JPH0711326B2 - 燃焼器 - Google Patents
燃焼器Info
- Publication number
- JPH0711326B2 JPH0711326B2 JP9713989A JP9713989A JPH0711326B2 JP H0711326 B2 JPH0711326 B2 JP H0711326B2 JP 9713989 A JP9713989 A JP 9713989A JP 9713989 A JP9713989 A JP 9713989A JP H0711326 B2 JPH0711326 B2 JP H0711326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- burner body
- flame port
- auxiliary
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Spray-Type Burners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房器等に用いられる燃焼器に関するものであ
る。
る。
従来の技術 一般に、この種の燃焼器はノズルより供給した液体燃料
を気化筒内で気化するとともに空気供給官から供給され
た燃焼用の空気と混合し、この空気と燃料との予混合ガ
スを気化筒上部の第４図に示すようなバーナヘッド１の
周壁に設けた縦長の主炎口２と丸穴の補助炎口３より噴
出させ燃焼させていた。
を気化筒内で気化するとともに空気供給官から供給され
た燃焼用の空気と混合し、この空気と燃料との予混合ガ
スを気化筒上部の第４図に示すようなバーナヘッド１の
周壁に設けた縦長の主炎口２と丸穴の補助炎口３より噴
出させ燃焼させていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記燃焼器の炎口２は微小燃焼量で燃焼
を行う場合、炎口２とバーナヘッド外周に設けた金網等
の多孔筒４との間の間隙に炎が形成され燃焼が持続する
ため、多孔筒４が高温に赤熱し耐久性上問題があった。
を行う場合、炎口２とバーナヘッド外周に設けた金網等
の多孔筒４との間の間隙に炎が形成され燃焼が持続する
ため、多孔筒４が高温に赤熱し耐久性上問題があった。
そこで、炎口２より噴出される混合ガスの流速を高め多
孔筒４より外に火炎を形成させ、多孔筒４の温度低減を
図った。しかしながらこの手段を用いると、火炎の安定
性が悪くなり燃焼巾が狭くなる。
孔筒４より外に火炎を形成させ、多孔筒４の温度低減を
図った。しかしながらこの手段を用いると、火炎の安定
性が悪くなり燃焼巾が狭くなる。
本発明は上記の点に鑑みてなしたもので、燃焼巾を広い
ままに維持しつつ多孔筒の耐久性の向上を図り、かつ信
頼性の高い燃焼器を提供することを目的としたものであ
る。
ままに維持しつつ多孔筒の耐久性の向上を図り、かつ信
頼性の高い燃焼器を提供することを目的としたものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、バーナボディ内に
該バーナボディ内壁下部に密着する炎口リングを配設し
てその上端を主炎口17の下端の一部と補助炎口17aの全
部にオーバーラップさせ、かつ炎口リングの補助炎口と
オーバーラップする部分には補助炎口より小さな丸穴を
設けた構成としてある。
該バーナボディ内壁下部に密着する炎口リングを配設し
てその上端を主炎口17の下端の一部と補助炎口17aの全
部にオーバーラップさせ、かつ炎口リングの補助炎口と
オーバーラップする部分には補助炎口より小さな丸穴を
設けた構成としてある。
作用 本発明は、上記した構成により、主炎口より噴出される
混合ガスの流速が、主炎口下部では遅くなり火炎の安定
性が増す。さらに、補助炎口に形成される火炎は炎口リ
ングの丸穴で絞られた混合ガス流が補助炎口部分で拡散
して流速低下を起すので安定したものとなり、しかもそ
の補助炎口との干渉により主火炎の保炎性はより高いも
のとなる。したがって、燃焼巾を維持しつつ、主炎口よ
り噴出される混合ガスの流速を高め、多孔筒の温度低減
を図り、耐久性を向上することが出来る。
混合ガスの流速が、主炎口下部では遅くなり火炎の安定
性が増す。さらに、補助炎口に形成される火炎は炎口リ
ングの丸穴で絞られた混合ガス流が補助炎口部分で拡散
して流速低下を起すので安定したものとなり、しかもそ
の補助炎口との干渉により主火炎の保炎性はより高いも
のとなる。したがって、燃焼巾を維持しつつ、主炎口よ
り噴出される混合ガスの流速を高め、多孔筒の温度低減
を図り、耐久性を向上することが出来る。
実施例 以下、本発明の実施例を第１図〜第３図を用いて説明す
る。11は有底筒状の気化兼混合筒で、その周壁の一部の
偏心位置に燃料供給用のノズル12と燃焼用空気供給用の
空気供給官13が臨ませてある。14は上記気化兼混合筒11
に埋設したヒータ、15は同気化兼混合筒11の上部開口に
覆着したバーナボディで、気化兼混合筒11内に突出する
狭隘部15aを底部に有する。17は上記バーナボディ15の
周壁に形成した縦長の主炎口、17aは上記主炎口17間下
部に設けた大き目の丸穴の補助炎口、16は図面からも明
らかなようにバーナボディ15の内部に該バーナボディ内
壁下部に密着する如く配設した炎口リングで、その上部
は前記主炎口17の下端の一部ならびに前記補助炎口17a
の全部とオーバーラップするようにし、かつ補助炎口17
aとオーバーラップする部分には補助炎口17aより小さく
目的とする径に設定した丸穴16aが設けてある。すなわ
