JPH07104208A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JPH07104208A
JPH07104208A JP5250773A JP25077393A JPH07104208A JP H07104208 A JPH07104208 A JP H07104208A JP 5250773 A JP5250773 A JP 5250773A JP 25077393 A JP25077393 A JP 25077393A JP H07104208 A JPH07104208 A JP H07104208A
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optical
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像回転光学手段4の保持の精度不足に起因す
る主走査2回を周期とする主走査のピッチムラを抑制す
る。 【構成】 複数の光源1を変調手段2によりそれぞれ独
立に変調して、複数の光ビームを出射させ、光ビーム平
行手段3により平行化する。この後に、1/2回転で光
ビームを1回転させる像回転光学手段4を配置する。こ
の後に、光ビームのビーム径を拡大する光ビーム拡大手
段5を配置する。この後に、光ビームを偏向しつつ回転
する光ビーム偏向手段6と、光ビーム集光手段7とを配
置して、光ビームを円筒状部材8に保持された感光材料
P上で走査させる。尚、前記像回転光学手段4は前記光
ビーム偏向手段6の回転速度の1/2の回転速度で回転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ等の光ビームを
走査して画像を記録する技術の分野における光ビーム走
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光ビーム走査装置として、円筒
内面走査方式と呼ばれ、固定ドラム(ここでは円筒とい
う)を用い、その円筒面に装着された感光材料に対し、
円筒の内部で光ビームを周方向に回転させて走査し、画
像記録を行う方式がある(特開昭63−158580号
公報参照)。
【0003】すなわち、円筒の円筒面に感光材料を装着
する一方、光源からの光ビームを円筒の中心軸に沿って
入射して、円筒内でその中心軸を回転軸としてモータに
より回転される反射鏡や直角プリズム等の光ビーム偏向
素子で直角方向に偏向すると共に、光路中の集光レンズ
で光ビームを集束することにより、円筒の円筒面に装着
された感光材料上で、集束された光ビームが主走査され
る。
【0004】また、モータ、光ビーム偏向素子及び集光
レンズが円筒の中心軸に沿って移動せしめられて、副走
査が行われ、これにより画像が記録(露光)される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−158580号公報に記載の装置においては、1
本の光ビーム(シングルビーム)を用いるものであるた
め、1回転1主走査となり、記録速度に限界がある。複
数本の光ビーム(マルチビーム)を用いて、1回転で実
効的に複数回の主走査を行おうとすると、走査面上で複
数の光ビームが平行にならず、マルチビームによる走査
が困難だからである。
【0006】また、集束されたビームスポットは、記録
面上で回転しながら走査される。従って、スポット形状
が楕円形であったりすると(ビームスポットは主走査方
向に直角な方向の径が大きい楕円形であることが好まし
い。)、主走査の位置によって楕円の向きが変化し、良
好な画質を得にくい。そこで、特開平5−5846号公
報に示されるように、光ビーム偏向手段(光ビーム偏向
素子)の入射側に、像回転光学手段として、1/2回転
で光ビームを1回転させる台形プリズム等の像回転光学
素子を配置して、この像回転光学素子を光ビーム偏向素
子の回転速度の1/2の回転速度で回転させることによ
り、光ビーム偏向素子に入射する光ビームを光ビーム偏
向素子と同一速度で回転させることにより、走査面上で
複数の光ビームが平行になりかつそれぞれが回転するこ
とがないようにしたものが提案されている。
【0007】また、特開平4−199021号公報に
は、像回転光学素子として、直角プリズムタイプのもの
を用いたものが示されている。更に、特願平4−436
62号にて、像回転光学素子として、直角プリズム、シ
リンドリカルレンズ等、反射タイプのものを用いると共
に、ビームスプリッタを用いて像回転光学素子に光ビー
