JPH07104050B2 - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JPH07104050B2 JPH07104050B2 JP1155102A JP15510289A JPH07104050B2 JP H07104050 B2 JPH07104050 B2 JP H07104050B2 JP 1155102 A JP1155102 A JP 1155102A JP 15510289 A JP15510289 A JP 15510289A JP H07104050 B2 JPH07104050 B2 JP H07104050B2
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- heat exchanger
- exhaust
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はバーナからの延焼ガスと送風機によって送ら
れてくる室内空気を熱交換して室内の暖房を行う温風暖
房機に関する。
れてくる室内空気を熱交換して室内の暖房を行う温風暖
房機に関する。
(ロ)従来の技術 従来のこの種の温風暖房機は、例えば実公昭62−44268
号公報に開示されているように、バーナ、燃焼筒、熱交
換器及び排気フードを順次結合してなる燃焼装置と、熱
交換器に室内空気を供給する送風機とを備え、室内空気
を燃焼ガスで加熱して温風として室内へ吐出させるもの
が知られている。
号公報に開示されているように、バーナ、燃焼筒、熱交
換器及び排気フードを順次結合してなる燃焼装置と、熱
交換器に室内空気を供給する送風機とを備え、室内空気
を燃焼ガスで加熱して温風として室内へ吐出させるもの
が知られている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上述した温風暖房機では配管の都合上、排気管が排気フ
ードの一端部に接続されることが多いため、燃焼ガスが
熱交換器の一部(排気管に近い部分)に集中して流れ、
熱交換器全体が有効に活用されない欠点があった。
ードの一端部に接続されることが多いため、燃焼ガスが
熱交換器の一部(排気管に近い部分)に集中して流れ、
熱交換器全体が有効に活用されない欠点があった。
この発明は上述した事実に鑑みてなされたものであり、
熱交換器を流れる延焼ガスの片寄りを少なくしつつ、熱
交換器の上に結合された排気フードでの放熱を促進し、
熱交換器全体と排気フードを活用して一層効率の良い温
風暖房を実現することを目的とする。
熱交換器を流れる延焼ガスの片寄りを少なくしつつ、熱
交換器の上に結合された排気フードでの放熱を促進し、
熱交換器全体と排気フードを活用して一層効率の良い温
風暖房を実現することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明では、バーナ、燃焼筒、熱交換器及び排気フー
ドを縦方向に順次結合してなる燃焼装置と、熱交換器に
室内空気を送風する送風機と、排気フードの一端部に接
続された排気管とを備え、前記熱交換器が複数本の熱交
換パイプで構成された温風暖房機において、前記排気フ
ードの内部には、複数本の熱交換パイプのガス流出口の
外周に位置し、排気管が接続された一端部とは反対の他
端部側で開放された邪魔板が設けられている構成であ
る。
ドを縦方向に順次結合してなる燃焼装置と、熱交換器に
室内空気を送風する送風機と、排気フードの一端部に接
続された排気管とを備え、前記熱交換器が複数本の熱交
換パイプで構成された温風暖房機において、前記排気フ
ードの内部には、複数本の熱交換パイプのガス流出口の
外周に位置し、排気管が接続された一端部とは反対の他
端部側で開放された邪魔板が設けられている構成であ
る。
(ホ)作 用 このように構成すると、熱交換器から排気フードに入っ
た排気ガスは邪魔板の内側に集められた後、邪魔板と排
気フードとの間の隙間、若しくは邪魔板の開放部から邪
魔板の外周を通って排気管へと流れる。このため、燃焼
ガスが熱交換器を流れる際の片寄りを少なくでき、熱交
換器全体が有効に活用される。
た排気ガスは邪魔板の内側に集められた後、邪魔板と排
気フードとの間の隙間、若しくは邪魔板の開放部から邪
魔板の外周を通って排気管へと流れる。このため、燃焼
ガスが熱交換器を流れる際の片寄りを少なくでき、熱交
換器全体が有効に活用される。
また、排気フードの内部に設けられた邪魔板は、排気管
が接続された一端部とは反対の他端部側で開放されてい
るので、各熱交換パイプの流出口から流出した燃焼ガス
は、排気管が接続された一端部とは反対の他端部側へ流
れた後、排気フードの周壁内面に沿って排気管側に流れ
る。そのため、排気フード内での燃焼ガスの流通時間を
