JPH0710767B2 - 2―フェナシルチアゾリン誘導体を有効成分とする紫外線吸収剤 - Google Patents
2―フェナシルチアゾリン誘導体を有効成分とする紫外線吸収剤Info
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- JPH0710767B2 JPH0710767B2 JP61120984A JP12098486A JPH0710767B2 JP H0710767 B2 JPH0710767 B2 JP H0710767B2 JP 61120984 A JP61120984 A JP 61120984A JP 12098486 A JP12098486 A JP 12098486A JP H0710767 B2 JPH0710767 B2 JP H0710767B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な2-フェナシルチアゾリン誘導体を有効成
分とする紫外線吸収剤に関するものである。更に詳しく
は、本発明は一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もしく
はチアゾリン環の>C=N-結合とともに、金属原子を介
して で示されるキレートを形成する。〔但しMは金属原子、
mは自然数を表わす。〕 R8は水素もしくは‐COORを表わす。〔但しRは水素もし
くは炭素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽
和炭化水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金属
塩を表わす。〔但しM、mは上記に定義したのと同じ意
味を表わす。〕〕)。
分とする紫外線吸収剤に関するものである。更に詳しく
は、本発明は一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もしく
はチアゾリン環の>C=N-結合とともに、金属原子を介
して で示されるキレートを形成する。〔但しMは金属原子、
mは自然数を表わす。〕 R8は水素もしくは‐COORを表わす。〔但しRは水素もし
くは炭素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽
和炭化水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金属
塩を表わす。〔但しM、mは上記に定義したのと同じ意
味を表わす。〕〕)。
で表わされる2-フェナシルチアゾリン誘導体を有効成分
とする紫外線吸収剤に関するものであって、本発明はUV
−AのみならずUV−C領域の紫外線吸収能を有し、紫外
線吸収剤として極めて有用であり、したがって本発明は
特に日焼けに対する化粧品ないし医薬品の技術分野にお
いて重用されるものである。
とする紫外線吸収剤に関するものであって、本発明はUV
−AのみならずUV−C領域の紫外線吸収能を有し、紫外
線吸収剤として極めて有用であり、したがって本発明は
特に日焼けに対する化粧品ないし医薬品の技術分野にお
いて重用されるものである。
(従来の技術) 太陽光線中の紫外線は皮膚に様々な影響を及ぼすことが
知られている。紫外線はその波長に依り一般に3つに分
類される。
知られている。紫外線はその波長に依り一般に3つに分
類される。
すなわち、UV-Aと称される400〜320nmの長波長紫外線、
UV-Bと称される320〜290nmの中波長紫外線、及びUV-Cと
称される290nm以下の短波長紫外線である。
UV-Bと称される320〜290nmの中波長紫外線、及びUV-Cと
称される290nm以下の短波長紫外線である。
それぞれの波長の紫外線は皮膚科学的に好ましくない影
響を及ぼすことは周知の事実である。例えばUV−Aは真
皮やメラノサイト系へ影響を及ぼし、皮膚のメラニン色
素の生成を促進させ、皮膚を黒化させる作用を有するば
かりでなく、UV-Bの皮膚に対する変性作用を増強し、シ
ミ、ソバカス、更には小じわの発生の一因となり皮膚の
老化をひき起こすことが知られている。又、UV-Bは直接
の紅斑の原因となり、皮膚は赤味、腫脹を呈し、ひどい
場合には水疱を形成することが知られている。
響を及ぼすことは周知の事実である。例えばUV−Aは真
皮やメラノサイト系へ影響を及ぼし、皮膚のメラニン色
素の生成を促進させ、皮膚を黒化させる作用を有するば
かりでなく、UV-Bの皮膚に対する変性作用を増強し、シ
ミ、ソバカス、更には小じわの発生の一因となり皮膚の
老化をひき起こすことが知られている。又、UV-Bは直接
の紅斑の原因となり、皮膚は赤味、腫脹を呈し、ひどい
場合には水疱を形成することが知られている。
また、従来290nm以下の短波長紫外線であるUV-Cについ
ては、その皮膚科学的影響として、核酸に作用し、変異
の蓄積により老化あるいは発癌に結びつくとされている
が、UV-Cはオゾン層によって吸収されてしまうために地
表面には殆んど到達せず、従って人間が暴露される量は
皆無に近いとされた来た。しかしながら最近オゾン層の
減少が予想以上に進んでいることが米航空宇宙局(NAS
A)を中心とする調査により明らかになって来ており、
従来考慮する必要がなかったUV-Cについても無視できな
くなってきている。
ては、その皮膚科学的影響として、核酸に作用し、変異
の蓄積により老化あるいは発癌に結びつくとされている
が、UV-Cはオゾン層によって吸収されてしまうために地
表面には殆んど到達せず、従って人間が暴露される量は
皆無に近いとされた来た。しかしながら最近オゾン層の
減少が予想以上に進んでいることが米航空宇宙局(NAS
A)を中心とする調査により明らかになって来ており、
従来考慮する必要がなかったUV-Cについても無視できな
くなってきている。
これに対して、現在までに開発、実用化されている紫外
線吸収剤は、殆どUV-B領域に吸収を有するタイプのもの
であって、VU-A領域に吸収極大を有するタイプのものは
ごくわずかである。
線吸収剤は、殆どUV-B領域に吸収を有するタイプのもの
であって、VU-A領域に吸収極大を有するタイプのものは
ごくわずかである。
ましてやUV-C領域に吸収を有する紫外線吸収剤にいたっ
ては、その開発の必要性すら認められていない。
ては、その開発の必要性すら認められていない。
