JPH07106356B2 - プール水オゾン浄化装置 - Google Patents

プール水オゾン浄化装置

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JPH07106356B2
JPH07106356B2 JP3226422A JP22642291A JPH07106356B2 JP H07106356 B2 JPH07106356 B2 JP H07106356B2 JP 3226422 A JP3226422 A JP 3226422A JP 22642291 A JP22642291 A JP 22642291A JP H07106356 B2 JPH07106356 B2 JP H07106356B2
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JP
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water
pool
cooling water
ozone
pipe
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JP3226422A
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由紀子 西岡
稔 原田
良一 新荘
一郎 神谷
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プールの水の浄化に使
用するプールオゾン浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオゾン浄化装置は図
示すように、プール等の処理水槽1の取水口1aと当該
処理水槽1の循環水流入口1bが、途中にヘヤキャッチ
ャ2、圧送ポンプ3、ろ過器4、ボイラ7を介在させた
循環路管R1で連結し、上記循環路管R1の圧送ポンプ
3の吐き出し口付近から分岐循環路管R2が分岐し、途
中に気液混合器5、反応槽6を介在させて圧送ポンプ3
の上流へ戻り、上記気液混合器5にはオゾナイザ8がオ
ゾン供送管R3で連結され、該オゾナイザ8には冷却水
供給管4が連結し、上水等が冷却水として供給され、
冷却水排水管R5で冷却水を排出するようになってい
た。なお、反応槽6には気液分離器10とオゾン分離塔
11が連結管R6で連結し、排オゾンを処理するように
なっている。
【0003】オゾナイザの冷却には2〜5リットル/m
inの冷却水量Qが必要であるので、上記のような従来
の冷却方法では下記式1で示される量の上水等を必要と
し、これに伴い、装置の運転コストの中には式2で表さ
れる冷却水コストを含める必要があった。
【0004】 B=60QA=120〜300A ・・・(式1) P=0.001VB ・・・(式2) ここで、 A:装置運転時間(h/day) Q:冷却水量(リットル/min) B:1日当たりの必要冷却水量(リットル/day) V:上水等の単価(円/m3 ) P:1日当たりの冷却水コスト(円/day)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記で必要と
される上水等を削減して節水し、それに伴うコストの低
減を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次のオゾン
浄化装置によって達成される。 1)プールの取水口からオゾン反応器を経てプールの流
入口を結ぶ分岐循環路管R2にプール水の一部を通すこ
とによりプール水を浄化するオゾン浄化装置において、
プール水浄化の循環路管R1 にろ過器を設け、前記循環
路管R1 における前記ろ過器の手前の圧送ポンプの出口
付近で被処理水であるプール水を分岐す る分岐箇所から
冷却水供給管を設け、この冷却水供給管をオゾナイザの
冷却部に接続して、オゾナイザに冷却水を供給し、その
冷却水を冷却水排出管でオゾン反応槽の下流側の循環路
管R1へ戻し、前記循環路管R1 における前記ろ過器の
後にプール水を分岐する分岐循環路管R2を接続し、こ
の分岐循環路管R2をオゾン反応槽に接続して被処理水
であるプール水をオゾン反応槽に供給して処理し、オゾ
ン反応槽から分岐循環路管R2を前記循環路管R1 にお
ける前記ろ過器の後の前記分岐循環路管R2を分岐した
箇所より後の位置に接続し、オゾン反応槽での処理を行
ったプール水を流入口からプールに戻し、かつ冷却水の
断水時にオゾナイザの運転を停止するための冷却水断水
リレーを具備していることを特徴とするプールオゾン
浄化装置。
【0007】本発明のオゾン浄化装置においては、プー
ル水をオゾンにより処理して浄化するものであり、処理
すべきプール水を「被処理水」ということがある。図1
に従って本発明の適用例を説明すると、プール1の取水
口1aと該プール1の循環水流入口1bを結ぶ循環路管
R1に上流からヘヤキャッチャ2、圧送ポンプ3、ろ過
器4、ボイラ7を配置し、分岐循環路管R2をろ過器4
の出口付近で循環路管R1から分岐させ、前記分岐循環
路管R2の途中に気液混合器5と反応槽6を介在させ
る。気液混合器5にはオゾナイザ8がオゾン供給管R3
で連結している。気液混合器5と反応槽6でプール水が
オゾンにより処理されて浄化される。処理されて浄化さ
れたプール水は前記分岐点とボイラ7との間に接続した
前記分岐循環路管R2により、前記循環路管R1に合流
して、プールに戻される。
【0008】また、循環路管R1の圧送ポンプ3の吐出
し口付近から冷却水供給管R4を分岐して、オゾナイザ
8へ接続し、プール水の一部をオゾナイザ8へ冷却水と
して供給してオゾナイザ8の冷却を行い、そこから冷却
水排水管R5で前記分岐循環路管R2の反応槽6の出口
付近から冷却水を前記分岐循環路管R2へ戻すようにし
てある。ただし、分岐循環路管R2の気液混合器5と反
応槽6の間に循環ポンプ9が付加されている。
【0009】また、反応槽6に気液分離器10とオゾン
分解塔11が連結管R6で連結し、排オゾンを処理して
いる。オゾナイザは装置の保護及び性能の安定のため冷
却の必要がある。上記適用例のオゾナイザは、安全と確
実性を考慮し、水冷方式を採用している。水冷の場合冷
却水の断水が懸念されるが、上記例のオゾナイザは断水
時の保護として簡単かつ安価な方法である冷却水断水リ
レーを具備しており、冷却水に断水や流量不足が生じた
場合には、例えば冷却水供給管R4に設けた流量センサ
