JPH07109439A - 表面保護組成物 - Google Patents

表面保護組成物

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JPH07109439A
JPH07109439A JP5161381A JP16138193A JPH07109439A JP H07109439 A JPH07109439 A JP H07109439A JP 5161381 A JP5161381 A JP 5161381A JP 16138193 A JP16138193 A JP 16138193A JP H07109439 A JPH07109439 A JP H07109439A
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JP
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group
composition
liquid silicone
mixtures
general formula
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JP5161381A
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Robert D Faber
ディー.フェイバー ロバート
Steven J Brouwer
ジェイ.ブロウワー スティーブン
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Original Assignee
Amway Corp
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/18Materials not provided for elsewhere for application to surfaces to minimize adherence of ice, mist or water thereto; Thawing or antifreeze materials for application to surfaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/21Cyclic compounds having at least one ring containing silicon, but no carbon in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09GPOLISHING COMPOSITIONS; SKI WAXES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の表面保護組成物であって、その表面
が湿っているときは、水を追い払い、その表面に光沢と
はっ水性を与える表面保護組成物を提供する。 【構成】 揮発性液体シリコーン、アミノ官能性液体シ
リコーン、及び随意の液体オルガノポリシロキサンから
なる表面保護組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンキを塗った自動車
の表面、ビニル製品、ゴム製品、及び革製品のような表
面に、耐久性のある高い光沢仕上げ、及びはっ水性を与
えるのに用いられる液体表面保護組成物に関する。この
発明はまた、この組成物を使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーン化合物を含む表面保護組成物、艶出し剤、及びワッ
クスは当技術分野で公知である。例えば、自動車仕上げ
用高光沢性保護皮膜は、伝統的に乾燥した外表面にワッ
クスを塗り次いでこの塗ったワックスをバフ磨きするこ
とを含んでいる。炭化水素又は植物油、シリコーンポリ
マー類、及び種々の添加剤を配合した広範な種類の製品
が商業的に入手可能である。しかしながら、殆ど全ての
ワックスは均一に塗布するのが困難であり、高い光沢を
得るためには多量のバフ磨きが必要である。加えて、こ
れらの被覆剤は、ゴム及びビニールの表面への塗布に適
