JPH07106170A - 非接触型充電器用トランス - Google Patents

非接触型充電器用トランス

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JPH07106170A
JPH07106170A JP5265587A JP26558793A JPH07106170A JP H07106170 A JPH07106170 A JP H07106170A JP 5265587 A JP5265587 A JP 5265587A JP 26558793 A JP26558793 A JP 26558793A JP H07106170 A JPH07106170 A JP H07106170A
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transformer
primary coil
magnetic core
winding
cylindrical
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JP5265587A
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Minoru Takahashi
実 高橋
Takashi Urano
高志 浦野
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一次、二次コイル間に充電部及び被充電部の
ハウジングが介在する場合でも一次、二次コイル間の結
合度を向上させ、電力伝送の効率化を図った非接触型充
電器用トランスを得る。 【構成】 充電部側ハウジング41に設けられていて、
円筒状磁芯53の外周に当該外周とほぼ同じ幅で巻線し
てなる一次コイルT1と、前記充電部側ハウジング41
に対して着脱自在な被充電部側ハウジング43に設けら
れていて、結合時に前記一次コイルT1の外側を前記円
筒状磁芯53と同心となるように周回する巻線57を有
する二次コイルT2とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機、電
動歯ブラシ、電動ひげそり等の電源として利用される二
次電池(充電式電池)を非接触で充電する非接触型充電
器に使用する非接触型充電器用トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電池を電源とする機器は多く、携
帯型の機器が増加する中で、ニッケル−カドミウム(N
i−Cd)電池等の繰り返し充電の行える二次電池が用
いられおり、コードレス電話機、電動歯ブラシ、電動ひ
げそり、ラップトップ、ノート、パームトップ型パソコ
ン等がその用途の代表である。そして、その二次電池を
充電するのに一般に接触型充電器が用いられていた。
【0003】しかし、上記接触型充電器は、商用電源に
接続される充電部(例えばコードレス電話機の親機等)
と二次電池を内蔵した被充電部(例えばコードレス電話
機の子機)とを接続するための接触子が外部に露出して
いるため、該接触子が錆びたり、表面酸化や腐食が発生
して接触不良となる恐れがある。
【0004】このため、商用電源に接続される充電部か
ら二次電池を内蔵した被充電部へ電気的に非接触で電力
を伝送する非接触型充電器が要望されるようになってき
ている。このような非接触型充電器の動作原理は、充電
部に設けられる一次コイルと被充電部に設けられる二次
コイルとからなるトランスを用い、一次、二次コイル間
の電磁誘導により電力を伝送するものである。また、ト
ランスの小型化のための通常数10kHz以上の高周波
が使用される。
【0005】図7は上記用途に使用される非接触型充電
器用トランスの従来例を示す。この図において、充電部
側ハウジング1は非磁性材(樹脂)であって円筒状凸部
2を有し、前記充電部側ハウジング1に対して着脱自在
な被充電部側ハウジング3は非磁性材(樹脂)であって
前記円筒状凸部2の外側に嵌合する円筒状凹部4を有し
ている。そして、非接触型充電器用トランス10は、巻
線11を巻回したボビン12をフェライト等の円柱状磁
芯13に嵌挿した構造を持っていて前記円筒状凸部2の
