JPH0710464U - ユニットインジェクタ - Google Patents

ユニットインジェクタ

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JPH0710464U
JPH0710464U JP4430393U JP4430393U JPH0710464U JP H0710464 U JPH0710464 U JP H0710464U JP 4430393 U JP4430393 U JP 4430393U JP 4430393 U JP4430393 U JP 4430393U JP H0710464 U JPH0710464 U JP H0710464U
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JP
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unit injector
intermediate pipe
valve
solenoid valve
solenoid
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徹 横田
光一郎 二間瀬
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニットインジェクタ本体とソレノイドバル
ブが中間パイプを介して接続されている構成において、
取付時にパイプに負担がかかっても中間パイプの破損を
防ぎ、良好なシール性を維持する。 【構成】 ユニットインジェクタ本体1とソレノイドバ
ルブ20とを接続する中間パイプ50の中程に変形し易
い可変部65を設ける。ソレノイドバルブ20はユニッ
トインジェクタ本体1とは別に固定されるので、ユニッ
トインジェクタ本体1やソレノイドバルブ20の固定時
に伴う位置ずれによって中間パイプに負担がかかるが、
中間パイプ50の可変部65の変形によってその位置ず
れを吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、燃料噴射装置として知られるユニットインジェクタの改良に関す る。
【0002】
【従来の技術】
昨今のユニットインジェクタは、燃料噴射制御を司るソレノイドバルブ(電磁 弁)を組み合わせたものが主流となっているが、ソレノイドバルブをユニットイ ンジェクタの脇に一体に形成するものにおいては、バルブ間のスペースが小さい 4バルブエンジンに搭載することが困難となる。つまり、4バルブエンジンにお いては、図2に示されるように、ユニットインジェクタ本体1を囲むようにエン ジンバルブ62が配置されるので、ユニットインジェクタ本体の脇にソレノイド バルブ20が一体に設けられると、バルブ間のスペースが小さいためにソレノイ ドバルブ20がバルブ62と干渉してしまう。
【0003】 この点を解消するため、従来においては、特開昭62−129562号公報に 示されるように、ユニットインジェクタ本体とソレノイドバルブとを燃料通路を 有する中間ピースによって接続し、ソレノイドバルブをエンジンバルブの域外に 引き出して配置することが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ソレノイドバルブはユニットインジェクタ本体とは別にエンジ ンヘッドに固定されるので、ユニットインジェクタ本体1やソレノイドバルブ2 0を固定する際に位置ずれを伴えば、位置ずれした分だけ中間ピースには負担が かかり、中間ピースとの接合部分でシール性が悪化したり、ともすれば中間ピー ス自体が破損してしまう恐れがある。
【0005】 そこで、この考案においては、ユニットインジェクタ本体とソレノイドバルブ を中間パイプを介して接続する構成において、ユニットインジェクタとソレノイ ドバルブをそれぞれ固定する際に位置ずれが生じても、中間パイプを破損せずに 良好なシール性を維持することができるユニットインジェクタを提供することを 課題としている。
【0006】
【課題を達成するための手段】
しかして、この考案の要旨とするところは、ユニットインジェクタ本体が燃料 通路を有する中間パイプを介してソレノイドバルブと接続されているユニットイ ンジェクタにおいて、前期中間パイプに変形し易い可変部を設けたことにある。
【0007】
【作用】
したがって、ソレノイドバルブの固定時やユニットインジェクタ本体の固定時 に位置ずれが生じても、中間パイプは可変部によって変形し易くなっているので 、この可変部が変形することによって位置ずれを吸収することができ、そのため 、上記課題を達成することができるものである。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を図面により説明する。
【0009】 図1及び図2において、ユニットインジェクタは、例えばディーゼル機関の各 気筒内に燃料を噴射供給するユニットインジェクタ本体1を有し、このユニット インジェクタ本体1は、プランジャバレル2の基部に形成されたシリンダ3にプ ランジャ4が摺動自在に挿入され、プランジャバレル2とプランジャ4とで囲ま れた部分に圧縮室5が形成されている。前記プランジャ4は、その基部に一体形 成されたタペット6とプランジャバレル2との間に介在されたスプリング7によ り、プランジャバレル2から遠ざかる方向(図の上方向)へ常時付勢されている 。タペット6は、図示しない機関の駆動軸に形成されたカムと当接しており、駆 動軸が回転すると、前記スプリング7と協働してプランジャ4を往復動させるよ うになっている。
