート型イオンセンサ1は、固体膜
型イオン電極4とゲル状内部電解液型参照電極6とを同
一の基板上に個別に隔離することにより、長期保存を可
能としたものである。使用時には基板2を2つ折りにす
るという簡単な操作でチップ化し、センサ測定器本体に
装着することができるとともに、使用後は容易にチップ
を排除し、使い捨てが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療、医薬品工業、
食品工業、化学工業、環境計測等の分野において用いら
れ、特定のイオンに感応して、そのイオン濃度に応じた
電位差を生じるシート型イオンセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試料溶液中のイオンを検出する場
合、イオン選択性電極(以下、イオン電極という)を用
いるイオン電極法が知られている。ここで、イオン電極
とは、溶液中の陰陽イオン活量(熱力学的補正濃度)に
応じた電位差を検出するための電極をいい、特定のイオ
ン種に選択的に感応するイオン感応体(感応膜)を備え
たものである。
【0003】上記イオン電極の感応膜には、従来よりガ
ラス膜又は有機膜が用いられ、このようなイオン電極は
電解質を含む内部液を必要とするタイプのものが多い
が、それは電極が大きくなりがちで、被測定溶液を多量
に必要とする。そこで、この内部液を寒天や高分子吸収
材などを用いてゲル化することにより、電極を小型化し
たものもある。この方法は、参照電極の小型化にも有効
である(特開昭62−47546号、特開昭62−21
8850等)。
【0004】しかし、上述した感応膜を用いたイオン電
極では、感応膜自体の機械的強度や耐久性の面で問題が
ある。これに対して、イオン検出部(感応膜)に固体電
解質等の固体膜を用いて強度や耐久性の改善を図ったも
のもある。この場合、上記固体膜には一般に耐水性に乏
しいものが多く、感応膜に直接リード線を付けて電位を
取り出す方法と、内部液の代わりにイオンブリッジと呼
ばれる固体の導電性ブリッジ材を介してリード線を付
け、電位を取り出す方法によってイオン電極が構成され
る。
【0005】また、参照電極が一体化され、小型化に向
き、操作簡便な電極としてシート型イオン電極が実公平
4−46205や、特公平4−45069等に開示され
ている。しかし、前者はイオン感応膜が常にゲル状内部
電解液に接するため、水分に弱い固体膜をイオン感応膜
とする場合に保存がきかず、耐水性のあるイオン感応膜
にしか使用できないため、汎用性に欠ける。後者はすべ
ての電極を乾燥状態で保存できるものの、測定の際に被
測定液とともに参照液を滴下する必要があるため、操作
が煩雑である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにイオン電極
のうち固体膜とゲル状内部電解液とを用いる場合は、水
や湿気に弱い固体膜を乾燥した状態で保管し、なおかつ
ゲル状内部電解液の乾燥を防止する必要がある。一方、
参照電極は安定した電位を得るために内部液を湿潤状態
で保管することが好ましい。したがって、これらの電極
を組み合わせて複合電極とするには保管方法及び操作性
に問題があり、実用化されないでいた。
【0007】本発明は、イオン電極と参照電極とが組み
合わされた複合電極であって、イオン電極に固体膜を用
い、参照電極にゲル状の電解液型のものを使用しなが
ら、水や湿気、さらには乾燥にも強く、保管及び操作が
容易なシート型イオン電極を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、イオン電極
に固体膜を用いることにより、また参照電極の内部液を
ゲル化することにより、各電極の小型化を図るととも
に、それらの各電極を第一及び第二のシート部に互いに
隔離して密封し、測定時にこの密封状態を解き、第一及
び第二のシート部を重ね合わすことにより両電極を近接
させるようにしたものである。
