JPH07112338A - 自動組立装置 - Google Patents

自動組立装置

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JPH07112338A
JPH07112338A JP26282693A JP26282693A JPH07112338A JP H07112338 A JPH07112338 A JP H07112338A JP 26282693 A JP26282693 A JP 26282693A JP 26282693 A JP26282693 A JP 26282693A JP H07112338 A JPH07112338 A JP H07112338A
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JP26282693A
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Norikatsu Murota
憲克 室田
Nobuo Izuuchi
延生 伊豆内
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Ishikawajima Syst Tech
ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK
Original Assignee
Ishikawajima Syst Tech
ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状部材が同軸状に組み合わされた部品の
組立を行なう際に、作業に要する時間や手間を低減して
部品の生産を能率的に行ない得る自動組立装置を提供す
る。 【構成】 回動自在とされたインデックステーブル10
と、インデックステーブル10上に設置された複数のワ
ーク保持部材16a、16b、…と、複数のワーク保持
部材16a、16b、…における各ワークに対してそれ
ぞれ異なる作業を行なうピック・プレースユニット11
等を有して構成され、ワークが保持されたインデックス
テーブル10が間欠的に回動しつつ、ワークに対する作
業が順次進められることにより、固定子の組立が行なわ
れる。また、各ワーク保持部材16は、ワーク支持台と
これに対して出没自在の基準ピンとから構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、各種携帯用電
気製品等に用いられる超小型モータの固定子のように、
小型の円筒状部材が同軸状に組み合わされた部品を組み
立てる際に用いて好適な自動組立装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種機械器具の自動化とともに、
モータも小型のものが要求されており、特に、音響機
器、計測機器、時計、カメラ等には数W以下の超小型モ
ータが使用されており、モータの回転軸となる回転子、
回転子を内部に内蔵する固定子等の要素で構成されてい
る。さらに、固定子は、マグネット、ベアリング、ベア
リングハウス、ハウジング等、それぞれが中心孔を有す
る複数の微小サイズの構成要素部材が組み合わされて構
成されている。
【0003】そこで、従来、超小型モータの部品の一つ
である固定子を製作する際には、主として、作業員の手
作業によって前記構成要素部材の組み立てを行なってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記固定子
の製作においては、固定子自体が小さいため、固定子を
構成する構成要素部材もそれぞれ小さく、その組立作業
が面倒であるとともに、時間や手間を要する非能率的な
作業であった。しかしながら、現状は組立作業を自動で
行ない得る自動組立装置のような有効な装置は存在せ
ず、このような装置の実現が望まれていた。
【0005】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであって、超小型モータの固定子等、円筒状
部材が同軸状に組み合わされた部品の組立を行なう際
に、作業に要する時間や手間を低減して部品の生産を能
率的に行ない得る自動組立装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の自動組立装置は、水平面内におい
て回転自在に設置され、その上面外周部に複数のワーク