【0010】 プランジャバレル2の先端には、ホルダ部8がホルダナット9をもって組付け られ、このホルダ部8には、スペーサ10を介してノズル11がリテーニングナ ット12をもって連結されている。ホルダ部8には、スプリング収納室13が形 成され、このスプリング収納室13に収納されたノズルスプリング14により、 図示しないノズルの針弁を図中下方向に押圧するようになっている。ノズル11 は、その構造自体周知のもので、プランジャ先端の圧縮室5から所定圧以上の高 圧燃料がプランジャバレル2に形成された連通孔16、ホルダ部8に形成された 連通孔17、スペーサ10に形成された連通孔18を介してノズル11に供給さ れると針弁が開かれ、ノズル先端に形成された噴孔から燃料が噴射されるように なっている。
【0011】 ソレノイドバルブ20は、プランジャバレル2とは独立に設けられた弁ハウシ ング21の摺動孔22に弁体23が摺動自在に挿入されている。このソレノイド バルブ20は、スペーサ32を介してソレノイド収納バレル33がホルダナット 34により弁ハウジング21に組付けられており、弁体23の先端に螺子止めさ れたアーマチュア31が、弁ハウジング21とスペーサ32との間に形成された アーマチュア室35に収納され、スペーサ32を介してソレノイド収納バレル3 3に収納されたソレノイド37と対峙している。このソレノイド37は、ステー タ38内にコイル39を収納して成り、ステータ38の端面をスペーサ32の端 面に揃えてある。
【0012】 弁ハウジング21のアーマチュア寄りの部位には、弁体23の側面に臨むよう に形成された環状凹部40が形成されており、この環状凹部40のアーマチュア 側端部に弁体23のテーパ部41が当接する弁座42を設け、テーパ部41と弁 座42とが離れた状態において、環状凹部40と弁体23とで囲まれた環状室4 4と前期アーマチュア室35とが連通し、テーパ部41が弁座42と当接した状 態において、環状室44とアーマチュア室35との連通が遮断されるようになっ ている。
【0013】 また、弁ハウジング21には、弁体22の側面に形成されたスプリング収納室 45にテーパ部41を弁座42から常時離反する方向へ付勢するリターンスプリ ング46が収納されている。したがって、ソレノイド37への通電がある場合に のみ、アーマチュア31がリターンスプリング46に抗してステータ38に吸引 され、テーパ部41が弁座42に着座するようになっている。また、スプリング 収納室45とアーマチュア室35は、連通路47によって連通している。
【0014】 弁ハウジング21に形成された摺動孔22は、外方から調節栓48で気密良く 閉塞されており、この調節栓48により弁体23のストッパが構成され、調節栓 48の螺合量を調節することでソレノイドバルブ20の最大開口量がアジャスト できるようになっている。
【0015】 さらに、アーマチュア室35には、燃料を供給する燃料入口部49aと燃料を 排出する燃料出口部49bが形成されており、この内、燃料出口部49bには、 逆止弁が設けられて余剰燃料を燃料タンクに戻している。
【0016】 ユニットインジェクタ本体1とソレノイドバルブ20とは、図3にも示される 中間パイプ50によって接続されている。より具体的には、中間パイプ50の一 端が、そこに形成された雄ねじ部51をプランジャバレル2の側部に螺設された 雌ねじ部52に螺合させることでユニットインジェクタ本体1に接続されており 、中間パイプ50の他端が、そこに外装されたリテーニングナット53を弁ハウ ジング21の側部に螺設された雌ねじ部54に螺合させることでソレノイドバル ブ20に接続されている。
【0017】 この中間パイプ50の中程には変形部65が形成され、この実施例においては 、パイプ表面に環状に設けられたくびれ55をもって変形部65が構成されてお り、このくびれ55により、この部分を中間パイプ50の両端に比べて変形し易 い形状としている。
【0018】 前記環状室44から圧縮室5に燃料を供給する燃料供給通路は、中間パイプ5 0に形成された燃料通路56と、弁ハウジング21の環状室44に一端が接続さ れ、他端が中間パイプ50の燃料通路56の一端に接続された連通路57と、一 端が中間パイプ50の燃料通路56の他端に接続され、他端がプランジャバレル 2に形成された前記連通路16に通じる連通路58とから構成されている。
【0019】 尚、60は、燃料のリーク通路であり、その先端はプランジャ4の側面に臨む ように設けられた環状溝61に接続されてプランジャ周囲に潤滑油を供給するよ うになっている。また、上記ソレノイド37への通電は、図示しないコントロー ルユニットにより制御されるもので、コントロールユニットは、各種信号に基づ いて通電開始および終了タイミング等を演算し、圧縮行程時においてソレノイド 37へ必要時間通電し、ソレノイドバルブ20の閉弁期間を制御している。
【0020】 しかして、プランジャ4が上行する吸入行程時には、ソレノイド35への通電 がないので、アーマチュア31がリターンスプリング46のバネ力によってステ ータ38から遠ざけられ、同時にテーパ部41が弁座42から離れ、燃料導入口 49から導入された低圧燃料が環状室44、燃料供給通路を介して圧縮室5に供 給される。そして、圧縮行程においては、ソレノイド37への通電が開始される ので、アーマチュア31がステータ38に吸引され、テーパ部41が弁座42に 着座する。これにより、低圧側と高圧側との連通状態が遮断されて圧縮室5内の 燃料が圧縮され、ノズル11から噴射される。
