JPH07107979A - 蛋白質性物質をコードするｄｎａ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 精子の生存及び運動性を保持できる活性を有
する糖蛋白質性物質（以下、ＯＧＰという）の遺伝子を
クローニングする技術を提供し、より具体的にはＯＧＰ
をコードするｃＤＮＡ、当該ＯＧＰ及びその生産技術な
どを提供することを目的とする。 【構成】 ウシ、マウス、ハムスター卵管からそれぞれ
ｃＤＮＡライブラリーを調製し、イムノスクリーニング
法やプラークハイブリダイゼーション法によりＯＧＰを
コードするｃＤＮＡを単離し、その塩基配列を決定し
た。かくして得られたＯＧＰ−ｃＤＮＡを用いることに
より、精子保存液や体外受精培地などの添加剤として有
用なＯＧＰを遺伝子組換技術で大量に生産することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は蛋白質性物質をコードす
るＤＮＡに関する。より詳細は、精子の生存及び運動性
を保持する活性を有する蛋白質性物質及び当該蛋白質性
物質をコードするＤＮＡに関する。

【０００２】

【従来の技術】哺乳類の卵管は、精子や卵子の輸送と成
熟、受精、初期胚の発生など、多くの重要な生殖機能に
関与する器官である。これまでに卵管で合成され、卵管
液中に分泌される糖蛋白質の存在が、マウス(Kapur and
Johnson; Dev. Biol. 112, 89-93, 1985)、ハムスター
(Oikawa et al; Gamete Res. 19, 113-122, 1988)、ウ
サギ(Oliphant and Ross; Biol, Reprod. 26, 537-544,
1982)、羊(Sutton et al; J. Reprod. Fertil. 72, 41
5-422, 1984)、ヒヒ(Fazleabas and Verhage; Biol. Re
prod. 35, 455-462, 1986)、ブタ(Buhi et al; J. Exp,
Zool, 252, 79-88, 1989)、ヒト(Verhage et al; Endo
crinology, 122, 1639-1645, 1988)など、種々の哺乳類
動物で判明している。しかし、これらの糖蛋白質の主要
な生殖機能に及ぼす生理的意義について、現在なお、あ
まりわかっていない。これらの糖蛋白質を抗原として作
製した抗体を用いて調べてみると、この物質は排卵直後
や発情期の卵管に特異的にみられ、卵管内卵子や受精卵
の透明帯や囲卵腔物質に結合することがわかっている(K
apur and Johnson; Anat. Rec. 221, 720-729, 1988、
Kan et al; J. Histochem. Cytochem. 36, 1441-1447,
1988)。他方、これらの糖蛋白質は、卵巣内卵子や血清
中には存在しないことがわかっている。

【０００３】最近、ウシ卵管由来糖蛋白質の生化学的、
免疫学的性状についてはいくつかの報告がなされてい
る。Boiceら(Biol. Reprod. 43, 457-465, 1990)は、発
情期にウシ卵管で合成、分泌される糖蛋白質は分子量９
７，０００で、糖鎖構造の違いにより、等電点が５．５
から８．１までのいくつかのクラスのものがあることを
見出した。この物質に対するポリクローナル抗体を調製
し、ウェスタンブロット法により分子量９７，０００の
抗原と免疫交差することもわかった。この糖蛋白質は、
発情期のウシの卵管液中に存在し、血清中や卵巣、子宮
細胞の培養上清液中には存在しなかった。また、Boice
らは(J. Exp. Zool. 263, 225-229, 1992)、この糖蛋白
質とウシ受精卵との相互作用を調べた。この糖蛋白質
は、過排卵されたウシ受精卵の透明帯に存在し、卵巣内
卵子には存在しないことを示した。WegnerとKillian(Mo
l. Reprod. Dev. 29, 77-84, 1991)は、発情期の卵管よ
り分泌される分子量９７，０００の糖蛋白質と卵透明帯
の相互作用について調べた。この糖蛋白質に対するポリ
クローナル抗体は、発情期の卵管液を処理した透明帯に
強く結合することがわかった。

【０００４】卵管は受精の場であり、生体内で受精前精
子が卵管内でしばらくの間留まっていることが知られて
いる(Hunter and Wilmut, Reprod. Nut. Dev. 24, 597-
608,1984)。最近、卵管と精子の生理的相互作用を体外
培養系で調べた報告がある。Pollardら(Biol. Reprod.
44, 102-107, 1991)は、卵管上皮細胞の存在下では、精
子の運動性と受精能が長時間にわたって保持されること
を報告した。しかし、精子と卵管上皮細胞との共培養で
あるため、精子の運動性や受精能を改善する作用は、精
子が直接卵管上皮細胞との接触が必要なのか、また卵管
上皮細胞の合成・分泌する生理活性物質によるものか判
定できなかった。卵管由来の糖蛋白質と精子との生理作
用については、ほとんどその詳細はわかっていない。数
少ない報告の中に、この糖蛋白質は精子と結合すること
が示されている(Suttonら; In Reproduction of Sheep,
Eds D.R. Lindsay and D.T. Pearce. Australian Acad
emy of Science, Canberra, pp140-143, 1984); Lippes
and Wagh; Fert. and Steril. 51, 89-94, 1989)。し
かし、この糖蛋白質が精子と結合することによって、精
子の生物学的役割に対していかなる影響を与えるのかわ
かっていない。

【０００５】卵管より分泌・合成される糖蛋白質の遺伝
子解析された結果が、まだ部分的なものではあるが、最
近報告されている(Donnellyら; Mol. Endo, 5, 356-36
4, 1991)。エストロジェン処理した、ヒヒ卵管より分子
量１２０，０００の糖蛋白質が分泌され、主に等電点が
８．０と４．５の２種類であることが二次元電気泳動で
判明した。等電点４．５の酸性の糖蛋白質に対するポリ
クローナル抗体を用いてヒヒ卵管ｃＤＮＡライブラリー
より約１．２Ｋｂの遺伝子をとり、塩基配列を決定した
ところ、新規の糖蛋白質であることがわかった。また、
ノーザンブロット解析により、この糖蛋白質のｍＲＮＡ
の長さは２．８Ｋｂであること、卵管のポリ（Ａ）ＲＮ
Ａの試験管内転写により、この糖蛋白質のコアータンパ
ク質部分の分子量は６６，０００であることもわかっ
た。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このように卵管で合成
・分泌される特異的糖蛋白質が、種々の哺乳類動物で発
見された。これまでに免疫的手法により、性周期依存
性、分子量の同定、卵管内や受精卵の特定の存在様式、
精子との結合などが報告されている。また、最近遺伝子
クローニング、遺伝子塩基配列も一部ではあるが、報告
されている。しかしながら、その物質の主要な生理的役
割についてはほとんどわかっていない。かかる観点か
ら、本発明者らは、卵管で合成・分泌される蛋白質につ
いて鋭意研究を重ねたところ、ウシ卵管組織抽出物よ
り分子量約９０，０００の糖蛋白質物質を分離・精製で
きること；この糖蛋白質物質のＮ末端側塩基配列に基
づいて検索した結果、当該物質は新規な糖蛋白質物質で
あること；この糖蛋白質物質は、体外培養系で精子の
生存性と運動性を促進する重要な生理活性物質であるこ
とを見出した（特願平４−３５３２８１号参照）。

【０００７】上記のウシ卵管特異糖蛋白質性物質（以
下、ＢＯＧＰという）は、精子の生存性と運動性を促進
する重要な生理活性物質であり、その生理学的作用の研
究を一層促進させ、開発を発展させ、更に実用化を図る
には、十分量のＢＯＧＰが供給されなければならない。
しかし、生体組織から抽出する方法では、供給し得る量
が極めて少なく且つ高純度品を得るには煩雑な操作を必
要とし、上記の目的を達成するために十分な量を調製す
ることは工程的に困難であり、また多量の原料が必要と
なり原料的にも問題がある。そこで、本発明者らは、遺
伝子組換技術により、高純度のＢＯＧＰを大量に製造す
ることを目的として研究を重ねた結果、ＢＯＧＰを用い
て調製した抗体を利用してＢＯＧＰをコードするｃＤＮ
Ａのクローニングに成功し、更に当該ｃＤＮＡの塩基配
列を決定することにより本発明を完成した。更に、本発
明者らは、マウス及びハムスターの卵管についても検討
を重ねた結果、ＢＯＧＰのホモローグであるマウス卵管
特異糖蛋白質性物質（以下、ＭＯＧＰという）及びハム
スター卵管特異糖蛋白質性物質（以下、ＨＯＧＰとい
う）をコードするｃＤＮＡのクローニングに成功すると
共にそれらの塩基配列を決定することにより本発明を完
成した。即ち、本発明の目的は、ＢＯＧＰ、ＭＯＧＰ及
びＨＯＧＰ遺伝子をクローニングする技術を提供し、よ
り具体的には、ＢＯＧＰ、ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰをコー
ドするｃＤＮＡ、精子の保存性及び運動性を保持する活
性を有する因子であるＢＯＧＰ、ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰ
及びそれらの生産技術などを提供することを目的とす
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、 配列番号１、配列番号３若しくは配列番号５で示され
る塩基配列又はそれらの配列の一部からなるＤＮＡ； 配列番号１、配列番号３若しくは配列番号５で示され
る塩基配列又はその一部を有するＤＮＡ； 配列番号１で示される塩基配列の第５６番目〜第１６
１２番目までの配列からなるＤＮＡ、配列番号３で示さ
れる塩基配列の第５７番目〜第２１５６番目までの配列
からなるＤＮＡ若しくは配列番号５で示される塩基配列
の第５７番目〜第２００６番目までの配列からなるＤＮ
Ａ又はこれらの配列を有するＤＮＡ； アミノ酸配列が、配列番号２、配列番号４又は配列番
号６で示されるアミノ酸配列からなる蛋白質性物質；及
び 配列番号２、配列番号４若しくは配列番号６で示され
るアミノ酸配列をコードするＤＮＡ又はこれらのＤＮＡ
の塩基配列を有するＤＮＡに関する。

【０００９】以下、本発明をより詳細に説明する。本発
明にかかる配列番号１に示される塩基配列はＢＯＧＰを
コードするｃＤＮＡであり、かかるｃＤＮＡは、例え
ば、以下の方法により調製することができる。まず、予
めＢＯＧＰに対する抗体（モノクローナル抗体又はポリ
クローナル抗体）を調製しておく。一方、ＢＯＧＰを発
現している細胞、組織（例えば、卵管など）より得られ
たｍＲＮＡからｃＤＮＡライブラリーを調製し、このｃ
ＤＮＡライブラリーから、上記の抗体を用いるスクリー
ニング方法により、ＢＯＧＰをコードするｃＤＮＡ（以
下、ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡという）をクローニングするこ
とにより得ることができる。

