JPH07106899A - チップ型圧電共振部品及びその製造方法 - Google Patents

チップ型圧電共振部品及びその製造方法

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JPH07106899A
JPH07106899A JP5243191A JP24319193A JPH07106899A JP H07106899 A JPH07106899 A JP H07106899A JP 5243191 A JP5243191 A JP 5243191A JP 24319193 A JP24319193 A JP 24319193A JP H07106899 A JPH07106899 A JP H07106899A
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JP
Japan
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piezoelectric resonance
chip
metal
resin
resonance element
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Application number
JP5243191A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Inoue
二郎 井上
Hiroaki Kaida
弘明 開田
Kazuya Nakadera
和哉 中寺
Koji Nagahara
恒治 永原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不要スプリアスを効果的に抑圧することがで
き、共振特性に優れたチップ型圧電共振部品を安価に得
ることを可能とする方法を提供する。 【構成】 圧電共振素子1を用意し、圧電共振素子1に
複数本の金属端子3〜5を半田付けにより接合し、金属
端子3〜5に接続された圧電共振素子1の共振部分に、
空洞形成用ワックスまたはダンピング剤を塗布し、金属
端子3〜5に接続された圧電共振素子を、目的とするチ
ップ部品形状に応じた形状を有する成形型29内に挿入
し、外装樹脂30を注入し硬化させることにより、複数
本の金属端子3〜5の一部が露出されている樹脂外装を
形成する、各工程を備えるチップ型圧電共振部品の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ型圧電共振部品
に関し、特に、注入硬化法により成形された樹脂外装を
有するチップ型圧電共振部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ型圧電共振部品としては、
一対のケース基板間に圧電共振素子を挟持した構造のも
のや、ケース内に圧電共振素子を収納してなる構造のも
のが提案されている。従来のチップ型圧電共振部品の一
例を、図1及び図2を参照して説明する。
【0003】図1及び図2は、従来のチップ型圧電共振
部品の一例を示す分解斜視図及び蓋体を分離した状態を
示す断面図である。このチップ型圧電共振部品では、T
Sモードを利用した2重モード圧電フィルタが圧電共振
素子1として用いられている。
【0004】圧電共振素子1は、長さ方向Pに分極軸が
揃うように分極処理された矩形の圧電セラミック板2を
用いて構成されている。圧電セラミック板2の上面に
は、所定の間隙を隔てて共振電極3a,3bが形成され
ている。圧電セラミック板2の下面には、共振電極3
a,3bと圧電セラミック板2を介して重なる位置に、
共通共振電極3c(図2参照)が形成されている。共振
電極3a,3b及び共通共振電極3cにより、第1の共
振部が構成されている。
【0005】同様に、第1の共振部とは所定距離を隔て
た位置に、共振電極4a,4bが形成されており、圧電
セラミック板2の下面には、共通共振電極4c(図2参
照)が形成されている。共振電極4a,4b及び共通共
振電極4cにより、第2の共振部が構成されている。
【0006】なお、共振電極3bと共振電極4aとは、
接続導電部5aにより電気的に接続されている。また、
共振電極3aは、接続導電部5bにより、圧電セラミッ
ク板2の一方端縁近傍に形成された端子電極6aに電気
的に接続されている。同様に、共振電極4bは、接続導
電部5cを介して圧電セラミック板2の他方端縁近傍に
形成された端子電極6bに電気的に接続されている。
【0007】圧電セラミック板2の下面側においては、
上述した共通共振電極3c,4cが接続導電部(図示せ
ず)により共通接続されており、かつ該接続導電部に接
続される端子電極6c(図2参照)が、圧電セラミック
板2の中央部分に形成されている。
【0008】上記圧電共振素子1を用いてチップ型部品
を構成するために、ケース本体7及び蓋体8が用いられ
ている。ケース本体7は、上方に開いた開口7aを有す
る。開口7a内に、圧電共振素子1が収納される。ま