更には、一般式〔I〕で示される2-フェナシルチアゾリ
ン誘導体が、UV-AのみならずUV-C領域の紫外線をも吸収
して、紫外線吸収剤として使用できることにいたって
は、従来、全く未知の技術事項である。
ン誘導体が、UV-AのみならずUV-C領域の紫外線をも吸収
して、紫外線吸収剤として使用できることにいたって
は、従来、全く未知の技術事項である。
このような現状に鑑み、本発明者は長年に亘り研究した
結果、チアゾリン系化合物に着目し、更に研究を重ね、
その結果、ここに一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もしく
はチアゾリン環の>C=N-結合とともに、金属原子を介
して で示されるキレートを形成する。〔但しMは金属原子、
mは自然数を表わす。〕 R8は水素もしくは‐COORを表わす。〔但し、Rは水素、
もしくは炭素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は
不飽和炭化水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の
金属塩を表わす。〔但しM、mは上記に定義したのと同
じ意味を表わす。〕〕)。
結果、チアゾリン系化合物に着目し、更に研究を重ね、
その結果、ここに一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もしく
はチアゾリン環の>C=N-結合とともに、金属原子を介
して で示されるキレートを形成する。〔但しMは金属原子、
mは自然数を表わす。〕 R8は水素もしくは‐COORを表わす。〔但し、Rは水素、
もしくは炭素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は
不飽和炭化水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の
金属塩を表わす。〔但しM、mは上記に定義したのと同
じ意味を表わす。〕〕)。
で表わされる2-フェナシルチアゾリン誘導体の発明に倒
り、本化合物がUV-Aは勿論のことUV-C領域の紫外線も吸
収し、上記目的に於ける紫外線吸収剤として非常に有用
であるという新知見を得た。
り、本化合物がUV-Aは勿論のことUV-C領域の紫外線も吸
収し、上記目的に於ける紫外線吸収剤として非常に有用
であるという新知見を得た。
紫外線吸収剤として実用化されるためには上記の如く、 特定領域に最大吸収波長(λmax)を有すること。
は勿論であるが、更に次の条件も満足するものでなけれ
ばならない。
ばならない。
上記波長に於いてモル吸光係数(εmax)が十分に
大きいこと。
大きいこと。
化粧用ないし外用組成物としての着色は望ましくな
い故、可視部(400nm以上)の吸収がないこと。
い故、可視部(400nm以上)の吸収がないこと。
熱・光・湿気に対して安定であること。
皮膚に対する刺激性がないこと。
化粧品ないし外用剤基剤との相溶性がよいこと。
皮膚に塗布した時、経皮吸収されにくく、発汗など
により除去されにくいこと。従って効果が有効に持続す
るよう十分に脂溶性であること。
により除去されにくいこと。従って効果が有効に持続す
るよう十分に脂溶性であること。
である。
本発明者らは本発明化合物が上記の条件を十分に満足
し、且つ〜の条件も兼備することを確認し、一般式
〔I〕で表わされる2-フェナシルチアゾリン誘導体が紫
外線吸収剤として非常に有用であることを見い出し、遂
に本発明を完成するに到ったのである。
し、且つ〜の条件も兼備することを確認し、一般式
〔I〕で表わされる2-フェナシルチアゾリン誘導体が紫
外線吸収剤として非常に有用であることを見い出し、遂
に本発明を完成するに到ったのである。
本発明化合物〔I〕が目的とするUV-A領域に吸収極大を
有する詳細なメカニズムについては、今後の研究にまた
ねばならないが、〔I〕がチアゾリン環及びベンゼン環
を有することに起因するものと思料されるが、更には
〔I〕が下記のような構造〔II〕、すなわちケト‐エノ
ール互変異性体であり、構造的に安定なエノール型をと
り、分子内水素結合を形成し、更には安定・強力なキレ
ート形成能を有することも大きな理由と思料される。
有する詳細なメカニズムについては、今後の研究にまた
ねばならないが、〔I〕がチアゾリン環及びベンゼン環
を有することに起因するものと思料されるが、更には
〔I〕が下記のような構造〔II〕、すなわちケト‐エノ
ール互変異性体であり、構造的に安定なエノール型をと
り、分子内水素結合を形成し、更には安定・強力なキレ
ート形成能を有することも大きな理由と思料される。
(式中、R6は水素もしくは低級アルキル基を表わし、R8
は水素もしくは‐COORを表わす。〔但し、Rは水素、も
しくは炭素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不
飽和炭化水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金
属塩を表わす。〔但しMは金属原子、mは自然数を表わ
す。〕〕)。
は水素もしくは‐COORを表わす。〔但し、Rは水素、も
しくは炭素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不
飽和炭化水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金
属塩を表わす。〔但しMは金属原子、mは自然数を表わ
す。〕〕)。
したがって一般式〔I〕に於いて‐OR7がチアゾリン環
のC=N-結合とともに金属原子を介して 〔但しMは金属原子、mは自然数を表わす。〕 で示されるキレートを形成する化合物としては例えば次
の一般式〔III〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R8は水素もしく
は‐COORを表わす。〔但し、Rは水素、もしくは炭素数
が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水
素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金属塩を表わ
す。〔但しMは金属原子、mは自然数を表わす。〕〕) で示される化合物が挙げられる。
