JPH07105600A - 磁気記録再生装置及びテープカートリッジ - Google Patents

磁気記録再生装置及びテープカートリッジ

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JPH07105600A
JPH07105600A JP5247078A JP24707893A JPH07105600A JP H07105600 A JPH07105600 A JP H07105600A JP 5247078 A JP5247078 A JP 5247078A JP 24707893 A JP24707893 A JP 24707893A JP H07105600 A JPH07105600 A JP H07105600A
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tape
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guide
recording
head
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JP5247078A
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Hideaki Saga
英彰 佐賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気記録再生装置及びテープカート
リッジに関し、再生出力レベルの低下、記録密度の減少
を生じることなく、再生中以外の磁気ヘッドによる不要
なノイズを無くすことを目的とする。 【構成】 テープガイド53は、ヘッドホルダ19の近
傍で磁気テープの巻取側に設けられ、記録再生中の磁気
ヘッド21aが所定位置で記磁気テープ13に摺接する
ように磁気テープ13を案内する。テープガイド52
は、ヘッドホルダ19近傍で、磁気テープ13の供給側
に設けられ、磁気テープ13が記録再生中以外の磁気ヘ
ッド20dから離間するように磁気テープ13を案内す
る。テープカートリッジ4のガイドピン23は、テープ
ガイド53とテープガイド52の間に設けられ、テープ
ガイド53との間で磁気テープ13を磁気ヘッドの摺接
面と平行に案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置及びテ
ープカートリッジに係り、特に回転する磁気ヘッドが走
行する磁気テープに摺接して磁気記録再生を行う磁気記
録再生装置及びテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンピュータにおいては、ハー
ドディスクドライブ等の記憶装置のバックアップ用とし
て所謂ストリーマと呼ばれる補助記録再生装置が使用さ
れている。
【0003】この種の記録再生装置では、磁気テープが
巻回された一対のテープリールを内蔵するテープカート
リッジを使用する。このテープカートリッジの中央前面
には、上記一対のテープリールを駆動するための駆動ロ
ーラが設けられている。テープカートリッジが記録再生
装置に装着されると、記録再生装置のアイドラにより駆
動ローラが回転してテープが走行するとともに磁気ヘッ
ドにより磁気記録再生が行われる。
【0004】この種の記録再生装置では、上記テープカ
ートリッジ内の駆動ローラに圧着されるアイドラをモー
タで回転駆動するとともに、このモータを回転速度に比
例した周波数の信号が発生するよう構成されたサーボ方
式によりモータの回転制御を行っている。
【0005】本出願人は、記憶容量を高めるため、従来
の固定式のヘッドに代わって回転式のヘッドを用いた新
型の磁気記録再生装置を提案している(特願平4−28
6370)。
【0006】図12(A)は、回転ヘッドを有する磁気
記録再生装置の回転ヘッド付近の平面図を示し、図12
(B)は、図12(A)の回転軸62aの位置での断面
図を示す。また、図13は、図12(A)のM方向の矢
視図を示す。
【0007】図12,図13に示すように、回転ヘッド
60は、円柱状のヘッドホルダ61と、ヘッドホルダ6
1を回転軸62aにより矢印L方向に回転駆動するモー
タ62からなる。回転軸62aは、磁気テープ67の走
行方向(K方向)と直交している。
【0008】ヘッドホルダ61の端部外周には、6個の
磁気ヘッド63a〜63fが設けてあり、磁気記録再生
時には、走行する磁気テープ67に対し直交する方向か
ら磁気ヘッド63a〜63fを摺接させ、磁気テープ6
7の磁性材層に円弧状の記録トラック69を形成しなが
ら磁気記録再生を行うようになっている。