保持部材が自身の回転軸心位置を中心として等間隔に設
けられているテーブルと、前記ワーク保持部材の位置に
対応して前記テーブルの周囲に設置され、それぞれのワ
ーク保持部材に保持されている各ワークに対してそれぞ
れ異なる作業を行なう工程装置とを具備して、前記テー
ブルを所定角度づつ間欠的に回転させつつ、前記各ワー
ク保持部材に保持されているワークに対して前記工程装
置により組立作業を順次行なうように構成し、前記複数
のワーク保持部材の各々は、第1の位置決め部材と第2
の位置決め部材とからなり、前記第1の位置決め部材
は、前記複数個の円筒状部材のうち少なくとも一つの円
筒状部材の外径にほぼ合致した内径を有する環状の壁部
を有するワーク支持台からなり、その円筒状部材を外部
側から保持してその軸心位置を決定するように構成さ
れ、前記第2の位置決め部材は、前記複数個の円筒状部
材のうち少なくとも一つの円筒状部材の内径にほぼ合致
した外径を有する棒体とされるとともに、その軸心位置
が前記第1の位置決め部材の環状の壁部の軸心位置と合
致するように配置され、前記円筒状部材を内部側から保
持してその軸心位置を決定するように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2記載の自動組立装置は、請
求項1記載の自動組立装置において、前記第2の位置決
め部材が前記第1の位置決め部材のワーク支持台の上面
に対して出没自在に構成されるとともに、前記第2の位
置決め部材が突出した状態のときに、その先端が前記第
1の位置決め部材における環状の壁部の上端の位置より
高く設定されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の自動組立装置によれば、第1、
第2の位置決め部材により位置決めが行なわれつつ、テ
ーブル上の複数のワーク保持部材に設置された各ワーク
に対して、工程装置がそれぞれ異なる作業を行ない、任
意の一つのワークに対する一作業が終了すると、テーブ
ルは隣接するワーク保持部材位置まで回転しては停止し
て、工程装置がその一つのワークに対して前記とは異な
る作業を行なう。このような動作を繰り返すことによ
り、複数個の円筒状部材を組み立てる際の複数の作業が
進行し、それぞれのワーク保持部材においてワークの組
立作業が次々と自動的に行なわれていく。
【0009】また、請求項2記載の自動組立装置によれ
ば、組立作業を行なうにあたって、任意の円筒状部材が
第2の位置決め部材に挿通されることによりワーク全体
の位置決めがなされるが、第2の位置決め部材がワーク
支持台の上面に対して出没自在とされ、第2の位置決め
部材が突出した状態のときに、その先端が環状の壁部の
上端の位置より高く設定されているので、ワークをワー
ク保持部材から取り外す場合には、第2の位置決め部材
をワーク支持台の上面下に収納すればワークを一定距離
上昇させるのみで容易に取り外し可能な状態となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の自動組立装置の一実施例を図
1ないし図4を参照して説明する。なお、本実施例は、
円筒状の部品として超小型モータの固定子を組み立てる
ための自動組立装置である。この自動組立装置は、テー
ブル上に8個のワーク保持部材が設けられ、固定子の組
立完了までの作業を8工程に分けて行なうようにしたも
のである。
【0011】この自動組立装置1によって製作される固
定子2は、図4に示す構造となっており、小円筒状に形
成された上部、下部ベアリング5、6が円筒状のベアリ
ングハウス7に圧入され、これらベアリング5、6が設
置されたベアリングハウス7が、円筒状のマグネット8
の中心孔8aに挿通されて一体化され、それらの全体
が、第1の円筒部9aの上部に環状の蓋部9bが設けら
れ、蓋部9bの中心孔の周縁部に沿って上方に若干寸法
延在する第2の円筒部9cが設けられたハウジング9の
内部に圧入されたものとなっている。
【0012】図1は、本実施例の自動組立装置1全体の
概略を示す図であって、符号10はインデックステーブ
ル(テーブル)、11はピック・プレースユニット(工
程装置)、12はパーツフィーダである。なお、実際の
自動組立装置においては、装置全体でピック・プレース
ユニット11、およびパーツフィーダ12がともに複数
台設置されているが、図1では一例としてこれらを1台
ずつのみ記載し、他を省略した。
【0013】装置基台15上には、インデックステーブ