【００１０】上記の抗体の産生に用いられるＢＯＧＰ
は、特願平４−３５３２８１号に記載の方法で得ること
ができる。その概略を述べると、原料、例えばウシ卵管
を用意し、それに付着している夾雑物（血管、脂肪な
ど）を除去し、適当な緩衝液（例えば、リン酸緩衝液な
ど）で洗浄した後、卵管を切開する。切り開かれた卵管
を、適当な大きさ（例えば、０．５〜１ｃｍ程度）に切
断し、抽出用の緩衝液（例えば、ベンザミジン及び塩化
ナトリウムを含有するトリス−ＨＣｌ緩衝液など）に浸
し、凍結−融解−振盪などの方法により組織を破壊させ
た後、遠心分離して上清を分離することにより粗糖蛋白
質液を得る。得られた粗糖蛋白質液を、小麦胚芽レクチ
ン−アガロースアフィニティークロマトグラフィーに付
し、洗浄用緩衝液（例えば、塩化ナトリウムを含有する
トリス−ＨＣｌ緩衝液など）で洗浄して非吸着物質を溶
出させた後、Ｎ−アセチル−Ｄ−グルコサミンを含有す
る洗浄用緩衝液を用いてカラムに吸着している糖蛋白質
を溶出させる。なお、小麦胚芽レクチンは、Ｎ−アセチ
ル−Ｄ−グルコサミンとシアル酸残基に対して強い親和
性を有することが知られている。目的糖蛋白質を含有す
る溶出画分は、Ｍｏｎｏ−Ｑなどの陰イオン交換体を用
いた陰イオン交換クロマトグラフィーに付して更に精製
することにより、目的とするＢＯＧＰが得られる。

【００１１】上記の抗ＢＯＧＰモノクローナル抗体は、
常法により調製することができ、例えば、ラットをＢＯ
ＧＰ（又はウシ卵管抽出蛋白）で免疫した後、ラットの
脾臓細胞とラットミエローマ細胞を融合し、得られたハ
イブリドーマ細胞を培養して、ＢＯＧＰを認識する抗体
を産生している細胞をスクリーニングし、当該抗体産生
細胞を培養することにより得ることができる。また、抗
ＢＯＧＰポリクローナル抗体も、常法により調製するこ
とができ、例えば、ＢＯＧＰ（又はウシ卵管抽出蛋白）
をフロイントのアジュバント(Freund's ajuvant)と共に
ウサギ、羊、ラット、マウスなどに投与して免疫し、そ
の血清から得ることができる。

【００１２】ｍＲＮＡの調製は常法に準じて行うことが
でき、例えば、ＢＯＧＰを発現している細胞、組織等、
例えば、ウシ卵管上皮細胞から通常の方法、例えば、グ
アニジウムチオシアネート法、ホットフェノール法、リ
チウム塩を用いる方法などを用いて全ＲＮＡを抽出し、
得られたＲＮＡをオリゴ（ｄＴ）セルロースカラムに通
すことによりｐｏｌｙ（Ａ）⁺ＲＮＡ（ｍＲＮＡ）を調
製することができる。次に、ｐｏｌｙ（Ａ）⁺ＲＮＡか
らのｃＤＮＡの合成は、通常の方法（例えば、Gubler
ら、Gene, 25, 263, 1983)又は市販のｃＤＮＡ合成キッ
ト（例えば、ファルマシア社製、アマシャム社製、ベー
リンガー・マンハイム社製等）を利用して行うことがで
きる。得られたｃＤＮＡは、必要に応じて長塩基対のも
のを分別した後、常法に準じファージベクターであるλ
ｇｔ１１に挿入し、λｇｔ１１ｃＤＮＡライブラリーを
調製する。

【００１３】かくして調製されたλｇｔ１１ｃＤＮＡラ
イブラリーからのＢＯＧＰ−ｃＤＮＡのクローニング
は、抗ＢＯＧＰ抗体（モノクローナル抗体又はポリクロ
ーナル抗体）を用いてスクリーニングし、ＢＯＧＰ遺伝
子の全部又はその一部を含むｃＤＮＡ断片を含有するク
ローンを選別することにより行うことができ、更に必要
に応じて当該ｃＤＮＡを他のベクターなどに再度クロー
ニングすることによりＢＯＧＰ−ｃＤＮＡ（又はその一
部）を単離することができる。なお、上記のスクリーニ
ングに際しては、上記の操作で得られたＢＯＧＰ遺伝子
の一部を含むｃＤＮＡ断片又は前述したＢＯＧＰのＮ末
端アミノ酸配列をコードする塩基配列を有するＤＮＡ断
片をプローブとしてスクリーニングを行うこともでき
る。かくして得られたＢＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩基配列
は、例えば、ジデオキシ法などの慣用の方法又は市販の
塩基配列決定キット（例えば、アプライドバイオシステ
ムズ社製ＤＮＡシークエンサー）を用いて決定すること
ができる。

【００１４】上述の方法により、ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡの
クローニング及び塩基配列の決定を行うことができ、後
記の実施例で得られたＢＯＧＰ−ｃＤＮＡは１，９９４
ｂｐの塩基長(配列番号１)を有し、ＢＯＧＰをコードす
る領域は１，５５７ｂｐであった。この塩基配列より推
定されるＢＯＧＰの総アミノ酸数は５１９残基（配列番
号２）であり、分子量は５７，６８４であった。推定さ
れるアミノ酸配列（３８１〜３８３のＡｓｎ−Ｓｅｒ−
Ｓｅｒ）から１個のＮ−結合型糖鎖の付加が考えられ
る。また、セリンやスレオニンに対してＯ−結合型糖鎖
の付加が考えられる。更に、推定されるアミノ酸配列の
１〜２９の配列は、前述の特願平４−３５３２８１号に
記載されている精製ＢＯＧＰのＮ末端アミノ酸配列と一
致した。

【００１５】後記配列番号３及び５に示される塩基配列
は、それぞれＭＯＧＰをコードするｃＤＮＡ（以下、Ｍ
ＯＧＰ−ｃＤＮＡという）及びＨＯＧＰをコードするｃ
ＤＮＡ（以下、ＨＯＧＰ−ｃＤＮＡという）であり、上
述したＢＯＧＰ−ｃＤＮＡのクローニング法に準じて、
それぞれマウス卵管及びハムスター卵管から得ることが
できる。また、後記実施例に示されるように、卵管ｃＤ
ＮＡライブラリーを組み込んだリコンビナントファージ
ライブラリーを作製し、ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩基配列
を基にして調製した標識ＤＮＡプローブを用いて、プラ
ークハイブリダイゼーション法によりスクリーニング
し、ＭＯＧＰ−ｃＤＮＡ及びＨＯＧＰ−ｃＤＮＡをクロ
ーニングすることもできる。

【００１６】かくして調製されたＭＯＧＰ−ｃＤＮＡ及
びＨＯＧＰ−ｃＤＮＡは、前述のジデオキシ法などの慣
用の方法又は市販の塩基配列決定キットを用いることに
より塩基配列を決定することができる。後記の実施例で
得られたＭＯＧＰ−ｃＤＮＡは塩基数２，５０４ｂｐの
塩基配列（配列番号３）を有し、ＭＯＧＰをコードする
領域は２，１００ｂｐであると推測された。この塩基配
列より推定されるＭＯＧＰの総アミノ酸数は７００残基
（配列番号４）であり、分子量は７６，５１５であっ
た。また、推定されるアミノ酸配列（配列番号４）にお
いて、アミノ酸番号３８１、４２１、４４８のそれぞれ
のＡｓｎに対しＮ−結合型糖鎖の付加が考えられる。更
に、プロリンに隣接するセリンやスレオニンに対してＯ
−結合型糖鎖の付加が考えられる。

【００１７】また、ＨＯＧＰ−ｃＤＮＡは塩基数２，３
６６ｂｐの塩基配列（配列番号５）を有し、ＨＯＧＰを
コードする領域は１，９５０ｂｐであると推測された。
この塩基配列より推定されるＨＯＧＰの総アミノ酸数は
６５０残基（配列番号６）であり、分子量は、７０，８
９０であった。また、推定されるアミノ酸配列（配列番
号６）において、アミノ酸番号３８１、４９０、５０
５、５２０、５３５、５５０、５６５の７個のＡｓｎに
対しＮ−結合型糖鎖の付加が考えられる。さらに、プロ
リンに隣接するセリンやスレオニンに対してＯ−結合型
糖鎖の付加が考えられる。

【００１８】かくして得られたＢＯＧＰ−ｃＤＮＡ、Ｍ
ＯＧＰ−ｃＤＮＡ及びＨＯＧＰ−ｃＤＮＡは、それを用
いた慣用の遺伝子工学的方法により、それぞれ十分量の
ＢＯＧＰ、ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰ（以下、これらをＯＧ
Ｐと総称する）を生産することが可能となるので、ＯＧ
Ｐの生産に有用である。例えば、ＯＧＰ−ｃＤＮＡ又は
それを含むＤＮＡ断片を、適当なベクターに組み込んで
組換ＤＮＡを調製し、これを適当な宿主に導入して得た
組換体を培養することによりＯＧＰを得ることができ
る。なお、ベクターに組み込むＤＮＡ断片として、配列
番号２、４又は６に示されるアミノ酸配列をコードする
ＤＮＡ断片又はそれを含むＤＮＡ断片を用いてもよい。
ベクターとしては、必要に応じて、発現のために必要な
プロモター、ＳＤ配列、ターミネター、エンハンサー、
各種マーカーなどを有するものを用いることができ、ま
た宿主としては、例えば、大腸菌、枯草菌等の細菌、酵
母等の微生物、動植物細胞などを用いることができる。
なお、宿主細胞の種類により、目的ペプチドの糖鎖の種
類やグリコシル化度の異なるものが産生されること；宿
主細胞中で発現された前駆体ペプチドのＮ及び／又はＣ
末端アミノ酸配列がシグナル・ペプチダーゼなどにより
プロセッシングを受け、種々の末端アミノ酸配列を有す
るペプチドが得られることなどは、当業者において周知
である。

【００１９】また、配列番号２、４及び６に示されるア
ミノ酸配列からなる本発明のＯＧＰは精子の生存と運動
性を体外培養系において保持する作用を有しており、精
子保存液や体外受精培地の添加剤として有用である。な
お、配列番号２、４及び６に示されるアミノ酸配列から
なる本発明のＯＧＰに関し、当該ＯＧＰと実質的に同効
である限り、そのアミノ酸配列の一部が欠失又は他のア
ミノ酸により置換されていたり、他のアミノ酸配列が一
部挿入されていたり、Ｎ末端及び／又はＣ末端に１又は
２以上のアミノ酸が結合していたり、あるいは糖鎖が同
様に欠失又は置換されていてもよい。

