JPH0711022U - 平坦で薄いサーキュラー・アレイ・アンテナ - Google Patents

平坦で薄いサーキュラー・アレイ・アンテナ

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JPH0711022U
JPH0711022U JP056776U JP5677691U JPH0711022U JP H0711022 U JPH0711022 U JP H0711022U JP 056776 U JP056776 U JP 056776U JP 5677691 U JP5677691 U JP 5677691U JP H0711022 U JPH0711022 U JP H0711022U
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patch
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dipole
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JP056776U
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カール・ポール・トレツセルト
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ザ・ベンデイックス・コーポレーション
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    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
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    • HELECTRICITY
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    • H01Q9/04Resonant antennas
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    • H01Q9/0421Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with a shorting wall or a shorting pin at one end of the element

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射するビーム方向を360度にわたって任
意に変化させることができるアレイアンテナを提供する
こと。 【構成】 パッチダイポールの対のものを接地平面導体
上に複数組同一円周上に配置してサーキュラアレイを構
成させ、各パッチダイポールの対に対して電力分配器を
介して給電するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパッチ・ダイポールを有するアンテナ・アレイであって、それらのパ ッチ・ダイポールの列を電子的に変えることができるアンテナに関する。詳細に は反射器又は接地平面導体から離して配置された平坦なマイクロストリップ放射 板を個々に有するパッチ・ダイポール2個からなるサブアレイ・アンテナを接地 平面導体を共通にして並べ、位相電力分割器を介して給電してサブアレイ・アン テナを励振するようになっているものである。
【0002】
【従来の技術】
アンテナ設計の実務において良く知られているように、接地面導体に接近させ て平行に配置した平坦なマイクロストリップ又はパッチ・ダイポールが横型アン テナ・パターンと同様に動作する。例えば、この2つのパッチ・ダイポールがそ れぞれ接地面導体に同じ間隔で平行にかつ、動作周波数の1/4波長離して配置 され、さらに、給電点が1/4波長位相を遅らせて接続されたとすると、この2 つのパッチ・ダイポールは、ダイポールの共通点を接続する線に沿って位相が遅 れる方向へアンテナ・パターンが向いている直線アンテナ列を構成する。上記し た直線アンテナ列は知られていたが、これでもって360度全域をカバーするよ うに構成させたものは知られていなかった。
【0003】 以下の説明では上記した動作周波数の1/4波長離れて配置され、給電点が1 /4波長位相をずらして接続された2つのパッチ・ダイポールからなる直線アン テナ列(サブアレイ・アンテナ)をアンテナ素子という。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記アンテナ素子の複数個を平坦な円形アンテナ列を形成させて、 標準的なビームを形成させることができ、しかも360度全域をカバーできる操 向性を備えたアンテナを提供することを課題とするものである。
