JPH07104285B2 - 円柱物体の表面検査装置 - Google Patents

円柱物体の表面検査装置

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JPH07104285B2
JPH07104285B2 JP61276292A JP27629286A JPH07104285B2 JP H07104285 B2 JPH07104285 B2 JP H07104285B2 JP 61276292 A JP61276292 A JP 61276292A JP 27629286 A JP27629286 A JP 27629286A JP H07104285 B2 JPH07104285 B2 JP H07104285B2
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cylindrical
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郁 中村
信 宇高
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日本ニユクリア・フユエル株式会社
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、核燃料ペレットの如き円柱物体の表面を自動
的に検査するための円柱物体の表面検査装置に関する。
(従来の技術) 原子炉用の核燃料ペレットは、主にUO2,PuO2,中性子吸
収材その他の粉末を成形、焼結した円柱状のセラミック
体である。
ところで、このような核燃料ペレットは、その製作過程
においてその円柱外周面および円柱端面に、欠け、メタ
ルインクルージョン、割れ、ピットなどの欠陥が発生す
ることがあり、これらの欠陥が所定の基準値以上の場合
は不良品として取り除く必要がある。
そこで、このような核燃料ペレットの製造過程の最終段
階においては、全ての核燃料ペレットについて円柱外周
面および円柱端面を検査する必要があり、この検査装置
として特開昭53−125057号公報記載のようなものも提案
されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記公報記載の如きものはペレットを1個づつ
取扱うため、ペレットに与える衝撃を防ぐためにはどう
しても処理速度が低くなり、また装置自体がかなり大型
なものとなる等の問題がある。
本発明はこのような点が鑑み、多数の核燃料ペレットの
如き円柱物体の表面を高速に検査することができるとと
もに、装置全体をコンパクト化し得る円柱物体の表面検
査装置を得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 行,列状態に配列された多数の円柱物体列から1列の円
柱物体を順次取り出し、その円柱物体の列を軸線まわり
に回転せしめる回転装置と、その回転装置の一側部に設
けられ、上記回転装置によって回転せしめられている円
柱物体の周面を検査する周面検査装置と、周面検査装置
によって検査済の円柱物体の列を複数並列させる並列装
置と、上記並列装置によって配列された多数の円柱物体
列から順次1行毎に分離された円柱物体を、その軸線が
互いに平行な状態で、円柱物体の軸線に対して直交する
方向に受け渡しステーション迄移動させる第1のパレッ
トと、上記受け渡しステーションで第1のパレットから
受け渡された円柱物体をその軸線に対して直交する方向
に排出ステーション迄移動させる第2のパレットと、上
記受け渡しステーションにおいて第1のパレットに保持
された円柱物体を第2のパレットにそのままの状態で移
し換える受け渡しプッシャーと、前記並列装置によって
配列された多数の円柱物体から順次1行毎に分離する分
離ステーション及び上記受け渡しステーションにおい
て、第1のパレット或は第2のパレットに保持された円
柱物体の第1端面或は第2端面が当接される面合せ板を
有する端面整列装置と、上記第1のパレットの移送通路
の一側に設けられ、第1のパレットによって移送されて
いる円柱物体の第1端面を非接触状態で検査する第1の
端面検査器と、第2のパレットの移送通路の他側に設け
られ、第2のパレットによって移送されている円柱物体
の第2端面を非接触状態で検査する第2の端面検査器と
を有することを特徴とするものであって、まず複数の円
柱物体を一列に並べて回転装置に移送し、上記回転装置
で円柱物体をその軸線まわりに回転させながら外周面の
検査を行ない、その後複数の円柱物体を互いにその軸線
が平行な状態で、その軸線に対して直交する方向に移動
