JPH07103803A - 潮位、波高測定装置 - Google Patents

潮位、波高測定装置

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Publication number
JPH07103803A
JPH07103803A JP25135093A JP25135093A JPH07103803A JP H07103803 A JPH07103803 A JP H07103803A JP 25135093 A JP25135093 A JP 25135093A JP 25135093 A JP25135093 A JP 25135093A JP H07103803 A JPH07103803 A JP H07103803A
Authority
JP
Japan
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pressure
wave height
air
tide level
measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP25135093A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Takeuchi
優 竹内
Yoichi Mori
洋一 森
Kazuyoshi Hayashi
一賀 林
Masahiro Kobayashi
正宏 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP25135093A priority Critical patent/JPH07103803A/ja
Publication of JPH07103803A publication Critical patent/JPH07103803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水圧により潮位、波高を測定する装置の利点を
保持しながら欠点を解消する。 【構成】端部に流出口2を設けた空気流出パイプ1を陸
上から海面下まで設置すると共に、この空気流出パイプ
1の陸上側に、一定圧力、一定流量の空気を供給する空
気供給手段3と背圧測定手段5を接続し、測定した背圧
から潮位、波高を導出して出力する演算出力手段5を設
けた潮位、波高測定装置である。 【効果】貝等の海生物の付着による測定障害や腐食に
よる故障の発生を防止することができ、この点での定期
保全が不要となる。従ってメンテナンス工数を削減する
ことができる。 海中に電線部分を有しないので配線処理が容易であ
る。 構造、取り扱いが容易で、設置コストも安価であると
共に、環境変化に強い。 1つのセンサで波高、潮位
の2つの量を計測できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は港における入船時の監視
や沿岸における波浪観測等に利用する潮位、波高測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】潮位や波高を測定する従来の装置として
は、水圧波浪計、超音波波浪計、抵抗型波浪計、
容量型波浪計等がある。このうち水圧波浪計は、図2
に示すように、ピエゾ式等の圧力センサaを水中に設置
し、この圧力センサaからの水圧信号を配線bを介して
陸上に設置した波浪計本体cに送り、この波浪計本体c
の演算処理部dにより水圧信号を潮位、波高信号に変換
して、これを指示部eに出力して指示する構成であり、
他の3方式のものと比較して構造、取り扱いが容易で、
設置コストが安価であるという利点がある。尚、容量型
波浪計は、水圧波浪計と同様にセンサ部が水中にあり、
また超音波波浪計はセンサは水中にはないが、波のしぶ
き、雨等で測定が不可能になる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成の水圧波浪計では、次のような課題がある。 水中に設置した圧力センサには貝類等の海生物が付着
し易く、圧力検出部分に付着して圧力検出部分に力を加
える場合には水圧測定値に誤差が発生するので、圧力セ
ンサを定期的に水中から引上げて海生物を除去する等の
メンテナンス作業が不可欠である。 水中の圧力センサの腐食発生や圧力センサへの配線の
絶縁低下等に対する対策が必要である。 従って本発明は、水圧により潮位、波高を測定する利点
を保持しながら、上述した課題を解決することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を、本発明を概念的に表した図1を参照して
説明すると、本発明では、端部に流出口2を設けた空気
流出パイプ1を陸上から海面下まで設置すると共に、こ
の空気流出パイプ1の陸上側に、一定圧力、一定流量の
空気を供給する空気供給手段3と背圧測定手段5を接続
し、測定した背圧から潮位、波高を導出して出力する演
算出力手段5を設けた潮位、波高測定装置を提案する。
【0005】
【作用】空気供給手段3から供給された一定圧力、一定
流量の空気を流出口1から流出させると、空気流出パイ
プ2内の空気には流出口1から海面SLまでの距離に応じ
た水頭圧が背圧として加わる。
【0006】従って、この背圧を背圧測定手段により測
定して、所定の変換を行うことにより、流出口1の設置
位置から海面SLまでの距離、従って海面SLの高さを時々
刻々と導出することができる。そして時々刻々と変化す
る海面SLの高さの極大値と極小値の差を演算することに
より波高を導出することができ、また海面SLの高さの平
均を演算して風浪やうねり等の短周期の海面変化を除去
することにより、潮位を導出することができる。そして
導出した波高や潮位は指示手段に出力して表示したり、
記録手段に出力して記録を行うことができる。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を測定原理と共に説明す
る。図1は本発明に係る潮位、波高測定装置の構成を概
念的に示すもので、符号1は陸上から海面下まで設置し
た空気流出パイプであり、この空気流出パイプ1は海面
下側の端部に流出口2を設けている。空気流出パイプ1
は、例えば10/8銅管や塩化ビニールパイプ等のように口
径が比較的細く、表面が平滑なものを用いるのが好まし
い。また流出口2の形状は適宜であり、パイプを単に横
断方向に切断した開端とすることができる。そして流出
口2の設置高さは、例えば桟橋等において平均海面下2.
5m程度に設置する他、設置場所や用途に応じて適宜の高
さに設置することができ、また空気流出パイプ1を長さ
調節可能に構成して、潮位により設置高さを調節可能に
構成することができる。
【0008】空気流出パイプ1の陸上側には、一定圧
力、一定流量の空気を供給する空気供給手段3を接続し
