JPH0711342Y2 - ガスガン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガスガンとりわけ圧縮エアボンベで代表される
ガスタンクを使用する形式のガスガンに関するものであ
る。

〔従来の技術とその技術的課題〕

弾丸にプラスチック製の球状弾を用いるガスガンの一形
式として、ポンプ式のほか、いわゆるガスガンと称し、
外部にガス（一般に空気）タンクないしはガスボンベを
配し、これからホースでガスを導入して弾丸を発射する
のものが知られている。

このガスガンに関し、従来では、ロアカバーに固定した
シリンダの前端からシリンダ軸線方向にバレル（銃身）
の後半部を摺動可能に配してスプリングにより後方に付
勢させるように構成し、そのバレルの背後にピストンを
配し、このピストンをシリンダの後端との間に介在した
スプリングにより前方に向け付勢させ、シリンダ後端に
ガスタンクからのホースを接続し、ホースの途中にトリ
ガーとしての開閉バルブを介在接続し、ガスがシリンダ
内に導入されることで、ピストンを介してバレルそのも
のが前進し、ピストンとバレル間のＯリングがシリンダ
のテーパ穴に到ことにより球状弾が拘束を解放されて発
射されるようになつていた。

この構造では、バレルそれ自体が軸線方向に摺動するた
め、高い加工精度で作ってもガタが発生し、それにより
命中精度が悪くなり、さらに、気密性が乏しく、供給さ
れたガスがＯリングの拡径時にバレルの摺動すき間から
シリンダ前部に漏出してしまうため、ガス消費量が大と
なり、ランニングコストが高く付く欠点があった。

また、バレル自体が軸線方向に動くため実銃と大きく相
違しリアル感に乏しいばかりでなく、射撃形態がフルオ
ート方式に限られ、セミオート射撃との自由な切替えを
行うことができないという問題があつた。

本考案は前記のような問題点を解消するために考案され
たもので、その基本的な目的は、命中精度を高くするこ
とができると共に、気密性とガス切れが良好でガス消費
量を節減し得るこの種のガスガンを提供することであ
る。

また、本考案の他の目的は、上記に加えフルオート、セ
ミオートの切換えを行うことができると共に、実銃に近
いリアルな射撃形態創成できるこの種のガスソフトガン
を提供することにある。

さらに、本考案の目的は、多数の球状弾を給弾すること
ができると共に、全球状弾の発射が終わったときに自動
的にガス供給が停止され、ガスの無駄な消費を防止し得
るこの種ガスソフトガンを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本考案は、外部のタンクから気
体を導いて球状弾を発射する形式のガンにおいて、ロア
カバーに固定したシリンダにバレルを挿着固定し、シリ
ンダには軸線と交差する方向の外壁に開口する球状弾供
給穴を形成し該球状弾供給穴に外部のタンクからガスを
導入させるようにする一方、シリンダ内には前記バレル
後端面との間に制御用Ｏリングを介装したピストンを摺
動自在に配し、このピストンを背部からスプリングで付
勢すると共に、ピストンには前記球状弾供給穴と断接可
能な屈曲穴を設けたものである。

好ましい態様としては、前記ロアカバーに摺動自在にア
ッパーカバーを取り付け、該アッパーカバーをシリンダ
の外側でピストンと連結させ、かつロアカバーにはトリ
ガーにより動かされるセミ・フル切替え用のシアーを設
ける一方、アッパーカバーにはシアーと係脱可能なスト
ッパー部を設けるものがあげられる。

また、前記ロアカバーに挿脱されるマガジンとしては、
押し上げスプリング式でもよいが、好ましくは、を、接
合面に半円状溝を形成した２つ割り部体で構成し、マガ
ジンの上端一側にロアカバー側の開閉バルブで開閉され
るガス入口部を設け、上端他側のガス出口付近にはバイ
パス路により背後から押圧され、球状弾が存在しない状
態ときに球状弾通路を閉じるオートカットバルブを設け
たものが挙げられる。そして、この場合には、ロアカバ
ーのガス供給穴に対し、ファーストバルブを取付け、ア
ッパーカバーには摺これの摺動時にファーストバルブを
開弁させる作動用部を設けると好都合である。

〔実施例〕

以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図ないし第５図は本考案の第１実施例、すなわちバ
ックプレッシャー型、セミ・フル切換え機能付きのガス
ガンを示しており、この実施例ではガスとしてエアを用
いている。