していない。更に、この表面は一般にはワックスを塗る
前に乾燥しなければならない。
【0003】自動車のゴム、ビニール、又は革表面に塗
れる保護被覆剤も公知である。一般には、これらの保護
被覆剤はエーロゾル塗布器又はポンプスプレー塗布器を
用いて塗布される。これらの保護被覆剤は一般にO/W
型又はW/O型のエマルジョンであり、均一な光沢を得
ようとするなら相当な拭いが必要である。残念なこと
に、これらの被覆剤は一般に自動車のペンキを塗った表
面には適当でない。
【0004】従って、種々の表面に塗布できて、塗布が
容易であり、表面全体に渡る平準化性を持ち、高い光沢
を与える表面保護被覆組成物の需要が存在する。より重
要なことは、表面が湿っているときにその表面に塗布で
きて、その表面に光沢を与え且つ水をビーズにする性能
を与える表面保護剤に対する需要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】簡単に言えば、本発明は
迅速平準化液体表面保護組成物及び保護皮膜を与える方
法に関する。この組成物は約10〜約99.9wt%の
揮発性液体シリコーン、約0.1〜約10wt%の架橋
性液体シリコーン、及び随意の1〜約50%の液体オル
ガノポリシロキサンを含む。
【0006】この保護組成物は、例えば、湿った表面を
有する自動車の表面に塗って、水を追い出すのを助け、
光沢ある外観及びはっ水性を与えることができる。
【0007】好ましい態様において、この組成物は約6
5〜約85wt%の一般式[(CH3) 2 SiO] x (ここ
にxは3〜8の値をとる)で表わされる液体ポリジメチ
ルシクロシロキサン類の1又はそれ以上からなる揮発性
液体シリコーン;約0.1〜約5wt%のアミノ官能性
ポリシロキサン及び約1〜約30wt%の1又はそれ以
上のトリメチルで末端をキャップした液体オルガノポリ
シロキサンを含む。
【0008】尚、特に断らない限り、この明細書及び特
許請求の範囲に記載した全てのパーセンテージは組成物
全量に対する重量%をいう。更に、特に断らない限り、
全ての粘度は25℃でASTM D445により測定し
た粘度をいう。
【0009】本発明組成物は容易に、そして一様に塗布
できて、現在入手可能な製品よりもより効果的に平準化
できる。より重要なことは、他の周知のタイプの艶出し
剤及び保護被覆剤とは対照的に、本発明の保護組成物は
湿った表面に塗布できることである。この組成物を湿っ
た表面に塗ると、それはその表面に存在する水を追い払
い、この表面に光沢のある外観と水をビーズにする性能
を与える。即ち、本発明は、ペンキを塗った金属、ビニ
ール、革、ゴム、レンガ、コンクリート、ガラス、セラ
ミック、ファイバーグラス、及び木材の表面を含む表面
に、水を取り除き、光沢のある外観及びはっ水性を与え
る方法も包含する。本発明は特に自動車の表面に有用で
あるので、ここでは自動車の表面に関して述べるが、こ
れは本発明を限定しようとするものではない。
【0010】本発明の第1の態様によれば、揮発性液体
シリコーン及びアミノ官能性液体シリコーン、及び随意
の1又はそれ以上の液体オルガノポリシロキサンの組み
合わせが提供される。即ち、この組成物は多量の揮発性
液体シリコーン及び少量のアミノ官能性液体シリコーン
及び随意の量の1又はそれ以上の液体オルガノポリシロ
キサンの組み合わせを含む。
【0011】揮発性液体シリコーンは、一般に周囲温度
で適当な蒸気圧を有する低粘度液体シリコーンである。
一般に、本発明において有用な揮発性液体シリコーンは
25℃で約10cSt.未満、好ましくは25℃で約5
cSt.未満の粘度を有する。好ましい液体シリコーン
はポリジメチルシクロシロキサン類を含む。
【0012】本発明において有用な液体ポリジメチルシ
クロシロキサン類は一般式[(CH3) 2 SiO] x (ここ
にxは3〜8の値をとる)で定義される。一般に、本発
明において有用な液体ポリジメチルシクロシロキサンは
上記式で表される1又はそれ以上の種々の種の混合物で
ある。商業生産されているポリジメチルシクロシロキサ
ン類は上記式で示される種々の種の混合物であり、本発
明の範囲に属するものと考えられる。
【0013】本発明において用いられる好ましい液体ポ
