JPH07109714A - 永久型枠およびその施工方法 - Google Patents
永久型枠およびその施工方法Info
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- JPH07109714A JPH07109714A JP27901193A JP27901193A JPH07109714A JP H07109714 A JPH07109714 A JP H07109714A JP 27901193 A JP27901193 A JP 27901193A JP 27901193 A JP27901193 A JP 27901193A JP H07109714 A JPH07109714 A JP H07109714A
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Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速道路や鉄道における鉄筋コンクリート製
の高欄または防護柵等の腐食や劣化を防止する。 【構成】 高欄用の永久型枠10の本体12は底部が若
干前方に迫り出したパネル形状に形成され、本体12の
底面部は開放されている。本体12は繊維強化熱硬化性
樹脂により、1〜10mm、好ましくは、2〜5mmの
厚さに成型される。本体12の頂部には、長孔状の注入
口14が穿設されている。注入口14は一か所以上、必
要に応じて設けることができ、形状にも特別な制限はな
い。符号16は、注入口14の形状に適合する蓋であ
り、繊維強化熱硬化性樹脂を用い、SMC成形法等によ
り製造する。型枠10の本体12は、繊維強化熱硬化性
樹脂を用い、ハンドレイアップ、スプレイアップ成形法
の他、RTM等の成形法により製造する。型枠10の内
部は完全な空洞となっているので、所定形状に組立てら
れた鉄筋をスムーズに内部に収容することが可能であ
る。また、コンクリートを養生した後、注入口14を密
閉すれば、型枠内のコンクリートおよび鉄筋は外気から
完全に遮断される。
の高欄または防護柵等の腐食や劣化を防止する。 【構成】 高欄用の永久型枠10の本体12は底部が若
干前方に迫り出したパネル形状に形成され、本体12の
底面部は開放されている。本体12は繊維強化熱硬化性
樹脂により、1〜10mm、好ましくは、2〜5mmの
厚さに成型される。本体12の頂部には、長孔状の注入
口14が穿設されている。注入口14は一か所以上、必
要に応じて設けることができ、形状にも特別な制限はな
い。符号16は、注入口14の形状に適合する蓋であ
り、繊維強化熱硬化性樹脂を用い、SMC成形法等によ
り製造する。型枠10の本体12は、繊維強化熱硬化性
樹脂を用い、ハンドレイアップ、スプレイアップ成形法
の他、RTM等の成形法により製造する。型枠10の内
部は完全な空洞となっているので、所定形状に組立てら
れた鉄筋をスムーズに内部に収容することが可能であ
る。また、コンクリートを養生した後、注入口14を密
閉すれば、型枠内のコンクリートおよび鉄筋は外気から
完全に遮断される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速道路や鉄道における
鉄筋コンクリート製の高欄または防護柵等として用いら
れる永久型枠、およびその永久型枠の施工方法に関する
ものである。
鉄筋コンクリート製の高欄または防護柵等として用いら
れる永久型枠、およびその永久型枠の施工方法に関する
ものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】例えば、高速道路などの鉄筋
コンクリート製の高欄は、海岸の沿岸部等、塩害の厳し
い環境ではコンクリートに塩素イオンが浸透し、内部の
鉄筋を腐食させ、コンクリート構造物にクラック、剥離
等が発生し、高欄からコンクリートの剥離片等が落下
し、非常に危険な事態を招来している。この補修には多
大の費用と労力を要し、重大な問題となっている。ま
た、近年、酸性雨などの化学的腐食によりコンクリート
の中性化が進み、同様の問題が発生している。
コンクリート製の高欄は、海岸の沿岸部等、塩害の厳し
い環境ではコンクリートに塩素イオンが浸透し、内部の
鉄筋を腐食させ、コンクリート構造物にクラック、剥離
等が発生し、高欄からコンクリートの剥離片等が落下
し、非常に危険な事態を招来している。この補修には多
大の費用と労力を要し、重大な問題となっている。ま
た、近年、酸性雨などの化学的腐食によりコンクリート
の中性化が進み、同様の問題が発生している。
【0003】上記問題点に関しては、従来、次のような
対応策が取られている。第1の方法は、鉄筋を塗装被覆
するか、または、鉄筋を繊維強化プラスチックロッドに
代替して腐食させないようにする方法であるが、この方