【００２０】

【発明の効果】以上のように、本発明のＯＧＰ−ｃＤＮ
Ａを用いることにより、ＯＧＰを遺伝子工学的に生産す
ることが可能となり、十分量のＯＧＰを提供することが
できる。ＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩基配列より各ＯＧＰのア
ミノ酸配列を決定することができるので、このアミノ酸
配列からＯＧＰをコードするＤＮＡを合成することがで
き、これを用いてもＯＧＰを遺伝子工学的に生産するこ
とが可能である。遺伝子工学的方法によれば、天然に存
在するＯＧＰの配列を有する蛋白質のみならず、塩基配
列を修飾することにより、一又は二以上のアミノ酸の置
換、挿入、欠失した蛋白質や、他の蛋白との融合蛋白質
を生産することができ、これらの蛋白質中には天然のＯ
ＧＰよりも生理活性の高いものが存在することも考えら
れる。また、本発明のＯＧＰは、精子の生存と運動性を
体外培養系において保持することから、精子保存液や体
外受精培地にこの因子を添加することにより、精子の生
存性と運動性が改善される結果、効率のよい正常受精の
確保、ひいては胚発生率の改善に対して効果をもつもの
と期待される。

【００２１】

【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例に基づいて
より詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。

【００２２】参考例１抗ＢＯＧＰモノクローナル抗体の調製 抗ＢＯＧＰモノクローナル抗体（１Ｈ１０）は、Abeら
の方法(J. Exp. Zool.265, 77-83, 1993)に従い、ウィ
スターラットをウシ卵管抽出蛋白質で免疫後、このラッ
トの脾臓細胞とラットミエローマ細胞を融合してできた
ハイブリドーマ細胞より、ＢＯＧＰを認識する抗体を産
生しているものをスクリーニングし、抗体産生細胞を培
養することにより得た。

【００２３】実施例１１）ウシ卵管上皮細胞の全ＲＮＡ抽出とｐｏｌｙ（Ａ）
⁺ＲＮＡの精製 血管及び脂肪組織を除去したウシ卵管を開き、上皮細胞
をラバーポリスマンで卵管内壁からはぎ取った。はぎ取
った上皮細胞をリン酸緩衝液に懸濁し、２，０００回転
／分（ｒ＝１５０ｍｍ）、５分間の遠心操作で細胞を沈
殿させた。沈殿した細胞（体積：１ｍｌ）に５ｍｌのＲ
ＮＡ抽出溶液（４Ｍグアニジンチオシアネート、０．１
Ｍトリス−ＨＣｌ、１％ ２−メルカプトエタノール、
ｐＨ７．５）を加えホモジナイズした。このとき溶液は
多量のＤＮＡのため粘性を有するが、１８ゲージの注射
針のついたシリンジに数回溶液を通すことでＤＮＡを断
片化し、粘性を低下させた。次に、このホモジネートに
Ｎ−ラウロイルサルコシンナトリウム（最終濃度：０．
５％）を添加し、１５，０００回転／分（ｒ＝８０ｍ
ｍ）、１５分間、４℃の遠心を行い上清を分離した。更
に、分離した上清を５．７Ｍ塩化セシウム／０．０１Ｍ
ＥＤＴＡ溶液上に重層し（５ｍｌの遠心管に上清：塩
化セシウム／ＥＤＴＡ＝１．５ｍｌ：３．５ｍｌの割合
にした）、４０，０００回転／分（ｒ＝１００ｍｍ）１
２時間（２０℃）の遠心を行った。この遠心操作により
ＲＮＡは、密度の違いにより蛋白質及びＤＮＡ等から分
離され、遠心管の底に沈殿した。次に、このＲＮＡの沈
殿を７０％エタノールで洗い、減圧下で乾燥し、最終的
にＴＥ緩衝液（１０ｍＭトリス−ＨＣｌ、１ｍＭＥＤＴ
Ａ、ｐＨ８．０）で溶かし保存した。全ＲＮＡからのｐ
ｏｌｙ（Ａ）⁺ＲＮＡ（ｍＲＮＡ）の分離精製は、ファ
ルマシア社のｍＲＮＡ精製キット（原理はオリゴ（ｄ
Ｔ）−セルロースカラムを用いたアフィニティーグロマ
トグラフィー）を使用して行った。

【００２４】２）ウシ卵管ｃＤＮＡライブラリー作製と
ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡのクローニング 卵管ｃＤＮＡライブラリーの作製は卵管上皮細胞由来ｍ
ＲＮＡを用い、ファルマシア社製のｃＤＮＡ合成キット
（オリゴ（ｄＴ）プライマー使用）及びアマーシャム社
製のｃＤＮＡクローニングシステムλｇｔ１１を使用し
て行った（０．０８μｇ ｃＤＮＡを１．０μｇ λｇｔ
１１アームにライゲーションし、４．７×１０⁶個のリ
コンビナントファージライブラリーを作製）。ＢＯＧＰ
−ｃＤＮＡのクローニングは、前記の抗ＢＯＧＰモノク
ローナル抗体（１Ｈ１０）を用い、常法に準じて行っ
た。抗体を用いてのクローニング（イムノスクリーニン
グ法）の原理は、ｃＤＮＡを、大腸菌内で蛋白質を誘導
発現できるファージベクターであるλｇｔ１１に挿入
し、ｃＤＮＡにコードされている蛋白質を発現させ、抗
体陽性の蛋白質を発現しているクローンを見つけ出して
単一クローンにし、ｃＤＮＡをクローニングするもので
ある。

【００２５】本実験では、約１０，０００個のクローン
をイムノスクリーニングした。抗体と反応したクローン
は、二次抗体としてパーオキシダーゼ標識（ウサギ）抗
ラットＩｇＧ抗体を反応させ、基質としてＨ₂Ｏ₂とジア
ミノベンチジンを用いて検出した。反応したクローンを
すべて単一クローンにした後、ＤＮＡシークエンスを行
うためプラスミドベクターpBlucsucript（ストラタジン
社製）にサブクローニングした。モノクローナル抗体
（１Ｈ１０）に対して反応した８個のｃＤＮＡクローン
は、５’及び３’端のＤＮＡシークエンスの結果、すべ
て同一の蛋白質（ＢＯＧＰ）をコードしていることが確
認された。本実験では、８個のクローンのうち、挿入ｃ
ＤＮＡが一番大きなもの（約２ｋｂｐ）の全塩基配列
を、スタラタジン社製EXO/MUNG DNA sequencing system
を用いＢＯＧＰ−ｃＤＮＡのデレーションミュータント
を作成し、蛍光標識プライマー及びジデオキシ法を利用
したＤＮＡシークエンサー（アプライドバイオシステム
ズ社製、Model 373A）で決定した。

【００２６】その結果、ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡは塩基数
１，９９４ｂｐの塩基配列（配列番号１）を有し、ＢＯ
ＧＰをコードする領域は１，５５７ｂｐであった。この
塩基配列より推定されるＢＯＧＰの総アミノ酸数は５１
９残基（配列番号２）であり、分子量は５７，６８４で
あった。配列番号１に示されるＢＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩
基配列とそれより推定されるアミノ酸配列において、ア
ミノ酸配列−１〜−１８のアミノ酸は推定されるシグナ
ルペプチド部分であり、アミノ酸配列＋１〜２９に示さ
れるアミノ酸配列は、前述した精製ＢＯＧＰのＮ末端の
アミノ酸配列と一致していた。また、推定されるアミノ
酸配列において、アミノ酸番号３８１−３８３のＡｓｎ
−Ｓｅｒ−Ｓｅｒの配列から１個のＮ−結合型糖鎖の付
加が考えられる。さらに、セリンやスレオニンに対して
Ｏ−結合型糖鎖の付加が考えられる。なお、図１にＢＯ
ＧＰ−ｃＤＮＡの制限酵素地図を示す。図中、黒塗りつ
ぶしは部分はアミノ酸がコードされている領域であり、
白抜きの部分はアミノ酸がコードされていない領域であ
る。

【００２７】実施例２１）マウス及びハムスター卵管全ＲＮＡ抽出とｐｏｌｙ
（Ａ）⁺ＲＮＡの精製 妊馬血清ゴナドトロピン（ＰＭＳＧ、マウスについて１
５ＩＵ；ハムスターについて２５ＩＵ）及びヒト絨毛性
ゴナドトロピン（ｈＣＧ、マウスについて１５ＩＵ；ハ
ムスターについて２５ＩＵ）処理したマウス及びハムス
ターより卵管を切除し、切除卵管２０個に対し１．５ｍ
ｌのＲＮＡ抽出溶液を加えホモジナイズする。次に、１
８ゲージの注射針のついたシリンジに数回溶液を通す。
それ以降の全ＲＮＡ抽出とｐｏｌｙ（Ａ）⁺ＲＮＡの精
製操作は、前述のウシ卵管の全ＲＮＡ抽出とｐｏｌｙ
（Ａ）⁺ＲＮＡ精製操作法に従って行った。

【００２８】２）マウス及びハムスター卵管ｃＤＮＡラ
イブラリー作製並びにＭＯＧＰ−ｃＤＮＡ及びＨＯＧＰ
−ｃＤＮＡのクローニング 卵管ｃＤＮＡライブラリーの作製は卵管上皮細胞由来ｍ
ＲＮＡを用い、ファルマシア社製のｃＤＮＡ合成キット
［Ｏｌｉｇｏ（ｄＴ）プライマー使用］及びストラタジ
ン社製のλＺＡＰ IIアームを使用し常法に従って行っ
た。即ち、０．１μｇのｃＤＮＡを１．０μｇλＺＡＰ
IIアームにライゲーションし、６．３×１０⁵個(マウ
スについて)、４．３×１０⁵個(ハムスターについて)の
リコンビナントファージライブラリーを作製した。マウ
ス及びハムスター卵管ｃＤＮＡライブラリーのスクリー
ニングは、ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡを基にして調製したジゴ
キシゲニン標識ＤＮＡプローブを用いて、プラークハイ
ブリダイゼーション法により行った。

【００２９】本実験では、約１，０００個のクローンを
スクリーニングした。その操作手順は次のとおりであ
る。まず、マウス及びハムスター卵管ｃＤＮＡライブラ
リーより常法に従って、プレート上に約１，０００個の
プラークを得、プラーク中のファージＤＮＡをナイロン
メンブレン上に転写し、アルカリ変性、中和、ＵＶクロ
スリンク等の一連の処理を行う。次に、メンブレン上の
特異クローンのスクリーニングはジゴキシゲニン標識Ｄ
ＮＡプローブを用いたプラークハイブリダイゼーション
を常法に従って行った。マウス及びハムスターそれぞれ
において、十数個のポジティブクローンが単離され、
５’及び３’端のＤＮＡシークエンスの結果、同一の蛋
白質をコードしていることが確認された。また、シーク
エンスホモロジー検索の結果、マウス及びハムスター卵
管ｃＤＮＡライブラリーから単離されたこれらのクロー
ンはＢＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩基配列と非常に高いホモロ
ジーを示し、これらの単離クローンがＢＯＧＰホモロー
グ（ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰ）であることを支持するもの
であった。本実験では、得られたクローンのうち挿入ｃ
ＤＮＡが一番大きなもの（ＭＯＧＰ、約２．５ｋｂｐ；
ＨＯＧＰ、約２．４ｋｂｐ）の全塩基配列を、常法に従
ってＤＮＡシークエンサーで決定した。その結果を以下
に示す。

