JPH07110433A - 測距システム搭載カメラ - Google Patents

測距システム搭載カメラ

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Publication number
JPH07110433A
JPH07110433A JP25584693A JP25584693A JPH07110433A JP H07110433 A JPH07110433 A JP H07110433A JP 25584693 A JP25584693 A JP 25584693A JP 25584693 A JP25584693 A JP 25584693A JP H07110433 A JPH07110433 A JP H07110433A
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JP
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light
distance
subject
correlation
camera
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Application number
JP25584693A
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English (en)
Inventor
Ryuji Kondo
隆二 近藤
Jun Hasegawa
潤 長谷川
Yoshihiro Tanaka
良弘 田中
Toshihiro Hamamura
俊宏 濱村
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Fujifilm Holdings Corp
Minolta Co Ltd
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラから被写体までの距離測定を行うこと
ができる測距システム搭載カメラに関し、どのような被
写体に対しても測距を行ない得る小型・低消費電力の測
距システム搭載カメラを提供することを目的とする。 【構成】 撮影の際に撮影対象である被写体の照度を上
げるために発光を行う発光体と、発光体の発光直後に被
写体からの反射光の光量を測定する反射光量測定手段
(4)と、反射光量測定手段により測定された光量に基
づき、近距離又は遠距離の2値判断を行う距離判別手段
(8)とを有し、距離判別手段により判断された距離値
に基づいて、カメラ主レンズの焦点合わせを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラに関し、特にカ
メラから被写体までの距離測定を行うことができる測距
システム搭載カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来の技術によるTTL(thro
ugh the lens)型の位相差検出型測距装置の例を示す。
図3(A)は構成例を示し、図3(B)はその処理回路
の例を示す。カメラ用の焦点検出装置を例にとって説明
する。
【0003】被写体である対象物からの光線は、撮影レ
ンズ51によって収束され、フィルム等価面52を通過
し、コンデンサレンズ53、セパレータレンズ54に達
する。セパレータレンズ54は、入射する光を2つの光
束に分け、それぞれ基準ラインセンサ55および参照ラ
インセンサ56に投射させる。撮影レンズ51の光軸5
8上にある対象物の像は、セパレータレンズ54によっ
て2つの画像となり、ラインセンサ55、56上にそれ
ぞれ結像する。
【0004】ラインセンサ55は、p個の受光素子を有
し、基準として用いられるため基準ラインセンサと呼ば
れる。ラインセンサ56は、p個よりも多いq個の受光
素子を有し、位相を変化させつつそのp個の受光素子か
らの信号を読みだして、基準ラインセンサ55からの信
号と比較して位相差を検出するためのもので、参照ライ
ンセンサと呼ばれる。
【0005】基準ラインセンサ55および参照ラインセ
ンサ56からの検出信号は、処理回路57に供給され
る。参照ラインセンサ56からの検出信号の読み出し位
相を変化させつつ、処理回路57は後に述べる相関度の
演算を行い、相関度の極値を検出し、合焦位置を検出す
る。
【0006】なお、撮影レンズ51を通さず、参照ライ
ンセンサ、基準ラインセンサの前に配置した同一特性の
一対のレンズによって外光を取込み、同様に対象物まで
の距離を測定する方式も提案されている。
【0007】図3(B)は、処理回路57の構成例を示
す。基準ラインセンサ55および参照ラインセンサ56
からの信号は、A/D変換器59に供給され、アナログ
信号がディジタル信号に変換される。このディジタル信
号は、CPU60を介して一旦、RAM61に記憶され
る。その後、RAM61に記憶されたディジタル信号を
読み出し、CPU60が相関演算を行って相関度の極値
を検出し、対象物までの距離を表す出力信号を発生す
る。
【0008】図3(A)、(B)に示した焦点検出装置
