JPH07110730A - キーボード - Google Patents

キーボード

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JPH07110730A
JPH07110730A JP5255356A JP25535693A JPH07110730A JP H07110730 A JPH07110730 A JP H07110730A JP 5255356 A JP5255356 A JP 5255356A JP 25535693 A JP25535693 A JP 25535693A JP H07110730 A JPH07110730 A JP H07110730A
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JP
Japan
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key switch
collective
ultrasonic
ultrasonic sensor
finger
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JP5255356A
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Inventor
Nobuyasu Yamaguchi
伸康 山口
Atsuo Iida
安津夫 飯田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、キーボードに関し、集合キースイ
ッチの任意の段を選択するのに超音波を用い、コンパク
トで動作に拘束のない操作性の優れたキーボードを実現
することを目的とする。 【構成】 複数段をまとめた集合キースイッチ1と、操
作員のいずれかの指に装着し、任意の地点から放射され
た超音波信号を受信して指の角度を検出する超音波セン
サ3と、この超音波センサ3によって検出された角度が
集合キースイッチ1のいずれの段に対応するかを予め登
録する段数決定テーブル61とを備え、集合キースイッ
チ1が押下されたことに対応して、操作員の指に装着さ
れた超音波センサ3によって検出された指の角度をもと
に段数決定テーブル61を参照して段数を決定し、この
決定した段数のうちから押下された集合キースイッチ1
の位置の文字・記号を出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の段をまとめた集
合キースイッチを持つキーボードであって、電気回路を
開閉するスイッチ素子を複数個配置したキーボードであ
り、特にキースイッチの個数を削減し、キースイッチの
設定スペースを削減したキーボードに関するものであ
る。
【0002】近年、情報機器の発展に伴う機器の小型化
が進むに従い、入力装置としてのキーボードの小型化が
要求されている。一方、良好な操作性を得るためには、
隣接するキーの間隔は、18〜20mm位が望ましいと
されており、JISをはじめ各国の規格によりその推奨
値が定められている。一般には19mm程度のものが多
い。そのために現状のキー配置のキーボードを用いてい
る限り、小型化にはおのずと限界がある。このため、従
来と異なった新しい構造を有しながら、良好な操作性を
維持しつつ、かつ小型化を実現するキーボードへの要求
が強くなっている。
【0003】
【従来の技術】従来、キーボード配置には、JIS、新
JIS、親指シフトなど色々なものが開発されており、
それぞれ特徴がある。図10は1例として、親指シフト
キーボードの配置を示す。他の配置と同様に当該親指シ
フトキーボードにおいても、中心線を境に左側の6段5
列のキーを左手の指が担当し、右側の6段5列のキーを
右手の指が担当する。これらをそれぞれ左手エリア、右
手エリアと総称する。また、左手エリア、右手エリアに
あるキーは、操作の習熟に伴って、キートップの表示を
見ないで操作できるようになることから、ブラインドタ
ッチエリアと呼ばれる。
【0004】また、特願平3−264823号公報によ
れば、図11に示すように、このブラインドタッチエリ
アの4段5列のキーを1段5列の集合キーとし、よりコ
ンパクトなキーボードを実現している。以下図11につ
いて、簡単に説明する。
【0005】図11は、従来の1列キーボード例を示
す。図11において、集合キー41は、図示のように1
段5列のキーである。段方向切換手段42は、集合キー
41について任意の段に切り換えるものであって、図示
のように、親指リング、連結アーム、切換スイッチから
構成され、操作者の親指にはめた親指リングを動かすこ
とによって切換スイッチにより接点位置1、2、3、4
のいずれかを選択するものである。
【0006】以下動作を説明する。文字“A”を入力す
る場合、段方向切換手段42の位置を接点位置の“3”