リジメチルシクロシロキサンは、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン(即ち、xが
4〜6の場合である)が主成分である場合である。デカ
メチルシクロペンタシロキサン及びドデカメチルシクロ
ヘキサシロキサンが主成分である液体が特に好ましい。
最も好ましい態様によれば、トレードネームDow C
orning(商標) 245液体及び345液体の下
にダウコーニング社によって製造されている揮発性液体
シリコーンを用いる。Dow Corning(商標)
245液体は、約95%のデカメチルシクロペンタシ
ロキサンからなり、345液体は約75%のデカメチル
シクロペンタシロキサン及び約25%のドデカメチルシ
クロヘキサシロキサンからなると信じられる。
【0014】液体ポリジメチルシクロシロキサンは前記
保護組成物の主要な量を構成する。詳しくは、液体ポリ
ジメチルシクロシロキサンは、保護組成物の約10〜約
99.9wt%、好ましくは約55〜約99.9wt
%、より好ましくは約65〜約85wt%を構成する。
最も好ましい態様によれば、前記ポリジメチルシクロシ
ロキサンは前記保護組成物の約79%を構成する。
【0015】この保護組成物は、水の追い払い及び水を
ビーズにする、この組成物の性能を助ける少量の架橋性
液体シリコーン、好ましくはアミノ官能性ポリシロキサ
ンも含む。加えて、アミノ官能性液体シリコーンは保護
組成物に有用であると考えられる。それは、それらが例
えば自動車のアニオン性表面に付着し、同時に、水蒸気
が存在すると、それらは架橋してより持続性のある光沢
及びより耐久性のある保護フィルムを与えると信じられ
るからである。従って、本発明において有用なアミノ官
能性液体シリコーンの種類と量は、とりわけ、保護組成
物及び他の成分とのその相溶性によって記述されうる。
特に、他の成分と混合されたとき組成物を曇らせるアミ
ノ官能性液体シリコーンは、望ましくない。
【0016】好ましくは、前記液体アミノ官能性シリコ
ーンは、特にこれに限られる訳ではないが、次の一般式
で示されるポリシロキサンを含む:
【0017】
【化8】
【0018】ここに、x+yは2〜20であり、好まし
くは、xが2〜約20であるときはyは1である。R1
はオキシ(oxy)基、例えばヒドロキシ、メトキシ、
エトキシ等である。好ましくは、R1 はヒドロキシ、ア
ルコキシ、アルケノキシ、フェノキシ、及びこれらの混
合物から選ばれる。より好ましくは、R1 は炭素原子数
約8迄のアルコキシ及びそれらの混合物からなる群れか
ら選ばれる。最も好ましい態様によれば、R1 はメトキ
シ、エトキシ、及びこれらの混合物から選ばれる。
【0019】R2 は、アルキル基、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、オクチル、ドデシル及びオクタ
デシル;アリール基、例えばフェニル、ジフェニル及び
ナフチル基;アルケニル基、例えばビニル及びアリル
基;脂環式基、例えばシクロブチル、シクロペンチル、
及びシクロヘキシル;アルカリル基、例えばトリル、キ
シリル、エチルフェニル;アラルキル基、例えばα−フ
ェニルエチル、β−フェニルエチル及びα−フェニルブ
チル等であり得る。好ましくは、R2 はアルキル、アリ
ール、及びこれらの混合物から選ばれる。より好ましく
は、R2 は炭素原子数18迄のアルキル、フェニル、及
びこれらの混合物からなる群れから選ばれる。R2 がメ
チル、エチル、フェニル、及びこれらの混合物からなる
群れから選ばれるとき、特に好ましい。
【0020】R3 は、アミン基、例えば第1、第2、及
び第3アミン並びにジアミンである。好ましくは、R3
はアルキルアミン、アルキルジアミン及びこれらの混合
物からなる群れから選ばれる。より好ましくは、R
3 は、炭素原子数約8迄のアルキルアミン、炭素原子数
約16迄のアルキルジアミン及びこれらの混合物からな
る群れから選ばれる。最も好ましい態様に従えば、トレ
ードネームMasil(商標)123の下にPPG M
azer Chemicalsによって製造されている
アミノ官能性シリコーンが用いられる。この製品は、ア
ミノ官能基及びアルコキシ官能基の両方を含む、特許で