法では、鉄筋の組立て加工作業中、前記被覆を傷付ける
虞があり、また、繊維強化プラスチックロッドは本質的
に腐食されないが、現場での加工性に対する自由度とコ
ストの点に問題点が残されている。
対応策が取られている。第1の方法は、鉄筋を塗装被覆
するか、または、鉄筋を繊維強化プラスチックロッドに
代替して腐食させないようにする方法であるが、この方
法では、鉄筋の組立て加工作業中、前記被覆を傷付ける
虞があり、また、繊維強化プラスチックロッドは本質的
に腐食されないが、現場での加工性に対する自由度とコ
ストの点に問題点が残されている。
【0004】第2の方法は、コンクリート構造物の表面
を塗装もしくはポリマー含浸して、内部の鉄筋を有害物
質や水から遮蔽し、間接的に保護する方法である。この
方法は、コンクリートを打設して養生した後に施工する
ので、工数が増えコストアップとなること、また、物理
的な外力もしくはコンクリート内部のアルカリ骨材反応
等によりコンクリート構造物そのものにひび割れが発生
した場合、表面にもひび割れが出てそこから有害物質や
水が侵入し、益々劣化する虞もある。
を塗装もしくはポリマー含浸して、内部の鉄筋を有害物
質や水から遮蔽し、間接的に保護する方法である。この
方法は、コンクリートを打設して養生した後に施工する
ので、工数が増えコストアップとなること、また、物理
的な外力もしくはコンクリート内部のアルカリ骨材反応
等によりコンクリート構造物そのものにひび割れが発生
した場合、表面にもひび割れが出てそこから有害物質や
水が侵入し、益々劣化する虞もある。
【0005】本発明はコンクリート構造物用の永久型枠
に関するものであるが、このような永久型枠としては、
従来、ポリマーセメント製またはポリマー含浸コンクリ
ート製の板を型枠材料として用い、これを永久型枠とし
てコンクリート構造物を覆う方法も知られている。しか
しながら、この方法は型枠材料の加工性に対する自由度
が低いばかりでなく、当該型枠材料が嵩ばり現場におけ
る取扱いが不便である。また、型枠の継ぎ目から浸水す
る可能性がある。
に関するものであるが、このような永久型枠としては、
従来、ポリマーセメント製またはポリマー含浸コンクリ
ート製の板を型枠材料として用い、これを永久型枠とし
てコンクリート構造物を覆う方法も知られている。しか
しながら、この方法は型枠材料の加工性に対する自由度
が低いばかりでなく、当該型枠材料が嵩ばり現場におけ
る取扱いが不便である。また、型枠の継ぎ目から浸水す
る可能性がある。
【0006】さらに、建築物用の基礎コンクリートとし
て合成樹脂製の永久型枠を使用する発明も特公昭63−
16532号公報等により公知であるが、当該型枠では
型枠内部に鉄筋を組み込む構造がとれないため、高速道
路などの高欄用の型枠には適用することができない。
て合成樹脂製の永久型枠を使用する発明も特公昭63−
16532号公報等により公知であるが、当該型枠では
型枠内部に鉄筋を組み込む構造がとれないため、高速道
路などの高欄用の型枠には適用することができない。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、高速道路や鉄道における鉄筋コンクリート製の高欄
または防護柵等を永久型枠により構成することにより、
コンクリート構造物の腐食や劣化を防止することを発明
の目的とするものである。
り、高速道路や鉄道における鉄筋コンクリート製の高欄
または防護柵等を永久型枠により構成することにより、
コンクリート構造物の腐食や劣化を防止することを発明
の目的とするものである。
【0008】
【発明の構成】本発明の永久型枠は、底面部が開放さ
れ、コンクリート打設用の注入口を頂部に有してなる一
体パネル型であることを特徴とするものである。当該永
久型枠は繊維強化熱硬化性樹脂からなることが好まし
く、また、永久型枠の内周面の正面部と背面部にリブを
有してなることが望ましい。
れ、コンクリート打設用の注入口を頂部に有してなる一
体パネル型であることを特徴とするものである。当該永
久型枠は繊維強化熱硬化性樹脂からなることが好まし
く、また、永久型枠の内周面の正面部と背面部にリブを
有してなることが望ましい。
【0009】本発明に係る永久型枠の施工方法は、鉄筋
を所定形状に組立てた後、底面部が開放され頂部に注入
口を有してなる一体パネル型の永久型枠を前記組立てら
れた鉄筋に被せて設置し、該型枠の正面部および背面部
に型枠抑えを配置した後、前記注入口からコンクリート
を打設して養生することを特徴とするものである。
を所定形状に組立てた後、底面部が開放され頂部に注入
口を有してなる一体パネル型の永久型枠を前記組立てら
れた鉄筋に被せて設置し、該型枠の正面部および背面部
に型枠抑えを配置した後、前記注入口からコンクリート
を打設して養生することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の型枠の内部は完全な空洞となっている