１はロアカバー（ボディ）であり、たとえばプラスチッ
ク成形体からなり、上部両側に長手方向に走る案内溝1
a,1aが設けられ、下側にはグリップ1bが設けられてい
る。

２はシリンダであり、ロアカバー１の上部に配され、適
当な連給部材2aによりロアカバー１に固定されている。
シリンダ２は前端から後端にめねじ20と段付き穴21と細
径穴22とこれよりも径の大きいピストン摺動用穴23とめ
ねじ24が順次形成されている。そしてピストン摺動用穴
23の領域には半径方向に球状弾供給穴25が開設されてい
る。前記球状弾供給穴25には、下端がロアカバー１内に
到り、ソケット部26を構成する通路部材27がねじ込み固
定されている。

３は球状弾よりも0.4〜0.9mm程度大きな口径を有するバ
レルであり、後半部にはおねじ30と段付きの細筒部31が
形成され、細筒部31がピストン摺動用穴23に到るように
シリンダ２に挿入され、おねじ30とめねじ20を螺合する
ことでシリンダ２に不動に固定されている。

４は摺動用穴23に摺動自在に内挿されたピストンであ
り、外周面と摺動用穴23間に配したシールリング4aでシ
ールされると共に、軸方向先端から中間に到るまで筒部
41が形成され、この筒部41の前端内径には先広がりテー
パ面410が終端には段部を介して曲率状の屈曲穴42が形
成されている。そしてピストン４の後部にはシリンダ２
の後端のめねじ24に取付けたキャップ2bを貫くロッド43
が一体またはねじ込み等により固着されている。前記ピ
ストン４は、キャップ2bと後部間に介在したスプリング
4aによりバレル方向へと付勢され、それにより筒部41が
ピストン摺動用穴23とバレル細筒部31間の環状空間に侵
入し、かつ、バレル端面と筒部底の段部間に介在した制
御用Ｏリング4cを押圧して、これをバレル口径内へ適度
に突出させ、さらに屈曲穴42がシリンダ２の球状弾供給
穴25と合致するようになっている。

５は薄形断面をなすアッパーカバーであり、頂面にはフ
ロントサイト50とリアサイト51が設けられ、下部には第
２図のように前記ロアカバー１の案内溝1a,1aにはまる
突条5a,5aが形成され、それによりロアカバー１に対し
摺動自在となっている。このアッパーカバー５の後端に
は止壁52が形成され、この止壁52に前記ピストン４のロ
ッド43が到り、止めねじ5bにより連結されることでアッ
パーカバー５はピストン４と一体に動かされるようにな
っている。

６はトリガーであり、上端をもってロアカバー１にピン
60で枢着され、戻しスプリング6aにより常時開放側に付
勢されている。このトリガー６は、第１図と第３図のよ
うに、側方に伸びる突片61をこの突片61には可動押圧片
62が設けられている。可動押圧片の構成は任意である
が、実施例では突片61と可動押圧片62の噛合い部をピン
63で枢着すると共に、スプリング64と上部押え65により
可動押圧片62を常時突片61と直線状になるようにしてい
る。

７はセミ・フル切換え用のシアーであり、前記トリガー
６に近いロアカバー１に取付けられている。このシアー
７は一端部にたとえば鋸歯状の係止突起70を有し、枢軸
7aにより傾動可能に支持されると共に、スプリング7bに
より係止突起70が上方に向かうように付勢されている。
そして、シアー７の他端部には、前記トリガー６の可動
突片62の弧動軸跡内にあって、トリガー６を引いたとき
にこれの先端で押し下げられるセミオート用のレバー71
と、これよりも長いフルオート用レバー72が設けられて
いる。そして、前記アッパーカバー５には第１図の非射
撃時にシアー７の係止突起70よりも前方にあるような関
係位置にストッパー53が設けられている。

８はマガジンであり、ロアカバー１のグリップ1bに形成
された空腔11の奥部に設けたマガジンキャッチ1cに係合
する突子8cが設けられている。２つ割り部体8a,8bは割
り面に半円形溝80,80が形成され、合体時に球状弾の直
径より適度に大きな径の弾倉路81が構成されるようにな
っている。

