JPH07112805B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

車両用乗員保護装置

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JPH07112805B2
JPH07112805B2 JP2271308A JP27130890A JPH07112805B2 JP H07112805 B2 JPH07112805 B2 JP H07112805B2 JP 2271308 A JP2271308 A JP 2271308A JP 27130890 A JP27130890 A JP 27130890A JP H07112805 B2 JPH07112805 B2 JP H07112805B2
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JP
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嘉二郎 渡辺
紳一郎 鶴島
佳主悌 金
悟 松森
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株式会社カンセイ
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両の衝突時に乗員を保護する車両用乗員保
護装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の車両用乗員保護装置としては例えば特開昭49−55
031号公報に示すようなものがある。すなわち、この公
報のものは加速度センサが検出した加速度信号からある
一定以上の信号波形を取り出し、さらにその取り出した
信号波形を積分器により積分し、その積分出力が所定レ
ベルを越えたか否かを比較器により判定し、所定レベル
を越えたときに乗員保護装置本体であるエアバックシス
テムなどの点火装置を駆動してエアバックを膨張させた
り、シートベルトを緊調させたりして乗員を保護する構
成のものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の車両用乗員保護装置に
あっては加速度センサからの衝突波形を完全二重積分す
る構成となっていたため、加速度センサなどのドリフト
を長時間に亙り積分して累積してしまったり、また車両
の走行時における急ブレーキ時の負の加速度信号などを
積分して累積してしまいその結果としてエアバックシス
テムを誤作動させてしまう恐れがあるという問題点があ
った。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、加速度センサなどのドリフトを積分したり、
車両の走行時における急ブレーキの加速度信号を積分し
ても、その積分値が一定時間以上つづかないと乗員保護
装置本体を動作させないようにした車両用乗員保護装置
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る車両用乗員保護装置は、車両の衝突時の
加速度信号を検出する加速度センサと、上記加速度セン
サからの加速度信号の二重積分値に基づいて、乗員の上
体の所定時間後の変位量を予測する変位量予測手段と、
この変位量予測手段からの出力が所定の閾値を越えたと
きに判定信号を出力する比較回路と、この比較回路から
の出力が一定時間以上継続したときに重大衝突状態であ
ると判定してトリガ信号を出力する継続時間判定回路
と、この継続時間判定回路からのトリガ信号が出力され
ることにより作動する乗員保護装置本体とを備えたもの
である。
〔作用〕
この発明における車両用乗員保護装置は加速度信号に基
づいて所定時間後の乗員の上体の変位量を予測し、この
変位量予測手段からの予測値が所定の閾値を越えたとき
の判定信号が一定時間以上継続したときのみ重大衝突状
態であると判定して乗員保護装置本体を動作させ、乗員
を事故から保護するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。
まず構成を説明すると、図において、1は車両の衝突等
による加速度の変化を検出し、その様子をアナログ信号
a(t)として出力する加速度センサ、2は時定数T1
有し、加速度センサ1から出力されるアナログ信号a
(t)を積分する第1不完全積分回路、3は時定数T2
有し、第1不完全積分回路2と同一機能を有し、第1不
完全積分回路2からの不完全積分出力v(t)を再度不
完全積分する第2不完全積分回路である。4は加速度セ
ンサ1の検出出力に第1係数を付加する第1減衰器から
なる第1係数回路、5は減衰率がKである第2減衰器か
らなる第2係数回路で、この第2係数回路5は第1不完
全積分回路2の不完全積分出力v(t)に第2係数を付
加する。なお、上記第1係数回路4の減衰率は第2係数
回路5の減衰率Kの2乗の1/2である。また、上記減衰
率Kは後述の点火装置に点火電流が供給されてからエア
バックの膨張が完了するまでに必要な時間tdに等しい。
6は加算回路で、この加算回路6は上記第2不完全積分
回路3からの出力x(t)、第1係数回路4からの出力
および第2係数回路5からの出力を加算して変位量とし
ての予測値を出力する。7は変位量予測値である出力が
所定の閾値を越えたときに判定信号を出力する比較回
路、8は比較回路7からの判定信号が一定時間以上継続
するとトリガ信号を出力する継続時間判定回路、9は継
続時間判定回路8からのトリガ信号に基づいて駆動信号
を出力する駆動回路、10は乗員保護装置本体である点火
装置で、この点火装置10は駆動回路9の駆動信号に基づ
いて例えばエアバック、プリローダ等の乗員保護装置を
作動させる。
次に動作について説明する。
車両の走行に伴って加速度センサ1は種々の加速度信号
a(t)を検出する。いま、車両が一定速度v0で走行し
