JPH07108193A - 発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置 - Google Patents

発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置

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JPH07108193A
JPH07108193A JP28067193A JP28067193A JPH07108193A JP H07108193 A JPH07108193 A JP H07108193A JP 28067193 A JP28067193 A JP 28067193A JP 28067193 A JP28067193 A JP 28067193A JP H07108193 A JPH07108193 A JP H07108193A
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JP
Japan
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dust
suction nozzle
dust collecting
gas
electrostatic precipitator
Prior art date
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Withdrawn
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JP28067193A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Maki
睦夫 牧
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発塵源の上部場所に設置される電気集塵機で
集塵、捕集したダストを除去する際、乾式で再飛散する
ことなくダストを除去・回収する。 【構成】 集塵電極3の下方一面に移動可能な無端帯状
の濾布9からなるガス濾過手段を配設する。ガス濾過手
段の内部にガス吸引ノズル4、上方にダスト吸引ノズル
5を配設し、ガス吸引ノズル4、ダスト吸引ノズル5と
ダスト回収手段10とをダクト12により連接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトンネル内の汚
染空気を清浄するトンネル内の上部に設置される空気集
塵機、工場内の発塵ダストを集塵する工場建屋に搭載さ
れた電気集塵機など、発塵源の上部場所に設置される電
気集塵機のダスト回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用トンネル内の空気は、自
動車から排気される排気ガス、自動車の走行によって生
じるタイヤ、道路のアスファルトの摩耗から生じる粉塵
などの浮遊微粒子により汚染されている。特開昭62−
59939号公報には、このように汚染された空気を清
浄換気するため自動車用トンネル内の上部に集塵電極を
有する電気集塵機を配設し、送風機により汚染空気を電
気集塵機に送りこみ、集塵電極でダストを捕捉し、汚染
された空気を清浄換気することが開示されている。ま
た、特開昭51−151870号公報には、製鋼工場内
で発生する含塵ガスまたは含塵空気を浄化処理するた
め、工場建屋の上部に集塵電極を有する電気集塵機を搭
載し、工場内の高温空気の対流による自然通風およびイ
オン流などにより上昇する含塵ガス、含塵空気を電気集
塵機に送りこみ、集塵電極でダストを捕捉し清浄化する
ことが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、労働環境の美化
が強く要求されるようになり、各種工場内の浮遊粉塵濃
度の規制も一段と厳しいものになってきている。
【0004】特開昭62−59939号公報記載の電気
集塵機では、含塵ガス、含塵空気中から集塵電極で捕捉
したダストは、音速近くに加圧された気体つまりエアー
ブローにより集塵電極から分離・除去する。そのため、
集塵電極からのダストの十分な払い落としにはエアーブ
ロー風量を多く必要とし、しかも高ガス流速が必要とな
り、それにより電気集塵機内部において捕集ダストの攪
拌再飛散を生じる。この電気集塵機内に立ち込めたダス
トを外部にリークさせないためには、電気集塵機の入出
側にダンパーを設ける必要がある。しかし、電気集塵機
は通ガス断面積が広いため内外のシールには限界があ
り、そのため一部が電気集塵機外部にリークし、環境を
汚染するので、工場内の集塵に採用することはできな
い。
【0005】また、特開昭51−151870号公報に
開示されているのは、集塵電極で捕捉したダストを集塵
電極を洗浄して除去することである。しかしながら、各
種の工場から発生するダスト中には、例えばZn、C
r、Cd、Pd、Hg等の有害物質も含まれており、洗
浄するとこれら有害物質を水に溶解してしまうため、別
に洗浄水とダストの分離工程、及び排水処理設備が必要
となるため、分離のための設備費、処理費が多大とな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、発塵源
の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置に
おいて、集塵電極の下方一面に移動可能な無端帯状の濾
布からなるガス濾過手段を配設し、該ガス濾過手段の内
部にガス吸引ノズル、上方にダスト吸引ノズルを配設
し、前記ガス吸引ノズル、ダスト吸引ノズルとダスト回
収手段とをダクトにより連接した発塵源の上部場所に設
置される電気集塵機のダスト回収装置である。
【0007】
【作用】本発明のダスト回収装置では、集塵電極に捕捉
されたダストを、例えばバイブターや槌打手段により集
塵電極へ振動を付与して剥離させる時、剥離したダスト
はガス吸引ノズルからの吸引により再飛散することがな
い。またガス吸引ノズルで吸引するため含塵ガスが外部
へ洩れることがない。一方、濾布上のダストの回収時、
濾布の移動時においてもダストの再飛散が生じることは
なく、ダスト吸引ノズルから容易にダスト回収手段であ
るバグフィルターに搬送され、乾式のまま回収される。
【0008】
【実施例】図1は、本発明のダスト回収装置を製鋼工場
建屋1の上部に設置した場合を示す。製鋼工場内におい
ては、溶解炉15や図示していない溶銑鍋等から高温の
ガスとして発塵し、これが工場内の自然ドラフトの力に
より建屋の上部に流れる。製鋼工場建屋1の上部に設置
された電気集塵機2でこの含塵ガス中のダストが集塵電
極3に捕捉される。捕捉されたダストは、地上に設置し
たバグフィルター10で再飛散することなく、且つ乾式
のままで確実に捕集・回収される。
【0009】図2は、集塵電極3に捕捉されたダストを
再飛散することなく且つ乾式のままで処理するダスト回
収装置の主要部を示す図である。無端帯状の濾布9の内
部に濾布9の補強用として通気性を有する金網8を設
け、両端部の駆動手段6により濾布9と金網8とが一体
的に移動可能とする。濾布9と金網8とは、内部に設け
た支持ローラー7により支持される。又、図3に示すよ
うに通気性を有するスリット板16やパンチングプレー
トを濾布下部に固定し、その上で濾布を移動させてもよ
い。また、内部にはガス吸引ノズル4を、上方にはダス
ト吸引ノズル5を設けてある。
【0010】集塵電極3に捕捉されたダストは、例えば
集塵電極3へのバイブレーター、槌打手段により集塵電
極3から剥離する。この時、地上に設置したブロワー1
1を稼働しておき、ダクト12の途中のバルブAを開、
バルブBを閉、バルブCを閉としておく。そのため集塵
電極3から剥離したダストは、濾布9の上に再飛散する
ことなく堆積する。所定時間経過後、つまり集塵電極3
からのダスト剥離が完全に終了した後バルブAを閉じ、
バルブBを開き、それから駆動手段6により濾布9と金
網8とを吸引ノズル5の方向に一体的に摺動させる。し
たがって、濾布9上に堆積したダストは吸引ノズル5か
ら吸引され、バルブB、ダクト12を介して地上に設置
したバグフィルター10へ送られ、乾式のまま捕捉・回
収される。集塵電極3からの除塵は間欠的であるため、
他系列ダクト13にバルブCを配設し、バルブA閉、B
閉、C開として他系列の集塵を1台のバグフィルター1
0、ブロワー11で行うことができる。
【0011】図4は本発明のダスト回収装置を自動車用
トンネル14内の上部に設置した場合を示す。バグフィ
ルター10及びブロワー11は、自動車等の走行の支障
にならないようにトンネル14の壁近くに配設する。ト
ンネル14内での排気ガスなどから集塵電極3で捕捉し
たダストの払い落とし、回収は前述と同じ要領で行う。
【0012】
【発明の効果】本発明のダスト回収装置は、集塵電極で
捕捉されたダストを乾式のままで再飛散させることなく
容易に回収可能であり、環境の保全、回収ダストの有効
活用が容易にできる。また、従来のエアーブロー方式に
比べると設備が簡素となり、設備費が安く、保守が容易
であり、従来の水処理方式に比べると排水処理設備及び
ダストの分離工程が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製鋼工場建屋の上部に本発明のダスト回収装置
を設置した例を示す図である。
【図2】本発明のダスト回収装置の主要部の構成を示す
図である。
【図3】本発明のダスト回収装置の主要部の構成を示す
図である。
【図4】自動車用トンネル内の上部に本発明のダスト回
収装置を設置した例を示す図である。
【符号の説明】
1 製鋼工場建屋 2 電気集塵機 3 集塵電極 4 ガス吸引ノズル 5 ダスト吸引ノズル 6 駆動手段 7 支持ローラー 8 金網 9 濾布 10 バグフィルター 11 ブロワー 12 ダクト 13 他系列ダクト 14 自動車用トンネル 15 溶解炉 16 スリット板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発塵源の上部場所に設置される電気集塵
    機のダスト回収装置において、集塵電極の下方一面に移
    動可能な無端帯状の濾布からなるガス濾過手段を配設
    し、該ガス濾過手段の内部にガス吸引ノズル、上方にダ
    スト吸引ノズルを配設し、前記ガス吸引ノズル、ダスト
    吸引ノズルとダスト回収手段とをダクトにより連接した
    発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収
    装置。
JP28067193A 1993-10-15 1993-10-15 発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置 Withdrawn JPH07108193A (ja)

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JP28067193A JPH07108193A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置

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JP28067193A JPH07108193A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置

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JPH07108193A true JPH07108193A (ja) 1995-04-25

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ID=17628313

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JP28067193A Withdrawn JPH07108193A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 発塵源の上部場所に設置される電気集塵機のダスト回収装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006055688A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 静電式空気清浄機
CN103252141A (zh) * 2013-05-13 2013-08-21 明基电通有限公司 除尘装置
CN103788724A (zh) * 2013-11-30 2014-05-14 青岛德固特节能装备股份有限公司 化工生产降低超细颗粒排放浓度的辅助装置聚凝器
CN106268135A (zh) * 2016-08-29 2017-01-04 合肥合意环保科技工程有限公司 一种直面式脉冲袋式除尘装置

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