JPH07108500A - バースタ - Google Patents
バースタInfo
- Publication number
- JPH07108500A JPH07108500A JP25534293A JP25534293A JPH07108500A JP H07108500 A JPH07108500 A JP H07108500A JP 25534293 A JP25534293 A JP 25534293A JP 25534293 A JP25534293 A JP 25534293A JP H07108500 A JPH07108500 A JP H07108500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cam
- motor
- cam follower
- burster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Control Of Cutting Processes (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータの動力を電磁クラッチを用いることな
くブレードに伝達してブレードの動作を制御し得る構造
の簡単なバースタを提供する。 【構成】 所定の間隔をもってミシン目が形成された連
続用紙を搬送する用紙搬送路に対して進退自在に保持さ
れたブレード32と、このブレード32と一体に変位す
るカムフォロワ37と、モータに連結されてカムフォロ
ワ37をブレード32の進退方向に駆動するカム39
と、ブレード32のホームポジションと最大変位位置と
を直接的又は間接的に検出する検出手段43,45と、
検出手段43,45の検出信号によりモータの動作を制
御する駆動手段とにより構成した。
くブレードに伝達してブレードの動作を制御し得る構造
の簡単なバースタを提供する。 【構成】 所定の間隔をもってミシン目が形成された連
続用紙を搬送する用紙搬送路に対して進退自在に保持さ
れたブレード32と、このブレード32と一体に変位す
るカムフォロワ37と、モータに連結されてカムフォロ
ワ37をブレード32の進退方向に駆動するカム39
と、ブレード32のホームポジションと最大変位位置と
を直接的又は間接的に検出する検出手段43,45と、
検出手段43,45の検出信号によりモータの動作を制
御する駆動手段とにより構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送される連続用紙を
ミシン目が形成された部分から切断するバースタに関す
る。
ミシン目が形成された部分から切断するバースタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、連続用紙を用いる機器の一例を図
9に示す。1はチケット発行装置である。このチケット
発行装置1は、連続用紙2をバースタ3によりチケット
の(図示せず)単位に切断し、切断されたチケットを搬
送する過程で、チケットに形成された磁気ストライプに
データを磁気ヘッド4により書き込み、続いて、その書
き込んだデータを磁気ヘッド5により読み取り、さら
に、印字ヘッド6により必要事項を印字した後にスタッ
カ7に排出する。
9に示す。1はチケット発行装置である。このチケット
発行装置1は、連続用紙2をバースタ3によりチケット
の(図示せず)単位に切断し、切断されたチケットを搬
送する過程で、チケットに形成された磁気ストライプに
データを磁気ヘッド4により書き込み、続いて、その書
き込んだデータを磁気ヘッド5により読み取り、さら
に、印字ヘッド6により必要事項を印字した後にスタッ
カ7に排出する。
【0003】次に、図10に基づいてバースタ3の構造
について説明する。連続用紙2を搬送する水平な用紙搬
送路8と直交するブレード9がスプリング(図示せず)
により下方に付勢されて上下方向に進退自在に設けられ
ている。また、DCモータ10に駆動される駆動プーリ
11と、回転軸12に回転自在に嵌合された従動プーリ
13とにはベルト14が巻回されている。回転軸12に
は偏心カム15と電磁クラッチ16とが装着されてい
る。この電磁クラッチ16は、駆動側の回転力をコイル
スプリング(図示せず)を介して従動側に伝達するスプ
リングクラッチが使用されている。
について説明する。連続用紙2を搬送する水平な用紙搬
送路8と直交するブレード9がスプリング(図示せず)
により下方に付勢されて上下方向に進退自在に設けられ
ている。また、DCモータ10に駆動される駆動プーリ
11と、回転軸12に回転自在に嵌合された従動プーリ