ており、また空気流出パイプ1から分岐させた測定用パ
イプ4に背圧測定手段5を接続している。
【0009】空気供給手段3は、例えば圧縮空気源から
供給される圧縮空気を流量計と可変絞りにより流量調節
して一定圧力、一定流量の空気を供給するようにした、
いわゆるエアーパージセットと称される流量調節装置を
利用している。
【0010】背圧測定手段5は測定用パイプ4に接続し
たピエゾ式等の圧力センサ6と、圧力センサ6で測定し
た背圧を演算出力手段7に伝送する圧力発信器8とから
構成している。そして演算出力手段7は圧力発信器8か
らの背圧信号を演算して波高や潮位を導出する演算処理
装置9と、演算処理結果を表示する指示装置10とから
構成している。
【0011】以上の構成において空気供給手段3から空
気流出パイプ2に一定圧力、一定流量の空気を供給して
流出口1から流出させると、空気流出パイプ2内の空気
には流出口1から海面SLまでの距離に応じた水頭圧P
(kg/m2)が背圧として加わる。そこで海水の比重量を
γ(kg/m3)、流出口1から海面SLまでの距離をH
(m)、大気圧をP0とすると次式が成り立つ。 P=P0+γH ……(1) 上式を変形すると、H=(P−P0)/γ ……(2)
となり、P0とγはほぼ一定と見做せるので、水頭圧
P、即ち背圧を測定することにより、(2)式から距離
Hを導出し得ることがわかる。そして流出口1の設置高
さを基準とすることにより、海面SLの高さを導出するこ
とができる。
【0012】演算処理装置9においては、圧力発信器8
から刻々と伝送される背圧信号から上記距離H、そして
海面SLの高さを求め、その極大値と極小値の差を演算す
ることにより波高を求めることができる。また海面SLの
高さの平均を演算することにより風浪やうねり等の短周
期の海面変化を除去することができ、こうして潮位を導
出することができる。そしてこのように導出された波
高、潮位は指示装置10に出力して表示したり、または
記録装置(図示省略)に記録することができる。
【0013】海面下に物体を放置した場合、この物体が
鋼管杭等のように面積の大きい平な部分を有する場合に
は、そこに紫貝や藻等の海生物が付着して繁殖し易いの
であるが、口径の細い管等の場合には、面積の大きい平
な部分がないため海生物が付着、繁殖し難い。この管等
の表面が滑らかな場合には、より付着、繁殖がし難くく
なる。特に、本発明における空気流出パイプ1では下端
の流出口2から空気が流出していて周囲が気泡でバブリ
ングされているので更に海生物の付着、繁殖がし難い。
【0014】また上述したように本発明では、水頭圧を
空気流出パイプ1内の空気の背圧として検出して海面SL
の高さを測定するものであるから、仮に海生物が一部に
付着したとしても、背圧、即ち水頭圧が伝播される限り
測定誤差を生じない。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のとおり水圧により潮位、
波高を測定するものにおいて、水圧を測定する圧力セン
サは海面下に設置せず、陸上に設置するので、以下に示
すような効果がある。 貝等の海生物の付着による測定障害や腐食による故障
の発生を防止することができ、この点での定期保全が不
要となる。従ってメンテナンス工数を削減することがで
きる。 海中に電線部分を有しないので配線処理が容易であ
る。 構造、取り扱いが容易で、設置コストも安価であると
共に、環境変化に強い。 1つのセンサで波高、潮位
の2つの量を計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成を概念的に表した説明図で
ある。
【図2】従来の水圧波浪計の構成を概念的に表した説明
図である。
【符号の説明】
1 空気流出パイプ 2 流出口 3 空気供給手段 4 測定用パイプ 5 背圧測定手段 6 圧力センサ 7 演算出力手段 8 圧力発信器 9 演算処理装置 10 指示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に流出口を設けた空気流出パイプを
    陸上から海面下まで設置すると共に、この空気流出パイ
    プの陸上側に、一定圧力、一定流量の空気を供給する空
    気供給手段と背圧測定手段を接続し、測定した背圧から
    潮位、波高を導出して出力する演算出力手段を設けたこ
    とを特徴とする潮位、波高測定装置
JP25135093A 1993-10-07 1993-10-07 潮位、波高測定装置 Pending JPH07103803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25135093A JPH07103803A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 潮位、波高測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25135093A JPH07103803A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 潮位、波高測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07103803A true JPH07103803A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17221525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25135093A Pending JPH07103803A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 潮位、波高測定装置

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JP (1) JPH07103803A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006170844A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Nohken:Kk 気圧式液面検出装置
JP5736494B1 (ja) * 2014-08-27 2015-06-17 英外 ▲濱▼田 自動式津波警報装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006170844A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Nohken:Kk 気圧式液面検出装置
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