【００３０】ＭＯＧＰについて ＭＯＧＰ−ｃＤＮＡは塩基数２，５０４ｂｐの塩基配列
（配列番号３）を有し、ＭＯＧＰをコードする領域は、
２，１００ｂｐであると推測された。この塩基配列より
推定されるＭＯＧＰの総アミノ酸数は７００残基（配列
番号４）であり、分子量は７６，５１５であった。配列
番号３に示されるＭＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩基配列とそれ
より推定されるアミノ酸配列において、アミノ酸配列１
〜１８のアミノ酸は、推定されるシグナルペプチド部分
である。なお、ＢＯＧＰと高い相同性を示す領域は、Ｍ
ＯＧＰ分子のＮ末端側に広範囲にわたり存在しており、
９１％の相同性（７３％同一性）を持っていた。また、
推定されるアミノ酸配列（配列番号４）において、アミ
ノ酸番号３８１、４２１、４４８のそれぞれのＡｓｎに
対しＮ−結合型糖鎖の付加が考えられる。更に、プロリ
ンに隣接するセリンやスレオニンに対してＯ−結合型糖
鎖の付加が考えられる。また、図２にはＭＯＧＰ−ｃＤ
ＮＡの制限酵素地図を示す。図中、黒塗りつぶしの部分
はアミノ酸がコードされている領域であり、白抜きの部
分はアミノ酸がコードされていない領域である。

【００３１】ＨＯＧＰについて ＨＯＧＰ−ｃＤＮＡは塩基数２，３６６ｂｐの塩基配列
（配列番号５）を有し、ＨＯＧＰをコードする領域は
１，９５０ｂｐであると推測された。この塩基配列より
推定されるＨＯＧＰの総アミノ酸数は６５０残基（配列
番号６）であり、分子量は、７０，８９０であった。配
列番号５に示されるＨＯＧＰ−ｃＤＮＡの塩基配列とそ
れより推定されるアミノ酸配列において、アミノ酸配列
１〜１８のアミノ酸は，推定されるシグナルペプチド部
分である。なお、ＢＯＧＰと高い相同性を示す領域は、
ＨＯＧＰ分子のＮ末端側に広範囲にわたり、存在してお
り、８９％の相同性（７４％同一性）を持っていた。ま
た、推定されるアミノ酸配列（配列番号６）において、
アミノ酸番号３８１、４９０、５０５、５２０、５３
５、５５０、５６５の７個のＡｓｎに対しＮ−結合型糖
鎖の付加が考えられる。更に、プロリンに隣接するセリ
ンやスレオニンに対してＯ−結合型糖鎖の付加が考えら
れる。更に、図３にＨＯＧＰ−ｃＤＮＡの制限酵素地図
を示す。図中、黒塗りつぶしの部分はアミノ酸がコード
されている領域であり、白抜きの部分はアミノ酸がコー
ドされていない領域である。

【００３２】上記のｃＤＮＡクローンより推定されるＢ
ＯＧＰ、ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰのアミノ酸配列間の類似
性を図４に示す。なお、参考に、ヒヒＯＧＰ（ＢａｂＯ
ＧＰ）のアミノ酸配列を併せて示す。図に示されるよう
に、ＢＯＧＰ、ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰは高い相同性を示
し、特にＭＯＧＰ及びＨＯＧＰはＣＯＯＨ末端側の一部
域を除き広範囲にわたって高い相同性が認められた。こ
の結果は、種々の哺乳類の卵管で報告されている、卵管
特異蛋白質はそのコア蛋白レベルにおいて、非常に高い
相同性を持ち進化的に保存されていることを強く示唆す
るものである。

【００３３】

【配列表】

配列番号：１ 配列の長さ：１９９４ 配列の型：核酸 鎖の数：２本鎖 トポロジー：直鎖状 配列の種類：ｃＤＮＡ ｔｏ ｍＲＮＡ 起源：ウシ卵管 配列 G 1 CTG CTG CTG TGT GTT GGG CTG CTC CTT GTG CTG AAA CAC CAT GAT GGT 49 Leu Leu Leu Cys Val Gly Leu Leu Leu Val Leu Lys His His Asp Gly -18 -10 GCT GCC CAC AAG CTG GTG TGT TAT TTC ACC AAC TGG GCA TTC AGT CGG 97 Ala Ala His Lys Leu Val Cys Tyr Phe Thr Asn Trp Ala Phe Ser Arg -1 1 10 CCC GGC CCT GCC TCA ATC CTG CCT CGG GAT CTG GAC CCG TTT CTC TGC 145 Pro Gly Pro Ala Ser Ile Leu Pro Arg Asp Leu Asp Pro Phe Leu Cys 20 30 ACC CAC CTG GTA TTT GCC TTT GCC TCG ATG AGC AAC AAT CAG ATT GTT 193 Thr His Leu Val Phe Ala Phe Ala Ser Met Ser Asn Asn Gln Ile Val 40 CCT AAG GAT CCC CAG GAT GAG AAA ATC CTC TAC CCA GAG TTC AAC AAG 241 Pro Lys Asp Pro Gln Asp Glu Lys Ile Leu Tyr Pro Glu Phe Asn Lys 50 60 CTC AAG GAG AGG AAC AGA GGG CTG AAA ACG CTG CTG TCC ATC GGG GGG 289 Leu Lys Glu Arg Asn Arg Gly Leu Lys Thr Leu Leu Ser Ile Gly Gly 70 TGG AAC TTT GGC ACC GTG AGG TTC ACC ACG ATG CTG TCC ACG TTT TCC 337 Trp Asn Phe Gly Thr Val Arg Phe Thr Thr Met Leu Ser Thr Phe Ser 80 90 AAC CGG GAA AGG TTC GTC AGT TCA GTG ATC GCC CTC CTG AGG ACA CAT 385 Asn Arg Glu Arg Phe Val Ser Ser Val Ile Ala Leu Leu Arg Thr His 100 110 GGC TTT GAT GGT CTG GAC CTC TTC TTC TTG TAC CCT GGA CTC AGA GGC 433 Gly Phe Asp Gly Leu Asp Leu Phe Phe Leu Tyr Pro Gly Leu Arg Gly 120 AGC CCT GCG CGT GAC CGC TGG ACC TTT GTC TTC TTA CTT GAA GAG CTC 481 Ser Pro Ala Arg Asp Arg Trp Thr Phe Val Phe Leu Leu Glu Glu Leu 130 140 CTG CAG GCC TTC AAG AAT GAG GCC CAG CTC ACC ATG CGT CCA AGG CTG 529 Leu Gln Ala Phe Lys Asn Glu Ala Gln Leu Thr Met Arg Pro Arg Leu 150 CTG CTG TCT GCT GCC GTC TCT GGG GAC CCC CAT GTC GTC CAG AAA GCG 577 Leu Leu Ser Ala Ala Val Ser Gly Asp Pro His Val Val Gln Lys Ala 160 170 TAT GAA GCA CGC CTT CTG GGC AGA CTC CTG GAT TTC ATC AGT GTC TTG 625 Tyr Glu Ala Arg Leu Leu Gly Arg Leu Leu Asp Phe Ile Ser Val Leu 180 190 TCT TAT GAC TTA CAT GGA AGC TGG GAA AAG GTC ACA GGA CAC AAT AGC 673 Ser Tyr Asp Leu His Gly Ser Trp Glu Lys Val Thr Gly His Asn Ser 200 CCT CTG TTC TCT CTG CCT GGA GAC CCC AAA TCT TCG GCA TAT GCC ATG 721 Pro Leu Phe Ser Leu Pro Gly Asp Pro Lys Ser Ser Ala Tyr Ala Met 210 220 AAT TAC TGG CGA CAG CTT GGG GTC CCC CCT GAG AAG CTC CTC ATG GGG 769 Asn Tyr Trp Arg Gln Leu Gly Val Pro Pro Glu Lys Leu Leu Met Gly 230 CTC CCC ACC TAT GGA CGT ACT TTT CAC CTC CTC AAA GCC TCA CAG AAT 817 Leu Pro Thr Tyr Gly Arg Thr Phe His Leu Leu Lys Ala Ser Gln Asn 240 250 GAG CTG AGG GCA CAA GCT GTG GGA CCA GCA TCT CCA GGG AAG TAC ACC 865 Glu Leu Arg Ala Gln Ala Val Gly Pro Ala Ser Pro Gly Lys Tyr Thr 260 270 AAG CAA GCT GGC TTC TTG GCT TAT TAT GAG ATT TGC TGC TTT GTC CGG 913 Lys Gln Ala Gly Phe Leu Ala Tyr Tyr Glu Ile Cys Cys Phe Val Arg 280 AGA GCG AAG AAG CGC TGG ATT AAT GAT CAG TAT GTC CCA TAT GCC TTC 961 Arg Ala Lys Lys Arg Trp Ile Asn Asp Gln Tyr Val Pro Tyr Ala Phe 290 300 AAG GGG AAG GAG TGG GTT GGC TAT GAT GAT GCC ATC AGC TTC GGT TAC 1009 Lys Gly Lys Glu Trp Val Gly Tyr Asp Asp Ala Ile Ser Phe Gly Tyr 310 AAG GCA TTT TTC ATA AAG AGA GAG CAT TTT GGG GGG GCC ATG GTG TGG 1057 Lys Ala Phe Phe Ile Lys Arg Glu His Phe Gly Gly Ala Met Val Trp 320 330 ACA TTG GAC CTG GAT GAC TTC AGG GGC TAT TTC TGC GGC ACT GGC CCT 1105 Thr Leu Asp Leu Asp Asp Phe Arg Gly Tyr Phe Cys Gly Thr Gly Pro 340 350 TTC CCC CTT GTC CAC ACG TTG AAT AAT CTC CTG GTG AAT GAT GAG TTC 1153 Phe Pro Leu Val His Thr Leu Asn Asn Leu Leu Val Asn Asp Glu Phe 360 AGC TCA ACT CCT TCA CCA AAA TTT TGG TTC TCA ACT GCT GTG AAT TCT 1201 Ser Ser Thr Pro Ser Pro Lys Phe Trp Phe Ser Thr Ala Val Asn Ser 370 380 TCA AGA ATT GGC CCT GAA ATG CCA ACT ATG ACC AGG GAT TTG ACC ACT 1249 Ser Arg Ile Gly Pro Glu Met Pro Thr Met Thr Arg Asp Leu Thr Thr 390 GGT TTG GGC ATT TTG CCC CCA GGA GGA GAG GCT GTG GCC ACT GAG ACT 1297 Gly Leu Gly Ile Leu Pro Pro Gly Gly Glu Ala Val Ala Thr Glu Thr 400 410 CAT AGA AAG TCT GAA ACT ATG ACT ATA ACC CCC AAA GGT GAG ATT GCA 1345 His Arg Lys Ser Glu Thr Met Thr Ile Thr Pro Lys Gly Glu Ile Ala 420 430 ACC CCT ACA AGG ACC CCT CTA TCC TTT GGA AGG CAC ACT GCT GCT CCA 1393 Thr Pro Thr Arg Thr Pro Leu Ser Phe Gly Arg His Thr Ala Ala Pro 440 GAA GGA AAG ACT GAG AGC CCT GGA GAG AAG CCC CTC ACC ACT GTG GGC 1441 Glu Gly Lys Thr Glu Ser Pro Gly Glu Lys Pro Leu Thr Thr Val Gly 450 460 CAT CTG GCG GTG AGC CCT GGA GGG ATA GCT GTG GGT CCC GTG CGC CTT 1489 His Leu Ala Val Ser Pro Gly Gly Ile Ala Val Gly Pro Val Arg Leu 470 CAG ACT GGA CAG AAG GTC ACG CCC CCA GGA AGG AAG GCT GGA GTC CCT 1537 Gln Thr Gly Gln Lys Val Thr Pro Pro Gly Arg Lys Ala Gly Val Pro 480 490 GAG AAG GTG ACC ACC CCC TCC GGA AAG ATG ACA GTC ACC CCT GAT GGG 1585 Glu Lys Val Thr Thr Pro Ser Gly Lys Met Thr Val Thr Pro Asp Gly 500 510 AGG GCT GAG ACC CTG GAG AGG AGA CTT TGA CCTCTGAGGG GGACCCTGAC 1635 Arg Ala Glu Thr Leu Glu Arg Arg Leu ＊ 519 CCCCTGGTGG GTTACTTTGG TCTTGAGACA GAAGCTGAAA AGTGGATGCT GCTCTCTGGC 1695 CCCAGGATAC ACTCCTCCTG CTTTTGACAA CCCCTTTGTT CCCACCGATG GACTTATTTT 1755 TTGGACGACT TGATAACTCT TCCAGTGAGT CCTCTCTGTA AACAAACTTG GAAAACTCTG 1815 CTGTGAATAA AGGATCCCAA GTCTGTTCTT GGCAGAAGCT GGGGGAAGCC CTTATCTTTT 1875 CTTCTTGGTC CCCTGACAGA AGCTGCCTGT GCCCAGCCAT TCATGCATCA TTCTGGGGGC 1935 AAACAGGCCC CAGGTCATAA TGAGTTAATC TCTTCTCTCT TGAATAAACT GAAAGCATA 1994