た、圧電共振素子1の端子電極6a〜6cは、それぞ
れ、導電性接着剤8a〜8cにより、ケース本体7に形
成された引き出し電極9a〜9cにそれぞれ電気的に接
続される。
【0009】さらに、圧電共振素子1の中心周波数を調
整し、かつスプリアスの発生を低減するために、ダンピ
ング剤としてシリコン樹脂10が充填される。そして、
上記ケース本体7の開口7aを閉成するように蓋体8が
ケース本体7に固着される。なお、蓋体8の上面から側
面を経て下面に至るように、引き出し電極11a〜11
cが形成されており、引き出し電極11a〜11cは、
それぞれ、引き出し電極9a〜9cと電気的に接続され
る。
【0010】従って、上記のようにして構成されるチッ
プ型圧電共振部品では、全体が略直方体状のチップとさ
れ、かつ圧電共振素子1を外部と電気的に接続するため
の引き出し電極が、チップの上面、下面及び両側面に露
出されることになる。よって、このチップ型圧電共振部
品は、他のチップ型部品と同様に、自動機を用いてプリ
ント回路基板上に容易に実装することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記チップ型圧電共振
部品では、圧電共振素子1とケース本体7との電気的接
続及び機械的な接合は、導電性接着材8a〜8cにより
行われている。さらに、圧電共振素子1の周囲には、上
記シリコンゴムよりなるダンピング剤10が充填されて
いるだけである。従って、圧電共振素子1における不要
振動のダンピングを十分に行うことができず、特に、中
心周波数より低周波数側において、スプリアスを十分に
抑圧することができないという問題があった。
【0012】従来より周知の樹脂外装を施したリード端
子付きの圧電共振部品では、圧電共振素子の振動部分の
振動を妨げないための空洞を残すように樹脂外装が施さ
れており、かつ該空洞内にシリコンゴムなどのダンピン
グ剤が充填されているが、このような構造では樹脂外装
による締めつけ応力により不要振動が効果的にダンピン
グされていた。しかしながら、上述したようなチップ型
圧電共振部品では、圧電共振素子1がダンピング剤10
により囲まれているだけであるため、このような締めつ
け応力が働かず、不要スプリアスを十分に抑圧すること
ができなかった。
【0013】本発明の目的は、不要スプリアスを効果的
に抑圧することができ、従って共振特性に優れており、
さらに小型かつ安価なチップ型圧電共振部品及びその製
造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記課題を達成するためのチップ型圧電共振部品の
製造方法であり、圧電共振素子を用意する工程と、前記
圧電共振素子に複数本の金属端子を接続する工程と、前
記金属端子に接続された圧電共振素子の共振部分に、空
洞形成用ワックスまたはダンピング剤を塗布する工程
と、前記金属端子に接続された圧電共振素子を、目的と
するチップ部品形状に応じた形状を有する成形型内に挿
入し、外装樹脂を注入し、硬化させることにより、前記
複数本の金属端子の一部を露出させた樹脂外装を施す工
程とを備える、チップ型圧電共振部品の製造方法であ
る。
【0015】好ましくは、請求項2に記載のように、複
数の金属端子は、金属フープに連ねられた状態で用意さ
れ、圧電共振素子が該金属フープにより支持された状態
のまま、空洞形成用ワックスもしくはダンピング剤が塗
布されたり、あるいは成形型内への挿入工程が実施され
たりする。また、好ましくは、請求項3に記載のよう
に、外装樹脂を硬化した後に、金属フープから上記複数
本の金属端子が切断され、チップ型圧電共振部品として
完成される。さらに、好ましくは、請求項4に記載のよ
うに、上記金属端子は、圧電共振素子に対し半田付けに
より接続される。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記課題を達成
するための構造であり、圧電共振素子と、前記圧電共振
素子に電気的に接続された複数本の金属端子と、前記圧
電共振素子の共振部分の振動を妨げないための空洞を残
すように、かつ前記圧電共振素子の周囲に所定の形状と
なるように成形された樹脂外装とを備え、前記複数本の
金属端子が前記外装樹脂の外表面に露出されている、チ
ップ型圧電共振部品である。
【0017】また、好ましくは、請求項6に記載のよう
に、上記空洞には、ダンピング剤が充填される。さら
に、他のチップ型電子部品と同様に、請求項7に記載の
ように、上記所定の形状に成形された樹脂外装は直方体
状もしくは立方体状とされ、より好ましくは、請求項8
に記載のように直方体状もしくは立方体状の樹脂外装の
外表面と面一となるように金属端子の露出部分が配置さ
れる。さらに好ましくは、上記金属端子は、圧電共振素
子に対し半田付けにより接続されている。
【0018】なお、上記直方体状もしくは立方体状と
は、それぞれ直方体及び立方体だけでなく、直方体もし
くは立方体の稜線あるいはコーナー部に丸みが付けられ
た形状をも含むために用いている。