13とにはベルト14が巻回されている。回転軸12に
は偏心カム15と電磁クラッチ16とが装着されてい
る。この電磁クラッチ16は、駆動側の回転力をコイル
スプリング(図示せず)を介して従動側に伝達するスプ
リングクラッチが使用されている。
【0004】すなわち、電磁クラッチ16の駆動側は常
に従動プーリ13の回転力を受けて回転するが、従動側
はその外周に形成された爪(図示せず)がレバー17に
係止されているため回り止めされる。そして、電磁石1
8を励磁し、プランジャ19の引き込み力で支点軸20
を中心にレバー17を反時計方向に回動させると、電磁
クラッチ16の従動側がレバー17から解放されるた
め、電磁クラッチ16の従動側は駆動側の回転トルクに
より偏心カム15とともに回転する構造である。偏心カ
ム15が一回転するまでの間には電磁石18への通電が
切られるため、レバー17が復帰し、電磁クラッチ16
の従動側が一回転した位置でその従動側の爪に噛合す
る。これにより、電磁クラッチ16は動力遮断状態に維
持され、偏心カム15が静止する。そして、ブレード9
には偏心カム15の外周に当接するカムフォロワ21が
設けられている。
に従動プーリ13の回転力を受けて回転するが、従動側
はその外周に形成された爪(図示せず)がレバー17に
係止されているため回り止めされる。そして、電磁石1
8を励磁し、プランジャ19の引き込み力で支点軸20
を中心にレバー17を反時計方向に回動させると、電磁
クラッチ16の従動側がレバー17から解放されるた
め、電磁クラッチ16の従動側は駆動側の回転トルクに
より偏心カム15とともに回転する構造である。偏心カ
ム15が一回転するまでの間には電磁石18への通電が
切られるため、レバー17が復帰し、電磁クラッチ16
の従動側が一回転した位置でその従動側の爪に噛合す
る。これにより、電磁クラッチ16は動力遮断状態に維
持され、偏心カム15が静止する。そして、ブレード9
には偏心カム15の外周に当接するカムフォロワ21が
設けられている。
【0005】図10はブレード9がホームポジションに
位置する状態で、電磁石18を励磁して電磁クラッチ1
6を動力伝達状態にすることにより、ブレード9がスプ
リングによる下方への付勢力によって下降して連続用紙
2を切断し、偏心カム15が半回転し後半の半回転に移
ったときにブレード9が偏心カム15によりホームポジ
ションまで押し上げられる。
位置する状態で、電磁石18を励磁して電磁クラッチ1
6を動力伝達状態にすることにより、ブレード9がスプ
リングによる下方への付勢力によって下降して連続用紙
2を切断し、偏心カム15が半回転し後半の半回転に移
ったときにブレード9が偏心カム15によりホームポジ
ションまで押し上げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示したもの
は、ブレード9の一往復動作を制御するために電磁クラ
ッチ16を用いているが、この電磁クラッチ16を動作
させるために電磁石18やレバー17を必要とするため
部品点数が多くなり、構造が複雑化する問題がある。
は、ブレード9の一往復動作を制御するために電磁クラ
ッチ16を用いているが、この電磁クラッチ16を動作
させるために電磁石18やレバー17を必要とするため
部品点数が多くなり、構造が複雑化する問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の間隔を
もってミシン目が形成された連続用紙を搬送する用紙搬
送路に対して進退自在に保持されたブレードと、このブ
レードと一体に変位するカムフォロワと、モータに連結
されて前記カムフォロワを前記ブレードの進退方向に駆
動するカムと、前記ブレードのホームポジションと最大
変位位置とを直接的又は間接的に検出する検出手段と、
この検出手段の検出信号により前記モータの動作を制御
する駆動手段とにより構成した。
もってミシン目が形成された連続用紙を搬送する用紙搬
送路に対して進退自在に保持されたブレードと、このブ
レードと一体に変位するカムフォロワと、モータに連結
されて前記カムフォロワを前記ブレードの進退方向に駆
動するカムと、前記ブレードのホームポジションと最大
変位位置とを直接的又は間接的に検出する検出手段と、
この検出手段の検出信号により前記モータの動作を制御
する駆動手段とにより構成した。
【0008】
【作用】ブレードのホームポジションと最大変位位置と
を検出する検出手段の検出信号により駆動手段でモータ
の動作を制御することにより、カムを回転させてブレー
ドを一往復させることができ、これにより、モータから
ブレードに至る動力伝達経路中に電磁クラッチを設ける