長くできるばかりでなく、排気フードの表面全体を略均
一に加熱でき、排気フードでの放熱が一層促進される。
が接続された一端部とは反対の他端部側で開放されてい
るので、各熱交換パイプの流出口から流出した燃焼ガス
は、排気管が接続された一端部とは反対の他端部側へ流
れた後、排気フードの周壁内面に沿って排気管側に流れ
る。そのため、排気フード内での燃焼ガスの流通時間を
長くできるばかりでなく、排気フードの表面全体を略均
一に加熱でき、排気フードでの放熱が一層促進される。
(ヘ)実施例 以下、この発明を図面に示す実施例について説明する。
第1図ないし第8図において、(1)は外装ケースであ
り、この外装ケース(1)は横長の方形部(2A)、及び
前方へ突出させた扇形の突出部(2B)よりなる天板
(2)と、背板(3)と、傾斜部を有する左右両側板
(4)(5)と、横長の方形部(6A)、及び突出部(2
B)より大きな半円形の突出部(6B)よりなる底板
(6)と、底板(6)の突出部(6B)の外周縁から斜め
内向きに立上げられたスカート板(7)とから構成さ
れ、天板(2)の突出部(2B)の外周縁とスカート板
(7)の上端縁との間に断面円弧状の開放面(8)が形
成されている。この開放面(8)には同じく断面が円弧
状の保護ガード(9)が開閉自在、若しくは着脱自在に
取付けられている。外装ケース(1)の内部にはバーナ
(10)、ガラス等の透光性材料で作られ、かつ、赤熱体
(11)が内蔵された燃焼筒(12)、連結ケース(13)、
複数本の熱交換バイプ(14A)(14B)が内外同心円上に
配列された熱交換器(14)、及び排気フード(15)を下
から上へ縦方向に順次結合してなる燃焼装置(A)が設
けられている。この燃焼装置(A)は全体として略筒状
を呈しており、その軸中心を天板(2)の略中心に合わ
せることにより、燃焼装置(A)の前部及び両側部を開
放面(8)に露出させている(第2図及び第4図参
照)。また、(16)は開放面(8)を除く燃焼装置
(A)の外周を囲繞する断面弓形の垂直反射板、(17)
は外装ケース(1)内の下部に設けられた水平反射板、
(18)は排気フード(15)と天板(2)との間に設けら
れた遮熱板、(19)は熱交換器(14)後方の背板(3)
の空気取入れ口(20)に臨ませた送風機、(21)はバッ
クガード、(22)はエアフィルター装置、(23)は置
台、(24)は右側板(5)に設けられた電装ボックス点
検蓋、(25)は右側板(5)の傾斜部に設けられた操作
パネルであり、右側板(5)の内側には電装ボックス
(26)が設けられ、左側板(4)の内側には排気フード
(15)の左端部に接続された排気管(27)が上下方向に
設けられいる(第2図及び第4図参照)。この排気管
(27)は背板(7)を貫通してバックガード(21)内に
導出されている。また、送風機(19)前方の垂直反射板
(16)には開口(28)が設けられている。
り、この外装ケース(1)は横長の方形部(2A)、及び
前方へ突出させた扇形の突出部(2B)よりなる天板
(2)と、背板(3)と、傾斜部を有する左右両側板
(4)(5)と、横長の方形部(6A)、及び突出部(2
B)より大きな半円形の突出部(6B)よりなる底板
(6)と、底板(6)の突出部(6B)の外周縁から斜め
内向きに立上げられたスカート板(7)とから構成さ
れ、天板(2)の突出部(2B)の外周縁とスカート板
(7)の上端縁との間に断面円弧状の開放面(8)が形
成されている。この開放面(8)には同じく断面が円弧
状の保護ガード(9)が開閉自在、若しくは着脱自在に
取付けられている。外装ケース(1)の内部にはバーナ
(10)、ガラス等の透光性材料で作られ、かつ、赤熱体
(11)が内蔵された燃焼筒(12)、連結ケース(13)、
複数本の熱交換バイプ(14A)(14B)が内外同心円上に
配列された熱交換器(14)、及び排気フード(15)を下
から上へ縦方向に順次結合してなる燃焼装置(A)が設
けられている。この燃焼装置(A)は全体として略筒状
を呈しており、その軸中心を天板(2)の略中心に合わ
せることにより、燃焼装置(A)の前部及び両側部を開
放面(8)に露出させている(第2図及び第4図参
照)。また、(16)は開放面(8)を除く燃焼装置
(A)の外周を囲繞する断面弓形の垂直反射板、(17)
は外装ケース(1)内の下部に設けられた水平反射板、
(18)は排気フード(15)と天板(2)との間に設けら
れた遮熱板、(19)は熱交換器(14)後方の背板(3)
の空気取入れ口(20)に臨ませた送風機、(21)はバッ
クガード、(22)はエアフィルター装置、(23)は置
台、(24)は右側板(5)に設けられた電装ボックス点
検蓋、(25)は右側板(5)の傾斜部に設けられた操作
パネルであり、右側板(5)の内側には電装ボックス
(26)が設けられ、左側板(4)の内側には排気フード
