JPH07109604B2 - 3次元オブジェクトに寸法を入れ、公差を置く方法およびコンピュータ支援設計システム - Google Patents

3次元オブジェクトに寸法を入れ、公差を置く方法およびコンピュータ支援設計システム

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JPH07109604B2
JPH07109604B2 JP3196068A JP19606891A JPH07109604B2 JP H07109604 B2 JPH07109604 B2 JP H07109604B2 JP 3196068 A JP3196068 A JP 3196068A JP 19606891 A JP19606891 A JP 19606891A JP H07109604 B2 JPH07109604 B2 JP H07109604B2
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ブライアン・ジョン・クレイガン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ支援設計
(CAD)システムに関し、3次元図面の公差を扱うこ
とによって機械部品の設計および製造上の便宜を図るも
のである。
【0002】
【従来の技術】長年にわたって、機械の最終的な設計部
品は紙の上で2次元的に描画されてきた。その部品の複
雑さに応じて、1ページないし数ページの2次元図面が
作成されていた。最終的に設計された部品を製造するた
めに、技術者または製造担当者は数ページにおよぶ2次
元図面から情報を読み取りその内容を解釈したうえで、
部品を仕上げていた。一旦、仕上がると、数工程のうち
の一工程がその部品を量産するために使われていた。機
械の設計段階で部品を表現するために紙を使っている限
り、本質的にある種の限界があるといえよう。
【0003】最近、技術者または作図担当者がコンピュ
ータのスクリーン上で3次元的に部品を描き設計するこ
とができる、コンピュータ・ソフトウエアおよびハード
ウエアが開発されている。このことは多くの紙を不要と
し、設計手順を全体として合理化した。今や技術者また
は設計者は、コンピュータのメモリ内、またはコンピュ
ータ外部のディスク等にその部品(の設計情報等)を蓄
えることができる。さらに、ある技術者から第三者に設
計部品が電子的に送られ、その設計が規準に合致してい
るかまたは承認できるものであるかを確かめることがで
きるようにもなった。設計者はまた、コンピュータ・ス
クリーン上で部品を回転させることができ、その内容を
取り扱い易い様々な角度から眺めてチェックすることが
できる。
【0004】図面上に寸法および公差を置くための規約
のほとんどは、2次元の紙を用いてほとんどの部品が完
全に描画されていた時代に開発されたものである。これ
らの規約の多くは、新しい3次元コンピュータ・システ
ムに適応するように容易に変更される。規約によっては
変更にあたって少々努力がいることもある。規約のその
ような変更の例は、米国特許第4855939号に述べ
られている。この特許は3次元画像の寸法線について取
り扱っている。図面が2次元から3次元へ何回にもわた
って取り込まれると、指定寸法の端部を指示するのに用
いられる線は乱雑になる。また、図面が引き伸ばされよ
うものなら、寸法線は規約にかまわず見苦しく位置する
ことになる。この特許は“ドッグレッグ拡張線(dog
leg extension lines)”を用いて
乱雑さを防止し、また、コンピュータのソフトウエア命
令を用いて寸法の表示を補正している。
【0005】他の規約は変更されず、同様に適用され続
ける。そのような規約の一つの例としては、幾何学的な
寸法および公差(dimensioning and
tolerancing)が知られている。幾何学的な
寸法および公差は、2次元図面に適用される1組のシン
ボルおよび手順である。現状では、従来の幾何学的な寸
法および公差がコンピュータ・システム上の最終設計部
品に適用されると、設計者は3次元部品を2次元図面に
変換しなければならない。データムが定義されると、そ
の部品には2次元で寸法が入れられ、公差が入れられ
る。
【0006】幾何学的な寸法および公差の規約が部品に
適用される現在の方法には、幾つかの問題がある。例え
ば、2次元において公差および寸法が入れられた部品
は、その部品の印刷物を読み取る際に解釈を必要とす
る。印刷物上でプレーンを表す最も顕著なデータムは線
に隣接することがあり、このような場合には、どのプレ
ーンに特定のデータムが適用されているかを人間が解釈
しなければならない。人間がその印刷物を解釈するとな
ると、部品の製造工程は一段と間違い易いものになる。
人間の解釈に関連する他の問題は、コンピュータにとっ
ては2次元図面から3次元における部品の寸法および公