【0009】モータ62は、磁気記録再生装置の筐体ベ
ース71に対して固定されている。また、ヘッドホルダ
61の両側には、筐体ベース71に固定されたテープガ
イド64,65が設けてある。図14は図12のN方向
を見たテープガイド65の側面図を示す。なお、テープ
ガイド64もテープガイド65と同様の構造である。テ
ープガイド64,65は、図14に示すように、磁気テ
ープ67が嵌合するコの字状のガイド溝64a,65a
を有する。
【0010】テープカートリッジ(図示せず)を磁気記
録再生装置に装着すると、テープカートリッジは、筐体
ベース71に対して位置決めされる。この際、磁気テー
プ67は、テープガイド64,65のガイド溝64a,
65aに嵌合して当接し、磁気ヘッド63a〜63fに
対して位置決めされる。
【0011】図12、図13に示すように、磁気テープ
67は、ヘッドホルダ61の端部の回転面61aに対し
て平行で、かつ、磁気ヘッド63a〜63fと摺接する
ように位置決めされている。なお、磁気テープ67と摺
接する磁気ヘッド63a〜63fの先端の接触面が位置
する磁気ヘッドの摺接面は、回転面61aと平行であ
る。
【0012】図12(B)の断面図に示すように、各磁
気ヘッド63a〜63fは、信号線68によってロータ
リートランス66に接続されており、情報の記録再生
は、このロータリートランス66を介して磁気ヘッド6
3a〜63fにより行われる。
【0013】磁気ヘッド63a〜63fは、位置AR1
と位置AR2 の2か所において、円弧状に磁気テープ6
7と接触する。実際の情報の記録再生は、K方向に進む
磁気テープ67に対して、位置AR1 にある磁気ヘッド
により行われ、位置AR2 にある磁気ヘッドは、記録再
生に使用されない。図12、図13では、磁気ヘッド6
3aが記録又は再生中であるときの状態を示している。
【0014】このように磁気テープ67に2か所で磁気
ヘッドが接触する構成では、位置AR1 にある磁気ヘッ
ドによる再生時に、位置AR2 にある磁気ヘッドが磁気
テープ67に接触して、不要な磁界をロータリートラン
ス66に発生させる。この不要な磁界がノイズとなっ
て、再生信号に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0015】そこで、テープガイド64のガイド溝64
aの位置を、図12のM方向にずらすことにより、位置
AR2 にある磁気ヘッドが磁気テープ67に接触しない
ようにする方法が考えられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
テープガイド64のガイド溝64aの位置をずらすこと
により、位置AR2 にある再生に使用しない磁気ヘッド
が磁気テープ67に接触しないようにする方法では、磁
気テープ67の面が磁気ヘッド63a〜63fの摺接面
に対してある角度θだけ傾くことになる。これにより、
位置AR1 にある磁気ヘッド先端の接触面も磁気テープ
67に対して角度θだけ傾く。
【0017】この磁気テープ67の磁気ヘッドに対する
傾きにより、再生出力レベルが低下するという問題が生
じる。また、位置AR1 における円弧状軌跡の上下端部
付近において、磁気テープ67が磁気ヘッドの先端から
離れてしまう。これにより、円弧状の1トラックの長さ
が減少して、記録密度が低下するという問題が生じる。
【0018】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、再生出力レベルの低下、記録密度の減少を生じるこ
となく、再生中以外の磁気ヘッドによる不要なノイズを
無くすことができる磁気記録再生装置及びテープカート
リッジを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、巻取
リール側に設けた第1のガイド部材と供給リール側に設
けた第2のガイド部材とにより案内されて磁気テープが
走行し、回転体の端部外周に沿って設けられた磁気ヘッ
ドが上記磁気テープに摺接して磁気記録再生を行う磁気
記録再生装置において、上記第2のガイド部材を、上記
磁気テープを記録又は再生中以外の磁気ヘッドから離間
させる位置に配置し、上記磁気テープを記録又は再生中
の磁気ヘッドに摺接するように案内する第3のガイド部
材を、上記第1のガイド部材と上記第2のガイド部材と
の間に設けた構成とする。
【0020】請求項2の発明は、供給リールと巻取リー
ルを内蔵し、上記供給リールから巻取リールに供給され
る磁気テープが、前面開口部より挿入される回転体に設
けられた磁気ヘッドに摺接して磁気記録再生されるテー
プカートリッジにおいて、上記前面開口部に、上記磁気