の位置になるように親指を動かして、左小指で集合キー
の“1”を押下する。他の文字や数字いついても同様に
入力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した図11の従来
の1段5列の集合キー41を用い、親指から連結された
段方向切換手段42によって段数を選択した状態で当該
集合キー41の任意のキーを押下して所望の文字をキー
入力していたため、切換スイッチ41上に親指あるいは
掌を常に固定している必要があり、従来の図10のキー
ボードに比して手の拘束感があり、不自然かつ不自由な
感触となってしまうという問題があった。また、キー入
力の際に切換スイッチの操作を行って段を選択してから
集合キーのうちの任意のキーを押下する必要があり、操
作が煩雑となってしまうという問題もあった。
【0008】本発明は、これらの問題を解決するため、
集合キースイッチの任意の段を選択するのに超音波を用
い、コンパクトで動作に拘束のない操作性の優れたキー
ボードを実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、集合キー
スイッチ1は、複数段をまとめたキースイッチである。
【0010】超音波センサ3は、操作員の指に装着し、
任意の地点から放射された超音波信号を受信して当該指
の角度を検出したり、距離を計測したりするものであ
る。段数決定テーブル61は、超音波センサ3によって
検出された角度あるいは距離が集合スイッチ1のいずれ
の段に対応するかを予め登録するものである。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、集合スイッチ1
が押下されたことに対応して、操作員の指に装着された
超音波センサ3によって検出された当該指の角度をもと
に段数決定テーブル61を参照して段数を決定し、この
決定した段数のうちから押下された集合キースイッチ1
の位置の文字・記号を出力するようにしている。
【0012】また、集合スイッチ1が押下されたことに
対応して、操作員の指に装着された超音波センサ3によ
って検出された距離をもとに段数決定テーブル61を参
照して段数を決定し、この決定した段数のうちから押下
された集合キースイッチ1の位置の文字・記号を出力す
るようにしている。
【0013】これらの際に、決定された段数について、
集合キースイッチ1の近傍に配置した表示器上に集合キ
ースイッチ1の現在のキー入力状態にある段の配置を表
示するようにしている。
【0014】また、決定された段数について、集合キー
スイッチ1内から現在のキー入力状態にある段の配置を
表示(あるいは強調表示)するようにしている。従っ
て、集合キースイッチ1の任意の段を選択するのに超音
波を用い、コンパクトで動作に拘束のない操作性の優れ
たキーボードを実現することが可能となる。
【0015】
【実施例】次に、図1から図9を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1の(a)は、構成図を示す。図1の(a)におい
て、集合キースイッチ1は、複数段をまとめたキースイ
ッチであって、ここでは、1列のキースイッチであり、
図1の(b)に示すような文字の配置を持つものであ
る。
【0017】超音波素子11は、集合キースイッチ1の
近傍に配置し、超音波を超音波センサ3に向けて放射す
るものである。切換手段2は、集合キースイッチ1がま
とめた複数段のうちから所定の段に切り換えるものであ
って、ここでは、超音波センサ3、超音波発信用信号発
生回路5、超音波受信信号解析部6、切換状態制御部
7、および段数切換状態表示部8などから構成されるも
のである。
【0018】超音波センサ3は、集合キースイッチ1を
操作する操作員の指に超音波センサリング4によって固
定するものであって、集合キースイッチ1の近傍に配置
した超音波素子11から放射された超音波を受信するも
のであり、複数によって受信して指の角度(あるいは指
に固定した当該超音波センサ3の角度)を検出したり、
超音波素子11からの距離を計測したりなどするもので
ある。
【0019】超音波発信用信号発生回路5は、超音波素
子11から超音波を放射させる信号を発生するものであ
る。超音波受信信号解析部6は、超音波センサ3によっ
て受信した信号を解析して集合キースイッチ1の段数を
決定するものであって、複数の超音波センサ3によって
受信した信号から当該超音波センサ3の取り付けた角度
を検出していずれの段数かを決定(後述する図4参照)
したり、超音波素子11からの距離を測定していずれの
段かを決定(後述する図5参照)したりなどするもので
ある。
【0020】段数決定テーブル61は、超音波センサ3
によって検出された角度あるいは距離に対応づけて集合
キースイッチ1の段数を予め登録したものである。切換
状態制御部7は、超音波受信信号解析部6によって解析