(15)の左端部に接続された排気管(27)が上下方向に
設けられいる(第2図及び第4図参照)。この排気管
(27)は背板(7)を貫通してバックガード(21)内に
導出されている。また、送風機(19)前方の垂直反射板
(16)には開口(28)が設けられている。
バーナ(10)はバーナファン(29)、ロータリーコーン
(30)及び撹拌板(31)を駆動するモータ(32)と、フ
ァンケース(33)、ヒーター(34)を有する気化筒(3
5)と、バーナヘッド(36)と、バーナケース(37)
と、点火プラグ(38)と、フレームロッド(39)と、灯
油等の液体燃料をロータリーコーン(30)の近傍に供給
する燃料パイプ(40)と、燃料ポンプ(41)と、バーナ
ケース(37)に接続され、背板(3)を貫通してバック
ガード(21)内の下部に導出される給気管(42)とから
構成されている。
(30)及び撹拌板(31)を駆動するモータ(32)と、フ
ァンケース(33)、ヒーター(34)を有する気化筒(3
5)と、バーナヘッド(36)と、バーナケース(37)
と、点火プラグ(38)と、フレームロッド(39)と、灯
油等の液体燃料をロータリーコーン(30)の近傍に供給
する燃料パイプ(40)と、燃料ポンプ(41)と、バーナ
ケース(37)に接続され、背板(3)を貫通してバック
ガード(21)内の下部に導出される給気管(42)とから
構成されている。
燃焼筒(12)は下端部がバーナケース(37)上部に固着
された取付けフランジ(43)に環状ブッシング(44)を
介して保持されている。また、燃焼筒(12)の上端部は
連結ケース(13)の上蓋(13A)の外周縁フランジ(4
5)に環状ブッシング(46)を介して保持されている。
そして、取付けフランジ(43)と外周縁フランジ(45)
を複数本のボルト(47)で結合することにより、燃焼筒
(12)がバーナ(10)及び連結ケース(13)に気密に取
付けられている。赤熱体(11)は第6図に示すように燃
焼筒(12)内の中心軸方向に設けられ、弧状に彎曲した
長板状の第1の赤熱板(11A)と、燃焼筒(12)の中心
軸と直交するように横向きに設置された円板状の第2の
赤熱板(11B)とからなる。これらの赤熱板(11A)(11
B)は例えば高クロムステンレス鋼(SUH−21)で作られ
ている。第2の赤熱板(11B)は連結ケース(13)の下
蓋(13B)中央の下向き突出部(13C)にスポット溶接に
て固着されている。また、第1の赤熱板(11A)は上部
に一体形成した複数の爪片を第2の赤熱板(11B)、及
び突出部(13C)の切り欠き穴(図示せず)を順次挿通
させた後折曲され、さらに突出部(11C)の内壁にスポ
ット溶接した円盤(47)の段付き外周縁で押えることに
よって固定されている。連結ケース(13)の上蓋(13
A)には熱交換器(14)の熱交換パイプ(14A)(14B)
を結合するための穴(48A)(48B)が内外同心円上に複
数設けられている。また、下蓋(13B)に第2の赤熱板
(11B)によって迂回した燃焼ガスを流入させる穴(4
9)が複数設けられている。この穴(49)は連結ケース
(13)内に流入した燃焼ガスが穴(48A)(48B)に均等
に分散するように両穴(48A)(48B)の中間位置に開け
られている。熱交換器(14)の熱交換パイプ(14A)(1
4B)内には、それぞれ折曲された短冊状のバッフル板
(50)が設けられている。排気フード(15)は下向きに
開口した有底筒材(15A)と熱交換パイプ(14A)(14
B)の上端部が結合される穴を有する下蓋(15B)とから
なり、その内部には、熱交換パイプ(14A)(14B)のガ
ス流出口の外周に位置し、排気管(27)が接続された左
端部とは反対の右端部側で開放した弧状の邪魔板(51)
が排気フード(15)の上部から垂下されている。邪魔板
(51)の下端と下蓋(15B)との間に僅かな隙間が残さ
れている(第7図及び第8図参照)。
された取付けフランジ(43)に環状ブッシング(44)を
介して保持されている。また、燃焼筒(12)の上端部は
連結ケース(13)の上蓋(13A)の外周縁フランジ(4
5)に環状ブッシング(46)を介して保持されている。
そして、取付けフランジ(43)と外周縁フランジ(45)
を複数本のボルト(47)で結合することにより、燃焼筒
(12)がバーナ(10)及び連結ケース(13)に気密に取
付けられている。赤熱体(11)は第6図に示すように燃
焼筒(12)内の中心軸方向に設けられ、弧状に彎曲した
長板状の第1の赤熱板(11A)と、燃焼筒(12)の中心
軸と直交するように横向きに設置された円板状の第2の
赤熱板(11B)とからなる。これらの赤熱板(11A)(11
B)は例えば高クロムステンレス鋼(SUH−21)で作られ
ている。第2の赤熱板(11B)は連結ケース(13)の下
