JPH07109009A - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

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JPH07109009A
JPH07109009A JP25559593A JP25559593A JPH07109009A JP H07109009 A JPH07109009 A JP H07109009A JP 25559593 A JP25559593 A JP 25559593A JP 25559593 A JP25559593 A JP 25559593A JP H07109009 A JPH07109009 A JP H07109009A
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pallet
article supply
rail
actuator
supply apparatus
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JP25559593A
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Masatoshi Morita
昌寿 森田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パレットが引き出されたときに、パレットの位
置決めが正確になされる様にした物品供給装置を提供す
る。 【構成】引き出し装置500は、パレットの外周フラン
ジ部を摺動自在に支持した状態で搬送するためのレール
557a,557bと、このレールの搬送方向前方に配
置され、パレットの本体部に当接してパレットを位置決
めするための位置決め部材530であって、その上面を
レール557a,557bの表面よりも所定量低くされ
た位置決め部材530とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばロボット等の外
部装置に対して、複数種の部品をパレットに収容した状
態で供給する物品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、特願平5−6169号に
おいて、ロボット装置等に部品を供給する物品供給装置
を提案している。
【0003】この物品供給装置は、図9に示す様に、複
数のパレットを分離された状態で縦方向に収納するスト
ッカ装置600と、このストッカ装置600内に収納さ
れたパレットの任意のものを固定の引き出し位置にまで
上下動させるエレベータと、引き出し位置にまで移動し
てきたパレットを、ストッカ装置600の本体外に引き
出すと共に、外部のロボット組立装置700とのアクセ
スが可能な位置に位置決めする位置決め装置800とを
概略備えている。
【0004】図10は上記の物品供給装置における位置
決め装置800の構成を示す斜視図であり、図11は位
置決め装置800の要部の側面図である。
【0005】位置決め装置800は、2つのエアシリン
ダシステムを有する。第1のエアシリンダは802であ
り、そのアクチュエータは804である。第2のエアシ
リンダは807a(不図示の807b)であり、そのア
クチュエータは806a,806bである。第1のエア
シリンダ802のアクチュエータ804の姿勢は、アク
チュエータ804を貫く2本のシャフト803a,80
3bにより一定に保たれる。
【0006】エアシリンダ802が作動すると、図の矢
印A方向にアクチュエータ804が移動する。アクチュ
エータ804にはプレート811が固着されており、さ
らにこのプレート811上には、2組の前述の第2のエ
アシリンダ807a,807bが装着されている。エア
シリンダ807aのアクチュエータ806aの姿勢はこ
のアクチュエータ806aを貫く2本のシャフト812
aにより一定に保たれる。また、エアシリンダ807b
のアクチュエータ806bの姿勢はこのアクチュエータ
806bを貫く2本のシャフト812bにより一定に保
たれる。従って、第1のエアシリンダ802が作動して
アクチュエータ804がA方向に移動すると、第2のエ
アシリンダ807a,807bもアクチュエータ804
と同じ速度でA方向に移動する。そして、第2のエアシ
リンダ807a,807bのアクチュエータ806a,
806bは、エアシリンダ807a,807bを作動さ
せることにより、アクチュエータ804の動作とは独立
して移動することができる。
【0007】アクチュエータ806a,806b上に
は、夫々、エアシリンダ814a,814bが設けら
れ、これらのエアシリンダ814a,814bはパレッ
ト引っ掛け爪813a,813bを駆動する。2つのア
