JPH07103950A - 超音波探傷方法及びその装置 - Google Patents

超音波探傷方法及びその装置

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JPH07103950A
JPH07103950A JP5248912A JP24891293A JPH07103950A JP H07103950 A JPH07103950 A JP H07103950A JP 5248912 A JP5248912 A JP 5248912A JP 24891293 A JP24891293 A JP 24891293A JP H07103950 A JPH07103950 A JP H07103950A
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plate
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tire
probe
ultrasonic waves
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Akira Murayama
章 村山
Akio Onimaru
昭夫 鬼丸
Haruki Akiyama
治基 秋山
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Tokimec Inc
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Tokimec Inc
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤ探触子を用いた探傷手法であって、搬
送状態の被検査板において、不探傷域をなくして、全幅
に亘って精度よく欠陥を検出する。 【構成】 一定方向に披検査板1を搬送させた状態で、
回転方向に直交する方向に第1の超音波29を送受波す
る振動子39が収納された横方向タイヤ探触子27を、
被検査板1表面に当接させて第1の超音波29を被検査
板に対して搬送方向と直交する幅方向に入射させる。ま
た、回転方向に第2の超音波28a,28bを送受波す
る振動子42が収納された縦方向タイヤ探触子26a,
26bを、被検査板1表面に当接させて第2の超音波2
8a,28bを被検査板1に対して搬送方向と平行する
方向に入射させる。そして、各タイヤ探触子26a,2
6b,27の各出力信号a2 ,a3 ,s1 に含まれるエ
コーFから披検査板1の欠陥を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤ探触子を用いて搬
送状態の被検査板の欠陥を検出する超音波探傷方法と超
音波探傷装置及びこの装置に用いるタイヤ探触子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄板や薄鋼板の表面または内部に存在す
る欠陥を簡単に検出する方法として、超音波探傷方法が
採用されている。さらに、この超音波探傷方法は、大き
く分けて、超音波を送受波する振動子が組込まれた探触
子を直接被検査板に接触させて超音波を被検査板に入射
させる直接接触法と、探触子を水等の接触媒体を介して
被検査板に接触させて超音波を被検査板に入射させる局
部水浸法とがある。
【0003】直接接触法において、走行状態の被検査板
を探傷する場合には、探触子と被検査板との間の音響結
合性が不安定であったり、探触子の被検査板に対する接
触面の磨耗による耐久性劣化等の問題がある。一方、局
部水浸法においては、探触子と被検査板との間に介挿さ
れる水膜の厚さを一定値に維持することが困難であり、
かつ水膜の存在に起因する気泡の巻込み等による超音波
ノイズの発生が問題となる。
【0004】したがって、これらの方法を、例えば圧延
工程における搬送状態の被検査板に直接適用することは
困難であった。このような不都合を解消するために、例
えば製鉄工場の圧延工程で得られる薄板や薄鋼板の表面
また内部に存在する欠陥をオンライン状態で簡単に検出
する装置として、図6に示すタイヤ探触子を用いた超音
波探傷装置が実用化されている。
【0005】圧延工程から搬出される薄鋼板等の被検査
板1の搬送路を跨ぐように設けられた門型のフレーム2
に搬送路に直交する方向に移動する移動体3を取付け、
この移動体3に上下に移動可能な支持アーム4を取付け
て、この支持アーム4の下端にタイヤ探触子5を装着す
る。
【0006】図7はタイヤ探触子5の概略構成を示す断
面模式図である。前述した支持アーム4に固定された固
定軸6に薄いゴム材料で形成された殻状のタイヤ形状部
7が図示しないベアリング等を介して回転自在に取付け
られている。タイヤ形状部7内における固定軸6に支持
