JPH07103578A - 冷蔵庫のコンプレッサの保護装置 - Google Patents

冷蔵庫のコンプレッサの保護装置

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JPH07103578A
JPH07103578A JP24516393A JP24516393A JPH07103578A JP H07103578 A JPH07103578 A JP H07103578A JP 24516393 A JP24516393 A JP 24516393A JP 24516393 A JP24516393 A JP 24516393A JP H07103578 A JPH07103578 A JP H07103578A
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JP
Japan
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compressor
detected
expansion valve
temperature
refrigerator
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Application number
JP24516393A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujita
健司 藤田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 冷媒として代替フロンを用いる冷蔵庫のコン
プレッサの保護装置である。この装置は、コンプレッサ
ケース温度を常時検知する検知手段と、容量制御型膨張
弁と、検知手段より検知されるコンプレッサケース温度
により膨張弁の開度を制御する制御手段とからなる。 【効果】 コンプレッサの負荷を軽減し、しかも、冷蔵
庫としての冷却性能も損なわない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫のコンプレッ
サの保護装置に関し、特に、冷媒として代替フロンを用
いる冷蔵庫におけるコンプレッサの保護装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の冷媒としては、地球環境の保護
の必要性から従来のフロンガス(R12)から代替フロ
ン(R22)への切替が急務である。
【0003】しかし、代替フロンは、その特性からし
て、コンプレッサを同じ条件で運転しても、すなわち同
じ圧縮比で圧縮しても、コンプレッサからの吐出ガスの
温度が30〜40℃上昇し、コンプレッサの負荷が大き
くなって、(1)コンプレッサの効率低下、故障の原因
となり、また、(2)コンプレッサにおける潤滑油が劣
化して、粘度が低下し、摺動部において金属同士が接触
して、磨耗や焼付きが発生しやすい。
【0004】従来は、コンプレッサの温度上昇を防止
し、コンプレッサの保護をはかるため、コンプレッサの
頭部にオーバーロッドリレーを装着している。コンプレ
ッサの温度が一定以上になると、オーバーロッドリレー
が作動して、電源がOFFし、コンプレッサが停止す
る。コンプレッサの温度が一定以下になるとコンプレッ
サが再起動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オーバーロッ
ドリレーを用いることには、次の欠点がある。
【0006】1.コンプレッサに最大許容負荷がかか
る。
【0007】2.オーバーロードリレーは動作範囲が大
きく(例えば、120〜140℃) コンプレッ
サが停止する温度が一定せず、冷蔵庫の庫内温度にバラ
ツキ が生じる。
【0008】3.オーバーロードリレーによりON/O
FF制御が行われるので、コンプレッサがOFFしたあ
と、再起動までに時間を要し、冷蔵庫の庫内温度に時間
的に大きなムラが生じる。
【0009】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、コンプレッサに最大許容負荷がかかる前に、コ
ンプレッサの負荷の制御を行うことにより、コンプレッ
サの運転を継続しつつ(すなわち冷蔵庫の冷却性能を著
しく損なうことなく)、その負荷を軽減し、これによ
り、前記の問題点のない保護装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫のコン
プレッサの保護装置は、コンプレッサケース温度を常時
検知する検知手段と、容量制御型膨張弁と、前記検知手
段により検知されるコンプレッサケース温度により膨張
弁の開度を制御する制御手段とからなるものである。
【0011】請求項2の保護装置は、コンプレッサケー
ス温度を検知する常時検知する検知手段と、DCモータ
であるコンプレッサ冷却用ファンモータと、前記検知手
段により検知されるコンプレッサケース温度により前記
ファンモータの回転数を制御する制御手段とからなるも
のである。
【0012】請求項3の保護装置は、コンプレッサの電
源回路に設けた電流検知回路と、容量制御型膨張弁と、
前記電流検知回路により検知される電流値により前記膨
張弁の開度を制御する制御手段とからなるものである。
【0013】請求項4の保護装置は、コンプレッサの電
源回路に設けた電流検知回路と、DCモータであるコン
プレッサ冷却用ファンモータと、前記電流検知回路によ
り検知される電流値により前記ファンモータの回転数を
制御する制御手段とからなるものである。
【0014】請求項5の保護装置は、コンプレッサケー
