JPH07111474A - デジタル方式通信端末 - Google Patents

デジタル方式通信端末

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Publication number
JPH07111474A
JPH07111474A JP5256787A JP25678793A JPH07111474A JP H07111474 A JPH07111474 A JP H07111474A JP 5256787 A JP5256787 A JP 5256787A JP 25678793 A JP25678793 A JP 25678793A JP H07111474 A JPH07111474 A JP H07111474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pll synthesizer
pll
control channel
signal
communication terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5256787A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sekido
戸 哲 也 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH07111474A publication Critical patent/JPH07111474A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のPLLシンセサイザを備えるデジタル
方式通信端末のPLLシンセサイザのカバーしなければ
ならない発振周波数範囲を狭くすることによって、コス
トを下げることを目的とする。 【構成】ミキサ−4、11で受信信号及び送信信号と混
合するための信号を発振する局部発振器として通信チャ
ネル用PLLシンセサイザ5と制御チャネル用PLLシ
ンセサイザ6とを設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル方式通信端
末、より具体的には局部発振回路として複数のPLLシ
ンセサイザを有するデジタル方式通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA(Time Division Multiple Acce
ss )方式を用いたデジタル通信システムにおいて、ハン
ドオーバー等を行なう場合、通話を中断すること無く現
在通話に使用しているチャネルとは別のチャネルをサー
チする必要があり、その為には局部発振回路の発振周波
数を高速で切換える必要がある。
【0003】この種の通信端末においては局部発振回路
としてPLLシンセサイザが使用されている。
【0004】図3はPLLシンセサイザの一般的な構成
を示したもので、PLLシンセサイザは、周知のよう
に、分周器、位相比較器、ループフィルタ等からなるP
LL回路1と、バリキャップダイオードVDを内蔵する
VCO回路(電圧制御発振器)2とで構成されている。
【0005】このPLLシンセサイザによるチャネル周
波数の切り換えは、PLL回路1内の分周器に設定され
ている分周比を変えることにより出力される信号でVC
O回路2内のバリキャップダイオードVDの容量を変化
させることによって行なわれる。
【0006】また、ハンドオーバー等を行なう場合のチ
ャネルサーチの方式としては、単一のPLLシンセサイ
ザを使ってチャネル周波数を切り換える方式と複数のP
LLシンセサイザを高速で切り換えることによりチャネ
ル周波数を切り換える方式とがある。
【0007】
【発明の解決しようとする課題】上述の単一のPLLシ
ンセサイザを使ってチャネル周波数を切り換える方式で
は、2つの周波数を交互に高速切換え可能なものでなけ
ればならないので、高価であり、且つ消費電力も多い。
従って、低価格が要求される基地局や低消費電力が必要
な移動局において実現するには非常に困難である。また
同一タイプの複数のPLLシンセサイザを高速で切り換
えることによりチャネル周波数を切り換える方式では、
単一のPLLシンセサイザを使用する場合と比べると更
に消費電力が増加する等の問題があった。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、複数のPLLシンセサイザを高速で切り換える
ことによりチャネル周波数を切り換える方式において消
費電力及びコストの削減を実現したデジタル方式通信端
末の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は以下の通
りである。請求項1記載の発明は、複数のPLLシンセ
サイザを有するデジタル方式通信端末において、前記複
数のPLLシンセサイザのうち少なくとも一つを制御チ
ャネル用の周波数帯の信号のみを発振するようにし、他
のPLLシンセサイザを通信チャネル用の周波数帯の信
号のみを発振するようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、複数のPLLシン
セサイザを有するデジタル方式通信端末において、前記
複数のPLLシンセサイザのうち少なくとも一つを制御
チャネル用の周波数帯の信号のみを発振するようにし、
他のPLLシンセサイザを通信チャネル用の周波数帯の
信号及び制御チャネル用の周波数帯の信号を発振するよ
うにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、デジタル方式通信端末に備え
られている複数のPLLシンセサイザのうち、少なくと
も一つを制御チャネル用の周波数帯の信号のみを発振す
るようにし、他を通信チャネル用の周波数帯の信号のみ
を発振するようにしたので、各々のPLLシンセサイザ
のカバーしなければならない発振周波数範囲を狭くする
ことができるため、PLLシンセサイザを構成する部品
の一つであるバリキャップダイオードに要求される容量
変化比を小さくでき、コストを安くすることができる。
【0012】一般に制御チャネル用の周波数帯よりも通
信チャネル用の周波数帯の周波数範囲の方が広いので、
特に制御チャネル用のPLLシンセサイザにこの効果が
現れる。
【0013】また、容量変化比が小さいと、VCO回路
の制御感度が小さくてすむようになるので、VCO出力
へのスプリアスのもれを低減させることができ、その分
PLLシンセサイザ内のループフィルタのカットオフ周
波数を高く設定でき、ロックアップタイムを速くするこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を具
体的に説明する。図1は本実施例の回路構成を示すもの
である。
【0015】この回路において、アンテナ1で受信され
た信号はアンテナスイッチ2、受信用低雑音増幅器3を
経てミキサ−4に与えられる。ミキサ−4は受信用低雑
音増幅器3からの受信信号に通信チャネル用PLLシン
セサイザ5または制御チャネル用PLLシンセサイザ6
からの信号を混合して上記受信信号の周波数を変換して
受信用中間周波増幅器7に送る。受信用中間周波増幅器
7は中間周波数帯の信号に変換された受信信号を増幅し
てミキサ−8に送る。
