JPH07107363A - 自動焦点合わせ方法 - Google Patents

自動焦点合わせ方法

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JPH07107363A
JPH07107363A JP5251374A JP25137493A JPH07107363A JP H07107363 A JPH07107363 A JP H07107363A JP 5251374 A JP5251374 A JP 5251374A JP 25137493 A JP25137493 A JP 25137493A JP H07107363 A JPH07107363 A JP H07107363A
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JP
Japan
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luminance
optical system
brightness
class
classes
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Pending
Application number
JP5251374A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ito
彰洋 伊藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顕微鏡等の光学系において、対象物に対する
自動焦点合わせを迅速に行うことを目的とする。 【構成】 第1工程として、背景を含む対象物を対物レ
ンズを通してTVカメラにて撮像し、その画像データか
ら輝度ヒストグラムを求め、第2工程として、しきい値
を基準として前記輝度ヒストグラムの輝度分布を背景と
対象物の2つのクラスに分離し、前記両クラスのクラス
内散とクラス間分散との比Rを求め、コントラストの良
悪を数値化することを特徴とする。焦点合わせ工程では
前記第1工程と前記第2工程を現在のカメラ位置(S
1)と、焦点深度dだけ移動した位置(S2)で実行し
て合焦位置の方向を判定(S3)した後、Rが最大にな
るようにカメラ位置をdだけ移動させつつ前記第1工程
と前記第2工程を実行(S7〜S9)し、対象物に対す
る焦点を自動的に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡等の光学系にお
いて、対象物に対する焦点を自動的に合わせる方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡等の光学系において、対象
物に対する焦点を自動的に合わせる方法としては、合焦
位置では対象物と背景とのコントラストが最も明瞭にな
ることを利用し、背景を含む対象物を光学系レンズを通
してカメラにて撮像し、その画像データを数値処理する
ことにより焦点の合った位置を求める方法が種々提案さ
れている。例えば、特開昭63−10117号公報に開
示されているように、前記画像データから輝度に対する
画素数を表す輝度ヒストグラムを求め、しきい値となる
輝度レベルを基準として輝度ヒストグラムの輝度分布を
背景の輝度分布と対象物の輝度分布の2つに分離し、各
輝度分布を正規分布で近似した後、2つの正規分布の重
なる部分の面積を求め、前記面積が最も小さくなるよう
に光学系の位置を制御することにより、対象物に対する
焦点を自動的に合わせる方法が考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のような方法では輝度分布を正規分布で近似し、2つ
の正規分布の重なる部分の面積を求めるための演算が複
雑であり、前記面積が最小になるように光学系の位置を
少しづつ移動させて対象物に対して焦点を合わせる場
合、光学系の位置を移動させる毎に前記演算を行う必要
があるため、焦点合わせに要する時間を短縮するのが困
難であった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、比較的簡単な演算により、迅速
に焦点を合わせるための方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動焦点合わせ方法は、画像データから輝度
に対する画素数を表す輝度ヒストグラムを求める第1工
程と、しきい値となる輝度レベルを基準として前記輝度
ヒストグラムの輝度分布を背景の輝度分布クラスと対象
物の輝度分布クラスの2つのクラスに分離し、前記両ク
ラスのクラス内散とクラス間分散の比を求める第2工程
と、前記第1工程と前記第2工程を実行し、前記クラス
内散とクラス間分散の比が最大となる位置を合焦位置と
