JPH07108219A - 住宅用コーナー建材の塗装方法 - Google Patents

住宅用コーナー建材の塗装方法

Info

Publication number
JPH07108219A
JPH07108219A JP25683893A JP25683893A JPH07108219A JP H07108219 A JPH07108219 A JP H07108219A JP 25683893 A JP25683893 A JP 25683893A JP 25683893 A JP25683893 A JP 25683893A JP H07108219 A JPH07108219 A JP H07108219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray gun
coating
amt
work
painting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25683893A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Nishisaka
誠次 西坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP25683893A priority Critical patent/JPH07108219A/ja
Publication of JPH07108219A publication Critical patent/JPH07108219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 三次元形状の複雑な被塗装面が2面ある多種
類のワークを少ないパス数で容易に塗り残しなく充分均
一に塗装することができる住宅用コーナー建材の塗装方
法を提供することを目的とする。 【構成】 被塗装面を2面持つワークをスプレーガンを
走行させて塗装する住宅用コーナー建材の塗装方法にお
いて、スプレーガン移動速度を決め、塗料を実際にスプ
レーして塗着量を測定し、この塗着量からスプレーガン
の傾きと塗着量と距離との関係式を作成し、ワークの形
状、寸法からスプレーガンの走行パス数を決めて、前記
塗着量の関係式を演算制御装置に入力し、その後、スプ
レーガンの各パスのスプレーガンの狙い位置、狙い距
離、狙い角度を仮定し、前記塗着量の関係式により任意
の位置におけるスプレーガンの全パスで加算した塗着量
が、均一塗着した際の塗着量に対して所定の量以上にな
る条件を演算し、該条件によりスプレー塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅用コーナー建材の
ように深い溝や模様等の三次元の表面形状を有する被塗
装面を持つワークを塗装するのに適する住宅用コーナー
建材の塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被塗装面に凹凸のあるワークを塗
装する方法の基本的な動作は、被塗装面の角度を有する
面部分がスプレーガンからの塗料の直線飛行に対して死
角とならないように、図8に示すように、ある一定角度
だけスプレーガンGを傾けて走行する往路dと、その往
路dと反対側にスプレーガンGを傾けた復路eの2パス
を一組として動作させている。そして、この塗装方法で
は、スプレーガンGをその組と次の組とをある一定量だ
けラップさせて一定ピッチで送るように構成して全面を
塗装する。このような塗装方法で、一の面2と側面3の
2面あるワーク1を塗装する場合、図9のような塗装経
路としている。また、塗装ロボットを使用して塗装を行
う場合、塗装経路の記憶制御装置を設け、品種が異なっ
たワークについて、各ワークで実際に塗装を行い、塗り
残しなく充分に均一に塗装できていることを確認したう
えで、その塗装経路を記憶させ、その記憶した塗装経路
を倣って塗装するようにした住宅用コーナー建材の塗装
方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
表面の凹凸が複雑な場合、実際にそのワークを塗装して
塗り残しなく充分均一に塗れる塗装経路を決めることが
容易でなかった。特に、ワークの表面形状の種類が多い
建築板の塗装では、予め求めておかなければならない塗
装経路が多種類となって、作業が著しく厄介であった。
また、被塗装面を2面持つワークは同じ面積の被塗装面
をもつ平面ワークに比べて、一般に全面を塗装するのに
多くのパスが必要であった。
【0004】本発明の目的は、三次元形状の複雑な被塗
装面が2面あるワークを塗装する場合に、ワークの稜線
方向から塗装するスプレーガン経路2パスを共通にして
も、被塗装面分布を一定範囲内におさめ得る塗装経路を
予め求めておき、この塗装経路に従って、スプレーガン
を運行させて、多種類のワークを少ないパス数で容易に
塗り残しなく充分均一に塗装することができる住宅用コ
ーナー建材の塗装方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の住宅用コーナー
建材の塗装方法は、被塗装面を2面持つワークをスプレ