させることによって、各円柱物体の端面の検査を順次行
なわせるようにしたものである。
(実施例) 第1図は本発明の装置の概略配置を示す平面図であっ
て、図中符号1は検査前の多数の核燃料ペレットを積載
したトレイを複数枚収納しているローダスタッカであ
り、このローダスタッカ1の一側には上記ローダスタッ
カ1から順次取り出されたトレイを搬送するトレイ搬送
装置2が設けられ、そのトレイ搬送装置2の他端部には
空になったトレイを収納するローダラック3が配設され
ている。
ところで、上記トレイ搬送装置2の途中には、ローダス
タッカ1から受け取ったトレイ4上に配列された核燃料
ペレットを、順次1列づつ上記トレイ搬送装置2の一側
に配設された周面検査部5へ移し換えるローダ部6が形
成されている。また、上記周面検査部5の前方部には、
その周面検査部5で周面の検査が行なわれた核燃料ペレ
ットを順次移し換えトレイ7に収納し、さらにその移し
換えトレイ7に収納された核燃料ペレットを整列トレイ
8上に移し換える移し換え部9が設けられている。上記
整列トレイ8の前方部には、上記整列トレイ8に多数列
に並べられた核燃料ペレットの先頭の1行を分離する分
離装置10を有し、その分離装置10によって分離された核
燃料ペレットの行を第1のパレット11に載置保持させる
分離ステーションIが設けられている。
上記第1のパレット11は、上記分離ステーションIから
核燃料ペレットを第2のパレット12に移し換える受け渡
しステーションII間を図において左右に移動可能として
あり、その分離ステーションIと受け渡しステーション
II間に核燃料ペレットの第1端面(前端面)を非接触状
態で検査する第1の端面検査器13が設けられている。一
方、上記第2のパレット12も、上記受け渡しステーショ
ンIIと排出ステーションIII間を図において左右に移動
し得るようにしてあり、その移動通路の後方に核燃料ペ
レットの第2端面(後端面)を非接触状態で検査する第
2の端面検査器14が設けられている。
また、上記排出ステーションIIIには、第2のパレット1
2から排出された検査済の核燃料ペレットを受け取りそ
の検査済の核燃料ペレットを選別するための良否選別部
15および良品ペレットが回収される回収トレイ16が配設
されている。そして上記回収トレイ16上に移動された核
燃料ペレットはアンローダ部17において空のトレイに積
載され、その後アンローダラック18に収納されるように
構成されている。
ところで、前記周面検査部5においては、トレイ搬送装
置2の搬送方向に直交する方向に延び、互いに近接して
並置された2本の回転ローラ20a,20bからなる回転装置2
1が配設されている。すなわち、上記トレイ搬送装置2
の一側にその搬送装置の搬送方向に直交する方向に延び
るV溝シュート22が設けられており、このV溝シュート
22に連接して上記回転装置21が同一線上に配設されてい
る。
上記回転装置21における両回転ローラ20a,20bは、第2
図に示すように、モータ23および伝動装置24を介して互
いに同一方向に回転駆動されるように構成されており、
その回転ローラ20a,20bからなる回転装置21の中間部に
は、回転ローラ20a,20b上に載置移送される核燃料ペレ
ットPの周面に検査用光線を投光する投光器25aおよび
上記核燃料ペレットPの表面から反射する光を受ける受
光器25bからなる周面検査器26が設けられている。
しかして、多数の核燃料ペレットPを積載したトレイ4
がローダスタッカ1から取り出されトレイ搬送装置2に
乗せられ、そのトレイ4がローダ部6に達すると、図示
しないプッシャー機構によって、上記トレイ4上の1列
の核燃料ペレットPがV溝シュート22を経て2本の回転
ローラ20a,20b間に押し出される。このようにして核燃
料ペレットPが回転ローラ20a,20b間に押し出される
と、上記核燃料ペレットPは上記回転ローラ20a,20bと
反対方向に回転させられながら(第3図参照)、順次移
し換え部9に配設された移し換えトレイ7上に図示しな
い押し出し装置によって押し出され、その間周面検査装
置26によって核燃料ペレットの全周面の検査が行なわれ
る。
一方、トレイ4上の1列の核燃料ペレットが完全に回転
ローラ20a,20b側に押し出されると、トレイ搬送装置2
によってトレイ4が1ピッチ移動され、次の列の核燃料
ペレットが回転ローラ20a,20b間に押し出され、上述と
同様にして核燃料ペレットPの外周面の検査が行なわれ
る。そして検査結果は図示しないコンピュータ等によっ
て管理される。すなわち、現在検査中の核燃料ペレット
列をトレイ4の何列目から取り出したか、および現在検