テープを記録面の背面側から案内するガイド部材を設け
た構成とする。
【0021】
【作用】本発明では、第1のガイド部材、第2のガイド
部材及び第3のガイド部材により、記録再生中以外の磁
気ヘッドを磁気テープから離間させ、かつ、記録再生中
の磁気ヘッドを、磁気テープに対して傾くこと無く摺接
させることができる。このため、再生出力レベルの低
下、記録密度の減少を生じることなく、再生中以外の磁
気ヘッドによる不要なノイズを無くすことを可能とす
る。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例の磁気記録再生装置
の平面図を示す。磁気記録再生装置1は、テープカート
リッジ4に巻回されている磁気テープ13を高速及び低
速に走行させる駆動機構を有するものである。
【0023】すなわち、磁気記録再生装置1は、筐体1
a内に、大略、テープ駆動機構2、回転ヘッド3、及び
テープカートリッジ4の装着機構(図示せず)等から構
成されている。テープ駆動機構2は、テープを高速走行
させる高速駆動機構5と、テープを低速走行させる低速
駆動機構6と、高速駆動機構5と低速駆動機構6とを切
り換える切換機構7とを有する。
【0024】回転ヘッド3は、円柱状のヘッドホルダ1
9と、ヘッドホルダ19を回転駆動するモータ20から
なる。モータ20は、筐体ベース1bに固定されたヘッ
ドベース51に固定されている。この回転軸の方向は、
テープカートリッジ4の装着時の磁気テープ13の走行
方向と直交する、図1中E,F方向である。
【0025】ヘッドホルダ19の端部外周には、図7に
示すように、6個の磁気ヘッド21a〜21fが等間隔
で配設されている。このヘッドホルダ19は、テープカ
ートリッジ4に巻回された磁気テープ13のテープ幅よ
り大きい寸法で形成されている。
【0026】また、ヘッドホルダ19の両側には、走行
する磁気テープ13をガイドするテープガイド52,5
3が立設されている。このテープガイド52,53は、
ヘッドベース51に固定されている。
【0027】次に、テープ駆動機構2について説明す
る。高速駆動機構5のモータベース24には、高速用モ
ータ25が設けられている。高速用モータ25の回転軸
25aには、ウォームホイール27とギヤ28が取り付
けられている。
【0028】アイドラ29はモータベース24に支持さ
れた軸30に支承され、下方にギヤ31(図1中破線で
示す)が一体的に設けられている。上記駆動ギヤ28と
ギヤ31には歯付きベルト32が巻き掛けされている。
従って、高速用モータ25の回転駆動力は駆動ギヤ2
8、歯付きベルト32、ギヤ31を介してアイドラ29
に伝達される。
【0029】上記モータベース24は筐体ベース1bに
植設された支軸33により回動自在に支承されている。
34はトーションバネで、支軸33に巻装され、一端が
筐体ベース1bに植設された支軸34aに係止され、他
端がモータベース24の係止部24bに係止されてい
る。そのため、モータベース24はトーションバネ34
の押圧力によりA方向に附勢されている。
【0030】テープカートリッジ4の装着の際には、ア
イドラ29がテープカートリッジ4の駆動ローラ12に
より押圧されて、モータベース24がB方向に回動す
る。このため、テープカートリッジ4の装着後は、トー
ションバネ34の押圧力によりアイドラ29が駆動ロー
ラ12に圧着される。この状態で、アイドラ29によ
り、テープカートリッジ4の駆動ローラ12が回転駆動
される。
【0031】低速駆動機構6のモータベース35には、
低速用モータ36が設けられている。低速用モータ36
の軸には、ウォーム37が取り付けられている。また、
モータベース35は、ベース1bより起立した支軸38
により回転自在に支持され、高速走行時はD方向に回動
してウォーム37を上記ウォームホイール27より離間
させ、低速走行時はC方向に回動してウォーム37をウ
ォームホイール27に歯合させる。
【0032】切換機構7は、切換用モータ39の回転駆
動力によりモータベース35をC方向又はD方向に駆動
することにより、上述のウォームホイール27にウォー
ム37を噛合させ、又は切り離しを行うものである。
【0033】切換用モータ39の回転軸にはウォーム4
0が設けられ、ウォーム40の回転駆動力は、一体なウ
ォームホイール41,軸46及びギヤ42を介してラッ
ク43に伝達される。
【0034】ラック43を有するレバー44は、前後方
向(E,F方向)にスライドするように設けられてお
り、先端にはモータベース35より起立するピン35a
が嵌合する長孔44aが穿設されている。従って、レバ
ー44が前後方向(E,F方向)にスライドすると、ピ