独占されたアミノ官能性液体シリコーンである。
【0021】前記保護組成物中に配合されたアミノ官能
性ポリシロキサンの量は種々でありうる。しかしなが
ら、一般的に言えば、妥当な水除去性及びビーズ形成性
能を得るためには少なくとも0.1%が通常必要であ
る。約10%迄を使用するのが好ましく、約0.1〜約
5%迄を使用するのがより好ましい。最も好ましい態様
によれば、約1%のアミノ官能性液体シリコーンを保護
組成物に配合する。
【0022】上述の様に、本発明の保護組成物は、随意
に1又はそれ以上のオルガノポリシロキサン類を含む。
好ましい態様によれば、オルガノポリシロキサン類は消
費者の望む特性を提供するために配合される。特に、中
くらいの粘度(即ち、約350cSt.より大)のオル
ガノポリシロキサン類を配合して、この組成物に光沢特
性を与えうる。加えて、低粘度(即ち、約50〜約35
0cSt.)のオルガノポリシロキサン類を配合して、
前記組成物にある程度の平準化の性質とドラグ(dra
g)を減らす性質を与えることができる。従って、本発
明組成物は、好ましくは、1又はそれ以上の液体オルガ
ノポリシロキサンを配合してこれらの性質を与える。
【0023】本発明組成物において有用な低い乃至中く
らいの粘度の液体オルガノポリシロキサンは直鎖の又は
分岐の、25℃の粘度が約50〜約10,000cS
t.のシロキサンであり得る。特に、25℃での粘度が
約50〜約1,000cSt.のオルガノポリシロキサ
ンが好ましい。勿論、異なった粘度の液体オルガノポリ
シロキサンをブレンドして望みの粘度範囲の液体を形成
することもできる。これに代えて、保護組成物中にそれ
ぞれ異なった粘度の1又はそれ以上の液体オルガノポリ
シロキサンを使用して、望みの最終製品特性を得ること
もできる。
【0024】本発明組成物において有用なオルガノポリ
シロキサン類は次の一般式で示される化合物である:
【0025】
【化9】
【0026】ここに各Rは同一でも異なっていてもよ
く、アルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、オクチル、ドデシル及びオクタデシル;アリー
ル基、例えば、フェニル、ジフェニル及びナフチル基;
アルケニル基、例えば、ビニル及びアリル基;シクロア
ルキル基、例えば、シクロブチル、シクロフェニル、及
びシクロヘキシル;アルカリル基、例えば、トリル、キ
シリル、エチルフェニル;アラアルキル基、例えばα−
フェニルエチル、β−フェニルエチル及びα−フェニル
ブチル等でありえ;xは約40〜約800の数値をと
り、そして粘度50〜10,000cSt.を与えるも
のである。
【0027】Rがアリール、炭素原子数約30迄のアル
キル基、及びこれらの混合物からなる基から選ばれるポ
リシロキサン、特にポリシロキサンがトリメチルで末端
をキャップされたものであることが好ましい。Rがフェ
ニル、炭素原子数約15迄のアルキル基、及びこれらの
混合物からなる基から選ばれるポリシロキサン、特にポ
リシロキサンがトリメチルで末端をキャップされたもの
であることが好ましい。特に、2つの低粘度(即ち、約
50〜約350cSt.)のトリメチルで末端をキャッ
プされたポリジメチルシクロシロキサン又は低粘度(即
ち、約50〜約350cSt.)及び中粘度(即ち、約
350〜約10,000cSt.)のトリメチルで末端
をキャップされているものが好ましい。25℃での粘度
約50cSt.を持つトリメチルで末端を停止したポリ
ジメチルシロキサン及び25℃での粘度約350cS
t.を持つトリメチルで末端を停止されたポリジメチル
シロキサンが最も好ましい。
【0028】本発明において有用な液体オルガノポリシ
ロキサンの量及び種類は保護組成物について追求されて
いる望みの特性及びこの組成物の他の成分との相溶性に
懸かっている。しかしながら、本発明に含まれるオルガ
ノポリシロキサンの量は、水の追い出し及びビーズ化が
不利益な影響を受ける程に大きくてはならない。
【0029】従って、液体オルガノポリシロキサンが含
まれるときは、それは保護組成物中に約1〜約50%の
量で含まれうる。前記液体オルガノポリシロキサンが前
記組成物中に配合されるときは、存在すべき揮発性液体