ル10が水平面内で回転自在に設置されている。そし
て、インデックステーブル10の上面には、外周部に沿
って8個のワーク保持部材16a、16b、…(詳細は
後述する)が回転軸を中心として45°の間隔で設置さ
れている。なお、インデックステーブル10には図示し
ない駆動装置が連結されており、インデックステーブル
はこの駆動装置によって回転するようになっている。
【0014】図4に示すように、インデックステーブル
10上に設置された各ワーク保持部材16は、ワーク支
持台17(第1の位置決め部材)と基準ピン18(第2
の位置決め部材)とから構成されている。まず、ワーク
支持台17は、円柱状の架台19と、その上面周縁部に
沿って上方に若干寸法突出した環状の壁部20が形成さ
れた円板状のワーク支持板21とからなるものであり、
インデックステーブル10上に架台19が固定され、架
台19上にはワーク支持板21が設置されている。前記
環状の壁部20は、ワーク支持板21に載置されるマグ
ネット8がこの内部に嵌合可能な寸法に設定されてい
る。また、ワーク支持台17を構成する架台19とワー
ク支持板21の中心には、軸方向にこれらを貫通する中
心孔22が形成されている。
【0015】また、基準ピン18は、その外径が上部、
下部ベアリング5、6の内径にほぼ一致して形成される
ことによりこれらベアリング5、6が挿通自在とされた
ものであり、ワーク支持台17の中心孔22に挿通され
るとともに、鉛直方向に移動自在、すなわち、ワーク支
持板21の上面に対して出没自在に設置されている。し
たがって、基準ピン18が上死点まで移動した際には基
準ピン18がワークの上端から突出した状態とされ、基
準ピン18が下死点まで移動した際には基準ピン18が
ワークの中心孔から抜出した状態とされるようになって
いる。
【0016】ピック・プレースユニット11は、各ワー
ク保持部材16a、16b、…においてワークに対して
所定の作業を行なうためのものであり、図1に示すよう
に、水平方向に延在するアーム23と、アーム23の先
端に取り付けられ、ワークを直接保持するためのチャッ
ク24とを具備しており、このアーム23は、図示しな
い駆動装置により水平面内で回動自在であるとともに、
アーム23全体が鉛直方向に移動自在に構成されてい
る。図1に例として示したピック・プレースユニット1
1にはパーツフィーダ12が連設され、パーツフィーダ
12から供給される構成要素部材がピック・プレースユ
ニット12のチャック24によりインデックステーブル
10上の各ワーク保持部材16a、16b、…に供給さ
れ、ワークに対して種々の作業が行なわれるようになっ
ている。自動組立装置1全体では、このようなピック・
プレースユニット11とパーツフィーダ12がセットに
なったものが5台と、単独のピック・プレースユニット
11が1台設置されている。
【0017】また、自動組立装置1の前記各部には図示
しない制御装置が接続され、作業者がスイッチ等により
動作開始信号を入力すると、前記各部が連動して作動
し、自動的にワークの組立作業が進行するようになって
いる。
【0018】以下、前記構成の自動組立装置1の動作に
ついて図2および図3を参照して説明する。ここで、図
2は固定子2の組立作業における個々の工程を順を追っ
て示したもの、図3は個々の工程をインデックステーブ
ル10のワーク保持部材16a、16b、…の位置とし
て示したものである。
【0019】まず、ワーク保持部材の基準ピンを上死点
まで上昇させた状態としておき、図3におけるのワー
ク保持部材16aにおいて、マグネット用パーツフィー
ダ25がマグネット供給用ピック・プレースユニット2
6に対して(A)の位置でマグネット8を供給し、つぎ
に、マグネット供給用ピック・プレースユニット26の
アーム26aが90°回転して、インデックステーブル
10上ののワーク保持部材16aにマグネット8を供
給する。このときには、図2(a)に示すように、マグ
ネット供給用ピック・プレースユニット26のチャック
26bがマグネット8を保持して、マグネット8をワー
ク保持部材16aの環状の壁部20に嵌合させつつワー
ク支持台17上に載置する。
【0020】ついで、インデックステーブル10が図3
において時計回りに45°回動することにより、前記ワ
ークはのワーク保持部材16bの位置に移動する。そ
こで、のワーク保持部材16bにおいて、ベアリング
用パーツフィーダ27がベアリング供給用ピック・プレ