【0009】すなわち、請求項1の発明は、測定時に
互いに重ね合わされる第一及び第二のシート部と、そ
の第一のシート部に設けられ、固体膜をイオン感応膜に
用いる全固体型のイオン電極と、第二のシート部に設
けられたゲル状内部電解液型の参照電極と、測定前は
それらイオン電極と参照電極とを密封状態に保ち、測定
に先立って除去される保護シール材と、イオン電極の
固体膜に形成された孔状または切欠状の液供給部と、
第一及び第二のシート部の重ね合わせ状態において上記
液供給部からそれら第一及び第二のシート部を貫通して
参照電極に連通するように形成された液連通部とを備え
たものである。
【0010】ここで、第一及び第二のシート部は、1枚
のシート(基板)から構成することができ、この1枚の
基板上に上述のイオン電極と参照電極をそれぞれ個別に
隔離して密封状態で設け、測定時にはその基板を、折り
目を境にして2つ折りにすることにより、イオン電極と
参照電極とを第一及び第二のシート部を介して互いに対
向させるように構成することができる。ただし、このよ
うに測定時に2つ折りに折り畳む基板形態に限らず、予
め独立した分離形態の第一及び第二のシート部を、測定
時に重ね合わせる構成としてもよい。
【0011】上述のイオン電極の液供給部は、単なる孔
もしくは切欠とし、ここに直接被測定液が滴下されるよ
うに構成してもよいが、その液供給部に膨潤性の吸水材
を充填することができる。
【0012】さらに、上述のようなイオンセンサと、こ
れが挿入される測定器本体とを含んでセンサ装置を構成
することができる。その場合、シート型イオンセンサの
第一及び第二のシート部には、それらの重ね合わせ状態
で、イオン電極及び参照電極の電気的な各導通部を構成
するシート側コネクタ部が形成される。一方、測定器本
体には、重ね合わせ状態のシート型イオンセンサをその
挿入方向に案内する挿入ガイド部が設けられ、かつその
シート型イオンセンサの挿入状態で上記シート側コネク
タ部に接触して電気的導通を図る本体側コネクタ部が形
成される。
【0013】このようなセンサ装置において、誤操作を
防ぐ観点から、次のような構成を採用することができ
る。上述の本体側コネクタ部及びシート側コネクタ部の
一方は、シート型イオンセンサの挿入方向において相手
方に向かって凸状に形成され、他方は、その凸状のコネ
クタ部に嵌合する凹状形態で形成される。かつ、これら
双方のコネクタ部はシート型イオンセンサの挿入幅方向
の中央から隔たった位置に設けられる。
【0014】さらに、このようなセンサ装置の測定器本
体において、挿入されたシート型イオンセンサを排出す
る排出機構を設けることができる。
【0015】
【作用及び効果】本発明によれば、イオン電極の固体膜
が保護シール材により密封されるため、乾燥状態で保管
され、したがって応答特性が劣化しない。また参照電極
の内部液はゲル化されていて、これも保護シール材によ
り密封されることにより、ゲル内部から水分が消散せ
ず、応答特性が劣化しない。そして、測定に先立って保
護シール材が開封・除去され、第一及び第二のシート部
が互いに重ね合わされることにより、イオン電極と参照
電極とがそれら第一及び第二のシート部を介して対向す
る。そして、イオン電極の固体膜の液供給部に被測定溶
液が供給され、これが液連通部を経て参照電極に接触す
ることにより、イオン濃度の測定が可能となる。ここ
で、イオン電極の固体膜に孔状又は切欠状の液供給部が
設けられているため、その液供給部へ被測定溶液を滴下
して測定を行うことができ、被測定溶液が少量で済む。
【0016】なお、イオン電極と参照電極を近接させた
後も、固体膜と参照電極用ゲル状内部電解液が接しない
構造をとれば、参照電極用ゲル状内部電解液が固体膜に
直接的に、もしくは固体膜に設けた液供給部を介して間
接的にも影響を与えない。つまり内部電解液中のイオン
成分による固体膜の応答の妨害、内部電解液の水分によ
る固体膜の劣化等が防止される。
【0017】また、第一及び第二のシート部を1枚の基
