JPH07104637B2 - ポ−タブル複写機 - Google Patents

ポ−タブル複写機

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JPH07104637B2
JPH07104637B2 JP62007278A JP727887A JPH07104637B2 JP H07104637 B2 JPH07104637 B2 JP H07104637B2 JP 62007278 A JP62007278 A JP 62007278A JP 727887 A JP727887 A JP 727887A JP H07104637 B2 JPH07104637 B2 JP H07104637B2
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copying machine
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富美雄 多田
俊郎 道祖田
真一 原田
進 小牧
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三田工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、持ち運び可能なポータブル複写機に関するも
のである。
(従来技術) 一般に、電子写真複写機には、複写紙などに転写された
トナー像を定着するために熱ローラ式の定着装置が設け
られている。この定着装置においては、熱ローラと加圧
ローラとが所定の定着圧で圧接された状態で回転駆動さ
れている。したがって、回転駆動が停止された状態で長
期間放置されると、ローラ同士の圧接部が変形してロー
ラ周面に段部が生じ、定着機能が低下したり、ローラの
破損を招いたりすることがある。このため、複写機の使
用時には複写紙の接近を電気的に検出し、この信号によ
り偏心カムが作動されて加圧ローラを熱ローラ側に押付
け、これにより定着圧が発生し、不使用時には上記偏心
カムにより加圧ローラが熱ローラに対して離間し、これ
により上記定着圧が解除されるように構成された定着装
置が知られている(例えば特開昭57-76582号公報参
照)。
一方、近年の電子写真複写機などの普及に伴い、一般家
庭などでの使用を対象として小型化、低価格化されたポ
ータブル複写機が提供されている。通常、このポータブ
ル複写機には、そのハウジングの一側面に持ち運びのた
めの取手が取付けられたものが知られている(例えば実
開昭60-140064号公報参照)。このポータブル複写機
は、日常的に大量の複写が行なわれている大型の複写機
と比べて使用頻度が低く、一般に一回の使用から次回の
使用までの期間が長期にわたる場合が多い。このため、
ポータブル複写機においては、上記の不使用時における
ローラ間の定着圧を解除しておく必要性が高い。
ところが、ポータブル複写機に上記の定着圧の発生、解
除手段を有する定着装置を適用した場合、製造コストの
増大化を招くとともに、複写機のコンパクト化という要
請にも反する。そこで、簡単な構成で、しかも不使用時
には、確実に定着装置の定着圧が解除された状態で収納
しておくことができるポータブル複写機の出現が要望さ
れていた。
(発明の目的) 本発明は、上記の状況に鑑み、簡単な構成にして小型化
を図りつつ、不使用時に収納される際には、定着装置の
定着圧が解除された状態に確実かつ自動的に設定され、
長期にわたり良好な複写が可能なポータブル複写機を提
供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明は、二つのローラが互いに圧接しているように配
置された定着装置がハウジングの内部に設けられ、ハウ
ジングの外側面には取手が設けられたポータブル複写機
において、上記二つのローラの内、一方のローラは他方
のローラに対して圧接される方向に弾性付勢されている
とともに、上記他方のローラは支持部材に回転可能に支
持されて上記一方のローラから離れる方向に移動可能に
設けられ、取手はハウジングの側面に対してその姿勢が
変化可能に支持され、上記取手がハウジングの側面に対
して第1の姿勢の時には、その取手により上記支持部材
