JPH07107389B2 - 弾性内部取付装置を備えた気密コンプレッサー - Google Patents

弾性内部取付装置を備えた気密コンプレッサー

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JPH07107389B2
JPH07107389B2 JP2056276A JP5627690A JPH07107389B2 JP H07107389 B2 JPH07107389 B2 JP H07107389B2 JP 2056276 A JP2056276 A JP 2056276A JP 5627690 A JP5627690 A JP 5627690A JP H07107389 B2 JPH07107389 B2 JP H07107389B2
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compressor
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housing
mounting flange
extending
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テカムシー・プロダクツ・カンパニー
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    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/12Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
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    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、全般的に、気密コンプレッサーアセンブリ、
特に、気密封止ハウジング内にコンプレッサー機構を取
付け、ハウジングに対してコンプレッサー機構の軸方向
及び横方向の運動を制限して騒音や振動がコンプレッサ
ー機構からハウジングに伝わることを最小限に保つこと
を目的とするコンプレッサーアセンブリに関するもので
ある。
[従来の技術] 一般に、本発明が関係する型のコンプレッサーアセンブ
リーは、気密封止ハウジング内に取り付けられたモータ
コンプレッサーからなる。モータコンプレッサーユニッ
トには、冷媒を圧縮するための容積式コンプレッサー機
構に連結され同機構を駆動する電動モータを含む。コン
プレッサー作動中は、該ユニットの回転質量により生じ
る定常状態慣性力が、モータコンプレッサー機構両方に
付けた釣合い重り、質量の軸方向の中心に位置付けた取
付け装置によって、ほぼ、釣合いを保っている。更に、
モータコンプレッサーユニットの軸方向に支持されてい
る質量により、軸方向の振動力が和らげられる。ところ
が、気体圧縮により生じる気体負荷力や始動および停止
の時のモータの力学的動作でコンプレッサーにかかるト
ルク力により水平平面に振動が生じることになる。
ハウジング内にモータコンプレッサーユニットを固定す
る従来の技術では、コンプレッサー機構の取付けフラン
ジ周辺をハウジング側壁に溶接したり、押付けたり、焼
きばめして、該ユニットを直接取りつけている。或い
は、コンプレッサー機構を付ける取付け板が取付けフラ
ンジの役割をしている場合もある。こうした構造では、
ハウジングは、2つの嵌込み部から成り、その間に取付
フランジか取付板を押付けるか軸方向に支持してある。
フランジが軸方向に支持されているだけの場合は、前述
横方向の力でモータコンプレッサーユニットがハウジン
グ内で回転することもある。
コンプレッサー機構とハウジングとを直接機械的に取付
けている従来の取付け機構に関連する問題点は、この取
付け機構を通じて機械的に振動がハウジングに伝わり、
ハウジング内に騒音や振動が生じることである。また、
コンプレッサー機構により生じるその他の騒音も、取付
け機構を通じ直接ハウジングに伝わることである。
コンプレッサー機構からハウジングに伝わる振動や騒音
を少なくするため、コンプレッサーがハウジング内でか
なり運動出来るようなばねなどを組込んだ弾性懸架取付
けシステムが開発されている。前述の通り、ハウジング
に伝わる振動や騒音は最小限であることが望ましい。と
ころが、特に、ハウジング側壁とコンプレッサークラン
クケースとの間に吸込み管が伸びている直接吸込式気密
コンプレッサーでは、コンプレッサーに損傷を与えない
ように、ハウジングに対するコンプレッサー機構の動き
を制限することも大切である。中でも、吸込み管が、加
圧されているハウジング内部を通って伸びており、連結
端にOリングシールを有する場合には、ハウジングに対
するコンプレッサー機構の動きが大き過ぎると、Oリン
グシールが損傷を受けることも考えられる。
従来技術による取付け機構は、ハウジングに対するコン
プレッサーの動きを制限することと、コンプレッサーか
らハウジングに伝わる振動と騒音を最小限に抑えるとい
う問題点を別々に扱っており、特に、前述の横方向の振
動力を示す直接吸込式気密コンプレッサーアセンブリつ
いては、両方の問題点を一挙に解決する方法は提案され
ていない。むしろ、従来技術による取付け機構は、大
抵、軸方向のばね支持を得ることを強調している。こう
したシステムでは、本来、横方向の支持力が欠けている