板で構成し、測定時にはこれを2つ折りに折り畳む発明
では、各々別のものを1枚に合わせる構造よりも、両電
極の位置合わせが容易で、合わせ間違いが生じにくい利
点がある。
【0018】上記イオン電極の液供給部に膨潤性の吸水
材を充填した発明では、測定する前の保管状態では吸水
材が乾燥状態とされ、固体膜に影響を及ぼさない。測定
時に、この液供給部に滴下された被測定溶液は、吸水材
に吸収されて速やかに液供給部全体に浸透するとともに
吸水材を膨潤させ、イオン感応膜に接触し、さらに液連
通部を経て参照電極のゲル状内部電解液にも接する。し
たがって、被測定溶液が途中でいわゆるブリッジを作る
等して通路を閉塞することが防止される。
【0019】さらに、センサ装置に関する請求項4の発
明では、第一及び第二のシート部の重ね合わせ状態でシ
ート側コネクタ部が形成され、これが測定器本体の挿入
ガイド部に挿入され、その状態でシート側コネクタ部と
本体側コネクタ部との電気的導通が図られ、それによっ
て測定可能状態となる。
【0020】請求項5の発明では、本体側コネクタ部及
びシート側コネクタ部がシート型イオンセンサの挿入幅
方向の中央から隔たった位置で凹凸嵌合され、これによ
り測定可能状態となるが、シート型イオンセンサが表裏
逆になっていたりすると、その挿入が不能になるため、
誤挿入を防ぐことができる。
【0021】さらに、請求項6の発明では、測定器本体
が、挿入されたシート型イオンセンサの排出機構を備え
ているため、測定者は手を汚すことなくシート型イオン
センサを容易に分離・排出処理することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1、図2に本発明の実施例であるシート型イオ
ンセンサ(以下、イオンセンサともいう)1を示す。こ
のイオンセンサ1はシート状の基板2を有し、この基板
2は中央の折り目2cを境に第一シート部2a及び第二
シート部2bを備えている。第一シート部2aにはイオ
ン感応膜として固体膜3(以下、イオン感応膜ともい
う)を用いた全固体型のイオン電極4が設けられ、他
方、第二シート部2bには、ゲル状内部電解液5を有す
る参照電極6が設けられている。イオン電極4はキャッ
プ7で、また参照電極6はキャップ8でそれぞれ覆われ
ており、このセンサ1を使用する際には、図19に示す
ように基板2が2つ折りに折り畳まれ、イオン電極4及
び参照電極6が背中合わせに重ね合わされることとな
る。
【0023】以下、各部について順次詳しく説明する。
図5及び図6に示す基板2には、絶縁性を有し種々の加
工が可能な材料として高分子材料やセラミック材料等を
使用可能である。例えばα−アルミナセラミックやポリ
エチレンテレフタレート(PET)は電気絶縁性が高く
好ましい。本実施例ではPETが使用される。基板2の
中央には前述の折り目(溝2c)が設けられ、この溝2
cに沿って折り曲げられる。PET等の高分子を使用す
る場合は2つに折り曲げられても分離せず、折り畳み形
態の1枚の基板のままである。しかし、セラミックやガ
ラス等のように、2つに折り曲げると割れて2枚になる
ものを使用することもでき、この場合は、2つ折りとな
る部分に粘着性のフィルム等を付けて、折り曲げ状態で
基板が分離しないように(2枚バラバラにならないよう
に)することが望ましい。また、位置合わせを確実に行
えるよう、互いに嵌合する凹凸部等を設けることが推奨
される。
【0024】基板2には、溝2cを挟んで孔9及び孔1
0が形成され、これらの孔9及び10は基板2の折り曲
げ状態で液連通部を形成するためのもので、基板2を折
り曲げた際に各孔9及び10の中心線は同一線上にくる
ようになっている。また孔9より孔10の方が径が大き
くされている。さらに、基板2の両端には溝2cに関し
て線対称の位置に切欠2d、2dが形成されており、こ
れらの切欠2dは、後述するようにイオンセンサ1のコ
ネクタ部における凹部を形成する。