ので、所定形状に組立てられた鉄筋をスムーズに内部に
収容することが可能である。前記型枠抑えはコンクリー
ト打設時の圧力で当該型枠が破壊もしくは変形するのを
防止する。コンクリートを養生した後、注入口を密閉す
れば、型枠内のコンクリートおよび鉄筋は、該永久型枠
によって外気から完全に遮断される。
ので、所定形状に組立てられた鉄筋をスムーズに内部に
収容することが可能である。前記型枠抑えはコンクリー
ト打設時の圧力で当該型枠が破壊もしくは変形するのを
防止する。コンクリートを養生した後、注入口を密閉す
れば、型枠内のコンクリートおよび鉄筋は、該永久型枠
によって外気から完全に遮断される。
【0011】
【実施例】以下、好適な実施例により本発明を詳述す
る。図1は、高欄用永久型枠10の全体斜視図であり、
同型枠10の本体12は底部が若干前方に迫り出したパ
ネル形状に形成され、本体12の底面部は開放されてい
る。本体12は繊維強化熱硬化性樹脂により、1〜10
mm、好ましくは、2〜5mmの厚さに成型される。1
mm未満では、後述するリブを入れても強度的に不十分
であり、他方、10mmを越える厚さとしても、重量が
増加するばかりか、不経済となるからである。
る。図1は、高欄用永久型枠10の全体斜視図であり、
同型枠10の本体12は底部が若干前方に迫り出したパ
ネル形状に形成され、本体12の底面部は開放されてい
る。本体12は繊維強化熱硬化性樹脂により、1〜10
mm、好ましくは、2〜5mmの厚さに成型される。1
mm未満では、後述するリブを入れても強度的に不十分
であり、他方、10mmを越える厚さとしても、重量が
増加するばかりか、不経済となるからである。
【0012】本体12の頂部には、長孔状の注入口14
が穿設されている。注入口14は一か所以上、必要に応
じて設けることができ、形状にも特別な制限はない。符
号16は、注入口14の形状に適合する蓋であり、繊維
強化熱硬化性樹脂を用い、SMC成形法等により製造す
る。
が穿設されている。注入口14は一か所以上、必要に応
じて設けることができ、形状にも特別な制限はない。符
号16は、注入口14の形状に適合する蓋であり、繊維
強化熱硬化性樹脂を用い、SMC成形法等により製造す
る。
【0013】型枠10の主要部を構成する本体12は、
繊維強化熱硬化性樹脂を用い、ハンドレイアップ、スプ
レイアップ成形法の他、RTM等の成形法により製造す
る。繊維強化熱硬化性樹脂中の繊維については、一般に
ガラス繊維を用いるが、必要に応じて、炭素繊維、アラ
ミド繊維などを単独もしくは併用して用いることができ
る。また、熱硬化性樹脂としては、一般に不飽和ポリエ
ステル樹脂(オルソフタル酸タイプ、イソフタル酸タイ
プ)を用いるが、必要に応じて、ビニルエステル樹脂、
エポキシ樹脂等も用いることができる。
繊維強化熱硬化性樹脂を用い、ハンドレイアップ、スプ
レイアップ成形法の他、RTM等の成形法により製造す
る。繊維強化熱硬化性樹脂中の繊維については、一般に
ガラス繊維を用いるが、必要に応じて、炭素繊維、アラ
ミド繊維などを単独もしくは併用して用いることができ
る。また、熱硬化性樹脂としては、一般に不飽和ポリエ
ステル樹脂(オルソフタル酸タイプ、イソフタル酸タイ
プ)を用いるが、必要に応じて、ビニルエステル樹脂、
エポキシ樹脂等も用いることができる。
【0014】図2に示す実施例は、組立式の永久型枠1
0の分解図であり、同型枠10は、本体部12Aと左右
の側面部12B、12Bとから組立てられ、組立後の形
状は前記図1に示す型枠10と同様に、底部が若干前方
に迫り出し底面部が完全に開放されたパネル形状にな
る。また、本体部12Aの頂部には注入口14が穿設さ
れている。
0の分解図であり、同型枠10は、本体部12Aと左右
の側面部12B、12Bとから組立てられ、組立後の形
状は前記図1に示す型枠10と同様に、底部が若干前方
に迫り出し底面部が完全に開放されたパネル形状にな
る。また、本体部12Aの頂部には注入口14が穿設さ
れている。
【0015】本体部12Aは、前記図1に示した型枠1
0の本体12と同様の繊維強化熱硬化性樹脂を用いて、
引き抜き成形法等により製造することができる。他方、
側面部12Bは繊維強化熱硬化性樹脂を用いて、SMC
成形法等により得ることができ、この側面部12Bは、
現場にて型枠10を設置する時、もしくは、事前に接着
剤などにより本体部12Aに接合して、一体パネル形状
として用いられる。
0の本体12と同様の繊維強化熱硬化性樹脂を用いて、
引き抜き成形法等により製造することができる。他方、
側面部12Bは繊維強化熱硬化性樹脂を用いて、SMC
成形法等により得ることができ、この側面部12Bは、
現場にて型枠10を設置する時、もしくは、事前に接着