差を与える一貫した方法が無いということである。すな
わち、こうするためには解釈を必要とするからである。
さらに、電子的な3次元イメージが寸法および公差を記
憶する能力を持たない場合には、ほとんど使いものにな
らないという問題もある。部品を仕様どおりに製造する
には、2次元図面を参照しなければならないからであ
る。
【0007】このように3次元コンピュータ図面におい
て寸法および公差が存在しないことは、その将来性につ
いても密接な関係がある。コンピュータ・ソフトウエア
およびコンピュータ・ハードウエアの目標のひとつは、
最終的な電子的3次元図面から部品を直接製造すること
にある。寸法や公差が電子的に保持されて部品と一緒に
コンピュータ・イメージにおいて指示されない場合に
は、この目標を達成することができない。この寸法およ
び公差を記憶しておくことが総合自動化の目標にいかに
重大かということを理解するには、製造工程にとっては
公差が重要なかぎであることを指摘すれば十分であろ
う。厳しい公差が要求される場合と緩い公差でもよい場
合とでは、製造工程が全く違ってくる。指定された公差
の等級は、部品の製造機械までも制限してしまうことに
なる。製造機械の中には、他の製造機械に比べると半分
の公差を維持できるものもある。もし緩い公差が許され
るなら、そのどちらの機械も部品の量産に使用できる。
一方、厳しい公差では、そのうちの一方しか使えないこ
とになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、3次
元図面において設計部品と共に幾何的な公差データを指
定し、変更し、保持する方法および装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、3次元
オブジェクト上に公差情報を置くと、かかる情報を他の
データと共に電子的に転送することにより、CADシス
テムで作図を行うことができる。基本的に言えば、デー
が選択され、3次元空間内で数学的に定義される。
そのデータムはデータム・シンボルを用いてコンピュー
タ・スクリーン上に表される。公差のタイプが選択さ
れ、当該公差の大きさがCADシステムに入力される。
特定の公差を適用すべきオブジェクトの幾何要素が選択
され、次に前記公差を参照すべき定義されたデータムが
選択される。多数のデータム連係関係が作成され、かく
てCADシステムは特定のデータムに適用されるデータ
ム・シンボルおよび当該データムの数学的記述を検索す
ることができる。
【0010】都合がよいことに、データムおよび当該デ
ータムが参照する公差は、CADシステムによる作図に
利用できるように、他のデータと共にコンピュータ・シ
ステムのメモリに電子的に蓄えることができる。このこ
とは総合的な機械の自動化への大きな前進である。さら
に、設計者によって指定された公差はもはや人間の解釈
を必要とせず、従ってその後の機械加工手順は加工上の
間違いをめったに生じなくなる。加えて、3次元図面を
2次元図面におとしてその図面上に公差を配置する必要
が無くなるから、時間も節約される。設計者は部品の公
差を直接、3次元図面上に配置でき、時間を節約できる
と共に加工ミスを減らすことができる。
【0011】
【実施例】図1は3次元イメージを描いたり修正するた
めに用いられる対話式情報システム10を示す。情報処
理システム10は、オペレータに情報を表示するビデオ
表示端末12と、情報処理システム10にデータを入力
するためのキーボード13およびマウス14、様々な軸
のまわりにイメージを回転させる制御をするための制御
パネル16とを有する。またシステム10は、情報を蓄
積するメモリ18と、システム10全体の制御として機
能し、かつ様々なシステム・コンポーネントを相互に関
連付けてそれらの特定の機能を適切な時点で実行させる
マイクロプロセッサ20を含む。またこのシステムは、
当該システムを他のシステムと相互接続する手段を含ん
でもよい。モデム22のごとき手段がそれにあたる。情
報処理システム10においては、モデム22はこの情報
処理システムを本体(メインフレーム)に接続する1組
のバスによって置き換えることができる。この情報処理
システム10はハードウエアであって、ソフトウエアと
呼ばれる1組のプログラム命令の下で動作し、一般にコ
ンピュータ支援設計(CAD)システムとして知られて
いるものを形成している。
【0012】グラフィックス表示システムの技術分野に
おける普通の使い方には、コンピュータによる支援作図
が挙げられる。図2はビデオ表示端末12の表示または
スクリーンを表している。一般にCADシステムは、手
書きの作図システムで行う線や形状なら全て作図でき、
プロンプトおよびメニュー制御の下で動作する。表示カ
ーソル30(図5Aないし図5Dおよび図6Aないし図
6D)は座標データ点を指定し、かつ作図中のユーザと
の対話に用いられる。CADシステムの中には、円や矩
