JPH0710772U - ワンタッチパネル - Google Patents

ワンタッチパネル

Info

Publication number
JPH0710772U
JPH0710772U JP3984393U JP3984393U JPH0710772U JP H0710772 U JPH0710772 U JP H0710772U JP 3984393 U JP3984393 U JP 3984393U JP 3984393 U JP3984393 U JP 3984393U JP H0710772 U JPH0710772 U JP H0710772U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
sheet
touch panel
adhesive
transparent film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3984393U
Other languages
English (en)
Inventor
實 佐瀬
Original Assignee
株式会社ハッピー商会
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハッピー商会 filed Critical 株式会社ハッピー商会
Priority to JP3984393U priority Critical patent/JPH0710772U/ja
Publication of JPH0710772U publication Critical patent/JPH0710772U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表示物に接着剤等が移行することなく、時間が
経過しても紫外線による黄変や物性の劣化等がなく、表
示物を除去しても跡が残らず、汚れがついても拭き取る
ことができ、さらに展示部位に取付け具を用いることな
く取付けることができるワンタッチパネルを提供する。 【構成】ワンタッチパネル1は、所定の大きさを有する
発泡プラスチックからなるボード2と、このボード2の
片面または両面の全面に固着される不織布3と、この不
織布3に固着されるアクリル系の合成樹脂製吸盤シート
4と、この吸盤シート4を介して着剥自在にボード2の
全面に設けられる透明フィルム5とから構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、写真用パネルや商品説明書、あるいはジグソーパズルのピース等の 表示物を貼り付け、展示するためのパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品説明書等や実物写真等の表示物を貼り付け、展示するためのパネル としては、プラスチック等の台紙に感圧接着剤を塗布し、感圧接着剤の上に透明 フィルムを着剥自在に被覆する構造のものが知られている。一般的に、このよう なパネルの接着剤は、接着力を調整して剥がしやすくするために、略等間隔で平 行な線状に塗布されている。また、表示物を貼り付ける面にだけ接着剤が塗布さ れており、展示する場合には取付け具を用いて展示部位に取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の接着剤を塗布したパネルは、例えば商品説明書等である 表示物の裏面に接着剤が移行し、接着剤による線がついてしまうという問題があ った。
【0004】 また、時間の経過に伴い、紫外線により黄変したり、タックが変化したり等の 経時的な劣化が生じるという問題もあった。
【0005】 さらに、上記問題点とも係わり、表示物を剥がすと、接着剤の線による凸部が 潰れたり、色焼けしたり等の跡が残るという問題もあった。
【0006】 さらにまた、接着剤塗布面に汚れがついたさいに、汚れを拭き取ろうとすると 、接着剤の線が乱れたり、除去されて粘着力が弱まってしまったりするという問 題もあった。
【0007】 そしてまた、パネルを所定の展示部位に取り付けるには、取付け具が必要であ るという問題もあった。
【0008】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、表示物に接着剤等 が移行することなく、時間が経過しても紫外線による黄変や物性の劣化等がなく 、表示物を除去しても跡が残らず、汚れがついても拭き取ることができ、さらに 展示部位の表面が略平滑であれば取付け具を用いることなく取付けることができ るワンタッチパネルを提供することにある。
【0009】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のワンタッチパネルは、所定の大きさを有す る平板状のボードと、このボードの表面の全面または一部に固着される合成樹脂 製の吸盤シートと、この吸盤シートを介して着剥自在に前記ボードの全面または 一部に設けられる透明フィルムとから構成される。
【0010】 また、本考案の好ましい態様においては、ボードが発泡プラスチックであって 、吸盤シートがアクリル系の合成樹脂シートから構成でき、このアクリル系の吸 盤シートと前記ボードとの間に不織布からなる層が設けられている。さらに、本 考案の他の好ましい態様においては、前記ボードの中央に凹部が設けられ、凹部 に吸盤シートが固着されて構成される。
【0011】
【作用】
透明フィルムを合成樹脂製の吸盤シートから剥がし、このシートに商品説明書 等やジグソーパズルのピース等の表示物を粘着させて貼り付ける。その後に、透 明フィルムを吸盤シートに粘着させて貼り付ける。
【0012】 また、吸盤シートが裏面にも設けられている場合、裏面の透明フィルムを吸盤 シートから剥がし、平滑な壁面やガラス等に吸盤シートを直接粘着させて取付し 、表面側では表示物を貼り付けた状態で展示される。
【0013】 表示物は、アクリル系の吸盤シートによって接着剤の転移がない状態で良好に 保持されるうえ、吸盤シートの存在によって繰り返しによっても粘着劣化が生じ ない。
【0014】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本考案を詳細に説明する。図1〜図4には本考案のワン タッチパネルの第一の実施例が示されている。
【0015】 ワンタッチパネル1は、所定の大きさを有する発泡プラスチックからなるボー ド2と、このボード2の両面の全面に固着される不織布3,3と、この不織布3 ,3の全面に固着される合成樹脂系吸盤シートとしてのアクリル系の吸盤シート 4,4とからパネル基板5を形成し、このパネル基板5に着剥自在に設けられて いる透明フィルム6とから構成される。
【0016】 上記ボード2は、ウレタン系合成樹脂を素材として平板薄板状に発泡成形する ことができる。このボード2は、例えば商品説明書等やジグソーパズルのピース 等である表示物に応じた所定の大きさ有するものであればよく、そしてその形状 も表示物に応じて長方形、正方形、円形、楕円形等、所望の形状とすることがで きる。厚みも保形性を有する程度、例えば約5mm前後であれば足りる。
【0017】 上記不織布3はアクリル系の吸盤シート4の補強材として裏打ちされることが 望ましく、接着剤などを含浸させれば吸盤シート4との一体化が図られる。この 吸盤シート4には、必要に応じて合成樹脂製フィルムをさらに裏打ちさせてもよ い。この不織布3としてはアクリル系、ウレタン系あるいはセルロース系を素材 として成形することができる。
【0018】 上記アクリル系合成樹脂の吸盤シート4としては、特殊樹脂加工により表面に 小さな吸盤が多数形成されたシートで、吸着効果を有するものが用いられる。ア クリル系の吸盤シート4は、吸盤径が約1μmm〜約30μmmの範囲でランダ ムに配列され、吸盤深さが約約1μmm〜約10μmmの範囲で形成されており 、これが全面にわたって多数存在している。例えば「HISTAR−FK」(商 品名、広瀬製紙株式会社製)等を用いることができる。
【0019】 また、透明フィルム6としては、ポリプロピレンフィルム等が好適に用いられ る。透明フィルム5と上記吸盤シート4との粘着度が高い場合には、透明フィル ム5の密着面に粗面化処理を施しても良い。
【0020】 上記吸盤シート4の紫外線による物性劣化を、垂直方向の粘着力を測定するこ とにより実験した。 基板5の吸盤シート4の表面に透明フィルム6を粘着させ たものを実施例品とし、厚紙からなる基板に感圧接着剤(スチレンブタジエンエ マルジョン)を略等間隔の多数の平行な斜め線状に塗布し、その表面に透明フィ ルムを密着させたものを比較例品とした。
【0021】 図5は実施例品及び比較例品に対する透明フィルムの垂直方向の粘着力の測定 方法を示す斜視図である。 実施例品及び比較例品を、紫外線暴露下におき、所定時間経過ごとに、吸盤シ ート4または感圧接着剤を設けたパネル基板5から、透明フィルム6を矢印イの 方向に剥がすさいの力を測定した。フェードメータは東洋リカ株式会社製の「F A−2」、オートグラフは株式会社島津製作所製の「S−100」を用いた。実 施例品の測定結果を表1に、比較例品の測定結果を表2に示す。なお、測定は実 施例品、比較例品ともそれぞれサンプル3個についてそれぞれ1回づつ行い、そ の都度、最大、最小、平均を求めた。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】 表1及び表2の結果から、垂直方向の粘着力は、実施例品のほうが比較例品よ り3〜7倍程度も強いことがわかる。また、実施例品は15時間紫外線暴露下に あっても粘着力の劣化はほとんどみられないが、比較例品は6時間経過後にはす でに劣化が始まっていることがわかる。
【0025】 このように、上記吸盤シート4は非常に粘着力に優れたものなので、用途によ り、粘着力が強すぎる場合には、吸盤シート4の表面に、多数の型押しを付けて 吸盤の吸着力を弱めるか、前述の如く透明フィルム6を粗面化することが選択で きる。
【0026】 上記一実施例によれば、一面の透明フィルム6を剥がして写真7を吸盤シート 4に粘着させた後に、透明フィルム6を周囲の吸盤シート4に粘着させる。次に 、他面の透明フィルム6あるいは剥離紙を剥離し、展示部位の壁面等8に吸盤シ ート4で粘着取付すれば、ワンタッチパネル1として展示することができる。な お、展示部位の壁面等8は表面が略平滑なものであればよく、例えばガラス面、 金属面、表面が平滑な板面等からなるいろいろな場所に展示できる。また、図示 しない他の使用方法として、両面に表示物及び透明フィルム6,6を貼り付け、 表裏を見ることができるように展示することもできる。
【0027】 上記一実施例において、ボード1の両面に吸盤シート4,4を設けた場合を説 明したが、これに限定する趣旨ではない。図示しないが、ボード1の片面にのみ 不織布3と吸盤シート4を設ける構成で実施可能である。また、図示しないが、 不織布3は必須要件ではなく、ボード1の片面あるいは両面に直に吸盤シート4 を固着することも可能である。
【0028】 図5〜図7には、本考案のワンタッチパネルの第二の実施例の断面図が示され ている。 ワンタッチパネル11は、ボード1の両面に不織布3,3と吸盤シート4,4 とを有し、中央に凹部12,12が形成されるとともに、周囲が枠状部13,1 3に形成され、これに透明フィルム6,6が着剥自在に設けられている。
【0029】 この第二の実施例によれば、両面の凹部12,12に表示物7,7を貼り付け て枠状部13,13から突出しない状態でパネル化することができるほか、一方 の凹部12と枠状部13を展示部位の壁面等8に粘着取付して展示することも可 能であり、壁面等8に多少の凹凸があっても吸収可能となる。
【0030】 図8は本考案の第三の実施例の断面図を示すものである。 ワンタッチパネル21は、ボード2の一面の中央に凹部22を設け、凹部12 に吸盤シート4を設けることなく、周囲の枠状部23のみに枠状の吸盤シート2 4を設けて構成される。この場合に、ボード2の他面を平板状として枠状の吸盤 シート25と剥離紙26とから構成することができる。
【0031】 この第三の実施例によれば、凹部22には表示物7が直かに添設されて透明フ ィルム6との間で挟み込みされるだけであるので、薄くて弱い切手類などを粘着 せずに展示し、他面を壁面等に取付したい場合に好適である。
【0032】 図9には、本考案の第四の実施例を示すものである。 ワンタッチパネル31は、ボード1の一面中央には凹部32が設けられ、凹部 32と枠部33とに渡って吸盤シート4が固着されて構成される。凹部32は深 く凹設することが望ましい。
【0033】 第四の実施例によれば、ジグソーパズルのパネルとして好適に用いることがで きる。凹部32に吸盤シート4に多数のジグソーパズルのピースA、A・・・を 粘着させて貼り付けることができる。従って、各ピースA・・の組付途中で従来 の如く衝撃で組付が崩壊することがないばかりか、簡単に取り換えを行える。組 付完了後には、外周枠部33に透明フィルム6を粘着させれば、凹部32の吸盤 シート4に粘着保持された各ピースA・・を透明フィルム6で強固に保持させる ことができる。その結果、従来のジグソーパズルの如く完成後に透明接着剤で固 定する作業を不要にすることができるうえ、表面汚れなどを一掃して簡略化した ジグソーパズル用パネルを提供することができる。
【0034】 本考案は、上記各実施例に限定されるものではなく、各実施例を組み合わせて 実施することを妨げないものである。また、合成樹脂製吸盤シートとしてアクリ ル系を説明したが、これに限定する趣旨ではなく、同種素材のものを選択可能で ある。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のワンタッチパネルは、感圧接着剤を用いること なくアクリル系などの合成樹脂製吸盤シートに吸着させて貼り付けるようにした ので、表示物に接着剤等が移行することなく、時間が経過しても紫外線による黄 変や物性の劣化等がなく、表示物を除去しても跡が残らず、汚れがついても拭き 取ることができる。また、両面に吸盤シートを固着させておけば、表面が平滑な 展示部位に、取付け具を用いることなく取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワンタッチパネルの第一の実施例を示
す断面図である。
【図2】第一の実施例の要部拡大断面図である。
【図3】第一の実施例の使用状態を示す要部拡大断面図
である。
【図4】第1実施例のワンタッチパネル及び比較例品の
垂直方向の密着力を測定する方法を示す斜視図である。
【図5】本考案のワンタッチパネルの第二の実施例を示
す断面図である。
【図6】第二の実施例の使用状態を示す要部拡大断面図
である。
【図7】第二の実施例の他の使用状態を示す要部拡大断
面図である。
【図8】本考案のワンタッチパネルの第三の実施例を示
す断面図である。
【図9】本考案のワンタッチパネルの第四の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 ワンタッチパネル 2 ボード 3 不織布 4、25 吸盤シート 6 透明フィルム 7 表示物 12,22,32 凹部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の大きさを有する平板状のボードと、
    このボードの表面の全面または一部に固着される合成樹
    脂製の吸盤シートと、この吸盤シートを介して着剥自在
    に前記ボードの全面または一部に設けられる透明フィル
    ムとから構成されるワンタッチパネル。
  2. 【請求項2】ボードが発泡プラスチックであって、吸盤
    シートがアクリル系の合成樹脂シートである請求項1記
    載のワンタッチパネル。
  3. 【請求項3】ボードと吸盤シートとの間に不織布からな
    る層が設けられている請求項1または2記載のワンタッ
    チパネル。
  4. 【請求項4】ボードの中央に凹部が設けられ、凹部には
    吸盤シートが固着されている請求項1または2記載のワ
    ンタッチパネル。
JP3984393U 1993-07-21 1993-07-21 ワンタッチパネル Pending JPH0710772U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3984393U JPH0710772U (ja) 1993-07-21 1993-07-21 ワンタッチパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3984393U JPH0710772U (ja) 1993-07-21 1993-07-21 ワンタッチパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0710772U true JPH0710772U (ja) 1995-02-14

Family

ID=12564251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3984393U Pending JPH0710772U (ja) 1993-07-21 1993-07-21 ワンタッチパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710772U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055845A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Katsuhiko Kuwahata ミクロ吸盤付き表示用シート
JP2014095865A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Nakayo Telecommun Inc 微小吸着構造面を有する筐体または情報装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055845A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Katsuhiko Kuwahata ミクロ吸盤付き表示用シート
JP2014095865A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Nakayo Telecommun Inc 微小吸着構造面を有する筐体または情報装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2344485C (en) Improved device for framing photographs, certificates and the like
US4991336A (en) Photographic composite board
WO2006023076A1 (en) Device for supporting a substantially planar article
JPH0710772U (ja) ワンタッチパネル
JPH0732785A (ja) アルバム用台紙
EP0989533B1 (en) Multi-layered bulletin board
EP1225208A1 (en) Repositionable double-sided adhesive pad having a display
US20040031179A1 (en) Adhesive bounded picture mount having a locating shoulder
JP2504893B2 (ja) 掲示シ―ト
EP0813380A1 (en) Display device
CN205011689U (zh) 双面贴
KR200285343Y1 (ko) 포켓형 착탈가능 액자
JP2003061799A (ja) ケース
JP3079489U (ja) シート状製品のサンプル帳
JPH0436866Y2 (ja)
AU718675B2 (en) Display device
JPH08188755A (ja) 再剥離可能な強力両面粘着シール
JP3029823U (ja) ディスプレイ用パネル
JPH0660876U (ja) 止着具
JP3048647U (ja) 着脱可能な装飾材
KR20180108118A (ko) 벽면 부착형 거치대 제작 방법
JP3102001U (ja) 表示物の挟持フレーム
JP2014205516A (ja) 商品展示体及び商品展示方法
JP2022067755A (ja) 作品固定用コーナーシール
JP3035465U (ja) 広告用配布品