ため、コンプレッサー機構が横に動き過ぎるため損傷の
発生につながるという欠点がある。
[発明の概要] 本発明では、前述の従来技術による内部取付け方法の問
題点を、モータコンプレッサーユニットを気密ハウジン
グ内に取付ける改良型弾性取付け方法を用いて克服して
おり、水平平面に生じるコンプレッサー機構の振動を吸
収すると共に、ハウジングに伝わる騒音と振動を最小限
にし、ハウジングに対するコンプレッサー機構の横方向
の動きを抑制することを特徴としている。
一般的に、本発明によれば、気密ハウジング内のコンプ
レッサー機構の横方向の動きが、弾性部材により吸収さ
れて抑えられ、コンプレッサークランクケースとハウジ
ングに付いている取付け金具との間の接触面積を最小に
して、コンプレッサー機構の軸方向を支持する取付け機
構が出来る。
より詳細には、本発明の別の形によれば、円周上に間隔
をあけた複数の取付け機構により、コンプレッサー機構
をハウジング内に弾性取付けしてある垂直方向配置気密
コンプレッサーアセンブリが可能である。該コンプレッ
サー機構は、半径方向に伸びた取付フランジを含み、複
数の垂直方向の取付孔が該フランジを通って伸びてい
る。各取付孔に関連した取付機構は、ハウジング側壁に
固定したアンカー部材から成り、このアンカー部材は、
該取付穴を通って伸びている。弾性部材は、取付穴内で
アンカー部材と取付けフランジとの中間空間を占めてい
る。各取付け機構には、アンカー部材に連結され、取付
け孔周辺のフランジ部材の底面に接している軸方向の支
持体を含む。
本発明による弾性取付けシステムの長所は、コンプレッ
サー機構により生じる横方向の力が弾性部材で吸収さ
れ、ハウジングに伝わる騒音と振動が低下することであ
る。
本発明による弾性取付けシステムのもう1つの長所は、
最小限の表面接触により、コンプレッサー機構の軸方向
の支持が行われているため、接触している取付け構成部
品を通じての騒音の伝達が最小限に抑制されることであ
る。
本発明による弾性取付けシステムの更にもう1つの長所
は、ハウジングに対するコンプレッサー機構の横方向・
軸方向の動きが制限され、同時にハウジングに伝わる振
動や騒音が最小限に抑制されるということである。
本発明の弾性取付けシステムの更に別の長所は、直接吸
込み式コンプレッサーアセンブリでは、取付けシステム
が、制限しなければ吸込み口コンジット用Oリングシー
ルを破壊するコンプレッサーの動きを制限することによ
り、該シールの使用を補強していることである。
本発明による弾性取付けシステムの更に別の長所は、気
密コンプレッサーの組み立てが単純化されたことであ
る。
本発明による別の形の弾性取付け装置は、側壁のある気
密封止ハウジング内のコンプレッサー機構から成る垂直
方向に配置してあるコンプレッサーアセンブリに関する
ものであり、このコンプレッサー機構には、上面と下面
を有する半径方向に伸びた取付けフランジを含む。コン
プレッサー機構をハウジング側壁に弾性取付けするため
に取付装置が設けられており、取付フランジ中に円周上
に間隔を開けて作られた複数の取付け孔を含む。各取付
け孔は、取付けフランジを通ってその上面と下面の間で
垂直方向に伸びている。該複数の取付け孔に対応する複
数のアンカー部材が、ハウジング側壁に連結され、それ
ぞれの取付け孔を通ってほぼ同軸状態に伸びている。こ
うして、各アンカー部材とそのそれぞれの取付け孔の中
間に環状空間が作られる。また該複数の取付け孔に対応
する複数の弾性部材も設けている。各弾性部材が、環状
空間をほぼ占めるようにそれぞれの取付け穴内に配置さ
れている。各アンカー部材に関連した軸方向の支持体に
より、コンプレッサー機構が軸方向に支持される。各軸
方向支持体は、それぞれのアンカー部材に連結され、そ
れぞれの取付け孔周辺の位置で取付けフランジ下面に接
触する。こうして、コンプレッサー機構は、軸方向に支
持され、水平平面内のコンプレッサー機構の動きが、弾
力的に抑制される。
本発明による別の型では、側壁を含む垂直方向に配置さ
れた気密封止ハウジングから成るコンプレッサーアセン
ブリが可能である。冷媒を圧縮するコンプレッサー機械
が、ハウンジング内に配置され、半径方向に伸びている
取付けフランジを有するクランクケースを含む。該取付
けフランジには、上面と下面があり、その間に円周上に
間隔を置いいた複数の垂直穴を設けている。本発明のこ
の型によれば、コンプレッサー機構をハウジング側壁に
取付ける取付け機構が可能である。該取付け機構には、
それぞれ垂直方向の穴に対応して円周上に間隔を置いた
複数の取付けブロックがあり、各取付けブロックはハウ
ジング側壁に付いている。また、該複数の取付けブロッ
クに対応して垂直方向に配置された複数の細長いスタッ
ド部材が設けてある。各スタッド部材は、その上端でそ
れぞれの取付けブロックに連結され、ハウジング側壁か
ら間隔をおいて、ハウジング内を下方に伸びている。各
スタッド部材の下端は取り付けてない。弾性ブッシュ
が、各垂直方向の穴に受けられ、それには、中央にそれ
ぞれスタッド部材が通り抜けるる開き口があいている。
このように、ブッシュはスタッド部材と垂直穴との中間
にあって、それらの間の横方向に動きを弾力的に制限し
ている。また、コンプレッサー機構は、各スタッド部材
下端に連結された支持部材により軸方向に支持されてい
る。この支持部材は、それぞれの取付け穴の周辺の取付
けフランジ下面の環状部分に接触している。本発明のこ
の型による1つの面では、弾性取付け機構には、スタッ
ド部材の上端にストップ装置があり、コンプレッサー機
