JPH07107625A - 電気車用主幹制御器 - Google Patents

電気車用主幹制御器

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JPH07107625A
JPH07107625A JP24232293A JP24232293A JPH07107625A JP H07107625 A JPH07107625 A JP H07107625A JP 24232293 A JP24232293 A JP 24232293A JP 24232293 A JP24232293 A JP 24232293A JP H07107625 A JPH07107625 A JP H07107625A
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JP
Japan
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master controller
encoders
cam
electric vehicle
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP24232293A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Okui
一郎 奥井
Kenichi Kusano
健一 草野
Miyoshi Maki
美好 牧
Osamu Ochiai
統 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO DENKI KK
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
TOYO DENKI KK
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by TOYO DENKI KK, Mitsubishi Electric Corp filed Critical TOYO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主幹制御器の超小形化を図り、且つ、従来の
信頼度を落さない主幹制御器を得る。 【構成】 1つのハンドル2に対して設けられ、ハンド
ル2の位置を検出する複数のエンコーダ16a〜16b
と、これらエンコーダ16a〜16bからの出力を受け
てこれらの出力が一致していることを条件に位置信号を
直列伝送信号18aとして送り出す変換送出器17aと
を少なくとも2以上有する主幹制御器1Aと、この主幹
制御器1Aに接続され、この主幹制御器1Aから送られ
た位置信号をハンドル位置データとしてパワー出力デー
タに変換する制御受信装置20とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は運転台に設けられ、電
気車の力行及び制動を指令する電気車用主幹制御器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の主幹制御器の外観を示す斜
視図であり、1は主幹制御器(以下マスコンという)、
2は主ハンドル、3は主ハンドル2の側部に設けられた
運転ハンドルである。図3は、例えば特公昭60ー18
161号公報に示された主幹制御器の内部ツナギとカム
展開を示すものである。図3において、4は主幹制御器
1の中で後述するカムにより開閉されるカムスイッチ
(以下カムSwという)であり、図3では計35個のカ
ムSwが示されている。5はこれらのカムSw4を開閉
する展開状態を示す。カムSw4は図3に示されるよう
に多くの機能を司っており、以下これらについて簡単に
説明する。
【0003】6は前後逓信号を示し、この信号は電気車
を「前進」又は「後進」の何れの方向に走行させるのか
を選択させる信号であり、7で示される前後進ポジショ
ンを選択するための逆転ハンドル(図示しない)を
「前」又は「後」に位置させることで出力される。この
部位のカムSw4aを8で示される逆転ハンドル部のカ
ムSwと呼び逆転ハンドル軸(図示しない)のカムで駆
動される。この逆転ハンドル部8以外のカムSwはマス
コン1の主ハンドル2で駆動される。主ハンドル2の位
置には、P1 〜P4で示す力行ポジション、B1〜B
7及び「非常」で示す制動ポジション及び「強メ」及び
「抜取」の合計14位置が有る。9で示す力行信号のた
めのカムSw4bは力行ポジションのP1 〜P4 を指
令する。10で示す制動信号のためのカムSw4cはB
1〜B7、及び「非常」の8段階のブレーキ力を指令す
る。11で示す制動時の「前」位置及び「後」位置確認
のためのカムSw4dは電気指令ブレーキ回路(図示し
ない)の機能において、列車分離等の保護を行う役目を
するが、この発明には詳細説明は不要であるのでこれ以
上の説明は割愛する。12で示すATC(自動列車制御
装置)、ATO(列車自動運転装置)の電源のためのカ
ムSw4eは、「前進」位置の運転台のATC、ATO
を活かす役目をする。その他、13で示すATCの制御
及び14で示す補助回路の「前」「後」位置確認のため
のカムSw4f,4gがあるが、この発明には詳細説明
は不要であるので説明は割愛する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の電
気車用主幹制御器は、前後進の判断及び力行制動の指令
等を司るカムSw4を数多く備え、しかもこれらカムS
w4は数アンペアの電流遮断を行う必要性に相当する大
きさを有するため、これに応じてマスコンの外形寸法も
それ相当のものを必要としていた。例えば図2において
は長さ方向で約750mm、厚さは約250mmを必要