ス温度を常に検知する検知手段と、前記検知手段により
検知される温度変化の傾向があらかじめ記憶された温度
変化パターンに合致したときに警報を発する手段とから
なるものである。
【0015】請求項6の保護装置は、コンプレッサの電
源回路に設けた電流検知回路と、前記電流検知回路によ
り検知される電流値変化の傾向があらかじめ記憶された
電流値変化パターンに合致したときに警報を発する手段
とからなるものである。
【0016】
【作 用】請求項1の保護装置においては、検知手段に
より常にコンプレッサのケース温度を検知して、これを
電流に変換して、信号をマイクロコンピュータなどの制
御手段へ送る。この制御手段はケース温度が一定以上に
なったことを検知すると、パルスモータ、ステップモー
タなどにより膨張弁の動きを制御し、膨張弁の開度を大
きくする。これにより、コンプレッサの圧縮比が小さく
なり、コンプレッサの負荷が軽減される。
【0017】これは、従来のオーバーロードリレーによ
るようなON/OFF制御ではないので、コンプレッサ
停止時における冷蔵庫の庫内温度のバラツキや、庫内温
度の時間的ムラがない。
【0018】従来は、前記のような膨張弁ではなく、キ
ャピラリチューブを用いているが、キャピラリチューブ
は絞りが一定であり、コンプレッサの負荷の軽減はでき
ない。すなわち、コンプレッサの温度が上昇するのは、
冷媒の圧縮比が大きいためである。絞りが小さいと、吸
入側と吐出側の圧力差が大きく、圧縮比が大きくなる。
本発明では、膨張弁を用いて圧縮比を下げることによ
り、温度上昇の要因をなくすことができる。
【0019】請求項2においては、DCモータをファン
モータとして用いている。DCモータは、従来用いられ
ていたACモータとは異なり、電圧変換などにより回転
数を制御することができる。そこで、コンプレッサケー
ス温度の変化を検知手段により常に検知して、ファンモ
ータの回転数を制御する。この場合は、請求項1の場合
とは異なり、コンプレッサの温度が上昇した場合、冷凍
サイクルの外部からファンモータにより温度を下げるも
のである。
【0020】また、コンプレッサの保護とは直接関係が
ないが、冷蔵庫が置かれた室内の温度が非常に低いとき
は、ファンモータの回転数を小さくしたり、その回転を
止めることにより、冷凍サイクルとして最良の状態で運
転することができる。
【0021】請求項3においては、請求項1の場合とは
異なり、コンプレッサのケース温度ではなく、コンプレ
ッサの電源回路の電流検知回路の電流値を検知する。コ
ンプレッサの温度すなわち負荷とこの電流値とは正比例
するので、負荷の検知手段として、この電流値を用いる
ことができる。そして、負荷の増大時における電流値を
検知して、膨張弁の開度を大きくすることにより負荷を
軽減する。
【0022】請求項4においては、請求項3におけるの
と同様にして電流値を検知し、この電流値が上昇すると
きは、請求項2におけるようにして、ファンモータの回
転数を上昇させてコンプレッサの温度を下げる。
【0023】請求項5においては、コンプレッサのケー
ス温度を検知手段により常に検知し、その温度変化の動
向を把握する。そして、検知された温度変化の傾向がマ
イクロコンピュータなどにあらかじめ記憶された温度変
化パターンに合致すると警報を発して、保守が必要であ
ることを知らせる。具体的には、許容範囲を超える高温
状態が一定期間継続する場合や、このような高温状態が
一定期間内に一定回数発生する場合などに、警報を発す
る。たとえば、一日の平均温度が90℃を超える日が1
ヶ月に10日を超えるときには警報を発する。そして、
保守としては、たとえば、冷蔵庫における通風路に詰っ
たごみなどを取除いて空気の流通をよくする。これによ
り、コンプレッサの負荷の軽減ができる。この場合の検
知手段としては、請求項1,2に記載のものと同じもの
が好ましい。
【0024】請求項6においては、請求項3、4におけ
るのと同様にして電流値を検知する。検知された電流値
の変化の具合がマイクロコンピュータなどに記憶された
電流値変化パターンに合致すると、警報を発して、保守
が必要であることを知らせる。すなわち、許容範囲を超
えるコンプレッサの高温状態が一定期間継続する場合
や、このような高温状態が一定期間内に一定回数発生す
る場合などに、電流値がそれに対応した値をとるので、
一定値を超える電流値が継続する場合や、そのような電
流値が一定期間内に一定回数発生する場合に、警報を発
して、保守が必要であることを知らせる。
【0025】
【実施例】図1においては、コンプレッサ1のケース温
度を常時検知できる検知手段5により検知し、その値を
不図示のマイクロコンピュータにて制御し、ケース温度
がある一定温度以上になると、容量制御型膨張弁3の開
度をコンプレッサ1の圧縮比を軽減するように広げる。
コンプレッサ1のケース温度が許容範囲内まで低減する
と、膨張弁3の開度が段階的に最適となるように制御す
る。検知手段5としては、コンプレッサの表面にサーミ
スタなどを取付け、これをカバーで覆ったいわゆるケー
スサーモが好ましい。しかし、これに限定されず、コン
プレッサのケース温度を常に検知できるものであれば、
どのようなものでもよい。2はコンデンサ、4はエバポ
レータである。
【0026】同じく、図1において、検知手段5にて検
知した温度が上昇するとき、膨張弁3を調整するのでは
なく、マイクロコンピュータによりDCモータであるフ
ァンモータ6の回転数を上げ、コンプレッサ1の冷却を
促進する。また、コンプレッサ温度が低下すると、ファ
ンモータ6の回転数を下げる。さらに、外気温によって
もコンプレッサ1の回転数を変化させ、コンプレッサ1
の温度が適正範囲にあるようにマイクロコンピュータに