においては、フォトセンサに蓄積された電荷をそのまま
電荷−電圧変換して検出信号を形成し、ディジタル信号
に変換後RAM61に記憶してこの信号を読みだすこと
により、演算を行っている。
【0009】また、光を照射することによって蓄積した
電荷を非破壊的に読み出し、アナログ量のまま直接演算
処理する焦点検出装置が提案されている。図4(A)
は、このような焦点検出装置の光センサ部の構成例を示
す。図4(A)において、光検出部分は、n- 型シリコ
ン基板64の表面に、p型ウェル66を形成し、その一
部にn+ 型領域68を形成してpn接合69を形成する
ことによって構成している。このpn接合69近傍に光
が入射すると、電子・正孔対が形成され、pn接合周辺
の電位勾配にしたがって、電子と正孔は分離され、蓄積
される。
【0010】p型ウェル66は、図中pn接合69の左
側に延在し、その上に絶縁されたポリシリコンのゲート
電極71〜74、フローティングゲート電極76が形成
されている。フォトダイオードに隣接して、ゲート電極
71を備えた障壁部81が形成されており、障壁部81
の隣には、ゲート電極72を備えた蓄積部82が形成さ
れている。すなわち、受光部に入射された光に対応する
電荷が、pn接合69近傍から障壁部81を介して蓄積
部82に蓄積される。蓄積部82は、トランスファゲー
ト電極73下の電位障壁83を介してゲート電極74を
備えたシフトレジスタ部84に連続しており、シフトレ
ジスタ84部はバイアス印加用アルミニウム電極75を
上に備えたフローティングゲート電極76下の読出領域
86に連続している。
【0011】すなわち、フォトダイオード部で入射した
光に応答して電子・正孔対が形成されると、キャリアは
障壁部81を越えてゲート電極72下の蓄積部82に蓄
積され、さらにトランスファゲート電極73下の電位障
壁83を越えてゲート電極74下のシフトレジスタ部8
4に転送される。シフトレジスタ部84に蓄積された電
荷は、ゲート電極75の電圧に依存してフローティング
ゲート電極76下の読出領域86に転送される。フロー
ティングゲート電極76には、転送された電荷に対応す
る電荷が誘起され、この電荷量によって入射光量が非破
壊的に読みだされる。読み出し後、キャリアは再びシフ
トレジスタ部84に戻され、シフトされる。このように
して、シフトレジスタ部84の電荷が順次非破壊的に読
み出される。
【0012】図4(A)に示すような光センサを用いた
場合には、スイッチトキャパシタ積分回路を用いること
により検出信号をアナログ量に保ったまま式(1)の演
算を行うことができる。
【0013】図4(B)はスイッチトキャパシタ積分回
路の例を示す。図4(B)において、基準光センサから
の電荷信号B(k)および、参照光センサからの電荷信
号R(k)は、それぞれスイッチトキャパシタ積分回路
の入力端子Pb、Prに印加され、アンプを介して差動
増幅器88の反転入力端子および非反転入力端子に印加
される。差動アンプ88は、入力信号B(k)、R
(k)の大小に応じて符号信号Sgnを発生し、チャネル
セレクト回路89に供給する。チャネルセレクト回路8
9は、符号信号Sgnに応じて相対関係が反転する一対の
セレクト信号Φ1、Φ2およびKA、KBを発生する。
【0014】入力端子Prには、セレクト信号KBで制
御されるスイッチ90を介して、キャパシタCS1が接続
され、キャパシタCS1の両端は、それぞれセレクト信号
KAおよびΦ1で制御されるスイッチ93、94を介し
て接地に接続されている。キャパシタCS1のスイッチ9
4側電極は、さらにセレクト信号Φ2で制御されるスイ
ッチ91を介してオペアンプ92の反転入力端子に接続
されている。
【0015】同様、入力端子Pbは、アンプを介しセレ
クト信号KAで制御されるスイッチ95を介して、キャ
パシタCS2に接続されている。キャパシタCS2の両電極
は、セレクト信号KBおよびΦ1で制御されるスイッチ
97、98を介してそれぞれ接地に接続されている。キ
ャパシタCS2のスイッチ98側電極は、さらにセレクト
信号Φ2によって制御されるスイッチ96を介してオペ
アンプ92の反転入力端子に接続されている。
【0016】オペアンプ92の非反転入力端子は接地に
接続されている。また、オペアンプ92の出力端子99
は、キャパシタCI とセレクト信号ΦRST によって制御
されるスイッチ87の並列接続を介して反転入力端子に
帰還されている。セレクト信号KAとKBとは同時にハ
イ状態になることはなく、セレクト信号Φ1とΦ2も同
時にハイ状態になることはない。
【0017】例えば、まずセレクト信号KBとΦ1がハ
イ状態になると、スイッチ90、94および97、98
が閉じる。信号R(k)は、キャパシタCS1に充電され
る。他のキャパシタCS2は両極が接地に接続され、クリ
アされる。
【0018】次に、セレクト信号KAとΦ2がハイ状態
になると、スイッチ91、93および95、96が閉じ
る。キャパシタCS1は、図中右側電極が接地されていた
状態から、左側電極が接地され、右側電極がオペアンプ
92の反転入力端子に接続された状態に変わる。このた