形といった標準形状を蓄えておくものがある。図2はオ
ブジェクト32のワイヤ・フレーム・ビューまたはワイ
ヤ・フレーム・モデルを表している。ワイヤ・フレーム
・ビューは3次元ビューであって、オブジェクト32の
稜線だけを示すものである。代表的なCADシステム
は、2次元の図面も作成可能である。しかし、本発明は
主としてCADシステムで3次元ビューを取り扱うこと
に係る。
【0013】図2のビデオ表示端末12のスクリーンま
たは表示は、データム・プレーン34をも表している。
データム・プレーン34は、オブジェクト32のワイヤ
・フレーム・モデルを構成する他のプレーンと同様に
学的に定義される。データム・プレーン34は、これが
定義されプレーンと同一上にあり、ボックス形または
矩形として描かれる。3次元斜視図のビューに依存し
て、このボックスまたは矩形は実際にはボックスまたは
矩形または平行四辺形のラベルとして描かれる。データ
ム・プレーン34を表すボックスまたは矩形の内部には
文字“A”があり、これは他のデータ・プレーンから当
該データ・プレーン34を明確に区別して指定してい
る。通常の場合、データム・プレーンの数学的記述は、
オブジェクト32のプレーンの稜線によって定義される
プレーンのひとつに対応する。ほとんどの場合には3つ
のデータム・プレーンが定義されるが、1つまたは2つ
のデータム・プレーンしか定義されないような図面もあ
る。他のデータム・プレーンは最初のデータム・プレー
ンに直交し、しかも互いに直交するのが普通である。他
のデータム・プレーンも数学的に定義され、それらのプ
レーン内部で文字“B”および“C”を含むボックスと
して表示される。これらのデータム・プレーンを指定す
るために他の文字を用いてもよいことは、容易に理解さ
れよう。
【0014】図2には中心線40も描かれているが、こ
れはオブジェクト32における円柱状開口の軸中心によ
って定義されるものである。オブジェクトの円柱状開口
と同じように、軸中心または円柱またはシャフト(軸)
によっても中心線を定義できることに注意されたい。面
を用いてプレーン・データムを定義することができるの
と同様に、この中心線を用いて中心線データムを定義す
ることができる。この中心線も数学的に定義され、3次
元システムにおいて参照される。図2に示すように、中
心線40はデータムを指定されている。データム・シン
ボル26が中心線40に付与され、これにより中心線4
0が中心線データムを指定されていることを示す。この
データム・シンボル26はその稜線の一つ(副線)を中
心線40と共有し、シンボル26のボックスまたは矩形
の内部には文字“D”がある。
【0015】都合がよいことに、プレーン・データムに
しろ中心線データムにしろ、データムはともに数学的に
定義され、情報処理システム10のメモリ18に蓄えら
れる。データムが定義され、次に再定義されるまでCA
Dシステムに利用可能にされる。一旦メモリ18内に入
れられると、プレーン・データムおよび中心線データム
を参照するために用いられるデータは、図面の他のデー
タとともに電子的に転送することができる。従来のCA
Dシステムはこのような能力を持たなかった。3次元の
図面は2次元の図面に変換され、例えばあるプレーンの
ためのデータムは実際に2次元ビューにおける線の近く
に描かれていた。かかるデータムは人間が解釈しなけれ
ばならなかった。2次元の図面においてはその3次元の
位置を記述する方法がなかったからである。
【0016】使用状況において、まず設計者は、スクリ
ーン・カーソル30(図5Aないし5Dおよび図6Aな
いし6Dに示す)を用いて利用可能ないくつかの公差タ
イプから所望のタイプを選択する。公差タイプを指示す
るひとつの方法は、ANSI規格番号Y14.5M−1
982に定義されているような規格Geometric
Data&Tolerancing symbols
(“GD&T Symbols”)を使用することであ
る。特定の公差タイプを指定した後、次に設計者は面や
中心線等の指定された幾何要素の公差値を入力する。も
しデータムを参照したいなら、設計者は参照すべきデー
タムを選択する。次のステップは、公差が適用される様
々な幾何要素を選択することである。例えば、もしその
公差がプレーン・データムに対する面の平行度であれ
ば、設計者は平行度を選択のメニューから選択し、キー
ボードに数値をタイプし、プレーン・データムのシンボ
ルを選択し、次に平行度(公差の一種である)が適用さ
れる面を選択する。一般には、参照可能な様々な公差の
関係およびデータムは、Geometric Dime
nsioning and Tolerancing
(“GD&T”)としてANSI規格番号Y14.5M
−1982に定義されている。これらのステップの順序
は、CADシステムのタイプに依存して変化し、そして
ソフトウエアの設計に基づいているが、依然として本発