剤などにより本体部12Aに接合して、一体パネル形状
として用いられる。
【0016】続いて、図3を参照しつつ、前記型枠10
を使用した高欄の施工例について説明する。高速道路等
の床板20に高欄の鉄筋22を組んだ後、型枠10を設
置する。本発明の型枠10の内部は完全な空洞となって
いるので、鉄筋22をスムーズに内部に収容することが
可能である。型枠10の背面側下部を床板20の外側面
にアンカーボルト24で固定する。
を使用した高欄の施工例について説明する。高速道路等
の床板20に高欄の鉄筋22を組んだ後、型枠10を設
置する。本発明の型枠10の内部は完全な空洞となって
いるので、鉄筋22をスムーズに内部に収容することが
可能である。型枠10の背面側下部を床板20の外側面
にアンカーボルト24で固定する。
【0017】次に、型枠10の正面部および背面部に型
枠抑え26A、26Bを配置し、型枠10の正背両面を
支持する。即ち、木製、金属製または合成樹脂製の型枠
抑え26A、26Bを、床板20および足場用の床板2
8にアンカーボルト24A、24Bにて取り付け固定す
る。
枠抑え26A、26Bを配置し、型枠10の正背両面を
支持する。即ち、木製、金属製または合成樹脂製の型枠
抑え26A、26Bを、床板20および足場用の床板2
8にアンカーボルト24A、24Bにて取り付け固定す
る。
【0018】最後に、コンクリート30を型枠10の注
入口14から打設し、養生する。型枠抑え26A、26
Bはコンクリート打設時の圧力で型枠10が破壊もしく
は変形するのを防止する。コンクリート30の養生後、
型枠抑え26A、26Bを撤去し、蓋16を接着剤で本
体12に接合して施工を完了する。
入口14から打設し、養生する。型枠抑え26A、26
Bはコンクリート打設時の圧力で型枠10が破壊もしく
は変形するのを防止する。コンクリート30の養生後、
型枠抑え26A、26Bを撤去し、蓋16を接着剤で本
体12に接合して施工を完了する。
【0019】なお、図3において符号18は、型枠10
の内周面の正面側と背面側の適宜の場所に設けたリブで
あり、当該型枠10の強度を補強すると共に、繊維強化
熱硬化性樹脂製の型枠10と打設したコンクリート30
との一体化を促進するためのものである。而して、コン
クリート30および鉄筋22は、型枠10によって外気
から完全に密封される。
の内周面の正面側と背面側の適宜の場所に設けたリブで
あり、当該型枠10の強度を補強すると共に、繊維強化
熱硬化性樹脂製の型枠10と打設したコンクリート30
との一体化を促進するためのものである。而して、コン
クリート30および鉄筋22は、型枠10によって外気
から完全に密封される。
【0020】本高欄は、図4の斜視図に示すように、曲
線区間では型枠10を適当な長さに細分化して設置す
る。また、隣接する型枠10、10間には、シリコンゴ
ム等の目地32を設けることにより、コンクリート30
の温度による伸縮を吸収するように構成するのがよい。
線区間では型枠10を適当な長さに細分化して設置す
る。また、隣接する型枠10、10間には、シリコンゴ
ム等の目地32を設けることにより、コンクリート30
の温度による伸縮を吸収するように構成するのがよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の永久型枠は一体パネル型に構成
したので、コンクリート打設後の型枠の取り外しや、コ
ンクリート表面のモルタルもしくは塗装材による仕上げ
等を不要とした上で、コンクリート構造物の腐食や劣化
を完全に防止することができ、高速道路や鉄道における
鉄筋コンクリート製の高欄または防護柵等として最適で
ある。
したので、コンクリート打設後の型枠の取り外しや、コ
ンクリート表面のモルタルもしくは塗装材による仕上げ
等を不要とした上で、コンクリート構造物の腐食や劣化
を完全に防止することができ、高速道路や鉄道における
鉄筋コンクリート製の高欄または防護柵等として最適で
ある。
【0022】特に、繊維強化熱硬化性樹脂により構成し
た本永久型枠は、塩害、酸性雨、浸水などに対する防食
性が高く、しかも、型枠の形状、着色等に関し、自由な
設計が可能であり、高欄のデザイン上の自由度および美
観が向上する。
た本永久型枠は、塩害、酸性雨、浸水などに対する防食
性が高く、しかも、型枠の形状、着色等に関し、自由な
設計が可能であり、高欄のデザイン上の自由度および美
観が向上する。
【0023】更に、内周面側にリブを備えた本発明の永
久型枠は、当該型枠を補強しつつ、打設したコンクリー
トと緊密に一体化させることができる。
久型枠は、当該型枠を補強しつつ、打設したコンクリー
トと緊密に一体化させることができる。
【0024】また、本永久型枠はその設置および施工が
構造上極めて容易であり、支保工も簡易なものとするこ
とができるという効果を有している。
構造上極めて容易であり、支保工も簡易なものとするこ
とができるという効果を有している。
【図1】高速道路の高欄用として用いられる永久型枠の
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図2】組立式の永久型枠の分解図である。
【図3】高欄の施工例を示す断面図である。
【図4】高速道路の曲線区間における高欄の斜視図であ
る。
る。
10 永久型枠 12 本体 14 注入口 16 蓋 18 リブ 22 高欄の鉄筋 26A、26B 型枠抑え 30 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000235543 飛島建設株式会社 東京都千代田区三番町2番地 (71)出願人 000172813 佐藤工業株式会社 富山県富山市桜木町1番11号 (72)発明者 北村 達人 東京都中央区銀座3丁目15番15号 丸電ビ ル 社団法人 強化プラスチック協会内 (72)発明者 清水 昭男 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 小鮒 啓三 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 森 康雄 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 小谷 一三 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 石岡 義弘 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 弘中 義昭 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 底面部が開放され、コンクリート打設用
の注入口を頂部に有してなる一体パネル型の永久型枠。 - 【請求項2】 前記永久型枠が繊維強化熱硬化性樹脂か
らなることを特徴とする請求項1記載の永久型枠。 - 【請求項3】 前記永久型枠の内周面の正面部と背面部
にリブを有してなる請求項1記載の永久型枠。 - 【請求項4】 鉄筋を所定形状に組立てた後、底面部が
開放され頂部に注入口を有してなる一体パネル型の永久
型枠を前記組立てられた鉄筋に被せて設置し、該型枠の
正面部および背面部に型枠抑えを配置した後、前記注入
口からコンクリートを打設して養生することを特徴とす
る永久型枠の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27901193A JPH07109714A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 永久型枠およびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27901193A JPH07109714A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 永久型枠およびその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07109714A true JPH07109714A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17605162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27901193A Pending JPH07109714A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 永久型枠およびその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109714A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4939235A (ja) * | 1972-08-24 | 1974-04-12 | ||
JPS50105491A (ja) * | 1974-01-21 | 1975-08-20 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP27901193A patent/JPH07109714A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4939235A (ja) * | 1972-08-24 | 1974-04-12 | ||
JPS50105491A (ja) * | 1974-01-21 | 1975-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960312 |