【0005】 当業者に知られているように、同様のアンテナ、すなわち、1/4波長離して 直線状に並べられ、90度進んだ位相を持つ同一の電流で励振されるものは、放 射電力がアンテナ列に沿って最も遅れた位相を持つパッチ・ダイポールの方向へ 集中される直線アンテナ列を構成する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は円形アレイアンテナであって、複数のアンテナ素子が、接地面上に円 列の共通の物理的中心から始まる同一間隔で配置された各半径線に沿って配置さ れる。各アンテナ素子はそれぞれ2つのパッチ・ダイポールを有し、それぞれは 接地面導体から所定距離離して設けられた角形の一辺が前記接地面導体に短絡さ れているマイクロストリップ放射面によって構成されている。上記した各アンテ ナ素子の2つのパッチ・ダイポールは、前記半径線に沿って1/4波長離れて配 置され、それ自身知られているバトラーマトリックスの出力ポートの1つから入 力ポートへ電力を受け、それを分割する電力分割器によって励振される。この電 力分割器は入力ポートに受けた電力をアンテナ素子の2つのパッチ・ダイポール の給電点に均等に分割する。中心点から遠方にあるパッチ・ダイポールへ供給さ れた電力は、近くにあるパッチ・ダイポールへ供給された電力から位相が90度 ずれている。かくして、各アンテナ素子は円列の中心から始まる半径方向の外側 へ電力が放射される直線アンテナ列となる。本考案は、さらにビーム形成回路網 と複数の移相器を有し、ビーム変更指令によって制御され、従来公知のバトラー マトリックスの入力ポートへ電力が供給され、もって、円アレイによって放射さ れるビームの方位方向が制御される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案を詳細に説明する。 本考案の好適な実施例が図1にアンテナ10として示されている。このアンテ ナ10は電子的に向きを定めることができる標準のアンテナ装置8に接続される 。このアンテナ装置8は、アンテナ10に加えて、8×8バトラー(Butler)マ トリックス30と、操向指令モジュール50により制御される移相器34〜40 と、ビーム形成回路網48とで構成される。電子的に向きを制御できるアンテナ 装置8は従来のアンテナ装置、とくに米国特許第4,128,833号に開示さ れている電子的に向きを制御できるアンテナ装置に類似する。先行技術と本考案 の明らかな違いは、従来は知られていなかったアンテナ10として示されている 薄状のサーキュラー・アレイ・アンテナである。たとえば、前記米国特許には、 本考案のように平らなアンテナ構造ではなくて、円筒の周囲に配置される8つの モノポールで構成されたアンテナ・アレイが示されている。要約して説明すると 、アンテナ10は反射導体すなわち接地面導体11より成る。この接地面導体1 1は図には円形として示されているが、正方形またはその他の形にできる。8個 のアンテナ素子12〜19の平均位相中心が直径Dの円の円周上に等間隔で配置 されるように、アンテナ素子12〜19は接地面導体上に配置される。直径Dの 重要性については後で詳しく説明する。
【0008】 アンテナ素子は8ポート・バトラー・マットリックス30へ個々に接続される 。このパトラー・マトリックス30は、知られているように、信号変換器であっ て、この実施例では、直線位相勾配を有する多数の重みづけられた入力信号を、 サーキュラー・アレイのための向きを制御される入力信号に変換する。そのよう なバトラー・マトリックスは、1970年マグローヒル社(McGraw-Hill Book C ompany)発行のスコルニク(M.I.Skolnik)著「レーダ・ハンドブック(Radar H andbook)」 11〜66ページに詳しく示されている。
【0009】 アンテナのビームすなわちパターンの向きは、この実施例では、操向指令発生 器50から線50aを介して与えられる指令信号により制御される。この操向指 令を発生するためのロジックは本考案の構成部分ではないから、それについての 説明は省く。それらの操向指令信号は、アンテナのビームを遠方の固定応答局へ 向けさせるものである。その固定応答局の位置は、その局からの信号を指向性ア ンテナ10により受信することにより、追跡される。移相器34〜40は通常の 6ビット移相器であって、ダイオード型移相器が適当である。そのような移相器 によりアンテナを複数の位置へ向けることができる。その他の公知の操向技術に よって、アンテナを360度にわたって連続して効果的に操向できる。
