JPH07103531A - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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JPH07103531A
JPH07103531A JP5245561A JP24556193A JPH07103531A JP H07103531 A JPH07103531 A JP H07103531A JP 5245561 A JP5245561 A JP 5245561A JP 24556193 A JP24556193 A JP 24556193A JP H07103531 A JPH07103531 A JP H07103531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
thermo
workbench
clean bench
working space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5245561A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Busujima
弘樹 毒島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5245561A priority Critical patent/JPH07103531A/ja
Publication of JPH07103531A publication Critical patent/JPH07103531A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業空間を所要の温度とする。 【構成】 クリーンベンチは、本体1内に作業台7を配
置すると共に、この作業台上に作業空間4を形成してい
る。作業台7は、裏面に直流電流の極性に応じて発熱ま
たは吸熱するサーモモジュール10を適宜個数所定の間
隔で取付部材によって配設され、このサーモモジュール
10はリード線を介して極性の異なる直流電流を供給す
る電源回路に接続されている。制御パネル16は温度設
定に応じた温度とするように検出された温度に基づいて
サーモモジュール10へ通電する直流電流の極性と大き
さを制御して、作業台7の表面を冷却または加温して作
業空間4内の作業台7付近の温度を所要の温度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に形成した清浄な
作業空間で精密機器の組立や医薬品の製造を行うための
クリーンベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクリーンベンチは、実開
昭62ー93626号公報に示されているように、半導
体などの微細なものの製造や検査、精密機器の組立て、
バイオ技術の実験等に用いるために、作業空間に、高性
能(HEPA)フィルタにて塵埃等除去した清浄空気を
供給するものである。
【0003】そして、一般的な構造は、ケーシングの上
部にフィルタ、ファン、空気の吹出口となる吹出板を各
々取付けると共に、下部に作業台を取付け、この作業台
上の空間が作業空間となるように前記ケーシングの内面
を塗装して構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクリーンベンチは、作業空間へフィルタにて塵埃等
を除去した清浄空気が供給されるが、その温度は室温に
委ねられて変動し、温度感受性の高い生物等を取り扱う
には不適当であった。
【0005】すなわち、近年バイオテクノロジ技術の発
達によってクリーンベンチ内で温度感受性の高い細胞や
酵素類を取り扱ったり、クリーンベンチ内でバクテリヤ
や植物細胞の培養等を行う需要が多くなったが、従来の
クリーンベンチでは、室温付近の温度しか得られず、こ
れらの需要に答えることができなかった。
【0006】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めに成されたもので、作業空間の温度を使用する物に応
じた所要の温度に保つクリーンベンチを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体内に作業
台を配置すると共に、この作業台上に作業空間を形成す
るクリーンベンチにおいて、作業台を伝熱板を用いて構
成すると共に、直流電流の極性に応じて発熱または吸熱
を行うサーモモジュールを伝熱板の裏面に適宜配設し、
作業空間を所要の温度とするようにサーモモジュールに
供給する直流電流を制御するようにしたものである。
【0008】
【作用】上記構成により、作業台に適宜個数配置したサ
ーモモジュールへ作業空間を所要の温度とするように直
流電流が制御されて発熱または吸熱作用により作業空間
の温度を使用目的の温度とすることができる。従って、
作業空間内の作業台付近の温度が室温に関係なく、所要
の温度に保つことができるため、温度感受性の高い細胞
や酵素類の取扱やバクテリヤや植物細胞の培養をするこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】クリーンベンチ本体1は、前方に開口2を
有したケーシング3内部に作業空間4が構成されてお
り、この作業空間4を形成するためにケーシング3の内
側にはステンレス製の内装パネル5が所定の間隔を持っ
てケーシング3に取付けられ、ケーシング3の下面に取
付けられた底板6の内側には、作業台7がケーシング3
に取付けられて、天部にフィルタ8が取付けられ、ま
た、開口2には、上下移動開閉式のスライドガラス9が
取付けて構成されている。
【0011】作業台7は、耐腐食性に優れた熱伝導を考
慮してステンレスを用いて、図2に示すように、図示鎖
線枠に形成され、熱伝導板としてその裏面側に直流電流
の極性に応じて発熱または吸熱するペルチエ素子を用い
るサーモモジュール10が適宜個数所定の間隔で図示省
略する取付部材によって配設され、このサーモモジュー
ル10は図示省略リード線を介して直流電流を供給する
電源回路に接続されている。
【0012】また、作業空間4には、図3に示すように
温度検出器20が備えられ、リード線が後述する制御パ
ネル16へ接続されて、作業空間4の温度を検出してい
る。制御パネル16は、温度設定スイッチを設けて、温
度検出器20により検出された温度が温度設定スイッチ
によって設定された所要の温度となるように電源回路を
制御してサーモモジュール10へ通電する直流電流の極
性と大きさを変化させる。
【0013】すなわち、温度検出器20の検出温度が温
度設定スイッチの設定温度と比較され、両者の偏差量に
応じてオン、オフ信号またはパルス幅信号等の制御信号