は上記他方のローラが上記一方のローラに対して押付け
られる方向に変位され、一方、上記取手がハウジングの
側面に対して第2の姿勢の時には、その取手により上記
支持部材は上記一方のローラに対する他方のローラから
の押付けが解除される方向に変位されるように取手と支
持部材とが関係付けられて構成されたポータブル複写機
である。
上記構成によれば、使用時には、取手の姿勢がハウジン
グの側面に対して第1の姿勢にあり、これにより二つの
ローラは互いに押圧されて定着圧が発生する。不使用時
には、ポータブル複写機の持ち運びのために、上記取手
の姿勢が変化されて第2の姿勢にされ、この姿勢の取手
をつかんで所定位置まで運搬して収納する。この取手の
姿勢が変化されることにより、二つのローラに作用して
いた押圧力が自動的に解除される。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第4図には、本発明のポータブル複写機の第1の実施例
として、排紙用開口部1aの側に、取手2が定着装置3と
関係付けて水平軸回りに回転可能に設けられている場合
の基本的な概略内部構成が示されている。このポータブ
ル複写機のハウジング1の内部には、感光体ドラム4が
回転駆動可能に設けられ、この感光体ドラム4の周囲に
は像形成手段としての帯電装置5、現像装置6およびク
リーニング装置7が配設されている。ハウジング1の上
面には原稿載置台8が設けられ、この原稿載置台8と感
光体ドラム4との間には光学系のランプ9および集光レ
ンズ10が設けられ、これらによって原稿載置台8に載置
された原稿の露光原稿像が感光体ドラム4の上に露光さ
れる。感光体ドラム4の下方には、転写装置11が設けら
れ、ハウジング1の一方の側面(図中右側)に形成され
た給紙用開口部1bから給紙ローラ12aおよび搬送通路12b
などを介して搬送された複写紙に対して感光体ドラム4
上の像を転写するように構成され、転写後の複写紙は搬
送ベルト12cを介して定着装置3へ送られ、定着後の複
写紙がハウジング1の他方の側面(図中左側)に形成さ
れた排紙用開口部1aから排紙されるように構成されてい
る。
第1図には、第1実施例における定着装置3と取手2と
の具体構成例が示されている。上記定着装置3は、排紙
用開口部1aの内側近傍に設けられ、上記の熱ローラ31
と、下部の加圧ローラ32とが互いに接触して回転可能に
設けられている。この熱ローラ31はテフロンコーティン
グされたアルミニウム管の内部に加熱手段(図示せず)
が設けられて構成され、一方、加圧ローラ32はシリコン
ゴムにより形成されている。
上記加圧ローラ(一方のローラ)32の左右両側には、第
1図および第2図に示すように、軸受け用ベース33が配
置されている。この軸受け用ベース33は、ベース本体34
と、レバー35と、圧縮ばね36とより構成されている。ベ
ース本体34はハウジング1の内下面に固定され、このベ
ース本体34の上縁には、上方に開口された凹溝341が形
成され、この凹溝341により加圧ローラ32の軸が上下動
可能に保持されている。
そして、ベース本体34の前後方向(第1図中における左
右方向)には、レバー35が回転可能に支持され、このレ
バー35の先端部が上下方向に配置した圧縮ばね36により
支持されている。圧縮ばね36は、その下端がベース本体
34の下端部により支持され、上端が上記レバー35の先端
部により支持されている。この圧縮ばね36には、レバー
35の先端部を貫通したボルト361が挿通され、このボル
ト361の下端部はベース本体34の下端部に螺合されてい
る。このボルト361により、圧縮ばね36の最大復元長さ
が規制されている。このレバー351の中間部の上縁にも
上方に開口された凹溝351が形成され、この凹溝35によ
り加圧ローラ32が軸受けされている。これによって、加
圧ローラ32は、ボルト361により定められる所定の高さ
の位置で、圧縮ばね36により上方への押圧力を受けて弾
性支持されている。
この加圧ローラ32の上に載置された熱ローラ(他方のロ
ーラ)31は、第1図および第2図に示すように、熱ロー
ラ用カバー(支持部材)37により回転可能に支持されて
いる。このカバー37は、熱ローラ31の少なくとも上面と
両側面とを覆うもので、その後部下端で上記ベース本体
