JPH07108456B2 - ダイヤフラムの溶接方法 - Google Patents
ダイヤフラムの溶接方法Info
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- JPH07108456B2 JPH07108456B2 JP31993890A JP31993890A JPH07108456B2 JP H07108456 B2 JPH07108456 B2 JP H07108456B2 JP 31993890 A JP31993890 A JP 31993890A JP 31993890 A JP31993890 A JP 31993890A JP H07108456 B2 JPH07108456 B2 JP H07108456B2
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- welding
- welded
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、四角筒状の柱基材の端部内仮付位置に仮付け
されたダイヤフラムの全周を溶接するダイヤフラムの溶
接方法に関する。住宅ユニットの骨組みを構成する柱の
製造に利用できる。
されたダイヤフラムの全周を溶接するダイヤフラムの溶
接方法に関する。住宅ユニットの骨組みを構成する柱の
製造に利用できる。
〔背景技術〕 ユニット住宅を構成する住宅ユニットの骨組みは、四角
筒状の柱の両端部に梁を溶接して構成される。柱の両端
部に梁を溶接する場合、梁が溶接される柱端部の強度を
高めるために、柱の両端部内にダイヤフラムを溶接する
ことが行われている。
筒状の柱の両端部に梁を溶接して構成される。柱の両端
部に梁を溶接する場合、梁が溶接される柱端部の強度を
高めるために、柱の両端部内にダイヤフラムを溶接する
ことが行われている。
通常、柱の両端部内にダイヤフラムを溶接する場合、予
め、柱の両端部側のダイヤフラム仮付位置にダイヤフラ
ム仮付孔を穿孔しておき、その柱の両端部内仮付位置に
ダイヤフラムをセットし、この状態において、ダイヤフ
ラムの複数個所を仮付け溶接した後、ダイヤフラムの全
周を溶接ロボットなどで溶接する作業手順が採られる。
め、柱の両端部側のダイヤフラム仮付位置にダイヤフラ
ム仮付孔を穿孔しておき、その柱の両端部内仮付位置に
ダイヤフラムをセットし、この状態において、ダイヤフ
ラムの複数個所を仮付け溶接した後、ダイヤフラムの全
周を溶接ロボットなどで溶接する作業手順が採られる。
ところで、ダイヤフラムの全周を溶接ロボットで溶接す
るに際し、溶接条件から溶接ロボットの溶接ヘッドを常
に下向きにした状態で溶接作業を行うことが好ましい。
しかし、柱を水平な姿勢(柱の1外側面が水平な姿勢)
に位置決めした状態では、ダイヤフラムが垂直な姿勢に
セットされるため、ダイヤフラムの4つの溶接面全てに
ついて溶接ヘッドを常に下向きにした状態で溶接するこ
とはできない。
るに際し、溶接条件から溶接ロボットの溶接ヘッドを常
に下向きにした状態で溶接作業を行うことが好ましい。
しかし、柱を水平な姿勢(柱の1外側面が水平な姿勢)
に位置決めした状態では、ダイヤフラムが垂直な姿勢に
セットされるため、ダイヤフラムの4つの溶接面全てに
ついて溶接ヘッドを常に下向きにした状態で溶接するこ
とはできない。
そこで、従来では、ダイヤフラムの外周と柱の内周とが
接する4つの面のうち、まず、下側に位置する面を溶接
した後、柱をその軸線を中心として90度回転させて次に
位置する面を溶接し、順次、下側に位置する面を溶接し
て4つの面を全て溶接するようにしている。
接する4つの面のうち、まず、下側に位置する面を溶接
した後、柱をその軸線を中心として90度回転させて次に
位置する面を溶接し、順次、下側に位置する面を溶接し
て4つの面を全て溶接するようにしている。
ところが、従来のような溶接方法では、ダイヤフラムの
外周と柱の内周とが接する4つの面のうち、まず、下側
に位置する面を溶接した後、柱をその軸線を中心として
90度回転させて次に下側に位置する面を溶接するという
作業手順をとらなければならないから、つまり、溶接作
業が間欠的にならざるを得ないから、作業能率が悪いと
いう欠点がある。
外周と柱の内周とが接する4つの面のうち、まず、下側
に位置する面を溶接した後、柱をその軸線を中心として
90度回転させて次に下側に位置する面を溶接するという
作業手順をとらなければならないから、つまり、溶接作
業が間欠的にならざるを得ないから、作業能率が悪いと
いう欠点がある。
しかも、柱を90度ずつ正確に回転させための装置のほか
に、柱を90度ずつ回転させる都度、その柱を位置決めす
るための機構が必要であるから、装置が複雑化するとい
う欠点もある。
に、柱を90度ずつ回転させる都度、その柱を位置決めす
るための機構が必要であるから、装置が複雑化するとい
う欠点もある。
ここに、本発明の目的は、このような従来の欠点を解消
し、四角筒状の柱基材の端部内仮付位置に仮付けされた
ダイヤフラムの全周を能率的に、かつ、安定した品質で
溶接することができるダイヤフラムの溶接方法を提供す
ることにある。
し、四角筒状の柱基材の端部内仮付位置に仮付けされた
ダイヤフラムの全周を能率的に、かつ、安定した品質で
溶接することができるダイヤフラムの溶接方法を提供す
ることにある。
そのため、本発明のダイヤフラムの溶接方法は、四角筒
状の柱基材の端部内仮付位置に仮付けされたダイヤフラ
ムの全周を柱基材に溶接するダイヤフラムの溶接方法で
あって、前記柱基材を前記ダイヤフラムを仮付けした端
部側を上方にして起立させ、この状態においてその端部
上方よりダイヤフラムの全周を柱基材に溶接する、こと
を特徴とする。
状の柱基材の端部内仮付位置に仮付けされたダイヤフラ
ムの全周を柱基材に溶接するダイヤフラムの溶接方法で
あって、前記柱基材を前記ダイヤフラムを仮付けした端
部側を上方にして起立させ、この状態においてその端部
上方よりダイヤフラムの全周を柱基材に溶接する、こと
を特徴とする。
予め、柱基材の端部内仮付位置にダイヤフラムを仮付け
しておく。この状態の柱基材を、まず、ダイヤフラムを
仮付けした端部側を上方にして起立させ、この状態にお
いて、その端部上方よりダイヤフラムの全周を柱基材に
溶接する。
しておく。この状態の柱基材を、まず、ダイヤフラムを
仮付けした端部側を上方にして起立させ、この状態にお
いて、その端部上方よりダイヤフラムの全周を柱基材に
溶接する。
従って、柱基材の端部内周とダイヤフラムの外周との全
周を連続的に溶接することができるので、溶接作業を能
率的に行うことができる。しかも、溶接作業を上方から
下向きで行えるので、品質的にも安定しダイヤフラムを
柱基材に強固に溶接することができる。
周を連続的に溶接することができるので、溶接作業を能
率的に行うことができる。しかも、溶接作業を上方から
下向きで行えるので、品質的にも安定しダイヤフラムを
柱基材に強固に溶接することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、第2図に示す天井パネル1、床パネル2およ
び2個の妻パネル3,4によって組み立てられる住宅ユニ
ット5(第3図参照)の生産工程を示すブロック図であ
る。
び2個の妻パネル3,4によって組み立てられる住宅ユニ
ット5(第3図参照)の生産工程を示すブロック図であ
る。
天井パネル1は、長辺梁生産ライン21で生産された長辺
梁11を天井パネル生産ライン22に搬入し、この生産ライ
ン22において、2本の長辺梁11を平行に配置し、その間
に野縁12を連結し、かつ、天井用面材13を取り付けるこ
とにより作られる。
梁11を天井パネル生産ライン22に搬入し、この生産ライ
ン22において、2本の長辺梁11を平行に配置し、その間
に野縁12を連結し、かつ、天井用面材13を取り付けるこ
とにより作られる。
床パネル2は、長辺梁生産ライン21で生産された長辺梁
11を床パネル生産ライン23に搬入し、この生産ライン23
において、2本の長辺梁11を平行に配置し、その間に根
太(図示省略)を連結し、かつ、床用面材14を取り付け
ることにより作られる。
11を床パネル生産ライン23に搬入し、この生産ライン23
において、2本の長辺梁11を平行に配置し、その間に根
太(図示省略)を連結し、かつ、床用面材14を取り付け
ることにより作られる。
妻パネル3,4は、柱生産ライン24で生産された柱15およ
び短辺梁生産ライン25で生産された短辺梁16をそれぞれ
妻パネル生産ライン26に搬入し、この生産ライン26にお
いて、2本の柱15を平行に配置し、その両端部間に短辺
梁16を連結することにより作られる。なお、柱15の両端
部には、短辺梁16と直角方向に仕口17が取り付けられ
る。
び短辺梁生産ライン25で生産された短辺梁16をそれぞれ
妻パネル生産ライン26に搬入し、この生産ライン26にお
いて、2本の柱15を平行に配置し、その両端部間に短辺
梁16を連結することにより作られる。なお、柱15の両端
部には、短辺梁16と直角方向に仕口17が取り付けられ
る。
これらの天井パネル1、床パネル2および妻パネル3,4
は、それぞれ総組みライン27へ搬入され、この総組みラ
イン27において、上下に平行に配置された天井パネル1
および床パネル2の両側に妻パネル3,4が配置され、そ
れぞれの仕口17が天井パネル1および床パネル2の各長
辺梁11の両端部に嵌合した状態で溶接されることにより
住宅ユニット5(第3図参照)が組み立られる。
は、それぞれ総組みライン27へ搬入され、この総組みラ
イン27において、上下に平行に配置された天井パネル1
および床パネル2の両側に妻パネル3,4が配置され、そ
れぞれの仕口17が天井パネル1および床パネル2の各長
辺梁11の両端部に嵌合した状態で溶接されることにより
住宅ユニット5(第3図参照)が組み立られる。
住宅ユニット5は、外壁パネル取付ライン28へ送られ、
そこで、外面の所定位置に外壁パネルが取り付けられた
後、続いて、造作・設備取付ライン29へ送られ、そこ
で、内部の所定位置に階段ユニット、キッチンユニッ
ト、バスユニットなどが取り付けられて完成される。な
お、完成した複数の住宅ユニット5をトラックなどで建
築現場に輸送し、そこで、これらを組み合わせればユニ
ット住宅を建てることができる。
そこで、外面の所定位置に外壁パネルが取り付けられた
後、続いて、造作・設備取付ライン29へ送られ、そこ
で、内部の所定位置に階段ユニット、キッチンユニッ
ト、バスユニットなどが取り付けられて完成される。な
お、完成した複数の住宅ユニット5をトラックなどで建
築現場に輸送し、そこで、これらを組み合わせればユニ
ット住宅を建てることができる。
第4図は前記柱生産ライン24の詳細工程を示すブロック
部、第5図はそれによって生産される柱15の詳細斜視図
である。ストック工程41にストックされた四角筒状の複
数本の柱基材31は、1本ずつ第1の搬送コンベア42に搬
入される。そこで、まず、切断工程43で住宅ユニット5
の各モジュールに対応した長さ寸法に切断され、続い
て、穿孔工程44で柱基材31の両端部側に3つのダイヤフ
ラム仮付孔32が穿孔される。なお、この穿孔工程44にお
いて、柱基材31の上端部側には、軒先ユニット取付用の
2つの破風孔33が穿孔される。
部、第5図はそれによって生産される柱15の詳細斜視図
である。ストック工程41にストックされた四角筒状の複
数本の柱基材31は、1本ずつ第1の搬送コンベア42に搬
入される。そこで、まず、切断工程43で住宅ユニット5
の各モジュールに対応した長さ寸法に切断され、続い
て、穿孔工程44で柱基材31の両端部側に3つのダイヤフ
ラム仮付孔32が穿孔される。なお、この穿孔工程44にお
いて、柱基材31の上端部側には、軒先ユニット取付用の
2つの破風孔33が穿孔される。
次に、第2の搬送コンベア45に搬入される。そこで、ま
ず、ダイヤフラム仮付工程46で柱基材31の両端部内仮付
位置にダイヤフラム34がそれぞれ仮付けされ、続いて、
板厚検出工程47で柱基材31の板厚が検出される。その
後、ダイヤフラム本付工程48で柱基材31の両端部内仮付
位置に仮付けされたダイヤフラム34の全周がそれぞれ溶
接される。
ず、ダイヤフラム仮付工程46で柱基材31の両端部内仮付
位置にダイヤフラム34がそれぞれ仮付けされ、続いて、
板厚検出工程47で柱基材31の板厚が検出される。その
後、ダイヤフラム本付工程48で柱基材31の両端部内仮付
位置に仮付けされたダイヤフラム34の全周がそれぞれ溶
接される。
次に、第3の搬送コンベア49によってエンドプレート仮
付工程50に搬入され、柱基材31の両端面にエンドプレー
ト35が仮付けされた後、第4の搬送コンベア51に搬入さ
れる。そこで、まず、エンドプレート本付工程52でエン
ドプレート35の全周が溶接され、続いて、サンディング
工程53でエンドプレート35の4つの溶接面のうち2面
(仕口17および短辺梁16が取り付けられる2面)のサン
ディングが行われる。
付工程50に搬入され、柱基材31の両端面にエンドプレー
ト35が仮付けされた後、第4の搬送コンベア51に搬入さ
れる。そこで、まず、エンドプレート本付工程52でエン
ドプレート35の全周が溶接され、続いて、サンディング
工程53でエンドプレート35の4つの溶接面のうち2面
(仕口17および短辺梁16が取り付けられる2面)のサン
ディングが行われる。
次に、第5の搬送コンベア54に搬入される。そこで、ま
ず、仕口仮付工程55で柱基材31の両端部に仕口17が仮付
けされ、続いて、仕口本付工程56で仕口17の全周が溶接
される。このようにして生産された柱15は、次工程の妻
パネル生産ライン26へ送られる。
ず、仕口仮付工程55で柱基材31の両端部に仕口17が仮付
けされ、続いて、仕口本付工程56で仕口17の全周が溶接
される。このようにして生産された柱15は、次工程の妻
パネル生産ライン26へ送られる。
第6図は前記ダイヤフラム本付工程48における溶接手順
を示している。前記第2の搬送コンベア45によって水平
な姿勢のまま長手方向へ搬送されてきた柱基材31は、向
きを変えることなく搬送コンベア45の搬送方向に対して
直角方向へ搬送されながら第1の溶接位置WP1で停止さ
れる。
を示している。前記第2の搬送コンベア45によって水平
な姿勢のまま長手方向へ搬送されてきた柱基材31は、向
きを変えることなく搬送コンベア45の搬送方向に対して
直角方向へ搬送されながら第1の溶接位置WP1で停止さ
れる。
ここで、柱基材31を一端部側を上方にして略垂直状態ま
で起立させ、この状態において、その端部上方より溶接
ロボット120の溶接ヘッドを挿入し、一端部側(上端部
側)のダイヤフラム34の全周を柱基材31に連続的に溶接
する。
で起立させ、この状態において、その端部上方より溶接
ロボット120の溶接ヘッドを挿入し、一端部側(上端部
側)のダイヤフラム34の全周を柱基材31に連続的に溶接
する。
この後、柱基材31は、水平状態まで倒伏された後、水平
状態のまま前方、つまり水平状態にある柱基材31の軸線
および前記起立方向に対してそれぞれ直交する方向へ搬
送されながら第2の溶接位置WP2で停止される。
状態のまま前方、つまり水平状態にある柱基材31の軸線
および前記起立方向に対してそれぞれ直交する方向へ搬
送されながら第2の溶接位置WP2で停止される。
ここで、柱基材31を他端部側を上方にして略垂直状態ま
で起立させ、この状態において、その端部上方より溶接
ロボット120の溶接ヘッドを挿入し、他端部側(上端部
側)のダイヤフラム34の全周を柱基材31に連続的に溶接
する。この後、柱基材31は、水平状態まで倒伏され、続
いて、水平状態のまま前方へ搬送された後、第3の搬送
コンベア49によって次工程のエンドプレート仮付工程50
へ搬入される。
で起立させ、この状態において、その端部上方より溶接
ロボット120の溶接ヘッドを挿入し、他端部側(上端部
側)のダイヤフラム34の全周を柱基材31に連続的に溶接
する。この後、柱基材31は、水平状態まで倒伏され、続
いて、水平状態のまま前方へ搬送された後、第3の搬送
コンベア49によって次工程のエンドプレート仮付工程50
へ搬入される。
第7図は前記第1および第2の溶接位置WP1,WP2の各位
置に設置される溶接ロボット120および起伏装置121の詳
細構造を示している。同起伏装置121は、図示しないベ
ースに水平に支持された軸122と、この軸122に起伏可能
に設けられかつ起伏支柱124を有する起伏ベース123と、
ピストンロッドを前記起伏ベース123に連結しその起伏
ベース123を起伏させるシリンダ125と、前記起伏支柱12
4に平行に取り付けられ柱基材31の上面側に当接される
当接支柱126と、柱基材31を当接支柱126に当接させた状
態でクランプするクランプ機構127とから構成されてい
る。
置に設置される溶接ロボット120および起伏装置121の詳
細構造を示している。同起伏装置121は、図示しないベ
ースに水平に支持された軸122と、この軸122に起伏可能