が電源回路へ出力される。電源回路では、制御信号に応
じて直流電流の極性を切り替える。例えば、作業空間4
の検出温度が設定温度より高い場合、その量によってサ
ーモモジュール10へ吸熱する極性の直流電流が制御さ
れて供給される。また、逆に、例えば、作業空間4の検
出温度が設定温度より低い場合、その量によってサーモ
モジュール10へ発熱する極性の直流電流が制御されて
供給される。これによって、作業台7の表面を冷却また
は加温して作業空間4内の作業台7付近の温度を所定値
とする。
【0014】作業空間4の天部に取付けられた塵埃や細
菌等を吸着する高性能(HEPA)のフィルタ8の上方
には、シロッコファンとモータからなる送風装置11、
さらに、その上方に同様のプレフィルタ12を順次取付
けている。
【0015】クリーンベンチ本体1は適当な台上に設置
され、送風装置11が運転されると空気は、プレフィル
タ12、送風装置11およびフィルタ8を順次図示矢印
方向へ通過して清浄化された後に、作業空間4内に供給
され、開口2から流出することになる。
【0016】このとき、作業空間4内では、作業台7に
配置されたサーモモジュール10によって所要の温度に
保たれる。これによって、作業空間4内には清浄空間が
構成され、しかも、所要の温度となるためスライドガラ
ス9を上げて開いた状態でこの中に作業者は手を差し入
れてバクテリヤや植物細胞の培養実験が行えるようにな
っている。
【0017】内装パネル5は、作業空間4の側壁と平行
な側壁5Aとスライドガラス9の内側において斜め前方
に向いた前壁5Bとスライドガラス9と平行な後壁5C
とから成り、この側壁5Aの奥部にガスバーナを接続す
るガスバーナ主炎ターミナル13、口火用に用いるガス
バーナ小炎ターミナル14およびガス元栓15が上下並
んで作業空間4内に臨むように配置されている。
【0018】また、内装パネル5の前壁5Bには、電源
・照明・送風装置11等の各種スイッチが取付けられた
前述した制御パネル16や電源コンセント17が作業空
間4内に臨んで配置されている。
【0019】制御パネル16は、前述した温度設定スイ
ッチの他に各種スイッチの操作や、ガスバーナ主炎ター
ミナル13への接続、ガス元栓15の操作等は全て作業
者が作業空間4内に手を差し入れたままできるようにな
っている。
【0020】また、内装パネル5は、その後壁5Cにお
いてもケーシング3と所定の間隔を持って取付けられる
が、ケーシング3および内装パネル5の内側に作業空間
4を観察するための鏡18が設けられている。
【0021】このように構成されたクリーンベンチで
は、作業台7の裏面にサーモモジュール10を適宜個数
配置したためサーモモジュール10へ極性の異なる直流
電流を供給することによって、発熱または吸熱作用を行
って作業空間4内の作業台7付近の温度を使用目的の温
度とすることができる。このため、従来、作業空間4の
温度は、室温に依存せざるを得なかったが、サーモモジ
ュール10によって室温に関係なく所要の温度となるた
め、温度感受性の高い細胞や酵素類の取扱やバクテリヤ
や植物細胞の培養をすることができる。また、クリーン
ベンチは加熱、冷却された空気を送風機11で供給して
作業空間4内の温度を調整しないので、熱エネルギーの
ロスを少なくできるようにしている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作
業台に適宜個数配置したサーモモジュールへ作業空間を
所要の温度とするように直流電流が制御されて発熱また
は吸熱作用により作業空間の温度を室温に関係なく、所
要の温度に保つことができるため、温度感受性の高い細
胞や酵素類の取扱やバクテリヤや植物細胞の培養をする
ことができ、多目的にクリーンベンチを活用することが
できる。また、作業台の付近のみサーモモジュールによ
って加熱、冷却するために、熱エネルギーの損失を少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーンベンチの正面図。
【図2】図1に示すクリーンベンチの下面図。
【図3】図1に示すクリーンベンチの左側面図。
【符号の説明】
1 クリーンベンチ本体 2 開口 3 ケーシング 4 作業空間 5 内装パネル 6 底板 7 作業台 8 フィルタ 9 スライドガラス 10 サーモモジュール 11 送風装置 12 プレフィルタ 16 制御パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に作業台を配置すると共に、この
    作業台上に作業空間を形成するクリーンベンチにおい
    て、 前記作業台を伝熱板を用いて構成すると共に、直流電流
    の極性に応じて発熱または吸熱を行うサーモモジュール
    を前記伝熱板の裏面に適宜配設し、前記作業空間を所要
    の温度とするように前記サーモモジュールに供給する前
    記直流電流を制御することを特徴とするクリーンベン
    チ。
JP5245561A 1993-09-30 1993-09-30 クリーンベンチ Pending JPH07103531A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5245561A JPH07103531A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 クリーンベンチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5245561A JPH07103531A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 クリーンベンチ

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JPH07103531A true JPH07103531A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17135544

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JP5245561A Pending JPH07103531A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 クリーンベンチ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006200839A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Daikin Ind Ltd 処理装置
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