め、実効的にR(k)の電位が反転したことになる。キ
ャパシタCS2は、スイッチ95、96を介して入力端子
Pbとオペアンプ92の反転入力端子間に接続される。
したがって、キャパシタCS2には信号B(k)が充電さ
れる。このようにして、オペアンプ92の反転入力端子
には、信号R(k)とB(k)との差電圧が印加され
る。
【0019】信号R(k)とB(k)との大小関係が逆
になったときは、チャネルセレクト回路89は符号信号
Sgnに基づいてセレクト信号KAとKBおよびΦ1とΦ
2の位相関係を反転させる。すると、信号B(k)が先
にキャパシタCS2に充電され、符号が反転してオペアン
プ92の反転入力端子に印加される。信号R(k)はキ
ャパシタCS1を介してオペアンプ92の反転入力端子に
印加される。
【0020】したがって、オペアンプ92の反転入力端
子には常に信号B(k)とR(k)との差の絶対値に対
応する信号が印加される。このようにして、対応する基
準信号と参照信号との差の絶対値を検出し、その和を算
出することによって相関関数Hの値を演算することによ
り、位相差を検出し、焦点を検出することができる。
【0021】ここで、相関演算による位相差検出につい
て図5を参照してより詳細に説明する。図5(A)に示
すように、基準ラインセンサ55には、基準ラインセン
サ用レンズにより被写体の画像が結像されている。ま
た、基準ラインセンサ55と基線長水平方向に離された
参照ラインセンサ56にも、参照ラインセンサ用レンズ
を介して被写体の画像が結像されている。
【0022】被写体が所定位置にあるときは、基準ライ
ンセンサ55と参照ラインセンサ56の対応する受光素
子には同一の画像が結像される。被写体が所定位置から
外れると、基準ラインセンサ55、参照ラインセンサ5
6上の画像は水平方向に変位する。すなわち、被写体が
近付けば画像間の距離は広がり、被写体が遠ざかれば画
像間の距離は近付く。この画像間の距離の変動を検出す
るために、参照用ラインセンサ56は基準用ラインセン
サ55よりも素子数が多く設定されている。
【0023】画像間の距離の変動を検出するために、相
関演算による位相差検出手法が用いられている。相関演
算による位相検出は、次式(1)に基づく演算によりラ
インセンサ55、56上の一対の結像の相関度を求め、
相関度が最小となるまでのこれらの結像の相対移動値
(位相差)を求めることによって合焦状態を識別する。
【0024】
【数1】 H(m)=Σ(k=1〜n)|B(k)−R(k+m)| …(1) ただし、Σ(k=1〜n)はkが1からnまでの関数の
和を表し、kは基準となるラインセンサ55内の素子を
指定する。また、mは例えば−6から6までの整数で、
上記の相対移動量を示す。
【0025】例えば、B(k)は基準ラインセンサ55
の各画素より時系列的に出力される電気信号、R(k+
m)は参照ラインセンサ56の画素より時系列的に出力
される電気信号であり、mを−6から6まで順次変化さ
せる毎に上記式(1)の演算を行えば、図5(B)に示
すような相関度H(−6)、H(−5)、…、H(6)
が得られる。例えば、相関度H(0)が最小値となる場
合に被写体までの距離が所定の値になるようにあらかじ
め設定しておく。これよりずれた位置での相関度が最小
値となれば、そのずれ量すなわちm=0までの位相差に
よって被写体の所定位置からのずれ、すなわち被写体ま
での距離を検出することができる。
【0026】ところで、基準ラインセンサ55、参照ラ
インセンサ56の受光素子は、例えば20μmのピッチ
で配置されている。相関度は画像面において20μmを
単位とした距離毎に演算される。被写体までの距離が、
受光素子のピッチの中間位置に相当するときは、図5
(B)の破線で示すように相関度の極値の右側の相関度
と左側の相関度の値が異なるようになる。このような場
合、補間演算を行うことによってピッチ間隔以上の解像
度を得ることができる。
【0027】図5(C)は、3点補間の方法を説明する
ための概略図である。極小の相関度の得られた位置をx
2とし、その両側のサンプル位置をx1、x3とする。
実際に演算で得られた相関度を黒丸で示す。図で示すよ
うに、x3における相関度y3がx1における相関度y
1より低い場合、真の極小値はx2からx3に幾分進ん
だところに存在すると考えられる。もし、極小値が正確
にx2の位置にある場合、相関度曲線は破線f1で示す
ようにx2で折れ曲がり、左右対称に立ち上がるとすれ
ばx3における相関度y3aはx1における相関度y1
と等しくなる。
【0028】一方、x2とx3の中点が真の最小相関度
の位置であるとすれば、相関度曲線は破線f2で示すよ
うにx2とx3の中点で折れ曲がり、x2における相関
度y2とx3における相関度y3bは等しくなる。図に
示すように、これら2つの場合における相関度の差(y
3a−y3b)はx1とx2の間の相関度の差(y1−
y2)に等しい。すなわち、半ピッチ進むことによって
1単位の相関度が変化する。そこで、実際に演算で得ら
れた相関度が上に述べた2つの場合のどの中間位置にあ
るかを調べることにより、真の相関度最小の位置を得る