【0019】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の発明では、圧
電共振素子の共振部分に空洞形成用ワックスまたはダン
ピング剤が塗布された後に、目的とするチップ部品形状
に応じた形状を有する成形型内に圧電共振素子を挿入
し、外装樹脂を注入・硬化させることより樹脂外装が施
される。すなわち、樹脂外装が樹脂の注入・硬化法によ
り形成されるため、樹脂外装の締めつけ応力により不要
スプリアスを効果的に抑圧することができる。しかも、
樹脂外装の形成が、上記注入・硬化法により行われるた
め、チップ型部品として最適な種々の形状の樹脂外装を
簡単にかつ能率良く形成することができる。
【0020】従って、不要スプリアスの少なく、共振特
性の優れた小型のチップ型圧電共振部品を安価に提供す
ることが可能となる。請求項2に記載のように、複数本
の金属端子を金属フープに連ねられた状態で用意し、各
工程を実施すれば、金属フープを支持体として用いるこ
とができるため、上記各工程を容易にかつ能率よく行う
ことができ、チップ型圧電共振部品の生産性を高めるこ
とができる。
【0021】請求項3に記載のように、外装樹脂を硬化
させた後に、金属フープから複数本の金属端子を切断す
れば、金属端子の露出部分が該切断により直ちに構成す
ることができる。
【0022】請求項4に記載のように、圧電共振素子に
金属端子を半田付けにより接続した場合には、最終的に
得られたチップ型圧電共振部品において、該半田の締め
つけ応力及び質量付加作用により、不要振動をダンピン
グすることができる。従って、より一層不要スプリアス
を抑圧することが可能となる。
【0023】他方、請求項5に記載のチップ型圧電共振
部品は、請求項1に記載の発明に従って製造される。し
かも、共振部分の振動を妨げないための空洞を残すよう
に、かつ所定の形状となるように外装樹脂が成形され
て、樹脂外装が構成されている。従って、請求項1に記
載の発明と同様に、樹脂外装による締めつけ応力によ
り、不要スプリアスを効果的に抑圧することができる。
同様に、チップ型圧電共振部品として最適な形状のもの
を、安価にかつ効率良く提供することが可能となる。
【0024】請求項6に記載の発明では、上記空洞にダ
ンピング剤が充填されるため、該ダンピング剤によって
不要スプリアスの抑制を果たすことができる。請求項7
に記載の発明のチップ型圧電共振部品では、樹脂外装が
直方体状もしくは立方体状の形状とされており、他のチ
ップ型電子部品と同様の形状を有するため、チップ型部
品として無理なく取り扱うことができる。
【0025】さらに、請求項8に記載の発明では、上記
直方体状もしくは立方体状の樹脂外装の外表面と面一と
なるように金属端子露出部分が配置されているため、小
型のブロック状のチップ型圧電共振部品とすることがで
きる。従って、該金属端子の露出部分を、チップ部品と
してプリント回路基板上に半田付けする場合などの外部
電極としてそのまま使用することができる。
【0026】また、請求項9に記載の発明では、上記圧
電共振素子に対し、金属端子が半田付けにより接続され
ているため、該半田の締めつけ応力及び質量付加作用に
より、不要振動がダンピングされる。従って、より一層
不要スプリアスを効果的に抑圧することが可能となる。
【0027】さらに、請求項1,5に記載の発明のチッ
プ型圧電共振部品の製造方法及びチップ型圧電共振部品
では、その製造に際して、リード端子付きの樹脂ディッ
プタイプの部品を製造するために使用されてきた装置を
そのまま転用することができる。従って、新たに大がか
りな生産設備を準備する必要もない。
【0028】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ実施例を説明
することにより、本発明を明らかにする。なお、以下の
実施例の説明においては、製造方法を説明していくこと
により、得られたチップ型圧電共振部品の構造について
も明らかにすることとする。
【0029】第1の実施例 図3は、本発明の第1の実施例に係るチップ型圧電共振
部品を示す斜視図である。チップ型圧電共振部品21
は、コーナー部分が丸められた直方体状の樹脂外装22
内に後述の圧電共振素子を配置した構造を有する。な
お、本実施例では、コーナー部分が丸められた直方体状
の形状に樹脂外装22が形成されているが、樹脂外装2
2は、コーナー部分の丸められていない直方体の形状を
有するように構成されていてもよい。もっとも、樹脂外
装22を形成した後のバリ取り加工や、後述の成形型内
における樹脂の流れ性を高めるには、上記のようにコー
ナー部分や稜線に丸みを付けておくことが好ましい。
【0030】樹脂外装22の下面からは、金属端子23
〜25が引き出されており、該金属端子23〜25を用
いてプリント回路基板上にチップ型圧電共振部品21を
実装することが可能とされている。
【0031】以下、上記チップ型圧電共振部品21の製
造方法を、図4〜図7を参照して説明する。まず、図4
に示すように、金属フープ26に連ねられた金属端子2