に設けられかつ起伏支柱124を有する起伏ベース123と、
ピストンロッドを前記起伏ベース123に連結しその起伏
ベース123を起伏させるシリンダ125と、前記起伏支柱12
4に平行に取り付けられ柱基材31の上面側に当接される
当接支柱126と、柱基材31を当接支柱126に当接させた状
態でクランプするクランプ機構127とから構成されてい
る。
いま、起伏支柱124が起立した状態において、柱基材31
が各溶接位置WP1,WP2まで搬入されてきたとき、シリン
ダ125の駆動によって起伏支柱124を倒伏させると、当接
支柱126が柱基材31の上外側面に当接される。ここで、
クランプ機構127によって柱基材31をクランプさせた
後、シリンダ125の駆動によって起伏支柱124を起立させ
れば、起伏支柱124とともに柱基材31が起立された状態
となるため、その柱基材31の上端部側より溶接ロボット
120の溶接ヘッドを挿入してダイヤフラム34の全周を連
続的に溶接することができる。
が各溶接位置WP1,WP2まで搬入されてきたとき、シリン
ダ125の駆動によって起伏支柱124を倒伏させると、当接
支柱126が柱基材31の上外側面に当接される。ここで、
クランプ機構127によって柱基材31をクランプさせた
後、シリンダ125の駆動によって起伏支柱124を起立させ
れば、起伏支柱124とともに柱基材31が起立された状態
となるため、その柱基材31の上端部側より溶接ロボット
120の溶接ヘッドを挿入してダイヤフラム34の全周を連
続的に溶接することができる。
従って、本実施例によれば、搬送されてきた柱基材31を
一端部側を上方にして略垂直状態まで起立させ、この状
態において、その一端部上方より溶接ロボット120の溶
接ヘッドを挿入してダイヤフラム34の全周を柱基材31に
溶接するようにしたので、ダイヤフラム34の全周を連続
的に溶接することができる。よって、溶接作業を能率的
に行うことができる。しかも、このとき、溶接ロボット
120の溶接ヘッドを常に下向きにした状態で溶接作業を
行うことができるので、品質的にも安定しダイヤフラム
34を柱基材31に強固に溶接することができる。
一端部側を上方にして略垂直状態まで起立させ、この状
態において、その一端部上方より溶接ロボット120の溶
接ヘッドを挿入してダイヤフラム34の全周を柱基材31に
溶接するようにしたので、ダイヤフラム34の全周を連続
的に溶接することができる。よって、溶接作業を能率的
に行うことができる。しかも、このとき、溶接ロボット
120の溶接ヘッドを常に下向きにした状態で溶接作業を
行うことができるので、品質的にも安定しダイヤフラム
34を柱基材31に強固に溶接することができる。
また、柱基材31の一端部側のダイヤフラム34を溶接した
後、柱基材31を水平状態まで倒伏させ、続いて、前方へ
搬送した後、柱基材31を他端部側を上方にして略垂直状
態まで起立させ、この状態において、その他端部上方よ
り溶接ロボット120の溶接ヘッドを挿入してダイヤフラ
ム34の全周を柱基材31に溶接するようにしたので、柱基
材31の両端部側に仮付けされた2つのダイヤフラム34を
連続的にかつ能率的に溶接することができる。
後、柱基材31を水平状態まで倒伏させ、続いて、前方へ
搬送した後、柱基材31を他端部側を上方にして略垂直状
態まで起立させ、この状態において、その他端部上方よ
り溶接ロボット120の溶接ヘッドを挿入してダイヤフラ
ム34の全周を柱基材31に溶接するようにしたので、柱基
材31の両端部側に仮付けされた2つのダイヤフラム34を
連続的にかつ能率的に溶接することができる。
このことは、各溶接位置WP1,WP2に設置された2台の溶
接ロボット120を遊びなく活用できる。つまり、溶接位
置WP2の溶接ロボット120が溶接作業を行っているときに
は、溶接位置WP1の溶接ロボット120は次に搬入された柱
基材31の溶接作業を行えるので、溶接ロボット120の遊
びがなく溶接作業を能率的に進めることができる。
接ロボット120を遊びなく活用できる。つまり、溶接位
置WP2の溶接ロボット120が溶接作業を行っているときに
は、溶接位置WP1の溶接ロボット120は次に搬入された柱
基材31の溶接作業を行えるので、溶接ロボット120の遊
びがなく溶接作業を能率的に進めることができる。