ースユニット28に対して(B)の位置で下部ベアリン
グ6を供給し、つぎに、ベアリング供給用ピック・プレ
ースユニット28のアーム28aが時計回りに90°回
転して、インデックステーブル10上ののワーク保持
部材16bに下部ベアリング6を供給する。このときに
は、図2(b)に示すように、ベアリング供給用ピック
・プレースユニット28のチャック28bが下部ベアリ
ング6を保持して、下部ベアリング6をワーク保持部材
16bの基準ピン18に挿通させるようにしてワーク支
持台17上に落とし込む。
【0021】ついで、インデックステーブル10が前記
と同様、45°回動することにより、前記ワークはの
ワーク保持部材16cの位置に移動する。そこで、の
ワーク保持部材16cにおいて、ベアリングハウス用パ
ーツフィーダ29がベアリングハウス供給用ピック・プ
レースユニット30に対して(C)の位置でベアリング
ハウス7を供給し、つぎに、ベアリングハウス供給用ピ
ック・プレースユニット30のアーム30aが前記と同
様、90°回転して、インデックステーブル10上の
のワーク保持部材16cにベアリングハウス7を供給す
る。このときには、図2(c)に示すように、ベアリン
グハウス供給用ピック・プレースユニット30のチャッ
ク30bがベアリングハウス7を保持して、ベアリング
ハウス7の中心孔7aをワーク保持部材16cの基準ピ
ン18に挿通させるとともに、ベアリングハウス7をマ
グネット8の中心孔8aに沿わせるようにしてワーク支
持台17方向に下降させ、下部ベアリング6上に位置さ
せる。
【0022】ついで、前記ワークはのワーク保持部材
16dの位置に移動する。そこで、のワーク保持部材
16dにおいて、ベアリング用パーツフィーダ31がベ
アリング供給用ピック・プレースユニット32に対して
(D)の位置で上部ベアリング5を供給し、ベアリング
供給用ピック・プレースユニット32がインデックステ
ーブル10上ののワーク保持部材16dに上部ベアリ
ング5を供給する。このときには、図2(d)に示すよ
うに、ベアリング供給用ピック・プレースユニット32
のチャック32bが上部ベアリング5を保持して、上部
ベアリング5をワーク保持部材16dの基準ピン18に
挿通させるとともに、上部ベアリング5をベアリングハ
ウス7の中心孔7aに沿わせるようにしてワーク支持台
17方向に下降させ、その後、下方に力を加えることに
より、下部ベアリング6とベアリングハウス7、上部ベ
アリング5とベアリングハウス7とを同時に圧入、固定
する。
【0023】ついで、前記ワークはのワーク保持部材
の位置に移動する。この位置および次段ののワーク保
持部材の位置の2箇所を用いてベアリングハウス7とマ
グネット8との一体化を行なう。一例として、の位置
において、ワーク保持部材上に載置されたワークに、ベ
アリングハウス7とマグネット8との接触部に沿って接
着剤を塗布し、ついで、の位置において、接着剤の乾
燥硬化時間を確保するように構成することもできる。
【0024】すなわち、、の位置においては、任意
の手段を用いてベアリングハウス7とマグネット8との
一体化を行なえばよいので、この2工程を、前記接着剤
による接着の他に、フラックスの溶融接合、または機械
的にかしめる等、種々の接合手段を用いることにより、
ベアリングハウス7とマグネット8とを一体化するよう
に構成すればよい。
【0025】ついで、前記ワークはのワーク保持部材
16eの位置に移動する。そこで、のワーク保持部材
16eにおいて、ハウジング用パーツフィーダ36がハ
ウジング供給用ピック・プレースユニット37に対して
(E)の位置でハウジング9を供給し、ハウジング供給
用ピック・プレースユニット37がインデックステーブ
ル10上ののワーク保持部材16eにハウジング9を
供給する。このときには、図2(e)に示すように、ハ
ウジング供給用ピック・プレースユニット37のチャッ
ク37bがハウジング9を保持して、ハウジング9の第
2の円筒部9cにベアリングハウス7を挿通、嵌合させ
るようにした後、下方に力を加えることにより、ハウジ
ング9とベアリングハウス7とを圧入、固定する。この
とき、ハウジング9の内面とワーク支持台17の環状の
壁部20の外面も嵌合させるようになっており、組立精
度の確保を容易にしている。この段階で各構成要素部材
の組立工程は終了する。
【0026】ついで、前記ワークはのワーク保持部材
16fの位置に移動する。ここでは、図2(f)に示す
ように、ワーク保持部材16fの基準ピン18がワーク