ち補助炎口17aの大きさは炎口リング丸穴16aの大きさよ
りおおきくしてあり、補助炎口17aの有効な開口面積を
炎口リング丸穴16aにより決定するようにしてある。18
は上記バーナボディ15の周壁内外に装着した金網等の多
孔筒で、各炎口間をスポット溶接してバーナボディ15に
固着してある。20は上記バーナボディ15内に設けた均圧
板、21は同バーナボディ15の上部開口に覆設した二重バ
ーナキャップ、22は二重バーナキャップ21を固定するた
めのナット、23は主炎口17の一つに対向させて設けたフ
レームロッド、24は気化兼混合筒11を囲むバーナケース
である。なお、上記バーナボディ15の側壁外周に装設し
た多孔筒18は、その下端を気化筒11のフランジ部11a
で、また上端はバーナキャップ21の折曲縁21aで覆い、
バーナボディ15に密着して支持されるようになってい
る。
る。11は有底筒状の気化兼混合筒で、その周壁の一部の
偏心位置に燃料供給用のノズル12と燃焼用空気供給用の
空気供給官13が臨ませてある。14は上記気化兼混合筒11
に埋設したヒータ、15は同気化兼混合筒11の上部開口に
覆着したバーナボディで、気化兼混合筒11内に突出する
狭隘部15aを底部に有する。17は上記バーナボディ15の
周壁に形成した縦長の主炎口、17aは上記主炎口17間下
部に設けた大き目の丸穴の補助炎口、16は図面からも明
らかなようにバーナボディ15の内部に該バーナボディ内
壁下部に密着する如く配設した炎口リングで、その上部
は前記主炎口17の下端の一部ならびに前記補助炎口17a
の全部とオーバーラップするようにし、かつ補助炎口17
aとオーバーラップする部分には補助炎口17aより小さく
目的とする径に設定した丸穴16aが設けてある。すなわ
ち補助炎口17aの大きさは炎口リング丸穴16aの大きさよ
りおおきくしてあり、補助炎口17aの有効な開口面積を
炎口リング丸穴16aにより決定するようにしてある。18
は上記バーナボディ15の周壁内外に装着した金網等の多
孔筒で、各炎口間をスポット溶接してバーナボディ15に
固着してある。20は上記バーナボディ15内に設けた均圧
板、21は同バーナボディ15の上部開口に覆設した二重バ
ーナキャップ、22は二重バーナキャップ21を固定するた
めのナット、23は主炎口17の一つに対向させて設けたフ
レームロッド、24は気化兼混合筒11を囲むバーナケース
である。なお、上記バーナボディ15の側壁外周に装設し
た多孔筒18は、その下端を気化筒11のフランジ部11a
で、また上端はバーナキャップ21の折曲縁21aで覆い、
バーナボディ15に密着して支持されるようになってい
る。
上記構成において、ポンプ等によって気化兼混合筒11内
に噴出された燃料は、シーズヒータ14によって高温に加
熱されている気化兼混合等11内で気化し、送風機等によ
り気化兼混合筒11内に送られてくる燃焼用空気と予混合
する。この予混合ガスは、気化兼混合筒11内を旋回しな
がらバーナボディ15の狭隘部15a及び均圧板20の小孔20a
を介してバーナボディ15内に噴流し外周壁の炎口より噴
出する。そして適当な点火手段で点火してやると燃焼を
開始し、主炎口17周辺の多孔筒18にほぼ密着した火炎を
形成する。
に噴出された燃料は、シーズヒータ14によって高温に加
熱されている気化兼混合等11内で気化し、送風機等によ
り気化兼混合筒11内に送られてくる燃焼用空気と予混合
する。この予混合ガスは、気化兼混合筒11内を旋回しな
がらバーナボディ15の狭隘部15a及び均圧板20の小孔20a
を介してバーナボディ15内に噴流し外周壁の炎口より噴
出する。そして適当な点火手段で点火してやると燃焼を
開始し、主炎口17周辺の多孔筒18にほぼ密着した火炎を
形成する。
ここで、上記主炎口17に形成される火炎は第３図に示す
ように、炎口リング16の存在によって炎口下部の混合ガ
ス流速が上部より遅くなるため下部の火炎は小さく外多
孔筒18に密着し非常に強固な安定した炎となる。また補
助炎口17aより噴出する混合ガス流は、その内側に位置
する炎口リング16の丸穴16aで絞られていてこの補助炎
口部分で拡散し流速低下を起すようになるので、この補
助炎口17aに形成される火炎は非常に安定したものとな
る。そして主炎口17に形成される火炎は、上記補助炎口
17aに形成される火炎と干渉することにより保炎性が一
段と向上する。また、火炎の状況は多孔筒18に密着した
ものとなるが、主炎口17上方の火炎は炎口リング16によ
り混合ガス流速が速められていることにより従来のもの
に比べると多孔筒18より離れて形成されるようになると
ともに炎口下部の火炎量が少ないため上部への温度干渉
は少なくなり、多孔筒18の温度上昇は著しく少なくな
り、多孔筒18の耐久性向上につながる。
ように、炎口リング16の存在によって炎口下部の混合ガ
ス流速が上部より遅くなるため下部の火炎は小さく外多
孔筒18に密着し非常に強固な安定した炎となる。また補
助炎口17aより噴出する混合ガス流は、その内側に位置
する炎口リング16の丸穴16aで絞られていてこの補助炎
口部分で拡散し流速低下を起すようになるので、この補
助炎口17aに形成される火炎は非常に安定したものとな
る。そして主炎口17に形成される火炎は、上記補助炎口
17aに形成される火炎と干渉することにより保炎性が一
段と向上する。また、火炎の状況は多孔筒18に密着した
ものとなるが、主炎口17上方の火炎は炎口リング16によ
り混合ガス流速が速められていることにより従来のもの
に比べると多孔筒18より離れて形成されるようになると