して光学系の距離を設定する焦点合わせ工程とからなる
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の自動焦点合わせ方
法において、第1工程では画像データから輝度に対する
画素数を表わす輝度ヒストグラムが求められる。第2工
程ではしきい値となる輝度レベルを基準として前記輝度
ヒストグラムの輝度分布が背景の輝度分布クラスと対象
物の輝度分布クラスに分離され、前記両クラスのクラス
内散とクラス間分散の比が求められる。焦点合わせ工程
では前記第1工程と前記第2工程を実行し、前記クラス
内散とクラス間分散の比が最大となる位置を合焦位置と
することにより、対象物に対する光学系の焦点が自動的
に合わせられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は本発明の自動焦点合わせ方法を用い
る撮像装置の構成図である。顕微鏡11のテーブル12
の上には撮像すべき対象物13が載せられ、その表面を
照明14の光を利用して対物レンズ15を通してTVカ
メラ16にて撮像する。TVカメラ16が取り付けられ
ているステージ17はモータ18により駆動され、対物
レンズ15とTVカメラ16を含む顕微鏡11の光学系
を上下に移動させ、対象物13に対して合焦するための
機械的部分である。TVカメラ16により撮像された画
像信号はデジタル画像データに変換された後、フレーム
メモリ19に入力される。処理装置20は周知のCPU
21、ROM22、RAM23などから構成されてお
り、フレームメモリ19に入力された画像データを後述
のように数値処理することにより合焦位置を求め、図5
に示すフローチャートに沿ってモータドライバ24に信
号を与えることによりモータ18を回転させ、ステージ
17を動かして対象物13に対する顕微鏡11(TVカ
メラ16)の焦点を自動的に合わせる。
【0009】図2は合焦を目的とする対象物と光学系と
の位置関係を示すものであり、光学系(TVカメラ1
6)は対象物13の表面から距離xだけ離れた地点Px
にあるものと仮定する。また、この光学系の焦点深度を
dとし、Pxからdだけ離れた地点をPx+d、Px-dとす
る。
【0010】今、点Pxにある光学系を対象物13に合
焦させる場合、処理装置20は第1工程として、フレー
ムメモリ19に記録されている画像データから図3に示
すような入力画像の輝度ヒストグラムを作成する。この
輝度ヒストグラムは各輝度レベルに対する画素数を表し
ており、おおまかにみると対象物と背景との輝度の相違
により2つの山が現れる。そこで、処理装置20では次
の第2工程として、図4に示すように、しきい値となる
輝度レベルkを基準に輝度分布をk以上の輝度値を持つ
画素の分布と、それより小さい輝度値を持つ画素の分布
の2つに分け、それぞれクラス1、クラス2とし、両ク
ラスのクラス内散とクラス間分散の比Rの演算を行う。
なお、クラス1、クラス2に含まれる画素数をそれぞれ
1、N2、平均輝度をM1、M2、分散をσ1、σ2とし、
全画素の平均輝度をMTとすると、クラス内散は、 σω2 = N1σ1 2 + N2σ2 2 クラス間分散は、 σβ2 = N1(M1 − MT)2 + N2(M2 − MT)2 = N12(M1 − M22 クラス内散とクラス間分散の比は、 R = σβ / σω で与えられる。ここで、この2つのクラスは一方が背
景、他方が対象物の分布を表しているとみなすことがで
きるので、入力画像のコントラストが良いほど、すなわ
ち対象物に合焦しているほど2つの分布は離れ、クラス
内散とクラス間分散の比Rは大きくなる。このことか
ら、光学系の可動範囲内でこのRが最大となる点を合焦
位置とすれば良く、比較的簡単な演算のみで済むため、
迅速に焦点を合わせることができる。
【0011】次に、図1に示す撮像装置において、TV
カメラ16の合焦位置を発見する方法を図5に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、処理装置20は
ステップS1を実行し、フレームメモリ19に記録され
た画像データから前記第1工程と前記第2工程を行っ
て、TVカメラ16の現在の位置である点Pxにおける
クラス内散とクラス間分散の比Rxを求める。ステップ
S2ではモータドライバ24に信号を与えてTVカメラ
16を対象物13に対して焦点深度dだけ離れる上方向
に移動させ、点Px+dにおけるクラス内散とクラス間分
散の比Rx+dを同様にして求める。
【0012】いま光学系と対象物との間の距離と、各距
離におけるクラス内散とクラス間分散の比Rとの関係
は、図6に示すように合焦位置Fを頂上とした山型の関
係を示すので、Rx、Rx+dの大小を比較することにより
合焦位置Fの方向を予測することができる。すなわち、