円筒部分内側に配置された一次コイル14と、前記円筒
状凹部4の円筒部分外周を周回するように巻回された巻
線を有する空芯の二次コイル15とからなっている。非
接触型充電器を構成する場合、前記一次コイル14は商
用電源で作動する高周波電源で励磁され、前記二次コイ
ル15には二次電池を充電するための直流電圧を作成す
るための整流平滑回路が接続される。
【0006】図8は非接触型充電器用トランスの他の従
来例を示す。この図において、充電部側ハウジング21
は非磁性材(樹脂)であって比較的小径の円筒状凸部2
2を有し、被充電部側ハウジング23は非磁性材(樹
脂)であって前記円筒状凸部22の外側に嵌まる円筒状
凹部24を有している。この場合、非接触型充電器用ト
ランス30は、前記比較的小径の円筒状凸部22の内側
に嵌まり込むフェライト等の円柱状磁芯33中間部に対
して巻線31を巻回したボビン32を嵌挿した構造を持
っている一次コイル34と、前記円筒状凹部24の円筒
部分外周に配設されるボビン36に巻線37を巻回して
なる空芯の二次コイル35とからなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、非接触型充
電器用トランスに要望されることは、充電部ハウジング
に被充電部ハウジングを図7や図8の如く結合した充電
状態において、一次コイルで発生した電磁エネルギーが
二次コイルに効率良く伝送されることであり、このため
には一次コイルと二次コイル間の結合係数(結合度)が
重要となる。
【0008】しかし、図7の従来例の場合、一次コイル
14が円柱状磁芯13を用いており、一次コイル14に
よる磁束は円柱状磁芯13の中心部を主に通過すること
になる。また、一次コイル14は円柱状磁芯13の外周
全部に巻線11が巻かれた構造であり、円柱状磁芯13
と空芯の二次コイル15との距離が大きいため、一次コ
イル14で発生される磁束のうち空芯の二次コイル15
と鎖交するものを多くできない嫌いがある。すなわち、
一次、二次コイル間の結合係数を大きくできない。とく
に、非接触型充電器用トランスでは、充電部及び被充電
部のハウジングが一次、二次コイル間に介在することに
なるため、両コイル間の結合度が大きく低下していき、
電力伝送の効率が悪化する。
【0009】図8の他の従来例では、円柱状磁芯33の
長さを延ばし、二次コイル35のボビン36よりも長く
することにより、一次コイル34と二次コイル35とを
共通の磁芯にして結合度を上げる工夫をしている。この
場合でも、充電部側ハウジング21や被充電部側ハウジ
ング23の厚みを確保した場合には結合係数k=0.3
7程度が上限であった。
【0010】なお、その他の従来技術として、実開平2
−41408号のロータリートランスがあり、該ロータ
リートランスは円筒状固定側コアの外周面のコイル巻回
溝に第1の巻線を施し、前記円筒状固定側コアの外周面
に対向する内周面を有する円筒状可動側コアの内周面の
コイル巻回溝に第2の巻線を施したものである。但し、
このロータリートランスでは、固定側コアと可動側コア
との間隙は僅かであり、実質的に閉磁路コアとして考え
ることができるものであり、本発明が対象とする非接触
型充電器用トランスのように一次、二次コイル間の距離
が大きくなる使用条件とは異なるものである。
【0011】本発明は、上記の点に鑑み、一次コイルの
構造、とくにその磁芯構造を工夫することによって、一
次、二次コイル間に充電部及び被充電部のハウジングが
介在する場合でも一次、二次コイル間の結合度を向上さ
せ、一次、二次コイル間の電力伝送の効率化を図り得る
非接触型充電器用トランスを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非接触型充電器用トランスは、充電部側ハ
ウジングに設けられていて、円筒状磁芯の外周に当該外
周とほぼ同じ幅で巻線してなる一次コイルと、前記充電
部側ハウジングに対して着脱自在な被充電部側ハウジン
グに設けられていて、結合時に前記一次コイルの外側を
前記円筒状磁芯と同心となるように周回する巻線を有す
る二次コイルとを備えた構成となっている。
【0013】
【作用】本発明の非接触型充電器用トランスにおいて