ことができる。x2からのずれ量dは、
【0029】
【数2】d=(y1−y3)/2(y1−y2) で与えられる。
【0030】現在、カメラ等の光学器械の自動焦点合わ
せを行うための測距方法としては、アクティブ型とパッ
シブ型が実用化されている。アクティブ型は、カメラ側
から光ビームを被写体に投影してその反射光を受けて測
距を行う。この方式では、投影光ビームとして赤外線等
の強力な発光装置が必要であり、遠距離測定が困難にな
る。また、多点測距を行う場合には受光部の調整が面倒
であるという欠点がある。
【0031】そこで、これらの欠点のない測距システム
としてパッシブ型システムが提案されている。このパッ
シブ型測距システムは、例えば光ビームを投影しないで
被写体からの光を2つのレンズを通して2つのラインセ
ンサ上に像を結ばせて、その2つのラインセンサ上の像
の相関値から距離を計算するシステムである。したがっ
て、パッシブ型測距システムは、遠距離測距可能・低消
費電力という特徴によって従来のアクティブ型測距シス
テムに取って変わろうとしている。
【0032】パッシブ型測距システムは、この様に優れ
た特性を持っているにも拘わらず、被写体が低コントラ
ストの場合には測距できないという欠点を持っている。
すなわち、パッシブ型システムでは2つのラインセンサ
上の像の相関をとるため、2つの像に違いがないような
低コントラストな被写体、例えば、白壁、芝生等に対し
て距離を測定することは困難である。
【0033】従来のカメラにおいて、被写体が低コント
ラストであるために、被写体までの測距が困難な場合に
は、測距不可能として、シャッタが切れない機構となっ
ている。また、ある特定のレンズ位置に強制的に設定を
行ってしまう。そのために、写真撮影ができなかった
り、ピントのぼけた写真が撮影されやすい結果を招いて
しまう。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるパッシ
ブ型測距システムでは、測定対象である被写体が高コン
トラストである場合には、信頼性の高い測距値を得るこ
とができるが、被写体が低コントラストである場合に
は、測定不可能であったり、たとえ測定可能であっても
信頼性の高い測距値を得ることは困難であった。
【0035】本発明の目的は、どのような被写体に対し
ても測距を行ない得る小型・低消費電力の測距システム
搭載カメラを提供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の測距システム搭
載カメラは、撮影の際に撮影対象である被写体の照度を
上げるために発光を行う発光体と、発光体の発光直後に
被写体からの反射光の光量を測定する反射光量測定手段
と、反射光量測定手段により測定された光量に基づき、
近距離又は遠距離の2値判断を行う距離判別手段とを有
し、距離判別手段により判断された距離値に基づいて、
カメラ主レンズの焦点合わせを行う。
【0037】
【作用】発光体からの光を被写体に照射し、その反射光
の光量を測定することにより、被写体のコントラストの
高低差にはほとんど影響されないで、測距を行うことが
できる。低コントラストの被写体であっても、信頼性の
高い測距値を得ることができる。
【0038】
【実施例】写真撮影の際、人物のストロボ撮影を行う
と、ストロボ光が目の網膜で反射され、目が赤く写し出
される、いわゆる赤目現象という問題がある。この赤目
現象を防止するために、ストロボによる撮影の直前にプ
レ発光を行い、瞳孔を閉じさせた後に主発光を行って撮
影する方法が現在実用化されようとしている。
【0039】このプレ発光を利用して、被写体までの測
距を行うことができれば、自動焦点合わせ用に特別のプ
レ発光装置を搭載する必要がなくなり、低価格の構成で
効率よく焦点合わせを行なうことが可能になる。
【0040】図2は、本発明の実施例による自動焦点合
わせを示すフローチャートである。ステップS1におい
て、カメラ本体に備えられたシャッタボタンが押された
後に、ステップS2において、自然入射光の光量を測定
する。写真撮影前には、定常状態において発せられる太
陽光等の自然光が被写体を照射している。その自然光の
照射による被写体の反射光を受光し、反射光の光量を測
定する。この測定された光量を、自然入射光量として記
憶する。
【0041】次に、ステップS3において、ストロボの
プレ発光を行う。プレ発光は、撮影の際に被写体の照度
を上げるために照射する主発光と違い、測距のために発
光するものである。前述のように赤目防止のプレ発光と
兼用することもできる。プレ発光を行った後に、ステッ
プS4において、プレ発光に基づく被写体からの反射光
を受光し、反射光の光量を測定する。この時の反射光
は、自然光の照射による反射光と、ストロボのプレ発光
による反射光の両方が合わさったものである。被写体
が、カメラの近距離に位置していれば、プレ発光による
反射光の光量は多量に得られる。逆に、被写体が、カメ
ラから離れた位置に存在すれば、プレ発光による反射光
の光量が少量となる。続いて、ステップS5とステップ
S6が行われる。
【0042】ステップS5では、ステップS4において