クチュエータ806a,806bは連結バー810によ
り連結されている。このバー810の目的は、夫々別個
のエアシリンダにより駆動される2つのアクチュエータ
806a,806bの移動動作を同期付けるためにあ
る。
【0008】パレット引っ掛け爪813a,813b
は、パレットの切り欠き部と当接して、エアシリンダ8
02及び/又はエアシリンダ807a,807bの駆動
によってA方向に移動される。パレットの移動後の位置
は、位置決めフレーム830によって決められる。即
ち、パレットのA方向位置は当接面820により規定さ
れ、C方向の位置は当接面821によって規定される。
【0009】第1のエアシリンダ802の駆動、即ち、
アクチュエータ804の移動制御と、第2のエアシリン
ダ807の駆動、即ち、アクチュエータ806の移動制
御は、図11に示した様な、基台801上に設けられた
4つのセンサ840〜843によりなされる。先ず、セ
ンサ841はストッカ装置600から引き出されたパレ
ットの前進端を検知し、センサ843はパレットの後退
端を検知する。これらのセンサ841,843は位置決
め装置800により引き出されたパレットの正規の位置
に位置決めされているか否かを検出するものである。図
12に示したような大きさの本体部46とフランジ部4
8とを有するパレットを用いると、そのパレットが位置
決め装置800により正規に位置決めされると、センサ
841はパレットの前進端を検知し、センサ843は後
退端を検知しない。
【0010】まず、アクチュエータ806がエアシリン
ダ807の右端におかれている場合に、位置決め装置8
00がストッカ装置600内の所定のパレットを引き出
す場合を考える。先ず、位置決め装置800は、爪81
3を引っ込めたまま、アクチュエータ804を右端まで
移動して、アクチュエータ804がセンサ843の位置
にあるように、そして、アクチュエータ806をエアシ
リンダ807の右端に置く。そして、爪813は引っ込
められている。これにより、アクチュエータ806b上
の爪813はストッカ装置600内のパレットの切り欠
き位置に到達するであろう。エアシリンダ814をオン
して爪813でパレットを把持する。そして、アクチュ
エータ804の左方向に移動されるように、エアシリン
ダ802を作動する。アクチュエータ804は、センサ
842を通過するであろう。ここで、エアシリンダ80
7の動作を開始して、アクチュエータ806の左方向へ
の移動を開始する。これにより、爪813で把持されて
いるパレットは、アクチュエータ804の移動速度に加
えて、アクチュエータ806の移動速度が重畳されて移
動する。アクチュエータ804がセンサ804を過ぎた
時点(即ち、アクチュエータ804がセンサ840を遮
ってから、その後そのセンサ840を通過した時点)で
エアシリンダ802への空気供給を停止する。一方、エ
アシリンダ807への空気量の供給速度、即ち、アクチ
ュエータ806の移動速度は、アクチュエータ804が
エアシリンダ802のA方向左端に到達しないうちに、
アクチュエータ806がエアシリンダ807の左端に到
達することができるように、予め設定する。即ち、パレ
ットのフレーム830の当接部820への衝突衝撃は、
アクチュエータ804がエアシリンダ802のA方向左
端に到達するのと、アクチュエータ806がエアシリン
ダ807の左端に到達することが同時に起こらないので
緩和される。
【0011】以上のようにして、パレットが安定的にか
つ高速(アクチュエータ804と806の重畳速度)に
正規の位置に引き出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例においては、引っ掛け爪813a,813bにより引
っ掛けられたパレットは、エアシリンダ802,807
a,807bにより、そのフランジ部48の下面がレー
ル857a,857b上をスライドしながら移動され、
本体部46のE面(図12参照)が位置決めフレーム8
30の当接面820に当接して位置決めされる。しかし
ながら、上記の従来例においては、位置決めフレーム8
30の上面とレール857a,857bの上面の高さが
同一であったため、パレットが内部に収納された物品の
重量等により等により湾曲している場合には、パレット
のE面が当接面520に当接する前に、パレットのフラ
ンジ部48の前端であるD面が位置決め面520に当接
してしまい、パレットの位置決めが正確になされないと
いう問題点があった。
【0013】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、パレット
が引き出されたときに、パレットの位置決めが正確にな
