JPH07105896A - 電子線装置 - Google Patents
電子線装置Info
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- JPH07105896A JPH07105896A JP5252755A JP25275593A JPH07105896A JP H07105896 A JPH07105896 A JP H07105896A JP 5252755 A JP5252755 A JP 5252755A JP 25275593 A JP25275593 A JP 25275593A JP H07105896 A JPH07105896 A JP H07105896A
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- air lock
- lock valve
- pressure
- valve
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 49
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 16
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアーロックバルブの開閉の操作を行う場合
に有害な機械的振動を生じないようにする。 【構成】 エアーロックバルブ駆動機構4は 6kg/c
m2 のガス圧が加えられたときにエアーロックバルブ5
を開き、 4kg/cm2 のガス圧が加えられたときには
エアーロックバルブ5を閉じる機構を備えている。制御
回路11は入力手段からエアーロックバルブ5を開く指
示がなされると、ガスバルブ10を開く。これでガス容
器12から圧力 6kg/cm2 の圧縮ガスがフレキシブ
ルチューブ6を介してエアーロックバルブ駆動機構4に
供給され、エアーロックバルブ5が開かれる。エアーロ
ックバルブ5を閉じる場合には制御回路11はガスバル
ブ10を閉じ、ガスバルブ9を開く。これでフレキシブ
ルチューブ6内の圧縮ガスは高圧タンク13内に放出さ
れ、ガス圧は 4kg/cm2となるので、エアーロック
バルブ駆動機構4はエアーロックバルブ5を閉じる。
に有害な機械的振動を生じないようにする。 【構成】 エアーロックバルブ駆動機構4は 6kg/c
m2 のガス圧が加えられたときにエアーロックバルブ5
を開き、 4kg/cm2 のガス圧が加えられたときには
エアーロックバルブ5を閉じる機構を備えている。制御
回路11は入力手段からエアーロックバルブ5を開く指
示がなされると、ガスバルブ10を開く。これでガス容
器12から圧力 6kg/cm2 の圧縮ガスがフレキシブ
ルチューブ6を介してエアーロックバルブ駆動機構4に
供給され、エアーロックバルブ5が開かれる。エアーロ
ックバルブ5を閉じる場合には制御回路11はガスバル
ブ10を閉じ、ガスバルブ9を開く。これでフレキシブ
ルチューブ6内の圧縮ガスは高圧タンク13内に放出さ
れ、ガス圧は 4kg/cm2となるので、エアーロック
バルブ駆動機構4はエアーロックバルブ5を閉じる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子顕微鏡等の電子線
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子顕微鏡においては電子銃に関して種
々の操作が行われる。例えば、電子線を放出するフィラ
メントが不良になった場合にはフィラメントを交換する
操作が行われ、電子線が光軸に沿って放出されていない
場合には電子線を光軸に沿って放出するためにいわゆる
電子銃のセンタリングの操作が行われ、あるいは加速管
が不良になった場合には一時的に当該不良となった加速
管を短絡して使用することが行われるので、そのために
不良加速管を短絡する操作が必要となる。
々の操作が行われる。例えば、電子線を放出するフィラ
メントが不良になった場合にはフィラメントを交換する
操作が行われ、電子線が光軸に沿って放出されていない
場合には電子線を光軸に沿って放出するためにいわゆる
電子銃のセンタリングの操作が行われ、あるいは加速管
が不良になった場合には一時的に当該不良となった加速
管を短絡して使用することが行われるので、そのために