34の後部上端と水平軸38の回りに回転可能に連結されて
いる。このカバーが上記ベース本体34との連結点である
水平軸38を中心に回転することによって、熱ローラ31は
加圧ローラ32から離れる方向に移動する。
一方、取手2は、第2図に示すように、握り部21と、そ
の握り部21の両側に設けられた支持杆22とより構成さ
れ、支持杆22の基端部の所定位置で、水平軸回りに回転
可能に支持されている。この支持杆22の支持は、第1図
および第2図に示すように、ハウジング1に固定した取
付け金具23により行なわれている。この支持杆22の支持
点24は、第1図に示すように、上記熱ローラ用カバー37
の前端部の上位に設定されている。そして、第1図に示
すように、取手2がハウジング1に対して突出状態(第
2の姿勢)にされて、熱ローラ31が加圧ローラ32の上に
単に載置されている状態になっている時に、支持点24と
熱ローラ用カバー37の前端部上面との間隔よりも僅かに
大きい長さの部分が、上記支持点24より取手2の基端縁
221の側に残っているように支持点24の位置が設定され
ている。そして、第3図に一点鎖線で示す突出姿勢の取
手2を回転させて実線で示すようにハウジング1に対し
て倒伏状態(第1の姿勢)にすることにより、支持杆22
の基端縁221が熱ローラ用カバー37の前端部上面と接触
して熱ローラ用カバー37を下方に僅かに押下げるように
設定されている。
また、ハウジング1の側面には、第1図および第3図に
示すように、凹所1cが形成され、この凹所1cに倒伏状態
の取手2が収納されている。この凹所1cの深さは、第3
図に示すように、取手2を回転させて倒伏状態にした際
に、取手2の握り部21が支持点24よりも内部後方に位置
できるような深さに設定されている。
つぎに、上記構成によるポータブル複写機の不使用時に
おける収納手順と作用について説明する。
ポータブル複写機の使用時には、第3図に実線で示すよ
うに、取手2がハウジング1に対して倒伏状態に設定さ
れている。この取手2の基端縁221が熱ローラ用カバー3
7を押圧することにより、熱ローラ31が加圧ローラ32に
対して押圧され、その押圧力に応じて加圧ローラ32は圧
縮ばね36より反発力を受けて熱ローラ31の側に付勢され
ている。これにより熱ローラ31と加圧ローラ32とは、所
定の定着圧を生じさせて図示しない駆動源により回転駆
動される。この際、取手2は、熱ローラ用カバー37の前
端部上面に対して、直角よりもハウジング1の内部後方
に傾いた状態に設定されているので、圧縮ばね36の過度
の反発力や不測の衝撃が作用しても、取手2が不測に回
転して熱ローラ用カバー37への押圧力が解除されるおそ
れはなく、確実に所定の定着圧を維持させることができ
る。
また、不使用時には、第1図に実線で示すように、取手
2を回転させてハウジング1に対して突出状態にする。
そして、この取手2をつかんで、所定の収納場所に運搬
して収納すればよい。これにより、取手2と熱ローラ用
カバー37とが離間し、熱ローラ31は加圧ローラ32の上に
単に載置された状態になる。したがって、熱ローラ31と
加圧ローラ32との間の定着圧も解除された状態に自動的
に設定される。
このように、ポータブル複写機の運搬のために取手2の
姿勢を変化することにより、自動的に定着装置における
熱ローラ31と加圧ローラ32との定着圧の発生および解除
が自動的に設定できる。
つぎに、第5図に示す本発明のポータブル複写機の第2
実施例について説明する。
この第2実施例は、上記第1実施例における取手2を、
定着装置3が配置された排紙用開口部1a側とは反対側の
給紙用開口部1b側に設けたものである。すなわち、ハウ
ジング1の給紙用開口部1b側の側面に形成された凹所1d
内に取手2aの基部が水平軸24aの回りに回転可能に取付
けられ、この取手2aと定着装置3の熱ローラ用カバー37
とがケーブル25によって連結されて関係付けられたもの
である。
このケーブル25は、その一端が取手2aの両側の支持杆22
aの基端部に取付けられるとともに、他端が熱ローラ用
カバー37の前端部に取付けられ、これら取手2aと熱ロー
ラ用カバー37との間の中間部がハウジング1の内部下面
に沿ってプーリ26などにより案内されて配置されてい
る。そして、取手2aが、第5図に実線で示す倒伏状態