して決定した段数について、集合キースイッチ1が現在
いずれの段に切り換わっているかの段数状態を、段数切
換状態表示部8に表示させるものである。
【0021】段数切換状態表示部8は、集合キースイッ
チ1の切り換わった現在の段数の状態を表示するもので
ある(後述する図7から図9参照)。パーソナルコンピ
ュータ本体9は、切換手段2からの当該集合キースイッ
チ1のいずれの段に切り換わっているかの段数信号、お
よび集合キースイッチ1からのいずれのキーが押下され
たかの信号をもとに、集合キースイッチ1から入力され
た文字・記号のコードを決定し、内部に取り込むもので
ある。
【0022】表示装置10は、集合キースイッチ1から
キー入力された文字・記号などを表示するものである。
図1の(b)は、一列キーボードの配置例を示す。これ
は、図1の(a)の集合キースイッチ1を1列にした一
列キーボードの配置例である。ここでは、図示のよう
に、1つの集合キースイッチ1に複数の文字を配置して
いる。例えば左から右に向かって図示の下記のように文
字を配置している。
【0023】 上段 中段 下段 左から1番目の集合キー q a z 左から2番目の集合キー w s x 左から3番目の集合キー e d c 左から4番目の集合キー r f v 左から5番目の集合キー t g b 左から6番目の集合キー y h n 左から7番目の集合キー u j m 左から8番目の集合キー i k BS 左から9番目の集合キー o l CR 左から10番目の集合キー p CL SPC 図1の(c)は、段数決定テーブル例を示す。これは、
複数の超音波センサ3によって検出された当該超音波セ
ンサ3の角度のときの段数(上段、中段、下段)を予め
設定したものである。ここでは、例えば図示のように、 角度 − 20° − 40° − 段数 上段| 中段 | 下段 と登録する。2つの超音波センサ3によって検出した当
該超音波センサ3の角度φ=30°の場合、集合キース
イッチ1の中段と決定する。
【0024】次に、図2のフローチャートに示す順序に
従い、図1の構成の全体の動作を説明する。図2におい
て、S1は、角度検出する。これは、図1の集合キース
イッチ1の近傍に配置した超音波素子11から放射され
た超音波を、操作員の指にはめた超音波センサリング4
に取り付けた2つの超音波センサ3によって検出し、こ
れら検出した2つの信号から当該2つの超音波センサ3
を結ぶ線分からの角度φを検出する(図3および図4を
用いて後述する)。
【0025】S2は、段数決定する。これは、S1で検
出した角度φをもとに、図1の(c)の段数決定テーブ
ル61を参照して段数を決定する(図3および図4を用
いて後述する)。
【0026】S3は、段数切換状態を表示する。これ
は、S2で決定した段数の状態を表示、例えば後述する
図7に示すように、集合キースイッチ1の上側に設けた
LCDに現在の段数の文字・記号(キー入力可能な文字
・記号)を表示する。
【0027】S4は、押下か判別する。これは、集合キ
ースイッチ1のいずれのキーが押下されたか判別する。
YESの場合には、S5で入力文字を決定(S2で段数
が決定されているので、この段数のうちの押下されたキ
ーに対応する文字(文字コード)と決定)し、S6でこ
の決定した文字(文字コード)を出力する。一方、S4
のNOの場合には、集合キースイッチ1のキーが押下さ
れなかったので、S1に戻り、段数決定・表示を繰り返
す。
【0028】以上によって、操作員が指に超音波センサ
リング4を介して取り付けた2つの超音波センサ3によ
って、超音波素子11から放射された超音波を検出して
角度φを決定し、この角度φをもとに段数決定テーブル
61を参照して段数を決め、この状態で集合キースイッ
チ1のいずれかのキーが押下されたときに決定された段
数のキーの文字コードを取り出して出力する。これらに
より、操作員が指に超音波センサ3を超音波センサリン
グ4によってはめて1列の集合キースイッチ1の任意の
キーを押下するのみで、所望の段のキーの文字・記号を
容易に入力することが可能となる。以下順次詳細に説明
する。
【0029】次に、図3のフローチャートに示す順序に
従い、図4を参照しつつ図2のS1の角度検出時の動作
を詳細に説明する。図3は、本発明の角度検出フローチ
ャートを示す。
【0030】図3において、S11は、受信信号1、2
を検出する。これは、図4の(a)、(d)に示す指に
はめた2つの超音波センサ3によって超音波素子11か
ら放射された超音波の受信信号1、2をそれぞれ検出す
る。
【0031】S12は、位相差を検出する。これは、図
4の(e)に示すように、S11で受信した受信信号
1、2の間の位相差(θ1−θ2)を検出する。S13
は、距離算出する。これは、図4の(d)に示すよう
に、S12で検出した超音波の受信信号1、2の位相差
に対応する距離を右側に記載した下記の式(1)によっ
て算出する。