【0025】図7〜図10に示すキャップ7及び8は、
基本的に基板2と同じ材質を用いることができ、例えば
ポリエチレンテレフタレート(PET)が用いられる。
キャップ7及び8の裏側(内面)には、各々の内部電極
11、12及びリード部(電極導通部)13、14が設
けられ、これらは電気良導体であるAg、Cu、Au、
Pt等の薄板又はこれらの合金もしくはカーボン等を含
むペーストを用いたスクリーン印刷により、あるいはこ
れらの電気良導体をスパッタ等で付着させることにより
形成されている。なお、参照電極6側の内部電極12及
びリード部14については、銀/塩化銀電極となるよう
に、まず銀電極を銀ペーストのスクリーン印刷やスパッ
タ等により形成し、次にこの上に塩化銀層を電解コート
やスパッタ等により形成することが望ましい。もしく
は、銀の薄板の同様の処理をして塩化銀層を形成しても
よい。
【0026】なお、キャップ7及び8の電極導通部たる
リード部13、14の一部には、被測定溶液のリークに
よるリード部でのショートを防ぐため、エポキシやウレ
タン等の樹脂やシリコンゴム等の絶縁剤により、図11
に示すように絶縁シール部13a、14aが形成されて
いる。ここでリード部13、14の端部は、基板2の切
欠2dと重なり、センサ装置の測定器本体のコネクタ部
との電気的接合部となるため、リード部13、14の先
端側に電気的接合部が確保されている。
【0027】図12に示すように、イオン電極側のキャ
ップ7には、液供給用の孔15が形成され、ここに被測
定液を滴下して測定を行う。この孔15の中心線は、基
板2にキャップ7を取り付けたときに、基板の孔9の中
心線と同一線上にくる。本実施例では、キャップ7の内
部電極11には銅の薄板を用い、後述するようにイオン
ブリッジ層を介してイオン感応膜3をこの内部電極11
に取り付け、かつ、キャップ7の所定位置にエポキシ樹
脂を用いて固定した。リード部13は銀をスパッタする
ことにより形成し、銅の内部電極11と銀ペーストを用
いて電気的導通をとった。
【0028】参照電極側のキャップ8には、銀/塩化銀
型の参照電極6を形成するため、本実施例では銀の薄板
に塩化銀を電解コートしたものを内部電極とし、キャッ
プ8の所定位置にエポキシ樹脂を用いて固定し、リード
部14とは銀ペーストを用いて電気的導通をとった。
【0029】イオン感応膜(固体膜)3は、イオン感応
性のある固体材料を用いることができ、例えばNa+
測定する場合、ナシコンセラミックス(Nasico
n:一般式:Na1+XZr2SiX3-X12:O≦X≦
3)、Na−β−アルミナ、Na−β″−アルミナ等を
好ましく用いることができる。なお、括弧内に例示する
各種のイオン測定のために、次のような固体、例えばL
i−β−アルミナ(Li+)、K−β−アルミナ
(K+)、ハロゲン化銀(Cl-、Br-、I-)、フッ化
ランタン(F-)、硫化銀(S2-、Ag+)、硫化銅(C
2+)、硫化カドミウム(Cd2+)等を採用することが
できる。この固体膜3は円形断面のものであり、その中
心部には貫通した孔16が形成されて、ここが液供給部
となっている。孔16の中心線は、この固体膜3をキャ
ップ7と基板2に取り付けたときに、基板2の孔9及び
キャップ7の孔15の各中心線が同一線上にくるように
なっている。
【0030】孔(液供給部)16の内部には、膨潤性の
吸水材17が詰められている。この吸水材17は、乾燥
保存が可能で吸水後に固体膜3のイオン応答を妨害する
物質が溶け出さないようなもの、例えば、綿、各種アク
リル系吸水性ポリマー、ポリオレフィン系吸水材等を用
いることができる。この吸水材17は、イオン感応膜3
の孔16に滴下された被測定液がその孔16を閉塞せず
に、測定時その下側に位置する参照電極6まで速やかに
行き渡るようにする作用をなす。
【0031】一方、参照電極6のゲル状内部電解液5と
しては、従来技術(特開昭62−218850等)と同
様、例えばAgCl飽和のKCl溶液に、ゲル化剤(例