明の範囲内にある。前述の順序は、単にプレーン・デー
タムを指定するというひとつの方法にすぎない。
【0017】同様に、中心線データムが設計段階の間に
前述とほとんど同じような方法で用いられる。中心線デ
ータムは数学的に定義されメモリに蓄えられる。設計者
は、公差のために中心線データムを参照する面または円
柱形開口といった特定の幾何形状を指定し、公差のタイ
プを指定し、許容公差および参照される中心線データム
を指定する。例えば、中心線データムに関しては開口の
円筒度を指定することができ、ワイヤ・フレーム・モデ
ル、ボリューメトリック・モデルもしくはソリッド・モ
デルのようなオブジェクトの特定の面に関しては開口の
角度公差を指定することができる。中心線データムに関
しては、ANSI規格番号Y14.5M−1982によ
って指定されるような他の公差を指定することができ
る。設計者またはオペレータは、前節で述べられている
と同じステップに従って中心線データムを参照し、幾何
要素の公差を指定する。
【0018】図3Aないし3D、図4Aないし4D、図
5Aないし5Dおよび図6Aないし6Dは、設計者がC
ADシステムを利用する際に生ずる一連のスクリーン表
示を例示する。図3Aないし3Dないし6Aないし6D
の各々はオブジェクト32を含み、3つのデータム・プ
レーンA、BおよびCを有する。またこれらの図の各々
には、中心線データムDを指定されている中心線40が
含まれている。またこれらの図の各々に含まれる公差ブ
ロック35は、CADシステムの設計者またはオペレー
タとのインターフェイスに用いられる。図3Aないし3
Dは、設計者が公差タイプとして“平行度”を選択した
ことを表している。設計者が平行度を選択したことを示
すシンボル36は、公差ブロック35の中に現れる。図
4Aないし4Dは設計者が数値をキーボード13から入
力した後のスクリーンを表している。その際、数値は、
公差タイプのシンボル36に隣接した公差ブロック35
の中に現れる。図5Aないし5Dは、設計者が、参照さ
れるべきデータムを選択した後のコンピュータ・スクリ
ーンを表している。この場合、2つのカーソル線の交点
において円として現れるスクリーン・カーソル30は、
選択されたデータムAの上に位置している。次いで、特
定のデータムが公差ブロック35内に現れる。図6Aな
いし6Dで、設計者またはオペレータは次のステップと
して公差を適用する幾何要素を選択する。スクリーン・
カーソルはマウス14を用いて特定の幾何要素または公
差を適用する要素に移動される。図6Aないし6Dで
は、マウス14を用いてスクリーン・カーソル30の位
置を移動させることにより、該カーソルが公差を適用す
るプレーンの上に置かれる。
【0019】CADシステムの設計者またはユーザがデ
ータムおよび公差を適用する特定の幾何形状を指定する
際、情報処理システム10の内部ではいくつかの連係関
係が形成される。これらの連係関係は単にデータ種目を
連係する1組のポインタである。図7はプレーン・デー
タムのこのような連係関係を表している。データムの連
係関係は参照番号50により指定される。プレーン・デ
ータムを定義する特定の面は、ボックス51によって示
される。プレーン・データム・シンボルはボックス52
として表される。プレーン・データムの数学的記述はボ
ックス54として表される。ポインタはプレーン・デー
タム52からプレーン・データム54の数学的記述をポ
イントする。ポインタはまた、データム連係関係50か
ら面51をポイントし、他のポインタはデータム連係関
係50からプレーン・データム・シンボル52をポイン
トする。このように形成されたデータム連係関係は、C
ADシステムが特定の連係関係についてデータム・シン
ボル52および当該データムを定義する面51にアクセ
スできるようにする。
【0020】図8A、8Bおよび8Cは、中心線、中心
面、中心点の様々な中心関係を示している。図8Aは中
心線40の中心連係関係を示す。中心連係関係は参照番
号42により指定される。CADシステム内の数学的記
述に起因して、中心線40を定義するために、時には2
つの面が用いられる。中心線連係関係42は、ボックス
44によって表現された数学的記述を有する中心線シン
ボル43および第一の面46および第二の面48を有す
る。ポインタは中心線連係関係42から第一の面46お
よび第二の面48および中心線シンボル43をポイント
する。他のポインタは、中心線シンボル43からその数
学的記述44をポイントする。形成された中心線連係関
係は、(特定の連係関係について中心線が参照する)特
定の面46、48をCADシステムがアクセスできるよ
うにしている。更に中心線連係関係は、特定の面46お
よび48を与えられた場合にCADシステムが特定の中
心線40にアクセスできるようにしている。
【0021】同様に図8Bおよび8Cも中心面および中
心点の関係を示している。内容は図8Aと同様なので、