なお、上記実施例では、柱基材31を垂直状態に起立させ
た状態で溶接作業を行うようにしたが、溶接ロボット12
0による溶接作業が常に下向きになる角度であれば、必
ずしも垂直に限られるものではない。
た状態で溶接作業を行うようにしたが、溶接ロボット12
0による溶接作業が常に下向きになる角度であれば、必
ずしも垂直に限られるものではない。
以上の通り、本発明によれば、柱基材の両端部内仮付位
置に仮付けされたダイヤフラムの全周を能率的に、か
つ、安定した品質で溶接することができる。
置に仮付けされたダイヤフラムの全周を能率的に、か
つ、安定した品質で溶接することができる。
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は住宅ユニ
ットの生産工程を示すブロック図、第2図は住宅ユニッ
トの分解斜視図、第3図は住宅ユニットの組立斜視図、
第4図は柱生産ラインの詳細工程を示すブロック図、第
5図は第4図の柱生産ラインによって生産される柱を示
す斜視図、第6図はダイヤフラム本付工程における作業
順序を示す図、第7図は起伏装置および溶接ロボットを
示す図である。 31……柱基材、32……ダイヤフラム仮付孔(仮付位
置)、34……ダイヤフラム、120……溶接ロボット、121
……起伏装置。
ットの生産工程を示すブロック図、第2図は住宅ユニッ
トの分解斜視図、第3図は住宅ユニットの組立斜視図、
第4図は柱生産ラインの詳細工程を示すブロック図、第
5図は第4図の柱生産ラインによって生産される柱を示
す斜視図、第6図はダイヤフラム本付工程における作業
順序を示す図、第7図は起伏装置および溶接ロボットを
示す図である。 31……柱基材、32……ダイヤフラム仮付孔(仮付位
置)、34……ダイヤフラム、120……溶接ロボット、121
……起伏装置。
Claims (1)
- 【請求項1】四角筒状の柱基材の端部内仮付位置に仮付
けされたダイヤフラムの全周を柱基材に溶接するダイヤ
フラムの溶接方法であって、 前記柱基材を前記ダイヤフラムを仮付けした端部側を上
方にして起立させ、この状態においてその端部上方より
ダイヤフラムの全周を柱基材に溶接する、 ことを特徴とするダイヤフラムの溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31993890A JPH07108456B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | ダイヤフラムの溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31993890A JPH07108456B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | ダイヤフラムの溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04190972A JPH04190972A (ja) | 1992-07-09 |
JPH07108456B2 true JPH07108456B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=18115919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31993890A Expired - Lifetime JPH07108456B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | ダイヤフラムの溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108456B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP31993890A patent/JPH07108456B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04190972A (ja) | 1992-07-09 |
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