は、一次コイルを円筒状磁芯外周に巻線を巻回したもの
を使用しているので、円柱状磁芯を用いたものに比べて
一次コイルによる磁束が一次コイルの外側に出やすくな
り(磁芯中心部に磁束が集中することがなく)、一次コ
イルの外側を周回する二次コイルと鎖交する磁束量が増
加する。この結果、一次、二次コイル間の結合度を向上
させ、一次、二次コイル間の電力伝送を効率的に行うこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る非接触型充電器用トラン
スの実施例を図面に従って説明する。
【0015】図1は本発明に係る非接触型充電器用トラ
ンスの実施例を示し、図2及び図3は非接触型充電器用
トランスを用いた非接触型充電器(例えばコードレス電
話機用)を示す。これらの図において、充電部側ハウジ
ング(ケース)41は樹脂等の非磁性材であってやや大
径の円筒状凸部42を有し、前記充電部側ハウジング4
1に対して着脱自在な被充電部側ハウジング(ケース)
43は樹脂等の非磁性材であって前記円筒状凸部42の
外側に嵌合する(緩く嵌まり合う場合も含む)円筒状凹
部44を有している。
【0016】非接触型充電器用トランス50は、充電部
側ハウジング41に固定される一次コイルT1と、被充
電部側ハウジング43に固定される二次コイルT2とか
らなっており、一次コイルT1は、巻線51(NP
B)を巻回した鍔付き円筒状ボビン52の内周側にフ
ェライト等の円筒状磁芯53を嵌め込み固着した構造を
持っていて前記円筒状凸部42の円筒部分内側に配置、
固定されている。ここで、円筒状磁芯53の外周面の幅
と巻線51の巻幅とはほぼ同じである(実際上はボビン
の鍔の厚み分だけ巻線51の幅は僅かに小さくなる場合
が多いが実質的に同じと考えて差し支えない。)。ま
た、二次コイルT2は、鍔付き円筒状ボビン56に巻線
57(NS)を巻回してなる空芯コイルであり、前記円
筒状凹部44の円筒部分外周に嵌め込み固定されてい
る。ここで、一次コイルT1と二次コイルT2との位置
関係は、図1の充電部側と被充電部側ハウジングの結合
時において一次コイルT1の外側を、前記円筒状磁芯5
3と同心となるように二次コイルT2の巻線57が周回
するように設定する。
【0017】上記の非接触型充電器用トランス50を用
いて非接触型充電器を構成する場合、図2及び図3に示
すように、充電部側ハウジング41内に一次コイルT1
に高周波(数10kHz乃至数100kHz)の磁束を
発生させるためのコンバータの一次側回路60Aを搭載
した回路基板61が配設され、被充電部側ハウジング4
3内に二次コイルT2の誘起電圧を整流、平滑して二次
電池Bを充電するための整流平滑回路を含むコンバータ
の二次側回路60B及び二次電池Bが収納されている。
【0018】図3に図1の非接触型充電器用トランスを
用いた非接触型充電器を構成するコンバータの回路構成
を示す。このコンバータは、いわゆるリンギングチョー
クコンバータと呼ばれる自励式フライバックコンバータ
である。充電部側ハウジング41内に収納されるコンバ
ータの一次側回路60Aは、商用電源(AC100V、
50Hz/60Hz)を整流平滑する一次側整流平滑回
路をなす整流器D1及び平滑用コンデンサC1と、一次
コイルT1の主巻線NPに対し直列に挿入されて前記平
滑用コンデンサC1の両端に接続されるスイッチング用
トランジスタQ1と、該トランジスタQ1に起動電流を
供給する起動用抵抗R1と、一次コイルT1の帰還巻線
Bの一端とトランジスタQ1のベースとを接続するベ
ース電流制限抵抗R2と、トランジスタQ1のベース回
路に設けられるダイオードD3、コンデンサC2及び定
電圧ダイオードD2とを有している。
【0019】なお、一次コイルT1は円筒状磁芯を用い
ているため、主巻線NPとして必要なインダクタンスを
確保するための巻数はかなり多くなり、一次、二次の結
合が弱いためにリーケージインダクタンスが大きく、ま
た主巻線NPの分布容量C0の影響からコンバータの電
圧波形は半波正弦波のようになりノイズに対して有利と
なる。
【0020】被充電部側ハウジング43内に収納される
コンバータの二次側回路60Bは、二次コイルT2の巻
線NSに並列に接続された共振用コンデンサC3と、巻