支持台17の下方にまで下降し、その後、のワーク保
持部材16fにおいて、導出用ピック・プレースユニッ
ト38のチャック38bがのワーク保持部材16eの
作業が終了したワーク、すなわち組立工程が終了したワ
ークを保持しつつ、導出用ピック・プレースユニット3
8のアーム38aが若干上昇してワークをワーク支持台
17から離間させ、ついで、アーム38aが鉛直面内で
下方に向けて90°回転して、下方に設置されたパレッ
ト13にワーク、すなわち完成した固定子を排出する。
なお、ピック・プレースユニットのうち、導出用ピック
・プレースユニット38のみはアームが鉛直面内で回動
可能とされている。
【0027】本実施例の自動組立装置1においては、作
業者がスイッチ等により動作開始信号を入力するのみ
で、装置各部の動作、すなわち、各パーツフィーダ12
の各ピック・プレースユニット11への構成要素部材の
供給動作、各ピック・プレースユニット11の各ワーク
保持部材16a、16b、…への構成要素部材の供給動
作、インデックステーブル10の回転等の動作が連動し
て行なわれ、自動的に固定子の組立作業が行なわれるよ
うになっている。したがって、作業員の手作業で組立を
行なっていた従来の場合に比べて、構成要素部材の組立
作業に要する時間や手間を低減することによって、作業
を能率的に行なうことができ、例えば、各ワーク保持部
材16a、16b、…における作業に要する時間を5〜
6秒に設定することができ、したがって、5〜6秒に1
個の割合で固定子を製作することができるので、手作業
の場合に比べて生産性を格段に向上させることができ
る。
【0028】一方、装置としての観点からは、インデッ
クステーブル10を中心として、その周辺にピック・プ
レースユニット11、パーツフィーダ12等の装置が配
置された構成とされているため、自動組立装置1自体を
小型化することができるので、自動組立装置1の設置ス
ペースを削減することができる。
【0029】また、各構成要素部材を各ワーク保持部材
16a、16b、…に設置する際の位置決めについて
は、まず、ワーク支持台17の環状の壁部20がマグネ
ット8の位置決めを行ない、ついで、マグネット8の中
心孔8aおよび基準ピン18が下部ベアリング6の位置
決めを行ない、マグネット8の中心孔8aがベアリング
ハウス7の位置決めを行ない、ベアリングハウス7の中
心孔7aおよび基準ピン18が上部ベアリング5の位置
決めを行なうようになっている。すなわち、各構成要素
部材は、ワーク支持台17の環状の壁部20、基準ピン
18、および前工程までに組み立てられた構成要素部材
によって順次、位置決めがなされるように構成されてい
る。したがって、この自動組立装置1は、各ワーク保持
部材16a、16b、…に対するピック・プレースユニ
ット11のアーム23の位置決め精度を極端に向上させ
ることなく、確実に位置決めを行なうことができる。
【0030】また、インデックステーブル10上での作
業が完了したワークをパレット13に排出する際には、
ピック・プレースユニット11がワークを保持するに先
だって、ワーク内に挿通されている基準ピン18を下方
に抜出するようにしているので、ワークがワーク保持部
材16a、16b、…の環状の壁部20を越える高さま
でピック・プレースユニット11が上昇すれば、ワーク
の移載が可能となり、ピック・プレースユニット11の
作動距離を小さくできるとともに、例えば、ワークに基
準ピン18が挿通されたままワークを上昇させ、ワーク
の移動方向が鉛直方向からずれた場合のように、基準ピ
ン18やワークが破損する等の不都合が生じることがな
い。
【0031】なお、本実施例においては、組立工程を8
つの工程に分割し、インデックステーブル10上に8個
のワーク保持部材16a、16b、…を設けるように構
成したが、工程分割の数、すなわちワーク保持部材16
a、16b、…の数はこれに限るものではなく、適宜の
変更が可能である。また、これに伴って、各ワーク保持
部材16a、16b、…に対して作業を実施する工程装
置についても種々の変更が可能である。すなわち、ピッ
ク・プレースユニット11の数、行なう作業の種類等も
変更可能であるし、例えば、種々の工程に接着剤塗布機
や乾燥器を設置して、各構成要素部材を嵌め合いだけで
はなく、接着剤を使用する場合の組立作業に適用するこ
とも可能である。また、本実施例は超小型モータの固定
子を組み立てる自動組立装置の場合について説明した