【0032】 c(θ1−θ2)/(2πf) (1) ここで、cは超音波の速度であり、fは受信した超音波
の周波数である。
【0033】S14は、角度算出する。これは、図4の
(d)に示す角度φを右側に記載した下記の式(2)に
よって検出する。 φ=sin-1{(θ1−θ2)/2π} (2) S15は、段数決定テーブルを参照する。
【0034】S16は、段数を決定する。これらS15
およびS16は、例えばS14で算出した角度φをもと
に、図1の(c)に示すような段数決定テーブル61を
参照し、段数を決定する。
【0035】以上によって、操作員が指に2つの超音波
センサ3を取り付けた超音波センサリング4をはめ、集
合キースイッチ1を押下することにより、指の曲具合を
2つの超音波センサ3で超音波を受信した受信信号1、
2の位相差から角度φを求めて段数決定テーブル61を
参照して段数(例えば上段、中段、下段のいずれかの段
数)を決定することが可能となる。そして、既述した図
2のS4からS6によって、集合キースイッチ1のうち
の押下されたキーの段数に対応する文字コードを出力す
る。
【0036】図4は、本発明の段数切換説明図(その
1)を示す。ここでは、超音波センサリング4に2つの
超音波センサ3を取り付け、これを操作員の指にはめて
集合キースイッチ1を押下したときに2つの超音波セン
サ3によって受信した超音波の受信信号1、2の位相差
から当該2つの超音波センサ3の角度(例えば両者を結
ぶ線分の角度φ)を求め、段数決定テーブル61を参照
して集合キースイッチ1の段数を決定するものである。
以下説明する。
【0037】図4の(a)は、上段選択状態を示す。こ
れは、例えば上段の文字“E”を入力する場合、図示の
ように上段のキーを押下するために手を上方にスライド
させるように指を曲げると、2つの超音波センサ3の角
度φが図示のように小さい角度(ここでは負の角度)と
なり、上段と決定される。ここで、図4の(d)、図1
の(c)などの角度φの基準は、超音波センサ3の中点
と超音波素子11を結ぶ直線に垂直な場合を0°として
いる。従って図4の(a)の場合が0°となる。
【0038】図4の(b)は、中段選択状態を示す。こ
れは、例えば中段の文字“A”を入力する場合、図示の
ように中段のキーを押下するために手を自然の状態に指
を曲げると、2つの超音波センサ3の角度φが図示のよ
うに中位の角度(ここではぼ0°角度)となり、中段と
決定される。
【0039】図4の(c)は、下段選択状態を示す。こ
れは、例えば下段の文字“M”を入力する場合、図示の
ように下段のキーを押下するために手を下方にスライド
させるように曲げると、2つの超音波センサ3の角度φ
が図示のように大きな角度(ここでは正の大きな角度)
となり、下段と決定される。
【0040】図4の(d)は、2つの超音波センサ3の
角度φの様子を示す。ここでは、超音波素子11から放
射された超音波を2つの超音波センサ3によって受信
し、そのときの受信信号1、2(図4の(e)参照)の
位相から2つの超音波センサ3の間の距離を図示の d(Θ1−Θ2)/(2πf) (1) として算出する。また、2つの超音波センサ3を結ぶ線
分の角度φを図3のS14で説明したように、 φ=sin-1{(Θ1−Θ2)/2π} (2) によって算出する。そして、段数決定テーブル61を参
照して集合キースイッチ1の段数を決定する。
【0041】図4の(e)は、2つの超音波センサ3に
よって受信した受信信号1、2の位相差を示す。ここ
で、送信信号は超音波素子11から送信された超音波の
信号を表し、受信信号1、2は2つの超音波センサ3に
よって受信した信号を表す。ここで、送信信号と受信信
号1との位相差をΘ1、送信信号と受信信号2との位相
差をΘ2とする。そして、上述した式(2)に代入して
2つの超音波センサ3の角度φを算出する。
【0042】図5は、本発明の段数切換説明図(その
2)を示す。ここでは、超音波センサリング4に1つの
超音波センサ3を取り付け、これを操作員の指にはめて
集合キースイッチ1を押下したときに超音波センサ3に
よって受信した超音波の送信信号と受信信号との時間差
から超音波センサ3の距離Lを求め、この距離Lをもと
に段数決定テーブル61を参照して集合キースイッチ1
の段数を決定するものである。以下説明する。
【0043】図5の(a)は、上段選択状態を示す。こ
れは、例えば上段の文字“E”を入力する場合、図示の
ように上段のキーを押下するために手を上方にスライド
させるように指を曲げると、超音波センサ3の距離L2
が図示のように小さくなり、上段と決定される。
【0044】図5の(b)は、中段選択状態を示す。こ
れは、例えば中段の文字“A”を入力する場合、図示の
ように中段のキーを押下するために手を自然の状態に指
を曲げると、超音波センサ3の距離L1が図示のように
中位の距離L1となり、中段と決定される。