【0010】 8ポート・バトラー・マトリックスをこの実施例では用いるが、7つの移相器 34〜40から7つの可変移相された信号がそのマトリックスへ与えられる。こ のバトラー・マトリックスは、当業者に周知のように、不平衡信号と、使用され ていない+3高次サーキュラー・モードを吸収するための特性インピーダンス3 2により接続される。
【0011】 移相器34〜40に受動ビーム形成回路網48が接続される。この回路網48 は単に方向性結合器、ハイブリッドなどの装置のツリーであって、ポート52, 54のようなポートから電力を受け、その電力を線48aを介して移相器34〜 40へ分配する。更に詳しくいえば、この実施例では、ビーム形成回路網48か ら線48aへ与えられる信号は、ポート52に電力が与えられる時は和ビームを 生ずるように重みづけられ、ポート54に電力が与えられる時は差ビームを生ず るように重みづけられる。バトラー・マトリックス30は、リニヤ・アレイのた めの出力信号に形が似て重みづけられかつ移相された多数の出力信号を、サーキ ュラー・アレイ・アンテナのための希望の信号に変換する。もちろん、当業者に 知られているように、図1に示す装置はアンテナ10に入射するレーダ信号を受 信するために用いることもできる。その場合には、和信号がポート52に現れ、 差信号がポート54に現れる。
【0012】 各アンテナ素子は2つのパッチ・ダイポールで構成される。たとえば、アンテ ナ素子12はパッチ・ダイポール12a,12bで構成される。典型的なパッチ ・ダイポールが図2に示されている。この図では、典型的なパッチ・ダイポール 12aが、4本の非導電性ねじ60により接地平面導体11にとりつけられてい る様子が示されている。基本的には、ダイポール12は、銅板62のような、長 方形の導電板で構成される。この導電板は接地平面導体11の上に距離dをおい て平行に隔てられ、その一方の側は、導電板62と接地板11との間の周囲65 に巻きつけられる銅箔64により接地平面導体に短絡すなわちシャントされる。 ここで説明している実施例では、導電板62は標準のテフロン(商標)ガラス繊 維ストリップ線板66の上に銅を被覆したものである。板66は同じ板68によ り接地平面導体から隔てられる。その板68の銅被覆板70は接地平面導体11 に電気的に接触する。銅箔 Scotch マーク(商標)X−1181銅箔テープであ って、板62と70にはんだづけされる。より正しくいえば、パッチ・ダイポー ル12aは短絡半ダイポールと呼ばれているものである。寸法Lはそのダイポー ルの動作周波数の4分の1波長に全体として等しく、いまの場合には、板66と 68の誘電体負荷効果のために空気中での4分の1波長よりも短い。実際の動作 周波数は箔64がパッチの2つの側面をどれくらい覆うかにより左右され、各側 で覆われるLの寸法が大きくなると周波数が高くなることに注意されたい。箔の 長さは容易に調整できるから、それにより素子の同調を行うことができる。実際 に用いられるパッチ・ダイポールの寸法は後で示す。
【0013】 接地平面導体11とその上の導電板62との間の距離dはダイポールの帯域幅 を主として決定し、dが大きくなると帯域幅は広くなる。影響する度合いは小さ いが、幅Wが広くなっても帯域幅は広くなる。
【0014】 ダイポールへは、下側の接地平面導体11から板66,68を貫通して延びる 銅線を介して電力が供給される。この銅線の一端82が導電板62の位置80に はんだづけされている様子が示されている。この銅線は図2では見えないが図3 では見える。この図3では、パッチ・ダイポール12a,12bで構成されてい るアンテナ素子12が接地平面導体11にとりつけられている様子が示されてい る。パッチ・ダイポール12aの場合には、その向きを定めるために銅板62, 70と、誘電体板66,68と、ねじ60と、銅箔64とが示されている。端部 82が銅板62にはんだづけされている銅線84がダイポール12aと接地平面 導体11を貫通してマイクロストリップ電力分割器および移相器90まで延長し ている様子が示されている。下側の銅板70には銅線84と同心の穴があけられ て短絡が起こらないようにしている。接地平面導体11を貫通している線84の 周囲にテフロン(商標)ブッシングが同心状に設けられ、寸法を選択することに より、パッチ・ダイポール12aと電力分割器90の間に短い50オーム同軸線 を形成する。線84の下端部は電力分割器および移相器90上の銅のマイクロス トリップ・トラックにはんだづけされる。このマイクロストリップ・トラックに ついては後で説明する。もちろん、線84に類似の線がダイポール12bへ信号 を与える。電力分割器および移相器90はバトラー・マトリックスから、接地平 面導体の下側のスペーサー92にとりつけられている同軸コネクタ94の中心導 体を介して入力を受ける。同軸コネクタ94の外部導体はスペーサー92を介し て接地平面導体11に短絡される。