構の軸に沿った上方向の動きを制限している。
[実施例] 各図面に示した通りの本発明の実施例、特に第1図に関
連して、コンプレッサーアセンブリ10には、ハウジング
12を設けている。該ハウジングには、上部14と下部18が
あり、両方が、溶接やろう付けなどにより気密状態に結
合されている。コンプレッサーを垂直方向に直立位置に
取付ける目的で、取付けフランジ20が、下部18に溶接さ
れている。気密封止ハウジング12には、固定子24と回転
子26を有する電動モータ22が内臓されている。該固定子
には、巻線28が施してあり、回転子26には、中央に開き
口30があいていて、その中にクランクシャフト32が締ま
りばめで固定されている。ハウジング12の下部18には、
電源にコンプレッサーを接続する端子クラスタ32が設け
られている。モータ22が3相モータである場合は、端子
クラスタ34での電源接続を変更することにより、コンプ
レッサーアセンブリ10の2方向動作が可能になる。
コンプレッサーアセンブリ10には、下部18に油だめ36が
ある。下部18の側壁に油用覗き窓を設けて、油だめ36内
の油量を確認出来るようになっている。クランク軸32の
端の座ぐり42内に、遠心式油ピックアップ管40を圧入し
ている。油ピックアップ管40は、従来の構造のもので、
中に垂直パドル(図示せず)が密封してある。
第1図の実施例では、ハウジング12内には、またコンプ
レッサー機構44が入っている。コンプレッサー機構44
は、モータ固定子24を、固定子24と回転子26との間に、
環状空隙50が出来るように取り付けた複数の取付ラグ48
を含むクランクケース46を主とする。クランクケース46
には、また、第2図と第3図に示す通り、本発明による
複数の弾性取付けアセンブリ54を用いて、ハウジング12
内に支持されている円周取付けフランジ52を含む。フラ
ンジ52の周辺縁とハウジング上部14との中間の環状空間
53により、ハウジング12の上端と下端とが連絡され、潤
滑油が戻ったり、全ハウジング内部の吐出圧が均一にな
る。
好適実施例に図示している通り、コンプレッサー機構44
は、往復運動ピストンスコッチヨークコンプレッサーで
ある。中でも、クランクケース46には、4本の半径方向
に配置されているシリンダーを含み、その内、2本は、
第1図で、シリンダー56とシリンダー58として示してい
る。該4本の半径方向配置シリンダーは、クランクケー
ス46の内側円筒壁62により形成される中央の吸込み空洞
60内に開き、またそれと連絡している。クランクケース
46の上面66に、比較的大きいパイロット穴64が設けてあ
る。クランク軸を含む数々のコンプレッサー構成部品
は、パイロット穴64を通して組み付ける。ケージベアリ
ング68などのトップカバーは、ベアリング68を通じて上
面66内に伸びている複数のボルト70により、クランクケ
ース46の上面に取付けられている。ベアリング68をクラ
ンクケース46に組み付ける場合、Oリングシール72が、
ハウジング12内部により形成される吐出圧空間74から、
吸込み空洞部60を分離する。
クランクケース46には、更に、下面76とそこから伸びて
いるベアリング部78を含む。ベアリング部78には、圧入
などにより、一対のスリープベアリング80と82から成る
スリーブベアリングアセンブリが納まっている。1ケの
長いスリーブベアリングよりも2ケのスリーブベアリン
グの方が、ベアリング部78に組付け易い。同様に、ケー
ジベアリング68内にスリーブベアリング84を設け、その
ためスリーブベアリング80、82、84が軸方向に整合して
いる。スリーブベアリング80、82、84は、スチールで裏
打ちした青銅製である。
再び、クランク軸32に関連して、該軸上にジャーナル的
に部86と88があって、ジャーナル部86は、スリーブベア
リング80と82内に受けられ、ジャーナル88は、スリーブ
ベアリング84内に受けられる。こうして、クランク軸32
がクランクケース46内にジャーナル的に取付けされて回
転出来、吸込み空洞部60を通って伸びている。クランク
軸32には、釣り合い重り部90と偏芯部92があって、クラ
ンク軸32の中心回転軸に対して互いに向き合っており、
互いに釣り合いを保っている。クランク軸32と回転子26
の重量が、クランクケース46のスラスト面93上で支持さ
れている。
偏芯部92は、スコッチヨーク機構94により、クランクケ
ース46内の4本の半径方向に設置するシリンダーに対応
し、同シリンダー内に設置して作動出来る複数の往復ピ
ストンアセンブリに連結されて動作する。コンプレッサ
ーアセンブリ10内で作動出来る4本の半径方向に設置す
るピストンアセンブリの内、代表として第1図に示され
ているピストンアセンブリ96と98が、シリンダー56と58
にそれぞれ連結している。
スコッチヨーク機構94は、偏芯部92をジャーナル的に取
付けしてある円筒形の孔102を含むスライドブロックか
らなる。好適実施例では、円筒形孔102は、スライドブ
ロック100内に圧入したスチールで裏打ちした青銅製ブ
ロンズスリーブベアリングでできている。クランク軸32
の径違い部103により、スライドブロック100を偏芯部92
上に簡単に組付けられる。スコッチヨーク機構94には、
またスライドブロック100と共同して偏芯部92の軌道運
動を4本の半径方向に位置するピストンアセンブリの往
復運動に変換する一対のヨーク部材104と106を含む。例
えば、第1図は、ピストンアセンブリ96と98に連結した