線NSに誘起した高周波電圧を整流平滑する二次側整流
平滑回路をなす整流用ダイオードD4及び平滑用コンデ
ンサC4とを有し、コンデンサC4の両端の電圧がニッ
ケル−カドミウム電池等の二次電池Bの直列接続回路
(本実施例では3個直列)に印加されている。なお、二
次コイルT2の巻線NSのインダクタンスと共振用コン
デンサC3との並列共振周波数は一次側の並列共振周波
数に略一致するように設定されている。
【0021】本実施例では、コンバータのスイッチング
周波数:120kHz、C1:22μF、C2:180
μF、C3:0.01μF、C4:68μF、R1:1
30kΩ、R2:130Ω、2次電池B:1.2V、6
00mAh、定電圧ダイオードD2のツエナー電圧V
z:6Vとした。
【0022】次に図3のコンバータの動作説明を行う。
一次側回路60Aのスイッチング用トランジスタQ1の
ベースに起動用抵抗R1を通して起動電流igが流れ、
トランジスタQ1がターンオンする。すると帰還巻線N
BにトランジスタQ1のベース電流を増加させる向きの
誘起電圧が発生し、トランジスタQ1のコレクタ電流は
増加して行く。やがてコレクタ電流は飽和して増加でき
なくなると、帰還巻線NBの誘起電圧の極性が反転して
トランジスタQ1はターンオフする。このターンオフ
時、コンデンサC2はダイオードD3を通じて負電圧に
充電される。 Vc = Vz + VBE (但し、Vc:コンデンサC2の充電電圧、Vz:定電
圧ダイオードD2のツエナー電圧、VBE:トランジスタ
Q1のベース−エミッタ間電圧)の条件で定電圧ダイオ
ードD2に電流izが流れ、トランジスタQ1のベース
電流がバイパスされてトランジスタQ1のターンオフが
所定期間維持され、スイッチングのデューティーが定ま
る。
【0023】そして、トランジスタQ1のオン期間中に
一次コイルT1に蓄積されたエネルギーが、そのオフ期
間に二次側回路60Bの二次コイルT2、整流平滑回路
を通して整流、平滑されて二次電池Bに印加され、当該
二次電池Bの充電が実行される。
【0024】図1の実施例に係る非接触型充電器用トラ
ンスを用いて図3のようなコンバータを構成した場合、
非接触型充電器用トランスの結合係数を大きくできるた
め、一次側から二次側に効率的に電力を伝送できる利点
がある。また、一次コイルT1の主巻線NPの巻数が多
く、分布容量が大きいことを利用して、スイッチング用
トランジスタQ1のコレクタ側の電圧波形を正弦波に近
づけて低ノイズ化を図ることができる。
【0025】図4は図1のフェライトの円筒状磁芯を用
いた実施例に係る非接触型充電器用トランスと、同一外
径で同材質の円柱状磁芯を用いた比較例のギャップ長L
と結合係数kとの関係を示す。一次コイルT1の主巻線
Pと二次コイルT2の巻線NSとの相互インダクタンス
Mは M = (Lb−La)/4 (但し、La:差動結合の合成インダクタンス、Lb:和
動結合の合成インダクタンス)で示され、結合係数k
は、相互インダクタンスMを用いて k = M/(L12)1/2 (但し、L1:主巻線(一次巻線)NPの自己インダクタ
ンス、Lb:二次巻線NSの自己インダクタンス)で示さ
れる。この図4の実測データから、一次、二次巻線間の
ギャップ長Lが0〜6mmの全測定範囲において曲線
(イ)の実施例の場合の方が曲線(ロ)の比較例の場合
よりも結合係数kが12%〜5%程度大きく、一次コイ
ルT1から二次コイルT2への電力の伝送を効率よく実
行できることが判る。但し、図4の測定に際し、磁芯内
径9mm、磁芯外径:12.7mm、主巻線NPの外径:1
7.3mm、磁芯外周面の幅(主巻線NPの幅):9.2m
m、二次巻線NSの幅:6mmとした。
【0026】図5は図1のフェライトの円筒状磁芯を用
いた実施例に係る非接触型充電器用トランスにおいて、
円筒状磁芯の内径φAの外径φBに対する比φA/φB
と結合係数kとの関係を示す。φA/φB=0は円柱状
磁芯に対応し、φA/φB=1は空芯に対応している。
この図5から、とくにφA/φBが0.4〜0.9の範
囲とすることで円柱状磁芯の場合よりも優れた結合係数
を得ることができることが判る。但し、図5の測定条件
は、磁芯外径:12.7mm、主巻線NPの外径:18.