からの信号を前記の冷却水断水リレーに導き、この冷却
水断水リレーによりオゾナイザの運転を停止するように
して自動停止するシステムになっている。冷却水断水リ
レーが作動するときは、当然循環ポンプに供給される処
理水も停止しているので、循環ポンプが空運転になる。
よって、その際、装置保護のためオゾナイザから循環ポ
ンプへ停止信号が入力するようにしている。
【0010】このため本発明によると、プール水浄化装
置の運転が停止になりプール水の循環が止まるとオゾナ
イザへの冷却水の供給も止まり、オゾナイザも停止する
というように連動することになり、プール水の動きと無
関係にオゾナイザが作動しオゾン処理系のオゾン濃度が
高くなることを防止するのに有効である。
【0011】また、冷却水を上水などにした場合、上水
は水温が通常20℃以下であることが多く、特に冬期に
おいては外気温度によって更に低温となることや地下水
は一般に15℃以下であることから、オゾナイザの設置
される機械室のような湿度の高い環境ではオゾナイザ内
に結露を発生させ易い。これに対し、本発明によると、
プール水はボイラで加熱され30℃程度に保たれている
のでオゾナイザ内の結露を防ぐことができる。冷却性を
考えた場合、冷却水温度が30℃というのは高いように
思われるが、水冷の場合は伝熱効率が良いので30℃の
冷却水でも十分冷却可能である。水を無駄にしない冷却
法として空冷を採用する例もあるが、空冷の場合室温の
変化によって冷却能力が左右されるので、オゾン発生量
の変化が大きく、さらに、原料ガスが冷却媒体の大部分
を占めているため原料ガス量を減少させると内部温度が
上昇し装置の寿命の低下を招くなどの欠点がある。
【0012】本発明は更に、プール水の循環経路内の圧
力差を利用してオゾナイザ冷却水の取水・排水を行うた
め、特別な注水装置を必要としない。
【0013】
【実施例】前記適用例において、上水などの節減量の試
算を下記に示す。従来通り上水を冷却水として利用する
場合の上水の消費量は、前記式1において装置運転時間
A=24(h/day)とすると、1日当たりの必要冷
却水量B=2880〜7200(リットル/day)と
なり、このBの値を用い、かつ上水等の単価V=573
(円/m3 )として、前記式2にこれらの値を入れて1
日当たりの冷却水コストを計算すると、P=1650〜
4126(円/day)となる。従って、本発明によれ
ば1日当たり2880〜7200リットル/dayの上
水と、1日当たり1650〜4126円のの冷却水コス
トが節減できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、前記した構成により次のよう
な効果を奏する。 従来冷却水として使用していた分の上水等を節水で
き、それに伴って浄化装置運転のコストから冷却水のコ
ストを削減することができる。図2に示す従来のプー
ル水の浄化装置であるろ過器を設けた循環路管R1に付
属して設けることができるので、従来の浄化装置をその
まま利用できるために特別の構造変化を伴うことがなく
非常に経済的である。冷却水の配管などは循環路管R
1におけるポンプによる配管内の圧力差を利用するた
め、新たな配管を設けるだけで、従来の装置に特別な装
置を設置せずに本発明を構成できる。温度が高いプー
ル水を冷却水に利用しているため、オゾナイザなどの装
置内に結露を生ずることを防ぐことができる。オゾナ
イザの冷却水断水時の自動停止機能との相乗機能によ
り、安全性も増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の装置の1適用例の系統図であ
る。
【図2】図2は従来の装置の典型的適用例の系統図であ
る。
【符号の説明】
1 プール 1a 取水口 1b 循環水流入口 2 ヘアキャッチャ 3 圧送ポンプ 4 ろ過器 5 気液混合器 6 反応槽 7 ボイラ 8 オゾナイザ 9 循環ポンプ 10 気液分離器 11 オゾン分解器 R1 循環路管 R2 分岐循環路管 R3 オゾン供送管 R4 冷却水供給管 R5 冷却水排水管 R6 連結管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 一郎 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−100904(JP,A) 特開 昭56−164004(JP,A) 特開 昭57−179002(JP,A) 実開 平2−77046(JP,U) 実開 平4−106699(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プールの取水口からオゾン反応器を経て
    プールの流入口を結ぶ分岐循環路管R2にプール水の一
    部を通すことによりプール水を浄化するオゾン浄化装置
    において、プール水浄化の循環路管R1 にろ過器を設
    け、前記循環路管R1 における前記ろ過器の手前の圧送
    ポンプの出口付近で被処理水であるプール水を分岐する
    分岐箇所から冷却水供給管を設け、この冷却水供給管を
    オゾナイザの冷却部に接続して、オゾナイザに冷却水を
    供給し、その冷却水を冷却水排出管でオゾン反応槽の下
    流側の循環路管R1へ戻し、前記循環路管R1 における
    前記ろ過器の後にプール水を分岐する分岐循環路管R2
    を接続し、この分岐循環路管R2をオゾン反応槽に接続
    して被処理水であるプール水をオゾン反応槽に供給して
    処理し、オゾン反応槽から分岐循環路管R2を前記循環
    路管R1 における前記ろ過器の後の前記分岐循環路管R
    2を分岐した箇所より後の位置に接続し、オゾン反応槽
    での処理を行ったプール水を流入口からプールに戻し、
    かつ冷却水の断水時にオゾナイザの運転を停止するため
    の冷却水断水リレーを具備していることを特徴とするプ
    ールオゾン浄化装置。
JP3226422A 1991-08-13 1991-08-13 プール水オゾン浄化装置 Expired - Lifetime JPH07106356B2 (ja)

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JPH0550077A JPH0550077A (ja) 1993-03-02
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