不良加速管を短絡する操作が必要となる。
【0003】そして、例えばフィラメントを交換する場
合には加速管頂部にあるエアーロックバルブの開閉操作
を行う必要があるが、そのエアーロックバルブを開閉さ
せるには、電子銃が収容されている高圧タンクの下部、
即ち低電圧側に配置された駆動機構の動力を絶縁物のシ
ャフト等を介して加速管頂部へ伝達している。
合には加速管頂部にあるエアーロックバルブの開閉操作
を行う必要があるが、そのエアーロックバルブを開閉さ
せるには、電子銃が収容されている高圧タンクの下部、
即ち低電圧側に配置された駆動機構の動力を絶縁物のシ
ャフト等を介して加速管頂部へ伝達している。
【0004】また、電子銃のセンタリングは、電子銃の
傾斜調整を行える機械的な駆動機構を用いて行ってお
り、不良加速管の短絡の操作も機械的な駆動機構を用い
て行っている。
傾斜調整を行える機械的な駆動機構を用いて行ってお
り、不良加速管の短絡の操作も機械的な駆動機構を用い
て行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては上述したような機械的な駆動機構を用いていた
ので、駆動機構が複雑になるばかりでなく、エアーロッ
クバルブの開閉等の操作を行う場合等には電子線装置に
とって有害な機械的な振動が発生するものであった。
おいては上述したような機械的な駆動機構を用いていた
ので、駆動機構が複雑になるばかりでなく、エアーロッ
クバルブの開閉等の操作を行う場合等には電子線装置に
とって有害な機械的な振動が発生するものであった。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、エアーロックバルブの開閉等の操作を行う場合に
複雑な駆動機構を必要とせず、且つ有害な機械的振動を
生じない電子線装置を提供することを目的とするもので
ある。
って、エアーロックバルブの開閉等の操作を行う場合に
複雑な駆動機構を必要とせず、且つ有害な機械的振動を
生じない電子線装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電子線装置は、加速管のエアーロックバ
ルブ開閉機構、電子銃のセンタリング機構または加速管
電極短絡用駆動機構を備える電子線装置において、前記
加速管のエアーロックバルブ開閉機構、電子銃の芯出し
機構または加速管電極短絡用駆動機構の少なくとも一つ
はガス圧により駆動される駆動機構を備えてなり、その
ガス圧により駆動される駆動機構は、高圧タンクの内部
に配置され且つ高圧タンクに収容されている絶縁ガスよ
り高い圧力の絶縁ガスが封入されたフレキシブルチュー
ブと接続されていることを特徴とする。
めに、本発明の電子線装置は、加速管のエアーロックバ
ルブ開閉機構、電子銃のセンタリング機構または加速管
電極短絡用駆動機構を備える電子線装置において、前記
加速管のエアーロックバルブ開閉機構、電子銃の芯出し
機構または加速管電極短絡用駆動機構の少なくとも一つ
はガス圧により駆動される駆動機構を備えてなり、その
ガス圧により駆動される駆動機構は、高圧タンクの内部
に配置され且つ高圧タンクに収容されている絶縁ガスよ
り高い圧力の絶縁ガスが封入されたフレキシブルチュー
ブと接続されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】加速管のエアーロックバルブ開閉機構、電子銃
の芯出し機構または加速管電極短絡用駆動機構の少なく
とも一つはガス圧により駆動される駆動機構を備えてい
る。このガス圧により駆動される駆動機構はフレキシブ
ルチューブと接続されている。このフレキシブルチュー
ブは、高圧タンクの内部に配置され、且つ高圧タンクに
収容されている絶縁ガスより高い圧力の絶縁ガスが封入
されている。これによって、当該ガス圧により駆動され
る駆動機構は、フレキシブルチューブ内を通って印加さ
れるガスの圧力により駆動される。
の芯出し機構または加速管電極短絡用駆動機構の少なく
とも一つはガス圧により駆動される駆動機構を備えてい
る。このガス圧により駆動される駆動機構はフレキシブ
ルチューブと接続されている。このフレキシブルチュー
ブは、高圧タンクの内部に配置され、且つ高圧タンクに
収容されている絶縁ガスより高い圧力の絶縁ガスが封入
されている。これによって、当該ガス圧により駆動され