【００３４】配列番号：２ 配列の長さ：５１９ 配列の型：アミノ酸 配列の種類：ペプチド 配列 His Lys Leu Val Cys Tyr Phe Thr Asn Trp Ala Phe Ser Arg Pro 1 5 10 15 Gly Pro Ala Ser Ile Leu Pro Arg Asp Leu Asp Pro Phe Leu Cys 20 25 30 Thr His Leu Val Phe Ala Phe Ala Ser Met Ser Asn Asn Gln Ile 35 40 45 Val Pro Lys Asp Pro Gln Asp Glu Lys Ile Leu Tyr Pro Glu Phe 50 55 60 Asn Lys Leu Lys Glu Arg Asn Arg Gly Leu Lys Thr Leu Leu Ser 65 70 75 Ile Gly Gly Trp Asn Phe Gly Thr Val Arg Phe Thr Thr Met Leu 80 85 90 Ser Thr Phe Ser Asn Arg Glu Arg Phe Val Ser Ser Val Ile Ala 95 100 105 Leu Leu Arg Thr His Gly Phe Asp Gly Leu Asp Leu Phe Phe Leu 110 115 120 Tyr Pro Gly Leu Arg Gly Ser Pro Ala Arg Asp Arg Trp Thr Phe 125 130 135 Val Phe Leu Leu Glu Glu Leu Leu Gln Ala Phe Lys Asn Glu Ala 140 145 150 Gln Leu Thr Met Arg Pro Arg Leu Leu Leu Ser Ala Ala Val Ser 155 160 165 Gly Asp Pro His Val Val Gln Lys Ala Tyr Glu Ala Arg Leu Leu 170 175 180 Gly Arg Leu Leu Asp Phe Ile Ser Val Leu Ser Tyr Asp Leu His 185 190 195 Gly Ser Trp Glu Lys Val Thr Gly His Asn Ser Pro Leu Phe Ser 200 205 210 Leu Pro Gly Asp Pro Lys Ser Ser Ala Tyr Ala Met Asn Tyr Trp 215 220 225 Arg Gln Leu Gly Val Pro Pro Glu Lys Leu Leu Met Gly Leu Pro 230 235 240 Thr Tyr Gly Arg Thr Phe His Leu Leu Lys Ala Ser Gln Asn Glu 245 250 255 Leu Arg Ala Gln Ala Val Gly Pro Ala Ser Pro Gly Lys Tyr Thr 260 265 270 Lys Gln Ala Gly Phe Leu Ala Tyr Tyr Glu Ile Cys Cys Phe Val 275 280 285 Arg Arg Ala Lys Lys Arg Trp Ile Asn Asp Gln Tyr Val Pro Tyr 290 295 300 Ala Phe Lys Gly Lys Glu Trp Val Gly Tyr Asp Asp Ala Ile Ser 305 310 315 Phe Gly Tyr Lys Ala Phe Phe Ile Lys Arg Glu His Phe Gly Gly 320 325 330 Ala Met Val Trp Thr Leu Asp Leu Asp Asp Phe Arg Gly Tyr Phe 335 340 345 Cys Gly Thr Gly Pro Phe Pro Leu Val His Thr Leu Asn Asn Leu 350 355 360 Leu Val Asn Asp Glu Phe Ser Ser Thr Pro Ser Pro Lys Phe Trp 365 370 375 Phe Ser Thr Ala Val Asn Ser Ser Arg Ile Gly Pro Glu Met Pro 380 385 390 Thr Met Thr Arg Asp Leu Thr Thr Gly Leu Gly Ile Leu Pro Pro 395 400 405 Gly Gly Glu Ala Val Ala Thr Glu Thr His Arg Lys Ser Glu Thr 410 415 420 Met Thr Ile Thr Pro Lys Gly Glu Ile Ala Thr Pro Thr Arg Thr 425 430 435 Pro Leu Ser Phe Gly Arg His Thr Ala Ala Pro Glu Gly Lys Thr 440 445 450 Glu Ser Pro Gly Glu Lys Pro Leu Thr Thr Val Gly His Leu Ala 455 460 465 Val Ser Pro Gly Gly Ile Ala Val Gly Pro Val Arg Leu Gln Thr 470 475 480 Gly Gln Lys Val Thr Pro Pro Gly Arg Lys Ala Gly Val Pro Glu 485 490 495 Lys Val Thr Thr Pro Ser Gly Lys Met Thr Val Thr Pro Asp Gly 500 505 510 Arg Ala Glu Thr Leu Glu Arg Arg Leu 515 519

