JPH0710454U - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
- Publication number
- JPH0710454U JPH0710454U JP3905093U JP3905093U JPH0710454U JP H0710454 U JPH0710454 U JP H0710454U JP 3905093 U JP3905093 U JP 3905093U JP 3905093 U JP3905093 U JP 3905093U JP H0710454 U JPH0710454 U JP H0710454U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- air
- filter element
- air inlet
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジングの空気入口の導入部を大きくして
入り口部の流入抵抗を減らし、つる巻形の流れの通路を
広く確保できる部分が多くした通気抵抗の少ないエアク
リーナを提供する。 【構成】 一端部に隣接して側壁に配置した直立方向か
らの空気入口4と、他端部のちり放出口17と、一対の
端部壁2、3とを持つハウジング1と、ハウジング1内
に収装するフィルタエレメント6と、フィルタエレメン
ト6の内側に連通するようにハウジング1に設けた清浄
空気出口5を有するエアクリーナにおいて、空気入口1
の導入部4aの外側壁4bを外方へ突出させ湾曲部4c
でハウジング1に接続して、流入空気をフィルタエレメ
ント6に直接接触しないようにそらせ板13を、ハウジ
ング1とフィルタエレメント6の間に空気入口4の導入
部4aを閉鎖するよう一端13aがハウジング1に取付
けられ終端13bが空気入口4の湾曲部4cがハウジン
グ1に接続する近傍に位置するよう取り付けた。
入り口部の流入抵抗を減らし、つる巻形の流れの通路を
広く確保できる部分が多くした通気抵抗の少ないエアク
リーナを提供する。 【構成】 一端部に隣接して側壁に配置した直立方向か
らの空気入口4と、他端部のちり放出口17と、一対の
端部壁2、3とを持つハウジング1と、ハウジング1内
に収装するフィルタエレメント6と、フィルタエレメン
ト6の内側に連通するようにハウジング1に設けた清浄
空気出口5を有するエアクリーナにおいて、空気入口1
の導入部4aの外側壁4bを外方へ突出させ湾曲部4c
でハウジング1に接続して、流入空気をフィルタエレメ
ント6に直接接触しないようにそらせ板13を、ハウジ
ング1とフィルタエレメント6の間に空気入口4の導入
部4aを閉鎖するよう一端13aがハウジング1に取付
けられ終端13bが空気入口4の湾曲部4cがハウジン
グ1に接続する近傍に位置するよう取り付けた。
Description
【0001】
この考案は、内燃機関用の遠心式エアクリーナに関し、特にエアクリーナの通 気抵抗を低下させる技術に関する。
【0002】
建設機械用内燃機関、大型内燃機関および農場トラック等に用いられるエアク リーナは、遠心式の第1段清浄器および濾過材の第2段フィルタエレメントが組 み合わされた遠心式のものが多い。第1段の清浄器は遠心作用により流入空気か ら大きな粒子のダストを分離し、残りの小さい粒子は下流側の濾過材のひだ付き 円筒形のフィルタエレメントにより空気から除去される。
【0003】 このようなエアクリーナとして例えば実公昭54−16859に示されたもの は、ハウジングの空気入口から下流側へ流入空気をつる巻形の渦にそらせるちり 傾斜路を設け、流入空気にうず巻き運動を生じさせ、遠心力によって大きな粒子 のダストを分離するようにしている。このようにして流入空気中の大きなダスト を分離し、第2段の濾過材よりなるフィルタエレメントのダストによる負荷を軽 くしエアクリーナを長持ちさせている。しかしながら、実際には以下に説明する 技術課題があった。
【0004】
即ち、第1段の遠心式の清浄器は流入空気にうず巻き運動を生じさせてダスト を分離するため、ハウジングと沿わせ板との間の狭い通路でうず巻き運動を起こ させるので流入抵抗が生じ、これが内燃機関への吸入抵抗となり出力の低下の原 因となっている。フィルタエレメントは一定の通気抵抗値に達すると掃除を繰り 返し、また、掃除によるフィルタエレメントの回復が十分でなくなると交換する ので、一定の通気抵抗値となるまでの幅が大きい方が有利である。そのためフィ ルタライフは初期の通気抵抗が高い程不利となり早期に掃除を繰り返しフィルタ エレメントの交換を行なわなければならないという課題があった。
【0005】 この考案は以上の問題を解決するものであって、ハウジングの空気入口の導入 部の外側壁を外方へ湾曲させ、空気の導入部を大きくして入り口部の流入抵抗を 減らすようにし、つる巻形の流れの通路を広く確保できる部分を多くした通気抵 抗の少ないエアクリーナを提供することを目的とする。