ムを入射し、反射した光ビームをピームスプリッタを通
過させるようにしたものが提案されている。
【0008】しかし、前記特開平5−5846号公報に
記載の像回転光学手段を用いたマルチビーム走査では、
像回転光学手段の保持精度が極めて高くないと、主走査
2回毎の周期(像回転1回毎)で記録される主走査線の
位置ズレが生じ、画質を劣化させるという問題点があっ
た。また、前記特開平4−199021号公報に記載の
直角プリズムタイプの像回転光学素子を用いたマルチビ
ーム走査では、光ビームが像回転光学素子の回転軸から
一定の距離離れたところに入射するため、像回転光学素
子を出射した光ビームが、回転軸を中心に前記の距離を
半径として公転運動をする。そのため、像回転光学素子
の後の光学系が大きな有効径を必要とするという問題点
があった。
【0009】また、特願平4−43662号にて提案さ
れているものでは、像回転光学素子の保持機構の精度が
極めて高くないと、主走査2回毎の周期(像回転1回
毎)で記録される主走査線の位置ズレが生じ、画質を劣
化させる。また、像回転光学素子によって光ビームが自
転するので、偏光の方向も回転する。従って、ビームス
プリッタを使った場合には、ビームスプリッタの偏光特
性があると、ビームスプリッタを2回目に通過した後の
光ビームのパワーが変動するという問題点もあった。
【0010】本発明は、このような実情に鑑み、像回転
光学手段の保持の精度不足に起因する主走査2回を周期
とする主走査のピッチムラを抑制することを目的とす
る。また、反射型の像回転光学手段とビームスプリッタ
とを用いる場合に、像回転光学手段通過後の光ビーム
が、ビームスプリッタを通過するために生じるパワーの
変動を補償することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、ほ
ぼ同一平面上の近接した点から光ビームを出射する複数
の光源と、前記複数の光源をそれぞれ独立に変調する変
調手段と、前記複数の光源から出射された複数の光ビー
ムをそれぞれほぼ平行な光ビームにする光ビーム平行化
手段と、前記光ビーム平行化手段の後の光路上に配置さ
れ、その光路の中心軸にほぼ一致する直線を回転軸とし
て回転して、1/2回転で光ビームを1回転させる像回
転光学手段と、前記像回転光学手段の後の光路上に配置
され、前記光ビーム平行化手段により平行化されている
光ビームをそれぞれビーム径が拡大された平行ビームに
する光ビーム拡大手段と、前記光ビーム拡大手段の後の
光路上に配置され、その光路の中心軸にほぼ一致する直
線と交差する方向に光ビームを偏向すると共にその直線
を回転軸として回転する光ビーム偏向手段と、前記光ビ
ーム拡大手段の後の光路上に配置され、光ビームを集光
する光ビーム集光手段と、前記光ビーム偏向手段の回転
軸にほぼ一致する直線を中心軸とし、前記光ビーム集光
手段により光ビームが集光される円筒面に沿った位置に
感光材料を保持する円筒状部材と、少なくとも前記光ビ
ーム偏向手段及び前記光ビーム集光手段と前記円筒状部
材とを前記円筒状部材の中心軸の方向に相対的に移動さ
せる相対移動手段とを設け、前記像回転光学手段は前記
光ビーム偏向手段の回転速度の1/2の回転速度で回転
するものとして、光ビーム走査装置を構成する。
【0012】ここで、前記像回転光学手段は反射型の像
回転光学手段とし、これと前記光ビーム拡大手段との間
の光路中にビームスプリッタを配置し、前記光ビーム平
行化手段によって平行化された光ビームの一部が前記ビ
ームスプリッタによって反射型の像回転光学手段に入射
し、反射後、前記ビームスプリッタに入射して、一部が
前記光ビーム拡大手段に入射する構成とするとよい。
【0013】このように反射型の像回転光学手段とビー
ムスプリッタとを用いる場合、前記像回転光学手段の後
の光路上に、前記ビームスプリッタのP偏光とS偏光と
の分割特性の差を打ち消す特性を有する偏光補償手段を
配置するとよい。また、前記光ビーム偏向手段が光ビー
ムを有効走査領域のほぼ中央に偏向するときに、前記像
回転光学手段のブレが、光ビームの主走査方向に平行な
方向のブレとなり、前記光ビーム偏向手段が光ビームを
無効走査領域のほぼ中央に偏向するときに、前記像回転
光学手段のブレが、光ビームの主走査方向に直角な方向
のブレとなるように、前記像回転光学手段と前記光ビー
ム偏向手段との位相関係を設定するとよい。
【0014】また、前記光ビーム偏向手段の2回転毎に
1回転、複数の光源からの全ての光ビームの出射を止め
て、光ビームによる記録を停止する手段を有するとよ
い。
【0015】
【作用】上記の構成においては、像回転光学手段が光ビ
ーム偏向手段の回転速度の1/2の回転速度で回転する
ことにより、光ビーム偏向手段に入射する光ビームが光
ビーム偏向手段と同一速度で回転する結果、光ビーム偏
向手段の回転により円筒状部材に保持された感光材料上
を周方向に走査される複数の光ビームが平行になり、か
つそれぞれが回転することなく、主走査される。
【0016】また、相対移動手段により例えば光ビーム
偏向手段及び光ビーム集光手段が円筒状部材の中心軸の
方向に移動せしめられて、副走査が行われ、これにより
円筒状部材に保持された感光材料上に画像が記録(露
光)される。ここで、光ビーム拡大手段の作用により、
像回転光学手段による光ビームのブレが縮小される。ビ
ーム径が拡大されるのに反比例して、ビームの方向の変
動は縮小されるからである。
【0017】また、光ビーム拡大手段の作用により、像
回転光学手段の位置でのビーム径は、光ビーム偏向手段
や光ビーム集光手段の位置で必要なビーム径より小さく
でき、有効径が小さいものを用いることができるので、
像回転光学手段は小さいものを用いることができる。小
さいものを用いることができるということは、回転数を
大きくすることも容易となり、かつ安定な回転を得易く
なる。
【0018】また、ビームスプリッタを用いることによ
り、像回転光学手段として反射型のものを用いることが
できる。また、ビームスプリッタを用いると、ビームス
プリッタの偏光特性によりビームスプリッタを2回目に
通過した光ビームのパワーが変動するが、これは偏光補
償手段を用いることにより、解消できる。
【0019】また、像回転光学手段と光ビーム偏向手段
との位相関係を、有効・無効走査領域との関連で設定す
ることにより、主走査方向のブレの方が副走査方向のブ
レに比べ画質に及ぼす影響が小さいことを利用して、像
回転光学手段のブレに起因する光ビームのブレが画質に
及ぼす影響を緩和でき、像回転光学手段の保持精度不足
による光ビームの2回転毎のブレの影響を緩和できる。
【0020】また、前記光ビーム偏向手段の2回転毎に
1回転、光ビームによる記録を停止することで、画像記
録の速度は半分に低下するが、像回転光学手段の保持精
度に起因する光ビームのブレが減少し、良好な画質を得
ることができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の第1の実施例を示している。本実施例の光ビーム
走査装置は、複数の光源1、変調手段2、光ビーム平行
化手段3、像回転光学手段4、光ビーム拡大手段5、光
ビーム偏向手段6、光ビーム集光手段7、円筒状部材8
及び相対移動手段(図示せず)を含んで構成される。
【0022】複数の光源1は、ほぼ同一平面上の近接し
た点から光ビームを出射するもので、例えば、個別の光
源(レーザ、発光ダイオード等)から光学系によってほ
ぼ同一平面上に集光し、それを光源としたものが用いら
れる。あるいは、光ファイバーの出射端を近接して並べ
たもの(ファイバーアレイ)に個別の光源を結合したも
のが用いられる。あるいは、半導体基板上に、レーザダ
イオードや発光ダイオードを集積したもの、特に面発光
レーザアレイが用いられる。
【0023】変調手段2は、前記複数の光源1をそれぞ
れ独立に変調するものである。半導体レーザ(LD)の
場合は、LDに流す電流を変調することで行う、いわゆ
る直接変調が一般的で、変調手段2としては画像信号を
受けてそれをLDに流す電流値に変換する回路が用いら
れる。ガスレーザの場合は、音響光学変調器のような外
部変調器を用いるのが一般的である。
【0024】光ビーム平行化手段3は、前記複数の光源
1から出射された複数の光ビームをそれぞれほぼ平行な
光ビームにするもので、凸レンズ等の正のパワーを持つ
光学系が用いられる。像回転光学手段4は、前記光ビー
ム平行化手段3の後の光路上に配置され、その光路の中
心軸にほぼ一致する直線を回転軸として回転して、1/
2回転で光ビームを1回転させるものである。本例で
は、像回転光学素子4aとして台形プリズムを用い、こ
れを筒状の保持体4bにより保持して、図示しないモー
タにより回転させるようにしてある。
【0025】ここで、図2に示すように、像回転光学素
子としての台形プリズム4aに2本の光ビームA,Bが
入射している場合を考え、(a)の状態から台形プリズ
ム4aが90度回転して(b)の状態になると、台形プリ
ズム4aから出射する光ビームA,Bは 180度回転し、
このことから台形プリズム4aの1/2回転で光ビーム