シリコーンの最大存在量は約98.9%であろう。好ま
しくは、オルガノポリシロキサンは約1〜約30%、よ
り好ましくは約1〜約20%含まれる。最も好ましい態
様に従えば、前記液体オルガノポリシロキサンは、約2
0%で含まれ、粘度約50cSt.のトリメチルで末端
をキャップされたポリジメチルシロキサン及び粘度約3
50cSt.のトリメチルで末端をキャップされたポリ
ジメチルシロキサンの1:1混合物である。
【0030】この組成物は前記成分のそれぞれの軽い攪
拌による完全な混合により調製される。好ましくは、こ
の組成物は次のステップに従って調製される:望みの量
の揮発性液体シリコーンを混合容器に装填し、液体オル
ガノポリシロキサンを(又は、もしこれが1種以上であ
れば、それぞれを)前記混合容器に軽く攪拌しつつ加
え、次いで前記架橋性液体シリコーンを前記混合容器に
軽く攪拌しつつ加え、全成分が完全に混合される迄周囲
温度で攪拌を続ける。
【0031】本発明のより好ましい態様において、前記
液体保護組成物は本質的に揮発性の液体シリコーン、架
橋性液体シリコーン、及び液体オルガノポリシロキサン
からなり、上記各液体がこの組成物中にやはり上に述べ
た量で存在するようにしている。例えば、このより好ま
しい態様において、前記液体保護組成物は、本質的に約
10〜約98.9%の上記液体ポリジメチルシロキサン
からなる揮発性液体シリコーン、約0.1〜約10%の
上述のアミノ官能性液体シリコーンからなる架橋性液体
シリコーン、及び約1〜約50%の上述のオルガノポリ
シロキサン類からなる。
【0032】本発明の他の態様において、上述の液体保
護組成物はO/Wエマルジョンに配合されうる。この場
合、この乳化剤は本発明の利点を否定しないように選択
される。
【0033】本発明組成物は多数の種々の表面に有効に
用いて、水の追い出しやビーズ化を行い、これら表面に
光沢を与える。例えば、それは自動車のペンキを塗った
車体に効果的に用いうる。しかしながら、この保護組成
物はゴム、ビニール及び他の表面に塗ったときにも有効
であることを理解すべきである。一般には、この保護剤
は保護さるべき表面に適用され、その後この表面を、こ
れらに限られる訳ではないが、ぼろ、布、チーズクロ
ス、ランプルクロス、フランネル、綿製おむつ布、不織
布等を含む適当な繊維含有材料でバフ磨きをし、又は擦
って、光沢のある表面を与え、またはっ水性を与える。
【0034】特異な点として、本発明保護組成物は、保
護さるべき表面が湿っていても有効に使用できる。即
ち、例えば、自動車を保護するとき、この自動車は本発
明組成物を適用する前に乾燥する必要がない。本発明組
成物で湿らせた繊維含有物質で自動車の表面をこするこ
とにより、この表面上に存在する水を取り除き、更にバ
フ磨きにより光沢のある外観を与え、これにより前記保
護剤を適用した表面に水が接触したとき水をビーズにす
ることができる。
【0035】この組成物は、エーロゾル、好ましくは非
極性エーロゾルを用いることによって、ポンプスプレー
により又はスポンジもしくは布を湿らせ、ついでこのス
ポンジもしくは布を表面に塗ることにより、保護さるべ
き表面に塗ることができる。勿論、他のこの組成物を塗
る手段を予想している。好ましくは、表面の多孔度が増
すに連れて、スプレー又はエーロゾルを用いて表面に直
接この組成物を適用するのが望ましい。一方、この表面
が比較的非孔質であるとき、例えば、ペンキを塗った自
動車の表面の場合は、最初に保護組成物をスポンジ、
布、等に塗り、次いでこの処理した塗布材を表面に塗る
のが望ましい。その後、もしペンキで塗られているなら
ばその表面を擦るか又はバフ磨きして、平らな、光沢の
ある外観を与え、はっ水性を与えるのが好ましい。
【0036】
【実施例】
(例)以下に説明の為に、例を示すが、これは本発明を
限定するものではない。表1は、調製し、本発明の2つ
の望ましい性質、塗ったときの水の取り除き及びバフ磨
きの後の水のビーズ化について試験した6つの組成物を
示す。これらの組成物は本発明の重要な要素を種々の
量、含んでいる。この試験は概してASTM D383
6に従い、以下のようにして行った。乾燥したテリー布
塗布材を前記保護組成物で湿らせ、次いで予め脱イオン
