JPH0711249Y2 - 墨糸の引き出し・巻き戻し距離を長くした墨壺 - Google Patents
墨糸の引き出し・巻き戻し距離を長くした墨壺Info
- Publication number
- JPH0711249Y2 JPH0711249Y2 JP1240393U JP1240393U JPH0711249Y2 JP H0711249 Y2 JPH0711249 Y2 JP H0711249Y2 JP 1240393 U JP1240393 U JP 1240393U JP 1240393 U JP1240393 U JP 1240393U JP H0711249 Y2 JPH0711249 Y2 JP H0711249Y2
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- Japan
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- reel
- ink
- thread
- spiral spring
- black
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設工事や家屋の構
築ないし内装などにおいて板材や柱材、壁面などに直線
を形成するために使用される墨壷に関し、さらに詳しく
は、リールからの墨糸の引き出し距離(リールへの巻き
戻し距離)を長くした墨壷に関する。
築ないし内装などにおいて板材や柱材、壁面などに直線
を形成するために使用される墨壷に関し、さらに詳しく
は、リールからの墨糸の引き出し距離(リールへの巻き
戻し距離)を長くした墨壷に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の墨壷は、先端にかるこを備えた墨
糸を巻き付けるリールと、リールを巻き取り方向に付勢
する渦巻きばねと、墨汁を吸収した真綿などの墨汁保持
材を納めた壷部とよりなるものである。そして、墨付け
時には墨糸をリールから引き出しながら、墨汁保持材の
表面ないしは内部を通して墨糸に墨汁を付着させ、対象
物に墨線を形成した後、リールを逆に回して墨糸を巻き
取る。
糸を巻き付けるリールと、リールを巻き取り方向に付勢
する渦巻きばねと、墨汁を吸収した真綿などの墨汁保持
材を納めた壷部とよりなるものである。そして、墨付け
時には墨糸をリールから引き出しながら、墨汁保持材の
表面ないしは内部を通して墨糸に墨汁を付着させ、対象
物に墨線を形成した後、リールを逆に回して墨糸を巻き
取る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の墨壺では、墨糸の引き出し距離(リールへの巻き戻
し距離)は渦巻きばねの墨糸巻き戻し付勢力に依存し、
その距離には自ずと限度があった。
成の墨壺では、墨糸の引き出し距離(リールへの巻き戻
し距離)は渦巻きばねの墨糸巻き戻し付勢力に依存し、
その距離には自ずと限度があった。
【0004】この考案は、上記の如き実情に鑑み、リー
ルからの墨糸の引き出し距離(リールへの巻き戻し距
離)を、渦巻きばねの墨糸巻き戻し付勢力による限度を
越えて延長できる墨壷を提供することを目的とする。
ルからの墨糸の引き出し距離(リールへの巻き戻し距
離)を、渦巻きばねの墨糸巻き戻し付勢力による限度を
越えて延長できる墨壷を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による墨壺は、
上記の目的を達成すべく工夫されたものであり、墨糸を
巻き付けるリール(2) と、リール(2) を巻き取り方向に
付勢する渦巻きばね(3) との間に、リール(2) の回転数
を増大させる遊星歯車装置(1) が設けられていることを
特徴とするものである。
上記の目的を達成すべく工夫されたものであり、墨糸を
巻き付けるリール(2) と、リール(2) を巻き取り方向に
付勢する渦巻きばね(3) との間に、リール(2) の回転数
を増大させる遊星歯車装置(1) が設けられていることを
特徴とするものである。
【0006】
【実施例】つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0007】図1および図2において、この考案による
墨壷は、ケーシング(12)の後端部に設けられたリール
(2) と、ケーシング(12)の前端部に設けられかつ墨汁を
吸収した真綿やスポンジなどの墨汁保持材(19)を納めた
壷部(24)と、リール(2) に巻装されかつ先端にかるこを
有した墨糸(20)とを備え、墨付け時には墨糸(20)をリー
ル(2) から引き出しながら墨汁保持材(19)の表面ないし
は内部を通して墨糸(20)に墨汁を付着させ、対象物に墨
線を形成した後、リール(2) を逆に回してこれに墨糸(2
0)を巻き取るようになされたものである。
墨壷は、ケーシング(12)の後端部に設けられたリール
(2) と、ケーシング(12)の前端部に設けられかつ墨汁を
吸収した真綿やスポンジなどの墨汁保持材(19)を納めた
壷部(24)と、リール(2) に巻装されかつ先端にかるこを
有した墨糸(20)とを備え、墨付け時には墨糸(20)をリー
ル(2) から引き出しながら墨汁保持材(19)の表面ないし
は内部を通して墨糸(20)に墨汁を付着させ、対象物に墨
線を形成した後、リール(2) を逆に回してこれに墨糸(2
0)を巻き取るようになされたものである。
【0008】リール(2) の上にはこれと同軸状に、リー
ル(2) を巻き取り方向に付勢する渦巻きばね(3) が設け
られ、渦巻きばね(3) の外端はばねケース(4) に、内端
は回転軸(6) にそれぞれ固定されている。
ル(2) を巻き取り方向に付勢する渦巻きばね(3) が設け
られ、渦巻きばね(3) の外端はばねケース(4) に、内端
は回転軸(6) にそれぞれ固定されている。
【0009】リール(2) と渦巻きばね(3) との間には、
リール(2) の回転数を増大させる遊星歯車装置(1) が設
けられている。
リール(2) の回転数を増大させる遊星歯車装置(1) が設
けられている。
【0010】遊星歯車装置(1) は、ケーシング(12)の後
端上面の陥凹所(5) に配置されかつ内歯車(7) を有する
外環(22)と、内歯車(7) の内側にこれと噛合い状に配置
された3つの遊星歯車(8) と、3つの遊星歯車(8) と噛
合い状に中心部に配置された1つの太陽歯車(9) とより
なる。
端上面の陥凹所(5) に配置されかつ内歯車(7) を有する
外環(22)と、内歯車(7) の内側にこれと噛合い状に配置
された3つの遊星歯車(8) と、3つの遊星歯車(8) と噛