前記弾倉路81は、第１図においては、同一平面上に縦蛇
行状に形成され、第４図と第５図の実施例においては、
横蛇行状に形成されている。いずれの場合も、出口側は
直線路82が作られ、この終端部位に弾丸落ち止め手段8d
が配置されると共に、その近傍にオートカットバルブ8e
が配置されている。このオートカットバルブ8eは、全部
の球状弾の発射が終わったときに直線路82を閉じてエア
の流通を遮断するもためのもので、背部に相当する部位
には入口側に通じるバイパス路83が設けられている。そ
して直線路82の終端には前記ソケット部26に気密に嵌合
する出口プラグ8fが設けられている。

９はマガジン８の入口側軸線方向のロアカバー１に取付
けられた開閉バルブであり、弁孔部材84を有するソケッ
ト部1dにガイドされる弁体90と、これを支えるレバー91
と、レバー91を介して弁体90を付勢するばね92を備えて
いる。前記マガジン８にはソケット部1dに気密に嵌合す
る入口プラグ8gが設けられている。

10はファーストバルブであり、グリップ1bの奥部にしか
も空腔11の側部に設けたエア供給穴12と交差する関係に
配置されており、エア供給穴12は、先端が前記弁孔部材
84に通じ、後端がエアホースを介してエアタンクＧに接
続されるようになっている。ファーストバルブ10は、た
とえばポペット弁として構成され、側部に２つの係合凹
部100,101が形成されると共に、ロアカバー側には係合
凹部100,101にはまり得るストッパー102が設けられてい
る。さらにファーストバルブ10は上部に突子103が設け
られており、アッパーカバー５の下部には非射撃時に前
記突子103と係合し、アッパーカバー５の摺動時に突子1
03から外れる作動用部54が設けられている。

第６図は本考案をスプリングテンション式フルオートエ
アガンに適用した第２実施例を示している。

この実施例においては、第１実施例におけるマガジンと
異なり、押し上げスプリング8hにより球状弾Ａを押し上
げるようにしたマガジン８′が用いられ、空腔に押込む
ことで出口プラグ8fがソケット26に気密に嵌合し、それ
により球状弾供給穴25に球状弾Ａが装填されるようにな
っている。

そして、この実施例では第１実施例におけるシアー７、
ファーストバルブ10が省略され、その代わりに球状弾供
給穴25の端部側方に通じるようにエア供給管28が取付け
られ、このエア供給管28にはトリガー６の作動部位に相
当する位置にエア開閉バルブ９′が取付けられ、トリガ
ー６の引き動作により開弁しエアタンクからのエアを流
通させるようになっている。他の構成は第１実施例と同
じであるため、同じ部位や部分に同じ符号を付すに止
め、説明は省略する。

なお、トリガー６とシアー７は必要に応じ、左右一対設
けられてもよい。その他図面中85はシール部材、86は止
めビス穴である。

〔実施例の作用〕

第１実施例においては、スプリング4aのセット力により
ピストン４はシリンダ２中を前進し、それによりロッド
43を介してアッパーカバー５も前進位置におかれ、シア
ー７の係止突起70はストッパー部53から外れている。一
方、ファーストバルブ10は、開閉バルブ９のレバー90に
より持ち上げられているため、常時閉弁状態にあり、ア
ッパーカバー５を取付けたときにも、突子103がアッパ
ーカバー５の作動用穴54に係合し、それにより下側の係
合凹部101にストッパー102が係合するためエア供給穴12
は遮断されている。

この状態でマガジン８を空腔11に装填すれば、マガジン
キャッチ1cにより保持されると共に、上部の入口プラグ
8gと出口プラグ8fがソケット1d,26にぴったりとはま
り、かつ入口プラグ8g側においては、エア開閉バルブ９
の弁体90がスプリング92に抗して押し上げられるため開
弁され、エアが流通できる状態となる。

この状態でアッパカバー５を後方に引けば、ストッパー
部53にシアー７の係止突起70が係合するため、アッパカ
バー５の動きは止められるが、アッパーカバー５の進退
時において、ファーストバルブ10の突子103が作動用部5
4から外れてアッパーカバー下部で押圧される。このた
め、ファーストバルブ10が下降してエア供給穴12が開か
れ、上側係合凹部100にストッパー102が係合することに
より開放状態が保たれ、マガジン８の弾倉路81にエアが
供給され、ここに装填されている球状弾Ａを押圧前送り
しつつこれと倉路とのすき間を抜け、球状弾供給穴25に
到る。