測定されたプレ発光後の反射光量から、ステップS2に
おいて測定された自然入射光量を減算する。この結果、
プレ発光の照射による反射光の光量のみが得られる。こ
のプレ発光反射光量をメモリに記憶する。もし、被写体
が無限遠の距離に位置していれば、減算により得られる
プレ発光反射光量は0となる。
【0043】ステップS6では、通常の相関演算等によ
り被写体までの距離値を演算する。被写体からの光は、
2つのレンズを通して2つのラインセンサ上に像が結ば
れる。その2つのラインセンサ上の像間の相関度を演算
する。そして、ラインセンサ上の像の画素シフトを行
い、各位相差について相関度を演算し、相関度が最小と
なる2つの像の間の位相差より距離を算出する。
【0044】この際に、被写体が白壁や一色に見える山
の様に低コントラストであれば、相関演算の結果より、
相関度の最小値を明瞭に判断することができなくなる。
つまり、図5(B)に示す相関度曲線がはっきりとした
V字形を示し、相関度の最小値が深い谷間を形成してい
れば、高コントラストの被写体であるので明瞭に相関度
の最小値を判断することができる。しかし、被写体が低
コントラストの場合には、相関度曲線がV字形を形成せ
ず、最小値と思われる位相差が複数箇所存在する。も
し、白壁等の単一色を有する被写体が、一様に同一光量
を発していれば、各位相差において全て同じ相関度が得
られる。このような状態では、最小相関度を求めること
ができない。
【0045】以上のように、被写体が低コントラストの
場合には、相関演算により最小相関度を求め、その最小
相関度を用いて被写体までの距離を算出しても、信頼性
の高い距離値を求めることができない。そこで、相関演
算の結果より、または別のコントラスト演算により被写
体のコントラスト判断を行う。判断の結果、被写体が高
コントラストであれば、相関演算により十分信頼性のあ
る距離値を得ることが可能であるので、ステップS10
に進む。
【0046】ステップS10では、ステップS6におい
て演算された最小相関度を示す位相差の値から、被写体
までの距離を算出する。算出された被写体距離より、主
レンズ位置を決定し、主レンズの位置合わせを行う。こ
れにより、レンズの被写体に対する焦点合わせが完了す
る。
【0047】続いて、ステップS11において、シャッ
タ幕が開き、フィルムが露光され、写真撮影が行われ
る。この際、必要に応じて、ストロボの主発光を行い、
被写体からの光量を十分に得られる状態を作り出した後
に、フィルムへの露光を行う。
【0048】次に、ステップS6において、相関演算を
行い、被写体のコントラスト判断において、低コントラ
ストであると判断された場合について説明する。被写体
が低コントラストであると判断されると、ステップS1
0に進まず、スイッチSSWが閉じられる。その結果、
ステップS5からステップS7へ進む。
【0049】ステップS7では、ステップS5において
プレ発光の照射による反射光をメモリに記憶した後、記
憶されたプレ発光反射光量を評価する。被写体とカメラ
との距離が近距離であるほど、プレ発光反射光量は多く
なる。ここで、被写体が低コントラストの場合には、被
写体が遠くに存在するのか、近くに存在するのかの大ま
かな測距を行う。つまり、遠いか近いかの2つの被写体
位置のどちらかに振り分ける。
【0050】一般の写真撮影では、人物撮影と風景撮影
が行われることが多い。人物撮影では、人物にピントを
合わせるので、2〜3[m]程度の近距離に被写体が位
置することが多い。風景撮影では、遠方の山等を含めて
全体的にピントを合わせるので、無限遠にレンズ位置を
設定することが多い。そこで、特定の近距離値と無限遠
距離値の2つのレンズ位置のどちらかにレンズの位置合
わせを行う。
【0051】レンズの位置合わせを行うために、プレ発
光反射光量の評価を行う。プレ発光反射光量が所定量よ
り多ければ、近距離に被写体があるとの判断をし、ステ
ップS8へ進む。ステップS8では、近距離に相当する
指定の主レンズ位置に設定を行う。そして、ステップS
11へ進み、撮影を行う。
【0052】逆に、プレ発光反射光量が所定量より少な
ければ、遠距離に被写体があるとの判断をし、ステップ
S9へ進む。ステップS9では、主レンズ位置を無限遠
に相当するインフ位置付近に設定を行う。そして、ステ
ップS11へ進み、撮影を行う。
【0053】ステップS11では、必要に応じてストロ
ボの主発光を行い、その後、シャッタ幕が開き、フィル
ムが露光され、写真撮影が完了する。以上の説明では、
ステップS3からステップS5までを、ステップS6の
前に行なうようにしたが、ステップS6の距離演算の結
果により演算不可能となった場合にのみ、ステップS3
からステップS5までを行なうようにしてもよい。この
場合は、ステップS1、S2、S6、S3、S4、S
5、S7の流れになる。
【0054】図1は、本発明の実施例によるカメラの測
距装置の構成を示すブロック回路図である。まず、写真
撮影を行う被写体が、高コントラストの場合の回路動作
を説明する。
【0055】被写体1から入射する光はレンズ2B,2
Rを通り、光センサを1次元に配列したラインセンサ3