ン35aが長孔44a内を摺動しながらC方向又はD方
向に駆動され、モータベース35が回動する。
【0035】また、筐体1aの両側部には、テープカー
トリッジ4の挿入をガイドする溝が形成されたガイド板
47,48が設けられている。また、装着されたテープ
カートリッジ4を筐体ベース1bに対して位置決めする
ために、ストッパ55、カートリッジガイド54が設け
られてい。一方、テープカートリッジ4は、両側に、ガ
イド板47,48に嵌合する案内溝8a,8bが形成さ
れている。
【0036】次に、磁気記録再生装置1に装着されるテ
ープカートリッジ4について説明する。図2に示すよう
に、テープカートリッジ4の筐体は、箱状のプラスチッ
クケース8と板状のアルミ等による金属ベース22を組
み合わせて構成される。ケース8の両側部には、テープ
カートリッジ4の挿入方向に案内するための案内溝8
a,8bが形成されている。金属ベース22には、この
案内溝8a,8bの下面前方位置に、装着位置にロック
するためのロック溝22a,22bが設けられている
(但し、案内溝8b、ロック溝22bは図2中隠れて見
えない)。
【0037】また、テープカートリッジ4の前面の開口
9には挿入動作に関連して開蓋する蓋10が設けられて
いる。また、開口9に隣接する開口11には、ケース8
の天板8cに回転自在に支承された駆動ローラ12が配
設されている。
【0038】上記蓋10はテープカートリッジ4が磁気
記録再生装置1に装着されていないとき閉蓋しており、
回転ヘッド3が進入するための開口9を閉塞してテープ
カートリッジ4の内部及び磁気テープ13を保護してい
る。そして、後述するようにテープカートリッジ4が磁
気記録再生装置1に装着されると、蓋10は図3に示す
ように回動して開口9を開き磁気テープ13を露出させ
る。
【0039】図4に示すように、テープカートリッジ4
の内部には、磁気テープ13が巻回された一対のリール
14,15が回転自在に支承され、且つ前面側の駆動ロ
ーラ12及び後面側の案内ローラ16,17に巻装され
た駆動ベルト18が張設されている。尚、駆動ベルト1
8は一対のリール14,15に巻回された磁気テープ1
3の外周に圧着するように各ローラ12,16,17に
案内されており、駆動ローラ12の回転駆動により走行
しながら一対のリール14,15をテープ巻き取り方向
に回転駆動する。
【0040】また、金属ベース22には、磁気テープ1
3を所定位置に張架するためのガイドローラ26a,2
6b、ガイドポスト49が配設されている。また、図5
に示すように、金属ベース22には、開口9の下部に位
置する部分に切欠22cが設けられ、切欠22cの中央
付近に突出片22dが形成されている。この突出片22
dの先端に、ガイドピン23が植設されている。
【0041】このガイドピン23は、回転ヘッド3が開
口9に進入したときに、前後方向(E,F方向)の位置
が、テープガイド53のガイド溝53aの位置と略同一
となる位置に配設されている。また、ガイドピン23の
左右方向(P,Q方向)の位置は、回転ヘッド3が開口
9に進入したときの、回転ヘッド3の回転中心軸付近の
位置としている。
【0042】テープカートリッジ4が磁気記録再生装置
1に装着されて回転ヘッド3が開口9に進入したとき
に、ガイドピン23及びテープガイド53によって、ガ
イドピン23とテープガイド53との間で、磁気テープ
13は、磁気ヘッドの摺接面と平行になるように案内さ
れる。
【0043】次に、テープカセット4を磁気記録再生装
置1に装着したときの状態について説明する。図6は、
テープカセット4を磁気記録再生装置1に装着して、回
転ヘッド3がテープカセット4の開口9に進入した状態
の平面図を示す。また、図7は、図6でG方向を見た側
面図を示し、図8は、図6でI方向を見た側面図、図9
は、図6で一点鎖線J1 ,J2 の位置より見た側面図を
示す。
【0044】なお、回転ヘッド3は、図12で示した回
転ヘッド60と同様の構成であり、ロータリートランス
を介して、磁気ヘッド21a〜21fにより記録再生を
行う。
【0045】ヘッドホルダ19を回転軸20aにより回
転駆動するモータ20は、ヘッドベース51に固定され
ている。ヘッドベース51は、底面部51a、側面部5
1b,51cからなり、底面部51aが、磁気記録再生
装置1の筐体ベース1bに固定されている。
【0046】図6、図7に示すように、ヘッドホルダ1
9の両側には、磁気テープ13をガイドするために、第
1のガイド部材であるテープガイド53と第2のガイド
部材であるテープガイド52が配設されている。テープ
ガイド52,53は、夫々、ヘッドベースの側面部51
b,51cに固定されている。このテープガイド52、