えば寒天、ゼラチン、各種アクリル系吸水性ポリマー
等)と、蒸発防止剤(例えばグリセリン、エチレングリ
コール等)とを添加して形成される。一の例として、濃
度1mmol/l、KCl溶液(AgCl飽和)を50ml、
ゲル化剤として寒天を3g、蒸発防止剤としてグリセリ
ン50mlを用いて混合し、ゲル状内部電解液のバルクを
形成した。このゲル状内部電解液の形状は、基本的には
キャップ8の電極収容容積部分と同じ形状になるのが望
ましく、この実施例では直方体となっているが、それに
限らず各種の形状を採り得る。
【0032】図12、13に示すように、キャップ7の
内部電極11と固体膜3との間にイオンブリッジ層22
が設けられる。このイオンブリッジ層22は、例えば接
着力のある銀ペーストやカーボンペースト等の導電性ペ
ーストが好適に用いられる。例えばカーボンペーストの
場合、固体膜3のキャップ7の内部電極11と接触する
面に塗布することにより、イオンブリッジ層22とす
る。
【0033】イオンブリッジ層22を配した固体膜3が
キャップ7の内部電極11に取り付けられ、イオンブリ
ッジ層22が所定の処理により硬化される(例えば、1
50℃で30分保持する)。このとき、固体膜3の孔1
6の中心線と、キャップ7の孔15の中心線とが同一直
線上にくる。また、イオンブリッジ層22に用いた導電
性ペーストが、固体膜3の孔16の内側に入り込まない
ように塗布領域及び塗布量を加減し、被測定液とショー
トしないようにする。
【0034】そして、キャップ7と固体膜3との隙間
は、図14、15のようにシール材21により封止され
る。このシール材21には、キャップ7の素材に応じて
各種接着剤を使用でき、例えばウレタン系接着剤が使用
される。なお、固体膜3の孔16とキャップ7の孔15
は、図14のように面一か、図15のようにキャップ7
の孔15の方が孔16より少し大きくされる。
【0035】このように固体膜3が取り付けられたキャ
ップ7が基板2に接着される。このとき、図12におけ
るキャップ7の孔15、固体膜3の孔16及び基板2の
孔9の各中心線は同一直線上に位置するようにされ、孔
9の径は孔16のそれより小さくなっている。キャップ
7と基板2との接着には、両者の素材に応じて各種接着
剤、熱接着、超音波接着等を用いることができ、例えば
ウレタン系接着剤が使用される。このとき、キャップ7
のリード部13においてセンサ測定器本体との電気的接
合部が、接着剤等により覆われないようにする。さらに
図16のように、固体膜3と基板2との隙間が上述と同
様にシール材22を用いて封止される。また、固体膜3
の孔16内に、前述の吸水材17が詰め込まれる。この
とき、図17のように吸水材17は基板2の孔9及びキ
ャップ7の孔15より外側にはみ出さないように、それ
らの内側にあるのが望ましい。
【0036】参照電極部6については、ゲル状内部電解
液5がキャップ8の下部から少しはみ出るような大きさ
にすることが望ましい。これは、基板2との圧着の際に
そのゲル状内部電解液5に圧縮力が加わるようにするた
めである。そして、前述のゲル状内部電解液5をキャッ
プ8と基板2との間に挟み、これらキャップ8と基板2
を接着する。接着については、イオン電極側のキャップ
7と同様、両者の素材に応じて、例えばウレタン系接着
剤等が使用される。また、図18に示すように、ゲル状
内部電解液5は、キャップ8と基板2との間に挟んだと
きに圧縮され、その弾性により基板2の孔10を隙間な
く塞いで基板2及びキャップ8と密着する。これにより
被測定液が直接内部電極12やリード部14(図11)
と接触することが防止される。このとき、はみ出すゲル
は孔10の内側にあり、基板2の外表面より外側にはみ
出してはいない。そして、このような条件を満たせば、
参照電極用のゲル状内部電解液5は任意の形状を採り得
る。
【0037】以上のように基板2に対しイオン電極4と
参照電極6を組み付けた後、さらに図1及び図2に示す
ように、基板2の底面全体が保護フィルム23により、