ヨーク部材106を示す。このため、ピストンアセンブリ9
6が下死点位置にある時、ピストンアセンブリ98は、上
死点位置にある。
再び、ピストンアセンブリ96と98に関連して、各ピスト
ンアセンブリは、環状ピストンリング110を有するピス
トン部材108を主とし、ピストン部材108が、シリンダー
内で往復運動して気体状の冷媒を圧縮する。ピストン部
材108を通って伸びている吸込み部112により、吸込み空
洞部60内にある吸込みガスが、ピストン108の圧縮側の
シリンダー56に入る。
また、吸込み弁アセンブリ114も各ピストンアセンブリ
と連動しており、アセンブリ114について第1図に示す
ピストンアセンブリ96と関連して説明する。吸込み弁ア
センブリ114は、ピストン部材108の上面118上の吸込み
部112を閉位置で覆う平たいデイスク状の吸込み弁116を
主とする。吸込み弁116は、ピストンアセンブリ96がシ
リンダー56内で往復運動する際その慣性力により開閉す
る。中でも、吸込み弁116が円筒形のガイド部材120に沿
って上に乗っており、環状弁保持装置122より該弁開位
置までの移動が制限される。
第1図に示す通り、弁保持装置122、吸込み弁116、ガイ
ド部材120が、ボタンヘッド128のあるねじ付ボルト124
により、ピストン部材108の上面118に固定されている。
ねじ付ボルト124は、ヨーク部材106のねじ穴126内に受
けられ、ピストンアセンブリ96を該部材に固定する。ピ
ストンアセンブリ98のヨーク部材106への取付けに関連
した図示の通り、各ピストン部材には、環状凹部130が
設けられ、対応ヨーク部材に相補ボス132が設けられて
おり、ボス132が凹部130に受けられ両部材が確実に整合
状態で噛み合うようになっている。
各シリンダー内の圧縮されたガス冷媒は、弁板の吐出口
を通して放出される。第1図のシリンダー58に関連し
て、シリンダーヘッドガバー134を、弁板136を間に入れ
てクランクケース46に取付けている。弁板136とクラン
クケース46との間に弁板ガスケットを設けている。弁板
136には、ピストンアセンブリ98が上死点に位置する
時、ねじ付ボルト124のボタンヘッド128がはまる凹部14
0を含む。
弁板136の上面144に、吐出弁アセンブリ142が位置す
る。一般的に、圧縮ガスは、吐出弁保持装置148により
移動が制限されている開放吐出弁146を通過し、弁板136
を通って放出される。弁板136とシリンダーヘッドカバ
ー134との間にガイドピン150と152が伸びて、正反対位
置にある吐出弁146と吐出弁保持装置148の穴に嵌まって
案内する。吐出弁146を正反対の位置にある上面144に垂
直に押し付けて保持するため、弁保持装置148をシリン
ダーヘッドカバー134に片寄せて押しつけている。とこ
ろが、スラグがあるため、吐出ガス圧や油圧の質量流量
が高くなり過ぎ、弁146や保持装置148が、ガイドピン15
0と152に沿って上面144から持ち上げられることもあ
る。
再び、シリンダーヘッドカバー134に関連して吐出空間1
54が、弁板136の上面144とシリンダーヘッドカバー134
の下側との間の空間で形成される。カバー134は、その
周辺を第2図に示す複数のボルト135でクランクケース4
6に取付けられている。各シリンダーに関連している吐
出空間154内の放出ガスが、それぞれの連絡路156を通過
し、それにより、吐出空間154と上側の環状消音室158と
の連絡ができる。該室158は、クランクケース46の上面6
6に設けてある環状通路160とケージベアリング68により
形成されている。図示の通り、連絡路156は、クランク
ケース46だけでなく、弁板136と弁板ガスケットにあい
ている穴も通っている。
上側消音室158は、クランクケース46を通って伸びてい
る通路により下側消音室162と連絡している。該室162
は、環状通路164と消音装置カバー板166とでできてい
る。カバープレート166が、ボルト168とねじ穴169によ
り円周上に間隔を於いた複数の位置で、下面76に押しつ
け取付けられている。ボルト168は、大型のリベットね
じのようなものでも良い。それぞれボルト168と関連し
ている複数のスペーサー170が、カバープレート166の半
径方向の一番内側で、カバープレート166を下面76から
離して、環状排気口172を形成している。カバープレー
ト166の半径方向の一番外側の部分は、下面に嵌まって
片寄っており、この半径方向外側に向かって下側消音室
162内から放出ガスが逃げないようにしている。
第1図のコンプレッサーアセンブリ10には、また前述の
油ピックアップ管40と関連した潤滑システムを含む。こ
の油ピックアップ管40は、ポンプの役割をし、油だめ36
から、クランク軸32を通って伸びている軸方向の油路17
4を通って、潤滑油を上方へ送り出す。初期に油をスリ
ーブベアリング82へ供給するため、油路174に連絡して
いるオプションの半径方向路176を設けても良い。開示
潤滑系統には、また、クランク軸に沿って、スリーブベ
アリング80と84内の吸込空洞部60の両端に隣接した位置
で、クランク軸32に設けてある環状178と180を含む。油
は、それぞれ、該溝内に保持されている環状シール182
と184の後の環状溝178と180内に送られる。シール182と
184は、ハウジング内の吐出圧空間74の高圧ガスが、そ
れぞれスリーブベアリング84、80、82を通って、吸込空
洞部60内に入らないように防ぐ。また、シール182と184