(第1の姿勢)の時にはケーブル25により熱ローラ用カ
バー37が水平軸38を中心として下方に回転するように引
張られ、これにより熱ローラ31と加圧ローラ32とが互い
に圧接される。この際、所定の定着圧が生じるように上
記ケーブル25の長さが設定されている。
また、上記取手2が水平軸24aの回りに回転させて第5
図に1点鎖線で示す突出状態(第2の姿勢)にした時に
はケーブル25の取手2aへの取付点251も水平軸24aの回り
に回転して定着装置3側へ移動するように上記取付け点
251の位置が設定され、これにより上記熱ローラ用カバ
ー37が上方に回転して熱ローラ31と加圧ローラ32との定
着圧が解除されるようにしている。
このように、ポータブル複写機の使用時および不使用時
において、取手2aを回転させてその姿勢をハウジング1
の給紙用開口部1b側の側面に対して倒伏状態と突出状態
とに変化させることにより、第1実施例と同様に取手2a
の回転力を熱ローラ31と加圧ローラ32とが互いに圧接し
たり離れたりする方向の力として伝達でき、これにより
定着装置3の定着圧の解除と付与とを自動的に行うこと
ができる。
ここで上記第2実施例の取手2aにおいて、その握り部21
aは杆体とその周囲に回転可能に外挿されたさや管とで
構成され、これによりポータブル複写機の運搬に際し握
り部21aをつかんでぶら下げることによりポータブル複
写機が揺動しても、その揺動に伴って取手2a自身が水平
軸24aの回りを回転するのではなく上記さや管のみが回
転するようにしている。したがって、上記揺動などがケ
ーブル25を介して定着装置3に伝達されることはない。
また凹所1dの内面には、第5図に示すように、例えば合
成樹脂などにより小突起11が形成され、同図に1点鎖線
で示す突出状態の取手2aを水平軸24aの回りに回転させ
て同図に実線で示す倒伏状態に変化させる際に、取手2a
の握り部21aの表面が上記小突起11を乗越えて圧入され
るようにしている。これにより、倒伏状態の取手2aに対
して定着装置3から定着圧の反力がケーブル25を介して
伝達されても、上記倒伏状態を保ったまま凹所1d内に保
持される。
なお、上記第2実施例では取手2aの回転力を定着装置3
の2つのローラ31,32を互いに圧接させたり離したりす
る力に変換して伝達するためにケーブル25を用いている
が、これに限らず例えば平行リンク機構を用いてもよ
い。
つぎに、第6図、第7図および第8図に示す本発明のポ
ータブル複写機の第3実施例について説明する。この第
3実施例は、上記第1実施例における取手2の代りに、
ハウジング1の排紙用開口部1a側の側面に対して直線往
復運動により進退可能に取手2aを設けたものである。
第6図において、定着装置3の上方にはハウジング1の
排紙用開口部1a側の側面に開口する凹所1eが上記定着装
置3の前後方向(第6図における左右方向)に形成され
ている。この凹所1eの左右両側の内側面には取手2bを移
動案内する所定長さの凹溝12が形成されているととも
に、開口縁部下面にはハウジング1の内部と連通する穴
13が形成され、この穴13から熱ローラ用カバー37の前端
部上面が凹所1eに臨むようにしている。
一方、取手2bは、第6図および第7図に示すように握り
部21bとこの握り部21bの両側に設けられた支持杆22bと
より構成され、両側の支持杆22bの基端部には突軸24bが
外側方に突出して形成され、この突軸24bが上記凹所1e
の凹溝12に移動可能に嵌入されている。そして、上記凹
所1eの上下方向の幅は上記支持杆22bとほぼ同様な大き
さに設定され、これにより取手2bは第6図に実線で示す
突出した状態(第2の姿勢)から同図に1点鎖線で示す
凹所1eに没入した状態(第1の姿勢)までの間を突軸24
bが凹溝12により案内されて進退し、また支持杆22bが凹
所1eの内部上下面により案内されて上記進退が直線運動
となるようにしている。なお、両側の支持杆22bの基端
部間には横杆28が一体的に設けられ、これにより取手2b
が補強されている。
また、上記支持杆22bの前端部の所定位置には突部27が
下方に滑かな曲線を描くように突出して形成され、取手
2bが第6図に1点鎖線で示す没入状態の時に上記突部27
が穴13に位置して熱ローラ用カバー37の前端部上面と接