【００３５】配列番号：３ 配列の長さ：２５０４ 配列の型：核酸 鎖の数：２本鎖 トポロジー：直鎖状 配列の種類：ｃＤＮＡ ｔｏ ｍＲＮＡ 起源：マウス卵管 配列 GG 2 CTG CTG CTG CTG GCT GGG CTG GTT CTT CTG ATG AAA CAC AGT GAT GGT 50 Leu Leu Leu Leu Ala Gly Leu Val Leu Leu Met Lys His Ser Asp Gly -18 -10 ACT GCC TAC AAA CTG GTG TGC TAT TTC ACC AAT TGG GCA CAT AGT CGG 98 Thr Ala Tyr Lys Leu Val Cys Tyr Phe Thr Asn Trp Ala His Ser Arg -1 1 10 CCA GGC CCT GCC TCC ATC ATG CCC CAT GAC CTG GAC CCC TTT CTT TGT 146 Pro Gly Pro Ala Ser Ile Met Pro His Asp Leu Asp Pro Phe Leu Cys 20 30 ACG CAT CTG ATA TTT GCC TTT GCC TCA ATG AGC AAC AAT CAG ATT GTG 194 Thr His Leu Ile Phe Ala Phe Ala Ser Met Ser Asn Asn Gln Ile Val 40 GCC AAG AAT CTG CAG GAT GAA AAC GTT CTC TAT CCA GAG TTC AAC AAA 242 Ala Lys Asn Leu Gln Asp Glu Asn Val Leu Tyr Pro Glu Phe Asn Lys 50 60 CTC AAG GAA AGG AAC AGG GAG CTG AAA ACA CTG CTG TCC ATT GGA GGG 290 Leu Lys Glu Arg Asn Arg Glu Leu Lys Thr Leu Leu Ser Ile Gly Gly 70 TGG AAC TTC GGC ACA TCA CGG TTC ACC GCT ATG CTC TCC ACA CTT GCC 338 Trp Asn Phe Gly Thr Ser Arg Phe Thr Ala Met Leu Ser Thr Leu Ala 80 90 AAC CGG GAA AAG TTT ATT GAC TCA GTC ATA TCC TTC CTG AGA ATA CAT 386 Asn Arg Glu Lys Phe Ile Asp Ser Val Ile Ser Phe Leu Arg Ile His 100 110 GGT TTT GAT GGT CTT GAC CTT TTC TTC TTG TAC CCT GGA CTA CGA GGC 434 Gly Phe Asp Gly Leu Asp Leu Phe Phe Leu Tyr Pro Gly Leu Arg Gly 120 AGT CCC CCA CAC GAC CGG TGG AAT TTT CTC TTC TTA ATT GAA GAG CTC 482 Ser Pro Pro His Asp Arg Trp Asn Phe Leu Phe Leu Ile Glu Glu Leu 130 140 CAG TTT GCC TTC GAG AGG GAG GCC CTG CTC ACT CAG CAC CCA CGG CTG 530 Gln Phe Ala Phe Glu Arg Glu Ala Leu Leu Thr Gln His Pro Arg Leu 150 CTG CTG TCG GCT GCT GTC TCT GGC ATC CCA AGC ATC ATC CAT ACG TCT 578 Leu Leu Ser Ala Ala Val Ser Gly Ile Pro Ser Ile Ile His Thr Ser 160 170 TAT GAT GCG CTC CTT TTA GGA AGG CGT TTG GAT TTC ATT AAT GTT TTG 626 Tyr Asp Ala Leu Leu Leu Gly Arg Arg Leu Asp Phe Ile Asn Val Leu 180 190 TCT TAT GAC TTA CAT GGA AGT TGG GAA AAG TTT ACA GGA CAC AAT AGT 674 Ser Tyr Asp Leu His Gly Ser Trp Glu Lys Phe Thr Gly His Asn Ser 200 CCT CTG TTC TCC CTT CCC GAA GAC TCC AAA TCT TCA GCA TAT GCT ATG 722 Pro Leu Phe Ser Leu Pro Glu Asp Ser Lys Ser Ser Ala Tyr Ala Met 210 220 AAT TAC TGG AGA AAG CTT GGG ACA CCC GCA GAT AAA CTT ATT ATG GGT 770 Asn Tyr Trp Arg Lys Leu Gly Thr Pro Ala Asp Lys Leu Ile Met Gly 230 TTC CCC ACC TAT GGA CGT AAC TTT TAC CTC CTC AAA GAA TCT AAG AAT 818 Phe Pro Thr Tyr Gly Arg Asn Phe Tyr Leu Leu Lys Glu Ser Lys Asn 240 250 GGA TTG CAG ACT GCC TCA ATG GGA CCA GCA TCT CCT GGG AAG TAC ACC 866 Gly Leu Gln Thr Ala Ser Met Gly Pro Ala Ser Pro Gly Lys Tyr Thr 260 270 AAG CAG GCT GGC TTC TTG GCT TAC TAT GAG GTT TGT TCC TTT GTC CAG 914 Lys Gln Ala Gly Phe Leu Ala Tyr Tyr Glu Val Cys Ser Phe Val Gln 280 AGA GCA AAA AAA CAC TGG ATT GAT TAT CAA TAT GTC CCG TAT GCT TTT 962 Arg Ala Lys Lys His Trp Ile Asp Tyr Gln Tyr Val Pro Tyr Ala Phe 290 300 AAG GGG AAG GAG TGG CTT GGC TAT GAT GAC ACT ATC AGT TTC AGT TAC 1010 Lys Gly Lys Glu Trp Leu Gly Tyr Asp Asp Thr Ile Ser Phe Ser Tyr 310 AAG GCA ATG TAT GTG AAG AGA GAG CAT TTT GGG GGG GCC ATG GTG TGG 1058 Lys Ala Met Tyr Val Lys Arg Glu His Phe Gly Gly Ala Met Val Trp 320 330 ACA CTG GAT ATG GAC GAT GTC AGG GGC ACT TTC TGT GGC AAC GGC CCT 1106 Thr Leu Asp Met Asp Asp Val Arg Gly Thr Phe Cys Gly Asn Gly Pro 340 350 TTC CCT CTT GTT CAT ATA TTG AAT GAG CTC TTG GTG CAG ACA GAA TCC 1154 Phe Pro Leu Val His Ile Leu Asn Glu Leu Leu Val Gln Thr Glu Ser 360 AAT TCA ACC CCC TTG CCA CAA TTT TGG TTT ACA TCT TCT GTG AAT GCC 1202 Asn Ser Thr Pro Leu Pro Gln Phe Trp Phe Thr Ser Ser Val Asn Ala 370 380 TCA GGA CCT GGC TCT GAG AAT ACA GCC TTG ACA GAG GTA TTG ACC ACT 1250 Ser Gly Pro Gly Ser Glu Asn Thr Ala Leu Thr Glu Val Leu Thr Thr 390 GAT ACC ATA AAG ATT TTG CCC CCG GGA GGA GAG GCT ATG ACC ACC GAG 1298 Asp Thr Ile Lys Ile Leu Pro Pro Gly Gly Glu Ala Met Thr Thr Glu 400 410 GTC CAC AGA AGG TAT GAA AAT ATG ACT ACA GTT CCT AGT GAT GGA TCT 1346 Val His Arg Arg Tyr Glu Asn Met Thr Thr Val Pro Ser Asp Gly Ser 420 430 GTA ACC CCT GGA GGA ACA GCA TCT CCT CGA AAG CAT GCT GTA ACT CCA 1394 Val Thr Pro Gly Gly Thr Ala Ser Pro Arg Lys His Ala Val Thr Pro 440 GAA AAT AAC ACG ATG GCT GCT GAG GCA AAA ACT ATG AGC ACA CTG GAC 1442 Glu Asn Asn Thr Met Ala Ala Glu Ala Lys Thr Met Ser Thr Leu Asp 450 460 TTC TTT TCT AAG ACC ACC ACT GGG GTT TCT AAG ACC ACC ACT GGG ATC 1490 Phe Phe Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile 470 TCT AAG ACC ACC ACT GGG GTT TCT AAG ACC ACA ACT GGG GTT TCT AAG 1538 Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys 480 490 GCT ACT GCT GGA ATT TCT AAG ACC ATC CCT GAG ATT TCT AAG GCC ACT 1586 Ala Thr Ala Gly Ile Ser Lys Thr Ile Pro Glu Ile Ser Lys Ala Thr 500 510 GCT GGG GTT TCT AAG ACC ACC ACT GGT GTT TCT AAG ACC ACC ACT GGC 1634 Ala Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly 520 ATT TCT AAG ACC ATC ACT GGT GTT TCT AAG ACC ACC ACT GGC ATT TCT 1682 Ile Ser Lys Thr Ile Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser 530 540 AAG ACC ACC ACT GGC ATT TCT AAG ACC ACC ACT GGG GTT TCT AAG ATC 1730 Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Ile 550 ACC ACT GGT GTT TCT AAG ACC ACC ACT GGC ATT TCT AAG ACC ACC ACT 1778 Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys Thr Thr Thr 560 570 GGC ATT TCT CAG ACC ACC ACT GGC ATT TCT AAG ACC ACC ACT GAC ATT 1826 Gly Ile Ser Gln Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys Thr Thr Thr Asp Ile 580 590 TCT AAG ACC ACC ACT GGA ATT TCT AAG ACT ACC CCT GGG ATT TCT AAG 1874 Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys Thr Thr Pro Gly Ile Ser Lys 600 ACC ACC CCT GGG ATG ACA GTA ATA GTC CAG ACA CAG GCA AAT GAG GCA 1922 Thr Thr Pro Gly Met Thr Val Ile Val Gln Thr Gln Ala Asn Glu Ala 610 620 GAG ACC ACA GCC ACA ATG GAT CAT CAG TCT GTA ACC CCT ACG GAG ATG 1970 Glu Thr Thr Ala Thr Met Asp His Gln Ser Val Thr Pro Thr Glu Met 630 GAT ACG ACT CTT TTC TAT CTA AAG ACT ATG ACT CCC AGT GAG AAG GAA 2018 Asp Thr Thr Leu Phe Tyr Leu Lys Thr Met Thr Pro Ser Glu Lys Glu 640 650 ACT TCC AGG AAG AAG ACT ATG GTA CTT GAA AAG GCC ACT GTT TCC CCT 2066 Thr Ser Arg Lys Lys Thr Met Val Leu Glu Lys Ala Thr Val Ser Pro 660 670 AGA GAG ATG TCA GCT ACC CCT AAT GGA CAG AGT AAA ACT CTA AAA TGG 2114 Arg Glu Met Ser Ala Thr Pro Asn Gly Gln Ser Lys Thr Leu Lys Trp 680 GCA AGT TTG ATT ACT GAG GTA GAA ACG TAC TCC CAA GAT GGG TGA AAT 2162 Ala Ser Leu Ile Thr Glu Val Glu Thr Tyr Ser Gln Asp Gly ＊ 690 700 TGGTCTTCCA GCTCTATTGT CTTGTTCCTA TGATATACTT CTTTCATTTT TGAAAAATGG 2222 CTTCACTCTT ACTGATAGGA ACCATTTGTC AATTCAATTG CCCTTCTAAC AAATCTTTCT 2282 CTTAAAAAAA AAGAAAACCT AGAAAACTCT GTTATGAATC AAAGATCATG AGCTCCATTG 2342 GTGGCAAATC CGAGGGAAAA CACTTGTCCT TTCTTCTATG TGATACAACA GACGTTACCT 2402 CATGTTGCCA CTCACAAACC GTTATGGGGC AAAGCTGGCA CCAAAGTCAC CATGGGGCAA 2462 TCTCCTAATC TCCTTTCTAT TGAATAAACT GGAAGCATGA GA 2504