【0045】図5の(c)は、下段選択状態を示す。こ
れは、例えば下段の文字“M”を入力する場合、図示の
ように下段のキーを押下するために手を下方にスライド
させるように曲げると、超音波センサ3の距離L3が図
示のように大きな距離L3となり、下段と決定される。
【0046】図5の(d)は、1つの超音波センサ3の
距離Lの様子を示す。ここでは、超音波素子11から放
射された超音波を1つの超音波センサ3によって受信
し、そのときの受信信号(図4の(e)参照)と送信信
号との時間差tから超音波素子11と超音波センサ3と
の間の距離Lを図示の下記 L=c×t (3) として算出する。ここで、cは超音波の速度を表す。そ
して、段数決定テーブル61を参照して集合キースイッ
チ1の段数を決定する。
【0047】図5の(e)は、超音波センサ3によって
受信した受信信号の時間差tを示す。ここで、送信信号
は超音波素子11から送信された超音波の信号を表し、
受信信号は超音波センサ3によって受信した信号を表
す。このとき、送信信号と受信信号1との時間差をtと
する。そして、上述した式(3)に代入して超音波素子
11から超音波センサ3までの距離Lを求める。
【0048】図6は、本発明の段数切換状態表示フロー
チャートを示す。ここで、段数切換状態の表示につい
て、図7から図9を参照しつつ詳細に説明する。図6に
おいて、S21は、キーボードイメージを表示する(図
8のみ)。これは、キーボードイメージをCRT画面上
に表示する図8の場合のみに適用されるものである。
【0049】S22は、角度検出する。これは、既述し
た図3のフローチャートに従い、2つの超音波センサ3
をもとに角度φを検出する(あるいは既述した図5の距
離Lを算出するようにしてもよい)。
【0050】S23は、段数決定する。これは、S22
で検出した角度φ(あるいは距離L)をもとに、段数決
定テーブル61を参照して段数を決定する。S24は、
決定された段の強調表示する。これは、図8に示すよう
に、選択された段を強調表示する。
【0051】S25は、決定された段の文字を表示す
る。これは、図7に示すように決定された段の配置の文
字を表示したり、図9に示すようにキートップ上の決定
された段の配置の文字を発光して表示したりする。
【0052】S26は、集合キースイッチ1のいずれか
が押下された判別する。YESの場合には、S27で決
定された段の押下されたキーの配置の文字を決定し、S
28で決定された文字キーの強調表示し、S29でその
文字の文字コードを出力する。一方、S26のNOの場
合には、S22に戻り、繰り返す。
【0053】以上によって、段数切換に対応して段数切
換状態が後述する図7から図9に示すように表示される
こととなる。以下順次個々に説明する。図7は、本発明
のLCDによる切換状態表示例(その1)を示す。これ
は、集合キースイッチ1の上部にLCD表示装置を対応
づけて設け、図6のS25で決定された段の文字表示
を、当該LCD表示装置に行なう表示例である。ここで
は、上段と決定されたので、当該上段の配置の文字を図
示のように表示する。これにより、操作者は、現在、指
にはめた超音波センサ3によって選択した段が上段の図
示の配置の文字列であることを認識することができる。
【0054】図8は、本発明の切換状態表示例(その
2)を示す。これは、集合キースイッチ1とは別に(あ
るいは集合キースイッチ1の代わりに)、CRT画面上
に集合キースイッチ1のキーボードイメージを表示し、
そのうちから選択された段数を強調表示し、この強調表
示した段数の配置の文字列のうちキー入力されたキーの
文字を更に強調表示したものである。これにより、操作
者は、現在、指にはめた超音波センサ3によって選択し
た段が下段の配置であり、しかもキー入力した文字列が
“c”であることを容易に認識することができる。
【0055】図9は、本発明の発光ダイオードによる切
換状態表示例(その3)を示す。これは、集合キースイ
ッチ1の各キーに各段の発光ダイオードによる表示がで
きるようにしておき、ここでは、上段と決定されたの
で、当該上段の配置の文字の発光ダイオードを点灯して
表示したものである。これにより、操作者は、現在、指
にはめた超音波センサ3によって選択した段が上段の図
示の配置の文字列であることを認識することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集合スイッチ1が押下されたことに対応して、操作員の
指に装着された超音波センサ3によって検出された角度
や距離をもとに段数決定テーブル61を参照して段数を
決定し、この決定した段数のうちから押下された集合キ
ースイッチ1の位置の文字・記号(コード)を出力する
構成を採用しているため、集合キースイッチ1の任意の
段を選択するのに超音波を用い、コンパクトで動作に拘
束のない操作性の優れたキーボードを実現できる。これ