【0015】 電力分割器および移相器90が図4に詳しく示されている。この電力分割器お よび移相器90は絶縁プリント回路板91を含んでいるのが示されている。この プリント回路板91は、パッチ・ダイポール12a,12bで構成されているア ンテナ素子12の下の接地平面導体11の下側にとりつけられる。プリント回路 板91にはウイルキンソン電力分割器として知られている電力分割回路98がと りつけられる。この電力分割回路98は4分の1波長の二股になった脚98a, 98bを用い、それらの脚の接合部96は、アンテナ素子のポートを構成する同 軸コネクタ94の中心導体に接続される。特性インピーダンスが70.7オーム である脚98a,98bの他端部100,102は100オームの直列抵抗器1 04により接続される。この電力分割器は本質的にはポート96,100,10 2を有する3ポート回路であって、その実用帯域幅は約1オクターブである。電 力分割確度は周波数とは無関係であるから、厳密には装置の構造の確度の関数で ある。ポート100は短い50オームのストリップ線セグメントを介して銅線8 8に接続される。この銅線88の他端部はパッチ・ダイポール12bに接続され ることは先に述べた。ポート102はストリップ線108の50オーム4分の1 波長部分を介して銅線84に接続される。この銅線84の他端部はパッチ・ダイ ポール12aに接続される。
【0016】 電力分割器98と4分の1波長部分108およびダイポール12a,12bと を組み合わせた動作は次のとおりである。信号が同軸コネクタ94を介してポー ト96へ与えられる。その信号は互いに等しくてコヒーレントな2つの信号に分 けられてポート100,102へ与えられる。ポート100に与えられた信号は ストリップ線106と銅線88を介してパッチ・ダイポール12bへ与えられる 。ポート102へ与えられた信号はパッチ・ダイポール12aへ与えられるが、 4分の1波長部分108により90度だけ位相が遅らされる。したがって、ダイ ポール12aにおける信号はダイポール12bにおける信号より90度だけ位相 が遅れる。パッチ・ダイポール12aが空気中で4分の1波長だけパッチ・ダイ ポール12bから隔てられていると、それらダイポールが別のやり方,横形で励 振されるのとは異なり、アンテナ素子は矢印110の向きへ端部で励振される。 最初に、2つのパッチ・ダイポールのVSWRからの反射は180度の位相差で 電力分割器のポート100,102へ戻ってくるから、それらの反射信号は抵抗 器104により吸収される。したがって、ダイポールのポート84はポート88 から分離されることがわかる。
【0017】 本考案に使用するのに適当な別の種類の電力分割器および移相器が図5に示さ れている。この電力分割器および移相器120は基本的にはストリップ線トラッ ク124で構成される。このストリップ線トラック124は、その部分124a と第2のストリップ線トラック122の部分122aに沿ってトラック122に 結合するように、トラック122の下側に設けられる。この結合は全体として長 さMにわたって行われる。この長さは構造媒体中での信号の4分の1波長に等し い。これについては後で説明する。トラック124はオフセット部124b,1 24cを含む。オフセット部124bはアンテナ素子のポート126に電気的に 接続されるようになっている。そのポート126は図3に示されている同軸コネ クタ94の中心導体94aに等しい。オフセット部124cは部分124eにお いてアンテナ素子の最も先端のパッチ・ダイポール、たとえば図3のパッチ・ダ イポール12aへ線84を介して電気的に接続される。トラック122はオフセ ット部122bと122cを含む。オフセット部122bは先端部122dがア ンテナ素子の後方のパッチ・ダイポール、たとえばパッチ・ダイポール12b( 図3)へ線88を介して電気的に接続される。オフセット部122cは部分12 2eが特性インピーダンス128により終端される。
【0018】 次に、電力分割器および移相器120の動作を説明する。点124dに与えら れた信号は長さMに沿ってトラック122aに結合される。この装置は、信号が 点124e,122dに等しく分割されるように、−3dBの結合を行うように 構成される。また、点122dに与えられた信号は、上側の部分122aと12 4aで構成されている結合部の長さMのために、点124eに与えられた信号に 対して4分の1波長分だけ位相が遅れる。もちろん、全てのオフセット部122 b,122c,124b,124cの長さは等しいと仮定している。前記したウ イルキンソン分割器におけるのと同様に、2つのパッチ・ダイポールのVSWR からの反射信号は点122eに達してからインピーダンス128により吸収され る。したがって、ダイポールのポートは互いにほぼ分離される。