蓋(13B)中央の下向き突出部(13C)にスポット溶接に
て固着されている。また、第1の赤熱板(11A)は上部
に一体形成した複数の爪片を第2の赤熱板(11B)、及
び突出部(13C)の切り欠き穴(図示せず)を順次挿通
させた後折曲され、さらに突出部(11C)の内壁にスポ
ット溶接した円盤(47)の段付き外周縁で押えることに
よって固定されている。連結ケース(13)の上蓋(13
A)には熱交換器(14)の熱交換パイプ(14A)(14B)
を結合するための穴(48A)(48B)が内外同心円上に複
数設けられている。また、下蓋(13B)に第2の赤熱板
(11B)によって迂回した燃焼ガスを流入させる穴(4
9)が複数設けられている。この穴(49)は連結ケース
(13)内に流入した燃焼ガスが穴(48A)(48B)に均等
に分散するように両穴(48A)(48B)の中間位置に開け
られている。熱交換器(14)の熱交換パイプ(14A)(1
4B)内には、それぞれ折曲された短冊状のバッフル板
(50)が設けられている。排気フード(15)は下向きに
開口した有底筒材(15A)と熱交換パイプ(14A)(14
B)の上端部が結合される穴を有する下蓋(15B)とから
なり、その内部には、熱交換パイプ(14A)(14B)のガ
ス流出口の外周に位置し、排気管(27)が接続された左
端部とは反対の右端部側で開放した弧状の邪魔板(51)
が排気フード(15)の上部から垂下されている。邪魔板
(51)の下端と下蓋(15B)との間に僅かな隙間が残さ
れている(第7図及び第8図参照)。
尚、バックガード(21)内に導出された給気管(42)及
び排気管(27)は第9図に示すように、建物の壁(52)
に貫通設置される給排気筒(53)と接続される。
び排気管(27)は第9図に示すように、建物の壁(52)
に貫通設置される給排気筒(53)と接続される。
燃料ポンプ(41)が運転すると、燃料タンク(図示せ
ず)に貯溜された液体燃料が燃料パイプ(40)を介して
ロータリーコーン(30)に向かって噴出する。ロータリ
ーコーン(30)の遠心力によって飛散した燃料は予めヒ
ーター(34)によって加熱された気化筒(35)の内壁に
当って気化する。この気化燃料は給排気筒(53)、給気
管(42)を通り、バーナファン(29)によって送られて
くる空気と混合された後、バーナヘッド(36)の炎口か
ら噴出して点火プラグ(38)で着火される。このように
してバーナ(10)でガス化燃焼が行われると、燃焼ガス
は燃焼筒(12)内を上昇し、第1の赤熱板(11A)及び
第2の赤熱板(11B)を赤熱させる。これらの輻射熱は
直接、或いは反射板(16)(17)によって反射した後、
開放面(8)及び保護ガード(9)を通って室内へ広角
度で放射される。さらに、第2の赤熱板(11B)に当っ
て外周方向へ向きを変えた燃焼ガスは第2の赤熱板(11
B)を迂回しながら連結ケース(13)内に入り、内側の
熱交換パイプ(14A)に集中することなく、内外の両パ
イプ(14A)(14B)に分散流入する。また、排気フード
(15)の左側に寄せて排気管(27)が接続されているに
も拘らず、排気フード(15)の内部には熱交換パイプ
(14A)(14B)の外周に位置し、右側で開放した邪魔板
(51)が設けられているため、熱交換器(14)に流入し
た燃焼ガスが左側のパイプに集中して流れることもな
い。送風機(19)によって熱交換器(14)に供給された
室内空気は各パイプを流れる燃焼ガスと熱交換して加熱
され、温風として室内へ吐出される。一方、熱交換を終
えた排気ガスは排気フード(15)内の邪魔板(51)の内
側に集合し、一部が邪魔板(51)の下の隙間を通って、
また、残りが邪魔板(51)の開放部から邪魔板(51)の
外周を通って排気管(27)に入り、給排気筒(53)から
屋外へ放散される。
ず)に貯溜された液体燃料が燃料パイプ(40)を介して
ロータリーコーン(30)に向かって噴出する。ロータリ
ーコーン(30)の遠心力によって飛散した燃料は予めヒ
ーター(34)によって加熱された気化筒(35)の内壁に
当って気化する。この気化燃料は給排気筒(53)、給気
管(42)を通り、バーナファン(29)によって送られて
くる空気と混合された後、バーナヘッド(36)の炎口か
ら噴出して点火プラグ(38)で着火される。このように
してバーナ(10)でガス化燃焼が行われると、燃焼ガス
は燃焼筒(12)内を上昇し、第1の赤熱板(11A)及び
第2の赤熱板(11B)を赤熱させる。これらの輻射熱は
直接、或いは反射板(16)(17)によって反射した後、
開放面(8)及び保護ガード(9)を通って室内へ広角
度で放射される。さらに、第2の赤熱板(11B)に当っ
て外周方向へ向きを変えた燃焼ガスは第2の赤熱板(11
B)を迂回しながら連結ケース(13)内に入り、内側の