3〜25を用意する。なお、金属端子23〜25の並ん
でいる方向は、図3とは反対方向とされている。金属端
子23,25は、金属板を所定の形状に打ち抜き、該金
属端子23〜25及び金属フープ26を有するように加
工し、金属端子23〜25の部分を図示のような形状と
なるように折り曲げ加工することより構成されている。
【0032】金属端子23,25では、中央部分が隆起
されており、隆起された部分が平坦面とされており、そ
れによって該平坦面が素子載置部23a,25aとされ
ている。素子載置部23a,25aの両側は下方に延び
る傾斜面部23b,23c,25b,25cとされてい
る。傾斜面部23b,23c,25b,25cの下端に
連なるように、水平方向に延びる取り付け部23d,2
3e,25d,25eが構成されている。また、素子載
置部23a,25aの外側側縁から上方に延びるように
素子係止部23f,25fが形成されている。
【0033】他方、金属端子24は、圧電共振素子の主
面に対向するように配置される平坦部24aと、該平坦
部24aに連なるように、かつ金属フープ26側におい
て下方に延びるように形成された傾斜面部24bと、傾
斜面部24bの下端と金属フープ26との間において平
坦に延ばされた取り付け部24cとを有する。
【0034】なお、平坦部24aの下面の高さは、金属
端子23,25の素子載置部23a,25aの上面の高
さよりも高くされており、それによって後述のように圧
電共振素子が素子載置部23a,25aと、平坦部24
aとの間に挿入され得るように構成されている。なお、
26aは送り孔を示す。
【0035】次に、図5に示すように、上記金属端子2
3〜25により構成されている空間に圧電共振素子1を
挿入する。圧電共振素子1は、図1を参照して説明した
従来のTSモードを利用した2重モード圧電フィルタと
同様に構成されている。すなわち、長さ方向に分極処理
された矩形の圧電セラミック板2を用いて構成されてい
る。なお、圧電共振素子1は、図1に示した状態と上下
逆に図示されている。すなわち、図5に示されている状
態では、圧電セラミック板2の上面に共通共振電極3
c,4cが形成されており、共通共振電極3c,4c
は、接続導電部により共通接続されており、かつ上面2
aの中央に形成された端子電極に電気的に接続されてい
る。なお、この端子電極は、図5では、金属端子24よ
り覆われているため図示されていない。
【0036】また、圧電セラミック板2の下面側には、
図1に示した共振電極3a,3b,4a,4b,接続導
電部5a,5b,5c及び端子電極6a,6bが形成さ
れている。
【0037】次に、上記圧電共振素子1の端子電極と、
金属端子23〜25とを半田付けにより接合する。この
ようにして、圧電共振素子1の下面に形成された端子電
極(図1に示した圧電共振素子1の上面に形成された端
子電極6a,6b)と、金属端子23,25とを電気的
に接続することができ、同様に、図5の圧電共振素子1
の上面に形成された端子電極と金属端子24とを電気的
に接続することができる。しかも、金属フープ26に対
して圧電共振素子1を固定することができるため、金属
フープ26により圧電共振素子1を支持した状態のま
ま、以後の工程を実施することができる。
【0038】次に、図5(b)に示すように、ディスペ
ンサー27を用い、例えばシリコンゴムからなるダンピ
ング剤28を圧電共振素子1の共振部分に塗布する。本
実施例では、上記共通共振電極3c,4cの上面並びに
共通共振電極3c,4cと表裏対向した位置に形成され
ている共振電極の上面を覆うようにダンピング剤28が
塗布される。なお、ダンピング剤28としては、シリコ
ンゴム以外に、ゴム弾性を有する適宜の合成ゴムからな
るダンピング剤を用いることができ、かつダンピング剤
28の塗布については、ディスペンサー27を用いた方
法の他、手作業による塗布など、種々の方法を用いるこ
とができる。
【0039】次に、図6に示すように、別途用意された
成形型29内に、上記金属フープ26に支持された圧電
共振素子1を上下逆転させて挿入する。なお、図6では
圧電共振素子1の電極の図示は省略してある。成形型2
9としては、例えば金属よりなり、最終的に得られるチ
ップ型圧電共振部品21の樹脂外装22(図3)の外形
に応じた形状を有する複数の凹部29aが形成されたも
のを用意する。そして、この状態で、凹部29a内に、
ディスペンサー31から外装樹脂30を注入し、硬化さ
せることにより、図3に示した樹脂外装22を施す。使
用する外装樹脂30としては、例えばエポキシ樹脂、シ
リコン樹脂などの従来より電子部品の樹脂外装を施すの
に用いられている適宜の合成樹脂を用いることができ
る。
【0040】上記のようにして、成形型29内で外装樹
脂30を硬化させた後、金属フープ26を引き上げるこ
とにより、樹脂外装22が施された圧電共振部品を得
る。さらに、この圧電共振部品の樹脂外装22から露出
している金属端子部分、すなわち図4に示した金属端子
23〜25の取り付け部23d,24c,25dの一部