【００３６】配列番号：４ 配列の長さ：７００ 配列の型：アミノ酸 配列の種類：ペプチド 配列 Tyr Lys Leu Val Cys Tyr Phe Thr Asn Trp Ala His Ser Arg Pro 1 5 10 15 Gly Pro Ala Ser Ile Met Pro His Asp Leu Asp Pro Phe Leu Cys 20 25 30 Thr His Leu Ile Phe Ala Phe Ala Ser Met Ser Asn Asn Gln Ile 35 40 45 Val Ala Lys Asn Leu Gln Asp Glu Asn Val Leu Tyr Pro Glu Phe 50 55 60 Asn Lys Leu Lys Glu Arg Asn Arg Glu Leu Lys Thr Leu Leu Ser 65 70 75 Ile Gly Gly Trp Asn Phe Gly Thr Ser Arg Phe Thr Ala Met Leu 80 85 90 Ser Thr Leu Ala Asn Arg Glu Lys Phe Ile Asp Ser Val Ile Ser 95 100 105 Phe Leu Arg Ile His Gly Phe Asp Gly Leu Asp Leu Phe Phe Leu 110 115 120 Tyr Pro Gly Leu Arg Gly Ser Pro Pro His Asp Arg Trp Asn Phe 125 130 135 Leu Phe Leu Ile Glu Glu Leu Gln Phe Ala Phe Glu Arg Glu Ala 140 145 150 Leu Leu Thr Gln His Pro Arg Leu Leu Leu Ser Ala Ala Val Ser 155 160 165 Gly Ile Pro Ser Ile Ile His Thr Ser Tyr Asp Ala Leu Leu Leu 170 175 180 Gly Arg Arg Leu Asp Phe Ile Asn Val Leu Ser Tyr Asp Leu His 185 190 195 Gly Ser Trp Glu Lys Phe Thr Gly His Asn Ser Pro Leu Phe Ser 200 205 210 Leu Pro Glu Asp Ser Lys Ser Ser Ala Tyr Ala Met Asn Tyr Trp 215 220 225 Arg Lys Leu Gly Thr Pro Ala Asp Lys Leu Ile Met Gly Phe Pro 230 235 240 Thr Tyr Gly Arg Asn Phe Tyr Leu Leu Lys Glu Ser Lys Asn Gly 245 250 255 Leu Gln Thr Ala Ser Met Gly Pro Ala Ser Pro Gly Lys Tyr Thr 260 265 270 Lys Gln Ala Gly Phe Leu Ala Tyr Tyr Glu Val Cys Ser Phe Val 275 280 285 Gln Arg Ala Lys Lys His Trp Ile Asp Tyr Gln Tyr Val Pro Tyr 290 295 300 Ala Phe Lys Gly Lys Glu Trp Leu Gly Tyr Asp Asp Thr Ile Ser 305 310 315 Phe Ser Tyr Lys Ala Met Tyr Val Lys Arg Glu His Phe Gly Gly 320 325 330 Ala Met Val Trp Thr Leu Asp Met Asp Asp Val Arg Gly Thr Phe 335 340 345 Cys Gly Asn Gly Pro Phe Pro Leu Val His Ile Leu Asn Glu Leu 350 355 360 Leu Val Gln Thr Glu Ser Asn Ser Thr Pro Leu Pro Gln Phe Trp 365 370 375 Phe Thr Ser Ser Val Asn Ala Ser Gly Pro Gly Ser Glu Asn Thr 380 385 390 Ala Leu Thr Glu Val Leu Thr Thr Asp Thr Ile Lys Ile Leu Pro 395 400 405 Pro Gly Gly Glu Ala Met Thr Thr Glu Val His Arg Arg Tyr Glu 410 415 420 Asn Met Thr Thr Val Pro Ser Asp Gly Ser Val Thr Pro Gly Gly 425 430 435 Thr Ala Ser Pro Arg Lys His Ala Val Thr Pro Glu Asn Asn Thr 440 445 450 Met Ala Ala Glu Ala Lys Thr Met Ser Thr Leu Asp Phe Phe Ser 455 460 465 Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys 470 475 480 Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Ala 485 490 495 Thr Ala Gly Ile Ser Lys Thr Ile Pro Glu Ile Ser Lys Ala Thr 500 505 510 Ala Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr 515 520 525 Gly Ile Ser Lys Thr Ile Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly 530 535 540 Ile Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys Thr Thr Thr Gly Val 545 550 555 Ser Lys Ile Thr Thr Gly Val Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser 560 565 570 Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Gln Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys 575 580 585 Thr Thr Thr Asp Ile Ser Lys Thr Thr Thr Gly Ile Ser Lys Thr 590 595 600 Thr Pro Gly Ile Ser Lys Thr Thr Pro Gly Met Thr Val Ile Val 605 610 615 Gln Thr Gln Ala Asn Glu Ala Glu Thr Thr Ala Thr Met Asp His 620 625 630 Gln Ser Val Thr Pro Thr Glu Met Asp Thr Thr Leu Phe Tyr Leu 635 640 645 Lys Thr Met Thr Pro Ser Glu Lys Glu Thr Ser Arg Lys Lys Thr 650 655 660 Met Val Leu Glu Lys Ala Thr Val Ser Pro Arg Glu Met Ser Ala 665 670 675 Thr Pro Asn Gly Gln Ser Lys Thr Leu Lys Trp Ala Ser Leu Ile 680 685 690 Thr Glu Val Glu Thr Tyr Ser Gln Asp Gly 695 700

【００３７】配列番号：５ 配列の長さ：２３６６ 配列の型：核酸 鎖の数：２本鎖 トポロジー：直鎖状 配列の種類：ｃＤＮＡ ｔｏ ｍＲＮＡ 起源：ハムスター卵管 配列 GG 2 CTG CTG CTG TGG GTT GGG CTG GTT CTT CTG ATG AAA CCC AAC GAC GGT 50 Leu Leu Leu Trp Val Gly Leu Val Leu leu Met Lys Pro Asn Asp Gly -18 -10 ACT GCC TAC AAG CTG GTC TGC TAT TTC ACC AAC TGG GCT CAC AGT CGG 98 Thr Ala Tyr Lys Leu Val Cys Tyr Phe Thr Asn Trp Ala His Ser Arg -1 1 10 CCA GTC CCT GCC TCC ATC TTG CCC CGT GAC CTG GAT CCC TTT CTT TGT 146 Pro Val Pro Ala Ser Ile Leu Pro Arg Asp Leu Asp Pro Phe Leu Cys 20 30 ACA CAC CTG ATA TTT GCC TTT GCC TCG ATG AGC AAC AAT CAG ATT GTT 194 Thr His Leu Ile Phe Ala Phe Ala Ser Met Ser Asn Asn Gln Ile Val 40 GCC AAT AAT CTC CAG GAT GAG AAA ATT CTC TAT CCA GAG TTC AAC AAA 242 Ala Asn Asn Leu Gln Asp Glu Lys Ile Leu Tyr Pro Glu Phe Asn Lys 50 60 CTC AAG GAG AGG AAC AGA GCC CTG AAA ACA CTA CTG TCT GTT GGA GGC 290 Leu Lys Glu Arg Asn Arg Ala Leu Lys Thr Leu Leu Ser Val Gly Gly 70 TGG AAC TTC GGC ACA TCA CGG TTC ACC ACT ATG CTG TCC ACC CTT GCC 338 Trp Asn Phe Gly Thr Ser Arg Phe Thr Thr Met Leu Ser Thr Leu Ala 80 90 AGC CGT GAA AAA TTT ATT GGT TCA GTT GTA TCC TTC CTG AGA ACA CAT 386 Ser Arg Glu Lys Phe Ile Gly Ser Val Val Ser Phe Leu Arg Thr His 100 110 GGC TTT GAT GGG CTT GAT CTC TTC TTC TTG TAC CCT GGA CTA CGA GGC 434 Gly Phe Asp Gly Leu Asp Leu Phe Phe Leu Tyr Pro Gly Leu Arg Gly 120 AGC CCC ATT AAC GAC CGA TGG AAT TTT CTC TTC TTA ATT GAA GAG CTC 482 Ser Pro Ile Asn Asp Arg Trp Asn Phe Leu Phe Leu Ile Glu Glu Leu 130 140 CAG TTT GCC TTT GAG AAG GAG GCA CTG CTC ACC CAG CGC CCG AGG CTG 530 Gln Phe Ala Phe Glu Lys Glu Ala Leu Leu Thr Gln Arg Pro Arg Leu 150 CTG CTG TCG GCT GCT GTC TCT GGC ATC CCA TAC ATC ATT CAA ACA TCT 578 Leu Leu Ser Ala Ala Val Ser Gly Ile Pro Tyr Ile Ile Gln Thr Ser 160 170 TAT GAT GTG CAC CTT TTA GGA AGA CGT CTG GAT TTC ATT AAT GTC TTG 626 Tyr Asp Val His Leu Leu Gly Arg Arg Leu Asp Phe Ile Asn Val Leu 180 190 TCT TAT GAC TTA CAT GGA AGT TGG GAA AAG TCT ACA GGA CAC AAC AGT 674 Ser Tyr Asp Leu His Gly Ser Trp Glu Lys Ser Thr Gly His Asn Ser 200 CCT CTG TTC TCC CTT CCT GAA GAC CCA AAA TCT TCG GCA TTT GCT ATG 722 Pro Leu Phe Ser Leu Pro Glu Asp Pro Lys Ser Ser Ala Phe Ala Met 210 220 AAT TAC TGG AGA AAT CTT GGG GCA CCT GCA GAT AAA CTT CTC ATG GGC 770 Asn Tyr Trp Arg Asn Leu Gly Ala Pro Ala Asp Lys Leu Leu Met Gly 230 TTC CCT GCC TAT GGA CGA ACC TTT CAC CTC CTC AGA GAA TCC AAG AAT 818 Phe Pro Ala Tyr Gly Arg Thr Phe His Leu Leu Arg Glu Ser Lys Asn 240 250 GGA TTG CAG GCT GCC TCA ATG GGA CCA GCA TCT CCT GGG AAG TCA ACC 866 Gly Leu Gln Ala Ala Ser Met Gly Pro Ala Ser Pro Gly Lys Tyr Thr 260 270 AAG CAG GCT GGC TTC CTG GCT TAC TAT GAG GTT TGT TCC TTT ATC CAG 914 Lys Gln Ala Gly Phe Leu Ala Tyr Tyr Glu Val Cys Ser Phe Ile Gln 280 AGA GCA GAA AAA CAC TGG ATT GAT CAT CAA TAT GTC CCA TAT GCC TAC 962 Arg Ala Glu Lys His Trp Ile Asp His Gln Tyr Val Pro Tyr Ala Tyr 290 300 AAG GGG AAG GAG TGG GTT GGC TAT GAT GAT GCC GTC AGC TTC AGT TAC 1010 Lys Gly Lys Glu Trp Val Gly Tyr Asp Asp Ala Val Ser Phe Ser Tyr 310 AAG GCA ATG TTC GTG AAA AAA GAA CAT TTT GGG GGG GCC ATG GTG TGG 1058 Lys Ala Met Phe Val Lys Lys Glu His Phe Gly Gly Ala Met Val Trp 320 330 ACA CTG GAT ATG GAT GAC GTC AGG GGC ACT TTC TGT GGC AAT GGC CCT 1106 Thr Leu Asp Met Asp Asp Val Arg Gly Thr Phe Cys Gly Asn Gly Pro 340 350 TTC CCC CTT GTC CAT ATA TTG AAT GAG CTC TTG GTG CGG GCA GAG TTC 1154 Phe Pro Leu Val His Ile Leu Asn Glu Leu Leu Val Arg Ala Glu Phe 360 AAC TCA ACC CCT TTG CCA CAA TTT TGG TTT ACA TTG CCT GTG AAT TCC 1202 Asn Ser Thr Pro Leu Pro Gln Phe Trp Phe Thr Leu Pro Val Asn Ser 370 380 TCA GGA CCT GGC TCT GAG AGT CTT CCC GTG ACA GAG GAG TTG ACC ACT 1250 Ser Gly Pro Gly Ser Glu Ser Leu Pro Val Thr Glu Glu Leu Thr Thr 390 GAT ACT GTA AAG ATT TTG CCC CCA GGA GGA GAG GCT ATG GCC ACT GAG 1298 Asp Thr Val Lys Ile Leu Pro Pro Gly Gly Glu Ala Met Ala Thr Glu 400 410 GTC CAC AGA AAG TAT GAA AAG GTG ACT ACA ATC CCT AAC GGT GGA TTT 1346 Val His Arg Lys Tyr Glu Lys Val Thr Thr Ile Pro Asn Gly Gly Phe 420 430 GTG ACT CCT GCG GGA ACG ACA TCT CCT ACA ACA CAT GCT GTA GCT CTA 1394 Val Thr Pro Ala Gly Thr Thr Ser Pro Thr Thr His Ala Val Ala Leu 440 GAA AGA AAC GCT ATG GCT CCT GGG GCA AAA ACT ACA ACC TCA CTG GAC 1442 Glu Arg Asn Ala Met Ala Pro Gly Ala Lys Thr Thr Thr Ser Leu Asp 450 460 CTT CTG TCT GAG ACC ATG ACT GGG ATG ACA GTG ACA GTC CAG ACA CAG 1490 Leu Leu Ser Glu Thr Met Thr Gly Met Thr Val Thr Val Gln Thr Gln 470 ACA GCT GGG AGA GAG ACC ATG ACC ACA GTG GGT AAT CAG TCT GTG ACC 1538 Thr Ala Gly Arg Glu Thr Met Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr 480 490 CCT GGG GGA GAG ACC ATG ACC ACA GTG GGT AAT CAG TCT GTG ACC CCT 1586 Pro Gly Gly Glu Thr Met Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro 500 510 GGG GGA GAG ACC GTG ACC ACA GTG GGT AAT CAG TCT GTG ACC CCT GGG 1634 Gly Gly Glu Thr Val Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro Gly 520 GGA GAG ACC ATG ACC ACA GTG GGT AAT CAG TCT GTG ACC CCT GGG GGA 1682 Gly Glu Thr Met Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro Gly Gly 530 540 GAG ACC GTG ACC ATA GTG GGT AAT AAG TCT GTG ACC CCT GTG GGA GAG 1730 Glu Thr Val Thr Ile Val Gly Asn Lys Ser Val Thr Pro Val Gly Glu 550 ACC GTG ACC ATA GTG GGT AAT AAG TCT GTG ACC CCT GGG GGA CAG ACC 1778 Thr Val Thr Ile Val Gly Asn Lys Ser Val Thr Pro Gly Gly Gln Thr 560 570 ACA GCC ACA GTG GGT AGT CAG TCT GTG ACC CCT CCA GGG ATG GAT ACA 1826 Thr Ala Thr Val Gly Ser Gln Ser Val Thr Pro Pro Gly Met Asp Thr 580 590 ACT CTT GTC TAT CTT CAG ACT ATG ACT CTC AGT GAG AAG GGA ACT TCT 1874 Thr Leu Val Tyr Leu Gln Thr Met Thr Leu Ser Glu Lys Gly Thr Ser 600 AGC AAG AAG GCT GTG GTC CTT GAA AAG GTC ACT GTT CCT CCT AGA GAG 1922 Ser Lys Lys Ala Val Val Leu Glu Lys Val Thr Val Pro Pro Arg Glu 610 620 ATA TCA GTT ATG CCC AAT GAA CAG AAT ACA GCT CTA AAT CGG GAG AAT 1970 Ile Ser Val Met Pro Asn Glu Gln Asn Thr Ala Leu Asn Arg Glu Asn 630 TTG ATT GCT GAG GTG GAA AGT TAT TCC CAG GAT GGG TGA ATT GGC CCT 2018 Leu Ile Ala Glu Val Glu Ser Tyr Ser Gln Asp Gly ＊ 640 650 TATGTAAAAG CGGAGAACAG GATGCTCTCC TCCAGCTTTA TCGTCCTGTT CCCAGGATAT 2078 GTGCCTTTTT CTTTTGAAAA TGGCTTCACT CTTACTAATG GAAACCACTC CTTTGTCAAC 2138 TCAATAGTCC TTCTAACAAA TCTCTTCCTC TTAAAAAAAA GAAAACCTAG GACACCCTGT 2198 TATGGATCAA GAATGTTGAG CTCCATTAGT GGCAAATCCT AGAGAAAAAC TCTTGTTTTT 2258 TCTTCTATGT GGTATGACAG AAGCCATCTC ATATTGCCAC CCATGAACCA TTTGTGGGAC 2318 AAGTTGGCAC CAAAGCCATG GGGCAATCTC CTTTCTGTCG AATAAATT 2366