B,3R上に結像する。基準レンズ2Bを通過した光は
基準ラインセンサ3B上に結像され、参照レンズ2Rを
通過した光は参照ラインセンサ3R上に結像される。ラ
インセンサ3B,3R上に結像された像は、電気信号に
変換され、それぞれ相関演算回路11に供給される。
【0056】相関演算回路11は、2つのラインセンサ
3B,3R上に結像した像の間での相関演算を行う。2
つの像の間の位相差を変化させ、各位相差における相関
度を演算する。相関度の演算結果は、コントラスト判定
回路12に供給される。
【0057】コントラスト判定回路12は、ラインセン
サ3上に結像された被写体のコントラストの程度を判定
する。相関演算回路11において演算された各位相差に
おける相関度より、相関度曲線がV字形を形成し、信頼
性の高い最小相関度が得られれば、高コントラストの被
写体であるとの判定を行う。そして、補間演算回路13
に各位相差における相関度情報を出力する。
【0058】逆に、各位相差における相関度より、信頼
性の高い最小相関度が得られなければ、低コントラスト
の被写体であるとの判定を行い、スイッチSWを閉じる
ための制御信号を出力する。
【0059】補間演算回路13には、被写体が高コント
ラストであると判断された時のみ相関度情報が入力され
る。ラインセンサ3B,3Rの受光素子は、例えば20
μmのピッチで1次元に配列されている。相関度は、2
つのラインセンサ3B,3R間の位相差を変化させ、画
像面において20μmを単位とした距離毎に演算され
る。被写体までの距離が、受光素子のピッチの中間位置
に相当するときは、補間演算を行うことによってピッチ
間隔以上の解像度を得ることができる。例えば、図5
(C)に示した3点補間法等の補間法を用いることによ
り、高精度の最小相関度を演算することができる。演算
された最小相関度の位相差より、被写体までの距離を算
出し、その距離信号を主レンズ位置設定回路15へ出力
する。
【0060】主レンズ位置設定回路15は、入力された
被写体までの距離信号から主レンズ位置を算出する。そ
して、主レンズ制御信号を生成出力し、主レンズの焦点
合わせが完了する。
【0061】次に、写真撮影を行う被写体が、低コント
ラストの場合の回路動作を説明する。まず、前述の被写
体が高コントラストの場合と同様に、被写体1から入射
される光はレンズ2を通り、ラインセンサ3上に結像さ
れる。ラインセンサ3B,3R上に結像された像は、電
気信号に変換され、それぞれ相関演算回路11に供給さ
れる。
【0062】相関演算回路11は、2つのラインセンサ
3B,3R上に結像した像の間での相関演算を行い、各
位相差における相関度情報は、コントラスト判定回路1
2に供給される。コントラスト判定回路12は、ライン
センサ3上に結像された被写体のコントラストの程度を
判定する。相関演算回路11において演算された各位相
差における相関度より、信頼性の高い最小相関度が得ら
れなければ、低コントラストの被写体であるとの判定を
行い、スイッチSWを閉じるための制御信号を出力す
る。
【0063】また、被写体1から入射する光はレンズ2
Bを通り、ラインセンサ3B上に結像されると共にフォ
トダイオード4上にも結像される。フォトダイオード4
は、ラインセンサ3Bと同様に被写体の像の結像範囲を
受光面とする広いエリアの受光面を有することが望まし
い。フォトダイオード4上に照射された光は、電気信号
に変換された後、光量信号として出力される。
【0064】カメラ本体に備えられたシャッタボタンを
押した後に、マイコン(図示せず)はシャッタ信号を受
けて、書込み信号WR1を記憶回路5に出力する。記憶
回路5は、書込み信号WR1を受けて、フォトダイオー
ド4より供給される光量信号を記憶する。この光量信号
は、自然入射光の光量信号である。
【0065】差分回路6は、記憶回路5に記憶されてい
る光量信号と、フォトダイオード4から供給される光量
信号との差分をとる。差分回路6の−入力端子には、記
憶回路5より読み出された光量信号が入力され、+入力
端子には、フォトダイオード4から供給される光量信号
が入力される。そして、フォトダイオード4が受光した
光量から記憶回路5に記憶されている自然入射光の光量
を引いた光量が出力される。
【0066】マイコンは、記憶回路5に書込み信号WR
1を出力した後、ストロボのプレ発光を制御する。スト
ロボのプレ発光が行われると、ストロボ光が被写体1を
照射し、その反射光はレンズ2Bを通り、フォトダイオ
ード4の受光面に照射される。つまり、フォトダイオー
ド4には、自然入射光に加えて、ストロボ光による反射
光が照射される。フォトダイオード4に照射された光の
光量は、差分回路6において、記憶回路5に記憶された
自然入射光の光量との差分演算が行われる。この時に演
算された差分信号は、自然入射光を除いたストロボ光に
よる反射光の光量のみを表す。このプレ発光は外界の照
度に関わりなく、コントラスト値が低い時には行うよう
にマイコンで制御する。
【0067】マイコンは、ストロボのプレ発光を制御し
た後に書込み信号WR2を記憶回路7に出力する。記憶
回路7は、書込み信号WR2を受けると、差分回路6よ