を切断することにより、図3に示したチップ型圧電共振
部品21を得ることができる。
【0041】なお、図3においては、金属端子23〜2
5の金属フープ26から切断された側の部分が図示され
るように、得られたチップ型圧電共振部品は図4〜図6
と反対方向を向くように描かれている。従って、図3で
は、一方側面21a側において金属端子24が図示され
ているが、該金属端子24は、他方側面21b側には引
き出されていない。
【0042】上記のようにして得られたチップ型圧電共
振部品21では、図7に一部を切欠いて示すように、共
振部の振動を妨げないように形成された空洞内にダンピ
ング剤28が充填されている。しかも、圧電共振素子1
の周囲が、エポキシ樹脂などからなる樹脂外装22によ
り取り囲まれている。よって、樹脂外装22の締めつけ
応力により、不要スプリアス、特に中心周波数よりも低
域側における不要スプリアスを効果的に抑圧することが
できる。
【0043】しかも、上記金属端子23〜25が圧電共
振素子1に半田付けにより接続されているため、該半田
の締めつけ応力及び質量付加作用により、不要振動がダ
ンピングされる。すなわち、この半田の上記作用によっ
ても、不要スプリアスが効果的に抑圧される。
【0044】さらに、上記製造方法から明らかなよう
に、樹脂外装22は、成形型29内にチップ型圧電共振
部品1を金属フープ26に支持させた状態のまま挿入
し、合成樹脂を注入し硬化させることにより形成されて
いる。すなわち、成形型29の凹部29aの形状によ
り、樹脂外装22の外形が決定されるため、凹部29a
の形状を上記のように最終的に得られるチップ型圧電共
振部品の外形に応じて形成しておくだけで、チップ型部
品として最適な形状の圧電共振部品を確実に得ることが
できる。
【0045】上記第1の実施例では、図4に示した金属
端子23〜25を金属フープ26と一体に形成していた
が、金属端子の形状はこれに限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、同一形状の金属端子43〜
45を金属フープ46に一体に形成してもよい。金属端
子43〜45は、それぞれ、中央に平坦な素子載置部4
3a〜45aを有する。素子載置部43a〜45aの両
側には、上方に延びる傾斜面部43b,43cを有し、
傾斜面部43b、43c〜45b,45cの上端から外
側に延びるように平坦な取り付け部43d,43e〜4
5d,45eが形成されている。そして、一方の取り付
け部43d,45dが、金属フープ46に連ねられてい
る。なお、46aは送り孔を示す。
【0046】本変形例では、図9に示すように、図示の
矢印方向に、すなわち金属端子43〜45が並べられて
いる方向に圧電共振素子1が挿入される。この場合、中
央の金属端子44を若干持ち上げることにより、素子載
置部44aの下面と、素子載置部43a,45aの上面
との間に圧電共振素子1が挿入される。しかる後、第1
の実施例と同様に、各端子電極と、素子載置部43a〜
45aとを半田付け等により電気的に接続し、かつ機械
的に圧電共振素子1を金属端子43〜45に固定する。
さらに、図9に示すように、ディスペンサー27により
ダンピング剤28を共振部に塗布する。
【0047】しかる後、図10に示すように、チップ型
圧電共振部品21の外形に応じた形状を有する複数の凹
部29aが形成された成形型29の該凹部29a内に、
金属フープ26に支持された圧電共振素子1を挿入し、
第1の実施例と同様に外装樹脂30を注入し、硬化させ
る。しかる後、第1の実施例の場合と同様に、凹部29
aの開口側の樹脂外装面を研磨し平坦面とし、かつ金属
フープ46を持ち上げることにより、得られたチップ型
圧電共振部品を成形型29から取り出す。さらに、第1
の実施例と同様に、金属端子44〜46を金属フープ4
6から切断することにより、チップ型圧電共振部品が得
られる。
【0048】第2の実施例 図11は、第2の実施例で用意される金属端子を説明す
るための斜視図である。本実施例では、金属端子63〜
65が、金属フープ66に一体に形成されている。
【0049】金属端子65は、金属板を略U字状に折り
曲げることにより構成された素子載置部65aを有す
る。また、素子載置部65aの一方側には垂直方向に延
び、圧電共振素子の位置ずれを防止するための係止部6
5bが形成されている。素子載置部65aを構成してい
る金属板は図示のように折り曲げられ、素子載置部65
aの基部から下方に延びる垂直型部分65c、垂直型部
分65cの下端から金属フープ66側に水平方向に延び
る水平部分65d、水平部分65dの一端から上方に延
びる垂直壁部分65e、垂直壁部分65eの上端から金
属フープ66に連ねられる平坦部65fを有する。この
うち、係止部65bに、垂直壁部分65c,65e及び
水平部分65dは、最終的にチップ型圧電共振部品の外
表面に露出される部分となり、かつプリント回路基板等
に実装される際に外部電極として使用される部分に相当
する。
【0050】金属端子63についても、金属端子65と