より制御することができる。
【0027】また、図2に示すように、コンプレッサ1
の電源回路7にメインコイルすなわち電流検知回路8を
設け、電流値をマイクロコンピュータにて常に検知し、
電流値が増加するとき、容量制御型膨張弁3の開度を広
げ、コンプレッサ1の負荷を軽減する。コンプレッサ1
のケース温度が許容範囲内まで低減して、電流値が一定
の値以下になると、膨張弁3の開度が段階的に小さくな
るように制御する。
【0028】同じく図2において、電流検知回路8によ
り検知された電流値により、膨張弁3ではなく、ファン
モータ6を制御してその回転数を増減させてもよい。
【0029】また、図1において、検知手段5にてコン
プレッサ1のケース温度を常に検知し、マイクロコンピ
ュータで制御して、コンプレッサが高温となり、許容範
囲を越える状態が一定期間継続するか、あるいは、この
ような状態が事前に設定した回数発生した場合に、警報
装置9から警報を発しユーザーに保守の必要性を知らせ
る。
【0030】同じく、図2において、コンプレッサ1の
電源回路7の電流検知回路8により電流値を常に検知
し、コンプレッサが高温となり、電流値がある一定値以
上になる状態が一定期間継続するか、あるいは、このよ
うな状態が事前に設定した回数発生した場合、警報装置
9から警報を発しユーザーに保守の必要性を知らせるよ
うにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明の保護装置は、冷媒として代替
フロンを用いる冷蔵庫において、コンプレッサの負荷を
軽減し、しかも、冷蔵庫としての冷却性能も損なわな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のいくつかの実施例を含む冷凍サイク
ルの概略図。
【図2】この発明の他のいくつかの実施例を含む冷凍サ
イクルの概略図。
【符号の説明】
1……コンプレッサ 2……コンデンサ 3……容量制御型膨張弁 4……エバポレータ 5……検知手段 6……ファンモータ 7……電源回路 8……電流検知回路 9……警報発生装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサケース温度を常時検知する
    検知手段と、 容量制御型膨張弁と、 前記検知手段により検知されるコンプレッサケース温度
    により膨張弁の開度を制御する制御手段と、 からなることを特徴とする冷蔵庫のコンプレッサの保護
    装置。
  2. 【請求項2】 コンプレッサケース温度を常時検知する
    検知手段と、 DCモータであるコンプレッサ冷却用ファンモータと、 前記検知手段により検知されるコンプレッサケース温度
    により前記ファンモータの回転数を制御する制御手段
    と、 からなることを特徴とする冷蔵庫のコンプレッサの保護
    装置。
  3. 【請求項3】 コンプレッサの電源回路に設けた電流検
    知回路と、 容量制御型膨張弁と、 前記電流検知回路により検知される電流値により前記膨
    張弁の開度を制御する制御手段と、 からなることを特徴とする冷蔵庫のコンプレッサの保護
    装置。
  4. 【請求項4】 コンプレッサの電源回路に設けた電流検
    知回路と、 DCモータであるコンプレッサ冷却用ファンモータと、 前記電流検知回路により検知される電流値により前記フ
    ァンモータの回転数を制御する制御手段と、 からなることを特徴とする冷蔵庫のコンプレッサの保護
    装置。
  5. 【請求項5】 コンプレッサケース温度を常に検知する
    検知手段と、 前記検知手段により検知される温度変化の傾向があらか
    じめ記憶された温度変化パターンに合致したときに警報
    を発する手段と、 からなることを特徴とする冷蔵庫のコンプレッサの保護
    装置。
  6. 【請求項6】 コンプレッサの電源回路に設けた電流検
    知回路と、 前記電流検知回路により検知される電流値変化の傾向が
    あらかじめ記憶された電流値変化パターンに合致したと
    きに警報を発する手段と、 からなることを特徴とする冷蔵庫のコンプレッサの保護
    装置。
JP24516393A 1993-09-30 1993-09-30 冷蔵庫のコンプレッサの保護装置 Pending JPH07103578A (ja)

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JPH07103578A true JPH07103578A (ja) 1995-04-18

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JP (1) JPH07103578A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001304705A (ja) * 2000-04-17 2001-10-31 Daikin Ind Ltd 極低温冷却システム
JP2010266132A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インバータ冷却装置およびインバータ冷却方法ならびに冷凍機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001304705A (ja) * 2000-04-17 2001-10-31 Daikin Ind Ltd 極低温冷却システム
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