53には、図8に示すように、コの字状のガイド溝52
a,53aが形成されている。テープカセット4の装着
時には、磁気テープ13が、ガイド溝52a,53aに
当接して位置決めされる。なお、テープガイド52,5
3の磁気テープ13と当接する側は、コの字状ではなく
平坦な面状とすることも可能である。
【0047】図6、図7に示すように、ガイド溝53a
の前後方向(E,F方向)の位置は、磁気ヘッド21a
〜21f先端の接触面が位置する磁気ヘッドの摺接面の
位置とほぼ一致させてある。一方、ガイド溝52aの
E,F方向の位置は、磁気ヘッド21a〜21fの摺接
面の位置よりもE方向側にずらしてある。
【0048】また、テープガイド53の下部には、カー
トリッジガイド54が一体に形成されている。カートリ
ッジガイド54に形成されたV字状の切欠54aは、テ
ープカートリッジ4が装着されたときに、ガイドローラ
26bの下端26b1 に係合する。
【0049】いま、図1において、テープカートリッジ
4が筐体ベース1bの前側からF方向に挿入されると、
ケース8の両側部に設けられた案内溝8a,8bがガイ
ド板47,48に嵌合する。テープカートリッジ4はガ
イド板47,48にガイドされながら装着位置(図示せ
ず)に移動し、テープカートリッジ4の前面がストッパ
55に当接する。
【0050】また、テープカートリッジ4の上記挿入動
作に関連して右側のガイド板48先端の段部がテープカ
ートリッジ4の前面の開口9を閉蓋する蓋10の端部1
0a(図2参照)に当接する。従って、テープカートリ
ッジ4がF方向に挿入されるとともに、蓋10が図3に
示すように開蓋方向に回動し、回転ヘッド3及びテープ
ガイド52,53がテープカートリッジ4の開口9に進
入する。
【0051】テープカートリッジ4が装着位置に達して
前面がストッパ55に当接したとき、カートリッジガイ
ド54の切欠54aが、テープカートリッジ4内のガイ
ドローラ26bの下端26b1 に当接する。これによ
り、テープカートリッジ4が、筐体ベース1bに対して
位置決めされる。
【0052】図6、図7に示すように、テープカートリ
ッジ4が装着された状態では、磁気テープ13はテープ
ガイド52、53のガイド溝52a、53aに嵌合して
当接する。これと同時に、図6、図9に示すように、テ
ープカートリッジ4に設けた第3のガイド部材であるガ
イドピン23が、H方向から押圧するように磁気テープ
13に当接する。このように、テープガイド52,53
のガイド溝52a、53aとガイドピン23によって、
磁気テープ13が磁気ヘッド21a〜21fに対して位
置決めされる。
【0053】ところで、磁気テープ13は、図7に示す
ように、K方向に走行し、記録再生に使用する磁気ヘッ
ドは、位置AR11にある磁気ヘッド(図7では、磁気ヘ
ッド21a)である。この位置AR11にある磁気ヘッド
で、円弧状のトラック56を記録時に形成し、再生時に
このトラック56をトレースする。一方、回転軸20a
に対して反対側の位置AR12にある磁気ヘッド(図7で
は、磁気ヘッド21d)は、記録再生に使用しない磁気
ヘッドである。
【0054】上記テープガイド52,53のガイド溝5
2a、53aとガイドピン23によって、テープガイド
52とガイドピン23の間では、位置AR11にある記録
再生中の磁気ヘッド21aと摺接し、かつ、磁気ヘッド
の摺接面と平行となるように、磁気テープ13を位置決
めすることができる。従って、記録再生中の磁気ヘッド
21aは、磁気テープ13と傾きが無い状態で摺接する
ことができる。
【0055】また、ガイド溝52aの位置が磁気ヘッド
の摺接面よりE方向にずらしてあるため、ガイドピン2
3とテープガイド52との間では、位置AR12にある記
録再生中でない磁気ヘッド21dから離間して、磁気テ
ープ13を位置決めすることができる。従って、再生時
に、位置AR12にある磁気ヘッドが、不要な磁界をロー
タリートランスに発生させることが無い。
【0056】なお、テープカートリッジ4が装着される
と、アイドラ29がテープカートリッジ4の開口11に
進入し、駆動ローラ12に当接する。アイドラ29が駆
動ローラ12によりF方向に押圧されて、モータベース
24はトーションバネ34の押圧力に抗してB方向に回
動する。そのため、テープカートリッジ4が装着される
とともに、アイドラ29は上記駆動ローラ12に押圧さ
れる。この状態で、アイドラ29が回動することで、駆
動ローラが回動して、磁気テープ13が走行する。
【0057】上記のように、本実施例では、記録再生中
以外の磁気ヘッドを、磁気テープ13から離間させ、か
つ、記録再生中の磁気ヘッドを、磁気テープに対して傾
