JPH07109425A - 紫外線硬化性樹脂組成物 - Google Patents
紫外線硬化性樹脂組成物Info
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- JPH07109425A JPH07109425A JP5277361A JP27736193A JPH07109425A JP H07109425 A JPH07109425 A JP H07109425A JP 5277361 A JP5277361 A JP 5277361A JP 27736193 A JP27736193 A JP 27736193A JP H07109425 A JPH07109425 A JP H07109425A
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- Japan
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- hollow particles
- acrylic
- curable resin
- resin composition
- styrene copolymer
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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Abstract
(57)【要約】
【構成】(a)分子内にエチレン性不飽和二重結合を少
なくとも2個以上もつ重合可能な化合物、(b)光重合
開始剤、(c)アクリル−スチレン共重合体からなる中
空粒子を必須成分として含有してなる紫外線硬化性樹脂
組成物。 【効果】厚膜硬化し、且つ硬化収縮が抑制でき、更に接
着強さを向上させることができ、更に上記中空粒子をを
添加することによって白色化することができ、特に注射
針の固定をはじめ、光学レンズの固定や電気、電子部品
の接着用樹脂として有用である。
なくとも2個以上もつ重合可能な化合物、(b)光重合
開始剤、(c)アクリル−スチレン共重合体からなる中
空粒子を必須成分として含有してなる紫外線硬化性樹脂
組成物。 【効果】厚膜硬化し、且つ硬化収縮が抑制でき、更に接
着強さを向上させることができ、更に上記中空粒子をを
添加することによって白色化することができ、特に注射
針の固定をはじめ、光学レンズの固定や電気、電子部品
の接着用樹脂として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紫外線硬化性樹脂に
アクリル−スチレン共重合体からなる中空粒子を添加す
ることにより、組成物の硬化収縮を低減させ、同時に接
着力を向上させることができる紫外線硬化性樹脂組成物
に関する。
アクリル−スチレン共重合体からなる中空粒子を添加す
ることにより、組成物の硬化収縮を低減させ、同時に接
着力を向上させることができる紫外線硬化性樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線硬化性樹脂組成物としては、アク
リレート或はメタクリレート系のモノマー或はオリゴマ
ーなどエチレン性不飽和二重結合をもつ化合物に光重合
開始剤を配合したものが知られている。
リレート或はメタクリレート系のモノマー或はオリゴマ
ーなどエチレン性不飽和二重結合をもつ化合物に光重合
開始剤を配合したものが知られている。
【0003】これら紫外線硬化性樹脂組成物は、その速
硬化性、易作業性に優れた特徴があり、この特徴のため
に電気・電子分野をはじめ、医療機器分野や光学分野な
ど幅広く使用されている。
硬化性、易作業性に優れた特徴があり、この特徴のため
に電気・電子分野をはじめ、医療機器分野や光学分野な
ど幅広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、紫外線硬化
性樹脂には、エポキシ樹脂や他の多くの硬化性樹脂と同
様に、硬化する際に硬化収縮が起こり、硬化物に空洞を
生じたり、被着材から剥れたりするという問題がある。
性樹脂には、エポキシ樹脂や他の多くの硬化性樹脂と同
様に、硬化する際に硬化収縮が起こり、硬化物に空洞を
生じたり、被着材から剥れたりするという問題がある。
【0005】これを解決するために、従来は樹脂組成物
中に無機質系の充填剤を添加して硬化収縮を抑えるよう
とする方法が採用されていたが、このように樹脂組成物
中に無機質系の充填剤を添加すると紫外線の通過が悪く
なり、実用可能な硬化厚膜が得られないなどの難点があ
る。
中に無機質系の充填剤を添加して硬化収縮を抑えるよう
とする方法が採用されていたが、このように樹脂組成物
中に無機質系の充填剤を添加すると紫外線の通過が悪く
なり、実用可能な硬化厚膜が得られないなどの難点があ
