JPH0711324Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0711324Y2
JPH0711324Y2 JP1986137721U JP13772186U JPH0711324Y2 JP H0711324 Y2 JPH0711324 Y2 JP H0711324Y2 JP 1986137721 U JP1986137721 U JP 1986137721U JP 13772186 U JP13772186 U JP 13772186U JP H0711324 Y2 JPH0711324 Y2 JP H0711324Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
heat exchanger
fluid separation
side plate
groove
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986137721U
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English (en)
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JPS6344069U (ja
Inventor
武男 伏木
宏二 高橋
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Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は熱交換器に関するものである。
詳しくは斜め開口部と斜め閉塞部を有する流体分離シー
トを熱交換部材に取付けた熱交換要素を多数備えてなる
対向流型の熱交換器に係るものである。
従来の技術とその問題点 熱交換部材の両端に斜め開口部と斜め閉塞部を有する流
体分離シートを取付けてなる熱交換要素を多数積層して
作った熱交換器は、本出願人が昭和57年10月に特許出願
(特願昭57-175052号)したものである。
第2図及び第3図は上記前出願における熱交換要素の状
態を示したもので、第2図はその熱交換要素の平面図、
第3図は流体分離シートのみの斜視図である。
これら図の様に前出願の熱交換要素(1)は、例えば多
数のパイプを連設してなる熱交換部材(2)の両端に流
体分離シート(3)(3′)を連結したものである。
この流体分離シート(3)(3′)は2枚の板体が一定
の間隙をもって対面して形成された流体通過部材であ
り、熱交換部材(2)と連通し出入口部で流体を左右い
ずれかに集めるために設けられたものである。
この流体分離シート(3)(3′)はそれぞれ斜め開口
部(4)(4′)と斜め閉塞部(5)(5′)を具備し
ており、丁度ホームベースの如き形状となっている。
なお、入口側の斜め開口部(4)と出口側の斜め開口部
(4′)とは左右反対に設けられており流体は矢印
(イ)(イ′)の如く通過するものである。
またなお、この斜め開口部(4)(4′)と斜め閉塞部
(5)(5′)の作用効果については、本出願とはあま
り関係ないので詳細は省略するが、要は左右方向の流量
が均一化し、圧力損失が小さくなるということである。
さらに、第3図の様に斜め開口部(4)と斜め閉塞部
(5)との交差部に中央分離壁(6)を一体に形成して
取付け、またこの流体分離シート(3)の左右両脇部に
側板(7)を同じく一体に形成して備えておくと組立が
しやすく非常に好ましい結果が得られるのである。
ところで、この様な前出願の熱交換器において、多数の
熱交換要素を積層或いは並列させる場合、その連設部に
おける気密化を完全に得ることが困難であるという問題
が発生して来たのである。
この問題を解決する手段として、流体分離シート(3)
の側板(7)や中央分離壁(6)に、気密性組立てを得
るためにパッキンを貼付けているのであるが、このパッ
キンが組立て時にズレを生じやすく、またケーシング分
離板との位置合せが難かしい等の難点があり、作業性も
悪く問題解決にはなっていないのである。
本考案はこの問題を解決することを目的としてなされた
もので、エアーリークのないほぼ完全な気密化が達成で
き、作業性も良く組立て能率も向上するという熱交換器
を提供しようとするものである。
ロ 考案の構成及び作用 本考案の構成は、熱交換部材の両端に斜め開口部と斜め
閉塞部とを有する流体分離シートを取付けた熱交換要素
を多数備えてなる熱交換器において、前記流体分離シー
トの脇部の両側板に連設用の突起溝を設けるか、または
側板の片方に突起を設け側板の他方に突起溝を設けて、
かつ中央分離壁にケーシングの分離板の厚さと等しい溝
幅を持つ突起溝を設け、これら突起と突起溝とを嵌合さ
せたり、或は2個の突起溝の対面接合による穴にシール
材を挿入したりして前記熱交換要素を相互に気密に連結
したことを特徴とする熱交換器、を要旨とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 流体分離シートの脇部の側板に連設用の突起や突起溝を
設け、嵌め合い構造としたりシール材挿入構造となる様
にしたのである。
なお、突起溝を設ける場合は両脇部の側板つまり両側板
に設けても良いが、両側板に突起ばかりを設けると連結
不能となるので、突起を設ける場合は片方の側板だけに
して、他方の側板には突起溝を設けることが必要とな
る。また中央分離壁には突起溝を設けるのである。
第1図は本考案熱交換器における熱交換要素の平面図
で、(A)は突起溝を両脇部の側板に設けた場合の実施
例で、(B)は突起溝と突起を左右の側板に設けた場合
の実施例である。
これらの図の様に本考案における熱交換要素(1)も前
出願と同様に、熱交換部材(2)の両端に流体分離シー
ト(3)(3′)が取付けられているのであるが、前出
願との相違はこの流体分離シート(3)(3′)の脇部
の側板(7)に突起溝(8)や突起(9)が設けられて
いるということである。
第1図(A)の様に側板(7)に突起溝(8)を設けて
おくと、隣り合った他の流体分離シート(3)との間に