のC=N-結合とともに金属原子を介して 〔但しMは金属原子、mは自然数を表わす。〕 で示されるキレートを形成する化合物としては例えば次
の一般式〔III〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R8は水素もしく
は‐COORを表わす。〔但し、Rは水素、もしくは炭素数
が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水
素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金属塩を表わ
す。〔但しMは金属原子、mは自然数を表わす。〕〕) で示される化合物が挙げられる。
金属原子としてはアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷
移金属、典型金属などすべての金属原子が使用でき、例
えば、Zn、Fe、Co、Mo、Pt、Ge、Se、Cu等が好適であ
る。
移金属、典型金属などすべての金属原子が使用でき、例
えば、Zn、Fe、Co、Mo、Pt、Ge、Se、Cu等が好適であ
る。
本発明の有効成分化合物に製造するに当っては、例えば
〔I〕に於いてR1〜R5が水素、R6が水素、R7が水素、R8
が‐COOCH3である2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン
酸メチルエステルである場合には式〔IV〕で示される イミノエーテルとシスティンのメチルエステルとを溶媒
中で脱アミモニアすればよい。このようにして式〔V〕 の化合物を合成することができる。
〔I〕に於いてR1〜R5が水素、R6が水素、R7が水素、R8
が‐COOCH3である2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン
酸メチルエステルである場合には式〔IV〕で示される イミノエーテルとシスティンのメチルエステルとを溶媒
中で脱アミモニアすればよい。このようにして式〔V〕 の化合物を合成することができる。
式〔V〕の化合物は実用的な紫外線吸収剤としての前記
条件〜を充分に満足するものであるが、更に必要が
あれば次のようにして目的に応じた誘導体を容易に合成
することができる。例えば前記条件のうちの最大吸収
波長をより高波長に移動させるためにはベンゼン環上に
何らかの置換基を導入すればよいし、の安定性を増加
させるためには、〔I〕式に於けるチアゾリン環内の置
換基R8を水素にするか、‐COORであればRを炭化水素に
してエステル型にすればよい。更に安定性を増すには式
〔III〕で示したように適当な金属を介して錯体を形成
すればよい。またの脂溶性を増加させるためには、上
記のエステル型を例えば2-エチルヘキシルエステルやオ
クタデシルエステルのようなより長鎖の炭素鎖のエステ
ルにするかまたはベンゼン環上に例えば第3級ブチル基
のような疎水基を導入すればよい。といったように希望
する誘導体を任意に得ることができ、この点も本発明の
すぐれた特徴の1つである。
条件〜を充分に満足するものであるが、更に必要が
あれば次のようにして目的に応じた誘導体を容易に合成
することができる。例えば前記条件のうちの最大吸収
波長をより高波長に移動させるためにはベンゼン環上に
何らかの置換基を導入すればよいし、の安定性を増加
させるためには、〔I〕式に於けるチアゾリン環内の置
換基R8を水素にするか、‐COORであればRを炭化水素に
してエステル型にすればよい。更に安定性を増すには式
〔III〕で示したように適当な金属を介して錯体を形成
すればよい。またの脂溶性を増加させるためには、上
記のエステル型を例えば2-エチルヘキシルエステルやオ
クタデシルエステルのようなより長鎖の炭素鎖のエステ
ルにするかまたはベンゼン環上に例えば第3級ブチル基
のような疎水基を導入すればよい。といったように希望
する誘導体を任意に得ることができ、この点も本発明の
すぐれた特徴の1つである。
この様にして、式〔I〕で示される本発明化合物が製造
され、それを後記する実施例に於いても具体的に例示す
るが、ごく一例を示すと例えば次のような化合物を得る
ことができる。
され、それを後記する実施例に於いても具体的に例示す
るが、ごく一例を示すと例えば次のような化合物を得る
ことができる。
2-フェナシルチアゾリン 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸 2-(4-メトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボ
ン酸メチルエステル 2-(4-tert-ブチルフェナシル)チアゾリン‐4-カ
ルボン酸 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸2-エチルヘ
キシルエステル 2-(2-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボ
ン酸ウンデシルエステル 2-(3-メトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボ
ン酸オクタデシルエステル 2-(2-メチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン
酸ナトリウム ビス(2-フェナシルチアゾリン)亜鉛 本発明有効成分化合物は、何れも優れた紫外線吸収能を
有し、紫外線吸収剤として卓越している。この点を以下
の試験例に依って詳述する。
ン酸メチルエステル 2-(4-tert-ブチルフェナシル)チアゾリン‐4-カ
ルボン酸 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸2-エチルヘ
キシルエステル 2-(2-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボ
ン酸ウンデシルエステル 2-(3-メトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボ
ン酸オクタデシルエステル 2-(2-メチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン
酸ナトリウム ビス(2-フェナシルチアゾリン)亜鉛 本発明有効成分化合物は、何れも優れた紫外線吸収能を