の後の環状溝178と180に送られる油は、シールだけでな
く、スリーブベアリングも潤滑する。
第1図のコンプレッサーアセンブリ10の開示潤滑系統の
もう1つの特長は、軸方向の油路174から、偏芯部92の
外側円筒表面上の対応する一対の開口部188まで半径方
向に伸びた一対のオイルダクト186を設けていることで
ある。
釣り合い重り190を、中心が外れた取付けボルト192によ
り、軸32の上に取付けている。釣り合い重り190を通っ
ている押し出し成形穴194は、軸方向油路174と中心が一
致し、クランク軸32の上に開いていて、油だめ36から吐
き出される油の出口になっている。釣り合い重り190の
押し出し成形部196が少し、油路174に伸び、ボルト192
とともに、偏芯部92に対して釣り合い重り190を正しく
整合している。
第2図と第3図に関連して、吸込みラインコネクターア
センブリ200を図示している。該アセンブリにより、ハ
ウジング12外側の冷却システム(図示せず)からハウジ
ング内の吐出圧空間74を通って、クランクケース46内の
吸込空洞部60に、吸込み圧下での冷媒を供給する。一般
的に、コネクターアセンブリ200は、中を取付け孔204が
通って伸びているハウジング取付けアセンブリ202、吸
込空洞部60につながっているクランクケース46内にでき
ている吸込み口孔206、吸込みコンジット208から成る。
吸込コンジットは、取り付け孔204に収容されている。
第一の軸方向端末210、吸込み口206に収容されている第
二の軸方向端末212と吐出圧空間74を通って伸びている
中間部214を有する。
ハウジング取付けアセンブリ202は、ハウジング取付け
部材216、取外し可能外側取付け部材218、該外側取付け
部材218上に軸方向に保持される回転出来るねじ付ナッ
ト220から成る。ハウジング取付け部材216は、ハウジン
グの上部14にある開き口222内に受けられ、溶接、ろう
付け、半田付けなどにより開き口に取付けられ封止に役
立つ。外側部材218には、外側部材218の外端に設けられ
ている座ぐり228に、その基端部をすべりばめしてある
取付けリング226を有する円錐形スクリーンフィルター2
24を組み込んでいる。この配置では、フィルター224
は、清掃や交換のため簡単に取り外しが出来る。フィル
ター224は、冷却システム(図示せず)の吸込み管には
んだ付けまたはろう付けしてある銅製金具230により、
座ぐり228内に保持されている。この銅製の金具230は、
座ぐり228内に受けられ、外側部材218にはんだ付けまた
はろう付けしてある。ハウジング取付けアセンブリ202
は、ミシガン州のPrimor of Adrian社から入手出来る金
具を少し改造したものである。
ここで、第3図に関連して、吸込みラインコネクターア
センブリ200について特に説明する。吸込み入口孔206
は、吸込み空洞部60から、ハウジング側壁にほぼ垂直な
軸に沿って、半径方向を外側に伸びている。同様に、取
付け孔204がハウジング側壁を通って該壁に垂直な軸に
沿って伸びている。好適実施例のコンプレッサー10の組
み立てに際して、吸込み口孔206と取付け孔204の軸がほ
ぼ一直線になるようにする。ところが、機構加工や組み
立ての公差があったり、作動中コンプレッサー機構に動
的力が作用するため、上記両方の孔の中心線が、初期に
も、コンプレッサー作動中も一致しないこともあり得
る。従って、以下に説明する通り、取付け孔204内の端
部210と吸込み口孔206内の別の端部212と噛み合わせて
封止し、ハウジング12に対するコンプレッサー機構44の
制限された動きに応じて、それぞれ取付け孔204と吸込
み口孔206に対して、端部210と端部212が軸運動及び角
運動出来るようにした装置を設けている。
吸込み口孔206には、吸込み口孔206の半径方向に一番外
側にある円筒形封止表面234を、研ぎ上げ工具や研磨工
具で研ぐための環状レリーフ232を含む。同様に、取付
け孔は研磨して、円筒形封止表面を滑らかにしている。
吸込み口孔206の開口部に、室236を設けて、吸込みコン
ジット208の端部210が挿入し易くしている。
吸込みコンジット208は、回転またはスエージ造りの短
い円筒形管を主としており、端部210は、環状突起238で
できており、もう1つの端部212は、対応環状突起240で
できている。基本的に、環状突起238と240は、吸込みコ
ンジット208の、直径が軸方向隣接部より大きい部分に
ある。中でも、開示実施例の突起238と240は、最大直径
の中心点からコンジット直径が小さくなっている部分に
向かって傾斜しており、それにより、吸込みコンジット
の各端がその連動孔内でピボット運動出来るようになっ
ている。このピボット量は、突起の形や孔の中をコンジ
ットが軸方向に通過しているため限定されている。
角が無く良く研磨された突起部ならば、孔内のコンジッ
ト端部を封止出来ると考えられるが、突起238と240に
は、環状シール溝242と244があってこれにそれぞれOリ
ングシール246と248が受けられるようになっている。各
Oリングシールの横断面直径は、それぞれの溝の深さよ
り大きいため、該シールが最大直径部の個所にある突起
表面の沿って伸びて、その連動孔の円筒形封止表面と接
触して封止の役目をしている。好適実施例では、Oリン
グシール246と248は、ネオプレンやバイトンなどのゴム
材でできており、横断面直径が約0.070″(0.070イン
チ)である。各突起とその連動孔間の環状隙間は、約0.
005″(0.005インチ)で各シール溝の深さは、約0.050
〜0.055″(0.010〜0.055インチ)である。従って、O
リングシールは、取付け時、約0.010〜0.015″(0.010
〜0.015インチ)の圧縮を受ける。
更に、溝242と244の軸方向の寸法は、Oリングシールの
直径の約2倍であり、そのため、吐出圧空間74と、吸込
みコンジット208を通って運ばれる吸込み圧での冷媒に
曝される突起の反対側との間の差圧に応じて、Oリング
シール246と248が、それぞれ、シール溝242と244内を軸
方向外側に移動出来るようになっている。吸込みコンジ
ット208の各端が同じ差圧により発生する反力を受ける
ので、コンジットに作用する軸方向の力は実質的には無
い。
本発明による吸込みラインコネクターアセンブリ200の
組立の際、先ず、ねじ付ナット220を含む外側取付け部
材218を取除く。それから、Oリングシール246と248を
取付けた吸込みコンジット208を、端部210が取付け孔20
4内に受けられて封止され、端部212が吸込み口孔206の
円筒形封止表面236内に受けられて封止されるまで、取
付け孔204から挿入する。次いで、外側に取付け部材218
を、吸込みコンジット208を軸方向に抑えるように取付
ける。特に、取付け部材218の狭くなっている部分250の
ために、コンジット末端表面252が軸方向に停止する。
同様に、吸込み口孔206にある段254のために、コンジッ
ト基部端表面256が軸方向に止まる。いずれかのコンジ
ット端表面とその停止装置の間で分かれる軸方向の空間
258により、ハウジング12に対するコンプレッサー機構4
4の半径方向の動きが制限される。端部212に設けている
座ぐりによりできる段260を設けることにより、取付け
孔204を通る吸込みコンジット208の取外しが容易にな
る。端部210に隣接したコンジット開口部を通じて拡大
工具を入れて、コジットを簡単に撤回出来るよう段260
にはめても良い。再び、本発明による取付けアセンブリ
54に関連して、これら取付けアセンブリにより、ハウジ
ング12に対するコンプレッサー機構44の変位を制限し、
吸込みコンジット208とOリングシール246と248の損傷
を防ぐことが必要である。第3図に示す取付けアセンブ
リ54の好適実施例では、スチール製取付けブロック262
を、ハウジング上部14の内壁に溶接している。取付ブロ
ック262には、軸方向に向いているねじ穴264を含む。ク
ランクケース46の取付けフランジ52は、ねじ付スタッド
266、スペーサ268、一対の座金270と272、保持ナット27
4、短管状のゴム体から成るグロメット276から成るアセ
ンブリにより、取付けブロック262から懸架されてい
る。好適実施例では、グロメット276は、ネオプレンブ
ッシュである。スペース268は、ねじ付上下端に比べて
直径が大きくなっているねじ付スタッド266の一体に形
成した中心部でも良い。或いは、別のスリーブ型スペー
サを用いても良い。
特に、ねじ付スタッド266は、ねじ穴264内に受けられ、
そこから下方へ伸びている。第3図に示す通り、スペー
サ268は、座金270と272で側面を覆われ、これらが、保
持ナット274により互いに隣接して保持されている。ス
ペーサ268が、スタッド266の一部である場合には、スタ
ッド266を穴264にねじ込んで、座金270をブロック262と
スペーサ268の中間に保持している。グロメット276が、
スペーサ268の回りを囲み、クランクケース46の取付け
フランジ52に設けてある孔278にはまっている。座金270
と272の直径は、孔278の直径より大きいため、取付アセ
ンブリ54により、輸送中など、コンプレッサー機構44の
軸方向の動きが制限される。作動中コンプレッサー機構
の横方向の変位は、グランメット276を通して、力を取
付けフランジ52からハウジング12へ伝えることにより、
弾力的に抑制される。
コンプレッサー機構44からハウジング12に伝わる騒音
が、グロメット276だけでなく、取付けフランジ52と下
側座金272との間の小さい環状接触部分により最小限に
抑えられるのは望ましいことである。この接触部分は、
コンプレッサー機構のハウジングに対して考えられる最
大の横方向の変位が生じる場合も連続して環状接触出来
るよう、座金272と孔278の大きさを調節して最小限にし
てある。ある実施例では、座金272の直径は、孔278の直
径より、約0.090″大きい。また、グロメット276が、ネ
オプレンゴム製である場合、直径が、孔278の直径より
約0.020〜0.030″小さいのが望ましい。しかし、グロメ
ットは、ハウジング12の動作環境に曝されると直ぐに、
膨れて孔278一杯になる。このように、短管状ゴム体か
ら成るグロメット276はコイルスプリングのような弾性
体とは異なり、強大な振動源、すなわちコンプレサッサ
ー機構の可動空間を充填した状態で振動を吸収する作用
をするので、前記振動源に対して極めて有効な振動抑制
手段を構成する。さらには、コンプレッサー機構の取付
フランジ52が、複数のアンカー部材に対応する複数の夫
々剛性ある軸方向支持部材(スタッド266、ワッシャー2
72、保持ナト274等)を介して取付ブロック262に固定さ
れているので、コンプレッサー機構は軸方向に積極的に
支持されており、該軸方向に沿った下降運動を有効に防
止できる。
第3図でわかるように、上側座金270は、コンプレッサ
ー機構が下側座金272により軸方向に支持されている場
合、通常、取付けフランジ52の上面との間に空間が設け
られている。ところが、フランジ52の上面は、輸送中に
よく出合うような力によってコンプレッサー機構が上方
に動いた後、上側座金270に接触する。コンプレッサー
作動中は、通常、軸方向の移動は生じない。上側座金27
0と取付けフランジ52の表面間の距離は、スペーサ268の
軸方向の長さによって決まり、吸込みラインコネクター
アセンブリ200の構成部品を保持するように設計されて
いる。
第3図は、また、吸込みラインコネクターアセンブリ20