らにより、従来のキーボードで例えば4段を占めていた
ブラインドタッチエリアのキーを1段にまとめ、キース
イッチ数を大幅に削減でき、キーボードの小型化が実現
できると共に、自然な動きに連動した、動作に拘束のな
い切換手段によって、操作性に優れたコンパクトなキー
ボードを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の角度検出フローチャートである。
【図4】本発明の段数切換説明図(その1)である。
【図5】本発明の段数切換説明図(その2)である。
【図6】本発明の段数切換状態表示フローチャートであ
る。
【図7】本発明のLCDによる切換状態表示例(その
1)である。
【図8】本発明の切換状態表示例(その2)である。
【図9】本発明の発光ダイオードによる切換状態表示例
(その3)である。
【図10】従来の親指シフトキーボードのキー配置例で
ある。
【図11】従来の一列キーボード例である。
【符号の説明】
1:集合キースイッチ 11:超音波素子 2:切換手段 3:超音波センサ 4:超音波センサリング 5:超音波発信用信号発生回路 6:超音波受信信号解析部 61:段数決定テーブル 7:切換状態制御部 8:段数切換状態表示部 9:パーソナルコンピュータ本体 10:表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段をまとめた集合キースイッチ(1)
    と、 操作員のいずれかの指に装着し、任意の地点から放射さ
    れた超音波信号を受信して当該指の角度を検出する超音
    波センサ(3)と、 この超音波センサ(3)によって検出された角度が上記
    集合キースイッチ(1)のいずれの段に対応するかを予
    め登録する段数決定テーブル(61)とを備え、 上記集合キースイッチ(1)が押下されたことに対応し
    て、上記操作員の指に装着された上記超音波センサ
    (3)によって検出された当該指の角度をもとに上記段
    数決定テーブル(61)を参照して段数を決定し、この
    決定した段数のうちから上記押下された集合キースイッ
    チ(1)の位置の文字・記号を出力するように構成した
    ことを特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】複数段をまとめた集合キースイッチ(1)
    と、 操作員のいずれかの指に装着し、任意の地点から放射さ
    れた超音波信号をもとに距離を計測する超音波センサ
    (3)と、 この超音波センサ(3)によって計測した距離が上記集
    合キースイッチ(1)のいずれの段に対応するかを予め
    登録する段数決定テーブル(61)とを備え、 上記集合キースイッチ(1)が押下されたことに対応し
    て、上記操作員の指に装着された上記超音波センサ
    (3)によって検出された距離をもとに上記段数決定テ
    ーブル(61)を参照して段数を決定し、この決定した
    段数のうちから上記押下された集合キースイッチ(1)
    の位置の文字・記号を出力するように構成したことを特
    徴とするキーボード。
  3. 【請求項3】上記決定された段数について、上記集合キ
    ースイッチ(1)の近傍に配置した表示器上に当該集合
    キースイッチ(1)で現在キー入力状態にある段の配置
    を表示するように構成したことを特徴とする請求項1お
    よび請求項2記載のキーボード。
  4. 【請求項4】上記決定された段数について、上記集合キ
    ースイッチ(1)内から現在キー入力状態にある段の配
    置を表示(あるいは強調表示)するように構成したこと
    を特徴とする請求項1および請求項2記載のキーボー
    ド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132424A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Panas Data Base:Kk 文字等の入力方法、およびキーボード
KR100468842B1 (ko) * 2001-10-10 2005-01-29 삼성전자주식회사 초음파 펄스를 이용한 무선 정보 처리 장치
JP2009211656A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fujitsu Ltd 入力支援装置、入力支援方法及びコンピュータプログラム
JP2012527035A (ja) * 2009-05-12 2012-11-01 ソニーモバイルコミュニケーションズ, エービー ユーザ入力オブジェクトのサイズ及び/又は方位角を検出し且つそれに応答する電子デバイス用ディスプレイ

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