【0019】 電力分割器および移相器すなわち結合器120は三層対称ストリップ伝送線と して構成できる。この種の構造は当業者に知られているものであるから詳しく説 明する必要はない。要約すれば、そのような構造の結合器120は非常に良く遮 蔽でき、3枚のストリップ線板のサンドイッチ構造より成る。このサンドイッチ 構造の上と下のストリップ線板の外面には接地平面導体が設けられ、中心のスト リップ線板の一方の側にはトラック122が設けられ、他の側にはトラック12 4が設けられる。それらのトラックはストリップ線板の材料を介して結合される 。ストリップ線構造に一般に用いられる種類の簡単なピル型(pill type) イン ピーダンスがインピーダンス128として好適である。サンドイッチ構造の両側 面には、通常のやり方で行われる信号のやり取りを除いて、RF遮蔽を完全に行 うために、サンドイッチ構造体の外面上の接地平面導体に接地される箔のような RF遮蔽物質をなるべく被覆する。ここで図4も参照して、結合器120は、前 記ウイルキンソン結合器の代わりに、アンテナ接地平面導体11の底になるべく とりつける。そして、点124eと122dはパッチ・ダイポールの給電点の真 下にそれぞれ位置させて、線84,88が点124e,122dにそれぞれ直接 電気的に接続されるようにする。これに関連して、点124eと122dの間の 直線距離は、4分の1波長である2つのパッチ・ダイポールの給電点の間の距離 に等しい(図6)ことに注意すべきである。点122dと124eの間の実際の 物理的距離は長さM(これも4分の1波長である)とは一般に異なる。その理由 は、媒体を伝わる信号が異なるからである。
【0020】 1つの結合器120が、この実施例では、2つのパッチ・ダイポールで構成さ れている各アンテナ素子に用いられる。したがって、図6に示すアンテナには全 部で8個の結合器120を必要とする。この実施例、すなわち、1030〜10 90MHzに使用する実際的な結合器120では、トラック122と124(点 122dと124e)の間の結合は−3dBである。各部分122b,122c ,124b,124cのライン・インピーダンスは50オームである。上側の部 分122a,124aの偶数モード・インピーダンスはなるべく120.7オー ムにし、奇数モード・インピーダンスはなるべく20.7オームにする。
【0021】 次に、接地平面導体11と、直径がDである位相中心円の円周に沿って等間隔 で配置されている8つのアンテナ素子12〜19とで構成されているアンテナ1 0が示されている図6を参照する。接地平面導体11の下側には電力分割器およ び移相器90〜97が設けられる。それらの電力分割器および移相器は図4に示 すものと同じものであるが、図5に示すような他の種類のものを用いることもで きる。
【0022】 この明細書で用いる「位相中心」という用語は信号がアンテナ素子から出るよ うに見える見かけの点を指すものである。一般に、アンテナ素子は種々の角度か ら見られるものであるから、この位相中心としてある特定の決まった点というも のは一般に存在しない。しかし、妥当な確度までは、そのような素子のアレイ特 性を記述するために、最大放射の向きから素子を見た時には位相中心としての1 つの点を見出すことはできる。その本来の性質から、「位相中心」はそのアンテ ナ素子の物理的な形状から計算で求められることは困難である。位相中心の最も 有用な決め方は実験に基づくものである。すなわち、アンテナ素子12のような アンテナ素子に前記したようにして給電し、アンテナによる電磁界の位相パター ンを求めて図に表わす方法である。
【0023】 このアンテナ・アレイの構造では、予め決定してある位相中心が仮想の「位相 中心」に一致するように、アンテナ素子を配置する。アンテナ素子を位相中心円 の上に等間隔で配置する、いいかえれば、パッチ・ダイポールの前縁部と後縁部 がアレイの物理的中心11aに垂直であるように、その物理的中心11aから出 る等間隔の仮想半径線上にアンテナ素子を配置する。直径が27cmの円上にアン テナ素子をそのように配置すると、このアンテナを方位角で360度走査した時 のアンテナ・パターンは、走査される時にそのパターンが比較的一定に保たれる という意味で、比較的良好であることが見出されている。もちろん、電子的に走 査される実用的な任意のアンテナにおけるように、ビームが走査されるにつれて アンテナ・パターンにある程度の変化は生ずる。しかし、位相中心が前記したよ うにして設けられる場合には、それらの変化は一般に非常に小さい。1030〜 1090MHzの周波数範囲で使用するために本発明に従って図6に示すような アンテナを作った。そのアンテナのアンテナ素子の寸法は図7に示すようなもの であって、アンテナ素子12はパッチ・ダイポール12a,12bで構成されて 接地平面導体111の上に装置され、ダイポール112a,112bのそれぞれ の給電点114,116は互いに4分の1波長だけ隔てられている。