同様に構成されている。従って、相当の部分については
相当の参照番号を付する。また、金属端子64について
は、側方の係止部65bが設けられていないことを除い
ては、金属端子65と同様に構成されている。従って、
相当の部分については相当の参照番号を付する。
【0051】本実施例では、上記金属端子63〜65の
素子載置部63a〜65a内に、上方から圧電共振素子
が挿入され、位置決めされる。しかる後、図12に示す
ように、ディスペンサー27によりダンピング剤28が
共振部分に塗布される。さらに、圧電共振素子1の端子
電極に、上記金属端子63〜65が半田付けにより接合
される。
【0052】次に、図13に示すように最終的に得られ
るチップ型圧電共振部品の外形に応じた凹部29aが複
数形成された成形型29を用意する。そして、第1の実
施例と同様に、金属端子63〜65に支持されている圧
電共振素子1を該凹部29a内に挿入し、外装樹脂30
を注入し、硬化させる。しかる後、第1の実施例と同様
に金属フープ66を引き上げ、かつ金属フープ66から
金属端子63〜65を切断する。この場合、切断は、図
11に示した金属端子63〜65の垂直壁63e〜65
eの中間高さ位置であって、垂直壁63c〜65cの上
端と同じ高さ位置で行う。
【0053】さらに、外装樹脂が硬化されて形成された
樹脂外装の上面すなわち図13の凹部29aの開口側の
面を研磨して平坦化することにより、図14に示すチッ
プ型圧電共振部品70を得ることができる。本実施例の
チップ型圧電共振部品70では、樹脂外装22が略直方
体状の形状を有し、かつ該直方体状の形状の樹脂外装2
2の外表面に沿って、金属端子63〜65の露出部分が
配置されている。
【0054】しかも、図14から明らかなように、各金
属端子63〜65の外表面に露出されている部分は、樹
脂外装22と面一となるように配置されている。従っ
て、全体として略直方体状の取り扱いの用意なチップ型
圧電共振部品とされており、かつ各金属端子63〜65
が、それぞれ、チップ型圧電共振部品70の複数の面に
わたって露出されているため、プリント回路基板等への
実装も容易に行うことができ、金属端子63〜65の露
出されている部分を直ちに外部電極として使用すること
ができる。
【0055】図15〜17は、第2の実施例に用いた金
属端子63〜65の変形例を示す各斜視図である。図1
5に示す金属端子73〜75では、金属端子75を代表
して説明するように、素子載置部75aが、水平面部7
5dの一方側縁から水平面部75dの上方に折り返すこ
とにより形成されている。その他の点については、図1
1に示した金属端子65と同様である。金属端子73に
ついても金属端子75と同様に構成されている。また、
金属端子74についても、素子載置部74aが、水平面
部74dの一方側縁から水平面部74dの上面に折り返
すことにより形成されており、その他の点は金属端子6
4と同様に構成されている。
【0056】図16(a)に示す金属端子81は、金属
フープ80と一体に形成されているが、素子載置部81
aが、先端側で略コの字状に折り曲げられた部分の一部
を打ち抜き、打ち抜かれた部分の中央を図示のように略
U字状に折り曲げることにより構成されている。また、
図16(b)に示す金属端子82では、略コの字状に折
り曲げられた部分、すなわち底部及び対向している垂直
壁の一部を打ち抜き、但し一方の垂直壁82b側にのみ
連なるように先端が略U字状に形成された舌片82dを
形成することにより、素子載置部82aが構成されてい
る。
【0057】図17(a)に示す金属端子83では、略
コの字状に折り曲げられた部分、すなわち底部83a及
び対向する垂直壁83b,83cを有する構造におい
て、一方側縁側において金属板を打ち抜き中央を略U字
状に折り曲げることにより、素子載置部83dが形成さ
れている。
【0058】図17(b)に示す金属端子84では、先
端側が略コの字状に折り曲げられており、それによって
水平部84a及び対向し合う一対の垂直壁84b,84
cが形成されており、一方側縁側において、金属板を打
ち抜き、それによって先端が略U字状に折り曲げられた
舌片84dが形成されている。そして、この舌片の略U
状に折り曲げられた部分により素子載置部が構成されて
いる。図17(a)に示した金属端子83と異なるとこ
ろは、該舌片84dが、一方の垂直壁84bにのみ連ね
られていることにある。
【0059】第3の実施例 図18〜図22は、本発明の第3の実施例を説明するた
めの各斜視図である。本実施例では、図18に示した圧
電共振素子90と図19に示すコンデンサ素子100と
が組み合わされて用いられて圧電発振子が構成される。
【0060】図18に示すように、主面と平行な方向P
に分極軸が揃うように分極処理された矩形の圧電セラミ
ック板91の両主面の中央領域において対向するように
共振電極92,93を形成することにより、厚みすべり
振動モードを利用した圧電共振素子90が構成される。
なお、94,95は、端子電極を示し、それぞれ他方主
面に形成された共振電極93,92に電気的に接続され