必要がなく、したがって、部品点数を少なくして構造を
簡略化することができる。
を検出する検出手段の検出信号により駆動手段でモータ
の動作を制御することにより、カムを回転させてブレー
ドを一往復させることができ、これにより、モータから
ブレードに至る動力伝達経路中に電磁クラッチを設ける
必要がなく、したがって、部品点数を少なくして構造を
簡略化することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図8に基づい
て説明する。図1に示すように、相対向するフレーム3
0,31にブレード32が上下動自在に保持されてい
る。このブレード32の上部両側とフレーム30,31
に形成された舌片33とにはスプリング34が張設さ
れ、これにより、ブレード32が下方に付勢されてい
る。ブレード32の両側に形成された屈曲片35には支
軸36が架設され、この支軸36にはリング状の複数の
カムフォロワ37が回転自在に嵌合されている。また、
フレーム30,31に回転自在に保持された回転軸38
には、カムフォロワ37に当接するカム39が固定的に
嵌合されている。この回転軸38の一端にはモータであ
るステッピングモータ(図示せず)に駆動されるギヤ4
0が固定され、このギヤ40に一体に形成された環状の
リブ41の一部には切欠42が形成されている。
て説明する。図1に示すように、相対向するフレーム3
0,31にブレード32が上下動自在に保持されてい
る。このブレード32の上部両側とフレーム30,31
に形成された舌片33とにはスプリング34が張設さ
れ、これにより、ブレード32が下方に付勢されてい
る。ブレード32の両側に形成された屈曲片35には支
軸36が架設され、この支軸36にはリング状の複数の
カムフォロワ37が回転自在に嵌合されている。また、
フレーム30,31に回転自在に保持された回転軸38
には、カムフォロワ37に当接するカム39が固定的に
嵌合されている。この回転軸38の一端にはモータであ
るステッピングモータ(図示せず)に駆動されるギヤ4
0が固定され、このギヤ40に一体に形成された環状の
リブ41の一部には切欠42が形成されている。
【0010】そして、前記切欠42と、前記ブレード3
2の一側から突出する突片44とのそれぞれを検出する
検出手段としての透過型の光センサ43,45が設けら
れている。図2に示すように、一方の光センサ43は、
前記リブ41を間にして対向する発光部43aと受光部
43bとを有し、両者の間に切欠42が位置するときに
ONとなる。図3に示すように、光センサ45は発光部
45aと受光部45bとを有し、両者の間に突片45が
位置するときにOFFとなる。すなわち、一方の光セン
サ43は、ON信号でギヤ40のホームポジションを検
出することにより、前記ブレード32のポームポジショ
ンを間接的に検出するものである。他方の光センサ45
は、OFF信号でブレード32の下方への最大変位位置
を直接的に検出するものである。もちろん、ブレード3
2の動作を直接検出してこのブレード32のホームポジ
ションを検出する検出手段を用いてもよい。なお、ギヤ
40を駆動するステッピングモータは、これらの光セン
サ43,45の検出信号に基づいて制御される駆動手段
(図示せず)により駆動されるものである。
2の一側から突出する突片44とのそれぞれを検出する
検出手段としての透過型の光センサ43,45が設けら
れている。図2に示すように、一方の光センサ43は、
前記リブ41を間にして対向する発光部43aと受光部
43bとを有し、両者の間に切欠42が位置するときに
ONとなる。図3に示すように、光センサ45は発光部
45aと受光部45bとを有し、両者の間に突片45が
位置するときにOFFとなる。すなわち、一方の光セン
サ43は、ON信号でギヤ40のホームポジションを検
出することにより、前記ブレード32のポームポジショ
ンを間接的に検出するものである。他方の光センサ45
は、OFF信号でブレード32の下方への最大変位位置
を直接的に検出するものである。もちろん、ブレード3
2の動作を直接検出してこのブレード32のホームポジ
ションを検出する検出手段を用いてもよい。なお、ギヤ
40を駆動するステッピングモータは、これらの光セン
サ43,45の検出信号に基づいて制御される駆動手段
(図示せず)により駆動されるものである。
【0011】図4に示すように、前記カム39は、前記
回転軸38の中心からの半径が最も最小となる最小半径
部46と最大半径部47との間の半径が変化する形状を
有し、その最大半径部47の近傍には回転軸38の中心
からの半径がやや小さくなる凹部48が形成されてい
る。図5は、横軸にカム39の回転角をとり、縦軸に回