部材8を介して超音波を送受波する振動子9が取付けら
れている。この振動子9は超音波10の送受波方向が、
このタイヤ探触子5の回転方向に対して直交する方向
で、かつ半径方向に対して所定の角度になるように支持
部材8に位置決めされている。このタイヤ形状部7内に
充填駅11が封入されている。
【0007】そして、移動体3を被検査板1の一方の端
部1b近傍へ移動させ、支持アーム4を下降させて、タ
イヤ探触子5を図中矢印方向に搬送状態の被検査板1の
端部1b近傍の表面に所定圧力で付勢すると、タイヤ形
状部7が回転する。しかし、このタイヤ形状部7に収納
された振動子9は被検査板1に対して常に一定角度で対
向している。
【0008】振動子9から出力された超音波10はゴム
材料で形成されたタイヤ形状部7を介して被検査板1の
幅方向に所定の角度で入射される。超音波10が入射さ
れた被検査板1には板波が発生し、この板波によって被
検査板1内へ入射された超音波10は幅方向に伝播して
いき、被検査板1の端部1aで反射されて逆方向に進
み、元のタイヤ探触子5内の振動子9へ入射する。振動
子9は入射した超音波10を電気信号に変換して出力す
る。そして、被検査板1内に欠陥12が存在すれば、超
音波10がこの欠陥12で反射される。
【0009】図8はタイヤ探触子5の出力信号波形図で
ある。出力信号には送信パルスTと欠陥12に対応する
欠陥エコーFと端部1aで発生する端面エコーEとが含
まれる。したがって、この出力信号に含まれるエコーよ
り欠陥12の幅方向位置と欠陥規模を把握できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すタイヤ探触子5を用いた超音波探傷装置においても
まだ解消すべき次のような課題があった。超音波10を
入射することによって被検査板1内に発生する板波は、
通常の垂直探傷や斜角探傷に用いられる縦波や横波と異
なり、かなり複雑な性質を有する。すなわち、この板波
は被検査板1の板厚dと超音波の周波数fとの積が所定
の条件を満たす時に発生する一種の共振現象とみなすこ
とができる。したがって、この板波(波動)の発生条件
が限定され、板波の伝播する波の種類が多い(Aモー
ト,Sモード)。また、伝播速度が前記モードによって
異なる等の性質を有する。
【0011】被検査板1の共振現象で超音波10の波動
が発生して、その超音波10は被検査板1を伝播し、端
部1bで反射してタイヤ探触子5方向へ戻る。しかし、
この端部1b近傍では伝播速度が異なる種々の波動が緩
衝して、反射波である図8に示した端面エコーEの幅
(時間幅)が非常に大きくなる。その結果、被検査板1
の端部1b近傍に探傷できない不探傷域W2 が生じる。
一般に、この不探傷域W2 は、探傷モードと感度によっ
て異なるが、100〜200mm程度である。
【0012】一方、タイヤ探触子5においては、図示す
るように、タイヤ形状部7内の振動子9から出力された
超音波10は充填液11及びゴム材料を透過して被検査
板1内へ入射される。しかし、この被検査板1内におけ
る板波(超音波10)の発生条件が周波数fと板厚dと
の積[f・d]が所定の条件を満たす時であり、そし
て、この最適条件の波を発生させるために、振動子9の
姿勢角度を調整可能に形成している。この振動子9の姿
勢角度を調整した場合に、振動子9とタイヤ形状部7と
の間の音響特性が変化しないように、前述した充填液1
1が収納されている。
【0013】その結果、出力信号における送信パルスT
近傍に前記タイヤ形状部7内の充填液等に起因する雑音
エコーが生じるので、タイヤ探触子5の近傍にもこのタ
イヤ探触子5を挟んだ不探傷域W1 が生じる。この不探
傷域W1 は、探傷モードと感度によって異なるが、10
0〜200mm程度である。
【0014】したがって、たとえタイヤ探触子5を被検
査板1の幅方向の端部1bに当接させたとしても、被検
査板1の全幅W0 に対して、少なくとも二つの不探傷域
1.W2 が生じる。よって、この不探傷域W1 .W2
に重大欠陥が存在したとしても、この重大欠陥を検出で
きない。
【0015】図9は、被検査板1の各端部1a,1b近
傍に故意に複数の人工欠陥(2mmφの貫通孔)を形成
して、この人工欠陥に対して探傷試験を行った結果を示
す図てある。幅方向の各端部1a,1bに近い位置に形
成された欠陥は全く検出できないことを示す。
【0016】この端部1a,1b近傍に生じる不探傷域
1 ,W2 は、図13(a)(b)に示すように、たと
え被検査板1の幅方向に複数のタイヤ探触子5b,5c
を当接するように配設したとしても解消されない。
【0017】このような不都合を解消するために、タイ
ヤ探触子5におけるタイヤ形状部7の肉厚を1〜3mm
程度まで薄くしたタイヤ探触子が提唱されている(実開
平4−32071号公報)。
【0018】このようにタイヤ形状部7の肉厚を薄くす
