JPH07106680B2 - 転写材 - Google Patents
転写材Info
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- JPH07106680B2 JPH07106680B2 JP9377791A JP9377791A JPH07106680B2 JP H07106680 B2 JPH07106680 B2 JP H07106680B2 JP 9377791 A JP9377791 A JP 9377791A JP 9377791 A JP9377791 A JP 9377791A JP H07106680 B2 JPH07106680 B2 JP H07106680B2
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Description
らかでさらっとして心地よく、表面に指紋が残らない転
写表面を表現することのできる転写材に関するものであ
る。
の基材表面に図柄を形成する方法として汎用されている
技術である。転写材の層構成としては、基体シート上に
剥離層・着色層・接着層などが順次積層されたものが一
般的である。
転写体の表面に新たな質感を表現するために、艶消しの
層を転写すること、基体シートに凹凸を形成しておいて
凹凸の層を転写すること、盛り上げ層による凹凸の層を
転写することが行われていた。しかし、図柄のみを転写
した場合は平滑で冷たい手触りを有するものであり、ま
た艶消しや凹凸を表現した場合も硬い感触を有するもの
であった。
気硬化型・2液常乾型・2液焼付型・水分散型のウレタ
ン樹脂および電離放射線硬化型のウレタンアクリレート
樹脂のうちいずれかよりなる柔軟な樹脂層を転写するこ
とによって、手触りの柔らかな転写表面を表現すること
が試みられていた。
硬化型・2液常乾型・2液焼付型・水分散型のウレタン
樹脂および電離放射線硬化型のウレタンアクリレート樹
脂のうちいずれかよりなる柔軟な樹脂層を転写する場合
は、手触りは柔らかであるが、人工的で粘り気があると
いう問題点があった。また、触った後に指紋が残って転
写表面が汚れてくるという問題点があった。
ために、手触りが柔らかくなめらかでさらっとして心地
よく、表面に指紋が残らない転写表面を表現することの
できる転写材を得ることを目的とする。
めに、本発明の転写材は、吸湿性有機フィラーを含有
し、1液型・湿気硬化型・2液常乾型・2液焼付型・水
分散型のウレタン樹脂および電離放射線硬化型のウレタ
ンアクリレート樹脂のうちいずれかよりなる柔軟な樹脂
層が、転写後に最上層となるように構成した。
体シート・柔軟層・着色層・接着層が順次積層された転
写材を一例として説明する。
タレート・ポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロン・
セロハンなどのプラスチックフィルム、あるいはこれら
と紙との複合フィルムなど、通常の転写材の基体シート
として用いられるものを使用するとよい。また、これら
の基体シートにマット加工またはエンボス加工したもの
も用いられる。また、必要に応じて離型層が基体シート
の表面に形成されてもよい。離型層としては、たとえば
熱溶融性ワックス・シリコン樹脂・硬化型メラミン樹脂
などを使用することができる。離型層は、グラビアコー
ト法・ロールコート法・エアーナイフコート法・カーテ
ンコート法などの手段で形成するとよい。
1液型・湿気硬化型・2液常乾型・2液焼付型・水分散
型のウレタン樹脂および電離放射線硬化型のウレタンア
クリレート樹脂のうちいずれかよりなる柔軟な樹脂層で
あり、基体シート上に全面または部分的に設けられてい
る。
体に弾性を有する柔らかな感触を付与し、プラスチック
・金属・ガラスなどの被転写体の商品価値を著しく高め
ることができる。また、柔軟層の厚さは20μm以上が
弾性が感じられてとくによい。柔軟層は、透明であって
もよいし、顔科または染料などの着色材を配合して着色
されていてもよい。柔軟層は、ロールコート法・グラビ
アコート法・エアーナイフコート法・カーテンコート法
・スクリーン印刷法・スプレーコート法・製電塗装法な
どの手段で形成するとよい。
枝・幹・根など植物の繊維の粉末、牛皮革・馬皮革など
動物の皮革の粉末、羊毛・狸毛などの動物の毛の粉末な
ど天然素材を粉末にしたもの、あるいはポリアクリル酸
塩系、ポリエチレンオキサイド架橋物などの合成吸水性
ポリマーなどが用いられる。
剤を含有する樹脂よりなるインキを用い、グラビア印刷
法やスクリーン印刷符の通常の印刷方法により柔軟層の
上に全面または部分的に設けられる。
に柔軟層および着色層を接着させる層である。接着層と
しては、被転写体の素材表面に適した感熱性あるいは感
圧性の樹脂を適宜使用する。例えば、被転写体がポリス
チレンの場合はアクリル系や塩化ビニル酢酸ビニル系樹
脂を、ポリプロピレンの場合は塩素化ポリプロピレン系
樹脂やエチレン酢酸ビニル系樹脂などを用いるとよい。
写材を得ることができる。なお、上記の転写材の層構成
は本発明の一実施例であり、これに限定されるものでは
ない。たとえば、アルミニウム蒸着膜層を組み込むなど
してもよい。
シートとし、その上にシリコン離型剤に酸触媒を配合し
たものをグラビア印刷法で塗布し、180℃、30秒焼
き付けてマット加工を施し、その上に2液焼付ウレタン
樹脂中に牛皮革の粉末を吸湿性有機フィラーとして含有
させたインキをグラビアコート法により塗布し柔軟な樹
脂層を形成した。さらに、その上にビニル系樹脂からな
る着色層、アクリル系樹脂からなる接着層をそれぞれグ
ラビアコート法により形成して転写材を得た。
ル(HIPS)成型品に220℃の温度下で転写し基体シート
を剥離したところ、触りが柔らかくなめらかでさらっと
して心地よく、表面に指紋が残らない転写表面が得られ
た。
を含有し、1液型・湿気硬化型・2液常乾型・2液焼付
型・水分散型のウレタン樹脂および電離放射線硬化型の
ウレタンアクリレート樹脂のうちいずれかよりなる柔軟
な樹脂層が、転写後に最上層となるように構成した。
る吸湿性有機フィラーが手の油や汗を吸収するため、触
りが柔らかくなめらかでさらっとして心地よく、表面に
指紋が残らない。
Claims (1)
- 【請求項1】 吸湿性有機フィラーを含有し、1液型・
湿気硬化型・2液常乾型・2液焼付型・水分散型のウレ
タン樹脂および電離放射線硬化型のウレタンアクリレー
ト樹脂のうちいずれかよりなる柔軟な樹脂層が、転写後
に最上層となることを特徴とする転写材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9377791A JPH07106680B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 転写材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9377791A JPH07106680B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 転写材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303699A JPH04303699A (ja) | 1992-10-27 |
JPH07106680B2 true JPH07106680B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14091855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9377791A Expired - Fee Related JPH07106680B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 転写材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106680B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5935271B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2016-06-15 | Dic株式会社 | 熱転写用フィルム及びその製造方法 |
JP5935279B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2016-06-15 | Dic株式会社 | 熱転写用フィルム及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP9377791A patent/JPH07106680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04303699A (ja) | 1992-10-27 |
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Legal Events
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