【００３８】配列番号：６ 配列の長さ：６５０ 配列の型：アミノ酸 配列の種類：ペプチド 配列 Tyr Lys Leu Val Cys Tyr Phe Thr Asn Trp Ala His Ser Arg Pro 1 5 10 15 Val Pro Ala Ser Ile Leu Pro Arg Asp Leu Asp Pro Phe Leu Cys 20 25 30 Thr His Leu Ile Phe Ala Phe Ala Ser Met Ser Asn Asn Gln Ile 35 40 45 Val Ala Asn Asn Leu Gln Asp Glu Lys Ile Leu Tyr Pro Glu Phe 50 55 60 Asn Lys Leu Lys Glu Arg Asn Arg Ala Leu Lys Thr Leu Leu Ser 65 70 75 Val Gly Gly Trp Asn Phe Gly Thr Ser Arg Phe Thr Thr Met Leu 80 85 90 Ser Thr Leu Ala Ser Arg Glu Lys Phe Ile Gly Ser Val Val Ser 95 100 105 Phe Leu Arg Thr His Gly Phe Asp Gly Leu Asp Leu Phe Phe Leu 110 115 120 Tyr Pro Gly Leu Arg Gly Ser Pro Ile Asn Asp Arg Trp Asn Phe 125 130 135 Leu Phe Leu Ile Glu Glu Leu Gln Phe Ala Phe Glu Lys Glu Ala 140 145 150 Leu Leu Thr Gln Arg Pro Arg Leu Leu Leu Ser Ala Ala Val Ser 155 160 165 Gly Ile Pro Tyr Ile Ile Gln Thr Ser Tyr Asp Val His Leu Leu 170 175 180 Gly Arg Arg Leu Asp Phe Ile Asn Val Leu Ser Tyr Asp Leu His 185 190 195 Gly Ser Trp Glu Lys Ser Thr Gly His Asn Ser Pro Leu Phe Ser 200 205 210 Leu Pro Glu Asp Pro Lys Ser Ser Ala Phe Ala Met Asn Tyr Trp 215 220 225 Arg Asn Leu Gly Ala Pro Ala Asp Lys Leu Leu Met Gly Phe Pro 230 235 240 Ala Tyr Gly Arg Thr Phe His Leu Leu Arg Glu Ser Lys Asn Gly 245 250 255 Leu Gln Ala Ala Ser Met Gly Pro Ala Ser Pro Gly Lys Tyr Thr 260 265 270 Lys Gln Ala Gly Phe Leu Ala Tyr Tyr Glu Val Cys Ser Phe Ile 275 280 285 Gln Arg Ala Glu Lys His Trp Ile Asp His Gln Tyr Val Pro Tyr 290 295 300 Ala Tyr Lys Gly Lys Glu Trp Val Gly Tyr Asp Asp Ala Val Ser 305 310 315 Phe Ser Tyr Lys Ala Met Phe Val Lys Lys Glu His Phe Gly Gly 320 325 330 Ala Met Val Trp Thr Leu Asp Met Asp Asp Val Arg Gly Thr Phe 335 340 345 Cys Gly Asn Gly Pro Phe Pro Leu Val His Ile Leu Asn Glu Leu 350 355 360 Leu Val Arg Ala Glu Phe Asn Ser Thr Pro Leu Pro Gln Phe Trp 365 370 375 Phe Thr Leu Pro Val Asn Ser Ser Gly Pro Gly Ser Glu Ser Leu 380 385 390 Pro Val Thr Glu Glu Leu Thr Thr Asp Thr Val Lys Ile Leu Pro 395 400 405 Pro Gly Gly Glu Ala Met Ala Thr Glu Val His Arg Lys Tyr Glu 410 415 420 Lys Val Thr Thr Ile Pro Asn Gly Gly Phe Val Thr Pro Ala Gly 425 430 435 Thr Thr Ser Pro Thr Thr His Ala Val Ala Leu Glu Arg Asn Ala 440 445 450 Met Ala Pro Gly Ala Lys Thr Thr Thr Ser Leu Asp Leu Leu Ser 455 460 465 Glu Thr Met Thr Gly Met Thr Val Thr Val Gln Thr Gln Thr Ala 470 475 480 Gly Arg Glu Thr Met Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro 485 490 495 Gly Gly Glu Thr Met Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro 500 505 510 Gly Gly Glu Thr Val Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro 515 520 525 Gly Gly Glu Thr Met Thr Thr Val Gly Asn Gln Ser Val Thr Pro 530 535 540 Gly Gly Glu Thr Val Thr Ile Val Gly Asn Lys Ser Val Thr Pro 545 550 555 Val Gly Glu Thr Val Thr Ile Val Gly Asn Lys Ser Val Thr Pro 560 565 570 Gly Gly Gln Thr Thr Ala Thr Val Gly Ser Gln Ser Val Thr Pro 575 580 585 Pro Gly Met Asp Thr Thr Leu Val Tyr Leu Gln Thr Met Thr Leu 590 595 600 Ser Glu Lys Gly Thr Ser Ser Lys Lys Ala Val Val Leu Glu Lys 605 610 615 Val Thr Val Pro Pro Arg Glu Ile Ser Val Met Pro Asn Glu Gln 620 625 630 Asn Thr Ala Leu Asn Arg Glu Asn Leu Ile Ala Glu Val Glu Ser 635 640 645 Tyr Ser Gln Asp Gly 650

【図面の簡単な説明】

【図１】ＢＯＧＰ−ｃＤＮＡの制限酵素地図である。黒
塗りつぶし部分はアミノ酸がコードされている領域であ
り、白抜きの部分はアミノ酸がコードされていない領域
である。

【図２】ＭＯＧＰ−ｃＤＮＡの制限酵素地図である。黒
塗りつぶし部分はアミノ酸がコードされている領域であ
り、白抜きの部分はアミノ酸がコードされていない領域
である。

【図３】ＨＯＧＰ−ｃＤＮＡの制限酵素地図である。黒
塗りつぶし部分はアミノ酸がコードされている領域であ
り、白抜きの部分はアミノ酸がコードされていない領域
である。

【図４】ＢＯＧＰ、ＭＯＧＰ及びＨＯＧＰのアミノ酸配
列間の類似性を示す図である。なお、参考にヒヒＯＧＰ
（ＢａｂＯＧＰ）のアミノ酸配列を併せて示す。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配列番号１、配列番号３若しくは
   配列番号５で示される塩基配列又はこれらの塩基配列の
   一部からなるＤＮＡ。
2. 【請求項２】 配列番号１、配列番号３若しくは
   配列番号５で示される塩基配列又はこれらの塩基配列の
   一部を有するＤＮＡ。
3. 【請求項３】 配列番号１で示される塩基配列の
   第５６番目から第１６１２番目までの配列からなるＤＮ
   Ａ、配列番号３で示される塩基配列の第５７番目から第
   ２１５６番目までの配列からなるＤＮＡ若しくは配列番
   号５で示される塩基配列の第５７番目から第２００６番
   目までの配列からなるＤＮＡ又はこれらの配列を有する
   ＤＮＡ。
4. 【請求項４】 アミノ酸配列が、配列番号２、配
   列番号４又は配列番号６で示されるアミノ酸配列からな
   る蛋白質性物質。
5. 【請求項５】 配列番号２、配列番号４若しくは
   配列番号６で示されるアミノ酸配列をコードするＤＮＡ
   又はこれらのＤＮＡの塩基配列を有するＤＮＡ。