転軸38の中心からの半径をとってカム39の外周の形
状を示すグラフで、このグラフから明らかなように、凹
部48の範囲は回転軸38の中心からの半径が一定であ
る。
回転軸38の中心からの半径が最も最小となる最小半径
部46と最大半径部47との間の半径が変化する形状を
有し、その最大半径部47の近傍には回転軸38の中心
からの半径がやや小さくなる凹部48が形成されてい
る。図5は、横軸にカム39の回転角をとり、縦軸に回
転軸38の中心からの半径をとってカム39の外周の形
状を示すグラフで、このグラフから明らかなように、凹
部48の範囲は回転軸38の中心からの半径が一定であ
る。
【0012】図4において、前記ブレード32の下方に
は連続用紙49を搬送する用紙搬送路50が設けられ、
この用紙搬送路50の下方には紙粉を溜める紙粉受け5
1が設けられている。図6に示すように、紙粉受け51
は上面が開放された皿状のもので、前縁と後縁とには前
記フレーム30又は31に螺子51bによって着脱自在
に取り付けられる取付片51aが形成されている。な
お、紙粉受け51はフレーム30,31に取り付ける以
外に、用紙搬送路50を形成する下側の案内板50a
や、その下方に位置するベースフレーム(図示せず)に
取り付けてもよい。また、その取り付け方法は螺子51
bに限られるものではない。紙粉受け51と、これを保
持するフレーム30,31や案内板50a或いはベース
フレームとの何れか一方に互いに弾性的に係止し合う係
止爪(図示せず)を形成してもよい。
は連続用紙49を搬送する用紙搬送路50が設けられ、
この用紙搬送路50の下方には紙粉を溜める紙粉受け5
1が設けられている。図6に示すように、紙粉受け51
は上面が開放された皿状のもので、前縁と後縁とには前
記フレーム30又は31に螺子51bによって着脱自在
に取り付けられる取付片51aが形成されている。な
お、紙粉受け51はフレーム30,31に取り付ける以
外に、用紙搬送路50を形成する下側の案内板50a
や、その下方に位置するベースフレーム(図示せず)に
取り付けてもよい。また、その取り付け方法は螺子51
bに限られるものではない。紙粉受け51と、これを保
持するフレーム30,31や案内板50a或いはベース
フレームとの何れか一方に互いに弾性的に係止し合う係
止爪(図示せず)を形成してもよい。
【0013】また、図6に示すように、フレーム30に
は取付孔52を有する複数の取付片53が折曲形成され
ている。54はチケット発行機の側板の一部で、この側
板54には、前記フレーム30,31を出し入れ自在に
収容する開口部55と、前記取付孔52に重なる取付孔
56とが形成されている。したがって、フレーム30,
31を開口部55に挿入して取付片53を側板54の外
面に接合し、取付孔52,56に市販の止着具57を圧
入することにより、フレーム30が側板54に固定され
る。
は取付孔52を有する複数の取付片53が折曲形成され
ている。54はチケット発行機の側板の一部で、この側
板54には、前記フレーム30,31を出し入れ自在に
収容する開口部55と、前記取付孔52に重なる取付孔
56とが形成されている。したがって、フレーム30,
31を開口部55に挿入して取付片53を側板54の外
面に接合し、取付孔52,56に市販の止着具57を圧
入することにより、フレーム30が側板54に固定され
る。
【0014】このような構成において、ブレード32は
スプリング34により常に用紙搬送路50の方向(下
方)に付勢されているが、図7(a)は、カムフォロワ
37がカム39の凹部48に位置する状態で、凹部48
における半径は比較的大きいため、ブレード32はカム
38により上方に退避されている。このとき、図2に示
すように、ギヤ40は切欠42が光センサ43により検
出される位置で静止し、この光センサ43の検出信号に
よりブレード32がホームポジションに位置する状態が
検出される。カムフォロワ37が凹部48以外で最小半
径部46と最大半径部47の間の途中の部分に接触する
場合には、連続的に半径が変化するカム39の外周面を
スプリング34の付勢力によりカムフォロワ37が押圧
するため、ブレード9はカム39を反時計方向に回転さ
せながら下降し、図7(b)に示すように、カムフォロ
ワ37がカム39の最小半径部46に達した時点で静止
する。すなわち、ステッピングモータでカム39を駆動
しない状態においても、ブレード32がホームポジショ
ンと最大変位位置(最大下降位置)との間で静止せずに
最大変位位置に移動するように構成されている。
スプリング34により常に用紙搬送路50の方向(下
方)に付勢されているが、図7(a)は、カムフォロワ