としていた。近年、運転台の近代化が進められており、
運転台には運転手に対する運転ガイダンス、故障情報及
び処理方法などの表示装置、無線機、前後切換器、など
数多くの機器が配置され、この中にマスコンが配置され
なければならないが、前述の如く大きさを必要とする為
に、人間工学的に運転手に対して最適とされる位置に配
置できないという欠点を有していた。
【0005】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、マスコンの超小形化を図り、且つ、従
来の信頼度を落さないマスコンを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電気車用主幹制御装置は、1つのハンドルに対して設
けられ、前記ハンドルの位置を検出する複数の位置検出
器と、これら位置検出器からの出力を受けてこれら位置
検出器の出力が一致していることを条件に位置信号を直
列伝送信号として送り出す変換送出器とを少なくとも2
以上有する主幹制御器と、この主幹制御器に接続され、
この主幹制御器から送られた前記位置信号をハンドル位
置データとしてパワー出力データに変換する制御受信装
置とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明によれば、カムSwを無接点化するこ
とができて小形軽量化を図り得るとともに、信頼度を向
上させることができる。
【0008】
【実施例】実施例1.以下、実施例1を図1について詳
細に説明する。図1は電気車用主幹制御器を示すブロッ
ク図であり、2は図2と同一のものを示している。図1
において、16a〜16dは主ハンドル2の位置を検出
するロータリーエンコーダ(以下エンコーダという)、
17a,17bはエンコーダ16a〜16dの出力を受
けて直列伝送信号18a,18bを出力する変換送出器
である。又19は4台のエンコーダ16a〜16dをそ
れぞれ機械的に連結する連結器であり、これら連結器1
9は主ハンドル2の動きによって同時に回転し同じ出力
を出す。エンコーダ16a,16bの出力を受けた変換
送出器17aはエンコーダ16a,16bの出力が同じ
であることを判断するとエンコーダ16a,16bが故
障をしていないと判断し、直列伝送信号18aを出力す
る。一方、エンコーダ16a,16bの出力が一致して
いない場合はエンコーダ16a,16bの何れかが故障
していると判断し、直列伝送信号18aは出力しない。
又、エンコーダ16c,16dの出力を出力を受けた変
換送出器17bにおいても前述と同様の動作が行われ
る。この様にエンコーダ16a,16bの出力が一致し
ていないことを条件に変換送出器17aで故障を診断
し、エンコーダ16a,16b、変換送出器17aから
なる系が故障であれば同じ機能を持つエンコーダ16
c,16d、変換送出器17bからなる系の出力を使用
する。
【0009】このようにいわゆる2重系にすることによ
り、従来のカムSwを使用した有接点方式のマスコン1
と信頼度を比較すると、信頼度は十分高くなると評価で
きる。エンコーダ16a〜16dは4台使用しても寸法
が小さいので、又変換送出器17a,17bもワンチッ
プマイコンを使用すれば小さなプリント基板で構成で
き、図2に示す従来のマスコン1に比較し、長さ、厚さ
共1/2以下で製作することが可能となる。従って運転
台の近代化を考える場合、マスコンの小形化、薄形化に
より配置に関して制約が小さくなり、より良い設計が可
能となる。
【0010】そして、20は制御受信装置、21a,2
1bは変換送出器17a,17bに接続された直列伝送
受信器、22はこれら直列伝送受信器21a,21bに
接続された故障判別器であって、この故障判別器22は
直列伝送信号18a,18bが送信されてきているかど
うかの判別をして、直列伝送信号18aの伝送が跡絶え
れば直列伝送信号18bの信号受信に内部スイッチ22
aを切り換えて後投のパワーアンプ23へデータを送出
する。23は故障判別器22に接続されたマスコン位置
のパワーアンプ部で、この実施例では24A〜24C、
24a〜24cで構成されるリレーを駆動する。これら
のリレー24A〜24C、24a〜24cがオン,オフ
制御されると、この接点出力25は従来技術である図3
のカムSw出力となり、従来のパワー出力を確保する。
【0011】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る電気車用主幹
制御装置は、1つのハンドルに対して設けられ、前記ハ
ンドルの位置を検出する複数の位置検出器と、これら位
置検出器からの出力を受けてこれら位置検出器の出力が
一致していることを条件に位置信号を直列伝送信号とし
て送り出す変換送出器とを少なくとも2以上有する主幹
制御器と、この主幹制御器に接続され、この主幹制御器
から送られた前記位置信号をハンドル位置データとして
パワー出力データに変換する制御受信装置とを備えたた
め、運転台に設置するマスコンを従来に比較して大幅に
小さくすることができ(例えば長さで750mmが40
0mm以下、又は250mmが120mm以下と、体積
比で約1/4にすることが可能となる)、運転台のレイ
アウトの設計自由度が格段に向上する。又、制御受信装
置はマスコン信号を直列伝送としている為マスコンより
の距離を置いても信頼度が高く電気車の床下に設置する
ことも可能で、益々運転台の設計自由度が高まるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気車用主幹制御器のブロック図である。
【図2】従来のマスコンの外観斜視図である。
【図3】従来のマスコンの内部ツナギ及びカム展開を示
す図である。
【符号の説明】