有し、紫外線吸収剤として卓越している。この点を以下
の試験例に依って詳述する。
試験例1 紫外線吸収試験 本化合物の約4×10-5mol・-1濃度のメタノール溶液
の紫外線吸収を測定した。これらの吸収極大(λmax)
及びモル吸光係数(εmax)をまとめて表1に示した。
の紫外線吸収を測定した。これらの吸収極大(λmax)
及びモル吸光係数(εmax)をまとめて表1に示した。
結果は表1に示す如く、本発明化合物は何れもUV-Aとり
わけ340-345nmの波長の紫外線を吸収し、しかもモル吸
光係数(εmax)も約30,000と極めて大きく、紫外線吸
収剤として不可欠な最も重要な条件である前記条件の
とを充分に満足するものである。そしてまた、これら
の値(λmax及びεmax)は前記一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もしく
はチアゾリン環の>C=N-結合とともに、金属原子を介
して で示されるキレートを形成する。〔但しMは金属原子、
mは自然数を表わす。〕R8は水素もしくは‐COORを表わ
す。〔但しRは水素もしくは炭素数が1〜24個の直鎖又
は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素、もしくはM/mで示
されるカルボン酸の金属塩を表わす。〔但し、M,mは上
記に定義したのと同じ意味を表わす。〕〕) に於けるチアゾリン環内の置換基R8が何であれほぼ一定
であり、錯体を形成した化合物ですら望ましいUV-A領域
に吸収極大(λmax)を持ちモル吸光係数(εmax)も大
きいことがわかる。
わけ340-345nmの波長の紫外線を吸収し、しかもモル吸
光係数(εmax)も約30,000と極めて大きく、紫外線吸
収剤として不可欠な最も重要な条件である前記条件の
とを充分に満足するものである。そしてまた、これら
の値(λmax及びεmax)は前記一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲンを表わし、R6は
水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もしく
はチアゾリン環の>C=N-結合とともに、金属原子を介
して で示されるキレートを形成する。〔但しMは金属原子、
mは自然数を表わす。〕R8は水素もしくは‐COORを表わ
す。〔但しRは水素もしくは炭素数が1〜24個の直鎖又
は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素、もしくはM/mで示
されるカルボン酸の金属塩を表わす。〔但し、M,mは上
記に定義したのと同じ意味を表わす。〕〕) に於けるチアゾリン環内の置換基R8が何であれほぼ一定
であり、錯体を形成した化合物ですら望ましいUV-A領域
に吸収極大(λmax)を持ちモル吸光係数(εmax)も大
きいことがわかる。
以上のことをまとめると、本発明化合物である2-フェナ
シルアゾリン誘導体〔I〕は何れの化合物に於いても34
0〜345nmという典型的なUV-A領域に吸収極大(λmax)
を持ち、モル吸光係数も十分に大きく、紫外線吸収剤と
して極めて有用であることがわかる。その作用メカニズ
ムの詳細については、今後の研究にまたねばならない
が、このUV-A領域の吸収極大の存在は2-フェナシルチア
ゾリン核に固有のものであり、2-フェナシルチアゾリン
誘導体の構造によって特徴づけられるものと思料され、
構造的にみれば(i)ベンゼン環とチアゾリン環という
2つの環が存在すること、(ii)そしてこれらが二重結
合を介して互いに共役しているということ(iii)その
二重結合の置換基の立体配置はZ体であり分子内水素結
合を形成しているということ、更には(iv)キレート形
成能を有するということによるものと思料されるのであ
る。
シルアゾリン誘導体〔I〕は何れの化合物に於いても34
0〜345nmという典型的なUV-A領域に吸収極大(λmax)
を持ち、モル吸光係数も十分に大きく、紫外線吸収剤と
して極めて有用であることがわかる。その作用メカニズ
ムの詳細については、今後の研究にまたねばならない
が、このUV-A領域の吸収極大の存在は2-フェナシルチア
ゾリン核に固有のものであり、2-フェナシルチアゾリン
誘導体の構造によって特徴づけられるものと思料され、
構造的にみれば(i)ベンゼン環とチアゾリン環という
2つの環が存在すること、(ii)そしてこれらが二重結
合を介して互いに共役しているということ(iii)その
二重結合の置換基の立体配置はZ体であり分子内水素結
合を形成しているということ、更には(iv)キレート形
成能を有するということによるものと思料されるのであ
る。
亦、本発明化合物は表1から明らかな如く、何れの化合
物に於いてもUV-C領域にも吸収極大(λmax)を持ち、
モル吸光係数(εmax)もUV-A領域の30,000には及ばな
いものの、約10,000と大きい。
物に於いてもUV-C領域にも吸収極大(λmax)を持ち、
モル吸光係数(εmax)もUV-A領域の30,000には及ばな
いものの、約10,000と大きい。
従って本発明化合物はUV-AとUV-C領域に吸収極大とを併
せ持つ今迄にない新しい型の全く新規な紫外線吸収剤と
して極めて有用であることがわかる。
せ持つ今迄にない新しい型の全く新規な紫外線吸収剤と
して極めて有用であることがわかる。
本発明の有効成分化合物としては、一般式〔I〕に属す
る化合物であれば、前記に例示したもの以外のものも勿
論使用することができる。更にUV-B領域に吸収極大を持
つ化合物と併用することによって、UV-A,UV-B及びUV-C
を完全に遮断できる所謂「総合防御剤」として日やけを
防止するサンスクリーン製品として、そしてまた日やけ
後の皮膚障害を予防、軽減乃至治療する外用調製品とし
て有利に使用することができる。更に本発明化合物は紫
外線を乱反射させ、遮蔽作用を持つ酸化亜鉛や酸化チタ
ン、タルク、カオリンなどの紫外線散乱剤と適宜組み合
わせて有利に使用することができる。
る化合物であれば、前記に例示したもの以外のものも勿
論使用することができる。更にUV-B領域に吸収極大を持
つ化合物と併用することによって、UV-A,UV-B及びUV-C
を完全に遮断できる所謂「総合防御剤」として日やけを
防止するサンスクリーン製品として、そしてまた日やけ