水で湿らせたペンキを塗った自動車の表面の約3平方フ
ィートに均一に塗った。各組成物の水の取り除き性能
を、熟練者により肉眼で評価した。この組成物の塗布
後、この表面をバフ仕上げした。各組成物の水のビーズ
化性能を、処理された表面上に水を霧吹きして、熟練者
により評価した。
【0037】以下の結果が観察された:水の取り除きに
関しては、組成物1は組成物2よりも良く、組成物2は
組成物3よりも良く、組成物3は組成物4及び5と略同
じであり、組成物4及び5は組成物6よりも良かった。
バフ磨き後の水のビーズ化に関しては、組成物1は組成
物2よりも良く、組成物2は組成物3よりも良く、組成
物3は組成物5よりも良く、組成物5は組成物6と略同
じであり、組成物6は組成物4よりも良かった。
【0038】表2は、調製し、塗ったときの水の取り除
き及びバフ磨きの後の水のビーズ化について試験した、
それぞれ本発明の範囲に属する6つの組成物を示す。こ
の試験は上述のようにして行った。
【0039】以下のことが観察された:水の取り除きに
関しては、組成物8は組成物7よりも良く、組成物7は
組成物10と略同じであり、組成物10は組成物9より
も良く、組成物9は組成物11よりも良く、組成物11
は組成物12と略同じであった。水のビーズ化に関して
は、組成物10は組成物8と略同じであり、組成物8は
組成物9よりも良く、組成物9は組成物7と略同じであ
り、組成物7は組成物11よりも良く、組成物11は組
成物12と略同じであった。上記組成物の内幾つかは他
の組成物よりも性能が良かったが、各組成物7〜12の
それぞれが有効であったことに注意すべきである。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】上記具体例に広範な変更と修正が可能なこ
とが理解さるべきである。従って、上記説明は本発明の
限界を示すものではなく、本発明を定義するのは特許請
求の範囲及びその全ての均等物である。
【0043】
【発明の効果】本発明表面保護組成物は、ペンキを塗っ
た自動車の表面、ビニール、ゴム、及び革製品等の表面
に、それが湿っていても塗ることができ、その表面に光
沢と、はっ水性を与える。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のものを含む表面保護組成物: a.約10〜約99.9wt%の揮発性液体シリコー
    ン; b.約0.1〜約10wt%の架橋性液体シリコーン;
    及び c.随意の、約1〜約50%の液体オルガノポリシロキ
    サン。
  2. 【請求項2】 前記揮発性液体シリコーンが一般式[(C
    3)2 SiO] x (ここにxは3〜8の値をとる)で表
    わされるポリジメチルシクロシロキサン類及びこれらの
    混合物からなる群れから選ばれる請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 前記架橋性液体シリコーンが次の一般式
    で示されるポリシロキサンである請求項1又は2の組成
    物: 【化1】 ここに、R1 はオキシ(oxy)基であり、R2 はアル
    キル、アリール、及びこれらの混合物からなる群れから
    選ばれ、R3 はアルキルアミン基、アルキルジアミン
    基、及びこれらの混合物からなる群れから選ばれ、x+
    yは2〜20である。
  4. 【請求項4】 前記オルガノポリシロキサンが、次の一
    般式で示されるポリシロキサンであり: 【化2】 (ここにRは30迄のアルキル基、アリール基、及びこ
    れらの混合物からなる群れから選ばれ、xは約40〜約
    800の数をとる)、粘度が25℃で50〜10,00
    0cSt.である請求項1、2又は3の組成物。
  5. 【請求項5】 次のものを含む自動車の表面保護組成
    物: a.約10〜約98.9wt%の一般式[(CH3)2 Si
    O] x (ここにxは3〜8の値をとる)で表わされるポ
    リジメチルシクロシロキサン類及びこれらの混合物から
    なる群れから選ばれる揮発性液体シリコーン; b.約0.1〜約10wt%のアミノ官能性液体シリコ
