JPH0710398B2 - 大量水における溶存酸素量改善方法及び装置 - Google Patents
大量水における溶存酸素量改善方法及び装置Info
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- JPH0710398B2 JPH0710398B2 JP1248522A JP24852289A JPH0710398B2 JP H0710398 B2 JPH0710398 B2 JP H0710398B2 JP 1248522 A JP1248522 A JP 1248522A JP 24852289 A JP24852289 A JP 24852289A JP H0710398 B2 JPH0710398 B2 JP H0710398B2
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、高酸素水を間欠空気揚水装置の揚水中に供
給し、揚水の拡散に伴って、前記高酸素水を拡散させ、
溶存酸素量を改善することを目的とした大量水における
溶存酸素量の改善方法及び装置に関する。
給し、揚水の拡散に伴って、前記高酸素水を拡散させ、
溶存酸素量を改善することを目的とした大量水における
溶存酸素量の改善方法及び装置に関する。
(従来の技術) 従来、大量水の溶存酸素量を改善する為に間欠空気揚水
装置が用いられており、比較的浅い水域(例えば水深50
m以下)では効力を揚げており、水量50万トン乃至100万
トンに直径50cmの揚水筒を有する間欠空気揚水装置を設
置により、溶存酸素量の改善ができた。
装置が用いられており、比較的浅い水域(例えば水深50
m以下)では効力を揚げており、水量50万トン乃至100万
トンに直径50cmの揚水筒を有する間欠空気揚水装置を設
置により、溶存酸素量の改善ができた。
(発明により解決すべき課題) 然るに、比較的高温地方(例えば熱帯又は亜熱帯)であ
って、水面にできる飽和酸素水層の薄い水域、又は水深
が大きく(例えば50m以上)、深層が無酸素状になって
いる水域においては、間欠空気揚水装置を設置したのみ
では、酸素不足を解消することが困難な場合がある。特
に水底が兼気状態になって多量の有機物が沈澱している
場合に、これを好気性微生物の繁殖で分解するには、多
量の酸素を必要とするので、間欠空気揚水装置による酸
素供給のみでは不十分の場合があるなどの問題点があっ
た。
って、水面にできる飽和酸素水層の薄い水域、又は水深
が大きく(例えば50m以上)、深層が無酸素状になって
いる水域においては、間欠空気揚水装置を設置したのみ
では、酸素不足を解消することが困難な場合がある。特
に水底が兼気状態になって多量の有機物が沈澱している
場合に、これを好気性微生物の繁殖で分解するには、多
量の酸素を必要とするので、間欠空気揚水装置による酸
素供給のみでは不十分の場合があるなどの問題点があっ
た。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの発明は、予め生成した高酸素水(過飽和酸素
水)を間欠空気揚水装置の揚水筒に供給することによ
り、可及的速かに高濃度酸素水を処理水域内へ有効に拡
散させて、急速に溶存酸素量を増大させることに成功し
たのである。
水)を間欠空気揚水装置の揚水筒に供給することによ
り、可及的速かに高濃度酸素水を処理水域内へ有効に拡
散させて、急速に溶存酸素量を増大させることに成功し
たのである。
即ちこの発明の方法は、予め生産した高酸素水を間欠空
気揚水装置の揚水中に供給し、揚水の拡散に伴って前記
高酸素水を処理水域に拡散させることを特徴とした大量
水における溶存酸素量改善方法である。
気揚水装置の揚水中に供給し、揚水の拡散に伴って前記
高酸素水を処理水域に拡散させることを特徴とした大量
水における溶存酸素量改善方法である。
また、間欠空気揚水装置は、二段揚水筒にあっては、上
部揚水筒及び下部揚水筒、或いは何れか一方としたもの
である。次に、高酸素水は、処理水域から採取した水
に、高酸素空気を供給して生成することとしたものであ
る。
部揚水筒及び下部揚水筒、或いは何れか一方としたもの
である。次に、高酸素水は、処理水域から採取した水
に、高酸素空気を供給して生成することとしたものであ
る。
またこの発明の装置は、取水手段を連結した高酸素水生
成装置に高酸素水供給装置を連結し、該高酸素水供給装
置の送水手段を間欠空気揚水装置の揚水筒に結合させた
ことを特徴とする大量水の溶存酸素量改善装置である。