り供給されるストロボ光による反射光の光量を記憶す
る。
【0068】コントラスト判定回路12は、前述の通
り、被写体が低コントラストであるとの判定を行い、ス
イッチSWを閉じるための制御信号を出力している。こ
れにより、スイッチSWは閉じられ、記憶回路7に記憶
されているストロボ光の反射光量は、判別回路8に供給
される。
【0069】判別回路8は、ストロボ光の反射光量よ
り、レンズの焦点を合わせたい被写体までの距離を算出
する。ストロボ光を被写体に照射した際に反射する光量
は、被写体が近いほど(距離の2乗に逆比例して)多く
なる。そこで、所定値より反射光量が多ければ、被写体
までの距離を例えば3[m]の所定距離に設定する。逆
に、所定値よりも反射光量が少なければ、被写体までの
距離を無限遠に設定する。そして、設定された被写体ま
での距離信号を主レンズ位置設定回路15へ出力する。
【0070】主レンズ位置設定回路15は、入力された
被写体までの距離信号から主レンズ位置を算出する。そ
して、主レンズ制御信号を生成出力し、主レンズの焦点
合わせが完了する。
【0071】以上、測距装置において、マイコンが書込
み信号を制御し、受光によりフォトダイオード又はライ
ンセンサに蓄積された電荷量をディジタル信号に変換し
て、記憶回路に記憶させる場合を説明したが、これに限
られない。例えば、蓄積された電荷量をディジタル信号
に変換して、ラインセンサチップ上の記憶素子に記憶さ
せてもよい。また、蓄積された電荷量をアナログ値のま
ま、ラインセンサチップ上に記憶させてもよい。
【0072】なお、本実施例では、位相差検出型の測距
法により、被写体が低コントラストである場合にのみ、
ストロボのプレ発光による反射光を利用した測距を行う
場合について説明した。しかし、レンズ付きフィルム等
の様に小型・低価格のカメラに対しては、細かな主レン
ズの焦点合わせを行う必要性がないために、精度の高い
測距を行わなくてもよい。したがって、ストロボのプレ
発光を利用した測距のみにより、大まかな測距を行って
もよい。そのようにすれば、相関演算等の位相差検出装
置をカメラに搭載せずに済むので、小型・軽量の構成で
自動焦点合わせを行うことのできるカメラを実現するこ
とができる。
【0073】以上本実施例による測距装置によれば、悪
天候の日や夜間などにおいて、被写体からの光量を十分
に得ることができない状況においても、ストロボのプレ
発光を行うことにより測距を行うことができる。測距の
際に用いる光源として、カメラに既に搭載されているス
トロボを使用することにより、アクティブ型測距システ
ムに用いられている赤外線等の特別な光源を必要としな
い。
【0074】プレ発光に用いる発光体として、本実施例
ではストロボ光源を用いる例について説明したが、これ
に限定されず、赤外LEDや白熱ランプ等を用いてもよ
い。被写体が低コントラストである場合には、従来のパ
ッシブ型測距システムの様にシャッタが切れなかった
り、完全なピントずれの写真に仕上がることはなく、十
分鑑賞に耐える写真を提供することができる。これによ
り、パッシブ型測距システムの特徴であるカメラの小型
・低消費電力を実現させた上で、より使い易いカメラを
実現することが可能である。
【0075】本実施例では、非破壊型CCDセンサにつ
いて述べたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、蓄積電荷量が設定値に達するまでの時間を計測する
方式の測距センサ(たとえば、特公平3−67203号
参照)に対しても適用可能である。この場合には、スト
ロボや白熱ランプによるプレ発光を行なった時と行なわ
ない時の電荷蓄積時間の差、または比を用いて距離を判
別することが可能である。
【0076】さらに、CCDフォトセンサアレイとは別
のフォトダイオードによる光量検出に限定されるわけで
はなく、CCDフォトセンサアレイ光量の加算値による
光量検出、またはフォトセンサアレイ光量のピーク値に
よる光量判断等を用いることが可能である。
【0077】演算方式に関しても、スイッチトキャパシ
タ方式は、本発明を説明するための一例であり、ディジ
タル演算を部分的または全部に行う場合にも、本発明を
適用できる。また、演算式についても(1)式に限定さ
れるわけではなく、相関度を計算できる式であれば本発
明に適用可能である。
【0078】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、カ
メラは写真撮影用のカメラのみでなく、ロボット等の制
御用工業カメラでもよい。その他種々の変更、改良、組
合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0079】
【発明の効果】パッシブ型測距システムの低コントラス
ト時の問題を解決することができる。省スペースにて低
消費電力で信頼性の高いカメラレンズの焦点合わせを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるカメラの測距装置の構成
を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の実施例による自動焦点合わせを示すフ