る。
【0006】また、樹脂組成物中に無機質系の充填剤を
添加すると、未添加系に比べて接着性が低下するなどの
難点もある。
添加すると、未添加系に比べて接着性が低下するなどの
難点もある。
【0007】一方、充填剤を添加することなく硬化収縮
を下げる方法として硬化性樹脂の分子内に収縮を抑制で
きる構造を導入する方法もあるが、この方法には合成上
の困難性や、コスト高などをもたらすなどの欠点があ
る。
を下げる方法として硬化性樹脂の分子内に収縮を抑制で
きる構造を導入する方法もあるが、この方法には合成上
の困難性や、コスト高などをもたらすなどの欠点があ
る。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本願発明者は、かかる
欠点を解決するために鋭意研究の結果、紫外線硬化性樹
脂組成物にアクリル−スチレン共重合体からなる中空粒
子をある一定量配合することによって、硬化厚膜が得ら
れ、且つ硬化性収縮が顕著に低減され、更に接着力も向
上できることを見出し、この発明を完成するに至ったの
である。
欠点を解決するために鋭意研究の結果、紫外線硬化性樹
脂組成物にアクリル−スチレン共重合体からなる中空粒
子をある一定量配合することによって、硬化厚膜が得ら
れ、且つ硬化性収縮が顕著に低減され、更に接着力も向
上できることを見出し、この発明を完成するに至ったの
である。
【0009】即ち、この発明では上記知見に基づき、分
子内にエチレン性不飽和二重結合を少なくとも2個以上
もつ重合可能な化合物、光重合開始剤、アクリル−スチ
レン共重合体からなる中空粒子を必須成分として含有し
てなる紫外線硬化性樹脂組成物を提案するものである。
子内にエチレン性不飽和二重結合を少なくとも2個以上
もつ重合可能な化合物、光重合開始剤、アクリル−スチ
レン共重合体からなる中空粒子を必須成分として含有し
てなる紫外線硬化性樹脂組成物を提案するものである。
【0010】この発明に用いるエチレン性不飽和二重結
合を少なくとも2個以上もつ化合物としては、アクリレ
ート或はメタクリレート系のモノマー或はオリゴマー等
を使用することができるが、特に限定するものではな
い。
合を少なくとも2個以上もつ化合物としては、アクリレ
ート或はメタクリレート系のモノマー或はオリゴマー等
を使用することができるが、特に限定するものではな
い。
【0011】具体的には、例えばジアクリレート、ジメ
タクリレート、ヘキサンジオールジアクリレートネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリ
レート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ト
リシクロデカンジメチロールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプ
ロパンテトラアクリレート、エチレンオキサイド変性ビ
スフェノールAのジアクリレート等を挙げることができ
る。
タクリレート、ヘキサンジオールジアクリレートネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリ
レート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ト
リシクロデカンジメチロールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプ
ロパンテトラアクリレート、エチレンオキサイド変性ビ
スフェノールAのジアクリレート等を挙げることができ
る。
【0012】これらのエチレン性不飽和二重結合を2個
以上有する化合物を必要に応じて1種又は2種以上を混
合して使用してもよい。
以上有する化合物を必要に応じて1種又は2種以上を混
合して使用してもよい。
【0013】更に必要に応じて、これらのエチレン性不
飽和二重結合を2個以上有する化合物にエチレン性不飽
和結合を1個有するアクリレート又はメタクリレートを
添加してもよい。
飽和二重結合を2個以上有する化合物にエチレン性不飽
和結合を1個有するアクリレート又はメタクリレートを
添加してもよい。
【0014】具体的には、これらアクリレート又はメタ
アクリレートとしてはN−ビニルピロリドン、アクリル
ニトリル或はその誘導体、スチレン或はその誘導体、ラ
ウリル(メタ)アクリレートのような脂肪酸のアクリレ
ート或はメタクリレート、ベンジルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フ
ェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチル
アクリレート、、β−カプロラクトン付加物のアクリレ