ーガンを走行させて塗装する住宅用コーナー建材の塗装
方法において、スプレーガン移動速度を決め、スプレー
ガンの狙い位置、狙い距離、狙い角度を変えて塗料を実
際にスプレーし、スプレーガンの進行方向直角方向にお
ける所要の数に分割した部分の塗着量を測定し、この塗
着量からスプレーガンの傾きと塗着量と距離との関係式
を作成し、ワークの形状、寸法からスプレーガンの走行
パス数を決めて、前記塗着量の関係式を演算制御装置に
入力し、その後、スプレーガンの各パスのスプレーガン
の狙い位置、狙い距離、狙い角度を仮定し、前記塗着量
の関係式により任意の位置におけるスプレーガンの全パ
スで加算した塗着量が、均一塗着した際の塗着量に対し
て所定の量以上になる条件を演算し、該条件によりスプ
レー塗装するように構成している。
【0006】
【作用】上述の如く、本発明に係る住宅用コーナー建材
の塗装方法によれば、スプレーガンの走行パスの各パス
のスプレーガンの狙い位置、狙い距離、狙い角度を仮定
し、前記関係式により任意の位置における塗料が飛来す
るスプレーガンの全パスを加算した塗着量が、均一塗着
した際の塗着量に対して所定の量以上になる条件を演算
し、該条件によりスプレー塗装する構成としているの
で、塗料の塗着量を、確実に一定の範囲にできる。この
場合、被塗装面の角度を有する面部分がスプレーガンか
らの塗料の直線飛行に対して死角とならないように、各
スプレーガンの狙い角度が設定され、かつ稜線方向から
の塗装経路2パスを1つのパスに共通できるように設定
する。従って、少ないパス数で塗り残しなく充分均一に
塗装できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の塗装方法の一実施例の条件決定の
フローチャート、図2は塗着量を測定する方法を説明す
る説明図、図3は図2でθの異なる位置で測定した塗着
量を全塗着量に対する割合に換算した塗着割合を示す説
明図、図4は本発明の塗装方法による任意の位置におけ
る条件を示す説明図、図5は被塗装面が2面あるワーク
の一例を示す図、図6は本発明の塗装方法の一実施例の
条件を示す説明図、図7は他の実施例の概略条件を示す
説明図、図8は被塗装面が2面あるワークを塗装する際
のスプレーガンの基本走行パスを示す説明図である。図
において、1は製品(ワーク)で、ワーク1は一の面2
と側面3と2面を有し、塗料を噴霧しながらスプレーガ
ンGをそれぞれの面2、3の長手方向に沿って移動して
塗装する。
【0008】図1に示すように、本発明の塗装方法の操
作手順は、先ず、スプレーガンGを中心軸から角度θ傾
け、垂直距離Lo隔てて位置させ、任意の位置の塗着量
0を測定する(ステップ1)。本実施例では、図2に
示すように、スプレーガンGの垂直距離L0 を300mm
とし、垂線の位置40 に5mm幅のテープを貼り、スプレ
ーガンGの角度θを、例えば、5°づつ変え、その角度
のときの塗料の塗着量を求め、M0 (θ)とする(図
3)。
【0009】そして、スプレーガンGを中心軸から角度
θ傾け、垂直距離Lの位置の塗着量をM(θ)とし、次
の(1) 式により求める。 M(θ)=M0 (θ)L0 /L (1) ここで求めたM(θ)のデータを演算制御装置に読込
む。
【0010】次いで、ワークの形状、寸法を演算制御装
置に読込む。その他にスプレーガンの移動速度、噴霧能
力、必要塗料量等を読込み(ステップ2)、スプレーガ
ンのパス数を決める。
【0011】その後、ステップ3として、スプレーガン
の狙い位置、狙い距離、狙い角度を設定する。この設定
に基づいて、ステップ4として、前記式(1) により、被
塗装面の任意位置で各パスについての塗着量M(θ)を
加算し、各点での塗着量Mを計算する。図4に示すよう
な3パスの場合、任意位置(各点)での全塗着量Mを次
の(2)式により、演算制御装置で演算する。 M=M01)L0 /L1 +M02)L0 /L2 +M03)L0 /L3 (2) 但し、L0 、M0 は上記の式(1) で用いた値、その他は
図4に示すようにしてとった値である。
【0012】ステップ5では、前記のように計算した各
点での全塗着量Mが0の箇所があるか、否か演算制御装
置で判定し、0の箇所があれば、前記ステップ3に戻
る。全塗着量Mが0の箇所がなければ、次記のステップ
6の判定を行う。
【0013】ステップ6では、前記のように計算した各
点での全塗着量Mが塗着最大量に対して所定の倍率以下
の箇所があるか、否か演算制御装置で判定し、所定の倍
率以下の箇所があれば、前記ステップ3に戻る。箇所が
なければ、この値を得た前記ステップ3の条件に決定す
る。図5に示すように、この条件にスプレーガンGを演
算制御装置により制御してスプレー塗装を行う。なお、
前記塗着最大量に対する倍率は、ワークの規格等により
に定める。本実施例では0.6とした。
【0014】図6に示すような台形溝4を有するワーク
1を塗装する場合は、この台形溝5の両斜面5aでの塗
り残しが生じ易い。本発明の塗装方法では、予めスプレ
ーガンGの2走行パスを1組にし、この1組のパスで
は、スプレーガンGの狙い角度は正負に設定する。この
ように設定すると、平面部の塗着量を均一にできことは