ローチャートである。
【図3】従来の技術を示す。図3(A)は構成例を示す
概略図、図3(B)は処理回路の回路図である。
【図4】従来の技術を示す。図4(A)は光センサの概
略断面図、図4(B)はスイッチトキャパシタ積分回路
の概略回路図である。
【図5】相関演算による位相差検出を説明するための図
である。図5(A)は基準部と参照部に得られる画像信
号を示すグラフ、図5(B)は得られる相関度曲線を示
すグラフ、図5(C)は3点補間の方法を説明するため
の概略図である。
【符号の説明】
1 被写体 2 レンズ 3 ラインセンサ 4 フォトダイオード 5,7 記憶回路 6 差分回路 8 判別回路 11 相関演算回路 12 コントラスト判定回路 13 補間演算回路 15 主レンズ位置設定回路 SW スイッチ WR 書込み信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 隆二 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会社内 (72)発明者 長谷川 潤 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会社内 (72)発明者 田中 良弘 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 濱村 俊宏 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影の際に撮影対象である被写体の照度
    を上げるために発光を行う発光体と、 前記発光体の発光直後に被写体からの反射光の光量を測
    定する反射光量測定手段(4)と、 前記反射光量測定手段により測定された光量に基づき、
    近距離又は遠距離の2値判断を行う距離判別手段(8)
    とを有し、前記距離判別手段により判断された距離値に
    基づいて、カメラ主レンズの焦点合わせを行う測距シス
    テム搭載カメラ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記発光体の発光前に被写体か
    らの入射光の光量を測定する自然光量測定手段(4)
    と、 前記反射光量測定手段により測定された光量と前記自然
    光量測定手段により測定された光量との差分を出力する
    光量差分手段(6)とを有し、前記距離判別手段は、前
    記光量差分手段が出力する差分に応じて、距離の2値判
    断を行う請求項1記載の測距システム搭載カメラ。
  3. 【請求項3】 さらに、同一被写体が結像された第1光
    センサと第2光センサのそれぞれの光センサ上の画像間
    の相関度を演算する相関演算手段(11)と、 前記相関演算手段により演算された相関度に基づいて、
    コントラストの高低の2値判定を行うコントラスト判定
    手段(12)と、 前記相関演算手段により演算された相関度に基づいて、
    被写体までの距離を算出する距離算出手段(13)とを
    有し、前記コントラスト判定手段により、高コントラス
    トであると判断された時には前記距離算出手段により算
    出された距離値に応じてカメラ主レンズの焦点合わせを
    行い、低コントラストであると判断された時には前記距
    離判別手段により判断された距離値に応じてカメラ主レ
    ンズの焦点合わせを行う請求項1ないし2記載の測距シ
    ステム搭載カメラ。
JP25584693A 1993-10-13 1993-10-13 測距システム搭載カメラ Pending JPH07110433A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8102462B2 (en) 2002-12-27 2012-01-24 Casio Computer Co., Ltd. Imaging device, focusing method and program
JP6171110B2 (ja) * 2014-11-18 2017-07-26 富士フイルム株式会社 合焦制御装置、合焦制御方法、合焦制御プログラム、レンズ装置、撮像装置

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JPWO2016080161A1 (ja) * 2014-11-18 2017-08-31 富士フイルム株式会社 合焦制御装置、合焦制御方法、合焦制御プログラム、レンズ装置、撮像装置
US10001621B2 (en) 2014-11-18 2018-06-19 Fujifilm Corporation Focusing control device, focusing control method, focusing control program, lens device, and imaging device

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