熱交換パイプ(14A)に集中することなく、内外の両パ
イプ(14A)(14B)に分散流入する。また、排気フード
(15)の左側に寄せて排気管(27)が接続されているに
も拘らず、排気フード(15)の内部には熱交換パイプ
(14A)(14B)の外周に位置し、右側で開放した邪魔板
(51)が設けられているため、熱交換器(14)に流入し
た燃焼ガスが左側のパイプに集中して流れることもな
い。送風機(19)によって熱交換器(14)に供給された
室内空気は各パイプを流れる燃焼ガスと熱交換して加熱
され、温風として室内へ吐出される。一方、熱交換を終
えた排気ガスは排気フード(15)内の邪魔板(51)の内
側に集合し、一部が邪魔板(51)の下の隙間を通って、
また、残りが邪魔板(51)の開放部から邪魔板(51)の
外周を通って排気管(27)に入り、給排気筒(53)から
屋外へ放散される。
本実施例によれば、排気管(27)が排気フード(15)の
左端部に接続されているにも拘らず、熱交換器(14)か
ら排気フード(15)に流入した排気ガスが直接、排気管
(27)に流れ込むのを邪魔板(51)で阻止できるため、
燃焼ガスが熱交換器(14)を流れる際に左側のパイプに
片寄って流れることがなく、熱交換器(14)全体を有効
に利用して効率の良い温風暖房を行わせることができる また、排気フード(15)の内部には、熱交換パイプ(14
A)(14B)のガス流出口の外周に位置して排気フード
(15)の上部から邪魔板(51)が垂下されており、そし
て、この邪魔板(51)は、第8図に示すように、排気管
(27)が接続された一端部とは他端部側で開放されてい
るので、各熱交換パイプ(14A)(14B)のガス流出口か
ら流出した燃焼ガスは、排気管(27)が接続された一端
部とは反対の他端部側へ流れた後、排気フード(15)の
周壁内面に沿って排気管(27)側に流れるため、排気フ
ード(15)内での燃焼ガスの流通時間を長くできるのは
もちろんのこと、排気フード(15)表面の全体を略均一
に加熱でき、排気フード(15)での放熱を一層促進でき
るものである。
左端部に接続されているにも拘らず、熱交換器(14)か
ら排気フード(15)に流入した排気ガスが直接、排気管
(27)に流れ込むのを邪魔板(51)で阻止できるため、
燃焼ガスが熱交換器(14)を流れる際に左側のパイプに
片寄って流れることがなく、熱交換器(14)全体を有効
に利用して効率の良い温風暖房を行わせることができる また、排気フード(15)の内部には、熱交換パイプ(14
A)(14B)のガス流出口の外周に位置して排気フード
(15)の上部から邪魔板(51)が垂下されており、そし
て、この邪魔板(51)は、第8図に示すように、排気管
(27)が接続された一端部とは他端部側で開放されてい
るので、各熱交換パイプ(14A)(14B)のガス流出口か
ら流出した燃焼ガスは、排気管(27)が接続された一端
部とは反対の他端部側へ流れた後、排気フード(15)の
周壁内面に沿って排気管(27)側に流れるため、排気フ
ード(15)内での燃焼ガスの流通時間を長くできるのは
もちろんのこと、排気フード(15)表面の全体を略均一
に加熱でき、排気フード(15)での放熱を一層促進でき
るものである。
(ト)発明の効果 この発明は以上説明したように、排気フードに流入した
排気ガスが排気フードの一端部に接続した排気管に直接
流れ込むのを防止できるため、燃焼ガスが熱交換器の一
部に片寄って流れるのを阻止でき、熱交換器全体を有効
に活用して効率の良い温風暖房を実現できるばかりでな
く、各熱交換パイプの流出口から流出した燃焼ガスは、
排気管が接続された一端部とは反対の他端部側へ流れた
後、排気フードの周壁内面に沿って排気管側に流れるの
で、排気フード内での燃焼ガスの流通時間を長くできる
とともに、排気フードの表面全体が略均一に加熱されて
排気フードでの放熱を促進でき、熱交換効率を一層向上
させることができる。
排気ガスが排気フードの一端部に接続した排気管に直接
流れ込むのを防止できるため、燃焼ガスが熱交換器の一
部に片寄って流れるのを阻止でき、熱交換器全体を有効
に活用して効率の良い温風暖房を実現できるばかりでな
く、各熱交換パイプの流出口から流出した燃焼ガスは、
排気管が接続された一端部とは反対の他端部側へ流れた
後、排気フードの周壁内面に沿って排気管側に流れるの
で、排気フード内での燃焼ガスの流通時間を長くできる
とともに、排気フードの表面全体が略均一に加熱されて
排気フードでの放熱を促進でき、熱交換効率を一層向上
させることができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す温風暖房機の正面
図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく側面図、第
