JPH07113244A - ロータリカッター式堀削機 - Google Patents
ロータリカッター式堀削機Info
- Publication number
- JPH07113244A JPH07113244A JP26101293A JP26101293A JPH07113244A JP H07113244 A JPH07113244 A JP H07113244A JP 26101293 A JP26101293 A JP 26101293A JP 26101293 A JP26101293 A JP 26101293A JP H07113244 A JPH07113244 A JP H07113244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- type excavator
- cutter
- rotary cutter
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Earth Drilling (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロータリカッター式堀削機のモータの容積を
小さくして吊り下げ加重を小さくすることを可能とす
る。 【構成】 周辺に堀削具４を有し互いに平行な軸線を有
する２つのカッタドラム２，２を、互いに反対方向に回
転駆動させて地表面を切り崩す駆動モータとして、スリ
ーブ７内に高速モータから成る電気モータ３１を設け、
該電気モータにより減速機構３４，３７を介してカッタ
ドラム２，２を回転駆動させる。
小さくして吊り下げ加重を小さくすることを可能とす
る。 【構成】 周辺に堀削具４を有し互いに平行な軸線を有
する２つのカッタドラム２，２を、互いに反対方向に回
転駆動させて地表面を切り崩す駆動モータとして、スリ
ーブ７内に高速モータから成る電気モータ３１を設け、
該電気モータにより減速機構３４，３７を介してカッタ
ドラム２，２を回転駆動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリカッター式堀
削機に関する。
削機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ロータリカッター式堀削機として
は、特開昭６３−１６５６２０号公報に開示されたもの
がある。
は、特開昭６３−１６５６２０号公報に開示されたもの
がある。
【０００３】これは、図４に示すように、周辺に堀削具
４を有し互いに平行な軸線を有する２つのカッタドラム
（堀削ドラム）２，２を、装置本体１のＴ型フレーム３
の両端下部分に備え、両カッタドラム２，２を互いに反
対方向に回転駆動させて地表面を切り崩して地盤に溝を
掘削するようになっており、その際、切り崩された表層
断片はカッタドラム２，２の間で浮き上がらせてこれを
ポンプの吸い込み口５で吸い上げるようになっている。
４を有し互いに平行な軸線を有する２つのカッタドラム
（堀削ドラム）２，２を、装置本体１のＴ型フレーム３
の両端下部分に備え、両カッタドラム２，２を互いに反
対方向に回転駆動させて地表面を切り崩して地盤に溝を
掘削するようになっており、その際、切り崩された表層
断片はカッタドラム２，２の間で浮き上がらせてこれを
ポンプの吸い込み口５で吸い上げるようになっている。
【０００４】この堀削機１のカッタドラムの駆動機構
を、図５に示す。即ち、中空円筒状スリーブ７の直交Ｔ
型フレーム３を装置本体１の下部に固定し、この中空円
筒状スリーブ７内には、該中空円筒状スリーブ７の外側
に嵌装したカップ状のカッタドラム２，２を駆動するた
めのモータ９を取り付け、モータ９の中空軸１２内に中
空シャフト１４を溝１３により嵌め合わせて挿入する。
スリーブ７の両端には、対応するカッタドラム２，２の
軸受１５を支持するフランジ１０を取り付け、モータ９
の中空軸１２と一体の中空シャフト１４の端には、歯車
１６を溝１７を介して固定し、該歯車１６の歯１９を、
カッタドラム２，２の内側端面に固定した内歯歯車１８
と噛み合わせる。こうして、カッタドラム２，２を、モ
ータ９の中空軸１２，中空シャフト１４より、減速機構
を構成する歯車１６，内歯歯車１８を介して駆動する。
尚、２０は防塵用のガスケットである。
を、図５に示す。即ち、中空円筒状スリーブ７の直交Ｔ
型フレーム３を装置本体１の下部に固定し、この中空円
筒状スリーブ７内には、該中空円筒状スリーブ７の外側
に嵌装したカップ状のカッタドラム２，２を駆動するた
めのモータ９を取り付け、モータ９の中空軸１２内に中
空シャフト１４を溝１３により嵌め合わせて挿入する。
スリーブ７の両端には、対応するカッタドラム２，２の
軸受１５を支持するフランジ１０を取り付け、モータ９
の中空軸１２と一体の中空シャフト１４の端には、歯車