37がカム39の凹部48に位置する状態で、凹部48
における半径は比較的大きいため、ブレード32はカム
38により上方に退避されている。このとき、図2に示
すように、ギヤ40は切欠42が光センサ43により検
出される位置で静止し、この光センサ43の検出信号に
よりブレード32がホームポジションに位置する状態が
検出される。カムフォロワ37が凹部48以外で最小半
径部46と最大半径部47の間の途中の部分に接触する
場合には、連続的に半径が変化するカム39の外周面を
スプリング34の付勢力によりカムフォロワ37が押圧
するため、ブレード9はカム39を反時計方向に回転さ
せながら下降し、図7(b)に示すように、カムフォロ
ワ37がカム39の最小半径部46に達した時点で静止
する。すなわち、ステッピングモータでカム39を駆動
しない状態においても、ブレード32がホームポジショ
ンと最大変位位置(最大下降位置)との間で静止せずに
最大変位位置に移動するように構成されている。
【0015】図7(a)に示す状態から、ステッピング
モータを正転させてカム39を時計方向に回転させる
と、同図(b)に示すように、カムフォロワ37がカム
39の最大半径部47から最小半径部46に落ち込む。
すなわち、ブレード32が下降し、連続用紙49をミシ
ン目の部分から切断する。
モータを正転させてカム39を時計方向に回転させる
と、同図(b)に示すように、カムフォロワ37がカム
39の最大半径部47から最小半径部46に落ち込む。
すなわち、ブレード32が下降し、連続用紙49をミシ
ン目の部分から切断する。
【0016】ここで、ギヤ40を介してカム39が連結
されたステッピングモータを駆動する駆動手段の制御動
作を図8のフローチャートを参照して説明する。ブレー
ド32がホームポジションに位置する状態が光センサ4
3の検出信号により検出され、用紙搬送路50に設けた
用紙センサ(図示せず)により連続用紙49が切断位置
にセットされていることが検出されたときに、ステッピ
ングモータが正転され、前述したようにカム39が時計
方向に回転し、ブレード32が下降する。これにより、
連続用紙49が切断される。ブレード32が最大変位位
置に達した状態が光センサ45により検出されると、ス
テッピングモータが正転され、カム39の時計方向への
回転によりブレード32がホームポジションに上昇す
る。
されたステッピングモータを駆動する駆動手段の制御動
作を図8のフローチャートを参照して説明する。ブレー
ド32がホームポジションに位置する状態が光センサ4
3の検出信号により検出され、用紙搬送路50に設けた
用紙センサ(図示せず)により連続用紙49が切断位置
にセットされていることが検出されたときに、ステッピ
ングモータが正転され、前述したようにカム39が時計
方向に回転し、ブレード32が下降する。これにより、
連続用紙49が切断される。ブレード32が最大変位位
置に達した状態が光センサ45により検出されると、ス
テッピングモータが正転され、カム39の時計方向への
回転によりブレード32がホームポジションに上昇す
る。
【0017】また、カム39の外周には、ブレード32
をホームポジションに安定させるための凹部48が形成
されているが、仮に、ブレード32がホームポジション
にも最大変位位置にも位置しない状態の場合には、エラ
ーとして処理される。ブレード32がホームポジション
に位置しても、連続用紙49が切断位置にセットされて
いない場合にも、エラーとして処理される。これによ
り、連続用紙49がミシン目以外の部分から誤って切断
されることはない。
をホームポジションに安定させるための凹部48が形成
されているが、仮に、ブレード32がホームポジション
にも最大変位位置にも位置しない状態の場合には、エラ
ーとして処理される。ブレード32がホームポジション
に位置しても、連続用紙49が切断位置にセットされて
いない場合にも、エラーとして処理される。これによ
り、連続用紙49がミシン目以外の部分から誤って切断
されることはない。
【0018】さらに、用紙搬送路50には、連続用紙4
9の搬送状態を検出して搬送系の動作を制御するための
センサや他の部品が設けられているが、連続用紙49を
切断するときに発生する紙粉を紙粉受け51で受けるこ
とができるため、紙粉が周囲に飛散することがない。こ
れにより、各種のセンサの紙粉による性能低下と、これ
に伴う誤動作の発生を防止することができる。
9の搬送状態を検出して搬送系の動作を制御するための
センサや他の部品が設けられているが、連続用紙49を
切断するときに発生する紙粉を紙粉受け51で受けるこ
とができるため、紙粉が周囲に飛散することがない。こ