4図は保護ガードを取り外したときの正面図、第5図は
内部構造を説明するための概略断面図、第6図は赤熱体
と連結ケースとの連結構造説明図、第7図は排気フード
の正面図、第8図は同じく底面図、第9図は温風暖房機
の給排気系統説明図である。 (A)……燃焼装置、(1)……外装ケース、(10)…
…バーナ、(12)……燃焼筒、(14)……熱交換器、
(14A)……熱交換パイプ、(14B)……熱交換パイプ、
(15)……排気フード、(19)……送風機、(27)……
排気管、(51)……邪魔板。
図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく側面図、第
4図は保護ガードを取り外したときの正面図、第5図は
内部構造を説明するための概略断面図、第6図は赤熱体
と連結ケースとの連結構造説明図、第7図は排気フード
の正面図、第8図は同じく底面図、第9図は温風暖房機
の給排気系統説明図である。 (A)……燃焼装置、(1)……外装ケース、(10)…
…バーナ、(12)……燃焼筒、(14)……熱交換器、
(14A)……熱交換パイプ、(14B)……熱交換パイプ、
(15)……排気フード、(19)……送風機、(27)……
排気管、(51)……邪魔板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 隆一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−48544(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】バーナ、燃焼筒、熱交換器及び排気フード
を縦方向に順次結合してなる燃焼装置と、熱交換器に室
内空気を送風する送風機と、排気フードの一端部に接続
された排気管とを備え、前記熱交換器が複数本の熱交換
パイプで構成された温風暖房機において、前記排気フー
ドの内部には、複数本の熱交換パイプのガス流出口の外
周に位置し、排気管が接続された一端部とは反対の他端
部側で開放された邪魔板が設けられていることを特徴と
する温風暖房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155102A JPH07104050B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155102A JPH07104050B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 温風暖房機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0320562A JPH0320562A (ja) | 1991-01-29 |
JPH07104050B2 true JPH07104050B2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=15598664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1155102A Expired - Fee Related JPH07104050B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07104050B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4725065B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2011-07-13 | 株式会社トヨトミ | 温風暖房機の遮熱構造 |
JP6990128B2 (ja) * | 2018-03-15 | 2022-01-12 | 株式会社コロナ | 温風暖房機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6030666Y2 (ja) * | 1979-08-02 | 1985-09-13 | 三洋電機株式会社 | 温風暖房機 |
JPH0450768Y2 (ja) * | 1986-06-20 | 1992-11-30 | ||
JPH035822Y2 (ja) * | 1987-09-18 | 1991-02-14 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1155102A patent/JPH07104050B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0320562A (ja) | 1991-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |