JPH07108832A - 自動車のルーフ構造 - Google Patents

自動車のルーフ構造

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Publication number
JPH07108832A
JPH07108832A JP25791293A JP25791293A JPH07108832A JP H07108832 A JPH07108832 A JP H07108832A JP 25791293 A JP25791293 A JP 25791293A JP 25791293 A JP25791293 A JP 25791293A JP H07108832 A JPH07108832 A JP H07108832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
opening
vehicle body
automobile
panels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25791293A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sasaki
佐々木  実
Akihisa Takagi
昭尚 高木
Masao Kobori
昌雄 小堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP25791293A priority Critical patent/JPH07108832A/ja
Publication of JPH07108832A publication Critical patent/JPH07108832A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、乗員のヘッドスペースを損
なうことなく車体ルーフに広い開口部を確保でき、居住
性の向上を図ることが可能な自動車のルーフ構造を提供
することにある。 【構成】 本発明に係る自動車のルーフ構造は、車体ル
ーフ2の全体を前後方向に沿って並設される複数枚のル
ーフパネル4に分割するとともに、これらルーフパネル
4をリンク機構5により前部4a側を中心にして回動可
能に構成し、ルーフパネル4の後部4b側を上下動させ
ることにより、車体ルーフ2に形成された開口部3を開
閉するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のルーフ構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のルーフ構造としては、例
えば図4に示すようなものがある。このルーフ構造は通
常サンルーフと呼ばれ、車体ルーフ51の一部が開閉す
るようになっている。このため、車体ルーフ51には四
角形状の開口部52が部分的に形成されており、当該開
口部52を開閉体53により開閉して採光、換気等が行
われるように構成されている。しかして、このような開
閉体53は、車体ルーフ51に取外し可能に配設されて
いたり、あるいは車体ルーフ51にスライド自在に配設
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のルーフ構造のうち、開閉体53が取外し式であ
る場合には、採光や室内の換気等を行う際に、当該開閉
体53を車体ルーフ51から取外さなければならないの
で、取外した後の開閉体53の取扱いが面倒であった。
また、開閉体53がスライド式の場合には、その機構上
の理由から開口部52の開口面積が限られることになる
ので、大きな開放感などが得られないという不具合があ
った。しかも、開口部52の全開時には開閉体53を後
方にスライドさせて車体ルーフ51の天井内に収納して
いるので、乗員の頭上に開閉体53を収納するスペース
を設ける必要があり、これに伴って乗員頭部のスペース
が一般車に比べて減少することになり、居住性の低下を
招くおそれがあった。
【0004】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、乗員のヘッドスペースを損
なうことなく車体ルーフに広い開口部を確保でき、居住
性の向上を図ることが可能な自動車のルーフ構造を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、車体ルーフの
全体を前後方向に沿って並設される複数枚のルーフパネ
ルに分割するとともに、これらルーフパネルをリンク機
構により前部側を中心にして回動可能に構成し、前記ル
ーフパネルの後部側を上下動させることにより、前記車
体ルーフに形成された開口部を開閉するようにしてい
る。
【0006】
【作用】本発明に係る自動車のルーフ構造では、車体ル
ーフの全体を前後方向に沿って並設される複数枚のルー
フパネルに分割するとともに、これらルーフパネルをリ
ンク機構により前部側を中心にして回動可能に構成し、
前記ルーフパネルの後部側を上下動させることにより、
前記車体ルーフに形成された開口部を開閉するようにし
ているため、車体ルーフの開口部が広くとれる上、ルー
フパネルを迅速かつ円滑に作動させることが可能であ
り、しかも当該開口部の非開放時には開口部の存在しな
い車体ルーフと変わらない外観を有するとともに、乗員
のヘッドスペースが一般車と同等となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1〜図3は本発明に係る自動車のルーフ
構造の一実施例を示している。図において、1は本実施
例のルーフ構造が適用された自動車であり、この自動車
1は車体ルーフ2に形成された開口部3を開放するサン
ルーフ車として構成されている。しかも、本実施例の車
体ルーフ2は、その全体が複数枚(本実施例では4枚)
のルーフパネル4に分割されており、これらルーフパネ
ル4は車体ルーフ2の左右両側部付近まで延びる長方形
状にそれぞれ形成され、前後方向に沿って並設されてい
る。
【0009】また、上記ルーフパネル4は、リンク機構
5により前部4a側を中心にして回動可能にそれぞれ構
成されており、当該ルーフパネル4の後部4b側を上下
動させることにより開口部3を開閉するようになってい
る。このため、車体ルーフ2の左右両側部であって、サ
イドボディアウタパネル6とルーフサイドインナレール
7との上端結合部には、ルーフフレーム8が車体前後方
向に沿って設けられている。
【0010】上記ルーフフレーム8は、サイドボディア
ウタパネル6およびルーフサイドインナレール7の上端
結合部に固着される取付片部8aと、リンク機構5を支
持する支持片部8bとによって断面L字状に形成され、
該支持片部8bは全閉状態にあるルーフパネル4の左右
両側部と干渉しない下方位置まで立ち上がって配置され
ている。そして、ルーフフレーム8の支持片部8bと各
ルーフパネル4の前部4a側の左右両側部とはヒンジ結
合されており、各ルーフパネル4はヒンジセンタ9を中
心に回動するようになっている。このため、各ヒンジセ
ンタ9の車体前方側に位置するルーフフレーム8の支持
片部8bには、ルーフパネル4の前部4aと干渉しない
ように逃げ部10が設けられている。
【0011】また、各ルーフパネル4の後部4b側と対
応するルーフフレーム8の支持片部8bには、車体前後
方向に沿って延びる長孔11が一定の長さにわたってそ
れぞれ穿設されている。そして、これら長孔11には、
車体内側へ向かって突出させる支持ピン12が挿入して
配置されており、リンク機構5は支持ピン12を介して
ルーフフレーム8に取付けられている。
【0012】上記リンク機構5は、各ルーフパネル4に
それぞれ配設されており、短い板状体の回動リンク13
と長い板状体の摺動リンク14を有している。しかし
て、回動リンク13は、上端部13aが結合ピン15に
よってルーフパネル4の下部側面に回動自在に結合さ
れ、下端部13bが支持ピン12に回動自在に取付けら
れている。このため、回動リンク13は、開口部3の開
放時には上端部13aが起立されるとともに、開口部3
の閉時には上端部13aが車体前方側に前倒されるよう
になっている。
【0013】また、摺動リンク14は、隣接する前後端
部14a,14bが連結部材16を介して支持ピン12
に取付けられ、最後方の位置に配設された摺動リンク1
4の後端部14bは図示しないモータ等の駆動源に連結
されており、当該モータの駆動力で各摺動リンク14が
車体前後方向に沿ってスライドするように構成されてい
る。このため、摺動リンク14の前後端部14a,14
bを結合する支持ピン12は、開口部3の開放時には長
孔11の前端側に位置し、開口部3の閉時には長孔11
の後端側に位置するようになっている。
【0014】本実施例のルーフ構造において、車体ルー
フ2の開口部3を開放するときには、まず図示しないモ
ータを作動させて各リンク機構5の摺動リンク14を車
体前方側にスライドさせる。すると、支持ピン12はル
ーフフレーム8の長孔11内を前端側に向かって移動す
るとともに、回動リンク13の下端部13bは長孔11
内を同方向にスライドする。これに伴い、回動リンク1
3の上端部13aは下端部13bを中心に上方へ回動
し、図3に示す如く、車体前方へ向かって斜め上方に起
立するため、各ルーフパネル4は前部4a側を中心に回
動して後部4b側が持ち上げられ、開口部3は開放され
ることになる(図1の鎖線および図2の実線参照)。
【0015】また、上述した開口部3の開放状態から、
車体ルーフ2の開口部3を閉じるときには、まず図示し
ないモータを作動させて各リンク機構5の摺動リンク1
4を車体後方側にスライドさせる。すると、支持ピン1
2はルーフフレーム8の長孔11内を後端側に向かって
移動するとともに、回動リンク13の下端部13bは長
孔11内を同方向にスライドする。これに伴い、回動リ
ンク13の上端部13aは、下端部13bを中心に下方
へ回動しながら車体前方へ向かって倒れるため、各ルー
フパネル4は前部4a側を中心に回動して後部4b側が
下降し、開口部3は閉じられることになる(図1の実線
および図2の鎖線参照)。
【0016】本実施例のルーフ構造では、車体ルーフ2
の全体を複数枚のルーフパネル4に分割し、これらルー
フパネル4にて車体ルーフ2に形成された開口部3を開
閉しているため、開口部3を広くとることができる上、
開閉体のルーフパネル4によって乗員頭部のスペースに
悪影響を及ぼすことはない。しかも、ルーフパネル4を
ボディと同等の材質にて製造することも可能であるた
め、これにより耐候性の向上が図れるとともに、キャン
バス地のルーフなどに比べて自動車1が盗難にあうおそ
れも少なくなる。また、ルーフパネル4を回動させるリ