る駆動機構は、フレキシブルチューブ内を通って印加さ
れるガスの圧力により駆動される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る電子線装置においてエアーロックバ
ルブの開閉に関する一実施例の構成を示す図であり、図
中、1は高電圧電源、2は加速管高電圧分割抵抗、3は
加速管、4はエアーロックバルブ駆動機構、5はエアー
ロックバルブ、6はフレキシブルチューブ、7はフィル
タカラム、8はフィルタカラム高電圧分割抵抗、9、1
0はガスバルブ、11は制御回路、12はガス容器、1
3は高圧タンクを示す。
図1は本発明に係る電子線装置においてエアーロックバ
ルブの開閉に関する一実施例の構成を示す図であり、図
中、1は高電圧電源、2は加速管高電圧分割抵抗、3は
加速管、4はエアーロックバルブ駆動機構、5はエアー
ロックバルブ、6はフレキシブルチューブ、7はフィル
タカラム、8はフィルタカラム高電圧分割抵抗、9、1
0はガスバルブ、11は制御回路、12はガス容器、1
3は高圧タンクを示す。
【0010】高圧タンク13内には、高電圧電源1、加
速管高電圧分割抵抗2、加速管3、エアーロックバルブ
駆動機構4、エアーロックバルブ5、フィルタカラム
7、フィルタカラム高電圧分割抵抗8等が収容されてお
り、この高圧タンク13の内部は絶縁ガス、例えばSF
6 で満たされている。この絶縁ガスには通常 4kg/c
m2 程度の所定の圧力がかけられている。
速管高電圧分割抵抗2、加速管3、エアーロックバルブ
駆動機構4、エアーロックバルブ5、フィルタカラム
7、フィルタカラム高電圧分割抵抗8等が収容されてお
り、この高圧タンク13の内部は絶縁ガス、例えばSF
6 で満たされている。この絶縁ガスには通常 4kg/c
m2 程度の所定の圧力がかけられている。
【0011】加速管3は複数段設けられており、各段に
は高電圧発生電源1で発生された高電圧が加速管高電圧
分割抵抗2によって均等に分圧されて印加されている。
同様に、フィルムカラム7も複数段設けられており、各
段には高電圧発生電源1で発生された高電圧がフィルタ
カラム高電圧分割抵抗8によって均等に分圧されて印加
されている。
は高電圧発生電源1で発生された高電圧が加速管高電圧
分割抵抗2によって均等に分圧されて印加されている。
同様に、フィルムカラム7も複数段設けられており、各
段には高電圧発生電源1で発生された高電圧がフィルタ
カラム高電圧分割抵抗8によって均等に分圧されて印加
されている。
【0012】エアーロックバルブ5は、最上段の加速管
3を真空的に仕切るバルブであり、フィラメントの交換
を行う際に最上段の加速管3の真空を破るときに使用さ
れるものであるが、このエアーロックバルブ5の開閉は
エアーロックバルブ駆動機構4により行われる。
3を真空的に仕切るバルブであり、フィラメントの交換
を行う際に最上段の加速管3の真空を破るときに使用さ
れるものであるが、このエアーロックバルブ5の開閉は
エアーロックバルブ駆動機構4により行われる。
【0013】エアーロックバルブ駆動機構4は、ガス圧
により駆動される駆動機構を備えており、このエアーロ
ックバルブ駆動機構4を駆動するための圧縮ガスは、制
御回路11の制御によりガス容器12から適宜な絶縁材
料から成るフレキシブルチューブ6を介して供給され
る。なお、この圧縮ガスは、後述するように高圧タンク
13内に放出されるので、高圧タンク13内に封入され
ている絶縁ガスと同じ絶縁ガスとするのがよい。また、
この圧縮ガスにはガス容器12内において所定の圧力が
加えられているが、ここでは 6kg/cm2 の圧力が加
えられているものとする。また、ガス圧により駆動され
る駆動機構は周知であるので、詳細な説明は省略する。
により駆動される駆動機構を備えており、このエアーロ
ックバルブ駆動機構4を駆動するための圧縮ガスは、制
御回路11の制御によりガス容器12から適宜な絶縁材
料から成るフレキシブルチューブ6を介して供給され
る。なお、この圧縮ガスは、後述するように高圧タンク
13内に放出されるので、高圧タンク13内に封入され
ている絶縁ガスと同じ絶縁ガスとするのがよい。また、
この圧縮ガスにはガス容器12内において所定の圧力が
加えられているが、ここでは 6kg/cm2 の圧力が加
えられているものとする。また、ガス圧により駆動され
る駆動機構は周知であるので、詳細な説明は省略する。
【0014】フレキシブルチューブ6は、フィルムカラ
ム高電圧分割抵抗8によって形成されているフィルムカ
ラム7の均等な電界中に配置されている。従って、高圧
タンク13内にフレキシブルチューブ6を配置すること
によって放電が生じる、あるいは放電が生じ易くなると
いうことはないものである。
ム高電圧分割抵抗8によって形成されているフィルムカ
ラム7の均等な電界中に配置されている。従って、高圧
タンク13内にフレキシブルチューブ6を配置すること
によって放電が生じる、あるいは放電が生じ易くなると
いうことはないものである。
【0015】制御回路11は、操作ボタンあるいはキー
ボード等の入力手段(図1には図示せず)によってエア
ーロックバルブ5の開閉が指示された場合にガスバルブ
9、10を開閉を制御することによってエアーロックバ
ルブ駆動機構4に供給するガス圧を制御し、以てエアー
ロックバルブ5の開閉を行うものである。
ボード等の入力手段(図1には図示せず)によってエア
ーロックバルブ5の開閉が指示された場合にガスバルブ
9、10を開閉を制御することによってエアーロックバ
ルブ駆動機構4に供給するガス圧を制御し、以てエアー
ロックバルブ5の開閉を行うものである。
【0016】以上、各構成要素について説明したが、次
にエアーロックバルブ5を開閉する場合の動作について
説明する。なお、ここでは、エアーロックバルブ駆動機
構4は 6kg/cm2 のガス圧が加えられたときにエア
ーロックバルブ5を開き、 4kg/cm2 のガス圧が加
えられたときにはエアーロックバルブ5を閉じる機構を
備えているものとする。
にエアーロックバルブ5を開閉する場合の動作について
説明する。なお、ここでは、エアーロックバルブ駆動機
構4は 6kg/cm2 のガス圧が加えられたときにエア
ーロックバルブ5を開き、 4kg/cm2 のガス圧が加
えられたときにはエアーロックバルブ5を閉じる機構を
備えているものとする。
【0017】さて、入力手段からエアーロックバルブ5
を開く指示がなされると、制御回路11はガスバルブ1
0を開く。これによって、ガス容器12から 6kg/c
m2の圧力が加えられた圧縮ガスがフレキシブルチュー
ブ6によりエアーロックバルブ駆動機構4に供給され、
エアーロックバルブ5が開かれる。
を開く指示がなされると、制御回路11はガスバルブ1
0を開く。これによって、ガス容器12から 6kg/c
m2の圧力が加えられた圧縮ガスがフレキシブルチュー
ブ6によりエアーロックバルブ駆動機構4に供給され、
エアーロックバルブ5が開かれる。
【0018】また、入力手段からエアーロックバルブ5
を閉じる指示がなされると、制御回路11はガスバルブ
10を閉じ、ガスバルブ9を開く。これによりフレキシ
ブルチューブ6内の圧縮ガスは高圧タンク13内に放出
され、従ってエアーロックバルブ駆動機構4に供給され
る圧縮ガスのガス圧は 4kg/cm2 となるので、エア
ーロックバルブ駆動機構4はエアーロックバルブ5を閉
じる動作を行う。
を閉じる指示がなされると、制御回路11はガスバルブ
10を閉じ、ガスバルブ9を開く。これによりフレキシ
ブルチューブ6内の圧縮ガスは高圧タンク13内に放出
され、従ってエアーロックバルブ駆動機構4に供給され
る圧縮ガスのガス圧は 4kg/cm2 となるので、エア
ーロックバルブ駆動機構4はエアーロックバルブ5を閉
じる動作を行う。
【0019】以上、エアーロックバルブの開閉に関する
一実施例について説明したが、次に図2を参照して電子
銃のセンタリングに関する一実施例について説明する。
図中、20は電子銃、21はバネ、22はピストン、2
3、24はガスバルブを示す。なお、図1と同等な構成
要素については同一の符号を付して重複する説明を省略
する。
一実施例について説明したが、次に図2を参照して電子
銃のセンタリングに関する一実施例について説明する。
図中、20は電子銃、21はバネ、22はピストン、2
3、24はガスバルブを示す。なお、図1と同等な構成
要素については同一の符号を付して重複する説明を省略
する。
【0020】最上段の加速管3には電子銃20がバネ2
1とピストン22によって取り付けられている。なお、
図にはピストンとバネは1組しか示されていないが、実