勿論のこと、台形溝5の両斜面5aでの塗り残しを防ぐ
ことができる。即ち、あるスプレーガンGのある経路の
スプレーガンGの狙い角度αでの塗料粒子の直線飛行に
対し、一方の斜面が死角範囲に入っても、他の経路から
の直線飛行塗料粒子で死角に入った斜面での塗料の塗着
を確保できる。
【0015】また、図7に示すように、パス数の多いワ
ーク1を塗装する場合においても、本実施例によれば、
任意の位置における塗着量を所定の量以上に設定して、
スプレーガンの走行パスの各パスのスプレーガンの狙い
位置、狙い距離、狙い角度を設定する。従って、稜線付
近のスプレーガンGの経路を1組でなく1パスに設定し
ても、塗り残しなく充分均一に塗装することができる。
なお、前記説明におけるステップ1、ステップ2の順番
は前記に限られず、変更可能である。また、塗料の塗着
量を求め、M0 (θ)の測定方法も前記例に限られな
い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、複雑な形状の被塗装面
が2面あるワークを塗装する際に、ワークの稜線付近の
塗り残しなく充分均一に塗装することができる塗装経路
を、従来2パスであったのを、1パスに減らすことがで
き、塗装パス数を少なくして、塗装時間を短縮すること
ができる。また、ワークの条件が変わるその都度、塗装
経路を演算し、決定するので、多品種のワークに対し
て、予め塗装経路を決めておくことが不要であるので、
多品種のワークの塗装を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅用コーナー建材の塗装方法の一実
施例の条件決定のフローチャートである。
【図2】塗着量を測定する方法を説明する説明図であ
る。
【図3】図2でθの異なる位置で測定した塗着量を全塗
着量に対する割合に換算した塗着割合を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の塗装方法による任意の位置における条
件を示す説明図である。
【図5】本発明の塗装方法の一実施例の条件を示す説明
図である。
【図6】被塗装面が2面あるワークの一例を示す図であ
る。
【図7】ワークの他の例の概略条件を示す説明図であ
る。
【図8】被塗装面が2面あるワークを塗装する際のスプ
レーガンの基本パスを示す説明図である。
【図9】被塗装面が2面あるワークを塗装するスプレー
ガンの従来の基本パスを示す説明図である。
【符号の説明】
1:ワーク 2:一の面 3:側面 G:スプレーガン a,b,c:走行パス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装面を2面持つワークをスプレーガ
    ンを走行させて塗装する住宅用コーナー建材の塗装方法
    において、スプレーガン移動速度を決め、スプレーガン
    の狙い位置、狙い距離、狙い角度を変えて塗料を実際に
    スプレーし、スプレーガンの進行方向直角方向における
    所要の数に分割した部分の塗着量を測定し、この塗着量
    からスプレーガンの傾きと塗着量と距離との関係式を作
    成し、ワークの形状、寸法からスプレーガンの走行パス
    数を決めて、前記塗着量の関係式を演算制御装置に入力
    し、その後、スプレーガンの各パスのスプレーガンの狙
    い位置、狙い距離、狙い角度を仮定し、前記塗着量の関
    係式により任意の位置におけるスプレーガンの全パスで
    加算した塗着量が、均一塗着した際の塗着量に対して所
    定の量以上になる条件を演算し、該条件によりスプレー
    塗装することを特徴とする住宅用コーナー建材の塗装方
    法。
JP25683893A 1993-10-14 1993-10-14 住宅用コーナー建材の塗装方法 Pending JPH07108219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25683893A JPH07108219A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 住宅用コーナー建材の塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25683893A JPH07108219A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 住宅用コーナー建材の塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07108219A true JPH07108219A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17298126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25683893A Pending JPH07108219A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 住宅用コーナー建材の塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07108219A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036625A (ja) * 2006-06-20 2008-02-21 Abb Patent Gmbh 噴霧媒体を使用する塗料噴霧装置を制御するための噴霧パラメータを決定するための方法
JP2009050804A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 板状建材塗装方法
JP2009050805A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 板状建材塗装方法
JP2016187776A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 ダイハツ工業株式会社 バンパの塗装方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036625A (ja) * 2006-06-20 2008-02-21 Abb Patent Gmbh 噴霧媒体を使用する塗料噴霧装置を制御するための噴霧パラメータを決定するための方法
JP2009050804A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 板状建材塗装方法
JP2009050805A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 板状建材塗装方法
JP2016187776A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 ダイハツ工業株式会社 バンパの塗装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106354932B (zh) 平滑曲面间弧面型曲面过渡区域的机器人喷涂及轨迹设定方法
CN112632718B (zh) 一种基于改进的点云切片算法的喷涂机器人轨迹规划方法
CN108508846B (zh) 一种曲面喷涂轨迹规划方法
CN101739488B (zh) 适应复杂自由曲面喷涂的油漆沉积率模型的建模方法
JP6773663B2 (ja) 被搬送部をコーティングするための方法及びコーティング設備
WO2011053368A1 (en) Method for simulating of the thickness of a coating
CN108636671B (zh) 一种不规则面片偏置喷涂路径规划方法
CN108161941B (zh) 一种运用于木材喷涂行业的机器人轨迹优化方法及装置
CN108563852B (zh) 一种基于球坐标系的喷涂厚度累积速率的计算方法
CN113784797A (zh) 涂覆方法及相应的涂覆设备
JPH07108219A (ja) 住宅用コーナー建材の塗装方法
Park et al. Optimization of tool path pitch of spray painting robots for automotive painting quality
CN110624732A (zh) 工件自动喷涂系统
CN116852374B (zh) 一种基于机器视觉的智能机器人控制系统
Cai et al. A geodesic-based robot trajectory planning approach for cold spray applications
CN111013887B (zh) 一种基于边界约束的不规则平面变倾角喷涂轨迹的优化方法
JPH0857372A (ja) 塗装装置制御システム
KR102426628B1 (ko) 스프레이 거리와 도막두께의 상관관계 분석을 이용한 차량 도장방법 및 이를 이용한 차량 도장 시스템
JPH11276978A (ja) 塗装ロボットにおける塗装膜厚の定式化方法
Sahir Arikan et al. Modeling of paint flow rate flux for elliptical paint sprays by using experimental paint thickness distributions
JPH11276980A (ja) 塗装ロボットにおける塗装膜厚の制御方法およびロボット軌道生成方法
Zhang et al. A parametric distribution model of electrostatic spray rotating bell and application for automobile painting
CN116776554A (zh) 一种喷涂参数的调控方法
JP2000061871A (ja) ロボット軌道における特異姿勢候補探索方法およびロボット軌道の精度評価方法
Balkan et al. Surface and process modeling and off-line programming for robotic spray painting of curved surfaces