査中の核燃料ペレットがこの核燃料ペレット列の何番目
(何行目)のペレットかによって個々の核燃料ペレット
を区別することができ、これによって個々の核燃料ペレ
ットの検査結果が管理される。
また、前記移し換えトレイ7は、前記回転ローラ20a,20
bの軸線に直交する方向に延設された案内28に沿って移
動可能としてあり、駆動モータ29によって回転される駆
動ねじ30に螺合せしめられている。
しかして、前記核燃料ペレット回転装置21から1列の核
燃料ペレットが完全に移し換えトレイ7上に押し出され
ると、駆動モータ29が作動され駆動ねじ30を介して上記
移し換えトレイ7が第1図において右方に1ピッチ移動
せしめられ、次の列の核燃料ペレットが移し換えトレイ
7上に載置される。このようにして周面検査済の核燃料
ペレットの列が所定列だけ移し換えトレイ7上に載置さ
れると、上記移し換えトレイ7は図の点線で示す移し換
え位置31に移動される。
ところで、上記移し換え部9における移し換え位置31の
上方には、移し換えトレイ7上の核燃料ペレットの全列
後端に掛合し、図示しない駆動機構によってその核燃料
ペレッの列方向に移動する移し換えプッシャー32が設け
られている。
そこで、上述のように周面検査済の核燃料ペレットを所
定列載置した移し換えトレイ7が移し換え位置31に移動
して来ると、上記移し換えプッシャー32が作動せしめら
れ、トレイ上の全列の核燃料ペレットが同時に整列トレ
イ8上に押し出される。
上記整列トレイ8の上面には、上記移し換えトレイ7上
の核燃料ペレットの列と同一方向に延び、上記トレイ上
の核燃料ペレットの列と一致する多数のV溝8aが形成さ
れている。また、上記各V溝8a内には、そのV溝8a内に
下方から突出してV溝8aの核燃料ペレット列の後端面に
係合し、そのV溝8aに沿って移動可能であり、かつ所定
の負荷が加わったときその移動が止まる個別プッシャー
33が設けられている(第4図参照)。さらに、上記整列
トレイ8の前端部には、整列トレイ8の各V溝8aに配列
された先頭の核燃料ペレットを列から分離する分離装置
10が配設されている。上記分離装置10には、第4図に示
すように、整列トレイ8の各V溝8aと対応した位置にそ
のV溝上の核燃料ペレット列の先頭のペレットのみを収
容し得る多数個の凹部10aが形成されており、またその
各凹部10aの底壁部には貫通孔10bが設けられている。ま
た、上記分離装置10は、図示しない駆動機構によって、
第4図の実線で示す位置から点線で示す位置まで180゜
回転可能としてあり、さらに上記点線位置に来た分離装
置10の後方には、スプリング34によって前方に付勢さ
れ、かつ分離装置10の貫通孔10b内に挿通し得るプッシ
ャー杆35を有する分離プッシャー36が配設されている。
一方、前記分離装置10の前方には、整列トレイ8のV溝
8aの軸線に直交する方向に移動可能な第1のパレット11
が配設されている。すなわち、基盤40上には整列トレイ
8のV溝8aの軸線と直交する方向に延びるレール41が敷
設されており、そのレール41上に断面L字状の第1のパ
レット11が走行可能に載置されている。また、上記第1
のパレット11は上記レール41と平行に配設されたねじ軸
42に底部が螺合せしめられており、そのねじ軸42が図示
しない伝動装置を介してモータに連動連結され、上記ね
じ軸42の回転によって第1のパレット11が移動し得るよ
うにしてある。
ところで、上記第1のパレット11の上部には、第4図に
おいて点線位置に回動した分離装置10の各凹部10aに対
応してそれと同一軸線上に、上記分離装置10の凹部10a
と同数の溝43が並列に設けられており、さらにその上方
には、各溝43にそれぞれ対向して設けられ、スプリング
で下方に付勢された押えピン44を有する押え部材45がシ
リンダ装置46によって上下動可能に設けられている。
また、前記分離ステーションIに位置する第1のパレッ
ト11の前記分離装置10と反対側には、上記第1のパレッ
ト11の溝43上に載置される核燃料ペレットの第1端面
(前端面)に当接しその位置を合わせる面合せ板47が、
前後微調整可能に支持板48上に配設されている。
上記第1のパレット11は、前述のように分離ステーショ
ンIと受け渡しステーションII間を往復することができ
るが、上記受け渡しステーションIIと排出ステーション
III間は、第1はパレット11と同一構成を有する第2の
パレット12が、モータによって駆動されるねじ軸を介し
て往復可能に配設してある。
上記第1のパレット11および第2のパレット12は互いに
平行に移動することができ、受け渡しステーションIIに
おいては、両者の各溝部が互いに隣接して同一軸線上に
位置するようにしてあり、上記受け渡しステーションII
に位置している第1のパレット11の前面側(前記面合せ
板47と同一面側)には、前記分離プッシャー36と同様な
構造の受け渡しプッシャー49が配設されており、さらに
第2のパレット12の後面側には、面合せ板50が設けられ
ている。また、分離ステーションIと受け渡しステーシ
ョンII間には、第1のパレット11の移動通路の前面側
に、上記第1のパレット11に保持された核燃料ペレット
の第1端面(前面)を検査する第1の端面検査器13が配
設され、さらに受け渡しステーションIIと排出ステーシ
ョンIII間には、第2のパレット12の移動通路の後面側
に、第2のパレット12に保持された核燃料ペレットの第
2端面(後面)を検査する第2の端面検査器14が配設さ
れている。
ところで、排出ステーションIIIにおいては、その排出
ステーションIIIに移動して来た第2のパレット12の後
面側に分離プッシャー36と同様な構成を有する排出プッ
シャー51が設けられており、それと反対側には上記排出
プッシャー51によって第2のパレット12から排出された
核燃料ペレットを支持しその選別を行なう良否選別部15
が配設されている。
上記良否選別部15は、第7図に示すように、第2のパレ
ット12の溝と同数のV字状の溝板52を有し、各溝板52
は、基台53上にそれぞれ別個に支柱54とシリンダ55によ
って支持されている。
上記良否選別部15の前面側には、各溝板52の軸線と一致
する複数の溝を有する回収トレイ16が配列されており、
その回収トレイ16の上方には、上記回収トレイ上の核燃
料ペレットの端面と係合し、その核燃料ペレットをアン
ローダ部17に移動させている空のトレイ56上に移動させ
る回収プッシャー57が設けられている。
しかして、周面検査が終了した多数の核燃料ペレットが
行、列状に配列積載された移し換えトレイ7が移し換え
位置31に移動されると、この位置で移し換えプッシャー
32によって全列の核燃料ペレットが同時に、移し換えト
レイ7より整列トレイ8上に移し換えられ、移し換えが
済んだ空の移し換えトレイは再び第1図において左方に
移動され、周面検査が終った核燃料ペレットの受取位置
に送られる。
このようにして整列トレイ8に核燃料ペレットPが移し
換えられると、各核燃料ペレットPは整列トレイの各V
溝8aによりそのV溝内に整列され、その後各列の核燃料
ペレットは個別プッシャー33によって分離装置10側へ押
圧され、各列の先頭の核燃料ペレットが分離装置10の対
応する凹部10a内に挿入される(第4図)。そこで、各
列の先頭の核燃料ペレットが凹部10a内に入ったことが
確認されると、上記分離装置10が図示しない駆動機構に
よって、第4図の点線で示す位置まで180゜回転され
る。そして、上記分離装置10と対向する分離ステーショ
ンIに第1のパレット11があり、かつその第1のパレッ
ト11の押え部材45が上昇していることが確認されると、
分離プッシャー36が前進せしめられ、プッシャー杆35の
先端によって、核燃料ペレットPが分離装置10から第1
のパレット11側へ押し出され、反対側にある面合せ板47
に当接した位置で止まり、第1のパレット11の溝43上に
載置される。なお、この場合、プッシャー杆35はスプリ
ング34によって突出方向に付勢されているので、核燃料
ペレットが面合せ板47に当接する際の衝撃が軽減され、
面合せ精度が高められる。
このようにして、核燃料ペレットの一行が第1のパレッ
ト11の各溝43内に挿入されると、押え部材45が下降され
て各押えピン44によって各ペレットが固定保持され(第
6図)、その後分離プッシャー36が初期の位置に後退せ
しめられる。そこで、上記第1のパレット11がモータお
よびねじ軸42等を介して受け渡しステーションIIへ一定
速度で移動せしめられ、この移動の途中で面合せ板47と
平行に配置された第1端面検査器13の前を通過する際
に、その第1端面検査器13によって第1のパレット11に
保持された核燃料ペレットの第1端面(前面)の検査が
行なわれる。
第1端面検査器13の前を通過した第1のパレット11は、
受け渡しステーションIIで停止せしめられる。この受け
渡しステーションIIでは第2のパレット12が上記第1の
パレット11と重なり合い、両パレット11,12の溝43の軸
線が互いに同一となるように停止しており(第8図参
照)、上述のようにして第1のパレット11が停止する
と、両パレットの押え部材45が上昇せしめられ、ペレッ
トの押えが解除されて押えピン44が核燃料ペレットの周
面から完全に離間せしめられる。そこで、受け渡しプッ
シャー49が分離プッシャー36と同様に作動し、第9図に
示すように、第2のパレット12の後面側に配設されてい
る面合せ板50に核燃料ペレットPが当接するまで核燃料
ペレットPを押し込み、第1のパレット11から第2のパ
レット12へ各核燃料ペレットを移し換えるとともに、第
1の端面検査器13で検査した第1端面と反対側の第2端
面の面合せを行なう。
核燃料ペレットの移し換えおよび面合せが完了すると、
受け渡しプッシャー49は後退して元の位置に戻るととも
に、第2のパレット12の押え部材45が下降して、核燃料
ペレットの固定が行なわれる。
上記ペレットの受け渡しが終り空になった第1のパレッ
ト11は分離ステーションIへ所定の速度で移動せしめら
れ、次の整列トレイ8上の核燃料ペレット列の先頭のペ
レットを受け取りに行く。
一方、第2のパレット12はモータ、ねじ軸等を介して排
出ステーションIII側に一定速度で移動せしめられ、こ
の移動の途中で第2の端面検査器14によって、第2のパ
レット12に保持されている核燃料ペレットの第2の端面
の検査が行なわれる。上記第2の端面検査器14の前面を
通過した第2のパレット12は排出ステーションIIIで停
止し、ここで、分離プッシャー36等と同様の排出プッシ
ャー51によって、上記第2のパレット12に保持されてい
た核燃料ペレットは良否選別部15に移される。
このようにして、第2のパレット12から核燃料ペレット
が良否選別部15の各V字状の溝板52上に移載されると、
基台53が下降し、続いて図示しないコンピュータからの
良否信号により、不良と判断された核燃料ペレットを載
置している溝板52を支持しているシリンダ55が作動せし
められて溝板52が傾動され、不良と判断された核燃料ペ
レットが選択的に図示しない回収容器に落し込まれる。
上記不良品の落し込みが済むと、シリンダ55が原状に復
帰するとともに基台53が上昇し、第2のパレット12から
次の核燃料ペレットが渡されるのを待つ。そこで、次の
核燃料ペレットが第2のパレット12から良否選別部15に
渡されると、同時に先に良否選別部に載置されていた良
と判定された核燃料ペレットは回収トレイ16に押し込ま
れる。
上記分離ステーションIから受け渡しステーションII、
排出ステーションIIIでの動作を1トレイ分繰り返す
と、最後の行が終了した時点では、最後の行の核燃料ペ
レットは良否選別部15上に選別済の状態で載っており、
残りは回収トレイ16上にある。そこで、この時点で回収
プッシャー57が動作し、良否選別部15上の核燃料ペレッ
トが列の最後尾となるように回収トレイ16上のものとと
もに全核燃料ペレットが、アンローダ部17に移送されて
来ている空のトレイ56に移し換えられる。このように移
し換えが済んだ検査済の核燃料ペレットを載せたトレイ
は、コンベヤ等によってアンローダラック18に移送さ
れ、1トレイ分の検査動作が完了する。
なお、上記実施例においては2個のパレットを用いて、
各パレットにおいて核燃料ペレットの一端面ずつの検査
を行なうようにしたものを示したが、1個のパレットの
みを使用し、第1端面の検査後、パレットに支持されて
いる各核燃料ペレットの第2端面を整列し直した後、そ
のパレットの移動によって第2端面の検査を行なうよう
にしてもよい。
また、上記実施例では、検査前と検査後の核燃料ペレッ
トは異なるトレイに回収するようにしたものを示した
が、第10図のようにして、同一トレイに回収することも
可能である。さらに核燃料ペレット以外の円柱物体の検
査にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成したので、行,列状に並べら
れた多数の核燃料ペレットの如き円柱物体から順次複数
個の円柱物体を分離取出し、その円柱物体の周面および
両端面の検査を順次行なうことができ、円柱物体の全面
検査を高速に且つ自動的に行なうことができる。しかも
本発明は分離ステーションにおいて円柱物体列から順次
1行毎に分離し第1のパレットに積載すると同時に円柱
物体の第1端面の整列を行なわせることができるととも
に、また受け渡しステーションでは、円柱物体を第1の
パレットから第2のパレットに移し換えと同時にその第
2の端面を非接触で検査するのに必要な精度で端面をそ
ろえることができ、検査所要時間を大幅に短縮でき、し
かも円柱物体に与える衝撃を大幅に低減することがで
き、その装置自体もコンパクトなものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の核燃料ペレット端面検査装置の概略を
示す平面図、第2図は周面検査装置部の概略構成を示す
斜視図、第3図は同上作動説明図、第4図は分離装置の
要部拡大図、第5図および第6図はそれぞれ核燃料ペレ
ットの非保持状態および保持状態を示すパレットの正面
図、第7図は良否選別部の斜視図、第8図および第9図
は受け渡しステーションにおける受け渡し動作を示すパ
レットの側面図、第10図は本発明の他の実施例を示す説
明図である。 1……ローダスタッカ、2……トレイ搬送装置、3……
ローダラック、5……周面検査部、7……移し換えトレ
イ、8……整列トレイ、10……分離装置、11……第1の
パレット、12……第2のパレット、13……第1の端面検
査器、14……第2の端面検査器、15……良否選別部、16
……回収トレイ、20a,20b……回転ローラ、21……回転
装置、26……周面検査器、32……移し換えプッシャー、
33……個別プッシャー、36……分離プッシャー、41……
レール、42……ねじ軸、45……押え部材、47,50……面
合せ板、49……受け渡しプッシャー、57……回収プッシ
ャー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行,列状態に配列された多数の円柱物体列
    から1列の円柱物体を順次取り出し、その円柱物体の列
    を軸線まわりに回転せしめる回転装置と、その回転装置
    の一側部に設けられ、上記回転装置によって回転せしめ
    られている円柱物体の周面を検査する周面検査装置と、
    周面検査装置によって検査済の円柱物体の列を複数並列
    させる並列装置と、上記並列装置によって配列された多
    数の円柱物体列から順次1行毎に分離された円柱物体
    を、その軸線が互いに平行な状態で、円柱物体の軸線に
    対して直交する方向に受け渡しステーション迄移動させ
    る第1のパレットと、上記受け渡しステーションで第1
    のパレットから受け渡された円柱物体をその軸線に対し
    て直交する方向に排出ステーション迄移動させる第2の
    パレットと、上記受け渡しステーションにおいて第1の
    パレットに保持された円柱物体を第2のパレットにその
    ままの状態で移し換える受け渡しプッシャーと、前記並
    列装置によって配列された多数の円柱物体列から順次1
    行毎に分離する分離ステーション及び上記受け渡しステ
    ーションにおいて、第1のパレット或は第2のパレット
    に保持された円柱物体の第1端面或は第2端面が当接さ
    れる面合せ板を有する端面整列装置と、上記第1のパレ
    ットの移送通路の一側に設けられ、第1のパレットによ
    って移送されている円柱物体の第1端面を非接触状態で
    検査する第1の端面検査器と、第2のパレットの移送通
    路の他側に設けられ、第2のパレットによって移送され
    ている円柱物体の第2端面を非接触状態で検査する第2
    の端面検査器とを有することを特徴とする、円柱物体の
    表面検査装置。
  2. 【請求項2】回転装置は、互いに平行に配設され同一方
    向に回転駆動される回転ローラであることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の円柱物体の表面検査装
    置。
  3. 【請求項3】並列装置は、表面に複数列の波形配列溝を
    有し間欠的に溝列に直交方向に移動せしめられるトレイ
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の
    円柱物体の表面検査装置。
  4. 【請求項4】第1端面或いは第2端面を揃える整列装置
    は、円柱物体の各端面がそれぞれ当接される面合せ板
    と、上記円柱物体を上記面合せ板側に押圧するプッシャ
    ーとからなることを特徴とするとする、特許請求の範囲
    第1項記載の円柱物体の表面検査装置。
  5. 【請求項5】パレットは、1行分の円柱物体を整列状態
    のまま載置し得る溝を有するとともに、各円柱物体を固
    定する固定具を有することを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項記載の円柱物体の表面検査装置。
  6. 【請求項6】円柱物体は核燃料ペレットであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の円柱物体の表面
    検査装置。
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