後の皮膚障害を予防、軽減乃至治療する外用調製品とし
て有利に使用することができる。更に本発明化合物は紫
外線を乱反射させ、遮蔽作用を持つ酸化亜鉛や酸化チタ
ン、タルク、カオリンなどの紫外線散乱剤と適宜組み合
わせて有利に使用することができる。
本発明に係る紫外線吸収剤は粉剤、散在、液剤、乳剤、
軟膏剤、噴射剤等各種の剤型で広く使用することができ
る。製剤化にあたっては、化粧品や皮膚外用剤として製
剤学上従来から汎用されている方法が適宜使用され、そ
れぞれの剤型に適した賦形剤、例えば動植物脂肪(乃至
油)、高級アルコール類、グリコール類、界面活性剤、
色素、香料、安定剤、及びその他の成分が適宜使用され
る。
軟膏剤、噴射剤等各種の剤型で広く使用することができ
る。製剤化にあたっては、化粧品や皮膚外用剤として製
剤学上従来から汎用されている方法が適宜使用され、そ
れぞれの剤型に適した賦形剤、例えば動植物脂肪(乃至
油)、高級アルコール類、グリコール類、界面活性剤、
色素、香料、安定剤、及びその他の成分が適宜使用され
る。
本発明に係る紫外線吸収剤は、皮膚外用剤として必要量
を1日数回患部に塗布したり、日焼け止め又は日焼け後
の化粧料として自由に適量常用することができる。
を1日数回患部に塗布したり、日焼け止め又は日焼け後
の化粧料として自由に適量常用することができる。
次に本発明の実施例について述べる。
実施例1 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル
の合成 ベンゾイルアセトニトリル43.5g(0.3モル)をクロロホ
ルム250mlに溶解し、無水エタノール14.2g(0.309モ
ル)を加える。この混合物を塩‐氷の寒剤で−10℃に冷
却し、乾燥塩化水素を飽和するまで吹きこむ。この時内
温が0℃を越えないように注意する。これを冷蔵庫で2
〜3日放置後、減圧下でクロロホルム及び塩化水素を除
去すると淡褐色結晶が得られる。これをエーテル100ml
でよく分散し、結晶を濾取し、エーテルで数回洗浄する
と、ベンゾイルアセトイミド酸エチル塩酸塩63.1g(収
率92.5%)が殆んど白色の結晶として得られる。
の合成 ベンゾイルアセトニトリル43.5g(0.3モル)をクロロホ
ルム250mlに溶解し、無水エタノール14.2g(0.309モ
ル)を加える。この混合物を塩‐氷の寒剤で−10℃に冷
却し、乾燥塩化水素を飽和するまで吹きこむ。この時内
温が0℃を越えないように注意する。これを冷蔵庫で2
〜3日放置後、減圧下でクロロホルム及び塩化水素を除
去すると淡褐色結晶が得られる。これをエーテル100ml
でよく分散し、結晶を濾取し、エーテルで数回洗浄する
と、ベンゾイルアセトイミド酸エチル塩酸塩63.1g(収
率92.5%)が殆んど白色の結晶として得られる。
上記ベンゾイルアセトイミド酸エチル塩酸塩18.2g(0.0
8モル)、システインメチルエステル塩酸塩13.7g(0.08
モル)を二塩化エチレン100ml中に懸濁し、トリエチル
アミン11.2ml(0.08モル)を加え、この混合物を8時間
煮沸還流する。放冷後水100mlを加えて静置分液する。
有機層を分け取り、無水有酸マグネシウムで脱水した
後、減圧下濃縮乾固すると粗結晶を得る。これをメタノ
ールで分散、濾取すると目的の2-フェナシルアゾリン‐
4-カルボン酸メチルエステル14.6g(収率69.4%)が得
られる。ベンゾイルアセトニトリルからの収率は64.2%
であった。mp.110-111℃ 6Hz、チアゾリン環内のメチレン)、3.80(3H,S,-COOC
H 3)、4.80(1H,t,J=6Hz、チアゾリン環内のメチ
ン)、6.10(1H,s,オレフィン上のプロトン)、7.30-8.
10(5H,m,ベンゼン環)、10.80(1H,幅広いピーク,-OH,
重水により交換される) 元素分析値;C13H13NO3Sとして 計算値C,59.30%;H,4.98%;N,5.32% 実測値C,59.20%;H,5.24%;N,5.33% 実施例2〜8 実施例1に於いてベンゾイルアセトニトリルのかわり
に、4-メチルベンゾイルアセトニトリル、4-tert-ブチ
ルベンゾイルアセトニトリル、4-メトキシベンゾイルア
セトニトリル、3-メトキシベンゾイルアセトニトリル、
4-エトキシベンゾイルアセトニトリル、2-エトキシベン
ゾイルアセトニトリル、4-クロルベンゾイルアセトニト
リルを用いて、それぞれ目的化合物である2-(4-メチル
フェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステ
ル、2-(4-tert-ブチルフェナシル)チアゾリン‐4-カ
ルボン酸メチルエステル、2-(4-メトキシフェナシル)
チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(3-メト
キシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエス
テル、2-(4-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カル
ボン酸メチルエステル、2-(2-エトキシフェナシル)チ
アゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(4-クロル
フェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル
を得る。これらの収率、融点を第2表に示す。
8モル)、システインメチルエステル塩酸塩13.7g(0.08
モル)を二塩化エチレン100ml中に懸濁し、トリエチル
アミン11.2ml(0.08モル)を加え、この混合物を8時間
煮沸還流する。放冷後水100mlを加えて静置分液する。
有機層を分け取り、無水有酸マグネシウムで脱水した
後、減圧下濃縮乾固すると粗結晶を得る。これをメタノ
ールで分散、濾取すると目的の2-フェナシルアゾリン‐
4-カルボン酸メチルエステル14.6g(収率69.4%)が得
られる。ベンゾイルアセトニトリルからの収率は64.2%
であった。mp.110-111℃ 6Hz、チアゾリン環内のメチレン)、3.80(3H,S,-COOC
H 3)、4.80(1H,t,J=6Hz、チアゾリン環内のメチ
ン)、6.10(1H,s,オレフィン上のプロトン)、7.30-8.
10(5H,m,ベンゼン環)、10.80(1H,幅広いピーク,-OH,
重水により交換される) 元素分析値;C13H13NO3Sとして 計算値C,59.30%;H,4.98%;N,5.32% 実測値C,59.20%;H,5.24%;N,5.33% 実施例2〜8 実施例1に於いてベンゾイルアセトニトリルのかわり
に、4-メチルベンゾイルアセトニトリル、4-tert-ブチ
ルベンゾイルアセトニトリル、4-メトキシベンゾイルア
セトニトリル、3-メトキシベンゾイルアセトニトリル、
4-エトキシベンゾイルアセトニトリル、2-エトキシベン
ゾイルアセトニトリル、4-クロルベンゾイルアセトニト
リルを用いて、それぞれ目的化合物である2-(4-メチル
フェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステ
ル、2-(4-tert-ブチルフェナシル)チアゾリン‐4-カ
ルボン酸メチルエステル、2-(4-メトキシフェナシル)
チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(3-メト
キシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエス
テル、2-(4-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カル
ボン酸メチルエステル、2-(2-エトキシフェナシル)チ
アゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(4-クロル
フェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル
を得る。これらの収率、融点を第2表に示す。
実施例9 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸の合成 前記実施例1で得られた2-フェナシルチアゾリン‐4-カ
ルボン酸メチルエステル11.8g(0.045モル)を温メタノ
ール500mlに溶解する。これに1規定水酸化ナトリウム
水溶液55mlを加え室温で45分間撹拌する。この反応液を
減圧下濃縮乾固すると白色結晶が得られるのでこれを温
水450mlに溶解し、10%クエン酸100mlを少しずつ注加し
て酸性化する。氷冷下で1時間撹拌して完全に晶出させ
た後濾過、適量の冷水で洗浄すると目的の2-フェナシル
チアゾリン‐4-カルボン酸10.0g(収率89.2%)が微黄
白色の結晶性粉末として得られる。
ルボン酸メチルエステル11.8g(0.045モル)を温メタノ
ール500mlに溶解する。これに1規定水酸化ナトリウム
水溶液55mlを加え室温で45分間撹拌する。この反応液を
減圧下濃縮乾固すると白色結晶が得られるのでこれを温
水450mlに溶解し、10%クエン酸100mlを少しずつ注加し
て酸性化する。氷冷下で1時間撹拌して完全に晶出させ
た後濾過、適量の冷水で洗浄すると目的の2-フェナシル
チアゾリン‐4-カルボン酸10.0g(収率89.2%)が微黄
白色の結晶性粉末として得られる。
m.p.172-174℃(分解) 元素分析値C12H11NO3Sとして 計算値C,57.83%;H,4.42%;N,5.62% 実測値C,58.09%;H,4.47%;N,5.69% 実施例10〜16 実施例9に於いて2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン
酸メチルエステルのかわりに、2-(4-メチルフェナシ
ル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(4-
tert-ブチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メ
チルエステル、2-(4-メトキシフェナシル)チアゾリン
‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(3-メトキシフェナ
シル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-
(4-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メ
チルエステル、2-(2-エトキシフェナシル)チアゾリン
‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(4-クロルフェナシ
ル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステルを用い
て、それぞれ目的化合物である2-(4-メチルフェナシ
ル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-tert-ブチルフ
ェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-メトキシ
フェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(3-メトキ
シフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-エト
キシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(2-エ
トキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-
クロルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸を得る。
酸メチルエステルのかわりに、2-(4-メチルフェナシ
ル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(4-
tert-ブチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メ
チルエステル、2-(4-メトキシフェナシル)チアゾリン
‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(3-メトキシフェナ
シル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、2-
(4-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メ
チルエステル、2-(2-エトキシフェナシル)チアゾリン
‐4-カルボン酸メチルエステル、2-(4-クロルフェナシ
ル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステルを用い
て、それぞれ目的化合物である2-(4-メチルフェナシ
ル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-tert-ブチルフ
ェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-メトキシ
フェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(3-メトキ
シフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-エト
キシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(2-エ
トキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸、2-(4-
クロルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸を得る。
これらの収率、融点を第3表に示す。
実施例17 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸ナトリウムの合
成 実施例9で得られた2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボ
ン酸5.0g(0.02モル)を水300mlに懸濁する。これに炭
酸水素ナトリウム1.68g(0.02モル)を発泡に注意しな
がら少しずつ添加した後室温で30分間撹拌した。ごく微
量の不溶物を濾別した後、濾液を減圧下で濃縮乾固し、
残渣をエタノール200mlで分散、氷冷下で1時間撹拌し
たのち濾過すると目的の2-フェナシルチアゾリン‐4-カ
ルボン酸ナトリウム5.2g(収率95.9%)が得られる。m.
p.253-256℃(分解) 元素分析値C12H10NO3SNaとして 計算値C,53.13%;H,3.72%;N,5.16% 実測値C,53.10%;H,3.82%;N,5.16% 実施例18 2-(α‐メチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸
メチルエステルの合成 α‐ベンゾイルプロピオニトリル11.0g(0.069モル)、
無水エタノール3.25g(0.07モル)、クロロホルム70ml
の混合物を塩−氷で−10℃に冷却し、乾燥塩化水素を内
温が0℃を越えないように飽和するまで吹き込む。これ
を冷蔵庫で2〜3日放置した後減圧下で塩化水素及びク
ロロホルムを除去すると結晶が得られる。これをエーテ
ル50mlによく分散、結晶を濾取し、エーテルで洗浄する
とα‐ベンゾイルプロピオイミド酸エチル塩酸塩15.8g
(収率100%)が白色結晶として得られる。
成 実施例9で得られた2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボ
ン酸5.0g(0.02モル)を水300mlに懸濁する。これに炭
酸水素ナトリウム1.68g(0.02モル)を発泡に注意しな
がら少しずつ添加した後室温で30分間撹拌した。ごく微
量の不溶物を濾別した後、濾液を減圧下で濃縮乾固し、
残渣をエタノール200mlで分散、氷冷下で1時間撹拌し
たのち濾過すると目的の2-フェナシルチアゾリン‐4-カ
ルボン酸ナトリウム5.2g(収率95.9%)が得られる。m.
p.253-256℃(分解) 元素分析値C12H10NO3SNaとして 計算値C,53.13%;H,3.72%;N,5.16% 実測値C,53.10%;H,3.82%;N,5.16% 実施例18 2-(α‐メチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸
メチルエステルの合成 α‐ベンゾイルプロピオニトリル11.0g(0.069モル)、
無水エタノール3.25g(0.07モル)、クロロホルム70ml
の混合物を塩−氷で−10℃に冷却し、乾燥塩化水素を内
温が0℃を越えないように飽和するまで吹き込む。これ
を冷蔵庫で2〜3日放置した後減圧下で塩化水素及びク
ロロホルムを除去すると結晶が得られる。これをエーテ
ル50mlによく分散、結晶を濾取し、エーテルで洗浄する
とα‐ベンゾイルプロピオイミド酸エチル塩酸塩15.8g
(収率100%)が白色結晶として得られる。
上記α‐ベンゾイルプロピオイミド酸エチル塩酸塩8.2g
(0.036モル)、システインメチルエステル塩酸塩6.2g
(0.036モル)を二塩化エチレン50mlに懸濁し、これに
トリエチルアミン5.1ml(3.7g、0.036モル)を加える。
この混合物を8時間煮沸還流する。放冷後水50mlを加え
てよく振り、静置分液する。有機層を分け取り、無水硫
酸マグネシウムで脱水した後減圧下濃縮乾固すると粗結
晶を得る。これをメタノールで分散、濾取して目的の2-
(α‐メチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メ
チルエステル6.5g(収率68.0%)を淡褐色結晶として得
る。m.p.102-103℃、 >C=C<CH3)、3.52(2H,d,J=7Hz,チアゾリン環
内のメチレン)、3.80(3H,s,-CO2CH 3),4.85(1H,t,
J=7Hz、チアゾリン環内のメチン)、7.20-8.30(5H,m,
ベンゼン環)、10.80(1H、幅広いピーク,C=C-OH) 実施例19 2-フェナシルチアゾリンの合成 実施例1で得られたベンゾイルアセトイミド酸エチル塩
酸塩8.54g(0.04モル)とシステアミン塩酸塩4.54g(0.
04モル)を二塩化エチレン50mlに懸濁し、トリエチルア
ミン5.54ml(0.04モル)を加えた後、この混合物を8時
間煮沸還流する。実施例1と同様に処理すると目的の2-
フェナシルチアゾリンが淡黄色結晶として得られる。
(0.036モル)、システインメチルエステル塩酸塩6.2g
(0.036モル)を二塩化エチレン50mlに懸濁し、これに
トリエチルアミン5.1ml(3.7g、0.036モル)を加える。
この混合物を8時間煮沸還流する。放冷後水50mlを加え
てよく振り、静置分液する。有機層を分け取り、無水硫
酸マグネシウムで脱水した後減圧下濃縮乾固すると粗結
晶を得る。これをメタノールで分散、濾取して目的の2-
(α‐メチルフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メ
チルエステル6.5g(収率68.0%)を淡褐色結晶として得
る。m.p.102-103℃、 >C=C<CH3)、3.52(2H,d,J=7Hz,チアゾリン環
内のメチレン)、3.80(3H,s,-CO2CH 3),4.85(1H,t,
J=7Hz、チアゾリン環内のメチン)、7.20-8.30(5H,m,
ベンゼン環)、10.80(1H、幅広いピーク,C=C-OH) 実施例19 2-フェナシルチアゾリンの合成 実施例1で得られたベンゾイルアセトイミド酸エチル塩
酸塩8.54g(0.04モル)とシステアミン塩酸塩4.54g(0.
04モル)を二塩化エチレン50mlに懸濁し、トリエチルア
ミン5.54ml(0.04モル)を加えた後、この混合物を8時
間煮沸還流する。実施例1と同様に処理すると目的の2-
フェナシルチアゾリンが淡黄色結晶として得られる。
収量3.72g(収率45.4%)、m.p.52.5℃ (2H,m,-C=NCH 2-)、6.20(1H,S-C=CH‐)、7.30-
8.10(5H,m,ベンゼン環)、10.00(1H,幅広いピーク、 重水により交換) 実施例20 ビス(2-フェナシルチアゾリン)亜鉛の合成 水酸化ナトリウム0.4gをメタノール4mlに溶解してお
き、これに実施例19で得られた2-フェナシルチアゾリン
2.05g(0.01モル)を加えて溶解する。この溶液に、塩
化亜鉛0.82g(6ミリモル)のメタノール(20ml)溶液
を加える。生じた沈殿を濾取した後、少量の水、次いで
メタノールで洗浄すると目的のビス(2-フェナシルチア
ゾリン)亜鉛2.09g(収率88.0%)が得られる。m.p.270
℃(分解) ‐SCH 2-)、3.40(s、配位水のピーク)、4.30(2H,
t,J=7Hz,>C=NCH 2-)、5.70(1H,s,−CH=C<)
7.30-8.00(5H,m、ベンゼン環) 実施例21 1. 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸 6g 2. 炭酸マグネシウム 4g 3. パラオキシ安息香酸エチル 0.2g 4. コーンスターチ 適量 を加えて全量を100gとする。
8.10(5H,m,ベンゼン環)、10.00(1H,幅広いピーク、 重水により交換) 実施例20 ビス(2-フェナシルチアゾリン)亜鉛の合成 水酸化ナトリウム0.4gをメタノール4mlに溶解してお
き、これに実施例19で得られた2-フェナシルチアゾリン
2.05g(0.01モル)を加えて溶解する。この溶液に、塩
化亜鉛0.82g(6ミリモル)のメタノール(20ml)溶液
を加える。生じた沈殿を濾取した後、少量の水、次いで
メタノールで洗浄すると目的のビス(2-フェナシルチア
ゾリン)亜鉛2.09g(収率88.0%)が得られる。m.p.270
℃(分解) ‐SCH 2-)、3.40(s、配位水のピーク)、4.30(2H,
t,J=7Hz,>C=NCH 2-)、5.70(1H,s,−CH=C<)
7.30-8.00(5H,m、ベンゼン環) 実施例21 1. 2-フェナシルチアゾリン‐4-カルボン酸 6g 2. 炭酸マグネシウム 4g 3. パラオキシ安息香酸エチル 0.2g 4. コーンスターチ 適量 を加えて全量を100gとする。
予めコーンスターチを60℃で16時間乾燥しておき、これ
を1〜3と合してV型混合機で充分に混合し、更に篩別
した。再度これをV型混合機で混合して全体を均一に混
和せしめて、外用散在を得る。
を1〜3と合してV型混合機で充分に混合し、更に篩別
した。再度これをV型混合機で混合して全体を均一に混
和せしめて、外用散在を得る。
実施例22 1. ステアリルアルコール 2.5g 2. 軽質流動パラフィン 25g 3. ラウリル硫酸ナトリウム 1g 4. プロピレングリコール 12g 5. 2-(4-メトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボ
ン酸メチルエステル 1g 6. 精製水 全量100ml 1を水浴上で溶かし、これに2を加え70℃に加温する。
別に熱水中に防腐剤、3,4及び5を加え70℃に加温す
る。油相中に水相を加え、45℃に冷えるまで撹拌を続け
て外用剤を調製する。
ン酸メチルエステル 1g 6. 精製水 全量100ml 1を水浴上で溶かし、これに2を加え70℃に加温する。
別に熱水中に防腐剤、3,4及び5を加え70℃に加温す
る。油相中に水相を加え、45℃に冷えるまで撹拌を続け
て外用剤を調製する。
実施例23 1. ワセリン 2.5g 2. 流動パラフィン 10g 3. セトステアリルアルコール 12g 4. ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 7g 5. ソルビタンモノステアレート 1g 6. プロピレングリコール 5g 7. パンテティン‐S-スルホン酸ナトリウム 1g 8. 2-(4-クロルフェナシル)チアゾール‐4-カルボン
酸メチルエステル 0.1g 9. 防腐剤・香料 適量 10. 精製水 全量100g 1〜5を75℃に加温して溶かし、それに8を加えて溶解
する。これに6,9及び10の水槽を75℃に加温しておいた
ものを加え、乳化する。冷却途上に於いて7を加え、30
℃にまで冷却して製品とする。
酸メチルエステル 0.1g 9. 防腐剤・香料 適量 10. 精製水 全量100g 1〜5を75℃に加温して溶かし、それに8を加えて溶解
する。これに6,9及び10の水槽を75℃に加温しておいた
ものを加え、乳化する。冷却途上に於いて7を加え、30
℃にまで冷却して製品とする。
第1図、第2図及び第3図はそれぞれ2-(4-エトキシフ
ェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、
2-(4-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸
及びビス(2-フェナシルチアゾリン)亜鉛の紫外線吸収
図である。
ェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸メチルエステル、
2-(4-エトキシフェナシル)チアゾリン‐4-カルボン酸
及びビス(2-フェナシルチアゾリン)亜鉛の紫外線吸収
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/00 B (72)発明者 黒木 正孝 神奈川県伊勢原市白根1−4 (72)発明者 内空閑 三郎 神奈川県横浜市緑区東本郷町1008−16 (56)参考文献 特開 昭59−141554(JP,A) 特開 昭62−22711(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】下記の一般式〔I〕 (式中、R1〜R5は同一又は異なってもよく、水素、アル
キル基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン基を表わし、R6
は水素もしくは低級アルキル基を表わし、R7は水素もし
くはチアゾリン環の>C=N−結合とともに、金属原子
を介して で示されるキレートを形成する。 〔但しMは金属原子、mは自然数を表わす。〕R8は水素
もしくは−COORを表わす。〔但しRは水素、もしくは炭
素数が1〜24個の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化
水素、もしくはM/mで示されるカルボン酸の金属塩を表
わす。〔但しM、mは上記に定義したのと同じ意味を表
わす。〕〕)。 で表わされる2−フェナシルチアゾリン誘導体を有効成
分として含有することを特徴とする紫外線吸収剤。 - 【請求項2】UV−A領域に吸収極大を有することを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の紫外線吸収剤。 - 【請求項3】UV−C領域に吸収極大を有することを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の紫外線吸収剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61120984A JPH0710767B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 2―フェナシルチアゾリン誘導体を有効成分とする紫外線吸収剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61120984A JPH0710767B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 2―フェナシルチアゾリン誘導体を有効成分とする紫外線吸収剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62281872A JPS62281872A (ja) | 1987-12-07 |
JPH0710767B2 true JPH0710767B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=14799900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61120984A Expired - Lifetime JPH0710767B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 2―フェナシルチアゾリン誘導体を有効成分とする紫外線吸収剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710767B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59141554A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-14 | Sogo Yatsukou Kk | 新規錯体形成化合物及びそれを有効成分として含有する血圧降下剤 |
JPS6222711A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-30 | Sogo Yatsukou Kk | 皮膚用剤 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61120984A patent/JPH0710767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62281872A (ja) | 1987-12-07 |
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