れにより、各種のセンサの紙粉による性能低下と、これ
に伴う誤動作の発生を防止することができる。
【0019】なお、図4,図7に示すカム39に代え
て、このカム39の外周形状に沿う溝が形成されたカム
を用いてもよい。この場合には、そのカムの溝に係合す
るカムフォロワをブレード32に設ければよい。また、
この場合には、溝の外側の側面でカムフォロワを下降さ
せることができるため、ブレード32を下方に付勢する
スプリング34を省略することが可能となる。
て、このカム39の外周形状に沿う溝が形成されたカム
を用いてもよい。この場合には、そのカムの溝に係合す
るカムフォロワをブレード32に設ければよい。また、
この場合には、溝の外側の側面でカムフォロワを下降さ
せることができるため、ブレード32を下方に付勢する
スプリング34を省略することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、用紙搬送路に対
して進退自在に保持されたブレードにカムフォロワを設
け、モータに連結されてカムフォロワをブレードの進退
方向に駆動するカムを設け、ブレードのホームポジショ
ンと最大変位位置とを検出する検出手段との検出信号に
よりモータの動作を制御する駆動手段を設けたので、検
出手段の検出信号によりカムを回転させるためのモータ
の動作を制御することができ、これにより、カムを回転
させてブレードを一往復させることができ、したがっ
て、モータからブレードに至る動力伝達経路中の電磁ク
ラッチを省略し、部品点数を少なくして構造を簡略化す
ることができる。
して進退自在に保持されたブレードにカムフォロワを設
け、モータに連結されてカムフォロワをブレードの進退
方向に駆動するカムを設け、ブレードのホームポジショ
ンと最大変位位置とを検出する検出手段との検出信号に
よりモータの動作を制御する駆動手段を設けたので、検
出手段の検出信号によりカムを回転させるためのモータ
の動作を制御することができ、これにより、カムを回転
させてブレードを一往復させることができ、したがっ
て、モータからブレードに至る動力伝達経路中の電磁ク
ラッチを省略し、部品点数を少なくして構造を簡略化す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、一部を断面に
した側面図である。
した側面図である。
【図2】ブレードのホームポジションを検出する検出手
段を示す正面図である。
段を示す正面図である。
【図3】ブレードの最大変位位置を検出する検出手段の
平面図である。
平面図である。
【図4】カムとブレードの関係を示す正面図である。
【図5】カムの半径の変化を示すグラフである。
【図6】取付構造を示す斜視図である。
【図7】カム及びブレードの動作を示す正面図である。
【図8】駆動手段の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来のバースタの実装例を示す正面図である。
【図10】従来のバースタの構造を示す正面図である。
32 ブレード 37 カムフォロワ 39 カム 43,45 検出手段 49 連続用紙 50 用紙搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田子 守 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東京電 気株式会社大仁工場内 (72)発明者 縫田 昭 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東京電 気株式会社大仁工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の間隔をもってミシン目が形成され
た連続用紙を搬送する用紙搬送路に対して進退自在に保
持されたブレードと、このブレードと一体に変位するカ
ムフォロワと、モータに連結されて前記カムフォロワを
前記ブレードの進退方向に駆動するカムと、前記ブレー
ドのホームポジションと最大変位位置とを直接的又は間
接的に検出する検出手段と、この検出手段の検出信号に
より前記モータの動作を制御する駆動手段とよりなるこ
とを特徴とするバースタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25534293A JPH07108500A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | バースタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25534293A JPH07108500A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | バースタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108500A true JPH07108500A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17277460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25534293A Pending JPH07108500A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | バースタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3112103A3 (en) * | 2015-05-18 | 2018-02-28 | Seiko Instruments Inc. | Control device and control method |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP25534293A patent/JPH07108500A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3112103A3 (en) * | 2015-05-18 | 2018-02-28 | Seiko Instruments Inc. | Control device and control method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4061329A (en) | Offset card feed apparatus | |
US7651090B2 (en) | Paper conveyance apparatus | |
US6530704B2 (en) | Platen mechanism, a printing device with the platen mechanism, and a method of controlling the printing device | |
US5564842A (en) | Recording apparatus | |
US7258335B2 (en) | Eliminating drag of media sensor in printer media transport | |
JPH07108500A (ja) | バースタ | |
US4257291A (en) | Apparatus for making holes in moving cards or the like | |
JP2000334694A (ja) | シート材穿孔用パンチユニット | |
JP2003266835A (ja) | 記録装置、カッター装置 | |
JP2005096450A (ja) | 記録装置及び該装置における記録媒体の搬送制御方法 | |
US6412899B1 (en) | Method and a device for detecting an ink cartridge | |
EP0203937B1 (en) | Printing apparatus | |
US6193228B1 (en) | Sheet sorting apparatus and method | |
JP2001058735A (ja) | プリンタ | |
JPS61152392A (ja) | 長尺状用紙の切断方法及び装置 | |
JP2000153491A (ja) | オートカッタ | |
JPH0332868A (ja) | プリンタ | |
JPH081827Y2 (ja) | 紙切断装置 | |
JP2570854B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH0272984A (ja) | プリンタにおけるキャリッジ駆動制御方法 | |
JP2535146B2 (ja) | フアクシミリ装置 | |
JPH0740293A (ja) | 複写紙穿孔装置 | |
JPS5995183A (ja) | マ−キング装置 | |
US9206003B2 (en) | Media processing device, and control method of media processing device | |
US20050056990A1 (en) | Film centering device |