    ーンであって、このアミノ官能性液体シリコーンは次の
    一般式で示されるポリシロキサンであり: 【化3】 ここに、R1 はオキシ(oxy)基であり、R2 はアル
    キル、アリール、及びこれらの混合物からなる群れから
    選ばれ、R3 はアルキルアミン基、アルキルジアミン
    基、及びこれらの混合物からなる群れから選ばれ、xは
    2〜約20であり、yは1であり;そして c.約1〜約50%の液体オルガノポリシロキサンであ
    って、このオルガノポリシロキサンは次の一般式で示さ
    れるポリシロキサンであり: 【化4】 (ここにRは30迄のアルキル基、アリール基、及びこ
    れらの混合物からなる群れから選ばれ、xは約40〜約
    800の数をとる)、粘度が25℃で50〜10,00
    0cSt.である。
  6. 【請求項6】 次のものを含む自動車表面保護組成物: a.約65〜約85wt%の揮発性液体シリコーン; b.約0.1〜約5wt%のアミノ官能性液体シリコー
    ン;及び c.1〜約30%の液体オルガノポリシロキサン。
  7. 【請求項7】 前記揮発性液体シリコーンが式[(CH3)
    2 SiO] x (ここにxは3〜8の値をとる)で表わさ
    れるポリジメチルシクロシロキサン類及びこれらの混合
    物からなる群れから選ばれる請求項6の組成物。
  8. 【請求項8】 前記アミノ官能性液体シリコーンが次の
    一般式で示されるポリシロキサンである請求項1又は2
    の組成物: 【化5】 ここに、R1 はオキシ(oxy)基であり、R2 はアル
    キル、アリール、及びこれらの混合物からなる群れから
    選ばれ、R3 はアルキルアミン基、アルキルジアミン
    基、及びこれらの混合物からなる群れから選ばれ、xは
    2〜約20であり、yは1である。
  9. 【請求項9】 前記オルガノポリシロキサンが、次の一
    般式で示されるポリシロキサンであり: 【化6】 (ここにAは(CH3)3 であり、Rは30迄のアルキル
    基、アリール基、及びこれらの混合物からなる群れから
    選ばれ、xは約40〜約800の数をとる)、粘度が2
    5℃で50〜10,000cSt.である請求項6、7
    又は8の組成物。
  10. 【請求項10】 次のものを含む自動車の表面保護組成
    物: a.約79wt%の、デカメチルシクロペンタシロキサ
    ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン及びこれらの
    混合物からなる群れから選ばれる揮発性液体シリコー
    ン; b.約1wt%のアミノ官能性液体シリコーンであっ
    て、このアミノ官能性液体シリコーンは次の一般式で示
    されるポリシロキサンであるもの: 【化7】 ここに、R1 はメトキシであり、R2 はメチル、フェニ
    ル、及びこれらの混合物からなる群れから選ばれ、R3
    はアルキルアミン、アルキルジアミン、及びこれらの混
    合物からなる群れから選ばれ、xは2〜約20であり、
    yは1である; c.約10%の、粘度が25℃で50cSt.であるト
    リメチルで末端をブロックしたポリジメチルシロキサ
    ン;及び d.約10%の、粘度が25℃で350cSt.である
    トリメチルで末端をブロックしたポリジメチルシロキサ
    ン。
  11. 【請求項11】 次のことを含む、自動車のペンキを塗
    った、ゴムの又はビニールの表面から水を取り除き、こ
    の表面に光沢のある外観及びはっ水性を与える方法: a.迅速に平準化する保護組成物を表面に塗布するこ
    と、但しこの組成物は次のものを含む: i.約10〜約98.9wt%の揮発性液体シリコー
    ン; ii.約0.1〜約10wt%のアミノ官能性液体シリコ
    ーン;及び iii.随意に、約1〜約50%の液体オルガノポリシロキ
    サン;そして b.得られたフィルムで被覆された表面を必要に応じて
    適当な繊維含有材料で磨くこと。
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