一方、前記アッパカバー５の後退によりピストン４はシ
リンダ２中を後退しており、これによりピストン４に形
成されている屈曲穴42がシリンダ４の球状弾供給穴25と
位相がずらされ、第７図（ａ）のように、筒部41の周面
により球状弾供給穴25の出口が遮断される。このため、
エアはシリンダ２に漏出することはない。

上記状態からトリガー６を引けば、第1a図のように可動
押圧片62がシアー７のセミオート用のレバー71に接し
て、これを押し下げるため、シアー７の係止突起70がア
ッパーカバー５のストッパー部53から外され、それによ
りアッパーカバー５及びこれとロッド43で連結されてい
るピストン４はスプリング4aの復元力で前進限に到り、
それにより制御用Ｏリング4cが圧縮されてバレル内径に
突出し、同時に球状弾供給穴25と屈曲穴42が連通する。

これにより球状弾Ａは第７図（ｂ）のように屈曲穴42に
エア圧で押し込まれ、制御用Ｏリング4cによりとめられ
る。屈曲穴42が押圧されたエア圧力はスプリング4aのセ
ット力に打ち勝つ大きさのためピストン４は後退し、第
７図（ｃ）のように屈曲穴42が再び球状弾供給穴25から
外れてエア供給が遮断され、屈曲穴42に高圧がたくわえ
られる。それと同時に筒部41のテーパ面410がバレル３
の後端に到ることにより制御用Ｏリング4cが広がるた
め、球状弾Ａに対する係止力が解かれ、球状弾Ａはバレ
ル３から発射される。そして、シアー７の係止突起70が
ストッパー部53に引掛ることにより再び第７図（ａ）の
状態になる。これがセミオート射撃状態である。

また、上記状態よりも強くトリガー６を引けば、第1b図
のように可動押圧片62がセミオート用のレバー71を越え
てフルオート用のレバー72に接しこれを圧下する。この
ためシアー７の係止突起70はアッパーカバー５の下のレ
ベルに保持され、アッパーカバー５は軸線方向の移動が
フリーとなり、屈曲穴42のエア圧の充填と放出により第
７図（ｂ）と（ｃ）の状態が繰り返され、球状弾Ａは連
続的に発射される。前記セミオートおよびフルオートの
いずれでもバレル３が固定状態にあるためブレが生じ
ず、命中精度が良くなる。しかもエアは前回の発射ごと
にカットされるため、無駄な消費が生じない。

なお、第１図や第３図のマガジンを用いた場合、バック
プレッシャー方式のため給弾不良が生じない上に、屈曲
状の弾倉路81を形成できるため、多数の球状弾を連続発
射し得る。しかもマガジン８にオートカットバルブ8eが
配置されており、該オートカットバルブ8eは背後のバイ
パス路83から常時背圧が作用しているため、弾倉路81に
球状弾Ａが無くなった瞬間、第４図仮想線のように作動
して弾倉路81を遮断する。このため、トリガー６を引き
続けてもエアがピストン４に供給されず、エアが無駄に
消費されない。

第２実施例においては、球状弾Ａは押し上げスプリング
8hにより屈曲穴42に装填され、トリガー６を引けば、エ
ア開閉バルブ９′が開弁しエアが球状弾供給穴25に注入
される。このためエア圧でピストン４はスプリング4aに
抗して後退し、筒部41により球状弾供給孔25が閉じられ
る一方、テーパ面410により制御用Ｏリング4cが拡径す
るため屈曲穴42中のエアにより球状弾Ａがバレル２を通
して発射される。そして、屈曲穴42中の圧力が低下する
とスプリング4aによりピストン４が前進させられるた
め、球状弾供給孔25が再び屈曲穴42と合致し、球状弾の
装填とエアの供給が行われる。

〔考案の効果〕

以上説明した本考案の第１項によるときには、あバレル
がシリンダに固定され、シリンダ内でピストンが動くこ
とで球状弾が発射されるため、ブレが少なく、命中精度
を高くすることができる。しかもピストンの屈曲穴とバ
レル間に制御用Ｏリングを介装してガスをシールする上
に、屈曲穴とシリンダ側の球状弾供給穴とがピストンの
軸線方向の動きで断接し、毎回のショットごとにガスの
流通が遮断されるため、ガス消費量を節減することがで
き、また、バレルが動かないため、ライフル型のような
大型のものからピストルタイプまで簡単かつ自由にアッ
センブリすることができる。そのうえ可動部分が少ない
ため構造も簡単で堅牢なものにすることができるという
すぐれた効果が得られる。