際はこの組と直交する方向、即ち紙面に垂直な方向にも
もう1組設けられる。
1とピストン22によって取り付けられている。なお、
図にはピストンとバネは1組しか示されていないが、実
際はこの組と直交する方向、即ち紙面に垂直な方向にも
もう1組設けられる。
【0021】そして、ピストン22にはフレキシブルチ
ューブ6を介してガス容器12から圧縮ガスが供給され
るようになされている。また、ガスバルブ23,24の
開閉は制御回路11により制御される。
ューブ6を介してガス容器12から圧縮ガスが供給され
るようになされている。また、ガスバルブ23,24の
開閉は制御回路11により制御される。
【0022】さて、入力手段(図示せず)から電子銃2
0の先端を図の左方向に動かす指示がなされると、制御
回路11はガスバルブ23を閉じ、ガスバルブ24を開
く。これによって、ガス容器12から 6kg/cm2 の
圧力が加えられた圧縮ガスがフレキシブルチューブ6を
介してピストン22に印加されるので、ピストン22は
図の下方に押され、これによって電子銃20の先端は図
の左方向に移動する。
0の先端を図の左方向に動かす指示がなされると、制御
回路11はガスバルブ23を閉じ、ガスバルブ24を開
く。これによって、ガス容器12から 6kg/cm2 の
圧力が加えられた圧縮ガスがフレキシブルチューブ6を
介してピストン22に印加されるので、ピストン22は
図の下方に押され、これによって電子銃20の先端は図
の左方向に移動する。
【0023】また、入力手段から電子銃20の先端を図
の右方向に動かす指示がなされると、制御回路11はガ
スバルブ24を閉じ、ガスバルブ23を指示された量だ
け開く。これによりフレキシブルチューブ6内の圧縮ガ
スは高圧タンク13内に放出され、ピストン22に供給
される圧縮ガスのガス圧は減少するので、電子銃20の
先端は図の右方向に移動する。
の右方向に動かす指示がなされると、制御回路11はガ
スバルブ24を閉じ、ガスバルブ23を指示された量だ
け開く。これによりフレキシブルチューブ6内の圧縮ガ
スは高圧タンク13内に放出され、ピストン22に供給
される圧縮ガスのガス圧は減少するので、電子銃20の
先端は図の右方向に移動する。
【0024】以上の動作を適宜繰り返し行うことによっ
て、電子銃のセンタリングを行うことができる。
て、電子銃のセンタリングを行うことができる。
【0025】以上、電子銃のセンタリングに関する一実
施例について説明したが、次に不良加速管の短絡に関す
る一実施例について図3を参照して説明する。図中、3
0は電極、31は碍子、32はピストン、33はバネ、
34は取り付け部材、35は接触子、36、37はガス
バルブを示す。なお、図1と同等な構成要素については
同一の符号を付して重複する説明を省略する。
施例について説明したが、次に不良加速管の短絡に関す
る一実施例について図3を参照して説明する。図中、3
0は電極、31は碍子、32はピストン、33はバネ、
34は取り付け部材、35は接触子、36、37はガス
バルブを示す。なお、図1と同等な構成要素については
同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0026】加速管31 は電極301 と碍子311 とか
らなっており、電極301 の所定の位置には導電性を有
する取り付け部材341 によりピストン321 が取り付
けられ、フレキシブルチューブ61 を介してガス容器1
2からピストン321 に供給されるガス圧によって接触
子351 が図の上下方向に移動可能となされている。な
お、ピストン321 及び接触子351 は導電性を有し、
電極301 と導電位になされているものである。その他
の加速管についても同様である。
らなっており、電極301 の所定の位置には導電性を有
する取り付け部材341 によりピストン321 が取り付
けられ、フレキシブルチューブ61 を介してガス容器1
2からピストン321 に供給されるガス圧によって接触
子351 が図の上下方向に移動可能となされている。な
お、ピストン321 及び接触子351 は導電性を有し、
電極301 と導電位になされているものである。その他
の加速管についても同様である。
【0027】そして、このピストン321 は、フレキシ
ブルチューブ61 を介してガス容器12から供給される