くこと無く摺接させることができる。このため、再生中
以外の磁気ヘッドによる不要なノイズを無くすことがで
きるとともに、再生出力レベルの低下を防止できる。ま
た、1トラック当たりの長さを確保して記録密度の低下
を防止することができる。このように、記録再生の特性
を向上させることができる。
【0058】なお、図10に示すように、ガイドピン2
3の代わりに、テープカートリッジ4側のテープガイド
を、板状のガイド部材57で構成してもよい。また、図
11に示すように、プラスチックケース8の前面に設け
た壁部8eに、テープカートリッジ4側のテープガイド
として、ガイド部材58を形成した構成としてもよい。
なお、壁部8eを着脱可能として、固定ヘッド型の記録
再生装置とテープカートリッジ4を兼用できるようにし
てもよい。
【0059】なお、本発明は、上記実施例に限らず、他
のカートリッジを使用して、回転式ヘッドで記録再生す
る磁気記録再生装置についても適用可能である。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、第1のガ
イド部材、第2のガイド部材及び第3のガイド部材によ
り、記録再生中以外の磁気ヘッドを磁気テープから離間
させ、かつ、記録再生中の磁気ヘッドを、磁気テープに
対して傾くこと無く摺接させることができるため、再生
中以外の磁気ヘッドによる不要なノイズを無くすことが
できるとともに、再生出力レベルの低下を防止できる。
また、1トラック当たりの長さを確保して記録密度の低
下を防止することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気記録再生装置の平面図
である。
【図2】テープカートリッジの斜視図である。
【図3】テープカートリッジの蓋が開いた状態を示す斜
視図である。
【図4】テープカートリッジの内部構成図である。
【図5】テープカートリッジのガイドピンの説明図であ
る。
【図6】テープカートリッジの装着状態を示す平面図で
ある。
【図7】図6のG方向を見た側面図である。
【図8】図6のI方向を見た側面図である。
【図9】図6のP方向を見た側面図である。
【図10】テープカートリッジの板上のガイド部材の説
明図である。
【図11】テープカートリッジのケースに設けたガイド
部材の説明図である。
【図12】従来の磁気記録再生装置の回転ヘッド付近の
平面図である。
【図13】図12のM方向の矢視図である。
【図14】テープガイドの側面図である。
【符号の説明】
1 磁気記録再生装置 1a 筐体 1b 筐体ベース 2 テープ駆動機構 3 回転ヘッド 4 テープカートリッジ 5 高速駆動機構 6 低速駆動機構 7 切換機構 9,11 開口 10 蓋 12 駆動ローラ 13 磁気テープ 14,15 リール 19 ヘッドホルダ 20 モータ 20a 回転軸 21a〜21f 磁気ヘッド 22 金属ベース 22c 切欠 22d 突出片 23 ガイドピン 26a,26b ガイドローラ 47,48 ガイド板 51 ヘッドベース 52,53 テープガイド 52a,53a ガイド溝 54 カートリッジガイド 55 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取リール側に設けた第1のガイド部材
    と供給リール側に設けた第2のガイド部材とにより案内
    されて磁気テープが走行し、回転体の端部外周に沿って
    設けられた磁気ヘッドが上記磁気テープに摺接して磁気
    記録再生を行う磁気記録再生装置において、 上記第2のガイド部材を、上記磁気テープを記録又は再
    生中以外の磁気ヘッドから離間させる位置に配置し、 上記磁気テープを記録又は再生中の磁気ヘッドに摺接す
    るように案内する第3のガイド部材を、上記第1のガイ
    ド部材と上記第2のガイド部材との間に設けたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 供給リールと巻取リールを内蔵し、上記
    供給リールから巻取リールに供給される磁気テープが、
    前面開口部より挿入される回転体に設けられた磁気ヘッ
    ドに摺接して磁気記録再生されるテープカートリッジに
    おいて、 上記前面開口部に、上記磁気テープを記録面の背面側か
    ら案内するガイド部材を設けたことを特徴とするテープ
    カートリッジ。
JP5247078A 1993-10-01 1993-10-01 磁気記録再生装置及びテープカートリッジ Pending JPH07105600A (ja)

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