JPH0711260A - 水性ガス発生炉 - Google Patents

水性ガス発生炉

Info

Publication number
JPH0711260A
JPH0711260A JP11115493A JP11115493A JPH0711260A JP H0711260 A JPH0711260 A JP H0711260A JP 11115493 A JP11115493 A JP 11115493A JP 11115493 A JP11115493 A JP 11115493A JP H0711260 A JPH0711260 A JP H0711260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace body
water
water gas
heated
gas generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11115493A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Yamamoto
哲 山本
Shuichi Kawase
修一 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JII R KK
Original Assignee
JII R KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JII R KK filed Critical JII R KK
Priority to JP11115493A priority Critical patent/JPH0711260A/ja
Publication of JPH0711260A publication Critical patent/JPH0711260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水性ガス発生炉に於ける水性ガスの発生効率を
向上させる。 【構成】超音波発振器8bを備えた水滴発生手段8を設
け、該水滴発生手段8と炉体1の内部に配置した散布管
10を接続する。炉体1の内部に設けたバーナー6から燃
料を噴射して点火すると共に空気供給管7から空気を供
給し、ホッパー4からプラスチック廃棄物,木質廃棄物
等の炭質物を投入すると、これ等の炭質物が燃焼して約
1000度以上の温度に加熱される。このとき、水滴発生手
段8を作動させて微小な直径を持った水滴を多量に発生
させて炉体1内に散布すると、散布された水滴と加熱さ
れた炭質物が反応して水性ガスが発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックや木質等の
炭質物を燃焼させると共に水滴を散布して水性ガスを発
生させる水性ガス発生炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水性ガスは所定の温度以上に加熱した炭
質物に水蒸気を送って得られる可燃性のガスである。こ
の水性ガスは積極的に採取されて化学原料として或いは
燃料として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所定の温度以上に加熱
した炭質物に水蒸気を送って反応させる場合、水蒸気は
一般に2気圧以上の圧力を持って供給されるため、乾留
質との接触機会が少なく水性ガスの発生効率が低いとい
う問題がある。
【0004】本発明の目的は、発生効率を向上させた水
性ガス発生炉を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る水性ガス発生炉は、炭質物を燃焼させて
水性ガスを発生させる発生炉であって、超音波発振装置
を備えて水滴を発生させる水滴発生手段と、前記水滴発
生手段と接続され前記水滴発生手段で発生した水滴を炉
体の内部に散布する散布手段とを有して構成されるもの
である。
【0006】
【作用】上記水性ガス発生炉によれば、水性ガスの発生
効率を向上させることが出来る。即ち、超音波発振装置
を備えた水滴発生手段によって粒子の揃った均質な水滴
を発生させ、この水滴を炉体の内部に配置された散布手
段から散布するように構成したので、散布された水滴は
高い圧力を有することがなく且つ粒子が略一定に揃った
ものとなる。
【0007】このため、水滴と燃焼中の炭素との接触機
会が増大し、炉体の内部で燃焼している炭質物との反応
を効率良く行うことが可能となり、水性ガスの発生効率
を向上させることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、上記水性ガス発生炉の一実施例につい
て図を用いて説明する。図1は炉体の正面断面図、図2
は炉体の側断面図である。
【0009】図に於いて、炉体1は内部に多数の耐火煉
瓦を積んで形成した耐火層2を有する焼却炉として構成
されている。炉体1の底部には台車3が配置され、燃焼
生成物を炉体1の外部に排出し得るように構成されてい
る。また炉体1の上方には燃料を投入するホッパー4及
び発生した水性ガスを吸引するダクト5が設けられてい
る。
【0010】炉体1の下方であって所定位置には、重油
或いは燃料ガスを噴射するバーナー6と炉体1の内部に
空気を供給する空気供給管7が設けられている。従っ
て、バーナー6を点火すると共に空気供給管7から空気
を供給することによって炉体1の内部に投入された燃料
を燃焼させることが可能である。
【0011】炉体1の外部には水滴発生手段8が設けら
れている。この水滴発生手段8は密閉された容器8a
と、容器8aに設けた超音波発振器8bとによって構成
されており、容器8aには該容器8aに水を供給する水
供給管9が接続されると共に後述する散布管10が接続さ
れている。
【0012】上記容器8aには図示しないレベルセンサ
ーが配置されている。従って、超音波発振器8bの作動
に応じて発生した水滴が散布管10を介して炉体1の内部
に供給され、容器8aの水位が下降したとき、水供給管
9から新たな水が供給されて容器8aの水位は略一定の
レベルに維持される。
【0013】炉体1の内部であってバーナー6,供給管
7よりも上方には、水滴発生手段8と接続された複数の
散布管10が配置されている。この散布管10には夫々複数
のノズル10aが設けられており、水滴発生手段8から供
給された水滴を炉体1の内部に広範囲に散布し得るよう
に構成されている。
【0014】上記構成に於いて、バーナー6から燃料を
噴射して点火し、同時に空気供給管7から空気を噴射し
つつ、ホッパー4から炉体1の内部にプラスチック廃棄
物或いは木質廃棄物等の炭質物を投入すると、これ等の
炭質物が燃焼して約1000度以上の温度に加熱される。
【0015】上記状態で水滴発生手段8を作動させる
と、該手段8に於いて直径が約7μm程度の微小な水滴
が多量に発生して散布管10に供給され、該散布管10から
炉体1の内部に散布される。炉体1の内部に散布された
水滴は加熱された炭質物と反応して一酸化炭素と水素に
分解した水性ガスを発生する。このとき、炉体1の内部
に散布された水滴は特別な圧力を有することなく、且つ
略均一な微小粒子であるため加熱された炭質物との接触
機会が増大し水性ガスの発生効率が向上する。
【0016】発生した水性ガス及び燃焼により生成した
粉塵等はダクト5から吸引され、該ダクトの系に設けた
図示しない集塵装置を通ることで粉塵が除去される。従
って、集塵装置を通過したガスは水性ガスのみとなり、
図示しない昇圧器によって所定の圧力に上昇してタンク
に貯蔵される。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
水性ガス発生炉では、水蒸気に代えて超音波発振器によ
って発生させた均一な直径を持った多量の水滴を特別な
圧力を付与することなく炉体内に供給して散布させるた
め、炉体内で加熱された炭質物との接触機会を高めて水
性ガスの発生効率を向上させることが出来る。
【0018】また炉体内で燃焼させる燃料としてプラス
チック廃棄物や木質廃棄物等の炭質物を使用することが
可能であり、これ等の廃棄物を処理する一手段として利
用することが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】炉体の正面断面図である。
【図2】炉体の側断面図である。
【符号の説明】
1 炉体 3 台車 4 ホッパー 5 ダクト 6 バーナー 7 供給管 8 水滴発生手段 8a 容器 8b 超音波発振器 10 散布管 10a ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭質物を燃焼させて水性ガスを発生させ
    る発生炉であって、超音波発振装置を備えて水滴を発生
    させる水滴発生手段と、前記水滴発生手段と接続され前
    記水滴発生手段で発生した水滴を炉体の内部に散布する
    散布手段と、を有することを特徴とした水性ガス発生
    炉。
JP11115493A 1993-04-15 1993-04-15 水性ガス発生炉 Pending JPH0711260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115493A JPH0711260A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 水性ガス発生炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115493A JPH0711260A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 水性ガス発生炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711260A true JPH0711260A (ja) 1995-01-13