触してその熱ローラ用カバー37を下方に押圧しているよ
うに上記突部27の突出量が設定されている。
上記構成では、ポータブル複写機の通常の使用時におい
て取手2bは第8図に示すようにハウジング1の側面に対
して没入状態にされ、熱ローラ用カバー37が突部27と係
合することにより下方に押し付けられ、これにより熱ロ
ーラ31と加圧ローラ32とが所定の定着圧で互いに圧接さ
れる。
そして不使用時には、運搬のために取手2bを第6図に1
点鎖線で示す没入状態からハウジング1の外部に引き出
して同図に実線で示す突出状態にすることにより、突部
27と熱ローラ用カバー37との係合が外れ、これにより熱
ローラ用カバー37が上方に自由に移動できるようにな
り、熱ローラ31と加圧ローラ32とに作用していた定着圧
が解除される。
この状態から再びポータブル複写機を使用するには、上
記取手2bをハウジング1の凹所1eに没入状態になるまで
押し込めば、凸部27と熱ローラ用カバー37の前端部上面
とが係合し、これにより熱ローラ用カバー37が上記突部
27の表面に沿って下動して2つのローラ31,32の間に所
定の定着圧が付与される。
このように、ポータブル複写機の使用時および不使用時
において、取手2bを直線状に進退させてハウジング1の
排紙用開口部1a側の側面に対して没入状態と突出状態と
に姿勢を変化させることにより、取手2bの直線往復運動
を熱ローラ31と加圧ローラ32とが互いに圧接したり離れ
たりする動作に変換でき、これにより定着装置3の定着
圧の解除と付与とを自動的に行うことができる。
なお、第3実施例では取手2bの直線往復運動を定着圧の
解除および付与動作に変換させるのを凸部27と熱ローラ
用カバー37の前端部上面とを直接的に係合させることに
より行わせているが、例えば熱ローラ用カバー37の前端
部と取手2bとをケーブルにより連結し、そのケーブルを
取手2bを押し込むことにより熱ローラ用カバー37の前端
部が下方に引張られるように配置することにより間接的
に行わせてもよい。
なお、上記第1、第2および第3の実施例において熱ロ
ーラ31と加圧ローラ32との配置を逆転させてもよいし、
定着装置を二つの加圧ローラで構成してもよい。
また、上記3つの実施例ではベース本体34とカバー37と
を回転可能に連結することにより、熱ローラ31が上下動
可能に構成されているが、例えば上下方向の長溝を熱ロ
ーラの両側のハウジングに形成し、その長溝に熱ローラ
の軸を上下動可能に保持させることにより、熱ローラを
上下動可能に構成してもよい。
(発明の効果) 本発明のポータブル複写機によれば、取手がハウジング
の側面に対して第1の姿勢の時には、その取手により他
方のローラの支持部材はその他方のローラが一方のロー
ラに対して押付けられる方向に変位され、一方、上記取
手がハウジングの側面に対して第2の姿勢の時には、そ
の取手により上記支持部材は上記一方のローラに対する
他方のローラからの押付けが解除される方向に変位され
るように構成されている。
このため、不使用時には、ポータブル複写機の持ち運び
のために、取手の姿勢を変化させてハウジングの側面に
対して第2の姿勢にすることにより、自動的に定着装置
の定着圧が解除される。また、使用時には、取手を第1
の姿勢に変化させて収納することにより、自動的に定着
圧を作用させることができる。しかも、持運びのために
は必ず取手の姿勢を変化させて第2の姿勢にすることか
ら、定着圧の解除設定が確実に行われる。
したがって、定着装置の各ローラが変形したり破損した
りするおそれもなく、長期にわたり良好な複写をするこ
とができ、しかも簡単な構成であって小型化も容易に図
れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例において定着装置の定着圧
が解除された状態の一部切欠き正面図、第2図は第1図
の定着装置と取手とを示す斜視図、第3図は第1図の定
着装置において定着圧が作用している状態の一部切欠き
正面図、第4図は第1実施例の全体の概略構成図、第5
図は本発明の第2実施例において定着装置に定着圧が付
与された状態の一部切欠き正面図、第6図は本発明の第
3実施例において定着装置の定着圧が解除された状態の
一部切欠き正面図、第7図は第6図の取手の斜視図、第