が、本発明をこれと同様の円筒状同軸部品、例えば、円
筒ころ軸受等に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載の自動組立装置は、テーブルが間欠的に回動しつ
つ、複数個の円筒状部材の位置決めが確実になされ、テ
ーブル上の複数のワーク保持部材に設置された各ワーク
に対して工程装置がそれぞれ異なる作業を行なうことに
より、複数個の円筒状部材を組み立てる際の複数の作業
が進行して、複数のワーク保持部材においてワークの組
立作業が次々と自動的に行なわれる。したがって、作業
員の手作業で組立を行なっていた従来の場合に比べて、
複数個の円筒状部材の組立作業に要する時間や手間を低
減することによって、組立体の生産を能率的に行なうこ
とができる。
【0033】また、請求項2記載の自動組立装置は、第
2の位置決め部材が第1の位置決め部材のワーク支持台
の上面に対して出没自在とされているので、ワークをワ
ーク保持部材から導出する場合には、第2の位置決め部
材をワーク支持台上面の下方に収納することによりワー
クを容易かつ確実に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動組立装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】同実施例においてインデックステーブル上の各
ワーク保持部材における作業の状態を示す図である。
【図3】同実施例におけるインデックステーブル上の各
部の動作を示す平面図である。
【図4】同実施例におけるワーク保持部材および固定子
を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…自動組立装置10…インデックステーブル(テーブ
ル) 11…ピック・プレースユニット(工程装置) 16、16a〜16f…ワーク保持部材 17…ワーク支持台(第1の位置決め部材) 18…基準ピン(第2の位置決め部材) 20…環状の壁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の円筒状部材を同軸状に組み合わ
    せて組立体を製作するための自動組立装置であって、 水平面内において回転自在に設置され、その上面外周部
    に複数のワーク保持部材が自身の回転軸心位置を中心と
    して等間隔に設けられているテーブルと、前記ワーク保
    持部材の位置に対応して前記テーブルの周囲に設置さ
    れ、それぞれのワーク保持部材に保持されている各ワー
    クに対してそれぞれ異なる作業を行なう工程装置とを具
    備して、 前記テーブルを所定角度づつ間欠的に回転させつつ、前
    記各ワーク保持部材に保持されているワークに対して前
    記工程装置により組立作業を順次行なうように構成し、 前記複数のワーク保持部材の各々は、第1の位置決め部
    材と第2の位置決め部材とからなり、 前記第1の位置決め部材は、前記複数個の円筒状部材の
    うち少なくとも一つの円筒状部材の外径にほぼ合致した
    内径を有する環状の壁部を有するワーク支持台からな
    り、その円筒状部材を外部側から保持してその軸心位置
    を決定するように構成され、 前記第2の位置決め部材は、前記複数個の円筒状部材の
    うち少なくとも一つの円筒状部材の内径にほぼ合致した
    外径を有する棒体とされるとともに、その軸心位置が前
    記第1の位置決め部材の環状の壁部の軸心位置と合致す
    るように配置され、前記円筒状部材を内部側から保持し
    てその軸心位置を決定するように構成されていることを
    特徴とする自動組立装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動組立装置において、 前記第2の位置決め部材が前記第1の位置決め部材のワ
    ーク支持台の上面に対して出没自在に構成されるととも
    に、前記第2の位置決め部材が突出した状態のときに、
    その先端が前記第1の位置決め部材における環状の壁部
    の上端の位置より高く設定されていることを特徴とする
    自動組立装置。
JP26282693A 1993-10-20 1993-10-20 自動組立装置 Withdrawn JPH07112338A (ja)

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