１６を溝１７を介して固定し、該歯車１６の歯１９を、
カッタドラム２，２の内側端面に固定した内歯歯車１８
と噛み合わせる。こうして、カッタドラム２，２を、モ
ータ９の中空軸１２，中空シャフト１４より、減速機構
を構成する歯車１６，内歯歯車１８を介して駆動する。
尚、２０は防塵用のガスケットである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
油圧モータと減速機の組み合わせによって堀削ドラムの
駆動を行なっているが、出力が大きくなると駆動装置が
大型化になると共に油圧モータを駆動するための油圧を
供給する油圧装置も大型化になり構造も複雑になると共
に効率が悪い。また数本の油圧ホースも大口径となり取
り扱いが困難となる。
油圧モータと減速機の組み合わせによって堀削ドラムの
駆動を行なっているが、出力が大きくなると駆動装置が
大型化になると共に油圧モータを駆動するための油圧を
供給する油圧装置も大型化になり構造も複雑になると共
に効率が悪い。また数本の油圧ホースも大口径となり取
り扱いが困難となる。
【０００６】これに対して、上記の公報には、ロータリ
カッター式堀削機の駆動装置として、電動モータを使用
してもよいことが示唆されている。しかし、普通モータ
を使用したのでは、油圧モータを使用した場合と同様
に、モータの容積がかさみ吊り下げ加重が大きくなる欠
点がある。
カッター式堀削機の駆動装置として、電動モータを使用
してもよいことが示唆されている。しかし、普通モータ
を使用したのでは、油圧モータを使用した場合と同様
に、モータの容積がかさみ吊り下げ加重が大きくなる欠
点がある。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、モータの容積を小さくして吊り下げ加重を小さくし
たロータリカッター式堀削機を提供することにある。
し、モータの容積を小さくして吊り下げ加重を小さくし
たロータリカッター式堀削機を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、周辺に堀削具を有し互いに平行な軸線を有
する２つのカッタドラムを、装置本体のＴ型フレームの
下端部に設けたスリーブの外周囲に備え、該スリーブ内
に設けた駆動モータにより、両カッタドラムを互いに反
対方向に回転駆動させて地表面を切り崩すロータリカッ
ター式堀削機において、上記駆動モータとしてスリーブ
内に高速モータから成る電気モータを設け、該電気モー
タにより減速機構を介してカッタドラムを回転駆動させ
る構成のものである。
に本発明は、周辺に堀削具を有し互いに平行な軸線を有
する２つのカッタドラムを、装置本体のＴ型フレームの
下端部に設けたスリーブの外周囲に備え、該スリーブ内
に設けた駆動モータにより、両カッタドラムを互いに反
対方向に回転駆動させて地表面を切り崩すロータリカッ
ター式堀削機において、上記駆動モータとしてスリーブ
内に高速モータから成る電気モータを設け、該電気モー
タにより減速機構を介してカッタドラムを回転駆動させ
る構成のものである。
【０００９】
【作用】本発明は、電気モータを駆動源として減速機と
の組み合わせにより、油圧モータより小型の駆動装置を
構成するものである。
の組み合わせにより、油圧モータより小型の駆動装置を
構成するものである。
【００１０】ロータリカッター式堀削機の駆動装置とし
て電動モータを使用するものであるため、油圧モータよ
り小型の駆動装置が構成されることはもとより、電気モ
ータのうちでも高速モータを使用しているため、通常の
回転速度のモータを使用した場合に比べ、モータの容積
が数分の１となり、駆動装置の構造及びシステムが簡素
化される。
て電動モータを使用するものであるため、油圧モータよ
り小型の駆動装置が構成されることはもとより、電気モ
ータのうちでも高速モータを使用しているため、通常の
回転速度のモータを使用した場合に比べ、モータの容積
が数分の１となり、駆動装置の構造及びシステムが簡素
化される。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【００１２】図１は本実施例のロータリカッター式堀削
機の断面図、図２はその駆動機構を示す断面図、図３は
その側面図である。
機の断面図、図２はその駆動機構を示す断面図、図３は
その側面図である。
【００１３】このロータリカッター式堀削機の基本的構
成は、図４，図５で説明したところと同じであり、周辺
に堀削具４を有し互いに平行な軸線を有する２つのカッ
タドラム（堀削ドラム）２，２を、装置本体１のＴ型フ
レーム３の両端下部分に備え、両カッタドラム２，２を
互いに反対方向に回転駆動させて地表面を少しずつ切り
崩して溝を掘るようになっている。但し、図１，図２に
はその一方側のみを示す。
成は、図４，図５で説明したところと同じであり、周辺
に堀削具４を有し互いに平行な軸線を有する２つのカッ
タドラム（堀削ドラム）２，２を、装置本体１のＴ型フ
レーム３の両端下部分に備え、両カッタドラム２，２を
互いに反対方向に回転駆動させて地表面を少しずつ切り
崩して溝を掘るようになっている。但し、図１，図２に
はその一方側のみを示す。
【００１４】各カッタドラム２は、中空のドラム本体２
１と、その外側端を覆う回転盤２２とを、ボルト２３で
連結して構成されており、ボルト２３を除去することに
よりドラム本体２１を回転盤２２より取り外し、容易に
交換することができるようになっている。
１と、その外側端を覆う回転盤２２とを、ボルト２３で
連結して構成されており、ボルト２３を除去することに
よりドラム本体２１を回転盤２２より取り外し、容易に
交換することができるようになっている。
【００１５】装置本体１の下部に中空円筒状スリーブ７
の直交Ｔ型フレーム３が固定され、この中空円筒状スリ
ーブ７内には、該中空円筒状スリーブ７の外側に嵌装し
たカップ状のカッタドラム２，２を駆動するための電気
モータ３１が取り付けられている。
の直交Ｔ型フレーム３が固定され、この中空円筒状スリ
ーブ７内には、該中空円筒状スリーブ７の外側に嵌装し
たカップ状のカッタドラム２，２を駆動するための電気
モータ３１が取り付けられている。
【００１６】電気モータ３１の中心軸３２は中空であ
り、内部には、従来の中空シャフト１４に相当する溝付
中空シャフトから成るロータ軸３３が、回転方向に変位
不能に溝を嵌め合わせて挿入されている。このロータ軸
３３の端部外周には、リング歯車３４のボス部３５が溝
３６で周方向に変位不能に溝係合されて挿入固定されて
いる。
り、内部には、従来の中空シャフト１４に相当する溝付
中空シャフトから成るロータ軸３３が、回転方向に変位
不能に溝を嵌め合わせて挿入されている。このロータ軸
３３の端部外周には、リング歯車３４のボス部３５が溝
３６で周方向に変位不能に溝係合されて挿入固定されて
いる。
【００１７】一方、カッタドラム２，２の内側端面に
は、上記リング歯車３４の外歯と噛み合う内歯３８を有
するリング歯車３７が、ボルト３９により固定され、カ
ッタドラム２，２と一体化されている。このカッタドラ
ム２，２のリング歯車３４は、ころがり軸受４０により
外周囲を支持されており、更にこのころがり軸受４０
は、スリーブ７両端のフランジ１０により支持されてい
る。
は、上記リング歯車３４の外歯と噛み合う内歯３８を有
するリング歯車３７が、ボルト３９により固定され、カ
ッタドラム２，２と一体化されている。このカッタドラ
ム２，２のリング歯車３４は、ころがり軸受４０により
外周囲を支持されており、更にこのころがり軸受４０
は、スリーブ７両端のフランジ１０により支持されてい
る。
【００１８】従って、カッタドラム２，２は、電気モー
タ３１のロータ軸３３より、減速機構を構成するリング
歯車３４，内歯リング歯車３７を介して回転駆動され
る。
タ３１のロータ軸３３より、減速機構を構成するリング
歯車３４，内歯リング歯車３７を介して回転駆動され
る。
【００１９】上記ロータリカッター式堀削機の駆動装置
として用いられている電動モータ３１は、通常のモータ
（定格回転速度が１５００ｒｐｍ程度）と異なり、回転
速度が１８００〜６０００ｒｐｍ、例えば３６００ｒｐ
ｍの高速モータであり、高速モータのための、モータの
容積が数分の１となっている。
として用いられている電動モータ３１は、通常のモータ
（定格回転速度が１５００ｒｐｍ程度）と異なり、回転
速度が１８００〜６０００ｒｐｍ、例えば３６００ｒｐ
ｍの高速モータであり、高速モータのための、モータの
容積が数分の１となっている。
【００２０】このような高速モータとしては、インバー
タ駆動（可変周波数運転）することを前提として設計さ
れた誘導電動機であって、ロータを高速回転に適するよ
う軽く小さく構成したものがある。確実な始動トルクを
得るためは、特殊かご形三相誘導電動機の構成とするの
が好ましい。
タ駆動（可変周波数運転）することを前提として設計さ
れた誘導電動機であって、ロータを高速回転に適するよ
う軽く小さく構成したものがある。確実な始動トルクを
得るためは、特殊かご形三相誘導電動機の構成とするの
が好ましい。
【００２１】このように、高速の電気モータ３１を使用
することにより構造を小型化することが可能である。高
速モータを普通モータと同等出力で比較すると、高速の
電気モータ３１を使用した場合、モータの容積が約数分
の１となり駆動装置の構造及びシステムの簡素化ができ
る。
することにより構造を小型化することが可能である。高
速モータを普通モータと同等出力で比較すると、高速の
電気モータ３１を使用した場合、モータの容積が約数分
の１となり駆動装置の構造及びシステムの簡素化ができ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ロータリ