穴が形成され、これが多数積層されるので連続した1本
の筒状穴となり、この筒状穴に例えば鋼材やプラスチッ
クの棒状体をシール材(s)として挿入してやると、気
密性が得られると共に、組立ての作業が非常に楽になる
のである。
なお、図面においてはシール材(s)とその挿入穴つま
り2個の突起溝(8)の対面接合により形成される穴と
の間には隙間があるように示されているが、これは理解
しやすくするためであり、実際は気密性を得るために当
然に隙間なく挿入されており、必要とあらば、パッキン
を使用するなどして気密性に組立てられるものである。
また、第1図(B)の様に片方の側板(7)には突起
(9)を設け、他方の側板(7)にはこの突起(9)と
嵌合し得る突起溝(8)を設けてやると、隣り合った他
の流体分離シート(3)との間に嵌め合いによる気密な
連結が達成でき、気密性が簡単に得られると同時に組立
作業上も大きな能率向上が達成されるのである。
なお、第1図において中央分離壁(6)にも突起溝
(8)を設けた実施例を示したが、この様にしておくと
ケーシングの分離板(図示せず)がこの中央分離壁
(6)に気密に取付けやすくなり、しかもこの中央分離
壁(6)からのエアリークも防止でき、非常に好ましい
結果が得られるものとなる。
つまりケーシングの分離板の厚さと等しい溝幅をもつ突
起溝(8)を中央分離壁(6)に設けておくと、位置合
せもズレが生じないので簡単で嵌め込み式に取付けで
き、気密性と作業性にすぐれた効果をもたらすのであ
る。
本考案における流体分離シート(3)(3′)とその側
板(7)や中央分離壁(6)及び突起溝(8)や突起
(9)は一体化して形成されていることが望ましく、し
たがってこれらを合成樹脂によって1個の成形品として
作ることが好適な結果を得るものである。
ハ 考案の効果 本考案は以上の様なものであり、ホームベース型の流体
分離シートを備えた熱交換要素を多数積層・並列させた
熱交換器において、その熱交換要素の連設箇所からのエ
アーリークをほぼ完全に防止してすぐれた気密性を達成
したという効果を有し、さらにこの多数の熱交換要素の
組立て作業において、位置合せも簡単でその連結もきわ
めて単純に達成でき、組立ての作業性が大幅に向上する
という効果も発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案熱交換器における熱交換要素の平面図
で、(A)は突起溝を両脇部の側板に設けた場合の実施
例で、(B)は突起溝と突起を左右の側板に設けた場合
の実施例である。 第2図及び第3図は、前出願(特願昭57-175052号)に
おける熱交換要素の状態を示したもので、第2図はその
熱交換要素の平面図、第3図は流体分離シートのみの斜
視図である。 (1)……熱交換要素、(2)……熱交換部材、(3)
(3′)……流体分離シート、(4)(4′)……斜め
開口部、(5)(5′)……斜め閉塞部、(6)……中
央分離壁、(7)……側板、(8)……突起溝、(9)
……突起、(s)……シール材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換部材の両端に斜め開口部と斜め閉塞
    部とを有する流体分離シートを取付けた熱交換要素を多
    数備えてなる熱交換器において、前記流体分離シートの
    脇部の両側板に連設用の突起溝を設けるか、または側板
    の片方に突起を設け側板の他方に突起溝を設けて、かつ
    中央分離壁にケーシングの分離板の厚さと等しい溝幅を
    持つ突起溝を設け、これら突起と突起溝とを嵌合させた
    り、或は2個の突起溝の対面接合による穴にシール材を
    挿入したりして前記熱交換要素を相互に気密に連結した
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】流体分離シートが合成樹脂の成形品である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱交換器。
JP1986137721U 1986-09-08 1986-09-08 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0711324Y2 (ja)

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JP1986137721U JPH0711324Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 熱交換器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986137721U JPH0711324Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6344069U JPS6344069U (ja) 1988-03-24
JPH0711324Y2 true JPH0711324Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=31042039

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JP1986137721U Expired - Lifetime JPH0711324Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 熱交換器

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5963491A (ja) * 1982-10-05 1984-04-11 Japan Vilene Co Ltd 対向流型熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6344069U (ja) 1988-03-24

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