成装置に高酸素水供給装置を連結し、該高酸素水供給装
置の送水手段を間欠空気揚水装置の揚水筒に結合させた
ことを特徴とする大量水の溶存酸素量改善装置である。
また、取水手段は、ポンプに吸水管と吐出管を連結した
ものである。次に、送水手段は、ポンプと送水管とした
ものである。更に、間欠空気揚水装置は、単筒装置、複
筒装置又は二段筒装置としたものである。
ものである。次に、送水手段は、ポンプと送水管とした
ものである。更に、間欠空気揚水装置は、単筒装置、複
筒装置又は二段筒装置としたものである。
前記における間欠空気揚水装置の揚水筒は直径50cmの乃
至80cm位であり、長さは5m乃至50m位である。また、複
数本の揚水筒を結束して用い、実用上直径1m〜3m位の揚
水筒を用いた場合と同様の効果を期待することもでき
る。更に、揚水を上下二段にして用い、下部揚水筒は深
水層の循環に用い、上部揚水筒は浅水層の循環に用いる
ように上下二段にすることができる。また、高酸素水を
下部揚水筒のみに供給し、又は上下部揚水筒に夫々供給
することもできる。
至80cm位であり、長さは5m乃至50m位である。また、複
数本の揚水筒を結束して用い、実用上直径1m〜3m位の揚
水筒を用いた場合と同様の効果を期待することもでき
る。更に、揚水を上下二段にして用い、下部揚水筒は深
水層の循環に用い、上部揚水筒は浅水層の循環に用いる
ように上下二段にすることができる。また、高酸素水を
下部揚水筒のみに供給し、又は上下部揚水筒に夫々供給
することもできる。
前記において、高酸素水は、低酸素の水又は無酸素の水
の中へ高酸素の空気(酸素約60%〜90%)を吹き込んで
生成することを特徴としたものである。また、不連続に
上下に流動させる為に、原動力用装置として間欠空気揚
水装置を用いたことを特徴とするものである。
の中へ高酸素の空気(酸素約60%〜90%)を吹き込んで
生成することを特徴としたものである。また、不連続に
上下に流動させる為に、原動力用装置として間欠空気揚
水装置を用いたことを特徴とするものである。
この発明の前記高酸素水生成装置は、窒素吸着剤(例え
ばゼオライト)を充填した生成塔の一側に空気供給口を
設け、他側に高酸素空気取り出し口を設け、これを処理
水槽に連結したものである。
ばゼオライト)を充填した生成塔の一側に空気供給口を
設け、他側に高酸素空気取り出し口を設け、これを処理
水槽に連結したものである。
前記のように、空気中の窒素を吸着することによって、
高酸素空気を生成し、この空気を無酸素水又は低酸素水
に吹き込んで高酸素水を生成し、この高酸素水を湖沼等
の適宜場所に設置した揚水筒へ供給して拡散すると共
に、湖沼等を間欠空気揚水装置で上下に撹拌流動させた
ので、比較的容易に湖沼等の溶存酸素量を改善すること
ができる。前記処理を経た湖沼等は、例えば5mg/l位の
酸素を含有するものとする。また、高酸素空気とは、例
えば酸素を80%位含有した空気であり、窒素吸収剤は各
種ゼオライトとしたものである。
高酸素空気を生成し、この空気を無酸素水又は低酸素水
に吹き込んで高酸素水を生成し、この高酸素水を湖沼等
の適宜場所に設置した揚水筒へ供給して拡散すると共
に、湖沼等を間欠空気揚水装置で上下に撹拌流動させた
ので、比較的容易に湖沼等の溶存酸素量を改善すること
ができる。前記処理を経た湖沼等は、例えば5mg/l位の
酸素を含有するものとする。また、高酸素空気とは、例
えば酸素を80%位含有した空気であり、窒素吸収剤は各
種ゼオライトとしたものである。
(作用) この発明は高酸素水を間欠空気揚水装置の揚水中に供給
するので、高酸素水は揚水の拡散に伴って拡散する。従
って二段揚水装置の下部揚水筒のみに高酸素水を供給す
ると、深層水のみの溶存酸素量を急速に改善することが
できる。
するので、高酸素水は揚水の拡散に伴って拡散する。従
って二段揚水装置の下部揚水筒のみに高酸素水を供給す
ると、深層水のみの溶存酸素量を急速に改善することが
できる。
(実施例1) 次にこの発明を第1図及び第2図の実施例について説明
する。
する。
処理水域の水を取水管2からポンプ3で汲み上げ、水処
理槽4に供給する。一方、ポンプ5により空気を空気処
理槽6へ供給し、空気処理槽6で取入れた空気から窒素
を吸着して高酸素空気(例えば80%酸素)とし、この高
酸素空気を空気処理槽6から送気管7により水処理槽4
へ矢示8のように加圧供給する。前記における空気はポ
ンプ5の吸入管1から吸入する共に、水処理槽4の通気
管9から入るものとがある。水処理槽4内では通常の要
領により水滴と高酸素空気とを接触させることにより高
酸素空気中の酸素を溶解して急速に高酸素水(例えば酸
素40mg/l)とする。残余の空気は通気管9で再びポンプ
5の吸入側へ送られる。この高酸素水をポンプ10で矢示
11のように間欠空気揚水装置12の下部に圧送して、揚水
と混合する。例えば40mg/lの高酸素水を毎分5トン供給
すると、5mg/lの酸素量の水40トンを得ることができ
る。従って1時間で2400トン、1日で7万7600トンの水
の溶存酸素量を改善することができる。例えば第2図
中、矢示11のように供給された高酸素水は、間欠空気揚
水装置12の下部揚水筒13の下部に供給され、揚水と共に
矢示15のように上昇し、案内板14、14aの間に排出さ
れ、矢示16、17、18、19のように深水層内で循環流動
し、該部の溶存酸素量を改善することができる。図中20
は上部揚水筒、21は水面、22は堤防である。
理槽4に供給する。一方、ポンプ5により空気を空気処
理槽6へ供給し、空気処理槽6で取入れた空気から窒素
を吸着して高酸素空気(例えば80%酸素)とし、この高
酸素空気を空気処理槽6から送気管7により水処理槽4
へ矢示8のように加圧供給する。前記における空気はポ
ンプ5の吸入管1から吸入する共に、水処理槽4の通気
管9から入るものとがある。水処理槽4内では通常の要
領により水滴と高酸素空気とを接触させることにより高
酸素空気中の酸素を溶解して急速に高酸素水(例えば酸
素40mg/l)とする。残余の空気は通気管9で再びポンプ
5の吸入側へ送られる。この高酸素水をポンプ10で矢示
11のように間欠空気揚水装置12の下部に圧送して、揚水
と混合する。例えば40mg/lの高酸素水を毎分5トン供給
すると、5mg/lの酸素量の水40トンを得ることができ
る。従って1時間で2400トン、1日で7万7600トンの水
の溶存酸素量を改善することができる。例えば第2図
中、矢示11のように供給された高酸素水は、間欠空気揚
水装置12の下部揚水筒13の下部に供給され、揚水と共に
矢示15のように上昇し、案内板14、14aの間に排出さ
れ、矢示16、17、18、19のように深水層内で循環流動
し、該部の溶存酸素量を改善することができる。図中20
は上部揚水筒、21は水面、22は堤防である。
(実施例2) 次にこの発明の装置を第3図乃至第6図について説明す
る。
る。
下部揚水筒13の下部外側に空気室23を嵌装し、下部揚水
筒13の上部へ分離部24を介して上部揚水筒20の下端を連
結する。前記空気室23は、下部揚水筒13の下部端へ高濃
度酸素の供給装置52a付の短筒52を連結する。前記下部
下部揚水筒13の下部外側へ、内筒25を遊嵌し、内筒25の
外側へ所定間隔を保って外筒26を遊嵌すると共に、内筒
25と外筒26の間に仕切筒27を設け、内筒25の下部と仕切
筒27の上部へ夫々通水孔28、29を設けて空気室23を構成
した。また、内筒25と下部揚水筒13の空間30の上部の揚
水筒壁へ通水孔31を穿設してある。
筒13の上部へ分離部24を介して上部揚水筒20の下端を連
結する。前記空気室23は、下部揚水筒13の下部端へ高濃
度酸素の供給装置52a付の短筒52を連結する。前記下部
下部揚水筒13の下部外側へ、内筒25を遊嵌し、内筒25の
外側へ所定間隔を保って外筒26を遊嵌すると共に、内筒
25と外筒26の間に仕切筒27を設け、内筒25の下部と仕切
筒27の上部へ夫々通水孔28、29を設けて空気室23を構成
した。また、内筒25と下部揚水筒13の空間30の上部の揚
水筒壁へ通水孔31を穿設してある。
前記において、空気室23の上部は頂板48、48aで閉塞
し、空間30及び内筒25と仕切筒27の空間49の下端は塞板
50で閉塞してあり、仕切筒27と外筒26の空間51の下端は
開口55として外界と連通している。前記高濃度水の供給
装置52aは、短筒52の外側に環状覆52bを設け、環状覆52
bの外側へ吸水管53を連結すると共に、環状覆52b内と、
短筒壁に複数の小通水孔54が等間隔に穿設してある。図
中56は空気室23へ加圧空気を送る為の送気ホースであ
る。
し、空間30及び内筒25と仕切筒27の空間49の下端は塞板
50で閉塞してあり、仕切筒27と外筒26の空間51の下端は
開口55として外界と連通している。前記高濃度水の供給
装置52aは、短筒52の外側に環状覆52bを設け、環状覆52
bの外側へ吸水管53を連結すると共に、環状覆52b内と、
短筒壁に複数の小通水孔54が等間隔に穿設してある。図
中56は空気室23へ加圧空気を送る為の送気ホースであ
る。
次に第3図において、下部揚水筒13の上端部外側へ案内
板14を所定長さに亘り環状、かつ水平に設け、案内板14
の上方へ截頭円錐状の分離板32、32aを所定間隔を保っ
て重設し、分離板32、32aの上方外側へ案内板14aを前記
案内板14と同様に設ける。前記案内板14aの上方へ、通
水孔33を介して空気室34を連設し、空気室34の上部へ上
部揚水筒20の下端を連設する。上部揚水筒20には下方に
複数の吸水管35、35を下向に連設すると共に、上方に浮
体36、36を装着してある。前記空気室34は、第6図々示
のように、上部揚水筒20の外側に内筒37と外筒38を所定
間隔を保って遊嵌し、前記内筒37と外筒38との間に仕切
筒39を設け、仕切筒39の上部及び内筒37の下部へ通水孔
40、41を夫々穿設し、上部揚水部20と内筒37の空間42の
上部揚水筒壁へ通水孔43を設け、上部揚水筒20の下端及
び空間42の下端、内筒37と仕切筒39の空間44の下端を夫
々塞板45、46で閉塞し、空気室34の上部を頂板47で閉塞
したものである。
板14を所定長さに亘り環状、かつ水平に設け、案内板14
の上方へ截頭円錐状の分離板32、32aを所定間隔を保っ
て重設し、分離板32、32aの上方外側へ案内板14aを前記
案内板14と同様に設ける。前記案内板14aの上方へ、通
水孔33を介して空気室34を連設し、空気室34の上部へ上
部揚水筒20の下端を連設する。上部揚水筒20には下方に
複数の吸水管35、35を下向に連設すると共に、上方に浮
体36、36を装着してある。前記空気室34は、第6図々示
のように、上部揚水筒20の外側に内筒37と外筒38を所定
間隔を保って遊嵌し、前記内筒37と外筒38との間に仕切
筒39を設け、仕切筒39の上部及び内筒37の下部へ通水孔
40、41を夫々穿設し、上部揚水部20と内筒37の空間42の
上部揚水筒壁へ通水孔43を設け、上部揚水筒20の下端及
び空間42の下端、内筒37と仕切筒39の空間44の下端を夫
々塞板45、46で閉塞し、空気室34の上部を頂板47で閉塞
したものである。
前記実施例について、その動作を説明する。
先づ第5図中、送気ホース56から矢示57のように加圧空
気を送入すると、加圧空気は空気室23の空間49、51の上
部より溜り、該空間内の水位を下降させる。水位が鎖線
58のように通水孔29に達すると、空気室23内の加圧空気
は矢示59、60、61、62、63のように各空間、各通水孔を
介して下部揚水筒13内へ入り、ついで大気泡64を形成し
て下部揚水筒13内を矢示65のように上昇し、これに伴っ
て揚水筒の下端から矢示66のように水を吸い込み揚水す
る。前記大気泡64は、前記上部揚水筒20の下端の塞板45
に衝突して破砕され、第6図中矢示67のように上昇し、
空気室34に溜る。
気を送入すると、加圧空気は空気室23の空間49、51の上
部より溜り、該空間内の水位を下降させる。水位が鎖線
58のように通水孔29に達すると、空気室23内の加圧空気
は矢示59、60、61、62、63のように各空間、各通水孔を
介して下部揚水筒13内へ入り、ついで大気泡64を形成し
て下部揚水筒13内を矢示65のように上昇し、これに伴っ
て揚水筒の下端から矢示66のように水を吸い込み揚水す
る。前記大気泡64は、前記上部揚水筒20の下端の塞板45
に衝突して破砕され、第6図中矢示67のように上昇し、
空気室34に溜る。
一方、揚水は案内板14、14aの間を矢示68のように経
て、矢示69のように拡散する。前記空気室34内に溜った
空気は、前記空気室23の場合と同様に水位を押し下げ
て、水位が鎖線70に達したならば、矢示71、72、73のよ
うに各空間、各通水孔を経て上部揚水筒20内へ排出さ
れ、大気泡75となって矢示75のように上昇する。一方、
吸水管35から矢示76のように吸入された水も矢示75のよ
うに揚水される。このようにして揚水は上部揚水筒20の
上端から矢示77のように放出され、水面付近の水と混合
し、矢示78、79、80のように拡散、環流する。尚、上下
部揚水筒13、20は、重錘81と浮体31によって直立を保っ
ている。一方、高酸素水は第5図中矢示82のように供給
され、小通水孔54から短筒52内へ入り、揚水に混合し、
矢示83のように上昇するので、前記に説明したように、
揚水の上昇と拡散に伴い、第2図中矢示16、17、18、19
のように環流し、深層水の溶存酸素量を逐次増大し、目
的を達成することができる。
て、矢示69のように拡散する。前記空気室34内に溜った
空気は、前記空気室23の場合と同様に水位を押し下げ
て、水位が鎖線70に達したならば、矢示71、72、73のよ
うに各空間、各通水孔を経て上部揚水筒20内へ排出さ
れ、大気泡75となって矢示75のように上昇する。一方、
吸水管35から矢示76のように吸入された水も矢示75のよ
うに揚水される。このようにして揚水は上部揚水筒20の
上端から矢示77のように放出され、水面付近の水と混合
し、矢示78、79、80のように拡散、環流する。尚、上下
部揚水筒13、20は、重錘81と浮体31によって直立を保っ
ている。一方、高酸素水は第5図中矢示82のように供給
され、小通水孔54から短筒52内へ入り、揚水に混合し、
矢示83のように上昇するので、前記に説明したように、
揚水の上昇と拡散に伴い、第2図中矢示16、17、18、19
のように環流し、深層水の溶存酸素量を逐次増大し、目
的を達成することができる。
前記実施例は、下部揚水筒に高酸素水を供給したが、必
要に応じ上部揚水筒にも高酸素水を供給することができ
る。
要に応じ上部揚水筒にも高酸素水を供給することができ
る。
前記実施例は上下二段の間欠空気揚水装置について説明
したが、単筒の場合にも使用し得ることは勿論である。
また、単筒を複数本結束した複合筒にも採用することが
できる。
したが、単筒の場合にも使用し得ることは勿論である。
また、単筒を複数本結束した複合筒にも採用することが
できる。
(実施例3) この実施例は第7図々示のように、実施例2の上部の空
気室88の構造を下部に空気室23とほぼ同一構造としたも
のである。
気室88の構造を下部に空気室23とほぼ同一構造としたも
のである。
即ち、下部揚水筒13の下部外側に空気室23を嵌装固定す
ると共に、下部揚水筒13の下端へ短筒52を連結し、短筒
52へ高濃度水の供給装置52aを設置したものである。前
記下部揚水筒13の上端部にリング84を固定し、リング84
から数本の支杆85を上向に突設し、支杆85の上端に案内
板86を支持させてある。案内板86の中央部には凸状部86
aを設け、凸状部86a上に数本の支脚87を円周状に突設
し、支脚87上へ上部揚水筒20の下端に連結した短筒91を
連結すると共に、上部揚水筒20の下端へ空気室88を嵌装
する。
ると共に、下部揚水筒13の下端へ短筒52を連結し、短筒
52へ高濃度水の供給装置52aを設置したものである。前
記下部揚水筒13の上端部にリング84を固定し、リング84
から数本の支杆85を上向に突設し、支杆85の上端に案内
板86を支持させてある。案内板86の中央部には凸状部86
aを設け、凸状部86a上に数本の支脚87を円周状に突設
し、支脚87上へ上部揚水筒20の下端に連結した短筒91を
連結すると共に、上部揚水筒20の下端へ空気室88を嵌装
する。
前記実施例においては、空気室23、88へ夫々送気ホース
56、89を連結して、加圧空気を供給し、夫々の空気室2
3、88から気泡を間欠的に上下部揚水筒13、20内へ吐出
し、気泡を上昇させて揚水する。
56、89を連結して、加圧空気を供給し、夫々の空気室2
3、88から気泡を間欠的に上下部揚水筒13、20内へ吐出
し、気泡を上昇させて揚水する。
前記実施例において、各空気室23、88の下端へ高濃度水
の供給装置52a、90を設けたけれども、高濃度水は揚水
筒13、20の中間から供給してもよいことは勿論である。
の供給装置52a、90を設けたけれども、高濃度水は揚水
筒13、20の中間から供給してもよいことは勿論である。
第1図はこの発明の高酸素水供給のフロー図、第2図は
この発明の実施状態の図、第3図はこの発明の実施揚水
装置の一部を切断した正面図、第4図は同じく上下部揚
水筒の接続部の一部を切断した拡大正面図、第5図は同
じく下部空気室の断面拡大図、第6図は同じく上部空気
室の断面拡大図、第7図は同じく他の実施間欠空気揚水
装置の一部を省略した正面図である。 1……吸入管、2……取水管 4……水処理槽、6……空気処理槽 12……間欠空気揚水装置 13……下部揚水筒、14、14a……案内板 20……上部揚水筒、23、34……空気室 24……分離部、52a……高濃度水供給装置
この発明の実施状態の図、第3図はこの発明の実施揚水
装置の一部を切断した正面図、第4図は同じく上下部揚
水筒の接続部の一部を切断した拡大正面図、第5図は同
じく下部空気室の断面拡大図、第6図は同じく上部空気
室の断面拡大図、第7図は同じく他の実施間欠空気揚水
装置の一部を省略した正面図である。 1……吸入管、2……取水管 4……水処理槽、6……空気処理槽 12……間欠空気揚水装置 13……下部揚水筒、14、14a……案内板 20……上部揚水筒、23、34……空気室 24……分離部、52a……高濃度水供給装置
Claims (7)
- 【請求項1】予め生産した高酸素水を間欠空気揚水装置
の揚水中に供給し、揚水の拡散に伴って前記高酸素水を
処理水域に拡散させることを特徴とした大量水における
溶存酸素量改善方法 - 【請求項2】間欠空気揚水装置は、二段揚水筒にあって
は、上部揚水筒及び下部揚水筒、或いは何れか一方とし
た請求項1記載の大量水における溶存酸素量改善方法 - 【請求項3】高酸素水は、処理水域から採取した水に、
高酸素空気を供給して生成することとした請求項1記載
の大量水における溶存酸素量改善方法 - 【請求項4】取水手段を連結した高酸素水生成装置に高
酸素水供給装置を連結し、該高酸素水供給装置の送水手
段を間欠空気揚水装置の揚水筒に結合させたことを特徴
とする大量水の溶存酸素量改善装置 - 【請求項5】取水手段は、ポンプに吸水管と吐出管を連
結した請求項4記載の大量水の溶存酸素量改善装置 - 【請求項6】送水手段は、ポンプと送水管とした請求項
4記載の大量水の溶存酸素量改善装置 - 【請求項7】間欠空気揚水装置は、単筒装置、複筒装置
又は上下二段筒装置とした請求項4記載の大量水の溶存
酸素量改善装置
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---|---|---|---|
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DE1989602622 DE68902622T2 (de) | 1988-10-13 | 1989-10-13 | Verfahren und vorrichtung fuer die qualitaetsmodifizierung einer grossen wassermenge. |
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SE9001291A SE9001291L (sv) | 1989-08-03 | 1990-04-09 | Foerfarande och anordning foer foerbaettring av kvaliteten hos en stor maengd vatten och maengden loest syre daeri |
MYPI90001207A MY107247A (en) | 1989-07-20 | 1990-07-19 | Method of improving the quantity of dissolved oxygen in a large amount of water and/or the quality thereof,and apparatus for supplying a water of high oxygen content and a water of high alkaline content for said improvement |
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US07/798,838 US5256309A (en) | 1989-08-03 | 1991-11-25 | Method of improving the quality of large amount of water, and quantity of dissolved oxygen therein |
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JP4813414B2 (ja) * | 2007-04-13 | 2011-11-09 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 水槽内対流惹起装置 |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP1248522A patent/JPH0710398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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