るように、圧電共振素子の一方主面から側面を経て他方
主面側に至るように形成されている。上記端子電極9
4,95は、圧電共振素子90の金属端子への接合に際
しての方向性を無くしたり、あるいは結合強度を高める
ために設けられている。
【0061】図19に示すコンデンサ素子100は、矩
形の誘電体セラミック板101を用いて構成されてい
る。セラミック板101の上面には、中央に端子電極1
02が形成されており、該端子電極102から両端10
1a,101b側に延びるように狭い幅の電極103,
104が形成されている。また、セラミック板101の
下面には、両端101a,101bから中央側に延びる
ように電極105,106が形成されており、電極10
5,106は、それぞれ、電極103,104とセラミ
ック板101を介して部分的に重なり合うように形成さ
れている。なお、電極105,106は、端子電極10
2とは対向しないように形成されている。
【0062】まず、図20に示すように、金属端子11
3〜115を、金属フープ116に連ねられた状態で用
意する。金属端子113は、中央に素子載置部113a
を有し、かつ該素子載置部113aの一方側縁から幅の
狭い連結部113bで折り曲げられ、かつ素子載置部1
13aと対向するように設けられた素子挟持部113c
を有する。素子載置部113aの両側には、下方に延び
る傾斜面部113d,113eが形成されており、さら
に傾斜面部113d,113eの外側端に水平方向に延
びる取り付け部113f,113gが設けられている。
金属端子115も、金属端子113と同様に構成されて
いる。もっとも、素子挟持部115cは、その先端が金
属端子114側を向くように設けられている。
【0063】金属端子114は、後述のようにコンデン
サ素子90の上面に対向するように設けられる素子当接
部114aと、該素子当接部114aの一端から下方に
延びる傾斜面部114bと、傾斜面部114bの下端か
ら金属フープ116側に延ばされた取り付け部114c
とを有する。
【0064】図21に示すように、上記金属端子113
〜115間に、圧電共振素子90とコンデンサ素子10
0とが挿入される。すなわち、圧電共振素子90が、素
子載置部113a,115aと、素子挟持部113c,
115cとの間に、図21に示す矢印方向に挿入され
る。
【0065】また、コンデンサ素子100は、上記素子
挟持部113c,115cの上面と、素子当接部114
aとの間の空間に挿入される。次に、圧電共振素子90
の端子電極94,95が上記金属端子113,115に
半田付け等により接合される。同様に、コンデンサ素子
100の電極105,106も金属端子113,115
に半田付けされる。
【0066】さらに、コンデンサ素子100の端子電極
102が、金属端子114に半田付けにより接合され
る。このようにして、金属フープに一体に設けられた金
属端子113〜115に、圧電共振素子90及びコンデ
ンサ素子100が接合され、金属フープ116に支持さ
れた状態で、共振部分上に空洞形成用ワックスを付与し
た後に、最終的に施すべき樹脂外装の外形に応じた形状
の凹部を有する成形型内に挿入され、樹脂を注入し、硬
化することにより樹脂外装が施される。しかる後、第
1,第2の実施例と同様に、金属端子113〜115と
金属フープ116とを分離する。このようにして得られ
たチップ型の圧電発振子が得られる。
【0067】上記のようにして得られたチップ型圧電発
振子の一部を切欠いた状態を図22に示す。図22にお
いて、チップ型圧電発振子121は、直方体状の樹脂外
装122内に、空洞123を有し、該空洞123は、前
述した空洞形成用ワックスが樹脂外装122を構成する
合成樹脂の熱硬化に際して飛散することにより構成され
ている。
【0068】なお、図22では、空洞123が形成され
ている部分を切断して図示しているが、共振部以外の部
分では上記空洞123は形成されていない。第3の実施
例から明らかなように、本発明のチップ型圧電共振部品
は、単に1個の圧電共振素子を内部に有するものだけで
なく、圧電共振素子以外の他の電子部品素子を有すもの
であってもよく、さらに複数の圧電共振素子を内部に有
するものであってもよい。
【0069】また、本発明において用いる圧電共振素子
としては、TSモードを利用した2重モード圧電フィル
タや図18に示した厚みすべりモードを利用した圧電共
振素子に限定されるものではなく、例えばTEモードを
利用した圧電共振素子や圧電フィルタなどであってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のチップ型圧電共振部品の一例を説明する
ための分解斜視図。
【図2】図1に示した圧電共振部品の蓋体を取り除いた
状態を示す断面図。
【図3】第1の実施例のチップ型圧電共振部品を示す斜
視図。
【図4】金属端子を示す斜視図。
【図5】(a)及び(b)は、金属端子間に圧電共振素
子を挿入した状態及びダンピング剤を塗布する工程を説
明するための各斜視図。