【0006】
前記目的を達成するために、この考案は、一端部に隣接して側壁に配置した直 立方向からの空気入口と、他端部のちり放出口と、一対の端部壁とを持つハウジ ングと、このハウジング内に収装されるフィルタエレメントと、このフィルタエ レメントの内側に連通するように前記ハウジングに設けた清浄空気出口を有する エアクリーナにおいて、前記空気入口の導入部の外側壁を外方へ突出させ湾曲部 でハウジングに接続して、流入空気を前記フィルタエレメントに直接接触しない ようにそらせ板をハウジングに取り付け、このそらせ板は、一端が前記空気入口 の導入部を閉鎖するとともに、前記空気入口の湾曲部がハウジングに接続する近 傍に位置するようその終端が取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
以上の構成によれば、ハウジングの空気入口の導入部の外側壁を外方へ湾曲さ せ、空気の導入部を大きくして入口部の流入抵抗を減らし、そらせ板を、ハウジ ングとエレメントの間に前記空気入口の導入部を閉鎖するよう一端がハウジング に取付けられ終端が空気入口の湾曲部がハウジングに接続する近傍に位置するよ う取り付けたので、つる巻形の流れはそらせ板を過ぎると通路を広く確保でき、 ダストを分離するのには十分な旋回流を確保しながら分離効率を落とさず通気抵 抗の低下をもたらし、また初期の通気抵抗の低下によりフィルタライフを増加す ることができる。
【0008】
【実施例】 以下、この考案の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1は、こ の考案にかかるエアクリーナの一実施例を示す断面図である。図2は同エアクリ ーナの2ー2線に沿う横断面図である。両図において、1は一対の対向する端部 壁2、3を有する細長い円筒形のハウジングである。ハウジング1の円筒形壁に は直立方向からの空気入口4が導入部4aを形成して外側壁4bを外方へ突出さ せ湾曲部4cでハウジング1に接続している。
【0009】 ハウジング1には端部壁3の中心を貫いて軸線方向の空気出口管5が取り付け られている。円筒形のひだ付きフィルタエレメント6は、上下エンドプレート6 a,6bの間に、ひだ折りされかつ円筒形に形成された濾過部材6cと、補強孔 開き内筒6dを挟み込んで固定されている。フィルタエレメント6はハウジング 1内に支持部材7と、ネジ付き棒8および蝶ナット9により端部壁3にパッキン グ10を介して押圧され取り付けられている。端部壁2は、ネジ付き棒8にねじ 込んだ蝶ナット11によりハウジング1にパッキング12を介して締め付けられ ている。
【0010】 ハウジング1は、第1のそらせ部片13を有している。第1のそらせ部片13 はフィルタエレメント6の外壁を囲むように流入空気を前記フィルタエレメント 6に直接接触しないように、前記ハウジング1とエレメント6の間に前記空気入 口4の導入部4aを閉鎖するよう一端13aがハウジング1に取付けられ、かつ 空気入口4の湾曲部4bがハウジング1に接続する近傍に位置するようその終端 13bが取り付けられている。
【0011】 また、ハウジング1は第2の円筒形状そらせ部片14を有している。第2の円 筒形のそらせ部片14はフィルタエレメント6の他端部を囲み空気通路15を形 成し、フィルタエレメント6へのダストの堆積を防止して排出弁16を有するダ スト排出管17へのダストの排出を助ける。
【0012】 以上の構成において、ダストを含む空気が空気入口管4からハウジング1内に 流入するとき空気入口4が導入部4aを形成して外側壁4bを外方へ突出させ湾 曲部4cでハウジング1に接続しているので、空気導入部4a広くなりハウジン グ1への流入抵抗が少なくなり、空気は第1そらせ部片13が空気入口4の導入 部4aを閉鎖するよう一端13aがハウジング1に取付けられ、かつ空気入口4 の湾曲部4bがハウジング1に接続する近傍に位置するよう終端13bが取り付 けられているので、そらせ板13部以外はハウジング1の側壁とフィルタエレメ ント6の間で形成された環状通路18を流れ、つる巻形渦巻の流れが生じるので つる巻形の流れの通路が広くなり流れの抵抗が少なくフィルタエレメント6の他 端部に向かう間に遠心力により大きな粒子のダストが分離される。
【0013】 第1段の遠心式の清浄器で大きな粒子のダストが遠心力によって分離されたダ ストは、第2の円筒形のそらせ部片14とハウジング1の間の空気通路15に入 り、フィルタエレメント6への流れが阻止されフィルタエレメント6へのダスト の堆積を防止し、そしてダスト排出管17の排出弁16から空気の脈動流によっ て大気中へ放出される。
【0014】 第1段の遠心式の清浄器で分離されなかった小さなダストは、第2段の濾過材 からなるフィルタエレメント6で濾過され、清浄となった空気は空気出口管5か ら内燃機関へ吸入される。フィルタエレメント6がダストの目詰りにより一定限 度の通気抵抗に達したときは、蝶ナット11をネジ付き棒8から外し、ハウジン グ1から端部壁2を取り外した後、蝶ナット9をネジ付き棒8から外して、ハウ ジング1からフィルタエレメント6を取り出して掃除を行い、フィルタエレメン ト6をハウジング1内に入れ蝶ナット8で取り付け、次いで端部壁2をハウジン グ1へ蝶ナット11で取り付ける。このようにして掃除を繰り返しフィルタエレ メント6が掃除による復元力が少なくなったときフィルタエレメント6を交換す る。
【0015】
以上の実施例によって詳細に説明したように、この考案によるエアクリーナに あっては、ダストを含む空気が空気入口管からハウジング内に流入するとき空気 入口が導入部を形成して外側壁4bを外方へ突出させ湾曲部4cでハウジング1 に接続しているので、空気導入部が広くなりハウジングへの流入抵抗が少なくな り、空気は第1そらせ部片が空気入口の導入部を閉鎖するよう一端がハウジング に取付けられ、かつ空気入口の湾曲部がハウジングに接続する近傍に位置するよ うその終端が取り付けられているので、そらせ板部以外はハウジングの側壁とフ ィルタエレメントの間で形成された環状通路を流れつる巻形渦巻の流れが生じ、 つる巻形の流れの通路が広くなり流れの抵抗が少なくなる。
【0016】 この通気抵抗の低下により内燃機関の出力の増加が図れ、エアクリーナの初期 抵抗から一定限度の抵抗増加に達するまでの抵抗増加の幅が増大し、第1段の遠 心式の清浄器の分離効率は低下することなくフィルタエレメントを掃除するまで のフィルタライフを増大することができ、掃除を繰り返す頻度が減少する効果が ある。
【図1】この考案によるエアクリーナの断面図である。
【図2】同エアクリーナの2−2線に沿う横断面図であ
る。
る。
1 ハウジング 2、3 端部壁 4 空気入口 4b 外側壁 4c 湾曲部 5 空気出口管 6 フィルタエレメント 13 そらせ部片(そらせ板) 18 環状通路
Claims (1)
- 【請求項1】 一端部に隣接して側壁に配置した直立方
向からの空気入口と、他端部のちり放出口と、一対の端
部壁とを持つハウジングと、このハウジング内に収装さ
れるフィルタエレメントと、このフィルタエレメントの
内側に連通するように前記ハウジングに設けた清浄空気
出口を有するエアクリーナにおいて、 前記空気入口の導入部の外側壁を外方へ突出させ湾曲部
でハウジングに接続して、流入空気を前記フィルタエレ
メントに直接接触しないようにそらせ板をハウジングに
取り付け、このそらせ板は、一端が前記空気入口の導入
部を閉鎖するとともに、前記空気入口の湾曲部がハウジ
ングに接続する近傍に位置するようその終端が取り付け
られていることを特徴とするエアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3905093U JPH0710454U (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3905093U JPH0710454U (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | エアクリーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710454U true JPH0710454U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12542307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3905093U Pending JPH0710454U (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710454U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6442043U (ja) * | 1987-09-08 | 1989-03-14 | ||
JP2011245442A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Toyota Boshoku Corp | 濾過装置 |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP3905093U patent/JPH0710454U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6442043U (ja) * | 1987-09-08 | 1989-03-14 | ||
JP2011245442A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Toyota Boshoku Corp | 濾過装置 |
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