ているときに例えば衝突により、第2図(A)に示され
るような車両の前後方向に加速度が作用し、その加速度
に対応する加速度信号a(t)が加速度センサ1によっ
て検出されると、乗員の頭は一定速度v0で投げ出される
一方で、そのときの加速度は乗員にも作用する。それに
よって乗員の頭は車両に対してある相対速度、すなわち
v(t)(=∫a(t)dt)で動き出す。この相対速度
は加速度センサ1の出力a(t)は第1不完全積分回路
2で積分することにより算出される。また、頭は動き出
すことによって衝突直前の位置を初期位置とした場合、
その位置から時間経過に伴ってx(t)(=∫v(t)
dt)だけ前方に変位する。この変位x(t)は第2不完
全積分回路3によって第1不完全積分回路2の出力が積
分することにより求められ、実時間における乗員の頭の
変位量が算出される。次に、第1不完全積分回路2の出
力v(t)は第2係数回路5によってtdが重み付けさ
れ、td時間の間の間に変位する量v(t)×tdが求めら
れる。また、加速度センサ1の出力a(t)は第1係数
回路4によって1/2td 2だけ重み付けされ、td時間の間に
変位する量1/2a(t)×tdが求められる。これらの出力
は加算回路6によって加算され、x(t)+v(t)×
td+1/2a(t)×td 2が求められる。すなわち、これは
現時点からtd時間後における乗員の頭の位置となる変位
量予測値x(t+td)が求められる。この予測値は比較
回路7に供給され、第2図(B)において乗員の頭の位
置が初期位置0からxだけずれたとき、すなわち時刻t1
において予測値x(t+td)が比較回路7の所定の閾値
xを越えると、判定信号が継続信号判定回路8に供給さ
れる。この継続時間判定回路8に一定時間継続して判定
信号が供給されることにより継続時間判定回路8はトリ
ガ信号を出力する。このため、駆動回路12は動作して点
火装置13に点火電流を供給し、エアバック等の乗員保護
装置を作動させ、乗員を保護する。すなわち、第2図
(B)においてエアバックなどを作動させる位置を初期
位置からxだけ離れた位置に設定すると、x(t)で示
されるように実際に頭の位置がxに達する時刻t2よりも
tdだけ速い時刻t1にエアバックが作動することになる。
なお、上記実施例では第1および第2の不完全積分回路
2,3の時定数T1,T2は同一であってもよく、また異なった
値であってもよいことは言うまでもない。
また、上記実施例では点火装置10に点火電流を供給して
エアバック等を展開させるように説明したが、シートベ
ルト緊張装置を作動させる構成であっても良いことは勿
論である。
さらにまた、上記実施例では第1および第2係数回路を
減衰器として説明したが、入力信号の大きさによっては
増幅器であってもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたようにこの発明によれば、その構成を
車両の衝突時の加速度信号を検出する加速度センサと、
上記加速度センサからの加速度信号の二重積分値に基づ
いて、乗員の上体の所定時間後の変位量を予測する変位
量予測手段と、この変位量予測手段からの出力が所定の
閾値を越えたときに判定信号を出力する比較回路と、こ
の比較回路からの出力が一定時間以上継続したときに重
大衝突状態であると判定してトリガ信号を出力する継続
時間判定回路と、この継続時間判定回路からのトリガ信
号が出力されることにより作動する乗員保護装置本体と
を備えたことを特徴とする車両用乗員保護装置としたた
め、衝突時に乗員の上体の、衝突から所定時間後の変位
量を事前に予測することができるので、悪路走行時に加
速度センサにより検出される加速度信号、あるいは急ブ
レーキによる加速度センサからの加速度信号などの大き
なノイズが発生してもそれによる乗員の上体の移動量予
測値が所定の閾値を越えて所定の時間継続されて維持さ
れないと乗員保護装置本体が作動しないので、乗員保護
装置本体が誤動作することがなくなるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による車両用乗員保護装置
を示すブロック図、第2図(A)(B)は衝突時の加速
度センサの検出出力を示す出力波形図および変位量を示
す波形図である。 1……加速度センサ、2……第1不完全積分回路、3…
…第2不完全積分回路、4……第1係数回路、5……第
2係数回路、6……第1加算回路、7……第1比較回
路、8……アンドゲート、9……第4係数回路、10……
第3係数回路、11……第2比較回路、13……乗員保護装
置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−55031(JP,A) 国際公開90−9298(WO,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の衝突時などの加速度信号を検出する
    加速度センサ(1)と、上記加速度センサからの加速度
    信号の二重積分値に基づいて、乗員の上体の座席に対す
    る所定時間後の変位量を予測する変位量予測手段(2,3,
    4,5,6)と、この変位量予測手段からの出力が所定の閾
    値を越えたときに判定信号を出力する比較回路(7)
    と、この比較回路からの出力が一定時間以上継続したと
    きに重大衝突状態であると判定してトリガ信号を出力す
    る継続時間判定回路(8)と、この継続時間判定回路か
    らのトリガ信号が出力されることにより作動する乗員保
    護装置本体(10)とを備えたことを特徴とする車両用乗
    員保護装置。
JP2271308A 1990-10-09 1990-10-09 車両用乗員保護装置 Expired - Fee Related JPH07112805B2 (ja)

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