【図6】成形型内に圧電共振素子を挿入し、外装樹脂を
注入する工程を説明するための斜視図。
【図7】第1の実施例のチップ型圧電共振部品の一部を
切欠いて示す斜視図。
【図8】金属端子の変形例を説明するための斜視図。
【図9】図8に示した金属端子間に圧電共振素子を挿入
し、ダンピング剤を塗布する工程を示す斜視図。
【図10】図9に示した圧電共振素子を成形型内に挿入
した状態において外装樹脂を注入する工程を示す斜視
図。
【図11】第2の実施例で用いられる金属端子を説明す
るための斜視図。
【図12】図11に示した金属端子に圧電共振素子を挿
入した状態を示す斜視図。
【図13】第2の実施例において外装樹脂を注入する工
程を説明するための斜視図。
【図14】第2の実施例のチップ型圧電共振部品を示す
斜視図。
【図15】金属端子の変形例を説明するための斜視図。
【図16】(a)及び(b)は、金属端子の他の変形例
を説明するための各斜視図。
【図17】(a)及び(b)は、それぞれ、金属端子の
変形例を説明するための斜視図。
【図18】第3の実施例で用いられる圧電共振素子を示
す斜視図。
【図19】第3の実施例で用いられるコンデンサを示す
斜視図。
【図20】第3の実施例で用意される金属端子を説明す
るための斜視図。
【図21】第3の実施例において圧電共振素子及びコン
デンサを金属端子間に挿入した状態を示す斜視図。
【図22】第3の実施例のチップ型圧電共振部品の一部
を切欠いて示した斜視図。
【符号の説明】
1…圧電共振素子 21…チップ型圧電共振部品 22…樹脂外装 23〜25…金属端子 28…ダンピング剤 29…成形型 29a…凹部 30…外装樹脂 43〜45…金属端子 63〜65…金属端子 70…チップ型圧電共振部品 81〜84…金属端子 90…圧電共振素子 113〜115…金属端子 121…チップ型圧電共振部品 122…樹脂外装 123…空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永原 恒治 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電共振素子を用意する工程と、 前記圧電共振素子に複数本の金属端子を接続する工程
    と、 前記金属端子に接続された圧電共振素子の共振部分に、
    空洞形成用ワックスまたはダンピング剤を塗布する工程
    と、 前記金属端子に接続された圧電共振素子を、目的とする
    チップ部品形状に応じた形状を有する成形型内に挿入
    し、外装樹脂を注入し、硬化させることにより、前記複
    数本の金属端子の一部を露出させた樹脂外装を施す工程
    とを備える、チップ型圧電共振部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数本の金属端子が金属フープに連
    ねられて用意されており、前記圧電共振素子が前記金属
    フープにより支持された状態のまま、前記空洞形成用ワ
    ックスもしくはダンピング剤の塗布及び成形型内への挿
    入工程が実施される、請求項1に記載のチップ型圧電共
    振部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記外装樹脂を硬化させた後に、金属フ
    ープから前記複数本の金属端子を切断する工程をさらに
    備える、請求項2に記載のチップ型圧電共振部品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記圧電共振素子に複数本の金属端子を
    接続する工程が、圧電共振素子に金属端子を半田付けに
    より接続することにより行われる、請求項1に記載のチ
    ップ型圧電共振部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 圧電共振素子と、 前記圧電共振素子に電気的に接続された複数本の金属端
    子と、 前記圧電共振素子の共振部分の振動を妨げないための空
    洞を残すように、かつ前記圧電共振素子の周囲に所定の
    形状となるように成形された樹脂外装とを備え、 前記複数本の金属端子が前記樹脂外装の外表面に露出さ
    れている、チップ型圧電共振部品。
  6. 【請求項6】 前記空洞にダンピング剤が充填されてい
    る、請求項5に記載のチップ型圧電共振部品。
  7. 【請求項7】 前記所定の形状が直方体状もしくは立方
    体状である、請求項5に記載のチップ型圧電共振部品。
  8. 【請求項8】 前記直方体状もしくは立方体状の樹脂外
    装の外表面と面一となるように、前記金属端子の露出部
    分が配置されている、請求項7に記載のチップ型圧電共
    振部品。
  9. 【請求項9】 前記複数本の金属端子が前記圧電共振素
    子に半田付けされて電気的に接続されている、請求項5
    に記載のチップ型圧電共振部品。
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