また、キャップ7の孔15がある面が保護フィルム24
により被覆されて、最終的にイオンセンサ1が完成し、
このような1枚のシート形態で本実施例のイオンセンサ
1が保存される。
【0038】各保護フィルム23、24は粘着タイプの
もので、例えばキャップ7の孔15において、その周囲
に粘着物が付かないように図3(A)のように予めフィ
ルムから粘着物を除去しておくか、同図(B)のよう
に、この部分にマスキングをしておくことが望ましい。
これらの保護フィルム23及び24は、センサ使用時
(測定時)にいずれも剥がされるが、保護フィルム23
は、基板2との間に粘着シート25(図4)を有し、保
護フィルム23を剥がしても、粘着シート25は基板2
の板面に残るようになっている。
【0039】この粘着シート25は耐水性があるものを
使用し、例えば両面テープの片側の剥離紙を剥がした状
態で基板2に貼り付け、他方の側の剥離紙を保護フィル
ム23として残しておき、センサ使用時にそれを剥離す
るよう構成することができる。ただし、保護フィルム2
4については、剥離後に粘着層等が残らない材質のもの
とする。なお、保護フィルム23を剥がした状態では、
図4に示すように、各孔9、10や切欠(コネクタ部)
2d等の周囲に粘着シート25が付かないように、予め
粘着シート25がその部分で除去されている。
【0040】次に、このようなシート型イオンセンサ1
の使用方法に併せて、センサの測定器本体に言及する。
イオンセンサ1の保護フィルム23を剥がし、図19に
示すように基板2を中央の溝2Cでイオン電極4側が上
になるように折り曲げる。なお、基板4がガラスやセラ
ミック等でできている場合は、折れ曲らずに2枚に割れ
てしまうのが普通である。そこで、このような材質のも
のを基板2に用いる場合には、基板2を2分割してから
互いに接合すべき面を凹凸嵌合する構造とすることが望
ましい。例えば図20に示すように、第一シート部2a
に凸部27を、第二シート部2bに凹部28をそれぞれ
2以上設ける構成として、これを互いに嵌合させる。
【0041】基板2を折り曲げ、粘着シート25同士で
密着させることにより、図21に示すように1つのセン
サチップ30となる。このチップ30の内部の断面図を
図22に示す。ここで2つ折りにした基板2(第一及び
第二シート部2a、2b)と、それを密着させるための
粘着シート25、25の厚みにより、イオン電極4側と
参照電極6側との間に空隙31が生じる。この空隙31
のために、参照電極用ゲル状電解液5と吸水材17(乾
燥状態)とが接触することはなく、また、測定前(被測
定溶液を滴下する前)に、固体膜3がゲル状内部電解液
5のイオン成分による影響(応答妨害)を受けない。し
たがって、センサチップ30の組立後もしばらくの間は
固体膜3の乾燥状態が維持される。
【0042】このように組み立てたセンサチップ30を
図23、24に示すように、センサ測定器本体(以下、
測定器本体又は本体とも称する)40に挿入してセット
することとなる。測定器本体40には、そのシート型セ
ンサ(センサチップ30)を挿入方向に案内する挿入ガ
イド部41が設けられている。この挿入ガイド部41
は、左右対称の溝として形成され、各溝幅(高さ)はセ
ンサチップ30の厚さに対応しており、センサチップ3
0がこの挿入ガイド部41に挿入されることにより、セ
ンサチップ30の折り畳み状態における密着性が確保さ
れ、2つ折りにした合せ目が剥がれる心配がない。
【0043】測定器本体40には、挿入ガイド部41の
奥部に本体側コネクタ部42が凸状に形成されて、この
凸状の本体側コネクタ部42に対し、センサチップ30
側の凹状に配置されたシート側コネクタ部32が外側か
ら被さるように嵌合して、センサチップ30と測定器本
体40とが電気的に接続されるようになっている。本体
側コネクタ部42は直方体状に形成され、その上面にリ
ード部43が、また下面にリード部44がそれぞれ形成
され、またセンサチップ30側においては折り畳み状態