ガス圧によって二つの異なる動作を行う。即ち、ピスト
ン321 に第1の所定の圧力、例えば圧力 4kg/cm
2 の圧縮ガスが供給された場合にはピストン321 内の
バネ331 は伸びた状態となり、接触子351 は図3A
に示すように直下の加速管32 に取り付けられているピ
ストン322 から離れた状態となる。なお、ここではガ
ス容器12には圧力 6kg/cm2 の圧縮ガスが封入さ
れているものとする。
ブルチューブ61 を介してガス容器12から供給される
ガス圧によって二つの異なる動作を行う。即ち、ピスト
ン321 に第1の所定の圧力、例えば圧力 4kg/cm
2 の圧縮ガスが供給された場合にはピストン321 内の
バネ331 は伸びた状態となり、接触子351 は図3A
に示すように直下の加速管32 に取り付けられているピ
ストン322 から離れた状態となる。なお、ここではガ
ス容器12には圧力 6kg/cm2 の圧縮ガスが封入さ
れているものとする。
【0028】しかし、第2の所定の圧力、例えば圧力 6
kg/cm2 の圧縮ガスが供給された場合には、ピスト
ン321 内のバネ331 は押されて縮むので、接触子3
51は図3Bに示すように直下の加速管32 に取り付け
られているピストン322 に接触する。これによって電
極301 と電極302 は導電位となるので加速管31は
短絡されることになる。
kg/cm2 の圧縮ガスが供給された場合には、ピスト
ン321 内のバネ331 は押されて縮むので、接触子3
51は図3Bに示すように直下の加速管32 に取り付け
られているピストン322 に接触する。これによって電
極301 と電極302 は導電位となるので加速管31は
短絡されることになる。
【0029】従って、制御回路11は、入力手段(図示
せず)から加速管31 を短絡する指示がなされると、ガ
スバルブ36を閉じ、ガスバルブ37を開ける。これに
よってピストン321 には圧力 6kg/cm2 の圧縮ガ
スが供給されるので、接触子351 は図3Bに示すよう
にピストン322 に接触し、これによって加速管31は
短絡される。
せず)から加速管31 を短絡する指示がなされると、ガ
スバルブ36を閉じ、ガスバルブ37を開ける。これに
よってピストン321 には圧力 6kg/cm2 の圧縮ガ
スが供給されるので、接触子351 は図3Bに示すよう
にピストン322 に接触し、これによって加速管31は
短絡される。
【0030】また、入力手段から加速管31 を短絡の解
除が指示がなされると、制御回路11はガスバルブ37
を閉じ、ガスバルブ36を開ける。これによってピスト
ン321 に供給される圧縮ガスの圧力は 4kg/cm2
となるので、接触子351 は図3Aに示すようにピスト
ン322 から離れ、これによって加速管31 の短絡は解
除される。
除が指示がなされると、制御回路11はガスバルブ37
を閉じ、ガスバルブ36を開ける。これによってピスト
ン321 に供給される圧縮ガスの圧力は 4kg/cm2
となるので、接触子351 は図3Aに示すようにピスト
ン322 から離れ、これによって加速管31 の短絡は解
除される。
【0031】なお、他の加速管の電極に取り付けられて
いるピストンも上述した動作を行うものであることは当
然である。
いるピストンも上述した動作を行うものであることは当
然である。
【0032】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明かである。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明かである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧縮ガスによって駆動機構を駆動するので、
複雑な駆動機構を必要とせず、しかも圧縮ガスを駆動機
構に供給するためにフレキシブルチューブを用いている
ので、機械的な振動を遮断することができる。
によれば、圧縮ガスによって駆動機構を駆動するので、
複雑な駆動機構を必要とせず、しかも圧縮ガスを駆動機
構に供給するためにフレキシブルチューブを用いている
ので、機械的な振動を遮断することができる。
【図1】 本発明に係る電子線装置においてエアーロッ
クバルブの開閉に関する一実施例の構成を示す図であ
る。
クバルブの開閉に関する一実施例の構成を示す図であ