0の真ぐ下に位置するハウジング12の下部18に設けてあ
る吐出金具280を示す。ハウジングの中心部か下部に吐
出金具280が位置していることは、金具が堰の役割を
し、コンブレッサーに収容され、始動と同時に吐き出さ
なくてはならない冷媒充填量を約201bに制限することが
出来るという長所と考えられる。
開示した実施例による本発明の弾性取付けシステムは、
上部14を下部18に取付ける前に、ハウジング12内にコン
プレッサー機構を簡単に組み立てることが出来る点注目
すべきことである。各取付けブロック262は、上部14の
内壁に溶接され、その後、それぞれのねじ付スタッド26
6を、上側座金270を間に保持して取付ブロックに取り付
ける。次いで、ねじ付スタッド266が同軸上にそれぞれ
の孔278を通って伸び、その中にグロメット276が入り動
作出来るように、コンプレッサー機構をハウジング上部
内に入れる。最後に、下側座金272を保持ナット274でス
ペーサ268に押付けて保持し、ハウジングの上下部を結
合して封止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が関係している型のコンプレッサーの
横断面図であり、第2図の1−1に沿って切断し矢印の
方向に見た図である。 第2図は、第1図のコンプレッサーのハウジング内のコ
ンプレッサー機構の平面図で、第1図の2−2に沿って
矢印の方向に見たハウジング断面図であり、コンプレッ
サー機構を一部切欠き図にして、クランクケースの吸込
み口開口部内に吸込み管挿入部が嵌まっている様子を示
している。 第3図は、第2図のクランクケースとハウジングアセン
ブリの、第2図の3−3に沿って矢印の方向に見た一部
断面図であり、特に、本発明による弾性取付けアセンブ
リを示す。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁14を有する気密封止ハウジング12内に
    あり、上面と下面を有する半径方向に伸びた取付けフラ
    ンジ52を含むコンプレッサー機構44と、管長方向の両端
    側がそれぞれ該コンプレッサー機構と該ハウジング側壁
    とに連結された吸込管208とを備え、該ハウジング側壁
    に該コンプレッサー機構を弾性取付けするための取付け
    装置54を主とする垂直方向に配置されたコンプレッサー
    アセンブリ10において;該取付けフランジ内で円周上に
    間隔を開けて複数の取付け孔278が設けられ、それぞれ
    の取付け孔278が、該取付けフランジを通ってその上面
    と下面の間で垂直方向に伸びており;該複数の取付け孔
    に対応する複数のアンカー部材262と266が、それぞれ、
    該ハウジング側壁に連結され、それぞれの取付け孔278
    を通ってほぼ同軸状に伸びて、アンカー部材262、266と
    取付け孔の中間に環状空間を設けており、;該複数の取
    付け孔に対応する複数の短管状ゴム体から成るグロメッ
    ト276が、それぞれの取付け孔の中に、該環状空間をほ
    ぼ埋める形で配置されており;該複数のアンカー部材に
    対応する複数の剛性ある軸方向支持装置266、272、274
    が該コンプレッサー機構を軸方向に支持しており、それ
    ぞれが、各アンカー部材に連結され、それぞれの該取付
    け孔の周辺箇所で該取付けフランジ下面に接しており、
    そのため、該コンプレッサー機構が積極的に軸方向に支
    持され、その水平平面内の動きが、弾力的に抑制される
    ようにしたことを特徴とする弾性内部取付装置を備えた
    気密コンプレッサー。
  2. 【請求項2】請求項1記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該取付けフランジ52には、外周縁を含み、外周縁
    は、該ハウジング側壁14から半径方向内側に離れている
    ため、間に環状通路53ができ、該取付けフランジのまわ
    りを流体が連絡できるようにしたことを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項1記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該複数のアンカー部材262と266は、それぞれ、垂直
    方向に配置された細長いスタッド部材266を主とし、そ
    れぞれのスタッド部材はその端で該ハウジング側壁14に
    連結され互いに固定距離を保つようにしたことを特徴と
    する。
  4. 【請求項4】請求項3記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該複数のアンカー部材262と266のそれぞれが、該コ
    ンプレッサー機構44を支持するための軸方向支持装置27
    2と274、及び該コンプレッサー機構の上方運動を制限す
    るための軸方向制御装置270とから構成されており、該
    軸方向支持装置は、それぞれの該スタッド部材266を下
    端に連結され、半径方向に伸びている下側保持部材272
    から成り、該軸方向制限装置は、それぞれの該スタッド
    部材の上端に連結され、半径方向に伸びている上側保持
    部材270から成り、該上下の保持部材の直径は、該取付
    け孔278の直径より大きくしたことを特徴とする。
  5. 【請求項5】請求項3記載の気密コンプレッサーにおい
    て、それぞれの該スタッド部材266は、その上端で該ハ
    ウジング側壁14に連結されており、それぞれの該取付け
    孔278を通って下方へ伸びるようにしたことを特徴とす
    る。
  6. 【請求項6】請求項5記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該複数の軸方向支持装置272は、それぞれ、該スタ
    ッド部材266の下端に連結され、半径方向に伸びている