【0016】ミキサ−8は受信用中間周波増幅器7から
の受信信号に局部発振器9からの信号を混合して受信信
号を更に周波数ダウンさせる。
【0017】この後、ミキサ−8により周波数ダウンさ
せられた受信信号は図示しない復調処理部に送られる。
【0018】一方、送信用のI信号(同相成分用デー
タ)及びQ信号(直交位相成分データ)は、直交変調器
10に送られ、この直交変調器10に供給されている局
部発振器9の出力信号を直交変調してミキサ−11へ送
る。そして、ミキサ−11では、通信チャネル用PLL
シンセサイザ5または制御チャネル用PLLシンセサイ
ザ6からの信号が混合されて一定の高周波の信号に変換
され、次の送信用電力増幅器12で電力増幅がなされ
て、アンテナスイッチ2を経てアンテナ1に供給され
る。
【0019】このデジタル方式通信端末において、通話
中の場合には通信チャネル用PLLシンセサイザ5がミ
キサ−4、11と接続され、通話中でない場合、即ち、
受信待受け時や、通信チャネルの割当処理を行う段階で
は制御チャネル用PLLシンセサイザ6がミキサ−4、
11と接続される。
【0020】従って、受信待受けから通話状態に移行す
る場合には、ミキサ−4、11に接続されている制御チ
ャネル用PLLシンセサイザ6を通信チャネル用PLL
シンセサイザ5に切り換え接続される。
【0021】また、ハンドオーバー等により通話中に制
御チャネルをサーチする必要がある場合には、通信チャ
ネル用PLLシンセサイザ5と制御チャネル用PLLシ
ンセサイザ6とを高速で交互に切り換えるようにする。
【0022】次に、本発明を第2世代コードレス電話シ
ステムにおいて実施する場合について説明する。
【0023】第2世代コードレス電話システムは、家庭
内に自営用無線基地局、屋外に公衆用無線基地局を設置
し、家庭内はもちろん、屋外でも家庭用の携帯電話機
(コードレス電話機)を利用して通話ができるようにし
たものである。
【0024】しかして、第2世代コードレス電話システ
ムでは、図2に示すように、無線キャリア(搬送波)が
制御用、通信用及び子機間直接通話用の3種類設けられ
ており、制御用のキャリアは、更に屋外公衆用と自営用
とに分けられているので、公衆用無線基地局には、公衆
用制御チャネル用の周波数帯の信号のみを発振するPL
Lシンセサイザと通信チャネル用の周波数帯の信号のみ
を発振するPLLシンセサイザとを設け、自営用無線基
地局には、自営用制御チャネル用の周波数帯の信号のみ
を発振するPLLシンセサイザと通信チャネル用の周波
数帯の信号のみを発振するPLLシンセサイザとを設け
るようにすれば、各々のPLLシンセサイザのカバーし
なければならない発振周波数範囲を狭くすることができ
る。
【0025】なお、本実施例では、デジタル通信端末に
2つのPLLシンセサイザを使用するようにしたが、複
数のPLLシンセサイザを通信チャネル用と制御チャネ
ル用とに分けて使用するようにしてもよく、また、2つ
のPLLシンセサイザのうち1つを制御チャネル用PL
Lシンセサイザにして、もう1つを制御チャネル用の周
波数帯及び通信チャネル用の周波数帯の両方で発振可能
なPLLシンセサイザにしてもよい。
【0026】以上説明したように、制御用チャネルと通
信用チャネルとを使用する通信システムの基地局端末、
携帯用端末であれば、本発明を実施することができ、自
動車電話システム等においても実施可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は、各々
のPLLシンセサイザのカバーしなければならない発振
周波数範囲を狭くすることができるため、PLLシンセ
サイザを構成する部品の一つであるバリキャップダイオ
ードに要求される容量変化比を小さくでき、コストを安
くすることができる。
【0028】なお、一般に制御チャネル用の周波数帯よ
りも通信チャネル用の周波数帯の周波数範囲の方が広い
ので、特に制御チャネル用のPLLシンセサイザにこの
効果が現れる。
【0029】また、VCO回路の制御感度が小さくてす
むようになるので、VCO出力へのスプリアスのもれを
低減させることができ、その分PLLシンセサイザ内の
ループフィルタのカットオフ周波数を高く設定でき、ロ
ックアップタイムを速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図。
【図2】第2世代コードレス電話システムにおけるキャ
リア構成を示す図。
【図3】PLLシンセサイザの基本構成を示す図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 アンテナスイッチ 3 受信用低雑音増幅器 4 ミキサ− 5 通信チャネル用PLLシンセサイザ 6 制御チャネル用PLLシンセサイザ 7 受信用中間周波増幅器 8 ミキサ− 9 局部発振器 10 直交変調器 11 ミキサ− 12 送信用電力増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のPLLシンセサイザを有するデジ
    タル方式通信端末において、 前記複数のPLLシンセサイザのうち少なくとも一つを
    制御チャネル用の周波数帯の信号のみを発振するように
    し、他のPLLシンセサイザを通信チャネル用の周波数
    帯の信号のみを発振するようにしたことを特徴とするデ
    ジタル方式通信端末。
  2. 【請求項2】 複数のPLLシンセサイザを有するデジ
    タル方式通信端末において、 前記複数のPLLシンセサイザのうち少なくとも一つを
    制御チャネル用の周波数帯の信号のみを発振するように
    し、他のPLLシンセサイザを通信チャネル用の周波数
    帯の信号及び制御チャネル用の周波数帯の信号を発振す
    るようにしたことを特徴とするデジタル方式通信端末。
JP5256787A 1993-10-14 1993-10-14 デジタル方式通信端末 Pending JPH07111474A (ja)

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JP5256787A JPH07111474A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 デジタル方式通信端末

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JP5256787A JPH07111474A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 デジタル方式通信端末

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JPH07111474A true JPH07111474A (ja) 1995-04-25

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JP5256787A Pending JPH07111474A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 デジタル方式通信端末

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