ンク機構5は簡単な構造であるため、ルーフパネル4を
迅速かつ確実に操作でき、コスト高を招くおそれもな
い。
【0017】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
であり、分割するルーフパネル4の数は適用車種などに
応じて適宜選択することができる。
【0018】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る自動車のルー
フ構造は、車体ルーフの全体を前後方向に沿って並設さ
れる複数枚のルーフパネルに分割するとともに、これら
ルーフパネルをリンク機構により前部側を中心にして回
動可能に構成し、前記ルーフパネルの後部側を上下動さ
せることにより、前記車体ルーフに形成された開口部を
開閉するようにしているので、車体ルーフに広い開口部
を確保することが可能となり、従来に比べて大きな開放
感が得られる上、一般車と同等に乗員のヘッドスペース
を確保でき、居住性の向上を図ることができる。また、
本発明のルーフ構造では、リンク機構によって各ルーフ
パネルを迅速かつ円滑に作動させることが可能であるの
で、コスト高を招くことなく車体ルーフに形成された開
口部の開閉操作を容易に行うことができる。
【0019】さらに、本発明のルーフ構造は、車体ルー
フの開口部が開放されていない状態時において、開口部
の存在しない一般車の車体ルーフと同様の外観が得られ
るので、優れたデザインを具備する自動車を提供するこ
とができる。しかも、上記ルーフパネルとボディとを同
等の材質にすることにより、耐候性の向上が図れるとと
もに、キャンバス地のルーフなどに比べて本発明のルー
フ構造を適用した自動車が盗難にあう可能性は低くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るルーフ構造が適用され
た自動車を概念的に示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図2においてB方向から見たリンク機構を示す
斜視図である。
【図4】従来のルーフ構造が適用された自動車を概念的
に示す斜視図である。
【符号の説明】 1 自動車 2 車体ルーフ 3 開口部 4 ルーフパネル 5 リンク機構 6 サイドボディアウタパネル 7 ルーフサイドインナレール 8 ルーフフレーム 9 ヒンジセンタ 11 長孔 12 支持ピン 13 回動リンク 14 摺動リンク 15 結合ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体ルーフの全体を前後方向に沿って並
    設される複数枚のルーフパネルに分割するとともに、こ
    れらルーフパネルをリンク機構により前部側を中心にし
    て回動可能に構成し、前記ルーフパネルの後部側を上下
    動させることにより、前記車体ルーフに形成された開口
    部を開閉するようにしたことを特徴とする自動車のルー
    フ構造。
JP25791293A 1993-10-15 1993-10-15 自動車のルーフ構造 Pending JPH07108832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25791293A JPH07108832A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 自動車のルーフ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25791293A JPH07108832A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 自動車のルーフ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07108832A true JPH07108832A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17312922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25791293A Pending JPH07108832A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 自動車のルーフ構造

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JP (1) JPH07108832A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221966A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Yachiyo Industry Co Ltd サンルーフ装置のディフレクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221966A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Yachiyo Industry Co Ltd サンルーフ装置のディフレクタ

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