この4分の 1波長は、中心周波数の1060MHzでは7.06cmである。各パッチ・ダイ ポールの幅と長さはそれぞれ6.10cm,4.95cmであり、接地平面導体の上 のダイポール放射板の高さ、すなわち、図2の距離dはこのアンテナ素子の場合 には0.64cmである。アンテナ・パターンは矢印110の向きに延びる。すな わち、点114における供給信号の位相は点116における供給信号の位相より 90度遅れる。各給電点はそのパッチ・ダイポールの幅に対して中心を定められ 、その中心は後縁部から1.78cm隔てられる。後縁部というのは、たとえば、 パッチ・ダイポール112bの場合には縁部121のことである。ダイポールは 各パッチ・ダイポールの後縁部でシャントされる。そのシャントはたとえば箔1 64で行われる。長さが0.89cmと1.02cmの側面箔は完全なアレイにおけ る典型的な値を表わす。両者の値が等しくないのは、アレイ中の内側のパッチと 外側のパッチの受ける相互結合が異なるからである。
【0024】 ダイポール・シャントの位置はアンテナ素子を励振する向きを決定するもので はないことを理解すべきである。アンテナ素子の励振の向きは、前記したように 、種々のパッチ・ダイポールへ供給される信号の位相差により決定される。要約 すると、いまの場合にはダイポール112aへ与えられた信号がダイポール11 2bへ与えられた信号より90度遅れの場合に、アンテナ素子が矢印110の向 きに励振されるように、アンテナ素子は信号遅れの向きに励振する。アンテナ素 子励振の向きに対するダイポール・シャントの位置は、アンテナ素子の位相中心 の位置に影響を及ぼす。たとえば、図7に示すアンテナ素子を矢印11の向きに 励振すると、前方方位放射に対するアンテナ素子位相中心は、ダイポール112 bのほぼ前縁部125であることが見出されている。しかし、パッチ・ダイポー ル112bへ与えられた信号がパッチ・ダイポール112aへ与えられる信号よ り90度だけ遅れるように、パッチ・ダイポール112aと112bへの信号供 給を相互に変えることによりアンテナ素子112が矢印110の向きとは逆に励 振されたとすると、後方でパターンが最大である所で測定された位相中心は給電 点116の近くの位置127であることが見出される。位相中心の位置がこのよ うにアンテナ素子の励振の向きに関係があることは従来は知られていなかったと 信ぜられる。
【0025】 このことを理解することにより、従来は作ることができなかった、ここで説明 するようなアンテナを作ることができる。更に詳しくいえば、図6を参照して、 前記1030〜1090MHzの周波数範囲のために設計されたアンテナは、位 相中心円の直径Dを約26.67cmとする必要があることが見出されている。矢 印110の向きに励振するように各アンテナ素子の向きを定めて配置すると、す なわち、ダイポールのシャントをアレイの物理的中心へ向けると、求められてい るダイポールを希望の位相中心直径上に物理的に適合することが簡単な幾何学か らわかる。しかし、アンテナ素子が矢印110とは逆の向きに励振されるものと すると、すなわち、ダイポールのシャントをアレイの外向きにすると、この場合 には26.67cmの位相中心直径で定められる円の上に位置させられるアンテナ 素子位相中心に対して、全てのアンテナ素子をアンテナ・アレイの中心へ向かっ て移動させねばならないことがわかる。再び簡単な幾何学から、求められている パッチ・ダイポールはこの新しい配置に適合しないことがわかる。この場合には 、狭くて効率の低い素子を適合するように作れるかもしれないが、アレイ中の素 子の間の相互結合は素子が接近しているために非常に悪くなり、走査により得ら れるパターンは劣化する。
【0026】 図8は、公称接地平面導体上に図6に示すように配置されている8個のアンテ ナ素子のうち、7個を抵抗終端させた時の、1個のアンテナ素子についての仰角 零における測定方位アンテナ・パターンを示す図である。この図から特徴的なカ ージオイド形の和パターンが、アンテナ素子励振の向き(0度)に指向性を有す ることが明らかである。図9は、他のアンテナ素子を終端させた時に、1個のア ンテナ素子についての測定ボアサイト主平面垂直パターンを示すものである。
【0027】 図8,9に示すアンテナ・パターンは設計周波数帯の中間である1060MH zに対するものであるが、両端の周波数である1030,1090MHzでも、 ダイポールは、全周波数帯にわたって約0.6という一定の不整を生ずるように 同調されているから、利得の低下は僅かである。この不整合によりある程度の電 力損失がもちろん生ずる(いまの場合には約2dB)、この損失電力は電力分割 器の抵抗器(図4の抵抗器104)において消費される。本考案の利点を保って 、上記の2dB損失をなくすために、たとえば無損失整合素子を用いて、ダイポ ールを同調する狭帯域同調回路を設計できる。この場合に、ある周波数帯内の2 つの周波数だけでアンテナ・アレイを動作させる時には、2dB損失を避けるた めに、希望の周波数に同調した複同調整合回路網を使用できる。