される様にした物品供給装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の物品供給装置は、複数の
物品を収納可能なパレットを有し、このパレット内の物
品を次々と外部に供給する物品供給装置であって、複数
のパレットを分離された状態で収納する収納手段と、こ
の収納手段内に収納されたパレットの任意のものを固定
の引き出し位置まで移動させるためにこの収納手段を移
動する移動手段と、前記引き出し位置まで移動してきた
パレットを、前記収納手段の本体外に引き出す引き出し
手段とを具備する物品供給装置において、前記引き出し
手段は、前記パレットの外周フランジ部を摺動自在に支
持した状態で搬送するためのレールと、該レールの搬送
方向前方に配置され、前記パレットの本体部に当接して
前記パレットを位置決めするための位置決め部材であっ
て、その上面を前記レールの表面よりも所定量低くされ
た位置決め部材とを具備することを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる物品供給装置にお
いて、前記所定量とは、前記パレットのフランジ部の最
大撓み量よりも僅かに大きい量であることを特徴として
いる。
【0016】また、この発明に係わる物品供給装置にお
いて、前記レールには摩擦抵抗を減らすための表面処理
が施されていることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる物品供給装置にお
いて、前記レールは、摩擦係数の低い材料から形成され
ていることを特徴としている。
【0018】
【作用】以上の様に、この発明に係わる物品供給装置は
構成されているので、位置決め部材の表面を、パレット
のフランジ部を摺動支持するレールよりも低く設定する
ことにより、フランジ部が位置決め部材に引っかかるこ
とがなく、パレットの本体部が位置決め部材に確実に当
接し、パレットの位置決めが正確になされる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。この実施例にかかる
物品供給装置は物品供給先の外部装置としてロボット組
立装置を対象としている。従って、この物品供給装置は
ロボット組立装置と共に自動組立システムを構成する。 <概略>図1は、実施例の物品供給装置を組み込んだ自
動組み立てシステムの全体を示す図である。このシステ
ムでは、複数の棚を有したストッカ装置300から部品
供給を受けて、ロボットの組立装置200がその部品を
ユニットに組みあげるというものである。図中、記号p
で示したものは、複数の部品を収納するパレットと称す
る部品収容箱である。
【0020】ストッカ装置300は、最大、3つまでの
パレットを収容できるようになっている。ストッカ装置
300は、パレットを収容したまま上下動可能になって
いる。一方、位置決め装置500が所定の高さ(床から
h)に設けられ、この位置決め装置500は、ストッカ
装置300から1つのパレットを引き出してきて、ロボ
ット装置200が正確に目的の部品を把持できるよう
に、そのパレットを所定の位置に位置決めする。位置決
め装置500がパレットを引き出す高さ位置hは固着で
あるために、ストッカ装置300は上下動して、ロボッ
ト装置200が要求してきた部品が入っているパレット
が前述の引き出し高さ位置hに到着するようにする。パ
レットがストッカ装置300から引き出される位置が固
着であるということは、ロボット装置200のアームが
目的の部品を把持するための動作において、上下動動作
が単純となり、その結果、タクトタイムが短縮されると
いうメリットがある。
【0021】前述したように、ストッカ装置300は3
つの棚を有し、最大、3つまでのパレットを収納可能で
ある。この3つのパレットに、夫々異なった種類の部品
を収納するか、あるいは同じ部品を収納するかは、組立
対象のユニットに組み付けられるべき部品の種類によ
る。ストッカ装置300内において、3つの棚の夫々に
おいては、パレットは他のパレットから分離されてい
る。ストッカ装置300は、パレットの補給をバッファ
装置400から受ける。即ち、ストッカ装置300内の
パレット内の部品が減少してくれば、その空のパレット
の代わりに、部品を満載した新たなパレットが必要にな
るわけであるが、その新たなパレットをバッファ装置4
00から受けるわけである。
【0022】バッファ装置400においても個々の棚は
分離されている。バッファ装置400の個々の棚には、
その棚には、パレットが収納されているか、また、収納
されているパレットには部品が収納されているかを示す
表示器が設けられている。この表示器の表示を見て操作
者は、バッファ装置400のどの棚にパレットを補給す
べきかを知る。後述するように、バッファ装置400に
於ける各棚のパレットにはどの部品を収納したパレット