    下側保持部材272から成り、該下側保持部材の直径がそ
    れぞれの該取付け孔278の直径より大きく、そのため、
    該下側保持部材の外周部が、該取付け孔の周辺の該取付
    けフランジ下面の環状部分に接触するようにしたことを
    特徴とする。
  7. 【請求項7】請求項1記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該複数のアンカー部材262と266に対応し、該コンプ
    レッサー機構44の上方運動を制限する複数の軸方向制限
    装置278が、それぞれ、アンカー部材に連結され、該取
    付けフランジ下面が、対応する該軸方向支持装置266、2
    72、274上に乗って接触する時、該取付けフランジ上面
    から離れた状態を保ち、該コンプレッサー機構が限定的
    に上方へ移動した後、該フランジ部材上面に接触するよ
    うにしたことを特徴とする。
  8. 【請求項8】請求項7記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該複数の軸方向制限装置270が,それぞれ、スタッ
    ド部材上端に隣接して連結され、半径方向に伸びている
    上側保持部材270から成り、該上側保持部材の直径は、
    それぞれの該取付け孔278の直径より大きく、そのた
    め、該上側保持部材の外周部が、それぞれの該取付け孔
    の周辺の該取付けフランジ上面の環状部分に接触するこ
    とが出来るようにしたことを特徴とする。
  9. 【請求項9】請求項1記載の気密コンプレッサーにおい
    て、該ハウジング12が、上部14と下部18から成り、該上
    下部を互いに封止状態に連結し、該複数のアンカー部材
    262と266を、上記上部に連結したことを特徴とする。
  10. 【請求項10】請求項1記載の気密コンプレッサーにお
    いて、該コンプレッサーアセンブリ10を、該側壁14と該
    コンプレッサー機構44との間に伸びている吸込み口装置
    200を有しており、該ハウジング外側から内部の該コン
    プレッサー機構に冷媒を導入するための直接吸込式気密
    コンプレッサーとしたことを特徴とする。
  11. 【請求項11】側壁14を含む垂直に配置された気密封止
    ハウジング12と;該ハウジング内にあって、上面、下
    面、および両面の間に伸びて円周上に間隔を置いて配置
    された複数の垂直方向の孔278を設け、半径方向に伸び
    ている取付フランジ52を備えたクランクケース46を有す
    るコンプレッサー機構44を備え冷媒を圧縮するための圧
    縮装置とを主としており;該ハウジング側壁に該圧縮装
    置を取付けるための装置を有するコンプレッサーアセン
    ブリにおいて;該取付け装置が、それぞれ、片端を該ハ
    ウジング側壁に互いに固定距離をおいて連結されている
    該複数の垂直孔に対応する複数の垂直方向に配置された
    細長いスタッド部材262と266、それぞれが、それぞれの
    該垂直孔内に受けられ、該スタッド部材が貫通している
    中央の開き口を含み、該スタッド部材と該垂直孔との中
    間にあって、その間の横方向の動きを弾力的に制限する
    ことを目的とし該複数の垂直孔に対応する複数の短管状
    ゴム体から成るグロメット276及び、それぞれの該スタ
    ッド部材に連結され、該取付けフランジ下面に接触し、
    該圧縮装置を積極的に軸方向に支持する剛性ある装置27
    2と274とから成ることを特徴とする弾性内部取付装置を
    備えた気密コンプレッサー。
  12. 【請求項12】請求項11記載の気密コンプレッサーにお
    いて、該コンプレッサーアセンブリ10は、加圧ハウジン
    グ内部と、該ハウジング側壁14と該クランクケース46と
    の間に伸びている吸込み口装置200とを有し、該ハウジ
    ング外側からハウジング内の圧縮装置44に冷媒を導入す
    るための直接吸込式気密コンプレッサーであり、更に、
    該取付けフランジ52には、該ハウジング側壁から半径方
    向内側に距離を保ち、間に該取付けフランジの回りに流
    体が連結出来る環状通路53を形成している外周縁を含む
    ことを特徴とする。
  13. 【請求項13】請求項11記載の気密コンプレッサーにお
    いて、該圧縮装置44を軸方向に支持するための該装置27
    2と274は、該スタッド部材266の下端に連結された半径
    方向に伸びている保持部材272を有し、該保持部材の直
    径が、それぞれの該垂直孔278の直径より大きいため、
    該保持部材の外周部がそれぞれの該垂直孔の該取付けフ
    ランジ下面の環状部分に接触するようにしたことを特徴
    とする。
  14. 【請求項14】請求項11記載の気密コンプレッサーにお
    いて、それぞれ、該スタッド部材に連結され、通常は、
    該取付けフランジ上面との間に間隔が設けられて、該ク
    ランクケース46の上方運動を制限し、該クランクケース
    が上方に移動した後、該取付けフランジ上面に接触する
    ようにした装置270を特徴とする。
  15. 【請求項15】請求項11記載の気密コンプレッサーにお
    いて、該ハウジング12は、互いに気密状態に連結されて
    いる上部14と下部18から成り、それぞれ、該スタッド部
    材266が、その上端で、該ハウジング上部に連結され、
    それぞれの該垂直孔278を通って下方へ伸びていること
    を特徴とする。
JP2056276A 1989-03-08 1990-03-07 弾性内部取付装置を備えた気密コンプレッサー Expired - Lifetime JPH07107389B2 (ja)

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