ート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノ(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、3−フェノキシプロピルアク
リレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート等
のアクリレートを挙げることができる。
アクリレートとしてはN−ビニルピロリドン、アクリル
ニトリル或はその誘導体、スチレン或はその誘導体、ラ
ウリル(メタ)アクリレートのような脂肪酸のアクリレ
ート或はメタクリレート、ベンジルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フ
ェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチル
アクリレート、、β−カプロラクトン付加物のアクリレ
ート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノ(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、3−フェノキシプロピルアク
リレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート等
のアクリレートを挙げることができる。
【0015】この発明に用いられる光重合開始剤として
公知のものなら特に限定されない。具体的にはアセトフ
ェノン、ベンゾフェノン、フルオレイン、ベンズアルデ
ヒド、アンスラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾ
ール、3−ブロモアセトフェノン、4−アリルアセトフ
ェノン、p−ジアセチルベンゼン、3−メトキシベンゾ
フェノン、キサントーン、ベンゾイル、ベンゾイルメチ
ルエーテル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケト
ン。ベンジルメトキシケタール、2−クロロチオキサト
ーン等が挙げられる。
公知のものなら特に限定されない。具体的にはアセトフ
ェノン、ベンゾフェノン、フルオレイン、ベンズアルデ
ヒド、アンスラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾ
ール、3−ブロモアセトフェノン、4−アリルアセトフ
ェノン、p−ジアセチルベンゼン、3−メトキシベンゾ
フェノン、キサントーン、ベンゾイル、ベンゾイルメチ
ルエーテル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケト
ン。ベンジルメトキシケタール、2−クロロチオキサト
ーン等が挙げられる。
【0016】この光重合開始剤の使用量については、上
述のモノマー又はオリゴマーの総重量に対して、0.1 〜
10重量部の範囲とすればよいが、好ましくは0.5 〜3 重
量部の範囲である。
述のモノマー又はオリゴマーの総重量に対して、0.1 〜
10重量部の範囲とすればよいが、好ましくは0.5 〜3 重
量部の範囲である。
【0017】この発明に用いるアクリル−スチレン共重
合体の中空粒子は、粒子径が0.1 〜1.0 μm であって、
内孔径は0.05〜0.3 μm の範囲であり、具体的には日本
合成ゴム社製、商品名JSR-863(P)、 日本フィライト社
製、商品名エクスパンセル551DE20 が挙げられる。
合体の中空粒子は、粒子径が0.1 〜1.0 μm であって、
内孔径は0.05〜0.3 μm の範囲であり、具体的には日本
合成ゴム社製、商品名JSR-863(P)、 日本フィライト社
製、商品名エクスパンセル551DE20 が挙げられる。
【0018】アクリル−スチレン共重合体の中空粒子の
配合割合は、上述のエチレン性不飽和結合を化合物と光
重合開始剤からなる紫外線硬化性樹脂組成物100 重量部
に対して0.5 〜10重量部の範囲である。
配合割合は、上述のエチレン性不飽和結合を化合物と光
重合開始剤からなる紫外線硬化性樹脂組成物100 重量部
に対して0.5 〜10重量部の範囲である。
【0019】また、この発明に用いるアクリル−スチレ
ン共重合体の中空粒子を添加することにより、透明な紫
外線硬化性樹脂を白色化することができる、即ち白色顔
料として使用することもできる。
ン共重合体の中空粒子を添加することにより、透明な紫
外線硬化性樹脂を白色化することができる、即ち白色顔
料として使用することもできる。
【0020】しかも、一般にエポキシ樹脂をはじめとし
て樹脂を白色に着色する際に使用する酸化チタン(チタ
ン白、ホワイトカーボン)、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化
鉛(鉛白)等の白色顔料については紫外線硬化性樹脂中
に添加した場合紫外線を遮断して充分な厚さの硬化層が
得られないが、この発明に用いるアクリル−スチレン共
重合体の中空粒子については紫外線透過性があり、充分
な厚さの硬化層が得られる。
て樹脂を白色に着色する際に使用する酸化チタン(チタ
ン白、ホワイトカーボン)、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化
鉛(鉛白)等の白色顔料については紫外線硬化性樹脂中
に添加した場合紫外線を遮断して充分な厚さの硬化層が
得られないが、この発明に用いるアクリル−スチレン共
重合体の中空粒子については紫外線透過性があり、充分
な厚さの硬化層が得られる。
【0021】更に、通常紫外線硬化性樹脂中に白色顔料
を添加した場合は未添加系に比べ接着性も低下するが、
この発明に用いるアクリル−スチレン共重合体の中空粒
子を添加する場合には、逆に接着強度を向上させること
ができる。
を添加した場合は未添加系に比べ接着性も低下するが、
この発明に用いるアクリル−スチレン共重合体の中空粒
子を添加する場合には、逆に接着強度を向上させること
ができる。
【0022】これを要するに、この発明によれば厚膜硬
化性で、且つ硬化収縮が抑制でき、また接着強度の向上
した紫外線硬化性樹脂組成物が得られ、これは光学レン
ズの固定や電気・電子部品の接着用樹脂として有用であ
るが、特に注射針の固定用樹脂として有用である。
化性で、且つ硬化収縮が抑制でき、また接着強度の向上
した紫外線硬化性樹脂組成物が得られ、これは光学レン
ズの固定や電気・電子部品の接着用樹脂として有用であ
るが、特に注射針の固定用樹脂として有用である。
【0023】なお、注射針の固定用樹脂組成物とするに
はアクリル−スチレン共重合体からなる中空粒子の配合
比率は紫外線硬化性樹脂の100 重量部に対して0.5 〜10
重量部、好ましくは1 〜5 重量部である。
はアクリル−スチレン共重合体からなる中空粒子の配合
比率は紫外線硬化性樹脂の100 重量部に対して0.5 〜10
重量部、好ましくは1 〜5 重量部である。
【0024】
実施例1 積算光量3000mJ/cm2を照射した紫外線硬化性樹脂の硬化
膜厚を測定した。紫外線硬化性樹脂のベース樹脂とし
て、商品名スリーボンドTB3042B (スリーボンド社製)
を用いた。まず、TB3042B100重量部に対し、表1に示す
各重量部のアクリル−スチレン中空粒子(日本合成ゴム
社製、商品名JSR863P)を添加して3本ロールで混練した
後、25℃、 真空下で、1時間撹拌を行った。下記表1に
測定した各組成物の硬化厚膜を示す。
膜厚を測定した。紫外線硬化性樹脂のベース樹脂とし
て、商品名スリーボンドTB3042B (スリーボンド社製)
を用いた。まず、TB3042B100重量部に対し、表1に示す
各重量部のアクリル−スチレン中空粒子(日本合成ゴム
社製、商品名JSR863P)を添加して3本ロールで混練した
後、25℃、 真空下で、1時間撹拌を行った。下記表1に
測定した各組成物の硬化厚膜を示す。
【0025】比較例1 実施例1のアクリル−スチレン中空粒子の代わりに、酸
化亜鉛又は酸化チタンを添加して、実施例1と同様に各
々の硬化膜厚を測定し、その結果を表1に示す。
化亜鉛又は酸化チタンを添加して、実施例1と同様に各
々の硬化膜厚を測定し、その結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】実施例2 TB3042B に、最終濃度が5 重量% 及び10重量% となるよ
うにJSR863P を添加して、実施例1と同様に混練、撹
拌、硬化を行い、硬化収縮率を測定した。その結果を下
記表2に示す。
うにJSR863P を添加して、実施例1と同様に混練、撹
拌、硬化を行い、硬化収縮率を測定した。その結果を下
記表2に示す。
【0028】比較例2 実施例2のアクリル−スチレン中空粒子の代わりに、ア
クリル−スチレン中実粒子(日本ペイント社製、商品名
ニッペイマイクロジェルTBP-1)を用い、実施例2と同様
にして硬化収縮率を測定し、その結果を表2に示す。
クリル−スチレン中実粒子(日本ペイント社製、商品名
ニッペイマイクロジェルTBP-1)を用い、実施例2と同様
にして硬化収縮率を測定し、その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】実施例3 積算光量3000mJ/cm2を照射したテストピースについて剪
断接着強さを測定した。テストピースはポリカーボネー
ト(PC)/ポリカーボネート及び、ポリブチルテレフタレ
ート(PBT)/ガラスの2種類の組み合わせを用いた。その
結果を下記表3に示す。
断接着強さを測定した。テストピースはポリカーボネー
ト(PC)/ポリカーボネート及び、ポリブチルテレフタレ
ート(PBT)/ガラスの2種類の組み合わせを用いた。その
結果を下記表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】実施例4 積算光量3000mJ/cm2を照射した注射針について抜き強度
を測定した。その場合にもTB3042B とJSR863P を使用し
た。アクリル−スチレン中空粒子添加量に対する樹脂強
度は下記表4の通りであった。
を測定した。その場合にもTB3042B とJSR863P を使用し
た。アクリル−スチレン中空粒子添加量に対する樹脂強
度は下記表4の通りであった。
【0033】
【表4】
【0034】
【発明の効果】以上要するに、この発明によればアクリ
ル−スチレン共重合体からなる中空粒子を紫外線硬化性
樹脂に添加することによって、厚膜硬化し、且つ硬化収
縮が抑制でき、更に接着強さを向上させることができ
る。
ル−スチレン共重合体からなる中空粒子を紫外線硬化性
樹脂に添加することによって、厚膜硬化し、且つ硬化収
縮が抑制でき、更に接着強さを向上させることができ
る。
【0035】また、紫外線硬化性樹脂そのものは透明で
あっても、この中空粒子を添加することによって白色化
することができ、塗布後の塗布状況が目視でき、塗布不
良を事前に発見できる。
あっても、この中空粒子を添加することによって白色化
することができ、塗布後の塗布状況が目視でき、塗布不
良を事前に発見できる。
【0036】したがって、この発明に係る組成物は、注
射針の固定をはじめ、光学レンズの固定や電気、電子部
品の接着用樹脂として有用である。
射針の固定をはじめ、光学レンズの固定や電気、電子部
品の接着用樹脂として有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)分子内にエチレン性不飽和二重結
合を少なくとも2個以上もつ重合可能な化合物、(b)
光重合開始剤、(c)アクリル−スチレン共重合体から
なる中空粒子を必須成分として含有してなる紫外線硬化
性樹脂組成物。 - 【請求項2】 注射針固定用として使用する特許請求の
範囲第1項記載の組成物。 - 【請求項3】 (c)アクリル−スチレン共重合体から
なる中空粒子の配合比率が紫外線硬化性樹脂の100 重量
部に対して0.5 〜10重量部である特許請求の範囲第2項
記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5277361A JPH07109425A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 紫外線硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5277361A JPH07109425A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 紫外線硬化性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07109425A true JPH07109425A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17582458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5277361A Pending JPH07109425A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 紫外線硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109425A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010131447A (ja) * | 2001-02-21 | 2010-06-17 | Becton Dickinson & Co | 高温乾熱殺菌可能な皮下注射器外筒とニードルカニューレのアセンブリの作製方法 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP5277361A patent/JPH07109425A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010131447A (ja) * | 2001-02-21 | 2010-06-17 | Becton Dickinson & Co | 高温乾熱殺菌可能な皮下注射器外筒とニードルカニューレのアセンブリの作製方法 |
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