ることによって、タイヤ探触子5自身による不探傷域W
1 を狭くすることができる。しかし、この効果は、タイ
ヤ探触子5自身による不探傷域W1 を例えば従来の20
0mmから100mm程度まで狭くできるに過ぎず、根
本的に不探傷域W1 を無くすことはできない。また、反
対側端部1aの不探傷域W2 はそのままである。
【0019】また、図10に示すように、タイヤ探触子
5a内の振動子9aの超音波10aの送受波方向を被検
査板1の幅方向に対して15〜45°傾斜させて、端部
1aの端面エコーEがタイヤ探触子5aの出力信号に含
まれないようにすることが提唱されている(特開昭62
−108152号公報)。
【0020】しかし、図10に示すように、超音波10
bを斜めに入射させるために、欠陥が存在した場合にお
ける出力信号に含まれる欠陥エコーFの信号レベルが小
さくなり、このタイヤ探触子5aでもって、被検査板1
の全幅W0 に亘って精度よく欠陥を検出することは困難
である。また、図7に示したタイヤ探触子5と同様に自
己のタイヤ探触子5の近傍に存在する不探傷域W1 を解
消できない。
【0021】そこで、図11(a)に示すように、幅方
向に超音波10が出力されるタイヤ端子5と幅方向から
15〜45°傾斜した方向に超音波10aが出力される
タイヤ探触子5aとの2台又は3台のタイヤ探触子5,
5aを用いて、被検査板1の中央部分を一方のタイヤ探
触子5で探傷し、被検査板1の端部1a(1b)を別の
タイヤ探触子5aで探傷することか考えられる。
【0022】しかし、一般にタイヤ探触子5,5aにお
いては、タイヤ探触子5,5aのゴム材料で形成された
タイヤ形状部7の外周面と被検査板1との間における音
響伝達効率をよくするために、タイヤ形状部7の外周面
に油等の接触媒体を塗った状態で搬送状態の被検査板1
に当接させている。
【0023】したがって、被検査板1における各タイヤ
探触子5,5aが当接した後に、図示するように、被検
査板1表面に接触媒体13が薄い膜状に付着する。表面
に膜状の接触媒体13が付着した被検査板1内を各超音
波10,10aが伝播すると、図12に示すように、各
タイヤ探触子5,5aの出力信号に実際の欠陥12に起
因する欠陥エコーFの他に、前記接触媒体13に起因す
るエコーCが生じる。
【0024】この接触媒体13に起因するエコーCは実
際の欠陥12に起因する欠陥エコーFと区別できないの
で、欠陥12の検出精度が低下する。なお、このような
不都合を解消するためには、各タイヤ探触子5,5aの
配置を工夫して、各超音波10,10aが接触媒体13
の付着位置を通過しないようにすればよいが、図11
(b)(c)に示すように、両方の超音波10,10a
が接触媒体13の付着位置を全く通過しないよう、かつ
不探傷域W1 ,W2 が全く生じないように配置すること
は非常に困難である。
【0025】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、回転方向と直交方向に探傷用の超音波を送
受波する従来の横方向タイヤ探触子の他に、回転方向に
探傷用の超音波を送受波する縦方向タイヤ探触子を用い
ることによって、不探傷域を無くして、被検査板の全幅
に亘って精度よく欠陥を検出でき、また、被検査板に付
着した接触媒体の影響を除去でき、欠陥検出精度をさら
に向上できる超音波探傷方法及び超音波探傷装置を提供
することを目的とする。さらに、上記超音波探傷装置に
組込むことによって、装置としての欠陥検出精度を向上
できるタイヤ探触子を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の超音波探傷方法においては、一定方向に披
検査板を搬送させた状態で、回転方向に直交する方向に
第1の超音波を送受波する振動子が収納された横方向タ
イヤ探触子を、被検査板表面に当接させて第1の超音波
を被検査板に対して搬送方向と直交する幅方向に入射さ
せる。また、回転方向に第2の超音波を送受波する振動
子が収納された縦方向タイヤ探触子を、被検査板表面に
当接させて第2の超音波を被検査板に対して搬送方向と
平行する方向に入射させる。そして、各タイヤ探触子の
各出力信号に含まれるエコーから披検査板の欠陥を検出
する。
【0027】本発明の超音波探傷装置においては、披検
査板を一定方向に搬送させる搬送機構と、回転方向に直
交する方向に超音波を送受波する振動子が収納された横
方向タイヤ探触子と、回転方向に超音波を送受波する振
動子が収納された一対の縦方向タイヤ探触子と、各縦方
向タイヤ探触子を被検査板表面の各端部近傍に当接させ
て、超音波を被検査板に対して搬送方向と平行する方向
に入射させる第1の支持機構と、幅方向タイヤ探触子を
被検査板表面へ当接させて、超音波を被検査板に対して
搬送方向と直交する幅方向へ入射させる第2の支持機構
と、各タイヤ探触子の各出力信号に含まれるエコーから
被検査板の欠陥を検出する信号処理部とを備えている。
【0028】さらに、別の発明の超音波探傷装置は上述
した発明の超音波探傷装置における各タイヤ探触子の搬
送状態の被検査板表面に対する当接位置の相互関係を第
1〜第3の支持機構でもって次のように設定している。
【0029】すなわち、第1の支持機構で一方の縦方向
タイヤ探触子を被検査板表面の一方端部近傍に当接させ
て、超音波を被検査板に対して反搬送方向へ入射させ
る。第2の支持機構で幅方向タイヤ探触子を被検査板表
面の一方端部近傍でかつ前記一方の縦方向タイヤ探触子
の当接位置の搬送方向側位置へ当接させて、超音波を被
検査板に対して幅方向へ入射させる。さらに、第3の支
持機構で他方の縦方向タイヤ探触子を被検査板表面の他
方端部近傍でかつ前記幅方向タイヤ探触子の当接位置よ
り搬送方向側位置へ当接させて、超音波を被検査板に対
して反搬送方向へ入射させるようにしている。
【0030】また、本発明のタイヤ探触子は、固定軸
と、固定軸に対して回転自在に設けられたタイヤ形状部
と、タイヤ形状部内に設けられ超音波を送受波する振動
子と、振動子における超音波の送受波方向がタイヤ形状
部の回転面に平行でかつタイヤ形状部の半径方向に対し
て所定の角度を有するように、振動子を固定軸に対して
支持する支持部材とを備えたものである。
【0031】
【作用】このように構成された超音波探傷方法及び超音
波探傷装置においては、タイヤ探触子として、探傷用の
超音波の送受波方向が、回転方向と直交する方向、すな
わち、このタイヤ探触子を搬送中の被検査板表面に当接
した場合に幅方向に設定された横方向タイヤ探触子と、
探傷用の超音波の送受波方向が、回転方向と直交する方
向、すなわち、このタイヤ探触子を搬送中の被検査板表
面に当接した場合に搬送方向に平行する方向に設定され
た縦方向タイヤ探触子とを用いる。
【0032】この場合、縦方向タイヤ探触子から出力さ
れる超音波は被検査板の端部で反射されて再度縦方向タ
イヤ探触子に入射されることはない。したがって、この
縦方向タイヤ探触子を被検査板の端部近傍に配設するこ
とによって、端部近傍に存在する欠陥を精度よく検出で
きる。
【0033】また、横方向タイヤ探触子は、被検査板に
おける幅方向の端部における不探傷域以外の中央部に存
在する欠陥を精度よく検出できる。したがって、横方向
タイヤ探触子で被検査板の幅方向の中央部を探傷し、各
縦方向タイヤ探触子で被検査板の幅方向の端部を探傷す
ることによって、被検査板の全幅に亘って漏れなく欠陥
を精度よく検出できる。
【0034】また、別の発明の超音波探傷装置において
は、被検査板の両端部近傍に当接された各縦方向タイヤ
探触子の反搬送方向側には他のタイヤ探触子は配設され
ていない。したがって、各縦方向タイヤ探触子から反搬
送方向に向かって送波される超音波は、他のタイヤ探触
子に起因する接触媒体が付着した被検査板内を伝播しな
いので、これらの縦方向タイヤ探触子の出力信号に接触
媒体に起因するエコーが含まれることはない。
【0035】また、一方の端部の縦方向タイヤ探触子の
搬送方向側位置に当接された横方向タイヤ探触子は、反
対側の端部に当接された縦方向タイヤ探触子より反搬送
方向側に位置している。したがって、横方向タイヤ探触
子から幅方向に向かって送波される超音波は、反対側に
当接されている縦方向タイヤ探触子に起因する接触媒体
が付着した被検査板内を伝播しないので、この横方向タ
イヤ探触子の出力信号に接触媒体に起因するエコーが含
まれることはない。
【0036】このように、各タイヤ探触子の各出力信号
に接触媒体に起因するエコーが含まれないので、欠陥検
出精度がさらに向上する。また、本発明のタイヤ探触子
は、上述した縦方向タイヤ探触子であるが、前述したよ
うに、この縦方向タイヤ探触子をタイヤ形状部が回転す
るように搬送状態の被検査板表面に当接すると、縦方向
タイヤ探触子から出力される超音波は被検査板の搬送方
向に平行する方向に入射される。その結果、この超音波
は被検査板の端部で反射されて再度この縦方向タイヤ探
触子に入射されることはない。この縦方向タイヤ探触子
を被検査板の端部近傍に配設することによって、端部近
傍に存在する欠陥を精度よく検出できる。
【0037】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の超音波探傷方法が適用され、かつ実
施例のタイヤ探触子が組込まれた超音波探傷装置を示す
模式図である。
【0038】圧延工程から搬出される薄鋼板等の被検査
板1は搬送機構を構成する搬送ローラ21a,21b,
21cによって矢印で示す搬送方向にほぼ一定速度で搬
送されている。この搬送路を跨ぐように設けられた門型
のフレーム22の上面に搬送路に直交する方向にレール
23a,23bが敷設されている。このレール23a.
23b上に移動体24a,24bが係合されており、各
移動体24a,24に上下に移動可能な支持アーム25
a,25bが取付られている。そして、一方の支持アー
ム25aの下端に縦方向タイヤ探触子26aと横方向タ
イヤ探触子27が取付けられている。他方の支持アーム
25bの下端に縦方向タイヤ探触子26bが取付けられ
ている。
【0039】各縦方向タイヤ探触子26a,26bは被
検査板1の反搬送方向にそれそれ探傷用の超音波28
a,28bを送受波する。また、横方向タイヤ探触子2
7は被検査板1の幅方向に探傷用の超音波29を送受波
する。
【0040】したがって、支持アーム25a及び移動体
24aは第1,第2のの支持機構を構成し、支持アーム
25b及び移動体24bは第3の支持機構を構成する。
前記各移動体24a,24bの被検査板1の幅方向位置
及び各支持アーム25a,25bの上下方向位置は操作
盤30からオペレータにより指示さる。また、この操作
盤30内には、各タイヤ探触子26a,26b,27の
出力信号に含まれるエコーから被検査板1の欠陥を検出
する信号処理部としての探傷器31が組込まれている。
【0041】図2は上述した各タイヤ探触子26a,2
6b,27の被検査板1に対する各当接位置の相対位置
関係を示す図である。被検査板1の一方の端部1b近傍
に当接された縦方向タイヤ探触子26aの搬送方向側位
置に横方向タイヤ探触子27が当接される。一方、被検
査板1の他方の端部1a近傍に縦方向タイヤ探触子26
bが当接される。なお、この縦方向タイヤ探触子26b
は反対側の端部1bの横方向タイヤ探触子27より搬送
方向側位置に位置している。したがって、各タイヤ探触
子26a,27,26bは搬送方向に対して互いに離間
して被検査板1表面に当接する。
【0042】被検査板1表面における各タイヤ探触子2
6a,26b,27の当接位置の搬送方向側方向にはそ
れぞれ油等の接触媒体33a,33b,33cが付着す
る。ここで、各縦方向タイヤ探触子26a,26bは図
示するように超音波28a,28bの送受波方向に対し
て一定の角度範囲の探傷領域32a,32bを有する。
【0043】また、幅方向タイヤ探触子27の探傷領域
は、本来、被検査板1の全幅方向に及ぶ。しかし、前述
したように、被検査板1の両方の端部1a,1b近傍に
はそれぞれ不探傷域W1 ,W2 が存在するので、実際の
探傷領域34は、図示するように、被検査板1の端部1
a,1bを除いた中央部のみとなる。
【0044】図3(a)は幅方向タイヤ探触子27を回
転方向に直交する面で切断した場合の断面模式図であ
る。この幅方向タイヤ探触子27は基本的に図7で示し
たタイヤ探触子5とほぼ同一構造である。
【0045】支持アーム25aの下端部に固定された固
定軸35に薄いゴム材料で形成された殻状のタイヤ形状
部36がベアリング37a,37bを介して回転自在に
取付けられている。タイヤ形状部36内における固定軸
35に支持部材38を介して超音波29を送受波する振
動子39が取付けられている。この振動子39は超音波
29の送受波方向が、この幅方向タイヤ探触子27の回
転方向に対して直交する方向で、かつ半径方向に対して
所定の角度になるように支持部材38に位置決めされて
いる。このタイヤ形状部7内には充填液40が封入され
ている。
【0046】この幅方向タイヤ探触子27の振動子39
から送波された超音波29は被検査板1内へ入射して、
被検査板1に発生する板波によって幅方向へ伝播して、
端部1aで反射して、反対方向へ伝播して、振動子39
に入射される。振動子39は入射した超音波29を電気
信号に変換して出力する。なお、欠陥が存在すると、こ
の欠陥にて超音波29が反射される。
【0047】この幅方向タイヤ探触子27から出力され
て探傷器31へ送信される出力信号a1 には図5(a)
に示すように送信エコーTと欠陥に起因する欠陥エコー
Fと端部1aでの反射に起因する端面エコーEが含まれ
る。
【0048】したがって、探傷器31において、この出
力信号a1 のうち、前述した各不探傷域W1 ,W2 に対
応する時間領域T1 ,T2 を除去した中央部の探傷領域
34に対応する時間領域T0 のみを採用する。
【0049】図3(b)は縦方向タイヤ探触子26a,
26bを回転方向に平行する面で切断した場合の断面模
式図である。支持アーム25a,25bの下端部に固定
された固定軸35に薄いゴム材料で形成された殻状のタ
イヤ形状部36がベアリングを介して回転自在に取付け
られている。タイヤ形状部36内における固定軸35に
支持部材41を介して超音波28a,28bを送受波す
る振動子42が取付けられている。この振動子42は超
音波28a,28bの送受波方向が、この幅方向タイヤ
探触子27の回転方向で、かつ半径方向に対して所定の
角度になるように支持部材38の固定軸35に対する取
付角度θが調整されている。
【0050】したがって、この取付角度θを変更する事
によって超音波28a,28bの被検査板1に対する入
射角度を任意の値に変更可能である。タイヤ形状部36
内には充填液40が封入されている。
【0051】この縦方向タイヤ探触子26a,26bの
振動子42から送波された超音波28a,26bは被検
査板1内へ入射して、被検査板1に発生する板波によっ
て反搬送方向へ伝播していく。そして、欠陥が存在する
と、この欠陥にて超音波28a,28bが反射される。
欠陥にて反射された超音波28a,28bは逆方向(搬
送方向)に伝播されて振動子42へ入射する。振動子4
2は入射した超音波28a,28bを電気信号に変換し
て出力する。
【0052】この縦方向タイヤ探触子26a,26bか
ら出力されて探傷器31へ送信される出力信号a2 ,a
3 には図5(b)に示すように送信パルスTと欠陥に起
因する欠陥エコーFが含まれる。
【0053】したがって、探傷器31において、この出
力信号a2 ,a3 のうち、前述した自己の縦方向タイヤ
探触子26a,26bの当接位置近傍の不探傷域W2
対応する時間領域T3 と、検出感度が低下する一定距離
以上遠方の区間に対応する時間領域T5 とを除去した中
央の時間領域T4 のみを監視範囲として採用する。
【0054】図4は、被検査板1の一方の端部1b近傍
に故意に複数の人工欠陥(2mmφの貫通孔)を作成し
て、縦方向タイヤ探触子26aで人工欠陥に対する傷試
験を行った結果を示す図である。
【0055】縦方向タイヤ探触子26aの当接位置から
反搬送方向に150mm及び200mmまでの距離範囲
に形成された各人工欠陥は前述した不探傷域W2 に入
り、精度よく検出できない。また、超音波28aの送受
波方向から幅方向に大きく離れた欠陥は検出できない。
さらに、当接位置から反搬送方向の距離が大きい位置、
すなわち当接位置から遠方位置の欠陥の検出感度は当然
低下する。
【0056】したがって、この縦方向タイヤ探触子26
aの探傷監視領域は、当接位置から反搬送方向に300
mm先で、150×200mmの範囲43であるとし
て、この範囲43の欠陥が検出できるように、前述した
図5(b)における中央の監視時間領域T4 が設定され
ている。
【0057】よって、各縦方向タイヤ探触子26a,2
6bで被検査板1の各端部1b,1a近傍領域を精度よ
く探傷できる。このように構成された超音波探傷装置に
おいては、圧延工程から搬出された薄鋼板等の被検査板
1は搬送ローラ21a〜21cの搬送機構で矢印方向に
搬送されている。オペレータは操作盤30を操作して、
縦方向タイヤ探触子26a及び幅方向タイヤ探触子27
を被検査板1表面における一方の端部1b近傍に当接さ
せると共に、他方の縦方向タイヤ探触子26bを被検査
板1表面における他方の端部1a近傍に当接させる。
【0058】この場合、被検査板1に板波を発生させて
超音波を効率的に伝播させるために、各タイヤ探触子2
6a,26b,27における各超音波28a,28b,
29の被検査板1に対する入射角度が、被検査板1の板
厚dと超音波の周波数fとの積[d・f]が所定の共振
条件を満たすように、支持部材38,41で振動子3
9,42の半径方向に対する姿勢角度を予め調整してお
く。
【0059】そして、この超音波探傷装置を起動する
と、各タイヤ探触子26a,26b,27の出力信号a
2 ,a3 ,a1 は操作盤30の探傷器31の表示画面に
図5に示すように表示される。そして、横方向タイヤ探
触子27の出力信号a1 の監視時間領域T0 及び各縦方
向タイヤ探触子26a,26bの各出力信号a2 ,a3
の各監視時間領域T4 内に存在する欠陥エコーFでもっ
て被検査板1の欠陥の有無及びその規模を検出する。
【0060】このように、横方向タイヤ探触子27で被
検査板1の中央部を探傷し、各軸方向タイヤ探触子26
a,26bで被検査板1の各端部1b,1a近傍を探傷
しているので、被検査板1の全幅に亘って欠陥を精度よ
く検出てきる。
【0061】さらに、各タイヤ探触子26a,26b,
27の被検査板1に対する当接位置の相互関係を、図2
に示すように、互いに搬送方向にずらせて設定している
ので、タイヤ探触子26a,26b,27から送波され
た各超音波28a,28b,29が自己を含めたタイヤ
探触子26a,26b,27の接触位置の後方に付着す
る油等の接触媒体33a,33b,33cの位置を通過
(横切る)事はない。
【0062】よって、各タイヤ探触子26a,26b,
27の各出力信号a2 ,a3 ,a1に、接触媒体33
a,33b,33c付着に起因するエコーCが含まれる
ことを未然に防止できるので、この接触媒体33a,3
3b,33cを欠陥と誤って検出することはない。その
結果、探傷装置全体の欠陥検出における信頼性をより一
層向上できる。
【0063】また、各タイヤ探触子26a,26b,2
7における振動子39,42の半径方向に対する傾斜角
度を任意に変更可能に構成しているので、超音波の被検
査板1に対する入射角度を、被検査板1の板厚t及び使
用周波数fに対応して超音波28a,28b,29が被
検査板1内を伝播するための最良の角度に設定可能でき
る。
【0064】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。図1に示す実施例装置においては、1
台の幅方向タイヤ探触子27を用いたが、例えば、被検
査板1の幅方向に複数の幅方向探触子27を配設するこ
とも可能である。この場合、被検査板1の全幅W0 を複
数の監視領域に分割して、各監視領域を各幅方向探触子
27でもって分担して監視する。このように複数の幅方
向探触子27を用いることによって、より精度よく探傷
できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波探
傷方法及びその装置によれば、回転方向に直交する方向
に探傷用の超音波を送受波する従来の横方向タイヤ探触
子の他に、回転方向に探傷用の超音波を送受波する縦方
向タイヤ探触子を用いて、被検査板を探傷している。し
たがって、不探傷域がなくなり、被検査板の全幅に亘っ
て精度よく欠陥を検出できる。
【0066】さらに、各タイヤ探触子の各出力信号から
被検査板に付着した、表面欠陥ではない接触媒体に起因
するエコーを除去でき、欠陥検出精度をさらに向上で
き、かつ超音波探傷装置の信頼性を向上できる。また、
上記超音波探傷装置に組込むことによって、装置の欠陥
検出精度を向上できるタイヤ探触子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる超音波探傷装置の
概略構成を示す外観図。
【図2】 同実施例装置における各タイヤ探触子の被検
査板表面に対する当接位置相互間の位置関係を示す図。
【図3】 同実施例装置に組込まれた各タイヤ探触子の
概略構成を示す断面模式図。
【図4】 同実施例装置に組込まれた縦方向タイヤ探触
子の探傷領域を示す図。
【図5】 同実施例装置で得られる各出力信号波形図。
【図6】 従来の超音波探傷装置の概略構成を示す外観
図。
【図7】 同従来例装置に組込まれたタイヤ探触子にお
ける超音波の伝播状態を示す図。
【図8】 同タイヤ探触子の出力信号波形と被検査板と
の関係を示す図。
【図9】 同タイヤ探触子を用いた場合における被検査
板上の不探傷域を示す実験結果図。
【図10】 従来の他のタイヤ探触子の探傷動作を説明
するための図。
【図11】 同他のタイヤ探触子を用いて探傷する場合
の問題点を説明するための図。
【図12】 従来装置における接触媒体に起因するエコ
ーが生じた出力信号波形図。
【図13】 従来方法の問題点を説明するためのタイヤ
探触子の被検査板に対する当接配置図。
【符号の説明】
1…被検査板、1a,1b…端部、21a〜21c…搬
送ローラ、24a,24b…移動体、25a,25b…
支持アーム、26a,26b…縦方向タイヤ探触子、2
7…横方向タイヤ探触子、28a,28b,29…超音
波、31…探傷器、33a〜33c…接触媒体、35…
固定軸、36…タイヤ形状部、38,41…支持部材、
39,42…振動子。
フロントページの続き (72)発明者 秋山 治基 東京都大田区南蒲田二丁目16番46号 株式 会社トキメック内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に披検査板を搬送させた状態