【0028】 以上説明した本考案の実施例は種々改変できる。たとえば、ダイポール・シャ ントとしてメッキした貫通穴またはねじを用い、1枚の銅被覆誘電体シート上に アンテナ・アレイ全体をプリントできる。その場合には、各パッチ・ダイポール の長さLは図7に示すものより全体として短い。その理由は、誘電体が各パッチ の開放端を離れた縁部領域に設けられるからである。別の例として、おそらく空 気が含まれる低誘電率の泡または機械的支持のための小さな誘電体柱を除き誘電 体のない折り曲げたシート状金属パッチでアレイを作ることもできる。この場合 には、誘電体ロードがないから、長さLを完全に4分の1波長にする必要がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子的に向きを変えることができるアンテナに
接続されている本考案のアンテナ・アレイの略図。
【図2】典型的なパッチ・ダイポールの概略斜視図。
【図3】典型的なアンテナ素子の側面図。
【図4】電力分割器および移相器を詳しく示す典型的な
アンテナ素子の下面図。
【図5】本考案に使用できる別の種類の電力分割器およ
び移相器の略図。
【図6】8素子の薄型サーキュラー・アレイ・アンテナ
の正面図。
【図7】1060MHzで動作するアンテナ素子の物理
的寸法図。
【図8】,
【図9】アンテナ・パターン図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 11 接地平面導体 12〜19 アンテナ素子 12a〜19b パッチ・ダイポール 62 導電板 64 接地縁部 84,88 ポート 90〜97,120 電力分割器及び移相器 94 同軸コネクタ 106,108 接続要素

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地平面導体と;前記接地平面導体にそ
    の共通中心から放射状に並べられる一対のパッチダイポ
    ールであって、それが複数組円周状に、一対のパッチダ
    イポールの各パッチダイポールそれぞれが所定の距離は
    なれた同心円を描くように配置されたパッチダイポール
    と;上記各パッチダイポールは、 前記接地平面導体から動作周波数の1/4波長より少な
    い前記所定の距離はなれて平行に配置された平面状の導
    電板と、 その平面状の導電板の一辺を前記接地導体に接続するシ
    ャント導体と、 前記接地平面導体と絶縁されて、前記導電板の前記シャ
    ント導体が接続された辺から離れた位置に設けられた、
    パッチダイポールから放射するエネルギーを加える給電
    点とを有し;前記一対のパッチダイポールのそれぞれと
    関連づけられ、第1、第2及び第3のポートを有し、第
    1ポートが入力ポートで、第2ポートが一対のパッチダ
    イポールの一方のものの給電点に接続され、第3ポート
    が一対のパッチダイポールの他方のものの給電点に接続
    され、入力された電力を第2及び第3ポートへそれぞれ
    等しく分割して供給する複数の電力分割器と;上記各電
    力分割器は、 第1脚と第2脚とを形成させるように二股に分かれたス
    トリップ線を有し、前記第1ポートがその分岐点に、前
    記第2ポートが前記第1脚の先端部に、かつ前記第3ポ
    ートが前記第2脚の先端部に形成され、第1ポートから
    第2ポートまでの第1脚の長さと第1ポートから第3ポ
    ートまでの第2脚の長さが、各一対のパッチダイポール
    の各パッチダイポールの離された前記所定の距離と電気
    的に等しくされた回路板と、第1脚と第2脚とを接続す
    る抵抗とを有し;複数の入力ポートと複数の出力ポート
    とを有し、各出力ポートが前記電力分割器の入力ポート
    のそれぞれに接続されるバトラーマトリックスと;入出
    力端子を有し、前記バトラーマトリックスの入力ポート
    に出力端子が接続される複数の可変移相器と;前記各移
    相器の入力端子にエネルギーを加える手段と;前記アン
    テナからのビームの方向を換えるために前記移相器を変
    化させる手段と;を有することを特徴とする電気的に方
    向を操作できる平坦なサーキュラ・フェイズド・アレイ
    アンテナ。
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