Family

ID=14553842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11115493A Pending JPH0711260A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 水性ガス発生炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711260A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020078551A (ko) * 2001-04-04 2002-10-19 정운한 폐 프라스틱 및 폐 고무등 고분자화합물의 열 분해시초음파를 이용한 분해장치를 구비한 열 반응장치로서내부를 진공으로하여 경질.중질유류 및 카본을 제조하는방법및장치,
WO2011070624A1 (ja) * 2009-12-11 2011-06-16 株式会社リ・サイエンスシステム研究所 高濃度水素ガスの発生を伴う有機性廃棄物の改質方法および有機性廃棄物改質用装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020078551A (ko) * 2001-04-04 2002-10-19 정운한 폐 프라스틱 및 폐 고무등 고분자화합물의 열 분해시초음파를 이용한 분해장치를 구비한 열 반응장치로서내부를 진공으로하여 경질.중질유류 및 카본을 제조하는방법및장치,
WO2011070624A1 (ja) * 2009-12-11 2011-06-16 株式会社リ・サイエンスシステム研究所 高濃度水素ガスの発生を伴う有機性廃棄物の改質方法および有機性廃棄物改質用装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3920416A (en) Hydrogen-rich gas generator
JPH09188985A (ja) 黒液回収ボイラ用の燃焼システム
JP2000186808A (ja) 不燃性液体の熱処理
RU2198349C2 (ru) Способ и реактор для сжигания горючих материалов
JPS6048407A (ja) 特に重質燃料の燃焼等に適用されるきれいな燃焼を行う方法および装置
US4205613A (en) Apparatus for pyrolyzing waste materials
JPS6132564B2 (ja)
JPH0711260A (ja) 水性ガス発生炉
KR20030051667A (ko) 플라즈마 생성장치, 이온화 방법, 상기 방법의 사용법 및상기 장치를 사용한 생산방법
JPH059884A (ja) 廃液からエネルギー及び化学品を回収する方法並びに反応炉
US10352559B2 (en) Gasification apparatus and gasification method
CN100362277C (zh) 动植物油燃烧装置
KR20100046430A (ko) 가스 스크러빙 장치 및 가스 스크러빙 방법
US621884A (en) John macnaull wilson
JPS5919241B2 (ja) 火焔ジェットを用いた過熱蒸気バ−ナ
JPH10246408A (ja) 液体燃料気化燃焼装置
JPH10185115A (ja) 産業廃棄物焼却炉の粉体燃焼用バ−ナ
CN218290450U (zh) 一种蜂窝活性炭生产用活化炉
JP3025116B2 (ja) 液体燃料バーナ装置
SU793653A1 (ru) Газопорошковый напылитель
JP3346266B2 (ja) 燃焼又は火炎加水分解用バーナー及び燃焼方法
JPH09243038A (ja) 焼却装置
US456583A (en) Elijah s
JPH0726107B2 (ja) 燃料・水燃焼法
KR20220035643A (ko) 에멀젼을 이용한 에너지 생산 시스템 및 그 운용방법