る。
【図2】 本発明に係る電子線装置において電子銃のセ
ンタリングに関する一実施例の構成を示す図である。
ンタリングに関する一実施例の構成を示す図である。
【図3】 本発明に係る電子線装置において不良加速管
の短絡に関する一実施例の構成を示す図である。
の短絡に関する一実施例の構成を示す図である。
1…高電圧電源、2…加速管高電圧分割抵抗、3…加速
管、4…エアーロックバルブ駆動機構、5…エアーロッ
クバルブ、6…フレキシブルチューブ、7…フィルタカ
ラム、8…フィルタカラム高電圧分割抵抗、9、10…
ガスバルブ、11…制御回路、12…ガス容器、13…
高圧タンク。
管、4…エアーロックバルブ駆動機構、5…エアーロッ
クバルブ、6…フレキシブルチューブ、7…フィルタカ
ラム、8…フィルタカラム高電圧分割抵抗、9、10…
ガスバルブ、11…制御回路、12…ガス容器、13…
高圧タンク。
Claims (1)
- 【請求項1】加速管のエアーロックバルブ開閉機構、電
子銃のセンタリング機構または加速管電極短絡用駆動機
構を備える電子線装置において、 前記加速管のエアーロックバルブ開閉機構、電子銃の芯
出し機構または加速管電極短絡用駆動機構の少なくとも
一つはガス圧により駆動される駆動機構を備えてなり、
そのガス圧により駆動される駆動機構は、高圧タンクの
内部に配置され且つ高圧タンクに収容されている絶縁ガ
スより高い圧力の絶縁ガスが封入されたフレキシブルチ
ューブと接続されていることを特徴とする電子線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252755A JPH07105896A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 電子線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252755A JPH07105896A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 電子線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07105896A true JPH07105896A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17241842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5252755A Withdrawn JPH07105896A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 電子線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07105896A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002518808A (ja) * | 1998-06-18 | 2002-06-25 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニヴァーシティー オブ カリフォルニア | 透過型電子顕微鏡のccdカメラ |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP5252755A patent/JPH07105896A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002518808A (ja) * | 1998-06-18 | 2002-06-25 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニヴァーシティー オブ カリフォルニア | 透過型電子顕微鏡のccdカメラ |
JP4757383B2 (ja) * | 1998-06-18 | 2011-08-24 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ カリフォルニア | 透過型電子顕微鏡のccdカメラ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |