JPH07108216A - メタリック塗装品及びその製造方法 - Google Patents

メタリック塗装品及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07108216A
JPH07108216A JP27767993A JP27767993A JPH07108216A JP H07108216 A JPH07108216 A JP H07108216A JP 27767993 A JP27767993 A JP 27767993A JP 27767993 A JP27767993 A JP 27767993A JP H07108216 A JPH07108216 A JP H07108216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design
metallic
resin
coating layer
viscous material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27767993A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Toki
晃郎 土岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP27767993A priority Critical patent/JPH07108216A/ja
Publication of JPH07108216A publication Critical patent/JPH07108216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗膜面における面一性を確保しながら,高級
感や新しい意匠性を表出させることができ,耐久性に優
れた,メタリック塗装品及びその製造方法を提供するこ
と。 【構成】 被塗物10の表面に中塗り塗料,光輝材12
0を含有するベース塗料,クリア塗料を順次塗装して,
中塗り層11,ベース層12,クリア層13を形成して
なるメタリック塗装品1において,該メタリック塗装品
1は,その内部に,文字,図形,模様等の意匠2を形成
してなる。該意匠2は,上記中塗り層11の表面に粘稠
体20により形成されており,上記ベース塗料中の光輝
材120は,上記意匠の上面部分122とそれ以外の一
般部121とにおいては,その配向状態が異なってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,塗膜の内部に意匠を表
出させることができる,メタリック塗装品及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,例えば自動車の車体等には,様々の
意匠が付与されている。すなわち,これらの意匠には,
文字,図形,模様等のマーク及び,車体の上下,前後等
において色彩を異なったものとする2トーンカラー等の
デザインがある。従来,上記意匠を形成する方法として
は,例えば,樹脂マーク法,シール法,塗布法,印刷法
がある。
【0003】まず,上記樹脂マーク法は,裏側にボスを
設けた樹脂製の意匠板を形成し,一方で被塗物に取付孔
を穿設しておき,上記意匠板のボスを被塗物の取付孔に
挿着して,意匠板を被塗物に固定する,もしくは,上記
意匠板の裏面に接着材を塗布して,これを被塗物に貼着
するものである。
【0004】上記シール法は,裏面に接着剤を設けた,
薄膜状の意匠シールを被塗物に貼着するものである。上
記塗布法は,意匠形成用の塗料を被塗物に塗布して,所
望する図形等の意匠を形成する方法である。上記印刷法
は,意匠形成用の塗料を被塗物に印刷する方法である。
【0005】ところで,上記意匠の製造方法を比較する
と,樹脂マーク法は他の方法に比べて意匠に厚みがある
ために立体感があり,視認性,高級感が良好である。ま
た,シール法,塗布法,印刷法により形成された意匠
は,平面状であるため,樹脂マーク法よりも面一性があ
る。また,上記意匠においては高級感を付与するため
に,アルミニウム箔等の光輝材を混入した樹脂,塗料等
を使用する場合がある。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記各方法に
おいては,以下の問題点がある。即ち,被塗物が鋼板の
場合には,樹脂マーク法では,意匠板に設けたボスが鋼
板の取付孔に干渉して鋼板の発錆を促進する。また,意
匠板を接着剤で貼着する場合には剥がれやすい。シール
法による意匠は,立体感に欠けるために,視認性,高級
感が劣る。また剥がれやすいという欠点もある。
【0007】塗布法,印刷法では,立体感に欠け,高級
感がなく,変退色しやすいため耐久性に劣る。また,曲
面への施工が困難である。本発明はかかる問題点に鑑
み,塗膜面における面一性を確保しながら,高級感や新
しい意匠性を表出させることができ,耐久性に優れた,
メタリック塗装品及びその製造方法を提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,被塗物の表面に中塗り塗
料,光輝材を含有するベース塗料,クリア塗料を順次塗
装して,中塗り層,ベース層,クリア層を形成してなる
メタリック塗装品において,該メタリック塗装品は,そ
の内部に,文字,図形,模様等の意匠を形成してなり,
該意匠は上記中塗り層の表面に粘稠体により形成されて
おり,上記ベース塗料中の光輝材は,上記意匠の上面部
分とそれ以外の一般部とにおいては,その配向状態が異
なっていることを特徴とするメタリック塗装品にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
記ベース塗料中の光輝材は,上記意匠の上面部分とそれ
以外の一般部とにおいて,その配向状態が異なっている
ことにある。上記光輝材は,一般部において,平面配向
の状態にある。また,意匠の上面部分において,配向の
向きを特定できない,異常配向の状態にある(図1)。
【0010】次に,上記粘稠体は,ウレタン樹脂,エポ
キシ樹脂,アクリル樹脂,ポリエステル樹脂,ポリオレ
フィン樹脂,ハロゲン化ポリオレフィン樹脂及びこれら
とスチレン,アクリロニトリルとの共重合体のグループ
から選ばれる熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂であること
が好ましい。上記樹脂は,乾燥炉等において容易に乾燥
硬化させることができる。従って,意匠の形成が容易
で,かつ形成後は耐久性を有する意匠を得ることができ
る。次に,上記光輝材はアルミニウム箔,マイカ箔,ス
テンレス箔又は,それらにコーティングしたもののグル
ープから選ばれる一種以上の小片箔状体であることが好
ましい。上記光輝材は光の反射率に優れ,メタリック感
を表出することに最適である。
【0011】また,上記メタリック塗装品を形成する方
法としては,被塗物の表面に,中塗り塗料,光輝材を含
有するベース塗料,クリア塗料を順次塗装することによ
り,中塗り層,ベース層,クリア層からなるメタリック
塗膜を形成すると共に該メタリック塗膜の内部に文字,
図形,模様等の意匠を形成する方法であって,上記意匠
を形成しようとする部分における上記中塗り層の表面
に,粘稠体によって上記意匠を形成し,次いで,光輝材
を含有する上記ベース塗料を上記意匠及び中塗り層の表
面に塗装し,次いでクリア塗料を塗装し,その後,これ
らを乾燥硬化することを特徴とするメタリック塗装品の
製造方法がある。
【0012】上記粘稠体は,ウレタン樹脂,エポキシ樹
脂,アクリル樹脂,ポリエステル樹脂,ポリオレフィン
樹脂,ハロゲン化ポリオレフィン樹脂及びこれらとスチ
レン,アクリロニトリルとの共重合体のグループから選
ばれる熱硬化性樹脂であることが好ましい。上記粘稠体
は粘度が0.01Poise〜2000Poiseであ
ることが好ましい。上記粘稠体の粘度が0.01Poi
se未満の場合には,光輝材の配向状態を変化させるこ
とができない。粘度が2000Poiseを越えると,
粘稠体を塗布することが困難になる。
【0013】次に,上記意匠の形成は,上記粘稠体を意
匠の形状に噴出するインクジェット方法により行うこと
が好ましい。上記インクジェット方法は,帯電させた粘
稠体粒子を電極により偏向させ,被塗物に噴出すること
によって,意匠を形成せしめるものである。このため,
上記インクジェット方法によれば,被塗物と粘稠体の噴
出部分とが接触しない。従って,被塗物の表面状態が,
例えば,粗いもの,凹凸状のもの,柔らかいもの及び曲
面を有するもの等である場合においても,容易に粘稠体
の高速塗布ができる。そのため,意匠の形成が容易であ
る。
【0014】また,上記意匠の形成は,上記粘稠体を意
匠の形状に噴出するディスペンサ方法により行うことも
できる。上記ディスペンサ方法においては,無脈動かつ
連続的に,粘稠体をノズルへ押し出すことが可能な制御
部を有する。このため,上記ディスペンサ方法は,粘度
の高い粘稠体を噴出できる。また,上記制御部を用い
て,粘稠体の充填,塗布等の各工程を自動化できる。こ
のため,効率的である。
【0015】また,上記意匠の形成は,上記意匠の形状
に切り抜いた切り抜き部分を有するマスクを,中塗り層
の上に配置して,粘稠体を塗布するマスク方法により行
うこともできる。この場合,粘稠体は例えばスプレーガ
ンによって塗布する。粘稠体を塗布した後は,マスクを
取り去る。意匠は上記切り抜き部分に形成される。上記
方法は広範囲に意匠を形成する場合に,特に優れた効果
を発揮する。また,特別の装置等を必要とせず,低コス
トな方法である。
【0016】また,上記意匠の形成は,上記粘稠体を中
塗り層の表面に圧着転写するスタンプ方法により行うこ
ともできる。上記スタンプ方法は,まず,意匠の形状を
反転させたオス型に粘稠体を保持させる。そして,これ
を被塗物表面に圧着転写するものである。上記方法は,
意匠の様々なデザインに対して,容易にかつ低コストに
対応させることができる。また,本発明において,意匠
とは,文字,図形,模様等のマークのみならず,例えば
自動車の上下,前後等の2トーンカラーのごとき大きな
デザインも言う。
【0017】
【作用及び効果】本発明のメタリック塗装品において
は,上記ベース塗料中の光輝材は,上記意匠の上面部分
とそれ以外の一般部とにおいては,その配向状態が異な
っている。すなわち,粘稠体と中塗り層とにおける各表
面は硬度,表面張力等が異なる。このため,この上に,
光輝材を含有するベース層を塗布すると,中塗り層が露
出している一般部においては,上記光輝材はその配向方
向を,同一にして定着する。一方,これと対照的に,意
匠の上面部分においては,上記光輝材は,その配向が無
秩序のまま定着する。
【0018】そのため,意匠の上面部分と一般部とで
は,光の反射率等の光学的性質が異なる。このため,同
一の塗料を塗布しながら,両者の間で,コントラストが
違い,視覚的には,あたかも異なる塗料で着色が行われ
たように感じる。従って,従来にない外観性を有する,
塗膜中に内蔵された意匠が得られる。
【0019】また,上記意匠は,メタリック塗膜の内部
に形成される。そのため,メタリック塗装品の表面は面
一性を有する。更に,意匠が損傷するおそれもない。上
記のごとく,本発明によれば,塗膜面における面一性を
確保しながら高級感や新しい意匠性を表出させることが
でき,耐久性に優れたメタリック塗装品及びその製造方
法を提供することができる。
【0020】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかるメタリック塗装品及びその製造
方法につき,図1〜図3を用いて説明する。図1(A)
に示すごとく,本例のメタリック塗装品1は,被塗物1
0の表面に中塗り塗料,光輝材120を含有するベース
塗料,クリア塗料を順次塗装して,中塗り層11,ベー
ス層12,クリア層13を形成してなる。上記メタリッ
ク塗装品1は,図1(B)に示すごとく,その内部に,
文字「T」の意匠2を有している。該意匠2は上記中塗
り層11の表面に粘稠体20により形成されており,上
記ベース塗料中の光輝材120は,上記意匠上面部分1
22とそれ以外の一般部121とにおいては,その配向
状態が異なっている。
【0021】上記粘稠体20は,ウレタン樹脂液をシン
ナーで希釈して,粘度を1Poiseに調整したもので
ある。ベース塗料中の上記光輝材120は小片状のアル
ミニウム箔である。図1(B)は,上記構成よりなる意
匠2の上面図である。
【0022】次に,本例のメタリック塗装品1を作成す
る方法について,図1〜図3を用いて説明する。本例に
おいては,意匠2の形状に切り抜いたマスク3を用いる
マスク方法により意匠2を作成する。
【0023】まず,被塗物10を準備する。これは,基
板となる鋼板16に対して,電着塗装方法による下塗り
層15を設けたものである(図1参照)。次いで,下塗
り層15の表面に中塗り層11を設ける。次に,上記中
塗り層11の表面に対して,表面の平滑性,粘稠体20
の密着性向上のために水研ぎを行う。上記水研ぎは,流
水を表面に与えながら,サンドペーパーを使って研磨す
る。
【0024】上記水研ぎの後,図2(A)に示すごと
く,意匠2の文字「T」を切り抜いた,切り抜き部31
を有する,マスク3を中塗り層11の表面にあてがう。
そして,図2(B)に示すごとく,この上からスプレー
ガン4を用いて,粘稠体20を塗布する。この後,図3
(A)に示すごとく,マスク3を除去する。これにより
粘稠体20による意匠が形成される。
【0025】次に,粘稠体20が硬化する前のウエット
な状態において,図3(B)に示すごとく,粘稠体20
及び中塗り層11の上にベース層12を塗布する。その
後,図3(C)に示すごとく,ベース層12の上にクリ
ア層13を塗布する。最後に,粘稠体20,ベース層1
2,クリア層13を乾燥硬化させる。
【0026】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例のメタリック塗装品1においては,上記メタリ
ック塗膜内部の光輝材120は,一般部121と,意匠
上面部分122で配向状態が異なる。このため,両者の
光学的性質は異なる。よって,従来にない外観性を有す
る意匠2を得ることができる。
【0027】また,上記意匠2は,メタリック塗膜の内
部に形成する。そのため,メタリック塗装品1の塗膜の
表面は面一性を有する。更に,意匠2が損傷するおそれ
もない。また,本例のマスク方法は,操作容易であるた
め,低コストである。上記のごとく,本例によれば,塗
膜面における面一性を確保しながら高級感や新しい意匠
性を表出させることができ,耐久性に優れたメタリック
塗装品及びその製造方法を提供することができる。
【0028】実施例2 本例は,図4,図5に示すごとく,2トーンカラーの意
匠2を自動車の車体9に設けるものである。即ち,上記
車体9の意匠2は,車体の上半分91と下半分92とが
異なる色彩を有する2トーンカラーである。上記意匠の
形成に当たっては,車体9の上半分91をマスク3で覆
い,粘稠体20を車体の下半分92に塗布する。そし