図6のようにRx<Rx+dの関係にあれば、合焦位置Fは
点Pxよりもっと対象物13から離れた位置にあり、逆
にRx>Rx+dであればもっと対象物13に近い位置に存
在する。
【0013】そこで、ステップS3でRx<Rx+dである
かどうかを判定し、そうであればステップS4で移動量
mに焦点深度dをセットする。一方、前記ステップS3
において、Rx>Rx+dであると判定された場合には焦点
位置Fは逆方向に存在するのでステップS5を実行し、
モータドライバ24に信号を与えてTVカメラ16を対
象物13へ近づく下方向へ移動させて点Pxに戻し、ス
テップS6で移動量mに−dをセットする。
【0014】ステップS7ではTVカメラ16と対象物
13との間の現在の距離xをx+mに更新するとともに
xをRx+mに更新し、ステップS8では前記移動量mの
内容に応じてモータドライバ24に信号を与えてTVカ
メラ16を対象物13から離れる上方向、または対象物
13に近づく下方向の点Px+mまで移動させ、点Px+m
おけるクラス内散とクラス間分散の比Rx+mを求める。
続いて、ステップS9においてRx>Rx+mであるかどう
かの判定を行い、そうであれば点Pxを合焦位置として
処理を終了し、そうでなければステップS7から処理を
繰り返す。
【0015】以上のようにすれば、対象物13に対する
TVカメラ16の合焦位置を効率的に発見することがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の自動焦点合わせ方法によれば、対象物と背景との
コントラストを利用し、カメラにて撮像した画像データ
から輝度ヒストグラムを求め、輝度ヒストグラムのクラ
ス内散とクラス間分散の比が最大となるように光学系の
距離を設定することにより迅速に合焦位置が求められ、
鮮明な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動焦点合わせ方法を用いる撮像装置
の構成図である。
【図2】対象物と光学系との位置関係を示す図である。
【図3】画像データの輝度ヒストグラムを示す図であ
る。
【図4】本発明の自動焦点合わせ方法の原理を示す図で
ある。
【図5】合焦位置を発見するためのフローチャートであ
る。
【図6】光学系と対象物との間の距離に対するRの変化
を示す図である。
【符号の説明】
11 顕微鏡 13 対象物 14 照明 15 対物レンズ 16 TVカメラ 17 ステージ 18 モータ 19 フレームメモリ 20 処理装置 24 モータドライバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背景を含む対象物をカメラにて撮像する
    ための光学系と、前記光学系を対象物に対して合焦させ
    るための駆動手段とを備え、カメラにて撮像した画像デ
    ータを数値処理することにより焦点の合った位置を求
    め、前記駆動手段に信号を与えて前記光学系を対象物に
    対して合焦させる自動焦点合わせ方法において、 前記画像データから輝度に対する画素数を表す輝度ヒス
    トグラムを求める第1工程と、しきい値となる輝度レベ
    ルを基準として前記輝度ヒストグラムの輝度分布を背景
    の輝度分布クラスと対象物の輝度分布クラスの2つのク
    ラスに分離し、前記両クラスのクラス内散とクラス間分
    散の比を求める第2工程と、前記第1工程と前記第2工
    程を実行し、前記クラス内散とクラス間分散の比が最大
    となる位置を合焦位置として前記光学系の距離を設定す
    る焦点合わせ工程とからなることを特徴とする自動焦点
    合わせ方法。
JP5251374A 1993-10-07 1993-10-07 自動焦点合わせ方法 Pending JPH07107363A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294965A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Furoobell:Kk オートフォーカス装置およびオートフォーカス方法
JP2004361581A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Olympus Corp オートフォーカス方法及びその装置
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JP2014222271A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 株式会社キーレックス カメラ焦点調整装置

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