の基板2の切欠2d、2dによる空所(凹部)を隔てて
リード部13及び14が対向し、これらのリード部13
及び14が本体側コネクタ部42のリード部43及び4
4と接触することとなる。
【0044】この本体側コネクタ部42はセンサチップ
30の挿入幅方向の中央から片側に隔たった位置に固定
されており、センサチップ30のシート側コネクタ部3
2もこれに対応して一方の側に形成されている。したが
って、もしセンサチップ30を裏返しで挿入してしまっ
た場合には、センサチップ30の先端が本体側コネクタ
部42に当たってそれ以上挿入できず、センサチップ側
及び本体側の各コネクタ部32及び42は互いに嵌合、
接触できないこととなり、センサチップ30の誤挿入が
防止される。
【0045】センサチップ30を測定器本体40にセッ
トした後、保護フィルム24をキャップ7の上面から剥
がし、イオン電極4の孔15(測定孔)を露出させる。
この孔15から図24のように被測定溶液をイオン電極
4内に滴下し、測定を行う。ここで、溶液滴下前のセン
サチップ30の内部(図22)は、吸水材17と参照電
極用ゲル状内部電解液5との間に前述の空隙31が存在
し、吸水材17が下側のゲル状内部電解液5と接しない
ため、測定前にイオン電極4がゲル状内部電解液5の影
響を受けることがない。
【0046】そして、滴下された被測定溶液は吸水材1
7に浸透してこれを膨潤させ、イオン感応膜(固体膜)
3に接するとともに、この吸水材17を介して下側のゲ
ル状内部電解液5に接触することにより、イオン感応膜
3とゲル状内部電解液5との電気的導通がとられる。こ
のとき、吸水材17の状態は、図25のように、吸水材
17が膨潤して下側のゲル状内部電解液5と接触する構
成でもよいし、図26のように、吸水材17は直接下部
のゲル状内部電解液5とは接触せず、吸水材17から染
み出た被測定溶液(W)がゲル状内部電解液5と接触す
る構造のいずれでもよい。この際、互いに密着した粘着
シート25により、被測定溶液の外部への漏洩が防止さ
れる。
【0047】図27、28に示すように、測定器本体4
0にはイジェクトボタン45及びこれに連結されたイジ
ェクト部材46を備えたイジェクト機構47が設けられ
ている。イジェクト部材46のヘッド部46aは、挿入
されたセンサチップ30の先端に当たるように位置する
とともに、センサチップ30を押し出す方向に移動可能
に設けられている。そして、測定終了後はイジェクトボ
タン45を押すことにより測定器本体40から使用済の
センサチップ30を排出することができる。これにより
作業者は手等を汚すことなく、使用済のセンサチップ3
0を廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるシート型イオンセンサ
の平面図。
【図2】その断面図。
【図3】保護フィルムの粘着層の領域を示す平面図。
【図4】粘着シートの領域を示す底面図。
【図5】基板の断面図(図6のA−A断面図)。
【図6】基板の平面図。
【図7】イオン電極側のキャップの断面図。
【図8】その平面図。
【図9】参照電極側のキャップの断面図。
【図10】その平面図。
【図11】参照電極側のキャップの断面斜視図。
【図12】シート型イオン電極の中間製品の分解断面
図。
【図13】固体膜の断面図。
【図14】図2におけるH部分の拡大図。
【図15】そのH部分の変形例を示す拡大図。
【図16】図2におけるI部分の拡大図。
【図17】吸水材が挿入された状態の拡大断面図。
【図18】図2におけるJ部分の拡大図。
【図19】保護フィルムの剥離後、基板を2つ折りにす
る説明図。
【図20】互いに2つ折りにされる基板の各合せ面に凹
凸嵌合部を設けた斜視図。
【図21】チップセンサの正面図。
【図22】図21におけるK−K断面図。
【図23】センサチップ及び測定器本体の各コネクタ部
を示す一部透視斜視図。
【図24】被測定溶液を滴下する状態の斜視図。