ともに炎口下部の火炎量が少ないため上部への温度干渉
は少なくなり、多孔筒18の温度上昇は著しく少なくな
り、多孔筒18の耐久性向上につながる。
また、部品強度上ある程度の肉厚を必要するバーナボデ
ィ15に、ある程度以上小さな補助炎口17aを開けること
は耐久性の面から考えても極めて難しいが、上記構成に
より、バーナボディ15にはやや大きめの補助炎口17aを
開けておき、炎口リング16の方に目的の大きさの穴を開
けて補助炎口の大きさを目的とする小さな孔とすること
が可能となる。したがってバーナボディ15の加工が容易
になって生産性が向上する。
ィ15に、ある程度以上小さな補助炎口17aを開けること
は耐久性の面から考えても極めて難しいが、上記構成に
より、バーナボディ15にはやや大きめの補助炎口17aを
開けておき、炎口リング16の方に目的の大きさの穴を開
けて補助炎口の大きさを目的とする小さな孔とすること
が可能となる。したがってバーナボディ15の加工が容易
になって生産性が向上する。
発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明によれば、燃
料巾を広く維持しつつ多孔筒の温度を大きく低下させる
ことができ、長期使用下における安定した燃焼性能の保
証が可能で信頼性の高いものとなると同時に、簡単な構
成で加工も容易になる等、その効果は大なるものがあ
る。
料巾を広く維持しつつ多孔筒の温度を大きく低下させる
ことができ、長期使用下における安定した燃焼性能の保
証が可能で信頼性の高いものとなると同時に、簡単な構
成で加工も容易になる等、その効果は大なるものがあ
る。
第１図は本発明の一実施例における燃焼器の要部断面
図、第２図は同全体の断面図、第３図は本発明の火炎形
状状態を示す断面図、第４図は従来の火炎形成状態を示
す断面図である。 11……混合部、15……バーナボディ、16……炎口リン
グ、、16a……丸穴、17……炎口、17a……補助炎口、18
……多孔筒。
図、第２図は同全体の断面図、第３図は本発明の火炎形
状状態を示す断面図、第４図は従来の火炎形成状態を示
す断面図である。 11……混合部、15……バーナボディ、16……炎口リン
グ、、16a……丸穴、17……炎口、17a……補助炎口、18
……多孔筒。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−187509（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−146404（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−105304（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−162811（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−142616（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】空気と燃料とを混合する混合部と、混合部
からの混合ガスをその外周壁に設けた複数の縦長の主炎
口とその主炎口間下部に設けた丸穴の補助炎口で燃焼さ
せるバーナボディと、バーナボディの周壁内外に配設し
た多孔筒とを備え、上記バーナボディ内にはバーナボデ
ィ内壁下部に密着する炎口リングを配設してその上端を
主炎口の下端の一部と補助炎口の全部にオーバーラップ
させ、かつ炎口リングの補助炎口とオーバーラップする
部分には補助炎口より小さな丸穴を設けた燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9713989A JPH0711326B2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9713989A JPH0711326B2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 燃焼器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02275208A JPH02275208A (ja) | 1990-11-09 |
| JPH0711326B2 true JPH0711326B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=14184236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9713989A Expired - Fee Related JPH0711326B2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711326B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2811971B2 (ja) * | 1991-02-07 | 1998-10-15 | 松下電器産業株式会社 | 燃焼装置 |
-
1989
- 1989-04-17 JP JP9713989A patent/JPH0711326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02275208A (ja) | 1990-11-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |