JPH0711314U - 水硬性物質供給用パック - Google Patents

水硬性物質供給用パック

Info

Publication number
JPH0711314U
JPH0711314U JP4230493U JP4230493U JPH0711314U JP H0711314 U JPH0711314 U JP H0711314U JP 4230493 U JP4230493 U JP 4230493U JP 4230493 U JP4230493 U JP 4230493U JP H0711314 U JPH0711314 U JP H0711314U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic substance
storage chamber
bag
container
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4230493U
Other languages
English (en)
Inventor
惠輔 朝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inaba Denki Sangyo Co Ltd filed Critical Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority to JP4230493U priority Critical patent/JPH0711314U/ja
Publication of JPH0711314U publication Critical patent/JPH0711314U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手間を掛けずに水硬性物質の混練を実施でき
ると共に、保管性や運搬性のよい水硬性物質供給用パッ
クを提供する。 【構成】 水硬性物質2を収容自在な第一収容室5を設
け、水硬性物質2の硬化を促進する流体4を収容した水
密性袋体11を収容自在な第二収容室6を設け、第一収
容室5と第二収容室6との間に両収容室5,6どうしを
連通遮断操作自在なファスナー1cを設け、第二収容室
6内に収容された状態の袋体11を破壊操作自在な袋破
壊部材12を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、セメント等の水硬性物質を、その場で水等と混合してモル タルを調製できるようにパックにした水硬性物質供給用パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の水硬性物質供給用パックとしては、袋体を設け、その中にセメ ント等の水硬性物質、及び、骨材を乾燥した状態で封入してあるものがあり、例 えば、使用するにあたって調製用の水を別途調達して、前記袋体内に供給し、前 記セメント・骨材と水とを混練してモルタルを調製するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の水硬性物質供給用パックによれば、使用するに際して必ず水を 別途調達しなければならず、調合量の大小に係わらず手間が掛かる問題点があっ た。 この問題を解決するには、前記袋体内に、前記セメントや骨材と共に袋入りの 水を同封しておくことが考えられるが、この場合は、パックの保管時や運搬途中 に、例えば積み重ねられたパック重量等の外圧が作用することで前記水袋が破れ て、前記袋体内で不測に混合されてしまう危険性があり、保管性や運搬性がわる いという欠点がある。
【0004】 従って、本考案の目的は、上記欠点に鑑み、手間を掛けずに水硬性物質の混練 を実施できると共に、保管性や運搬性のよい水硬性物質供給用パックを提供する ところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本考案における水硬性物質供給用パックの特徴構成 は、水硬性物質を収容自在な第一収容室を設け、前記水硬性物質の硬化を促進す る流体を収容した水密性袋体を収容自在な第二収容室を設け、前記第一収容室と 第二収容室との間に前記両収容室どうしを連通遮断操作自在なファスナーを設け 、前記第二収容室内に収容された状態の前記袋体を破壊操作自在な袋破壊部材を 設けてあるところにある。
【0006】
【作用】
本考案における水硬性物質供給用パックの特徴構成によれば、水硬性物質を収 容自在な第一収容室を設け、前記流体を収容した水密性袋体を収容自在な第二収 容室を設け、前記第一収容室と第二収容室との間に前記両収容室どうしを連通遮 断操作自在なファスナーを設けてあるから、前記第一収容室と第二収容室とは、 前記ファスナーによって遮断された遮断状態と、連通する連通状態とに簡単に切 替操作することが可能となる。 従って、例えば、前記第一収容室にセメント等の水硬性物質や砂等の骨材を封 入すると共に、前記第二収容室に水等の調合用の流体を収容した袋体を入れてお くことが可能となるから、モルタル調製時にわざわざ前記流体を別に調達する手 間が省け、効率よく混合を実施することが可能となる。 しかも、ファスナーを遮断状態しておくことによって、前記両収容室どうしは 確実に遮断され、前記両収容室に各別に収容した前記流体と水硬性物質とが不測 に混合されることを防止できる。また、前記ファスナーを開いて両収容室どうし を前記連通状態にすることによって、前記流体と水硬性物質や砂等を両収容室内 で混合させてモルタルを調製することが簡単に実施することが可能となる。 即ち、前記流体と水硬性物質との不測の混合を防止し易いことから、保管性や 運搬性が向上し、且つ、使用時には、簡単に混合できることから、取扱性も向上 する。
【0007】 また、前記第二収容室内に収容された状態の前記袋体を破壊操作自在な袋破壊 部材を設けてあるから、水硬性物質と前記流体との混合時に、前記袋体を簡単に 破壊することが可能となり、手を汚すことなく混合作業を実施することができる 。
【0008】
【考案の効果】
従って、本考案の水硬性物質供給用パックによれば、保管や運搬に伴っての不 測の混合が生じ難いから取扱い易く、しかも、手を汚すことなく簡単な操作によ って水硬性物質の混練ができるようになって、取扱性・水硬性物質混練の作業効 率を共に向上させることが可能となった。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 本実施例の水硬性物質供給用パックPは、図1に示すように、可撓性を有する 樹脂製容器1を設け、その容器1内に、モルタル調製用の水硬性物質の一例であ るセメント2と、モルタルの骨材となる砂3と、水硬性物質の硬化を促進する流 体の一例である水4とを内装して構成してあるもので、モルタルの調製から対象 部分への供給までをこのパックPのみを用いて実施できるように形成されたもの である。
【0011】 前記容器1は、セメント2と砂3との混合粉粒体を収容する第一収容室5を内 部に形成する第一容器部1aと、水4を収容する第二収容室6を内部に形成する 第二容器部1bと、前記第一容器部1aと第二容器部1bとの間で前記両収容室 5,6どうしを連通遮断操作自在な樹脂製ファスナー1cとを一体的に連設して 構成してある。
【0012】 前記第一容器部1aは、基端部に前記ファスナー1cを開閉操作自在な状態に 一体連設してあり、先端部には、前記容器1内で調製されるモルタルを容器1外 に吐き出すための吐出口7を形成自在な薄肉構成の切取り部8を設けてあり、前 記第一容器部1aを前記切取り部8に沿って切り取ることで先端部に吐出口7を 形成できるように構成してある。また、前記第一収容室5には、所定の割合に配 合されたセメント1と砂3との乾燥粉粒体9を所定量収容してある。
【0013】 前記第二容器部1bは、一端部に前記ファスナー1cを開閉操作自在な状態に 一体連設してあり、他端部には、上げ底形状に形成した上げ底部10を設けてあ る。また、前記第二収容室6には、前記水4を所定量づつ封入した一対の水密性 袋体11を内装してあり、これら袋体11を前記第二容器部1b内で各別に破壊 操作自在な袋破壊部材12を、前記上げ底部10に一体的に設けてある。
【0014】 袋破壊部材12は、図2に示すように、前記袋体11を破壊自在な針部12a と、使用時以外は前記針部12aを挟み込んだ状態に覆って、不測に前記袋体1 1を破壊させないと共に、使用時においては前記針部12aを前記上げ底部10 から前記袋体11側に突出させて前記袋体11を破壊させることができる覆い部 12bとによって構成してある。前記袋破壊部材12を用いた前記袋体11の破 壊操作は、図2(イ)に示す状態の前記覆い部12bの両端部どうしを、容器1 の径方向に沿って近接させることによって、前記覆い部12bはその近接方向に 交わる方向に拡径し、その拡径した開口部分に前記針部12aを臨ませることが でき、その状態で前記上げ底部10の外方から前記袋破壊部材12を袋体11側 に押圧することによって、前記針部12aが第二収容室6内の袋体11に刺さっ て破壊し、水を第二収容室内に充満させることが可能となる。その際、何れか一 方の前記袋体11を破壊したり、または、両方の前記袋体11を破壊することに よって、目的とするモルタルの硬さを調整することができる。また、前述のよう に覆い部12bの近接操作と、袋破壊部材12の押圧操作とを組合せて実施した ときに始めて前記袋体11を破壊できるように形成してあるから、本実施例のパ ックPの保管や運搬の時に、単一方向の力がパックPに作用しても、不測に前記 袋体11が破壊してしまうことを防止することができ、更には、前記上げ底部1 0を設けてあるから、隣接物が直接的に前記針部12aに当たって押圧すること を防止できる。
【0015】 本実施例の水硬性物質供給用パックPによれば、上述のように前記袋破壊部材 12によって袋体11を破壊し、第二収容室6内に水4を充満させた状態でファ スナー1cを開くだけで、両収容室5,6が連通状態になり、第一収容室5内の セメント2・砂3の乾燥粉粒体9と、第二収容室6内の前記水とを混ぜ合わせる ことができ、そのまま容器1を揺さぶることで、更に良好な混合状態のモルタル を得ることができる。そして、前記切取り部8に沿って第一容器部1aの先端部 分を切り取ることによって、吐出口7を形成することができ、手を汚すことなく 、モルタルの調製及び供給を行うことが可能となる。
【0016】 〔別実施例〕 以下に別実施例を説明する。
【0017】 〈1〉 本考案に係わる水硬性物質供給用パックは、先の実施例で説明した第一 収容室5と第二収容室6のみの収容室を備えたものに限定されるものではなく、 図3に示すように、三室以上の収容室を設けるものであってもよい。また、各収 容室に収容するものは、セメントと砂の乾燥粉粒体9、及び、水に限定されるも のではなく、例えば、セメントと砂とをそれぞれ別々の収容室に収容したり、砂 と水とを同一の収容室に収容したり、更には、複数の収容室に水を分散させて収 容できるように構成してあってもよい。一方、前記水硬性物質は、セメントに限 定されるものではなく、更には、前記水硬製物質の硬化を促進する流体も、水に 限定されるものではない。
【0018】 〈2〉 また、水硬性物質供給用パックは、図4に示すように、容器1の内部に モルタル撹拌用の突起部13を設けてあってもよく、また、切取り部8を設ける ことによって前記吐出口7を確保できるように構成するものの他、前記容器1に 着脱自在なキャップ14を設けて吐出部7を開閉自在に構成するものであっても よい。また、前記ファスナー1cに解放操作するための操作突起部15を設けて あってもよい。
【0019】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に、図面との対照を便利にするために符号を 記すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の水硬性物質供給用パックの縦断面図
【図2】袋破壊部材の作用を示す要部の斜視図
【図3】別実施例の水硬性物質供給用パックの縦断面図
【図4】別実施例の水硬性物質供給用パックの縦断面図
【符号の説明】
1c ファスナー 2 水硬性物質 4 流体 5 第一収容室 6 第二収容室 11 袋体 12 袋破壊部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性物質(2)を収容自在な第一収容
    室(5)を設け、前記水硬性物質(2)の硬化を促進す
    る流体(4)を収容した水密性袋体(11)を収容自在
    な第二収容室(6)を設け、前記第一収容室(5)と第
    二収容室(6)との間に前記両収容室(5),(6)ど
    うしを連通遮断操作自在なファスナー(1c)を設け、
    前記第二収容室(6)内に収容された状態の前記袋体
    (11)を破壊操作自在な袋破壊部材(12)を設けて
    ある水硬性物質供給用パック。
JP4230493U 1993-08-02 1993-08-02 水硬性物質供給用パック Pending JPH0711314U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4230493U JPH0711314U (ja) 1993-08-02 1993-08-02 水硬性物質供給用パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4230493U JPH0711314U (ja) 1993-08-02 1993-08-02 水硬性物質供給用パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711314U true JPH0711314U (ja) 1995-02-21

Family

ID=12632287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4230493U Pending JPH0711314U (ja) 1993-08-02 1993-08-02 水硬性物質供給用パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711314U (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10120041A (ja) * 1996-10-21 1998-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 薬液吸収材包装体
JP2002144323A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Takashi Niwa セメント製造用袋
JP2002173909A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Mitsui Takeda Chemicals Inc 路面補修用瀝青組成物及びそれを用いた路面の補修法
JP2003531043A (ja) * 2000-04-27 2003-10-21 ダブリュ・アール・グレイス・アンド・カンパニー・コネテイカット 可鋳性セメント系複合物に使用する塩基性媒体に溶解し得る包装材
JP2011025424A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 水硬性組成物材料用パウチ容器の使用方法
JP2017057609A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 太平洋マテリアル株式会社 路面補修方法及び路面補修キット
JP2018204190A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 デンカ株式会社 道路補修材

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10120041A (ja) * 1996-10-21 1998-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 薬液吸収材包装体
JP2003531043A (ja) * 2000-04-27 2003-10-21 ダブリュ・アール・グレイス・アンド・カンパニー・コネテイカット 可鋳性セメント系複合物に使用する塩基性媒体に溶解し得る包装材
JP2002144323A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Takashi Niwa セメント製造用袋
JP2002173909A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Mitsui Takeda Chemicals Inc 路面補修用瀝青組成物及びそれを用いた路面の補修法
JP4696190B2 (ja) * 2000-12-06 2011-06-08 三井化学株式会社 路面補修用瀝青組成物及びそれを用いた路面の補修法
JP2011025424A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 水硬性組成物材料用パウチ容器の使用方法
JP2017057609A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 太平洋マテリアル株式会社 路面補修方法及び路面補修キット
JP2018204190A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 デンカ株式会社 道路補修材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6547064B2 (en) Multipurpose container
JPH0711314U (ja) 水硬性物質供給用パック
US3907106A (en) Compounding vessel
US3058313A (en) Cooling pack with releasable constriction
JPS624991B2 (ja)
HU204185B (en) Two-chamber mixture-feeding tank
WO2002012080A1 (en) Packaging and method for mixing deactivated cement
US3860114A (en) Multi-chamber container
JPH01500820A (ja) 多室コンテナ
JPH0712211U (ja) 水硬性物質供給用パック
US7281838B2 (en) Material mixing chamber installed in the bucket of a skid loader or backhoe type vehicle
US20040016655A1 (en) Instant concrete system
JPH0711543U (ja) 水硬性物質供給用容器
WO2004113184A3 (fr) Dispositif de liberation d'une matiere liquide ou pulverulente dans un emballage etanche et conditionnement comportant un tel dispositif
US3951387A (en) Cartridge for storing and mixing at least two independent ingredients
US4175658A (en) Disposable dental amalgam capsule
JP2002144323A (ja) セメント製造用袋
GB2154199A (en) Portable dry powder bowser
JPH0519094Y2 (ja)
CN220989217U (zh) 便携式分离高锰酸钾溶液袋
JPS6439820U (ja)
JPH0544284Y2 (ja)
JPH068457Y2 (ja) 発熱体
JPH0246513U (ja)
CN109625628A (zh) 一种多用途的包装容器