【0021】 圧縮行程後期においては、ソレノイド37への通電がなくなるので、再び、テ ーパ部41が弁座42から離れ、高圧側の高圧燃料が燃料供給通路、環状室44 を介してアーマチュア室35へ戻され、高圧側の圧力が急に低下して噴射を終え る。
【0022】 上述のユニットインジェクタを4バルブのエンジンに取り付けるには、図2に 示されるように、中間パイプ50をバルブ62間の隙間を通すようにしてユニッ トインジェクタ本体1を4つのバルブ62の中央に取り付け、ソレノイドバルブ 20を、図示しないエンジンヘッドに所定の固定手段をもって固定する。この際 、ユニットインジェクタ本体1の取付位置やソレノイドバルブ20の取付位置は 、所定の精度にもって定められる訳であるが、逆に言えば、この精度範囲内にお いて位置ずれすることになる。この位置ずれにより、中間パイプ50には負担が かかることになるが、中間パイプ50に設けられた変形部55は変形し易いよう に一部がくびれているので、中間パイプ50にかかる負荷はこの変形部55の変 形により吸収され、中間パイプ自体の破損を防ぐと共に、中間パイプ50とユニ ットインジェクタ本体1、または中間パイプ50とソレノイドバルブ20との接 続部分のシール状態を低下させることがない。
【0023】 図4及び図5にこの考案の他の実施例が示され、図4の実施例においては、中 間パイプ50の変形部65として、複数のくびれ55がパイプ周囲に形成されて いる。また、くびれ55に代えて中間パイプ50に熱処理を施して所定の中間部 (破線領域で示す)を変形し易い構造としてもよい。例えば、中間パイプ50両 端の接合部分は焼入れにより強度を強くしておき、所定中間部を焼戻しにより変 形を許す構造としておくことが考えられる。これら他の実施例においても、ユニ ットインジェクタ本体1とソレノイドバルブ20の固定時に生じる位置ずれを前 記実施例と同様に吸収することができるものである。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、変形し易い可変部を有した中間パイプ をもってユニットインジェクタとソレノイドバルブとが接続されるので、例え中 間パイプに負担がかかるようにユニットインジェクタ本体とソレノイドバルブの それぞれが位置ずれして固定されても、中間パイプの可変部の変形によってその 位置ずれが吸収され、中間パイプを破損せずにしかも良好なシール状態を維持す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るユニットインジェクタを示す断
面図である。
【図2】この考案に係るユニットインジェクタを4バル
ブエンジンに組付けた状態を示す概略図である。
【図3】この考案に係るユニットインジェクタの中間パ
イプの実施例を示す断面図である。
【図4】及び
【図5】この考案に係るユニットインジェクタの中間パ
イプの他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ユニットインジェクタ本体 20 ソレノイドバルブ 50 中間パイプ 56 燃料通路 65 可変部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットインジェクタ本体が燃料通路を
    有する中間パイプを介してソレノイドバルブと接続され
    ているユニットインジェクタにおいて、前期中間パイプ
    に変形し易い可変部を設けたことを特徴とするユニット
    インジェクタ。
JP1993044303U 1993-07-21 1993-07-21 ユニットインジェクタ Expired - Lifetime JP2575801Y2 (ja)

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JP1993044303U JP2575801Y2 (ja) 1993-07-21 1993-07-21 ユニットインジェクタ

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JP1993044303U JP2575801Y2 (ja) 1993-07-21 1993-07-21 ユニットインジェクタ

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JPH0710464U true JPH0710464U (ja) 1995-02-14
JP2575801Y2 JP2575801Y2 (ja) 1998-07-02

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ID=12687732

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262625A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Ntn Corp 車輪用軸受装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009262625A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Ntn Corp 車輪用軸受装置

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JP2575801Y2 (ja) 1998-07-02

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