1A マスコン 2 主ハンドル 16a〜16d ロータリーエンコーダ 17a,17b 変換送出器 18a,18b 直列伝送出力 20 制御受信装置 21a,21b 直列伝送受信器 22 故障判別器 23 出力パワーアンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】6は前後逓信号を示し、この信号は電気車
を「前進」又は「後進」の何れの方向に走行させるのか
を選択させる信号であり、7で示される前後進ポジショ
ンを選択するための逆転ハンドル(図示しない)を
「前」又は「後」に位置させることで出力される。この
部位のカムSw4aを8で示される逆転ハンドル部のカ
ムSwと呼び逆転ハンドル軸(図示しない)のカムで駆
動される。この逆転ハンドル部8以外のカムSwはマス
コン1の主ハンドル2で駆動される。主ハンドル2の位
置には、P1〜P4で示す力行ポジション、B1〜B7
及び「非常」で示す制動ポジション及び「メ」及び
「抜取」の合計14位置が有る。9で示す力行信号のた
めのカムSw4bは力行ポジションのP1〜P4を指令
する。10で示す制動信号のためのカムSw4cはB1
〜B7、及び「非常」の8段階のブレーキ力を指令す
る。11で示す制動時の「前」位置及び「後」位置確認
のためのカムSw4dは電気指令ブレーキ回路(図示し
ない)の機能において、列車分離等の保護を行う役目を
するが、この発明には詳細説明は不要であるのでこれ以
上の説明は割愛する。12で示すATC(自動列車制御
装置)、ATO(列車自動運転装置)の電源のためのカ
ムSw4eは、「前進」位置の運転台のATC、ATO
を活かす役目をする。その他、13で示すATCの制御
及び14で示す補助回路の「前」「後」位置確認のため
のカムSw4f,4gがあるが、この発明には詳細説明
は不要であるので説明は割愛する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 美好 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 落合 統 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのハンドルに対して設けられ、前記
    ハンドルの位置を検出する複数の位置検出器と、これら
    位置検出器からの出力を受けてこれら位置検出器の出力
    が一致していることを条件に位置信号を直列伝送信号と
    して送り出す変換送出器とを少なくとも2以上有する主
    幹制御器と、 この主幹制御器に接続され、この主幹制御器から送られ
    た前記位置信号をハンドル位置データとしてパワー出力
    データに変換する制御受信装置と、 を備えたことを特徴とする電気車用主幹制御器。
JP24232293A 1993-09-29 1993-09-29 電気車用主幹制御器 Pending JPH07107625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24232293A JPH07107625A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 電気車用主幹制御器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24232293A JPH07107625A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 電気車用主幹制御器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07107625A true JPH07107625A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17087488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24232293A Pending JPH07107625A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 電気車用主幹制御器

Country Status (1)

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JP (1) JPH07107625A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152595A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Omron Corp サーボシステムおよび安全制御機器
JP2011097726A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Toshiba Corp 主幹制御装置
JP2014079163A (ja) * 2013-12-26 2014-05-01 Toshiba Corp 主幹制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152595A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Omron Corp サーボシステムおよび安全制御機器
JP2011097726A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Toshiba Corp 主幹制御装置
JP2014079163A (ja) * 2013-12-26 2014-05-01 Toshiba Corp 主幹制御装置

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