カッター式堀削機の駆動装置として電動モータを使用す
るものであるため、油圧モータよりも小型の駆動装置が
構成されることはもとより、電気モータのうちでも高速
モータを使用しているため、高速モータの普通モータと
同等出力で比較すると、通常の回転速度のモータを使用
した場合に比べ、モータの容積が数分の１となり、それ
だけ駆動装置の構造及びシステムが簡素化できる。
カッター式堀削機の駆動装置として電動モータを使用す
るものであるため、油圧モータよりも小型の駆動装置が
構成されることはもとより、電気モータのうちでも高速
モータを使用しているため、高速モータの普通モータと
同等出力で比較すると、通常の回転速度のモータを使用
した場合に比べ、モータの容積が数分の１となり、それ
だけ駆動装置の構造及びシステムが簡素化できる。
【図１】本発明の一実施例に係るロータリカッター式堀
削機の駆動機構を示す断面図である。
削機の駆動機構を示す断面図である。
【図２】図１のロータリカッター式堀削機の駆動機構を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図３】図１のロータリカッター式堀削機の側面図であ
る。
る。
【図４】従来のロータリカッター式堀削機の概略側面図
である。
である。
【図５】従来のロータリカッター式堀削機の断面図であ
る。
る。
１ 装置本体 ２ カッタドラム ３ Ｔ型フレーム ４ 堀削具 ７ 中空円筒状スリーブ １０ フランジ ２１ 中空のドラム本体 ２２ 回転盤 ２３ ボルト ３１ 電気モータ ３２ 中心軸 ３３ ロータ軸 ３４ リング歯車 ３５ ボス部 ３６ 溝 ３７ 内歯リング歯車 ３８ 内歯 ３９ ボルト ４０ ころがり軸受
Claims (1)
- 【請求項１】 周辺に堀削具を有し互いに平行な軸線を
有する２つのカッタドラムを、装置本体のＴ型フレーム
の下端部に設けたスリーブの外周囲に備え、該スリーブ
内に設けた駆動モータにより、両カッタドラムを互いに
反対方向に回転駆動させて地表面を切り崩すロータリカ
ッター式堀削機において、上記駆動モータとしてスリー
ブ内に高速モータから成る電気モータを設け、該電気モ
ータにより減速機構を介してカッタドラムを回転駆動さ
せることを特徴とするロータリカッター式堀削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26101293A JPH07113244A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ロータリカッター式堀削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26101293A JPH07113244A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ロータリカッター式堀削機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07113244A true JPH07113244A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17355836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26101293A Pending JPH07113244A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ロータリカッター式堀削機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07113244A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11041282B2 (en) | 2017-10-06 | 2021-06-22 | Soilmec S.P.A. | Excavation tool for making diaphragms and related excavation equipment |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP26101293A patent/JPH07113244A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11041282B2 (en) | 2017-10-06 | 2021-06-22 | Soilmec S.P.A. | Excavation tool for making diaphragms and related excavation equipment |
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