【図25】被測定溶液が膨潤した吸水材17を介して参
照電極に接する態様の断面図。
【図26】被測定溶液が吸水材から染み出て参照電極に
接する態様の断面図。
【図27】測定器本体の排出処理を示す斜視図。
【図28】その平面説明図。
【符号の説明】
1 シート型イオンセンサ 2 基板 3 固体膜 4 イオン電極 5 ゲル状内部電解液 6 参照電極 7、8 キャップ 9、10 孔(液連通部) 16 孔(液供給部) 17 吸水材 23、24 保護フィルム(保護シート) 30 センサチップ 32 シート側コネクタ部 40 測定器本体 41 挿入ガイド部 42 本体側コネクタ部 45 イジェクトボタン 46 イジェクト部材 47 イジェクト機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 汀 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定時に互いに重ね合わされる第一及び
    第二のシート部と、 その第一のシート部に設けられ、固体膜をイオン感応膜
    に用いる全固体型のイオン電極と、 前記第二のシート部に設けられたゲル状内部電解液型の
    参照電極と、 測定前は前記イオン電極と前記参照電極とを密封状態に
    保ち、測定に先立って除去される保護シール材と、 前記イオン電極の固体膜にその表面側から形成された孔
    状または切欠状の液供給部と、 前記第一及び第二のシート部の重ね合わせ状態において
    前記液供給部からそれら第一及び第二のシート部を貫通
    して前記参照電極に連通するように形成された液連通部
    と、 を備えることを特徴とするシート型イオンセンサ。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二のシート部が折り目を
    境にして1枚の基板で形成され、その基板が前記折り目
    において二つ折りにされることにより、前記第一及び第
    二のシート部が重ね合わされるとともに、前記全固体型
    のイオン電極と前記ゲル状内部電解液型の参照電極とが
    前記第一及び第二のシート部を介して互いに対向させら
    れる請求項1記載のシート型イオンセンサ。
  3. 【請求項3】 前記イオン電極の液供給部に膨潤性吸水
    材が充填されている請求項1又は2記載のシート型イオ
    ンセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のシート型イオン
    センサと、これが挿入される測定器本体とを含み、 そのシート型イオンセンサの前記第一及び第二のシート
    部には、それらの重ね合わせ状態で、前記イオン電極及
    び参照電極の電気的な各導通部を構成するシート側コネ
    クタ部が形成され、 一方、前記測定器本体には、前記重ね合わせ状態のシー
    ト型イオンセンサをその挿入方向に案内する挿入ガイド
    部が設けられ、かつそのシート型イオンセンサの挿入状
    態で前記シート側コネクタ部に接触して電気的導通を図
    る本体側コネクタ部が形成されているセンサ装置。
  5. 【請求項5】 前記本体側コネクタ部及びシート側コネ
    クタ部の一方は、前記シート型イオンセンサの挿入方向
    において相手方に向かって凸状に形成され、他方は前記
    シート型イオンセンサの挿入により、その凸状のコネク
    タ部に嵌合する凹状形態で形成され、かつ、これら双方
    のコネクタ部は前記シート型イオンセンサの挿入幅方向
    の中央から隔たった位置に設けられている請求項4記載
    のセンサ装置。
  6. 【請求項6】 前記測定器本体は、挿入されたシート型
    イオンセンサを排出する排出機構を備えている請求項4
    又は5記載のセンサ装置。
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