合い状に中心部に配置された1つの太陽歯車(9) とより
なる。
【0011】渦巻きばね(3) の回転軸(6) の下端角柱部
(18)は外環(22)の頂壁(23)中心部の角凹部(21)に嵌め合
わされ、渦巻きばね(3) の回転軸(6) の回転に伴って外
環(22)が回転する。
(18)は外環(22)の頂壁(23)中心部の角凹部(21)に嵌め合
わされ、渦巻きばね(3) の回転軸(6) の回転に伴って外
環(22)が回転する。
【0012】太陽歯車(9) はリール(2) の支軸(10)の上
端に一体的に形成されており、支軸(10)の下端角柱部(1
1)がリール(2) の中心部の角穴(13)に嵌め合わされ、支
軸(10)の回転に伴ってリール(2) が回転する。
端に一体的に形成されており、支軸(10)の下端角柱部(1
1)がリール(2) の中心部の角穴(13)に嵌め合わされ、支
軸(10)の回転に伴ってリール(2) が回転する。
【0013】ばね収容枠(4) の底部陥凹所(5) に垂下状
に設けられた円筒部(14)とその内部の支軸(10)との間に
はボールベアリング(15)が介装されている。
に設けられた円筒部(14)とその内部の支軸(10)との間に
はボールベアリング(15)が介装されている。
【0014】ケーシング(12)の後端上面には、渦巻きば
ね(3) を手回しで巻取方向に回すための把手(16)が設け
られ、渦巻きばね(3) の回転軸(6) にビス(17)で固定さ
れている。
ね(3) を手回しで巻取方向に回すための把手(16)が設け
られ、渦巻きばね(3) の回転軸(6) にビス(17)で固定さ
れている。
【0015】上記構成において、渦巻きばね(3) の付勢
力に抗して墨壺から墨糸(20)を引き出す際には、遊星歯
車装置(1) の働きにより、リール(2) の回転数が増大さ
れ、小さな引き出し力で墨糸(20)を長い距離引き出すこ
とができる。
力に抗して墨壺から墨糸(20)を引き出す際には、遊星歯
車装置(1) の働きにより、リール(2) の回転数が増大さ
れ、小さな引き出し力で墨糸(20)を長い距離引き出すこ
とができる。
【0016】また、引き出した墨糸(20)をリール(2) に
巻き取る際には、遊星歯車装置(1)の働きにより、渦巻
きばね(3) の付勢力の数倍の力でリール(2) を巻き戻し
方向に回転させることができ、引き出した墨糸(20)を支
障なく引き戻すことができる。
巻き取る際には、遊星歯車装置(1)の働きにより、渦巻
きばね(3) の付勢力の数倍の力でリール(2) を巻き戻し
方向に回転させることができ、引き出した墨糸(20)を支
障なく引き戻すことができる。
【0017】
【考案の効果】この考案による墨壺は、墨糸を巻き付け
るリール(2) と、リール(2) を巻き取り方向に付勢する
渦巻きばね(3) との間に、リール(2) の回転数を増大さ
せる遊星歯車装置(1) を設けたものであるので、リール
からの墨糸の引き出し距離およびリールへの巻き戻し距
離を、渦巻きばねの墨糸巻き戻し付勢力による限度を越
えて延長することができる。
るリール(2) と、リール(2) を巻き取り方向に付勢する
渦巻きばね(3) との間に、リール(2) の回転数を増大さ
せる遊星歯車装置(1) を設けたものであるので、リール
からの墨糸の引き出し距離およびリールへの巻き戻し距
離を、渦巻きばねの墨糸巻き戻し付勢力による限度を越
えて延長することができる。
【図1】この考案の実施例を示す墨坪の垂直縦断面図で
ある。
ある。
【図2】図1中のII−II先に沿う断面図である。
1…遊星歯車装置 2…リール 3…渦巻きばね
Claims (1)
- 【請求項1】 墨糸を巻き付けるリール(2) と、リール
(2) を巻き取り方向に付勢する渦巻きばね(3) との間
に、リール(2) の回転数を増大させる遊星歯車装置(1)
が設けられていることを特徴とする、墨糸の引き出し・
巻き戻し距離を長くした墨壺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1240393U JPH0711249Y2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 墨糸の引き出し・巻き戻し距離を長くした墨壺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1240393U JPH0711249Y2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 墨糸の引き出し・巻き戻し距離を長くした墨壺 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671770U JPH0671770U (ja) | 1994-10-07 |
JPH0711249Y2 true JPH0711249Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=11804299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1240393U Expired - Lifetime JPH0711249Y2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 墨糸の引き出し・巻き戻し距離を長くした墨壺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711249Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5217445B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2013-06-19 | シンワ測定株式会社 | 電動糸巻ドラム |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP1240393U patent/JPH0711249Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0671770U (ja) | 1994-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950912 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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