6mm、磁芯外周面の幅(主巻線NPの幅):9.2mm、
二次巻線NSの外径:29mm、二次巻線NSの幅:6mm、
ギャップ長L:4mm固定とした。
【0027】図6は図1の円筒状磁芯を用いた実施例に
係る非接触型充電器用トランス(k=0.53、L=4
mm)及び図8の従来例のトランス(k=0.37、L=
4mm)を他励フライバックコンバータにそれぞれ使用
し、発振周波数120kHz、デューティー50%に固
定した場合の出力電流I0と出力電圧V0の関係、すなわ
ち出力特性を測定したもので、曲線(ハ)に示す結合係
数k=0.53の実施例の場合の方が、曲線(ニ)の従
来例(結合結合k=0.37)よりも格段に大きな電力
を伝送できることが判る。
【0028】上記実施例では、被充電部の軽量化に配慮
した二次コイルは空芯構造としたが、さらに結合係数を
増大させるために、例えば二次巻線の外周側に軽量の磁
芯を配置して二次コイルを構成してもよい。
【0029】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触型
充電器用トランスによれば、充電部側ハウジングに設け
られていて、円筒状磁芯の外周に該磁芯とほぼ同じ幅で
巻線してなる一次コイルと、前記充電部側ハウジングに
対して着脱自在な被充電部側ハウジングに設けられてい
て、両ハウジング結合時に前記一次コイルの外側を前記
円筒状磁芯と同心となるように周回する二次コイルとを
備えた構成としたので、円柱状磁芯を用いたものに比べ
て一次コイルによる磁束が一次コイルの外側に出やすく
なり(磁芯中心部に磁束が集中することがなく)、一次
コイルの外側を周回する二次コイルと鎖交する磁束量を
増加させ、一次、二次コイル間の結合度を向上させるこ
とができる。この結果、一次、二次コイル間の電力伝送
を効率的に行うことができ、二次電池の充電を効率的に
実行可能な非接触型充電器を作成するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触型充電器用トランスの実施
例を示す正断面図である。
【図2】図1の非接触型充電器用トランスを用いた非接
触型充電器であって充電部ハウジングに被充電部を載置
した状態の正断面図である。
【図3】非接触型充電器の回路構成を示す回路図であ
る。
【図4】実施例に係る非接触型充電器用トランスと比較
例の場合のギャップ長と結合係数との関係を示すグラフ
である。
【図5】実施例に係る非接触型充電器用トランスにおい
て円筒状磁芯の内径φAの外径φBに対する比φA/φ
Bと結合係数kとの関係を示すグラフである。
【図6】実施例に係る非接触型充電器用トランス及び図
8の従来例のトランスを他励フライバックコンバータに
それぞれ使用して出力特性を測定したグラフである。
【図7】非接触型充電器用トランスの従来例を示す正断
面図である。
【図8】非接触型充電器用トランスの他の従来例を示す
正断面図である。
【符号の説明】
41 充電部側ハウジング 42 円筒状凸部 43 被充電部側ハウジング 44 円筒状凹部 50 非接触型充電器用トランス 51,57 巻線 52,56 鍔付き円筒状ボビン 53 円筒状磁芯 T1 一次コイル T2 二次コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電部側ハウジングに設けられていて、
    円筒状磁芯の外周に当該外周とほぼ同じ幅で巻線してな
    る一次コイルと、 前記充電部側ハウジングに対して着脱自在な被充電部側
    ハウジングに設けられていて、結合時に前記一次コイル
    の外側を前記円筒状磁芯と同心となるように周回する巻
    線を有する二次コイルとを備えたことを特徴とする非接
    触型充電器用トランス。
JP5265587A 1993-09-29 1993-09-29 非接触型充電器用トランス Pending JPH07106170A (ja)

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