て,実施例1と同様の工程を経て,図5に示すごとく,
メタリック塗装品1を形成する。本例によれば,広範囲
に意匠2を付与することができる。その他は実施例1と
同様の作用効果を有する。
【0029】実施例3 本例は,図6に示すごとく,インクジェット方法を用い
て,意匠を設けるものである。まず,上記インクジェッ
ト方法の原理を以下に示する。すなわち,図6に示すご
とく,タンク710に貯えられた粘稠体20はポンプ7
11で加圧され,ノズル712より液柱201となって
噴射される。上記液柱201は,励振源72に接続され
た電歪素子73の振動により,一定の大きさの粘稠体粒
子202を形成する。
【0030】次に,上記粘稠体粒子202は帯電電極7
6で1粒子毎に,信号発生回路75より送られた意匠形
成用の信号に基づく信号電圧を与えられる。次に,上記
粘稠体粒子202は偏向電極77に達する。この時,上
記偏向電極77において,上記信号電圧に応じた偏向を
受ける。この結果,粘稠体粒子202は,意匠2の形状
に応じて,その進路を調整される。そして,粘稠体粒子
202は,そのまま被塗物10の表面に進んで,ここに
粘着し意匠2を形成する。
【0031】なお,上記偏向電極77等において,行路
を外れた粘稠体粒子202はガター713により回収さ
れ,回収ポンプ714によって,タンク710に戻され
る。本例は上記原理に基づくインクジェット塗装機に粘
稠体20を充填し,被塗物10に意匠2を形成するもの
である。上記粘稠体20は粘度が0.1Poiseであ
る。その他は,実施例1と同様である。
【0032】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例のインクジェット方法によれば,被塗物10と
粘稠体20を噴出する部分が接触しない。このため,被
塗物10の表面状態に左右されることなく,容易に意匠
2の形成を行うことができる。また,上記に示すごと
く,意匠2の形成に使用されなかった粘稠体20の回収
を図ることができる。その他は実施例1と同様の作用効
果を有する。
【0033】実施例4 本例は,スタンプ方法を用いて意匠を形成するものであ
る。上記スタンプ方法の一例としては,オフセット印刷
があげられる。すなわち,意匠の反転形状を有するオス
型に粘稠体を塗布後,このオス型を被塗物面にあてて,
必要な部分に粘稠体による意匠を形成する。その他は,
実施例1と同様である。本例のスタンプ方法によれば,
多様な異なるデザインの意匠を低コストで作成できる。
その他は実施例1と同様の作用効果を有す。
【0034】実施例5 本例は,図7に示すごとく,ディスペンサ方法を用いて
意匠を形成するものである。すなわち,図示されていな
いタンクとポンプとよりチューブ81を経て,ノズル8
0に対して粘稠体20が送られてくる。ノズル80は,
これを移動させながら被塗物10の中塗り層11の表面
に粘稠体20を塗布し,意匠を形成する。なお,上記タ
ンク等は粘稠体20の正確な計量を行うための制御部を
有する。その他は,実施例1と同様である。
【0035】上記ディスペンサ方法においては,無脈動
かつ連続的に粘稠体をノズルへ押し出すことが可能な制
御部を有する。このため,上記ディスペンサ方法は,粘
度の高い粘稠体を噴出できる。また,上記制御部を用い
て,粘稠体のタンクへの充填,塗布等の各工程を自動化
できる。このため,効率的である。その他は実施例1と
同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるメタリック塗装品の断面図
(A)及び上面図(B)。
【図2】実施例1におけるメタリック塗装品における意
匠の形成工程を示す説明図。
【図3】実施例1におけるメタリック塗装品の形成工程
を示す説明図。
【図4】実施例2における2トーンカラーの意匠塗膜を
設けた車体の側面図。
【図5】図4のA−A線矢視断面図。
【図6】実施例3におけるインクジェット方法の原理の
説明図。
【図7】実施例5におけるディスペンサ方法の説明図。
【符号の説明】
1...メタリック塗装品, 10...被塗物, 11...中塗り層, 12...ベース層, 120...光輝材, 121...一般部, 122...意匠上面部, 13...クリア層, 2...意匠, 20...粘稠体, 3...マスク,

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物の表面に中塗り塗料,光輝材を含
    有するベース塗料,クリア塗料を順次塗装して,中塗り
    層,ベース層,クリア層を形成してなるメタリック塗装
    品において,該メタリック塗装品は,その内部に,文
    字,図形,模様等の意匠を形成してなり,該意匠は上記
    中塗り層の表面に粘稠体により形成されており,上記ベ
    ース塗料中の光輝材は,上記意匠の上面部分とそれ以外
    の一般部とにおいては,その配向状態が異なっているこ
    とを特徴とするメタリック塗装品。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記粘稠体は,ウレ
    タン樹脂,エポキシ樹脂,アクリル樹脂,ポリエステル
    樹脂,ポリオレフィン樹脂,ハロゲン化ポリオレフィン
    樹脂及びこれらとスチレン,アクリロニトリルとの共重
    合体のグループから選ばれる熱硬化性樹脂又は熱可塑性
    樹脂であることを特徴とするメタリック塗装品。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記光輝材はアルミ
    ニウム箔,マイカ箔,ステンレス箔又は,それらにコー
    ティングを施したもののグループから選ばれる一種以上
    の小片箔状体であることを特徴とするメタリック塗装
    品。
  4. 【請求項4】 被塗物の表面に,中塗り塗料,光輝材を
    含有するベース塗料,クリア塗料を順次塗装することに
    より,中塗り層,ベース層,クリア層からなるメタリッ
    ク塗膜を形成すると共に該メタリック塗膜の内部に文
    字,図形,模様等の意匠を形成する方法であって,上記
    意匠を形成しようとする部分における上記中塗り層の表
    面に,粘稠体によって上記意匠を形成し,次いで,光輝
    材を含有する上記ベース塗料を上記意匠及び中塗り層の
    表面に塗装し,次いでクリア塗料を塗装し,その後,こ
    れらを乾燥硬化することを特徴とするメタリック塗装品
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記粘稠体は,ウレ
    タン樹脂,エポキシ樹脂,アクリル樹脂,ポリエステル
    樹脂,ポリオレフィン樹脂,ハロゲン化ポリオレフィン
    樹脂及びこれらとスチレン,アクリロニトリルとの共重
    合体のグループから選ばれる熱硬化性樹脂であることを
    特徴とするメタリック塗装品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において,上記意匠の形成は,
    上記粘稠体を意匠状に噴出するインクジェット方法によ
    り行うことを特徴とするメタリック塗装品の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4において,上記意匠の形成は,
    上記粘稠体を意匠状に噴出するディスペンサ方法により
    行うことを特徴とするメタリック塗装品の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4において,上記意匠の形成は,
    上記意匠の形状に切り抜いたマスクを中塗り層の上に配
    置して,粘稠体を塗布するマスク方法により行うことを
    特徴とするメタリック塗装品の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項4において,上記意匠の形成は,
    上記粘稠体を中塗り層の表面に圧着転写するスタンプ方
    法により行うことを特徴とするメタリック塗装品の製造
    方法。
JP27767993A 1993-10-08 1993-10-08 メタリック塗装品及びその製造方法 Pending JPH07108216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27767993A JPH07108216A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 メタリック塗装品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27767993A JPH07108216A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 メタリック塗装品及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07108216A true JPH07108216A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17586799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27767993A Pending JPH07108216A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 メタリック塗装品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07108216A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0822011A2 (en) * 1996-08-02 1998-02-04 Kansai Paint Co., Ltd. Process for forming decorative paint film exhibiting metallic effect
US8507077B1 (en) 2012-09-12 2013-08-13 Krow Innovation, Llc Camouflage branding system and method
JP2017136563A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社豊田自動織機 塗り分け塗装方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0822011A2 (en) * 1996-08-02 1998-02-04 Kansai Paint Co., Ltd. Process for forming decorative paint film exhibiting metallic effect
EP0822011A3 (en) * 1996-08-02 1999-05-12 Kansai Paint Co., Ltd. Process for forming decorative paint film exhibiting metallic effect
US8507077B1 (en) 2012-09-12 2013-08-13 Krow Innovation, Llc Camouflage branding system and method
US8840959B2 (en) 2012-09-12 2014-09-23 Adaptive Graphx Llc Camouflage branding system and method
JP2017136563A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社豊田自動織機 塗り分け塗装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2056997B1 (en) Vehicle structure with three dimensional film and method
KR100944568B1 (ko) 유사상감 가식체의 제조방법 및 그 제조방법으로 제조된 유사상감 가식체
US6132662A (en) Foil-covered plastic part and method of making same
US7754291B2 (en) Miniature emblems and method of making same
EP0456822A1 (en) In-mold molded article having matted surface and production method thereof
US20160253929A1 (en) Label for decorating a bottle, bottle and method of manufacture of such a label
EP4140757A1 (en) Method of decorating with a color or pattern applied on an automobile part
US4460429A (en) Apparatus for manufacturing foil shapes having a cast plastic cap
KR840001062A (ko) 포장용 필름체 및 그 제조방법
JPH07108216A (ja) メタリック塗装品及びその製造方法
KR20040032016A (ko) 인서트 몰딩용 필름의 제조방법
CN102189780A (zh) 装饰印刷方法
CN111512243A (zh) 用于在钟表构件上制造三维元件的方法
US4643790A (en) Plastic-capped adhesive article and method for making same
JPH0694240B2 (ja) 細長い自動車構成要素を被覆するための装飾物品及びその作成方法
JPS6186971A (ja) シボを有する製品への装飾層形成方法
CN210852294U (zh) 一种表面多色种处理汽车标牌
KR20180034785A (ko) 차량용 내장재의 제조방법 및 차량용 내장재
JP2002029198A (ja) 転写箔
JPH04219300A (ja) 模様付き物品の製造方法
EP4299197A1 (en) Apparatus for forming magnetic pigment pattern on article and method for forming magnetic pigment pattern using the same
KR100444681B1 (ko) 도장 공정을 이용한 자동차용 엠블렘 표시 방법
KR20030042765A (ko) 스테인레스 질감을 가지도록 하는 냉장고 도어의 도장방법
JP2732341B2 (ja) 灯具用前面レンズとその前面レンズの塗装方法
JPH0771658B2 (ja) 多色塗装方法