8図は第6図の第3実施例の定着装置に定着圧が付与さ
れた状態の一部切欠き正面図である。 1……ハウジング、2・2a・2b……取手、3……定着装
置、25……ケーブル(連結部材)、31……熱ローラ、32
……加圧ローラ、37……熱ローラ用カバー(支持部
材)。
フロントページの続き (72)発明者 小牧 進 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−96229(JP,A) 特開 昭56−12675(JP,A) 実開 昭56−18956(JP,U) 実開 昭57−758(JP,U) 実開 昭58−34143(JP,U) 実開 昭59−33054(JP,U) 実開 昭59−147167(JP,U) 実開 昭60−161372(JP,U) 実開 昭60−150368(JP,U) 実開 昭61−155861(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つのローラが互いに圧接しているように
    配置された定着装置がハウジングの内部に設けられ、ハ
    ウジングの外側面には取手が設けられたポータブル複写
    機において、上記二つのローラの内、一方のローラは他
    方のローラに対して圧接される方向に弾性付勢されてい
    るとともに、上記他方のローラは支持部材に回転可能に
    支持されて上記一方のローラから離れる方向に移動可能
    に設けられ、取手はハウジングの側面に対してその姿勢
    が変化可能に支持され、上記取手がハウジングの側面に
    対して第1の姿勢の時には、その取手により上記支持部
    材は上記他方のローラが上記一方のローラに対して押付
    けられる方向に変位され、一方、上記取手がハウジング
    の側面に対して第2の姿勢の時には、その取手により上
    記支持部材は上記一方のローラに対する他方のローラか
    らの押付けが解除される方向に変位されるように取手と
    支持部材とが関係付けられて構成されていることを特徴
    とするポータブル複写機。
  2. 【請求項2】上記取手はハウジングの側面に対して水平
    軸回りに回転可能に支持され、上記第1の姿勢がハウジ
    ングの側面に対して取手が倒伏した状態であるととも
    に、上記第2の姿勢がハウジングの側面に対して取手が
    突出した状態であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のポータブル複写機。
  3. 【請求項3】上記取手はハウジングの側面に対して直線
    往復運動により進退可能に支持され、上記第1の姿勢が
    ハウジングの側面に対して取手が没入した状態であると
    ともに、上記第2の姿勢がハウジングの側面に対して取
    手が突出した状態であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のポータブル複写機。
  4. 【請求項4】上記取手が上記第1の姿勢の時にはその取
    手は上記支持部材に接触し、取手が上記第2の姿勢の時
    にはその取手と支持部材とは離れている位置関係になる
    ように取手と支持部材とが配置されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載のポータブル複写機。
  5. 【請求項5】上記取手と上記支持部材とは連結部材を介
    して連結され、取手の上記第1の姿勢と第2の姿勢との
    相互の姿勢の変化により支持部材が連動するように配置
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載のポータブル複写機。
JP62007278A 1986-10-29 1987-01-13 ポ−タブル複写機 Expired - Lifetime JPH07104637B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-257631 1986-10-29
JP25763186 1986-10-29

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