    で、回転方向に直交する方向に第1の超音波を送受波す
    る振動子が収納された横方向タイヤ探触子を、被検査板
    表面に当接させて前記第1の超音波を前記被検査板に対
    して搬送方向と直交する幅方向に入射させ、回転方向に
    第2の超音波を送受波する振動子が収納された縦方向タ
    イヤ探触子を、前記被検査板表面に当接させて前記第2
    の超音波を前記被検査板に対して搬送方向と平行する方
    向に入射させ、前記各タイヤ探触子の各出力信号に含ま
    れるエコーから前記披検査板の欠陥を検出する超音波探
    傷方法。
  2. 【請求項2】 披検査板を一定方向に搬送させる搬送機
    構と、回転方向に直交する方向に超音波を送受波する振
    動子が収納された横方向タイヤ探触子と、回転方向に超
    音波を送受波する振動子が収納された一対の縦方向タイ
    ヤ探触子と、前記各縦方向タイヤ探触子を被検査板表面
    の各端部近傍に当接させて、超音波を前記被検査板に対
    して搬送方向と平行する方向に入射させる第1の支持機
    構と、前記幅方向タイヤ探触子を前記被検査板表面へ当
    接させて、超音波を前記被検査板に対して搬送方向と直
    交する幅方向へ入射させる第2の支持機構と、前記各タ
    イヤ探触子の各出力信号に含まれるエコーから前記被検
    査板の欠陥を検出する信号処理部とを備えた超音波探傷
    装置。
  3. 【請求項3】 披検査板を一定方向に搬送させる搬送機
    構と、回転方向に直交する方向に超音波を送受波する振
    動子が収納された横方向タイヤ探触子と、回転方向に超
    音波を送受波する振動子が収納された一対の縦方向タイ
    ヤ探触子と、前記一方の縦方向タイヤ探触子を前記被検
    査板表面の一方端部近傍に当接させて、超音波を前記被
    検査板に対して反搬送方向へ入射させる第1の支持機構
    と、前記幅方向タイヤ探触子を前記被検査板表面の前記
    一方端部近傍でかつ前記一方の縦方向タイヤ探触子の当
    接位置の搬送方向側位置へ当接させて、超音波を前記被
    検査板に対して搬送方向と直交する幅方向へ入射させる
    第2の支持機構と、前記他方の縦方向タイヤ探触子を前
    記被検査板表面の他方端部近傍でかつ前記幅方向タイヤ
    探触子の当接位置より搬送方向側位置へ当接させて、超
    音波を前記被検査板に対して反搬送方向へ入射させる第
    3の支持機構と、前記各タイヤ探触子の各出力信号に含
    まれるエコーから前記被検査板の欠陥を検出する信号処
    理部とを備えた超音波探傷装置。
  4. 【請求項4】 固定軸と、この固定軸に対して回転自在
    に設けられたタイヤ形状部と、このタイヤ形状部内に設
    けられ超音波を送受波する振動子と、この振動子におけ
    る超音波の送受波方向が前記タイヤ形状部の回転面に平
    行でかつ前記タイヤ形状部の半径方向に対して所定の角
    度を有するように、前記振動子を前記固定軸に対して支
    持する支持部材とを備えたタイヤ探触子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016166840A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 日本電気株式会社 検査装置及び検査方法
CN107179098A (zh) * 2017-06-16 2017-09-19 南方电网科学研究院有限责任公司 用于电能计量安全芯片的位序检测装置
KR20190026314A (ko) * 2017-09-05 2019-03-13 금호타이어 주식회사 멀티 디스크 타입 타이어 트레드 전기전도도 측정장치

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CN107179098B (zh) * 2017-06-16 2023-05-16 南方电网科学研究院有限责任公司 用于电能计量安全芯片的位序检测装置
KR20190026314A (ko) * 2017-09-05 2019-03-13 금호타이어 주식회사 멀티 디스크 타입 타이어 트레드 전기전도도 측정장치

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