が収容されているかは、コントローラが管理しているの
で、例えば、ストッカ装置300の上から2段目の棚に
バッファ装置400の上から4段目のパレットを補給す
る必要がある場合には、コントローラはストッカ装置3
00の2段目の棚がバッファ装置400の4段目の棚位
置に一致するように、ストッカ装置300を上下動させ
る。各装置に於ける棚位置が一致すると、所定の爪が前
後方向に移動して、バッファ装置400のパレットをス
トッカ装置300に移載する。
【0023】かくして、部品は、パレットを介して、倉
庫から操作者によりバッファ装置400に補充され、バ
ッファ装置400からストッカ装置300に補給され、
ストッカ装置300から目的の部品を収容したパレット
が位置決め装置500により引き出されて、目的部品が
ロボット組立装置200に対して供給される。
【0024】図2は、図1のシステムの斜視図である。
図2により、本システムのより具体的な構成が理解され
る。同図から明らかなように、組立装置200は2つの
アーム(201,202)と、上下動するハンド203
と、把持機能を有するフィンガ204とを有する。しか
しながら、本発明においては、組立装置がいかなる形態
のロボットであるかということは何ら本質的なことでは
ない。また、ストッカ装置300とバッファ装置400
とは同じ筐体600内に収められているが、1つの筐体
内に両者が収められているかどうかということも本発明
の本質とは関係がない。
【0025】図2において、1つのパレットが位置決め
装置500により引き出し位置に引き出されている。ロ
ボット装置200は、このパレットから1つの部品を取
り出して組立治具210上においてユニットに組み上げ
ていく。
【0026】図2において、入出力装置100は、ロボ
ット装置200の動作プログラムや、ストッカ装置30
0の動作プログラムを作成するときの入出力手段とな
る。さらに、操作者は、この入出力装置100を用いて
上記のプログラムを起動したり停止したりすることが可
能である。第2の入出力手段としての入出力装置110
は携帯に便利なように小型の操作卓(ティーチングペン
ダント)となっている。操作者はこの操作卓を用いてテ
ィーチングポイントを教示する。
【0027】主制御部120は、ロボット装置200を
制御し、またシステム全体をコントロールする。副制御
部130はストッカ装置300を制御する。 〈パレット〉各パレツトには、同一種類の部品が夫々収
容されているものであり、図3に示すように、対応する
部品が上下方向に沿つて抜き差し可能に収容され、上面
が開放されたパレツト本体36と、このパレツト本体3
6の少なくとも搬送方向dに沿う両側縁において、外方
に張り出し成形されたフランジ部38とを一体に備えて
いる。尚、図示する形状から明白なように、このフラン
ジ部38は、実際の形状としては、パレツト本体36の
全周に渡つて形成されているものである。また、各パレ
ツト本体36には、これの上面を開放可能に閉塞するよ
う、蓋体40が載置されている。
【0028】各フランジ部38には、図示するように、
両端部に位置した状態で、第1及び第2の切り欠き部3
8a,38bが、また、中央に位置した状態で、第3の
切り欠き部38cが夫々形成されている。ここで、両側
の第1及び第2の切り欠き部38a,38bは、後述す
るように、パレツトを、ストッカ装置300がバッファ
装置400から取り込む為に、また、位置決め装置50
0がストッカ装置300から引き出し又は押し込む為に
設けられている。一方、中央の第3の切り欠き部38c
は、蓋体40を上方に持ち上げて、ストツカ24に収納
されているパレツト本体36を、これの上面が開放され
た状態で側方のロボツト12側に取り出すことが出来る
ように、持ち上げ体が挿通する為に設けられている。
尚、第1及び第2の各々の切り欠き部38a,38b
は、平面略等脚台形状に形成された凹部から構成されて
おり、短い方の底辺が凹部の底を規定するように形成さ
れている。
【0029】即ち、この蓋体40は、ロボット装置20
0が部品を取り扱うことになる最終段階、換言すれば、
パレツトがストッカ装置300から引き出されて引き出
し待機位置に移動されるまで、対応するパレツトの上面
開口部を覆うように被せられており、部品が埃等により
汚されることが未然に防止されている。
【0030】これらパレツトは、図4に示すように、こ
れに収容する部品の大きさに応じて、その厚さを、25
mm,50mm,75mm,100mmの4種類に設定されてい
る。
【0031】また、各パレツトp1 ,p2 ,p3 …にお
いては、フランジ部38の厚さは、共通の12mmに設定
されている。尚、各パレツト本体36の内周縁には、図
5に示すように、直上方に積み上げられるパレツト本体
36(図中破線で示す。)の下部が嵌合されて、互いの
横方向の位置ずれを防止するための凹部36aが、全周
に渡つて形成されている。ここで、この凹部36aの深
さは、7mmに設定されている。 <位置決め装置500>位置決め装置500は図1に示
すように、固定された位置(パレット引き出し位置=高
さh)に設けられ、ストッカ装置300内の目的のパレ
ットを引き出し、あるいは、引き出したパレットを元の
棚に戻す機能を有する。位置決め装置500は固定され
た位置に設けられても、ストッカ装置300が図6に示
したティーチングポイントTPX に移動することによ
り、任意の棚位置にある目標パレットを位置決め装置5
00は引き出し、又はその位置の棚に引き出されていた
パレットを戻すことができる。
【0032】図7は位置決め装置500の斜視図を示
す。
【0033】位置決め装置500は、基台501上にエ
アシリンダ502を有し、そのアクチュエータは504
である。
【0034】エアシリンダ502が作動すると、図の矢
印A方向にアクチュエータ504が移動する。なお、こ
のアクチュエータ504の移動方向Aは、図3における
パレットの搬送方向dと一致している。アクチュエータ
504には、取付部材552を介して、プレート511
が固着されており、さらにプレート511はガイド55
1により案内されるよう取り付けられている。プレート
511上には、夫々、エアシリンダ514a,514b
が設けられ、これらのエアシリンダ514a,514b
はパレット引っ掛け爪513a,513bを駆動する。
【0035】パレット引っ掛け爪513a,513bは
前述したパレットの第1の切り欠き部38aと当接し
て、エアシリンダ502の駆動によってA方向にA方向
に移動される。
【0036】図8は、パレット引っ掛け爪513a,5
13bの構造を示す図である。図8において、553は
シリンダ514a,514bと接続する接続部材、55
4a,554bは互いに平行に配置された板バネ、55
5は実際にパレットの第1の切り欠き部38aと当接す
る爪部材である。接続部材553と板バネ554a,5
54bと爪部材555はボルト556により固定され
る。このパレット引っ掛け爪513a,513bはパレ
ットの第1の切り欠き部38aにb方向の力が加わった
とき、板バネ554a,554bがb方向にたわむこと
により、パレットの第1の切り欠き部38aと当接する
爪部材555をb方向にずらすことができ、力を加える
ことが終われば再び元の位置に戻すことができる。
【0037】パレットの移動後の位置は、位置決めフレ
ーム530によって決められる。即ち、図7におけるパ
レットのA方向の位置は当接面520によって決められ
る。このとき、シリンダ502のストロークを若干長く
しておき、パレットを当接面520に押しつけるように
する。すると、爪部材555にb方向の力が働き、パレ
ット引っかけ爪513a,513bの双方において、爪
部材555にb方向の力が働き、爪部材555がb方向
にシフトする。そうすることでパレットは当接面520
にパレットの一辺が確実に当接した状態で押し付けられ
ることになる。また、図7におけるパレットのC方向の
位置はシリンダ514bのシリンダ径をシリンダ514
aのシリンダ径よりも大きくする。又はシリンダ径を同
一とし、シリンダ514bを駆動する圧力をシリンダ5
14aを駆動する圧力よりも大きくすることで、シリン
ダから発生するパレット押しつけ力をシリンダ514a
に比べ、シリンダ514bの方を大きくする。そうする
ことで、パレットは当接面521に押し付けられて位置
決めされる。
【0038】なお、パレットを搬送するためのレール5
57a,557bには、パレットの移動がスムーズとな
るよう、タフラム又はテフロン等の摩擦抵抗の小さくな
る表面処理をほどこす。または、デルリン等の摩擦抵抗
の小さい材料からレール557a,557bを加工して
もよい。
【0039】また、位置決めフレーム530はパレット
と当接する位置で、かつレール557a,557bより
も高さが低い位置となるようにする。そうすることで、
パレットに重い部材を搭載しパレット自体がたわむこと
があったとしても、位置決めフレーム530にパレット
のD面(図3)が引っかかることなく、確実にパレット
のE面を当接面520に当接させることができ、パレッ
トを正確に位置決めすることができる。
【0040】以上説明した様に、本実施例の物品供給装
置においては、パレットに係合する爪部材が、この爪部
材を進退移動させるシリンダに対してパレットの搬送方
向に弾性的に変位可能に支持されているので、フレーム
に対してパレットが傾くことなく正確に位置決めされ
る。
【0041】また、位置決めフレームのパレットと当接
する部分が、レールよりも低く設定されているので、位
置決めフレームにパレットのフランジ部が引っかかるこ
とがなく、パレットを正確に位置決めすることができ
る。
【0042】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。また、本発明は、その主旨
を逸脱しない範囲で上記実施例を修正または変形したも
のに適用可能である。
【0043】例えば、上記実施例においては、爪部材を
弾性的に支持する部材に平行板バネを使用する場合につ
いて説明したが、これに限定されることなく、他の弾力
性のある部材を使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の物品供給装
置によれば、位置決め部材の表面を、パレットのフラン
ジ部を摺動支持するレールよりも低く設定することによ
り、フランジ部が位置決め部材に引っかかることがな
く、パレットの本体部が位置決め部材に確実に当接し、
パレットの位置決めが正確になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる一実施例の物品供給装置のブロ
ック図である。
【図2】図1のシステムの全体斜視図である。
【図3】実施例で用いられるパレットの構造を説明する
図である。
【図4】実施例で用いられるパレットの構造を説明する
図である。
【図5】実施例で用いられるパレットの構造を説明する
図である。
【図6】ティーチングポイントを説明する図である。
【図7】位置決め装置の構造を示す斜視図である。
【図8】引っかけ爪の構造を示す図である。。
【図9】従来の物品供給装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】従来の位置決め装置の構造を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の位置決め装置の側面図である。
【図12】パレットの構造を説明する図である。
【符号の説明】
36 パレット本体 38 フランジ部 40 蓋体 100,110 入出力装置 120 主制御部 130 副制御部 200 ロボット組立装置 201,202 アーム 203 ハンド 204 フィンガ 210 組立治具 300 ストッカ装置 500 位置決め装置 501 基台 502 エアシリンダ 504 アクチュエータ 511 プレート 513 引っ掛け爪 514 エアシリンダ 520,521 当接面 530 フレーム 551 ガイド 552 取り付け部材 553 接続部材 554 板バネ 555 爪部材 556 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の物品を収納可能なパレットを有
    し、このパレット内の物品を次々と外部に供給する物品
    供給装置であって、複数のパレットを分離された状態で
    収納する収納手段と、 この収納手段内に収納されたパレットの任意のものを固
    定の引き出し位置まで移動させるためにこの収納手段を
    移動する移動手段と、 前記引き出し位置まで移動してきたパレットを、前記収
    納手段の本体外に引き出す引き出し手段とを具備する物
    品供給装置において、 前記引き出し手段は、 前記パレットの外周フランジ部を摺動自在に支持した状
    態で搬送するためのレールと、 該レールの搬送方向前方に配置され、前記パレットの本
    体部に当接して前記パレットを位置決めするための位置
    決め部材であって、その上面を前記レールの表面よりも
    所定量低くされた位置決め部材とを具備することを特徴
    とする物品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記所定量とは、前記パレットのフラン
    ジ部の最大撓み量よりも僅かに大きい量であることを特
    徴とする請求項1に記載の物品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記レールには摩擦抵抗を減らすための
    表面処理が施されていることを特徴とする請求項1に記
    載の物品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記レールは、摩擦係数の低い材料から
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の物品
    供給装置。
JP25559593A 1993-10-13 1993-10-13 物品供給装置 Withdrawn JPH07109009A (ja)

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