を1回転させることがわかる。
【0026】尚、像回転光学素子4aとしては、台形プ
リズムの他、ペチャンプリズム、ミラーの組合わせ、特
願平4−43662号で提案されているようなシリンド
リカルレンズやその組合わせ、直角プリズム、シリンド
リカルレンズとミラーやプリズムとの組合わせ等を用い
ることができる。光ビーム拡大手段5は、前記像回転光
学手段4の後の光路上に配置され、前記光ビーム平行化
手段3により平行化されている光ビームをそれぞれビー
ム径が拡大された平行ビームにするものである。より具
体的には、複数のレンズ等の組合わせで、入射した平行
ビームの径を拡大して、平行な光ビームとして出射す
る。本例では、典型的な例として、入射側に焦点距離の
短いレンズ(凸又は凹)5a、出射側に焦点距離の長い
凸レンズ5bを配置した構成としている。
【0027】光ビーム偏向手段6は、前記光ビーム拡大
手段5の後の光路上に配置され、その光路の中心軸にほ
ぼ一致する直線と交差する方向(一般的には直角方向)
に光ビームを偏向すると共にその直線を回転軸として回
転するものである。本例では、光ビーム偏向素子6aと
してペンタプリズムを用い、これを保持体6bにより保
持して、モータ6cにより回転させるようにしてある。
この光ビーム偏向素子6aの回転により光ビームは周方
向に走査(主走査)される。尚、光ビーム偏向素子6a
としては、ペンタプリズムの他、直角プリズム、ミラ
ー、あるいはミラーの組合わせ等を用いることができ
る。
【0028】光ビーム集光手段7は、前記光ビーム拡大
手段5の後の光路上に配置され、光ビームを集光するも
ので、凸レンズ等の正のパワーを持つ光学系(集光レン
ズ)が用いられる。本例では、光ビーム偏向手段6(光
ビーム偏向素子6a)より後の光路上に配置し、光ビー
ム偏向素子6aの保持体6bに保持させて、光ビーム偏
向素子6aと一体に回転させている。但し、光ビーム偏
向手段6の前の光路上に配置してもよく、この場合は回
転させる必要はない。
【0029】円筒状部材8は、前記光ビーム偏向手段6
の回転軸にほぼ一致する直線を中心軸とし、前記光ビー
ム集光手段7により光ビームが集光される円筒面に沿っ
た位置に感光材料Pを保持するものである。具体的に
は、円筒状部材8の内面に感光材料Pを保持させるか、
透明な円筒状部材8の外面に感光材料Pを保持させる。
あるいは、円筒状部材8の円筒面の一部に溝又は切欠き
を設けて、その部分に感光材料Pを円筒面に沿った形で
保持させる。
【0030】相対移動手段(図示せず)は、副走査のた
め、少なくとも前記光ビーム偏向手段6及び前記光ビー
ム集光手段7と、前記円筒状部材8とを、前記円筒状部
材8の中心軸の方向に相対的に移動させる。具体的に
は、光ビーム偏向手段6及び光ビーム集光手段7を含む
光学系全体を固定し、円筒状部材8を移動させる。又
は、円筒状部材8を固定し、光学系全体を移動させる。
又は、光ビーム偏向手段6及び光ビーム集光手段7のみ
を移動させ、それ以外の光学系と円筒状部材8とを固定
する。移動には、モータ及び送りねじ等が用いられる。
【0031】次に作用を説明する。像回転光学手段4は
光ビーム偏向手段6の回転速度の1/2の回転速度で回
転させる。これにより、光ビーム偏向手段6に入射する
光ビームが光ビーム偏向手段6と同一速度で回転する結
果、光ビーム偏向手段6の回転により円筒状部材8に保
持された感光材料P上を周方向に走査される複数の光ビ
ームが平行になり、かつそれぞれが回転することなく、
主走査される。
【0032】また、相対移動手段(図示せず)により例
えば光ビーム偏向手段6及び光ビーム集光手段7が円筒
状部材8の中心軸の方向に移動せしめられて、副走査が
行われ、これにより円筒状部材8に保持された感光材料
P上に画像が記録(露光)される。ここで、光ビーム拡
大手段5の作用により、像回転光学手段4(像回転光学
素子4a)による光ビームのブレが縮小される。ビーム
径が拡大されるのに反比例して、ビームの方向の変動は
縮小されるからである。
【0033】また、光ビーム拡大手段5の作用により、
像回転光学手段4の位置でのビーム径は、光ビーム偏向
手段6や光ビーム集光手段7の位置で必要なビーム径よ
り小さくでき、有効径が小さいものを用いることができ
るので、像回転光学手段4は小さいものを用いることが
できる。図3は本発明の第2の実施例を示している。
【0034】これについて説明するが、図1と同一要素
には同一符号を付して説明を省略し、異なる要素につい
て説明する。像回転光学手段4は反射型の像回転光学手
段とし、像回転光学素子11として互いにほぼ直角な平面
反射面a1 ,a2 を有する直角プリズムを用い、これら
の反射面a1 ,a2 の交差する稜線は光ビーム拡大手段
5の入射側の光軸に直角に交わり、かつ反射面a1 ,a
2 はそれぞれ光ビーム拡大手段5の入射側の光軸に対し
て概略45度の角度をなすように配置してある。
【0035】そして、この像回転光学素子11としての直
角プリズムは、保持体12により保持して、モータ13によ
り、光ビーム拡大手段5の入射側の光軸に一致する直線
を回転軸として、光ビーム偏向手段6の回転速度の1/
2の回転速度で回転させるようにしてある。尚、像回転
光学素子11としては、直角プリズムの他、反射ミラー等
を用いることができる。
【0036】そして、像回転光学手段4と光ビーム拡大
手段5との間の光路中に、ビームスプリッタ14を配置
し、このビームスプリッタ14に対し、像回転光学手段4
と光ビーム拡大手段5との間の光路と直交する方向か
ら、複数の光源1から出射され、光ビーム平行化手段3
により平行にされた複数の光ビームを入射させている。
これにより、光ビーム平行化手段3によって平行化され
た光ビームの一部がビームスプリッタ14によって反射型
の像回転光学手段4に入射し、反射後、ビームスプリッ
タ14に入射して、一部が光ビーム拡大手段5に入射する
ようにしている。
【0037】ここで、図4に示すように、像回転光学素
子としての直角プリズム11に2本の光ビームA,Bが入
射している場合を考え、(a)の状態から直角プリズム
11が90度回転して(b)の状態になると、直角プリズム
11から出射する光ビームA,Bは 180度回転し、このこ
とから直角プリズム11の1/2回転で光ビームを1回転
させることがわかる。
【0038】ビームスプリッタ14は、反射型の像回転光
学素子11の場合、反射型の像回転光学素子11に入射する
光ビームと、これから出射する光ビームとが互いに近接
するので、パワーの損失はあるが、これらを分離するた
めに設けられる。また、像回転光学手段4の後の光路
上、本例では光ビーム拡大手段5の後の光路上に、ビー
ムスプリッタ14のP偏光とS偏光との分割特性の差を打
ち消す特性を有する偏光補償手段15を配置してある。
【0039】この偏光補償手段15としては、偶数枚の平
行平面板15a,15bをそれぞれ光路に対し傾けてハの字
型に配置するのが、光軸のズレがキャンセルされるの
で、好ましい形態である。入射面はビームスプリッタ14
の入射面と平行又は直角に配置する。本実施例において
は、ビームスプリッタ14の作用により、像回転光学素子
11として反射型のタイプを用いることができ、モータ13
の設計製作上の制約が減少する。すなわち、回転軸が筒
状で、中に像回転光学素子を保持できるようなモータで
ある必要がない。
【0040】尚、ビームスプリッタなしで反射型の像回
転光学素子を用いる場合は、入射光ビームと出射光ビー
ムとが分離できるように、入射光ビームをモータの回転
中心から離した位置に入射させることが必要で、その場
合、出射光ビームはモータの回転軸を中心とし、入射光
ビームを含む円周に沿って回転する。従って、光ビーム
拡大手段以降の光学系は有効径が大きいものを用いるこ
とが必要になってしまう。
【0041】また、本実施例においては、偏光補償手段
15としての平行平面板15a,15bの作用により、ビーム
スプリッタ14の偏光特性が補正される。次に、上記第1
の実施例(図1)又は第2の実施例(図3)における像
回転光学手段4と光ビーム偏向手段6との位相関係につ
いて、図5及び図6により説明する。
【0042】これについては、光ビーム偏向手段6(光
ビーム偏向素子6a)が光ビームを有効走査領域のほぼ
中央に偏向するときに、像回転光学手段4(像回転光学
素子4a,11)のブレが、光ビームの主走査方向に平行
な方向のブレとなり、光ビーム偏向手段6(光ビーム偏
向素子6a)が光ビームを無効走査領域のほぼ中央に偏
向するときに、像回転光学手段4(像回転光学素子4
a,11)のブレが、光ビームの主走査方向に直角な方向
のブレとなるように、前記像回転光学手段4(像回転光
学素子4a,11)と前記光ビーム偏向手段6(光ビーム
偏向素子6a)との位相関係を設定するのが望ましい。
【0043】具体例としては、像回転光学素子11が直角
プリズムであれば、図5に示すように、光ビーム偏向素
子6aが光ビームを有効走査領域のほぼ中央に偏向する
ときに、直角プリズム11の稜線は偏向された光ビームに
ほぼ直角な方向に向くようにする。この図5において、
(b)の図の矢印X方向の直角プリズム11のブレは光ビ
ームの反射方向に影響しない。(b)の図の紙面に垂直
な方向のブレは(a)の図で主走査方向のズレZとな
る。
【0044】また、図6に示すように、光ビーム偏向素
子6aが光ビームを無効領域のほぼ中央に偏向するとき
に、直角プリズム11の稜線は偏向された光ビームの方向
にほぼ平行となるようにする。この図6において、
(b)の図の矢印Y方向の直角プリズム11のブレは
(a)の図で主走査方向に直角な方向のズレ(基準間隔
に対するズレ)となる。(b)の図の紙面に垂直な方向
のブレは光ビームの反射方向に影響しない。
【0045】このような像回転光学素子(直角プリズ
ム)11と光ビーム偏向素子6aとの位相関係と、有効・
無効走査領域との関係により、像回転光学素子11の保持
精度不足によるビームの2回転毎のブレの影響が緩和さ
れる。すなわち、有効走査領域の中央では光ビームのブ
レは主走査方向に生じ、無効走査領域の中央では光ビー
ムのブレは副走査方向に生じる。有効走査領域の端部で
は、ブレが主走査方向と副走査方向に配分される。主走
査方向のブレの方が副走査方向のブレに比べ画質に及ぼ
す影響が小さいので、前述の配置により像回転光学素子
11のブレに起因する光ビームのブレが画質に及ぼす影響
を緩和できるのである。
【0046】尚、像回転光学素子が台形プリズム(4
a)であれば、光ビーム偏向素子が光ビームを有効走査
領域のほぼ中央に偏向するときに、台形プリズムの入射
面は偏向された光ビームにはほぼ直角な方向に向き、光
ビーム偏向素子が光ビームを無効走査領域のほぼ中央に
偏向するときに、台形プリズムの入射面は偏向された光
ビームの方向にほぼ平行となる位相関係とする。
【0047】また、上記第1の実施例(図1)又は第2
の実施例(図3)において、光ビーム偏向手段6の2回
転毎に1回転、複数の光源1からの全ての光ビームの出
射を止めて、光ビームによる記録を停止する手段を設け
るとよい。そして、この記録停止時に副走査の速度を1
/2に切換える手段を設けるとよい。光ビーム偏向手段
6の2回転毎に1回転、光ビームの変調を止めること
で、画像記録の速度は半分に低下するが、像回転光学手
段4の保持精度に起因する光ビームのブレが減少し、良
好な画質を得ることができる。
【0048】要求される画質が高い場合、又は像回転光
学手段4の保持精度が装置の使用中に狂いを生じて画質
の低下をきたした場合に、2回転毎に1回転は、光ビー
ムの変調を停止するモードに切換えることで、必要な画
質を維持することは可能である。この場合、副走査の速
度を通常の1/2にすればよいことは自明である。次
に、像回転光学手段6(像回転光学素子11)として直角
プリズムを用いた場合に、直角プリズム11をモータ13の
回転軸に対し、高精度で所定の角度に取付けるための保
持構造について、図7により説明する。
【0049】図7の像回転光学手段は、モータ13とこれ
により保持されて回転する直角プリズム11とからなる構
成体である。そして、直角プリズム11の直角の頂角の稜
線(図示L)がモータ13の回転軸とほぼ直角に交わり、
直角プリズム11の前記稜線に対向する面がモータ13の回
転軸にほぼ直角に、かつ前記稜線よりモータ13の遠い側
に保持される。
【0050】ここにおいて、基本的構成としては、直角
プリズム11の稜線とこれに対向する面との平行度誤差を
dθ、直角プリズム11の屈折率をnとしたとき、直角プ
リズム11の稜線が、モータ13の回転軸に直角な直線に対
し、(n−1)dθの傾きを持ち、かつ前記稜線とモー
タ13の回転軸とを含む平面と前記対向する面との交わる
直線が、モータ13の回転軸に直角な直線に対し、ndθ
の傾きを持つように保持される。
【0051】より具体的な構成としては、前記直角プリ
ズム11の稜線とこれに対向する面との平行度誤差の最大
値をdθmax としたとき、両底面がなす角度がndθma
x の筒状部材21を用いる。ここでいう筒状部材21の底面
とは、筒状部材21のリング状端面全体に限らず、リング
状端面に3箇所以上の突起があり、突起の先端を含む平
面の場合を包含する。後述のように傾きの大きさは 1.5
分程度でよく、図8のような等間隔の3個の突起21a〜
21cを持つ筒状部材21の径を60mmとすれば、突起の高
さにより20μmの差を持たせれば、所定の傾きを得るこ
とができる。
【0052】また、平面を有する板状部材22とを用い
る。そして、板状部材22の平面に、直角プリズム11の直
角の稜線に対向する面を一致させて固定する。また、板
状部材22の前記平面を筒状部材21の一方の底面に一致さ
せて固定する。
【0053】また、筒状部材21のもう一方の底面をモー
タ13の取付面23に固定する。そして、筒状部材21とモー
タ13とを固定する回転方向の位置、及び筒状部材21と板
状部材22とを固定する回転方向の位置を可変とする構造
とする。作用効果について説明する。直角プリズム11が
180度回転したときに、反射光ビームの方向が一致す
る。直角プリズム11が1回転( 360度)したときに、反
射光ビームは2回転するが、 180度回転したときに、反
射光ビームの方向にズレがあると、1回転目と2回転目
で描く円がずれる。
【0054】ここで、上記の基本的構成のように保持す
ることで、1回転目と2回転目で描く円が一致する。す
なわち、直角プリズム11の1回転に対し、同期して2回
転するような光ビーム偏向素子を用いた場合に、上記の
ようなズレがあると、1回転目と2回転目で光ビームの
方向がずれるという結果になるが、上記の基本的構成の
ような角度で取付けることで、それを防止できる。
【0055】また、上記の具体的構成においては、傾き
を持った1個の筒状部材21で角度の調整が可能になる。
直角プリズム11の直角の稜線を軸とした回転方向の角度
誤差は、光ビームの反射方向にはほとんど影響を及ぼさ
ないことを利用している。直角プリズム11の稜線と、そ
れに対向する面の平行度誤差の値の例としては、およ
そ、1分程度ある。光学ガラスの屈折率はおよそ 1.5程
度であり、筒状部材21の傾きの角度としては、 1.5分
(90秒)程度あればよい。
【0056】モータ13の取付面23の回転軸に対する直角
度精度は、一般に精度を出しやすく、10数秒程度にする
ことが可能で、充分小さい。筒状部材21をモータ13の取
付面23に固定するときの回転方向の位置を選ぶことで
(例えば、最大傾斜の方向を互いに直角にすること
で)、筒状部材21の反対側の面がモータ13の回転軸に対
し、ndθmax 若しくはそれより大きい傾きを持つよう
にすることができる。
【0057】従って、直角プリズム11を取付けた板状部
材22を、筒状部材21に固定する角度を選ぶことで、上記
の基本的構成のような微小な角度だけ傾けて直角プリズ
ム11を保持することができる。図9で説明すると以下の
ようになる。A−A’は、モータ13の取付面23が回転軸
に対して直角から誤差がある場合の最大傾斜の方向であ
る。
【0058】B−B’は、A−A’に直角な方向であ
る。筒状部材21の両底面の傾きの最大傾斜をB−B’に
合わせる。この方向にはモータ13の取付面23は回転軸に
対して傾いていないので、筒状部材21の反対側の面(板
状部材22を取付ける面)は、回転軸に対し、ndθmax
傾く。C−C’は、次のように定める。筒状部材21を上
記のように取付けることで、板状部材22を取付ける面
の、回転軸に直角な面に対する傾斜の最大の方向が、A
−A’とB−B’との中間に位置することになり、これ
をC−C’とする。
【0059】D−D’は、C−C’に直角な方向であ
る。この方向には板状部材22を取付ける面は回転軸に対
し直角となる。ここにおいて、B−B’とD−D’との
間で、傾きはndθmax から0まで変化する。前記の平
行度誤差dθの直角プリズム11の稜線の方向をB−B’
とD−D’との間に合わせることで、上記の基本的構成
に記したような角度に設定できる。
【0060】このとき、直角プリズム11の稜線の方向を
回転軸とする傾きが残るが、それは光ビームの反射の方
向にはほとんど影響がないので実用上支障がない。C−
C’とB−B’との間は傾きがndθmax より大きくな
り、使われないことになるが、モータ13の取付面23の直
角誤差は、直角プリズム11の平行度誤差に比べ小さいの
で、C−C’とB−B’との間はB−B’とD−D’と
の間に比べ充分小さい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
回転光学手段の保持の精度不足に起因する主走査2回を
周期とする光ビームのブレを抑制若しくはその影響を緩
和でき、良好な画質を得ることができるという効果が得
られる。また、ビームスプリッタを用いることにより、
反射型の像回転光学手段を用いることができ、この場合
に、像回転光学手段通過後の光ビームが、ビームスプリ
ッタを通過するために生じるパワーの変動に対しては、
偏光補償手段を用いてこれを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す概略図
【図2】 図1中の像回転光学手段の機能を示す図
【図3】 本発明の第2の実施例を示す概略図
【図4】 図3中の像回転光学手段の機能を示す図
【図5】 有効走査領域での位相関係を示す図
【図6】 無効走査領域での位相関係を示す図
【図7】 像回転光学手段の保持構造を示す図
【図8】 保持構造中の筒状部材の斜視図
【図9】 保持の説明図
【符号の説明】
1 複数の光源 2 変調手段 3 光ビーム平行化手段 4 像回転光学手段 4a 像回転光学素子(台形プリズム) 5 光ビーム拡大手段 6 光ビーム偏向手段 6a 光ビーム偏向素子(ペンタプリズム) 6c モータ 7 光ビーム集光手段 8 円筒状部材 11 像回転光学素子(直角プリズム) 13 モータ 14 ビームスプリッタ 15 偏光補償手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ同一平面上の近接した点から光ビーム
    を出射する複数の光源と、 前記複数の光源をそれぞれ独立に変調する変調手段と、 前記複数の光源から出射された複数の光ビームをそれぞ
    れほぼ平行な光ビームにする光ビーム平行化手段と、 前記光ビーム平行化手段の後の光路上に配置され、その
    光路の中心軸にほぼ一致する直線を回転軸として回転し
    て、1/2回転で光ビームを1回転させる像回転光学手
    段と、 前記像回転光学手段の後の光路上に配置され、前記光ビ
    ーム平行化手段により平行化されている光ビームをそれ
    ぞれビーム径が拡大された平行ビームにする光ビーム拡
    大手段と、 前記光ビーム拡大手段の後の光路上に配置され、その光
    路の中心軸にほぼ一致する直線と交差する方向に光ビー
    ムを偏向すると共にその直線を回転軸として回転する光
    ビーム偏向手段と、 前記光ビーム拡大手段の後の光路上に配置され、光ビー
    ムを集光する光ビーム集光手段と、 前記光ビーム偏向手段の回転軸にほぼ一致する直線を中
    心軸とし、前記光ビーム集光手段により光ビームが集光
    される円筒面に沿った位置に感光材料を保持する円筒状
    部材と、 少なくとも前記光ビーム偏向手段及び前記光ビーム集光
    手段と前記円筒状部材とを前記円筒状部材の中心軸の方
    向に相対的に移動させる相対移動手段とからなり、 前記像回転光学手段は前記光ビーム偏向手段の回転速度
    の1/2の回転速度で回転することを特徴とする光ビー
    ム走査装置。
  2. 【請求項2】前記像回転光学手段は反射型の像回転光学
    手段とし、これと前記光ビーム拡大手段との間の光路中
    にビームスプリッタを配置し、前記光ビーム平行化手段
    によって平行化された光ビームの一部が前記ビームスプ
    リッタによって反射型の像回転光学手段に入射し、反射
    後、前記ビームスプリッタに入射して、一部が前記光ビ
    ーム拡大手段に入射する構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の光ビーム走査装置。
  3. 【請求項3】前記像回転光学手段の後の光路上に、前記
    ビームスプリッタのP偏光とS偏光との分割特性の差を
    打ち消す特性を有する偏光補償手段を配置したことを特
    徴とする請求項2記載の光ビーム走査装置。
  4. 【請求項4】前記光ビーム偏向手段が光ビームを有効走
    査領域のほぼ中央に偏向するときに、前記像回転光学手
    段のブレが、光ビームの主走査方向に平行な方向のブレ
    となり、前記光ビーム偏向手段が光ビームを無効走査領
    域のほぼ中央に偏向するときに、前記像回転光学手段の
    ブレが、光ビームの主走査方向に直角な方向のブレとな
    るように、前記像回転光学手段と前記光ビーム偏向手段
    との位相関係を設定したことを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれか1つに記載の光ビーム走査装置。
  5. 【請求項5】前記光ビーム偏向手段の2回転毎に1回
    転、複数の光源からの全ての光ビームの出射を止めて、
    光ビームによる記録を停止する手段を有することを特徴
    とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の光ビ
    ーム走査装置。
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