図8Bおよび図8Cについては詳細には立ち入らない。
【0022】一旦、特定の中心が中心データムとして指
定されると、当該中心データムについて図に示される
ような中心データム連係関係60が作成される。この中
心データム連係関係60は、ボックス64によって表さ
れた数学的記述を有する中心データム・シンボル62、
並びに、ボックス66によって表された中心線、中心面
または中心点を含み得る中心シンボルを有する。ポイン
タは、中心データム連係関係60から中心66および中
心データム・シンボル62をポイントする。他のポイン
タは中心データム62からその数学的記述64をポイン
トする。ここで中心データムに関連する公差は、面また
は他のデータムに基礎付けられている場合があることに
注意されたい。このようにして形成された中心データム
連係関係は、CADシステムが特定の中心データム連係
関係について特定の中心および中心データムを定義する
データム・シンボル62にアクセスすることができるよ
うにしている。
【0023】中心データム関係60およびデータ連係関
係のようなデータム・エンティティ間の関係の各々につ
いて、寸法および公差に関係する情報が蓄えられる。か
かる寸法および公差情報は、1つの関係としても記述す
ることができる。一般的な寸法および公差の関係は図
に示されている。公差関係70が例として示されてい
る。この公差関係70に含まれるのは、面72、データ
ム74および公差記述76である。公差記述76は公差
のタイプであって、面についての平面度のようなもので
ある。公差記述は、特定のデータムまたは他の幾何要素
に関連して指定される公差の大きさも有する。
【0024】
【発明の効果】3次元図面において設計部品と共に幾何
的な公差データを指定し、変更し、保持する方法および
装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施することができる対話型情
報処理システムのブロック図である。
【図2】本発明に関する3次元空間内でのデータムを表
すスクリーン表示図である。
【図3A】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図3B】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図3C】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図3D】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図4A】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図4B】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図4C】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図4D】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図5A】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図5B】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図5C】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図5D】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図6A】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図6B】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図6C】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図6D】あるデータムに関して、様々なオブジェクト
の公差を指定するために用いられるユーザ・インターフ
ェイスの例を示す、一連のスクリーン表示の図である。
【図7】プレーン・データム連係関係を示すブロック図
である。
【図8A】中心連係関係を示すブロック図である。
【図8B】中心連係関係を示すブロック図である。
【図8C】中心連係関係を示すブロック図である。
【図9】中心データム連係関係を示すブロック図であ
る。
【図10】図のような幾何要素およびそのデータムの公
差のタイプの関係を示すブロック図である。
フロントページの続き (72)発明者 ランドール・リチャード・シュナイアー アメリカ合衆国55902、ミネソタ州ロチェ スター、ハイヴュー・アベニュー・サウ ス・ウエスト 2424番地 (56)参考文献 特開 昭63−239557(JP,A) 特開 昭63−147267(JP,A)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータがデータを記憶する手段を有
    し、またオブジェクトが3次元空間で表示され且つ選択
    した寸法が選択した公差によって変更され得る、コンピ
    ュータの表示スクリーン上で複数の幾何要素を含む3次
    元オブジェクトに寸法を入れ、公差を置く方法であっ
    て、 3次元空間において最初のデータムを数学的に定義し、
    それによって最初のデータムの数学的記述を作成する段
    階と、 前記最初のデータムにラベルを付与する段階と、 3次元空間において前記最初のデータムに数学的に関連
    する面を定義する段階と、 前記オブジェクトの1つの幾何要素とある面との間で公
    差のタイプを選択する段階と、 公差を選択する段階と、 最初のデータムの前記数学的記述を記憶する段階と、 前記公差のタイプおよび前記選択した公差を記憶する段
    階と、 前記面、前記最初のデータムの数学的記述並びに前記公
    差のタイプおよび前記選択した公差を前記コンピュータ
    の記憶手段内で関連付ける段階とを有する、方法。
  2. 【請求項2】コンピュータ・スクリーン上において前記
    最初のデータムを表すシンボルを生成する段階を有す
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記最初のデータムを定義する段階が、デ
    ータム・プレーンを定義し、 前記最初のデータムにラベルを付与する段階が、オブジ
    ェクトの3次元図面における選定されたデータム・プレ
    ーンと同一平面にある矩形または平行四辺形を生成する
    段階を有する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記最初のデータムを定義する段階が、中
    心面データムを定義し、 前記最初のデータムにラベルを付与する段階が、オブジ
    ェクトの3次元図面における中心面のための選定された
    データムと同一平面にある矩形または平行四辺形を生成
    する段階を有する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】前記最初のデータムを定義する段階が、中
    心線データムを定義し、 前記最初のデータムにラベルを付与する段階が、オブジ
    ェクトの3次元図面における選定された中心線データム
    の中心線と1つの稜線を共有する矩形または平行四辺形
    を生成する段階を有する、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】設計用のビデオ表示手段を有し、複数の幾
    何要素を含む3次元オブジェクトに寸法を入れ、公差を
    置くコンピュータ支援設計システムにおいて、 前記オブジェクトの前記複数の幾何要素の最初の幾何要
    素を選択する手段と、 前記最初の幾何要素を選択する手段に結合され、前記最
    初の幾何要素に対応してデータムを選定する手段と、 前記オブジェクトの前記複数の幾何要素の次の幾何要素
    を選択する手段と、 前記データムと前記オブジェクトの前記次の幾何要素間
    の関係を定義する手段と、を含み、さらに、前記関係を
    定義する手段は、 公差のタイプを選択する手段と、 公差値を定義する手段と、 を含み、前記公差のタイプと前記公差値は前記データム
    と前記オブジェクトの前記次の幾何要素間の関係を定義
    するものである、 コンピュータ支援設計システム。
  7. 【請求項7】前記データムを選定する手段が、データム
    を生成および修正するためのメニューを有する、請求項
    6記載のコンピュータ支援設計システム。
  8. 【請求項8】前記データムを選定する手段が、データム
    のタイプを選択するためのメニューを有する、請求項6
    記載のコンピュータ支援設計システム。
  9. 【請求項9】前記データムを選定する手段が、前記デー
    タムのラベルを定義する手段を有する、請求項6記載の
    コンピュータ支援設計システム。
  10. 【請求項10】前記公差のタイプを選択する手段は、種
    々の公差が含まれるメニューを有する、 請求項6記載のコンピュータ支援設計システム。
  11. 【請求項11】選択された後は前記公差のタイプと前記
    公差値は前記データムと前記オブジェクトの前記次の幾
    何要素以外の幾何要素間の関係を定義し、 選択された公差のタイプと公差値を表示する手段を有す
    る、請求項6記載のコンピュータ支援設計システム。
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