また本考案の第２項によるときには、ピストンにアッパ
ーカバーを連結し、これらが一体に軸線方向に動くこと
で、ブローバック機能を発揮するため、実銃に近いリア
ルな射撃形態を創成することができ、そのうえロアカバ
ーにトリガーで動かされるシアーを設け、これをアッパ
ーカバーのストッパー部と係脱させることでピストンの
動きを制御できるため、フルオート、セミオートの切換
え射撃を自在に行うことができるという効果が得られ
る。

さらに本考案の第３項によれば、マガジンを半円形溝を
有する２つ割り部体とし、バックプレッシャー方式で給
弾とエア供給を行うため、給弾不良が生じないと共に２
つの半円形溝により蛇行穴類を自由に作れるため、１マ
ガジンで多数の弾丸を発射することができ、しかもマガ
ジンの出口付近にバイパス路により背後から開弁側に押
圧されるオートカットバルブを設けたため、すべての球
状弾を撃ち終わった状態でロアカバーにマガジンが入っ
ていても自動的にガスの供給を止めることができる効果
が得られる。

さらに本考案の第４項によれば、マガジンを挿着しても
ガス供給路が開放されず、射撃時に始めてガス供給が開
始されるためエア消費を少なくすることができるという
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案をセミオート・フルオートタイプに適用
した実施例を示す縦断側面図、第1a図はセミオート時の
トリガーとシアーの関係を示す側面図、第1b図はフルオ
ート時のそれを示す側面図、第２図は同じくその縦断正
面図、第３図は本考案におけるトリガーの一実施例を示
す部分切欠平面図、第４図は本考案におけるマガジンの
一側を示す正面図、第５図は同じくその一部切欠側面
図、第６図は本考案をフルオートタイプに適用した実施
例を示す縦断側面図、第７図（ａ）（ｂ）（ｃ）は第１
図の実施例における射撃操作を示す説明図である。 １……ロアカバー、２……シリンダ、３……バレル、４
……ピストン、4a……スプリング、4c……制御用Ｏリン
グ、５……アッパーカバー、６トリガー、７……シア
ー、８……マガジン、9,9′……開閉バルブ、10……フ
ァーストバルブ、25……球状弾供給穴、42……屈曲穴、
53……ストッパー部。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】外部のタンクから気体を導いて球状弾を発
   射する形式のガンにおいて、ロアカバーに固定したシリ
   ンダにバレルを挿着固定し、シリンダには軸線と交差す
   る方向の外壁に開口する球状弾供給穴を形成し該球状弾
   供給穴に外部のタンクからガスを導入させるようにする
   一方、シリンダ内には前記バレル後端面との間に制御用
   Ｏリングを介装したピストンを摺動自在に配し、このピ
   ストンを背部からスプリングで付勢すると共に、ピスト
   ンには前記球状弾供給穴と断接可能な屈曲穴を設けたこ
   とを特徴とするガスガン。
2. 【請求項２】前記ロアカバーに摺動自在にアッパーカバ
   ーを取り付け、該アッパーカバーをシリンダの外側でピ
   ストンと連結させ、かつロアカバーにはトリガーにより
   動かされるセミ・フル切替え用のシアーを設ける一方、
   アッパーカバーにはシアーと係脱可能なストッパー部を
   設けたものを含む実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   ガスガン。
3. 【請求項３】前記ロアカバーに挿脱されるマガジンを、
   接合面に半円状溝を形成した２つ割り部体で構成し、マ
   ガジンの上端一側にロアカバー側の開閉バルブで開閉さ
   れるガス入口部を設け、上端他側のガス出口付近にはバ
   イパス路により背後から押圧され、球状弾が存在しない
   状態ときに球状弾通路を閉じるオートカットバルブを設
   けたものを含む実用新案登録請求の範囲第１項記載のガ
   スガン。
4. 【請求項４】ロアカバーのガス供給穴に対し、ファース
   トバルブを取付け、アッパーカバーにはこれの摺動時に
   ファーストバルブを開弁させる作動用部を設けたものを
   含む実用新案登録請求の範囲第３項記載のガスガン。